JP4362040B2 - 管継手の解体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、管継手の解体装置、特に、ロックリングの拡径と挿し口の引き抜き作業を簡素化することによって、管継手を容易に解体することができる、管継手の解体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
直管同士を接合する管継手の構造を、図面を参照しながら説明する。
【0003】
図14は、挿し口が受け口内に挿入された管継手を示す正面図である。
【0004】
図14において、1は、一方の管、2は、一方の管の挿し口であり、その先端には、突起2Aが形成されている。3は、一方の管1に接合される他方の管、4は、他方の管3の受け口、5は、挿し口2と受け口4との間に挿入されたゴム輪等からなるシール部材、6は、受け口4に形成されたロックリング用溝4A内に弾性部材7を介して嵌め込まれた拡縮径可能なロックリングである。
【0005】
上述した管継手においては、挿し口2を受け口4内に挿入後、地震等により管継手部に圧縮力が作用した場合には、挿し口2の先端が受け口4に当接するまで、管継手部の収縮が可能となり、一方、管継手部に引っ張り力が作用した場合には、挿し口2の突起2Aがロックリング6に当接するまで、管継手部の伸長が可能となって、耐震管としての機能を果たす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した管継手において、継手を解体するには、すなわち、受け口4内から挿し口2を抜き取るには、受け口4内に治具を挿入してロックリング6を拡径した状態に保持し、この状態で挿し口2を抜き取る必要があった。
【0007】
しかしながら、この作業は、複雑で時間と手間を要していた。
【0008】
従って、この発明の目的は、ロックリングの拡径と挿し口の引き抜きとを簡素化することによって、管継手の解体作業が容易に行える、管継手の解体装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、一方の管の挿し口と、前記挿し口が挿入される他方の管の受け口との間に、シール部材とロックリングとが設けられ、管継手に引き抜き力が作用した時に、前記挿し口の先端に形成された突起が前記ロックリングに係合する、プッシュオンタイプの管継手の解体装置において、前記一方の管に固定される反力支持手段と、前記反力支持手段に固定されるシリンダと、前記反力支持手段に形成された溝を通して前記受け口内に挿入される矢板と、前記矢板の後端に当接される、前記一方の管に沿って移動可能な押し輪とを備え、前記矢板を前記受け口内に挿入するときには、前記シリンダのロッドを前記押し輪に当接して、前記ロッドを伸ばし、一方、前記挿し口を前記受け口から引き抜くときには、前記シリンダのロッドを前記受け口に当接して、前記ロッドを伸ばすことに特徴を有するものである。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ロッドと受け口との間に介在させる推力伝達棒を有することに特徴を有することに特徴を有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の、管継手の解体装置を直管に適用した場合の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1は、この発明の解体装置により矢板が受け口内に挿入された管継手を示す斜視図、図2は、この発明の解体装置により矢板が受け口内に挿入された管継手を示す断面図、図3は、固定バンド内に矢板が挿入された管継手を示す斜視図、図4は、矢板挿入前の管継手を示す断面図、図5は、この発明の解体装置により挿し口を受け口から引き抜く際の管継手を示す斜視図、図6は、この発明の解体装置により挿し口を受け口から引き抜く際の管継手を示す断面図、図7は、挿し口引き抜き後の管継手を示す断面図、図8は、この発明の解体装置の固定バンドを示す斜視図、図9は、この発明の解体装置の押し輪を示す斜視図、図10は、この発明の解体装置の押し輪を示す部分斜視図、図11は、この発明の解体装置の矢板を示す斜視図、図12は、この発明の解体装置の推力伝達コマを示す斜視図、図13は、この発明の解体装置の推力伝達棒を示す斜視図である。
【0013】
図1から図13において、1は、一方の管、2は、一方の管の挿し口であり、その先端には、突起2Aが形成されている。3は、一方の管1に接合される他方の管、4は、他方の管3の受け口、5は、挿し口2と受け口4との間に挿入されたゴム輪等からなるシール部材、6は、受け口4に形成されたロックリング用溝4A内に弾性部材7を介して嵌め込まれた拡縮可能なロックリングである。
【0014】
8は、反力支持手段である。反力支持手段8は、図8に示すように、半割りに形成され、ボルト9によって一方の管1に固定される固定バンド10と、固定バンド10に一端が固定される固定ねじ軸11とからなっている。固定バンド10の内周面には、後述する矢板が挿通される溝10Aが周方向に間隔をあけて管軸と平行に形成されている。固定ねじ軸11の他端には、後述するシリンダ16が固定される固定板12が固定されている。この例では、直管同士を接合するので、固定板12は、リング状に形成され、一方の管1に着脱可能に取り付けられる。
【0015】
13は、一方の管1に固定された固定バンド10の溝10A内に押入される矢板である。図2に示すように、矢板13の板厚(T1)は、ロックリング6をこれが挿し口2の突起2Aに係合しないように拡径させるために、突起2Aの高さ寸法(T2)と同等またはそれ以上になっている。図11に示すように、矢板13の先端13Aは、受け口4内に挿入されやすくするために鋭角に形成され、後端13Bは、後述する押し輪14の溝14Aに挿入しやすくするために傾斜している。
【0016】
14は、押し輪である。押し輪14は、図9に示すように、半割りに形成され、ボルト15によって、一方の管1にその管軸方向に移動可能に取り付けられている。図10に示すように、押し輪14の挿し口2の先端側の端面には、矢板13の後端13Bが収容される溝14Aが形成されている。押し輪14の外周面には、後述する推力伝達コマ17が挿入され、また、後述する推力伝達棒18が移動可能に嵌め込まれる凹部14Bが形成されている。
【0017】
16は、油圧式等のシリンダであり、2本平行に設けられている。シリンダ16は、反力支持手段8の固定板12に水平に固定されている。矢板13の挿入時には、図2に示すように、シリンダ16のロッド16Aの先端は、押し輪14の凹部14Bに挿入される推力伝達コマ17(図12参照)を介して押し輪14に当接される。一方、挿し口2の引き抜き時には、図6、図7に示すように、シリンダ16のロッド16Aの先端は、推力伝達棒18(図13参照)を介して受け口4の端面に当接される。
【0018】
以上のように構成されている、この発明の、管継手の解体装置によれば、以下のようにして、挿し口2が受け口4内から引き抜かれて管継手が解体される。
【0019】
先ず、図3に示すように、反力支持手段8の固定バンド10を一方の管1に固定する。次に、同図に示すように、矢板13を固定バンド10の溝10A内に挿通する。次に、図4に示すように、押し輪14を一方の管1に装着する。このとき、矢板13の後端13Bを押し輪14の溝14A内に挿入する。矢板13は、大きな遊び無く固定バンド10内に挿通され、その後端13Bは、押し輪14の溝14A内に挿入されるので、反力支持手段8の固定ねじ軸11およびシリンダ17等がこれらの自重により多少傾斜しても、支障なく、挿入できる。次に、反力支持手段8の固定ねじ軸11を固定バンド10に固定する。次に、シリンダ16を反力支持手段8の固定板12に固定し、シリンダ16のロッド16Aの先端に推力伝達コマ17を嵌め込み、推力伝達コマ17を押し輪14の凹部14Bに挿し込む。
【0020】
このようにして、矢板13の挿入準備が完了したら、シリンダ16のロッド16Aを伸ばす。この結果、その反力によって、押し輪14を介して全ての矢板13が同時に受け口4内に挿入される。すなわち、図2に示すように、矢板13の先端13Aは、挿し口2の外周面上に沿ってシール部材5と挿し口2との間を、シール部材5を押しのけながら通過し、さらに、ロックリング6と挿し口2との間に入り込む。矢板13は、その先端13Aが鋭角に形成されているので、容易に挿入可能である。これによって、ロックリング6は、弾性部材7の弾性力に抗して押し広げられる。このようにして、ロックリング6は拡径するが、矢板13の板厚(T1)は、挿し口2の突起2Aの高さ寸法(T2)と同等かそれ以上になっているので、挿し口2を受け口4から引き抜いた時に、突起2Aがロックリング6に係合しない。
【0021】
このようにして、矢板13の挿入が完了したら、シリンダ16のロッド16Aを、一旦、縮めた後、図5、図6に示すように、ロッド16Aの先端に推力伝達棒18を嵌め込み、押し輪13の凹部13Bを通して推力伝達棒18の先端を受け口6の端面に当接させる。
【0022】
このようにして、挿し口2の抜き出し準備が完了したら、図7に示すように、シリンダ16のロッド16Aを伸ばす。この結果、その反力によって、挿し口2が受け口4内から引き抜かれる。この際、矢板13は、挿し口2の突起2Aに係合することによって挿し口2と共に、受け口4内から引き抜かれる。なお、突起2Aは、ロックリング6が拡径されているので、ロックリング6と係合することはない。
【0023】
このようにして、挿し口2が受け口4内から引き抜かれて、管継手が容易且つ確実に解体される。
【0024】
挿し口2の引き抜きの際、固定ねじ軸11のナット19を緩めて、シリンダ16の位置を受け口4側に移動させれば、推力伝達棒18を使用する必要はない。
【0025】
この発明は、上述した直管以外にも曲がり管にも適用可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、矢板をセットし、シリンダロッドを伸ばして矢板を抜き取った後、シリンダロッドの当接位置を変え、再度、シリンダロッドを伸ばすことによって、挿し口の引き抜きが行えるので、管継手を容易に解体することができるといった有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の解体装置により矢板が受け口内に挿入された管継手を示す斜視図である。
【図2】この発明の解体装置により矢板が受け口内に挿入された管継手を示す断面図である。
【図3】固定バンド内に矢板が挿入された管継手を示す斜視図である。
【図4】矢板挿入前の管継手を示す断面図である。
【図5】この発明の解体装置により挿し口を受け口から引き抜く際の管継手を示す斜視図である。
【図6】この発明の解体装置により挿し口を受け口から引き抜く際の管継手を示す断面図である。
【図7】挿し口引き抜き後の管継手を示す断面図である。
【図8】この発明の解体装置の固定バンドを示す斜視図である。
【図9】この発明の解体装置の押し輪を示す斜視図である。
【図10】この発明の解体装置の押し輪を示す部分斜視図である。
【図11】この発明の解体装置の矢板を示す斜視図である。
【図12】この発明の解体装置の推力伝達コマを示す斜視図である。
【図13】この発明の解体装置の推力伝達棒を示す斜視図である。
【図14】管継手を示す断面図である。
【符号の説明】
1:一方の管
2:挿し口
2A:突起
3:他方の管
4:受け口
5:シール部材
6:ロックリング
7:弾性部材
8:反力支持手段
9:ボルト
10:固定バンド
10A:矢板挿通用溝
11:固定ねじ軸
12:固定板
13:矢板
13A:矢板の先端
13B:矢板の後端
14:押し輪
14A:溝
14B:凹部
15:ボルト
16:シリンダ
16A:ロッド
17:推力伝達コマ
18:推力伝達棒
19:ナット

Claims (2)

  1. 一方の管の挿し口と、前記挿し口が挿入される他方の管の受け口との間に、シール部材とロックリングとが設けられ、管継手に引き抜き力が作用した時に、前記挿し口の先端に形成された突起が前記ロックリングに係合する、プッシュオンタイプの管継手の解体装置において、
    前記一方の管に固定される反力支持手段と、前記反力支持手段に固定されるシリンダと、前記反力支持手段に形成された溝を通して前記受け口内に挿入される矢板と、前記矢板の後端に当接される、前記一方の管に沿って移動可能な押し輪とを備え、前記矢板を前記受け口内に挿入するときには、前記シリンダのロッドを前記押し輪に当接して、前記ロッドを伸ばし、一方、前記挿し口を前記受け口から引き抜くときには、前記シリンダのロッドを前記受け口に当接して、前記ロッドを伸ばすことを特徴とする、管継手の解体装置。
  2. 前記ロッドと前記受け口との間に介在させる推力伝達棒を有することを特徴とする、請求項1記載の、管継手の解体装置。
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