JP4360746B2 - 冊子作製システムおよびこれにより作製される冊子 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客毎の各枚葉帳票の印刷処理を行って各顧客毎に対応した目的別毎の所定数の帳票群の冊子を作製する冊子作製システム及びこれにより作製される冊子に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、印刷システムの性能向上に伴い、いわゆるオンデマンド印刷と称される処理が可能となって、複数の顧客に対してそれぞれ同一のまたは異なる内容の冊子を作製して配布することが行われるようになってきている。例えば、電話回線使用等において種々あるサービスに対する申し込みで異なるサービスの申込書(複数の複写紙で構成された申込書)を同一の顧客に送付する場合、当該顧客対応のそれぞれの申込書を印刷し、冊子として作製した方が効率的である。そのためには、各顧客単位で異なる申込書を対応の顧客に対して間違いなく印刷し、丁合し、製本する必要がある。
【0003】
従来、例えば上記のような電話回線使用の種々あるサービスのうち、ある顧客に対してはAサービスの申込書とBサービスの申込書を作製し、別の顧客に対してはCサービスの申込書とDサービスの申込書を作製する場合、上記ある顧客用にAサービス用のA申込書を印刷、丁合、製本し、続いてBサービス用のB申込書を印刷、丁合、製本する。さらに続いて別の顧客用にCサービス用のC申込書を印刷、丁合、製本し、続いてDサービス用のD申込書を印刷、丁合、製本する。このようにして、複数の顧客に対して対応の複数の異なる申込書をそれぞれ冊子状に作製して顧客毎のそれぞれの申込書をまとめて各顧客にそれぞれ送付する。
【0004】
上記のような異なる申込書を一連に作製する場合、例えば糊綴じで冊子状とする際に冊子を構成する各枚葉帳票に糊塗布のための識別マークを適宜付し、この識別マークにしたがって各枚葉帳票に糊塗布を行うか、または糊塗布を行わないようにするもので、例えば各冊子の表紙となる枚葉帳票には糊塗布を行わないことで各冊子毎に分離している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一の顧客に対して複数の冊子状の帳票群が作製され、別の顧客に対しても複数の冊子状の帳票群が作製された場合、特に多数の顧客に対してそれぞれ複数の冊子状帳票を作製した場合に他の顧客の冊子状帳票が紛れ込みやすく、製本工程から発送工程における分別等の作業が煩雑となり、また自動分別する場合には別途分別装置が必要となってコスト高を招くという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、顧客単位で目的別帳票群を束ねた冊子として冊子作製の効率化を図り、費用削減を図る冊子作製システム及びこれにより作製される冊子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、対象顧客毎の印刷情報に基づいて所定数の枚葉帳票に印刷処理を行い、接着剤により目的別毎の所定数の帳票群を束ねた冊子状として顧客毎の所定数の冊子を作製する冊子作製システムであって、前記目的別毎の帳票群をそれぞれ構成する各枚葉帳票のそれぞれに第1〜第3の情報が少なくとも表示され、上記第1〜第3の情報の何れかを検出して認識する情報検出処理手段と、前記情報検出処理手段が、前記該当枚葉帳票の前記第1の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に前記接着剤を塗布せず、前記第2の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に前記接着剤を点状に塗布し、前記第3の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に前記接着剤を線状に塗布する接着剤塗布処理手段と、を有する構成とする。
【0008】
請求項2および3の発明では、「前記枚葉帳票に前記接着剤を塗布しない第1の情報を、何も表示させないことで一の情報とする」構成であり、
「前記各枚葉帳票には前記顧客に関する情報の識別符号が表示され、当該識別符号に前記第1〜第3の情報の何れかを含ませる」構成である。
【0009】
請求項4の発明では、請求項1〜3の少なくとも何れかに記載の冊子作製システムで作製される冊子であって、前記一の顧客に対応した目的別毎の所定数の帳票群間が前記接着剤を点状に塗布させることで分離自在に形成される構成とする。
【0010】
このように、目的毎の帳票群を冊子毎に構成する各枚葉帳票に第1〜第3の情報が表示され、第1の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に接着剤を塗布せず、第2の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に接着剤を点状に塗布し、第3の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に接着剤を線状に塗布する。すなわち、接着剤を線状に塗布することで接着を強くした一の帳票群を形成させることが可能となり、接着剤を点状に塗布することで目的別の帳票群間が分離自在に仮綴じされた冊子を形成させることが可能となり、接着剤を塗布させないことで各顧客間の冊子を分離して形成させることが可能となることから、顧客単位で目的別帳票群を束ねた冊子として冊子作製の効率化を図り、費用削減を図ることが可能となるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係る冊子作製システムのブロック構成図を示す。図1において、冊子作製システム11は、対象顧客毎の印刷情報に基づいて所定数の枚葉帳票に印刷処理を行い、接着剤により目的別毎の所定数の帳票群を束ねた冊子状として顧客毎の所定数の冊子を作製するものであり、コントローラ12を備える。
【0012】
当該コントローラ12は、ライン制御手段13、入出力(I/O)インタフェース14、印刷処理手段15、枚葉断裁制御手段16、検出認識手段17、接着剤塗布制御手段18、搬送制御手段19、スタッカ制御手段20及び適宜顧客データベース(DB)21を備える。上記ライン制御手段13は、後述の冊子作製装置の総ての制御を統括する。
【0013】
上記入出力(I/O)インタフェース14は、少なくとも各顧客毎に印刷するデータを有する印刷ファイル22を入力して取得すると共に、後述の冊子作製装置に配置された検出手段からの検出信号を入力して取得する。上記印刷処理手段15は、後述の冊子作製装置の連続用紙に対して取得した上記印刷ファイル22で特定された顧客コード等に基づいて顧客DB21より対応する印刷データを読み込んで各顧客毎の印刷処理ファイルを作成し、後述の印刷手段を制御して印刷を行わせる。
【0014】
この場合、印刷処理ファイルには、目的別毎の帳票群をそれぞれ構成する各枚葉帳票のそれぞれに後述の第1〜第3の情報を少なくとも印刷して表示させるデータを含ませる。また、顧客DB21は、予め顧客に関する情報が格納されているもので、当該印刷ファイル22の顧客コード等で特定される。
【0015】
上記枚葉断裁制御手段16は、印刷後に連続用紙に印刷された枚葉帳票部分を後述の断裁手段で断裁させる制御を行う。上記検出認識手段17は、検出手段23で読み取った各枚葉帳票に表示された上記第1〜第3の情報の何れかを検出手段23で読み取った検出信号に応じて当該第1〜第3の情報の何れかを認識する。上記接着剤塗布制御手段18は、検出認識手段17で認識した第1〜第3の情報の何れかに応じて後述の接着剤塗布手段に対し、第1の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に接着剤を塗布させず、第2の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に前記接着剤を点状に塗布させ、第3の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に前記接着剤を線状に塗布させるように制御する。
【0016】
上記搬送制御手段19は、上記連続用紙、断裁された枚葉帳票を適宜搬送する場合の制御を統括する。そして、スタッカ制御手段20は、後述のスタッカを制御するもので、適宜接着剤が塗布された各枚葉帳票を順次重ねて押圧することで当該接着剤が塗布された枚葉帳票と対応する枚葉帳票とを接着させることで、各枚葉帳票の帳票群が所定数束ねられた冊子状態として冊子を製作させるものである。
【0017】
そこで、図2に、本発明に係る冊子作製システムを構成する冊子作製装置の概念説明図を示す。図2において、冊子作製装置31は、上記コントローラ12で駆動制御されるもので、印刷を行う枚葉帳票が連続した連続用紙32が順次供給される方向に、印刷手段(プリンタ)33、枚葉断裁手段(断裁のタイミングをとるための例えば先端検出手段は省略する)34が順次配置され、枚葉搬送方向に枚葉断裁位置より下方に搬送手段35が配置される。
【0018】
そして、当該搬送手段35の上方に検出手段23(ここでは単一のセンサとし、検出タイミングをとるための例えば先端検出手段は省略する)、および接着剤塗布手段(例えば湿タイプ糊を射出する糊ノズル)36が配置され、その排出位置にスタッカ37が配置される。このスタッカ37は、載置ベルト37A上に受け台37Bが可動自在に配置されるもので、当該受け台37Bで重ねられた各枚葉帳票を押圧して当該接着剤が塗布された枚葉帳票と対応する枚葉帳票とを接着することで、各枚葉帳票の帳票群が所定数束ねられた冊子状態として冊子を製作する。なお、上記検出認識手段17および上記検出手段23で情報検出処理手段が構成され、上記接着剤塗布制御手段18および上記接着剤塗布手段36により接着塗布処理手段が構成される。
【0019】
ここで、図3に本システムで作製される冊子を構成する各枚葉帳票の接着剤塗布の説明図を示すと共に、図4に本システムで作製される冊子を構成する各枚葉帳票の説明図を示す。図3に示す各枚葉帳票は、上記冊子作製装置31におけるスタッカ37に排出される直前の状態を示したもので、ここでは一例として顧客Aに対して申込書(A−1)と申込書(A−2)を束ねる冊子とし、顧客Bに対して申込書(B−1)と申込書(B−2)を束ねる冊子とする場合を示している。
【0020】
この場合、各枚葉帳票41は、例えば印刷の関係上カーボン中紙(紙の両面に複写用インクが塗布されたもの)が用いられるもので、主要印刷内容は省略してある。すなわち、顧客Aに対する表紙41A、3枚の帳票群(41A1−1〜41A1−3,41A2−1〜41A2−3)で構成される2組の申込書が、当該顧客Aに対応する印刷処理ファイルに基づいて印刷される。
【0021】
このとき、各枚葉帳票の例えば左肩部分に第1〜第3の情報が印刷表示されるもので、表紙41Aには第1の情報符号として何も印刷表示しない状態で印刷され、各申込書の第1頁目の左肩部分に第2の情報符号として1本のマーク42が印刷表示され、さらに各申込書の第2および第3頁目の左肩部分にそれぞれ第3の情報符号として2本のマーク43が印刷表示される。
【0022】
そして、上記検出手段23により、表紙41Aの何も表示されていない第1の情報符号を検出し、これを検出認識手段17が認識したときには上記接着剤塗布制御手段18が何も表示されていない第1の情報として上記接着剤塗布手段36に対して接着剤を塗布しないように制御する。ここで、検出手段23は、例えば搬送されてくる枚葉帳票に対して先端を検出した後に所定時間(搬送速度に依存)のサンプリングでマークが存在するか否か、また存在するときにマークが1本か2本かを検出する。
【0023】
なお、検出手段23として2つのセンサ(X,Y)を上記2本のマークのピッチで配置し、先端検出の後に、排出側のセンサXの検出をサンプリング基準として当該2つのセンサ(X,Y)の検出状態で検出認識手段17において第1〜第3の情報を認識することもできる。例えばセンサXとセンサYの検出信号をOR回路で第1および第2の情報を認識することができ、並行してセンサXとセンサYの検出信号をAND回路で第3の情報を認識することができる。
【0024】
続いて、各申込書41Aの第1頁目41A1−1,41A2−1の左肩部分に表示された1本のマーク42として第2の情報符号を検出し、これを検出認識手段17が認識したときには上記接着剤塗布制御手段18が第2の情報として上記接着剤塗布手段36に対して点状に接着剤を塗布するように制御して点状塗布接着剤44を形成させる。
【0025】
また、各申込書41Aの第2および第3頁目41A1−2,41A1−3,41A2−2,41A2−3の左肩部分に表示された2本のマーク42として第3の情報符号を検出し、これを検出認識手段17が認識したときには上記接着剤塗布制御手段18が第3の情報として上記接着剤塗布手段36に対して線状に接着剤を塗布するように制御して線状塗布接着剤44をそれぞれ形成させるものである。なお、顧客Bに対する表紙41B、3枚の帳票群(41B1−1〜41B1−3,41B2−1〜41B2−3)で構成される2組の申込書における接着剤塗布も上記と同様である。
【0026】
上記のように各枚葉帳票に適宜接着剤が塗布されて重ねられる状態が図4に示される。すなわち、顧客Aに対応する上記申込書41A1における3枚の各枚葉帳票の帳票群52A1が線状塗布接着剤45で接着されると共に、申込書41A2における3枚の各枚葉帳票の帳票群52A1が線状塗布接着剤45で接着される。そして、表紙41Aと、帳票群52A1と、帳票群52A2とが点状塗布接着剤44で分離しやすい状態(仮綴じ状態)で接着されることによって、顧客A対応の冊子51Aとなる。したがって、2つの申込書41A1,41A2をそれぞれ分離して記入を行うことができるものである。
【0027】
また、顧客Bに対応する冊子51Bも上記同様にして作製される。このとき、顧客Aの表紙41Aと、顧客Bの表紙41Bとには接着剤が塗布されないことから、互いの冊子51A,51Bが分離された状態でそれぞれ作製されるものである。
【0028】
次に、図5に、本システムによる冊子作製のフローチャートを示す。図5(A)は印刷処理手段で各枚葉帳票に印刷する内容のファイルを作成するフローチャートであり、図5(B)は印刷から冊子作製のフローチャートである。図5(A)において、まず、上記コントローラ12の印刷制御手段15が各対象顧客毎の印刷ファイル22を取得し(ステップ(S)1)、当該各印刷ファイル22に基づき、顧客DB21よりそれぞれの顧客情報を取得する(S2)。
【0029】
続いて、各対象顧客毎の各枚葉印刷データを特定し(S3)、各対象毎の枚葉帳票に対応の識別符号のデータ(図3に示すような無表記、1本のマーク42、2本のマーク43)を付与する(S4)。そして、各対象顧客毎の印刷処理ファイルを作成する(S5)。この印刷処理ファイルは、例えば図3の順番に示すように、各対象顧客毎に対応の表紙41、所定数の申込書における各枚葉帳票の印刷内容順(オンデマンド方式)で作成される。
【0030】
そこで、図5(B)において、まず、用紙供給部より各枚葉帳票が連続された連続用紙32が印刷手段33に搬送される。印刷手段33は上記コントローラ12の印刷処理手段15で制御されるもので、上記作成された各対象顧客毎の印刷処理ファイルを取得し(S11)、各枚葉帳票に対応する部分に印刷処理ファイルに基づく印刷処理を行う(S12)。
【0031】
印刷処理が施された部分の連続用紙32は、枚葉断裁手段34に搬送され、ここで上記枚葉断裁処理手段16の制御により各枚葉帳票毎に断裁される(S13)。断裁された各枚葉帳票は搬送手段35で搬送されて検出手段23においてマーク検出(先端検出してから所定タイミングによる検出)が行われ、検出信号(無表記(第1の情報)の検出状態の信号を含む)を上記検出認識手段17が取得して認識する(S14)。
【0032】
当該検出認識手段17における認識の結果(S15)、上記符号が存在しない無表記の第1の情報と認識した場合には、接着剤塗布制御手段18が接着剤塗布手段36の糊ノズルを動作させないOFF制御を行い、該当の枚葉帳票に接着剤を塗布させない(S16)。すなわち、図3の例において当該枚葉帳票が表紙41A,41Bであり、接着剤が塗布されないものである。
【0033】
また、認識の結果としてマークが検出され、当該マークが1本か、2本かが判断される(S17)。判断の結果(S17)、1本のマークが検出されて第2の情報であると認識した場合には、接着剤塗布制御手段18が接着剤塗布手段36の糊ノズルを制御して点状に接着剤を塗布するように制御する(S18)。すなわち、当該枚葉帳票は図3における申込書第1頁目の枚葉帳票41A1−1,41A2−1,41B1−1,41B2−1であり、点状塗布接着剤44が塗布される。
【0034】
さらに、判断の結果として2本のマークが検出されて第3の情報であると認識した場合には、接着剤塗布制御手段18が接着剤塗布手段36の糊ノズルを制御して線状に接着剤を塗布するように制御する(S19)。すなわち、当該枚葉帳票は図3における各申込書第2〜3頁目の枚葉帳票41A1−2,41A1−3,41A2−2,41A2−3,41B1−2,41B1−3,41B2−2,41B2−3であり、線状塗布接着剤45が塗布される。
【0035】
そして、上記適宜接着剤が塗布された各枚葉帳票は、上記スタッカ制御手段20の制御により、スタッカ37の載置ベルト37A上に順番通りに載置され、受け台37Bで押圧されることで接着が行われ、各対象顧客毎に分離された冊子51A,51Bが形成されるものである(S20)。すなわち、上記のように作成された冊子51A,51Bは互いに接着されていないことからそのまま発送され、対応の顧客が受け取って申込書に記入を行うときには各申込書(帳票群)は点状塗布接着剤44の仮綴じ状態で容易に分離することができるものである。
【0036】
このように、接着剤を線状に塗布することで接着を強くした一の帳票群を形成させることが可能となり、また接着剤を点状に塗布することで目的別の帳票群間が分離自在に仮綴じされた冊子を形成させることが可能となり、接着剤を塗布させないことで各顧客間の各冊子を形成させることが可能となることから、顧客単位で目的別帳票群を束ねた冊子として冊子作製の効率化を図り、費用削減を図ることができるものである。
【0037】
次に、本システムで作製される冊子の各枚葉帳票における他の実施形態の説明図を示す。図6(A)は、各枚葉帳票に識別符号として、例えばバーコード61が印刷されたもので、このバーコード61には当該顧客に関するデータの他に上記第1〜第3の情報を含ませたものである。この場合、印刷処理ファイルを作成するにあたり、当該バーコード61を印刷するデータが含まれ、上記冊子作製装置31の検出手段23にはバーコードリーダが備えられる。
【0038】
すなわち、上記バーコード61を検出、認識することにより、接着剤塗布手段36による接着剤塗布を制御させ、冊子作製後に対応の顧客であることの確認を行わせる識別符号としての役割をなすものである。
【0039】
また、図6(B)、(C)は、それぞれ各枚葉帳票となる領域の周囲に余白部62が設けられた用紙を使用する場合を示したもので、この余白部62に上記マーク(42,43)またはバーコード61を表示させる場合を示している。すなわち、上記マーク、バーコードを認識して接着剤44,45を塗布したのちに余白部62を断裁することで最終の各枚葉帳票としたときに当該マーク、バーコードが残らないようにすることができるものである。なお、図6(C)における余白部62の断裁を、冊子状として対応の顧客をバーコードで確認した後に行うこととしてもよい。
【0040】
このように、バーコード62を接着剤塗布制御の識別符号としても、上記同様に、各枚葉帳票に対して接着剤の無塗布、点状塗布および線状塗布を行うことができ、顧客単位で目的別帳票群を束ねた冊子として冊子作製の効率化を図り、費用削減を図ることができるものである。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、目的毎の帳票群を冊子毎に構成する各枚葉帳票に第1〜第3の情報が表示され、または第1〜第3の情報が含まれる識別符号が表示され、第1の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に接着剤を塗布せず、第2の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に接着剤を点状に塗布し、第3の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に接着剤を線状に塗布するもので、接着剤を塗布させないことで各顧客間の冊子を分離して形成させることにより、顧客単位で目的別帳票群を束ねた冊子とすることで冊子作製の効率化を図り、費用削減を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冊子作製システムのブロック構成図である。
【図2】本発明に係る冊子作製システムを構成する冊子作製装置の概念説明図である。
【図3】本システムで作製される冊子を構成する各枚葉帳票の接着剤塗布の説明図である。
【図4】本システムで作製される冊子を構成する各枚葉帳票の説明図である。
【図5】本システムによる冊子作製のフローチャートである。
【図6】本システムで作製される冊子の各枚葉帳票における他の実施形態の説明図である。
【符号の説明】
11 冊子作製システム
12 コントローラ
15 印刷処理手段
16 枚葉断裁制御手段
17 検出認識手段
18 接着剤塗布制御手段
22 印刷ファイル
23 検出手段
31 冊子作製装置
33 印刷手段
34 枚葉断裁手段
35 搬送手段
36 接着剤塗布手段
37 スタッカ
41 枚葉帳票
42 第2の情報符号
43 第3の情報符号
44 点状塗布接着剤
45 線状塗布接着剤
51 冊子
52 帳票群
61 バーコード

Claims (4)

  1. 対象顧客毎の印刷情報に基づいて所定数の枚葉帳票に印刷処理を行い、接着剤により目的別毎の所定数の帳票群を束ねた冊子状として顧客毎の所定数の冊子を作製する冊子作製システムであって、
    前記目的別毎の帳票群をそれぞれ構成する各枚葉帳票のそれぞれに第1〜第3の情報が少なくとも表示され、上記第1〜第3の情報の何れかを検出して認識する情報検出処理手段と、
    前記情報検出処理手段が、前記該当枚葉帳票の前記第1の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に前記接着剤を塗布せず、前記第2の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に前記接着剤を点状に塗布し、前記第3の情報を検出、認識したときには当該枚葉帳票に前記接着剤を線状に塗布する接着剤塗布処理手段と、
    を有することを特徴とする冊子作製システム。
  2. 請求項1記載の冊子作製システムであって、前記枚葉帳票に前記接着剤を塗布しない第1の情報を、何も表示させないことで一の情報とすることを特徴とする冊子作製システム。
  3. 請求項1記載の冊子作製システムであって、前記各枚葉帳票には前記顧客に関する情報の識別符号が表示され、当該識別符号に前記第1〜第3の情報の何れかを含ませることを特徴とする冊子作製システム。
  4. 請求項1〜3の少なくとも何れかに記載の冊子作製システムで作製される冊子であって、前記一の顧客に対応した目的別毎の所定数の帳票群間が前記接着剤を点状に塗布させることで分離自在に形成されることを特徴とする冊子。
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