JP4360508B2 - ポリゴンスキャナ用回転体及びその製造方法、ポリゴンスキャナ、光走査装置、並びに画像形成装置 - Google Patents

ポリゴンスキャナ用回転体及びその製造方法、ポリゴンスキャナ、光走査装置、並びに画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリゴンスキャナ用回転体およびその製造方法、ポリゴンスキャナ、並びに該ポリゴンスキャナを用いた光走査装置、更に該光走査装置を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機やレーザープリンタなどで使用され、モータハウジングと、モータハウジングに固定された固定軸と、固定軸に回転自在に嵌合される回転体と、回転体に固定された前記ロータ磁石に対して径方向に所定の磁気ギャップを有して配置されたステータと、を備えるポリゴンスキャナがある。
【0003】
ポリゴンスキャナに使用される回転体は、固定軸の外周部に回転自在に嵌合される回転スリーブ、ポリゴンミラーを一体的に有して回転スリーブに固定されたフランジ、フランジに固定されたリング状のロータ磁石等により形成されている。
【0004】
特開平7−294838号公報には、ジター(jitter)特性を良好に維持するために、回転スリーブ(セラミックスリング)とポリゴンミラーとの摺動面に固着させたプラスチック製のリングと、ポリゴンミラーとを焼きばめ固着させるとともに、リングの熱膨張係数が回転スリーブ、ポリゴンミラーの熱膨張係数よりも大きく設定されたポリゴンスキャナが開示されている。同公報に開示された技術によれば、リングの熱膨張係数を回転スリーブ、ポリゴンミラーの熱膨張係数よりも大きく設定して、高速回転時の温度上昇によるリングの広がり量をポリゴンミラーの締りばめされている面の広がり量以上とすることで、締りばめの接合強度の変化を少なくして反斜面毎の変形を均一にすることが可能になる。これによって、ジター特性が良好に維持される。
【0005】
また、特開平9−21974号公報には、振動特性を向上させるために、ポリゴンミラーを回転スリーブ(ロータ支持体)にかしめ結合により結合させるようにしたポリゴンスキャナが開示されている。同公報に開示された技術によれば、回転スリーブとポリゴンミラーとを容易に結合することが可能になるとともに、結合されたポリゴンミラーの回転中心に対する重さのばらつきや偏心を少なくすることが可能になる。これによって、振動特性の向上が図られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、デジタル複写機やレーザープリンタ等における高速プリント化や高画質化に伴い、ポリゴンスキャナに対して30000rpmを超える高速回転が要求されている。この高速回転の実現に際しては、ジター特性、振動特性等の品質の安定を達成させることが課題となっている。
【0007】
ところが、特開平7−294838号公報に開示された技術では、ジター特性が良好に維持されるが、回転スリーブ(セラミックスリング)のポリゴンミラーとの摺動面にプラスチック製のリングが固着されているため、回転スリーブ、リング、ポリゴンミラー間の熱膨張係数の違いによっては、高速回転時の温度上昇による回転体のバランスの変化に起因する振動が発生してしまう。
【0008】
また、特開平9−21974号公報に開示された技術では、振動特性を良好に維持することができるが、ポリゴンミラーを回転スリーブ(ロータ支持体)にかしめ結合により結合させる際にポリゴンミラーの径方向に対して作用した応力(かしめ力)がミラー部に伝達して、ポリゴンミラーのミラー面の面精度が低下してしまう。このため、ジター特性に不具合が発生する。
【0009】
本発明は、ジター特性の高精度化および振動の低減をともに実現することができるポリゴンスキャナ用回転体およびポリゴンスキャナを得ることを目的とする。
【0010】
本発明は、高速回転時におけるジター特性の高精度化および振動の低減をともに実現することができるポリゴンスキャナ用回転体およびポリゴンスキャナを得ることを目的とする。
【0011】
さらに、本発明は、このポリゴンスキャナを用いた光走査装置及びこの光走査装置を搭載したデジタル複写機やレーザープリンタなどの画像形成装置を提供することを目的とする。また、本発明は、ポリゴンスキャナ用回転体の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のポリゴンスキャナ用回転体は、外周面上側にミラー面を有するポリゴンミラーが一体的に形成された略円筒状のフランジと、前記フランジの内周側に固定された略円筒状の回転スリーブと、前記フランジの内周面下側に固定されたロータ磁石と、前記フランジの上側に固定されて前記フランジの上側開口部を閉止する閉止部材とを有するポリゴンスキャナ用回転体において、前記フランジの上端面に凹部が形成され、該凹部の内側の外周面は、前記閉止部材の内径寸法より0.1mm以下の差をもって大きい外径寸法を有し、前記閉止部材の内周面と、前記フランジの上端面に形成された前記凹部の内側の外周面とが圧入によって固定されていることを特徴とする。
【0013】
また、請求項2記載の発明のポリゴンスキャナ用回転体は、外周面上側にミラー面を有するポリゴンミラーが一体的に形成された略円筒状のフランジと、前記フランジの内周側に固定された略円筒状の回転スリーブと、前記フランジの内周面下側に固定されたロータ磁石と、前記フランジの上側に固定されて前記フランジの上側開口部を閉止する閉止部材と、磁性体により形成されて前記閉止部材の中心部に固定された磁気軸受部材とを有するポリゴンスキャナ用回転体において、前記フランジの上端面に凹部が形成され、該凹部の内側の外周面は、前記閉止部材の内径寸法より0.1mm以下の差をもって大きい外径寸法を有し、前記閉止部材の内周面と、前記フランジの上端面に形成された前記凹部の内側の外周面とが圧入によって固定されていることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のポリゴンスキャナ用回転体において、前記フランジと前記閉止部材とはアルミニウム合金により形成されることを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明のポリゴンスキャナは、モータハウジングと、前記モータハウジングに固定された固定軸と、前記固定軸に回転自在に嵌合される請求項1ないし3いずれか一記載のポリゴンスキャナ用回転体と、前記ポリゴンスキャナ用回転体に固定された前記ロータ磁石に対して径方向に所定の磁気ギャップを有して配置されたステータとを備えることを特徴する。
【0016】
さらに、請求項5記載の光走査装置は、請求項4記載のポリゴンスキャナを備え、また、請求項6記載の画像形成装置は、請求項5記載の光走査装置を備えることを特徴とする。
【0017】
請求項7記載の発明は、外周面上側にミラー面を有するポリゴンミラーが一体的に形成された略円筒状のフランジと、前記フランジの内周側に固定された略円筒状の回転スリーブと、前記フランジの内周面下側に固定されたロータ磁石と、前記フランジの上側に固定されて前記フランジの上側開口部を閉止する閉止部材とを有するポリゴンスキャナ用回転体の製造方法において、前記フランジの上端面に凹部を形成し、該凹部の内側の外周面は、前記閉止部材の内径寸法より0.1mm以下の差をもって大きい外径寸法とし、前記閉止部材の内周面と、前記フランジの上端面に形成された前記凹部の内側の外周面とを圧入によって固定した後に前記ミラー面に鏡面加工を施すことを特徴とする。
【0018】
請求項8記載の発明は、外周面上側にミラー面を有するポリゴンミラーが一体的に形成された略円筒状のフランジと、前記フランジの内周側に固定された略円筒状の回転スリーブと、前記フランジの内周面下側に固定されたロータ磁石と、前記フランジの上側に固定されて前記フランジの上側開口部を閉止する閉止部材と、磁性体により形成されて前記閉止部材の中心部に固定された磁気軸受部材と、有するポリゴンスキャナ用回転体の製造方法において、前記フランジの上端面に凹部を形成し、該凹部の内側の外周面は、前記閉止部材の内径寸法より0.1mm以下の差をもって大きい外径寸法とし、前記閉止部材の内周面と、前記フランジの上端面に形成された前記凹部の内側の外周面とを圧入によって固定した後に前記ミラー面に鏡面加工を施すことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図3に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態のブラシレスモータを使用した動圧軸受型のポリゴンスキャナを示す縦断正面図、図2はブラシレスモータのアキシャル磁気軸受の部分を拡大して示す縦断正面図、図3は回転体を示す縦断正面図である。
【0020】
本発明の第1の実施の形態の動圧軸受型のポリゴンスキャナ1は、モータハウジング2と、上カバー3と、モータハウジング2に固定されて各種素子が実装された回路基板4と、モータハウジング2、上カバー3および回路基板4により形成される略密閉空間内に配置されたアウターロータ型のブラシレスモータ5とにより形成されている。
【0021】
モータハウジング2には、ステータ6が固定されている。このステータ6は、ステータコア6aと巻線コイル6bとにより構成されている。
【0022】
ブラシレスモータ5は、セラミックス製で円筒状の固定軸7、固定軸7の軸心周りに回転自在に保持されたポリゴンスキャナ用回転体としての回転体8、ステータ6および回路基板4等により構成されている。
【0023】
固定軸7の外周面下側は、モータハウジング2に固定されている。また、固定軸7の外周面上側には、ヘリングボーン状の動圧発生溝9が形成されている。さらに、固定軸7の内周部には、リング状の磁石10とリング状の磁性板10a,10bとが固定されている。
【0024】
回転体8は、セラミックス製の回転スリーブ12と、回転スリーブ12の上端側外周部に固定されたアルミニウム合金製のフランジ13と、フランジ13の上端部に固定されたアルミニウム合金製の閉止部材としての蓋部材14と、フランジ13の下端側内周部に固定されたリング状のロータ磁石15と、蓋部材14の中央部に固定されて固定軸7内に配置された磁気軸受部材としての回転ヨーク16とにより構成されている。
【0025】
回転スリーブ12は、動圧発生溝9を覆うように、固定軸7の外周部に回転自在に嵌合されている。固定軸7の外周面と回転スリーブ12の内周面との間には、数μmの隙間である動圧軸受隙間(図示せず)が形成されており、ここに固定軸7の外周面と回転スリーブ12の内周面との間にラジアル方向の動圧軸受11が形成されている。
【0026】
フランジ13は、外周面上側にミラー面17aを有するポリゴンミラー17が一体に形成されている。このフランジ13は、焼きばめまたは圧入によって回転スリーブ12に固定されている。また、フランジ13の上端面13aには、フランジ13と同心の円形の凹部13bが形成されている。
【0027】
蓋部材14は、下側の一部が凹部13bに嵌挿されて、フランジ13の上端部に圧入または焼きばめによって固定されている。また、蓋部材14は、回転スリーブ12の上端の開放部分を閉止する機能も有している。
【0028】
ロータ磁石15は、圧入または焼きばめによってフランジ13の内周下側に取り付けられている。ロータ磁石15は、ステータ6との間に所定の磁気ギャップを有して配置されており、ロータ磁石15のステータ6と対向する側以外の部分、即ち、ロータ磁石15の外周方向および上下方向の磁路は、開放された開放磁路とされている。
【0029】
ロータ磁石15は、回転することによりステータコア6aの外周との間で回転トルクを発生させる。本実施の形態では、ロータ磁石15が、フランジ13の内周側に取り付けられていることにより、高速回転時の遠心力による破壊を防止することが可能になる。
【0030】
本実施の形態のロータ磁石15は、プラスチック磁石であり、後述するミラー面17aの鏡面加工に際して使用する加工研削油、および、鏡面加工後の回転体8内部の洗浄に際して使用する洗浄液に浸食されない材料として、エポキシ系、ナイロン系バインダーにより形成されている。あるいは、加工研削油および洗浄液に浸食されない材料をロータ磁石15にメッキすることにより、ロータ磁石15を、加工研削油および洗浄液による浸食から保護するようにしてもよい。
【0031】
なお、ロータ磁石15は、回転体8の高速回転に際しての耐遠心力を有する金属磁石により形成することも可能であるが、薄肉化が容易であるプラスチック磁石の方がより望ましい。
【0032】
また、ロータ磁石15以外にも、回転体8を形成する各部材は、ミラー面17aの鏡面加工に際して使用する加工研削油、および、鏡面加工後の回転体8内部の洗浄に際して使用する洗浄液に侵されない材料で形成されている。
【0033】
ロータ磁石15の下方には、モータハウジング2と回路基板4との間に挟まれた磁性体であるリング状平板18と、開放磁路内に配置されるとともにロータ磁石15とリング状平板18との間に配置されたホール素子19とが設けられている。
【0034】
ホール素子19は、ロータ磁石15の回転に際してのロータ磁石15の磁界に応じてロータ磁石15の位置を検出し、モータを駆動するために巻線コイル6bの励磁切り替えを行う位置信号を出力する。本実施の形態では、ホール素子19が開放磁路内に配置されるとともにロータ磁石15とリング状平板18との間に配置されているため、開放磁路の磁束をより効率よく検知することが可能である。
【0035】
回転ヨーク16は、磁性体により形成されている。回転ヨーク16の外周部には、固定軸7の内周部に対向する位置に、磁性板10a,10bに対向するリング状凸部20a,20bが形成されている。本実施の形態では、磁石10、磁性板10a,10bにより磁気軸受用永久磁石組立体21が構成されている。磁気軸受用永久磁石組立体21とリング状凸部20a,20bとの間には、回転ヨーク16の径方向に磁気ギャップが形成されている。ここに、アキシャル磁気軸受22が形成される。磁気軸受用永久磁石組立体21は、この磁気ギャップ間に作用する吸引力を利用して軸方向に非接触支持されている。
【0036】
回転ヨーク16の下方には、固定軸7の内周部に固定されて回転ヨーク16の下方を閉止する下部閉止板23が設けられている。これにより固定軸7の内周部には、下部閉止板23と蓋部材14と固定軸7とフランジ13とに囲まれた空気溜り部24が形成されている。下部閉止板23、蓋部材14、回転ヨーク16のいずれかには、空気溜り部24の内外を連通する微細穴(図示せず)が形成されている。この微細穴を形成することにより、アキシャル磁気軸受22がダンピング特性を有することになる。
【0037】
特に図示しないが、回転体8の上下には重量バランスを修正する修正部がある。上側の修正は、蓋部材14の凹部14aに接着剤を塗布する、または、蓋部材14の一部を切除することにより、重量バランスの修正を行う。下側の修正は、フランジ13の内周面またはロータ磁石15の内周面に接着剤を塗布する、または、フランジ13の一部を切除することにより重量バランスの調整を行う。本実施の形態では、高速回転時の振動を低減するために、各箇所の重量バランスの差は1mg以下とされている。これによって、回転体8の高速回転時に、回転体8の重量バランスのばらつきによって振動特性が低下することを防止することができる。
【0038】
加えて、上カバー3には、半導体レーザー(図示せず)から出射されたレーザー光が入出射される開口部(図示せず)が形成されている。この開口部は、透明なガラス板(図示せず)等のレーザー光を透過する部材により閉止されている。これによって、ポリゴンミラー17による風切り音が外部へ漏れることを防止している。
【0039】
また、上カバー3には、略C型のCリング状部材25が下部内周面に取り付けられている。このCリング状部材25は、例えば炭素鋼、ケイ素鋼、フェライト等の、上カバー3よりも固有抵抗の高い磁性材料により形成されており、ロータ磁石15の外径部の開放磁路から発生する渦電流損失を低減させる機能を果たす。Cリング状部材25の高さは、ロータ磁石15と同等以上であれば渦電流損失を低減させることが可能であり、上カバー3全体を磁性材料により形成してもよい。
【0040】
次に、上述したポリゴンスキャナ1の製造工程のうち特長的な部分について説明する。本実施の形態では、公知の製造方法および製造技術によって、図3に示すように、フランジ13、ロータ磁石15、回転スリーブ12、蓋部材14、回転ヨーク16を固定した後、フランジ13のポリゴンミラー17のミラー面17aに鏡面加工を施す鏡面加工工程を経る。
【0041】
公知の技術であるため詳細な説明を省略するが、鏡面加工工程においてミラー面17aに施される鏡面加工は、回転スリーブ12の軸中心またはフランジ13の上端面13aを基準として高精度に加工される。上端面13aを基準として鏡面加工を行う場合には、回転スリーブ12の軸中心に対する上端面13aの振れを5μm以下に加工しておく。
【0042】
なお、本実施の形態では、ミラー面17aの鏡面加工に際して切削刃(図示せず)がフランジ13の外径部まで及ぶことによる衝突を回避するために、ミラー面17aの外径は、ミラー面17a以外のフランジ13の外径よりわずかに大きく形成されている。
【0043】
鏡面加工に際しては、蓋部材14の凹部14aに、回転スリーブ12の内周部分と連通する孔を形成してもよい。これにより、鏡面加工後の回転体8内部を洗浄する際に、洗浄液を回転体8内部を効率よく循環させることが可能になる。
【0044】
上述のように、回転体8を形成する各部材の固定に際して、特にフランジ13の凹部13bに蓋部材14を圧入することによりミラー面17aに影響を及ぼす応力が発生した場合にも、回転体8を形成する全部材の固定後にミラー面17aに対して鏡面加工を施しているため、ミラー面17aの面精度を補正することができる。
【0045】
これによって、上述の回転体8を使用したポリゴンスキャナ1では、回転体8の高速回転時におけるジター特性を向上させることができる。
【0046】
また、各部材が接着剤により固定されている回転体8を有するポリゴンミラー17では回転体8の高速回転時の熱膨張率の差によって固定部(接着部)の破壊や劣化が生じることが懸念されるが、本実施の形態のポリゴンスキャナ1では、フランジ13、ロータ磁石15、回転スリーブ12および蓋部材14が、圧入または焼きばめによって固定されている回転体8を有しているため、高速回転時に、熱膨張率の差による固定部(接着部)の破壊や劣化が生じない。つまり、本実施の形態のように熱膨張率の差のない同種の材料の各部材を圧入または焼きばめによって固定することにより、高速回転時に固定部が高温になった場合にも固定部の固定力が低下することなく回転バランスを維持して、低振動のポリゴンスキャナ1を提供することができる。
【0047】
なお、回転スリーブ12と回転スリーブ12に固定する各部材との熱膨張率の差が所定量以上ある場合にも、ポリゴンスキャナ1の使用に際しての上限温度に基づいて、適正な焼きばめ代を設定することにより上記の効果を図ることが可能になる。
【0048】
また、本実施の形態では、例えば回転体8を構成する各部材の取り付け位置に関してフランジ13の上側または下側と表現したが、この上下は必ずしも天地方向を意味するものではない。
【0049】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態のポリゴンスキャナ1は、フランジ13と回転スリーブ12との固定方法が圧入による固定に限定されている点が第1の実施の形態と異なる点である。なお、第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。
【0050】
第2の実施の形態では、フランジ13と蓋部材14とは、ともにアルミニウム合金により形成されている。また、フランジ13と蓋部材14とは、圧入によって固定されており、フランジ13の上端面13aに形成された凹部13bの内側の外周面と蓋部材14が凹部13bに挿入される部分の内周面とが圧入によって圧接されている。凹部13bの内側の外周面と凹部13bに挿入される蓋部材14の内周面とが圧接されている部分が圧入部とされている。圧入部の径(直径)は、回転スリーブ12の内径寸法とポリゴンミラー17のミラー面17aに対する内接円径(直径)との間に設定されている。
【0051】
本実施の形態では、フランジ13の上端面13aに形成された凹部13bの内側の外周面の外径寸法が、蓋部材14の内径寸法より0.1mm以下の幅をもって大きく形成されており、この0.1mm以下のフランジ13と蓋部材14との圧接部が圧入代とされている。
【0052】
一般的に、回転体の製造工程では、ミラー面に近い位置でフランジに固定される蓋部材の圧入に際して発生する応力がミラー面に最も影響を及ぼす。
【0053】
蓋部材がフランジに圧入されると、フランジ内に軸中心方向に向かう応力が発生する。ミラー面は、この応力によって凹状に数百nm程度歪んでしまう。ミラー面歪みが生じたポリゴンスキャナをプリンタ装置に適用した場合、特に600dpi以上の高精度の印字に際して、印字ミラー面の歪みがプリンタ画像に影響を及ぼす。
【0054】
実験によれば、圧入代を0.15mmに設定した場合にはミラー面17aに歪みが発生したが、圧入代を0.1または0.06mmに設定した場合にはミラー面17aに顕著な歪みの発生が認められず、後の鏡面加工工程での鏡面加工に際して、ミラー面17aに歪みを発生させる応力の発生を実用上許容範囲内に収めることができた。これによって、必要最小限の鏡面加工でミラー面17aの面精度を良好に維持することができた。
【0055】
これによって、フランジ13と蓋部材14とを圧入によって固定する際に、ミラー面17aに影響を及ぼす応力の発生を最小限に抑えることができ、必要最小限の鏡面加工でミラー面17aの精度の低下に起因するジター特性の低下を防止して良好なジター特性を維持することができる。
【0056】
次に、本発明の第3の実施の形態について図4に基づいて説明する。第3の実施の形態のポゴンスキャナは、フランジ13と回転スリーブ12との固定方法が第1の実施の形態と異なる点である。
【0057】
図4は、本発明の第3の実施の形態の回転体8を示す断面図である。第3の実施の形態のポリゴンスキャナ1の回転体8では、フランジ13と蓋部材14とは、回転体8の軸方向に略平行なミラー面17aと略直交するとともにフランジ13と蓋部材14とが対向する面に塗布された接着剤26のみによって固定されている。フランジ13の外径と蓋部材14の内径とは嵌挿によって接触しているのみである。
【0058】
接着剤26が塗布されるフランジ13の上端面13aは、一部切り欠かれている。フランジ13と蓋部材14とを固定した状態では、この切り欠き部分と蓋部材14とによって接着溜り27が形成される。この接着溜り27は、回転体8の高速回転時に軸中心から外周方向へ流れ出した接着剤26を溜めることにより、接着剤26が径方向に流れ出してしまうことを防止することができる。
【0059】
上述のように、フランジ13と蓋部材14とを軸方向に略平行なミラー面17aと略直交する面に塗布した接着剤26によって固定することにより、フランジ13と蓋部材14とを嵌挿する際にミラー面17aに影響を及ぼす応力が発生しない。このため、ミラー面17aの面精度を低下させることなく、良好なジター特性を維持することができる。
【0060】
また、軸方向に平行なミラー面17aと略直角をなすフランジ13の上端面13aに接着剤26を塗布することにより、高速回転時の温度上昇による接着剤の熱膨張に起因する剪断力がフランジ13と蓋部材14との固定部には発生しない。
【0061】
さらに、重量バランスを調整しておくことにより高速回転時には全ての径方向へ均一な遠心力が作用するため、接着剤26に塗布ムラがある状態で高速回転時の温度上昇を生じた場合にも、フランジ13と蓋部材14との固定部を径方向にずらそうとする応力が発生せず、回転体8の重量バランスを安定させて振動を防止することができる。
【0062】
次に、本発明の第4の実施の形態について図5に基づいて説明する。第4の実施の形態のポゴンスキャナは、フランジ13と回転スリーブ12との固定方法がねじ固定に限定されている点が第1の実施の形態と異なる点である。
【0063】
図5は、本発明の第4の実施の形態の回転体8を示す断面図である。第4の実施の形態では、フランジ13の凹部13bの内周面と、この内周面に対向する蓋部材14の外周面とに施されたねじ加工としてのタップ加工およびダイス加工によってフランジ13と蓋部材14とがねじ固定されている。ねじ固定によりフランジ13と蓋部材14とが固定されている部分を固定部28とする。本実施の形態では、固定部28の蓋部材14側にタップ加工が施され、固定部28のフランジ13側にダイス加工が施されている。
【0064】
なお、タップ加工およびダイス加工は、蓋部材14側にダイス加工が施され、フランジ13側にタップ加工が施されていてもよい。
【0065】
また、タップ加工およびダイス加工は、蓋部材14あるいはフランジ13のいずれか一方を固定して他方を回転体8の回転方向と逆方向に回転させた場合に、フランジ13と蓋部材14との固定が緩むような方向に形成されている。
【0066】
上述のように、フランジ13と蓋部材14とが予め施されたねじ加工によってねじ固定された回転体8を有するポリゴンスキャナ1では、フランジ13と蓋部材14との固定に際して、ミラー面17aに直接影響を及ぼす径方向の応力の発生を抑制することができる。これによって、応力の発生を最小限として必要最低限の鏡面加工で、ミラー面17aの面精度を補正して、良好なジター特性を維持することができる。
【0067】
また、ポリゴンスキャナ1では、回転体8の高速回転時の温度上昇による熱膨張によって、固定部28に対して剪断力が発生せず、回転体8の重量バランスを安定させて振動を抑制することができる。
【0068】
さらに、タップ加工およびダイス加工が、回転体8の回転方向と逆向きに施されているため、高速回転時にも固定部28の固定力が緩むことがない。これによって、回転体8の重量バランスを安定させて振動特性を良好に維持することができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明のポリゴンスキャナ用回転体においては、閉止部材とフランジとを圧入によって固定する際に、ミラー面に影響を及ぼす応力の発生を最小限に抑えることができ、必要最小限の鏡面加工でミラー面の精度の低下に起因するジター特性の低下を防止して良好なジター特性を維持することができる。また、閉止部材とフランジとを圧入によって固定する際にミラー面に影響する応力の発生を実用上許容範囲内に収めることが可能になるので、鏡面加工を施す際の加工量を必要最小限にすることで作業性を向上させることができる。
【0070】
本発明のポリゴンスキャナによれば、このようなポリゴンスキャナ用回転体を使用することで、ジター特性の高精度化および振動の低減がともに実現された信頼性の高いポリゴンスキャナを提供することができる。そして、このポリゴンスキャナを用いることにより信頼性の高い光走査装置あるいは画像形成装置を提供することができる。
【0071】
また、本発明のポリゴンスキャナ用回転体の製造方法によれば、たとえ閉止部材とフランジとを圧入によって固定する際にミラー面に影響を及ぼす応力が発生した場合にも、鏡面加工によって補正することが可能になるので、高速回転時に際してのジター特性の高精度化および振動の低減をともに実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のブラシレスモータを使用した動圧軸受型のポリゴンスキャナを示す縦断正面図である。
【図2】 ブラシレスモータのアキシャル磁気軸受の部分を拡大して示す縦断正面図である。
【図3】 回転体を示す縦断正面図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態の回転体を示す断面図である。
【図5】 本発明の第4の実施の形態の回転体を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ポリゴンスキャナ
2 モータハウジング
6 ステータ
7 固定軸
8 回転体
12 回転スリーブ
13 フランジ
14 閉止部材
15 ロータ磁石
16 磁気軸受部材
17 ポリゴンミラー
17a ミラー面
26 接着剤

Claims (8)

  1. 外周面上側にミラー面を有するポリゴンミラーが一体的に形成された略円筒状のフランジと、
    前記フランジの内周側に固定された略円筒状の回転スリーブと、
    前記フランジの内周面下側に固定されたロータ磁石と、
    前記フランジの上側に固定されて前記フランジの上側開口部を閉止する閉止部材と、
    を有するポリゴンスキャナ用回転体において、
    前記フランジの上端面に凹部が形成され、該凹部の内側の外周面は、前記閉止部材の内径寸法より0.1mm以下の差をもって大きい外径寸法を有し、
    前記閉止部材の内周面と、前記フランジの上端面に形成された前記凹部の内側の外周面とが圧入によって固定されていることを特徴とするポリゴンスキャナ用回転体。
  2. 外周面上側にミラー面を有するポリゴンミラーが一体的に形成された略円筒状のフランジと、
    前記フランジの内周側に固定された略円筒状の回転スリーブと、
    前記フランジの内周面下側に固定されたロータ磁石と、
    前記フランジの上側に固定されて前記フランジの上側開口部を閉止する閉止部材と、
    磁性体により形成されて前記閉止部材の中心部に固定された磁気軸受部材と、
    を有するポリゴンスキャナ用回転体において、
    前記フランジの上端面に凹部が形成され、該凹部の内側の外周面は、前記閉止部材の内径寸法より0.1mm以下の差をもって大きい外径寸法を有し、
    前記閉止部材の内周面と、前記フランジの上端面に形成された前記凹部の内側の外周面とが圧入によって固定されていることを特徴とするポリゴンスキャナ用回転体。
  3. 前記フランジと前記閉止部材とはアルミニウム合金により形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のポリゴンスキャナ用回転体。
  4. 前記モータハウジングに固定された固定軸と、
    前記固定軸に回転自在に嵌合される請求項1ないし3いずれか一記載のポリゴンスキャナ用回転体と、
    前記ポリゴンスキャナ用回転体に固定された前記ロータ磁石に対して径方向に所定の磁気ギャップを有して配置されたステータと、
    を備えるポリゴンスキャナ。
  5. 請求項4記載のポリゴンスキャナを用いた光走査装置。
  6. 請求項5記載の光走査装置を用いた画像形成装置。
  7. 外周面上側にミラー面を有するポリゴンミラーが一体的に形成された略円筒状のフランジと、
    前記フランジの内周側に固定された略円筒状の回転スリーブと、
    前記フランジの内周面下側に固定されたロータ磁石と、
    前記フランジの上側に固定されて前記フランジの上側開口部を閉止する閉止部材と、
    を有するポリゴンスキャナ用回転体の製造方法において、
    前記フランジの上端面に凹部を形成し、該凹部の内側の外周面は、前記閉止部材の内径寸法より0.1mm以下の差をもって大きい外径寸法とし、
    前記閉止部材の内周面と、前記フランジの上端面に形成された前記凹部の内側の外周面とを圧入によって固定した後に前記ミラー面に鏡面加工を施すことを特徴とするポリゴンスキャナ用回転体の製造方法。
  8. 外周面上側にミラー面を有するポリゴンミラーが一体的に形成された略円筒状のフランジと、
    前記フランジの内周側に固定された略円筒状の回転スリーブと、
    前記フランジの内周面下側に固定されたロータ磁石と、
    前記フランジの上側に固定されて前記フランジの上側開口部を閉止する閉止部材と、
    磁性体により形成されて前記閉止部材の中心部に固定された磁気軸受部材と、
    を有するポリゴンスキャナ用回転体の製造方法において、
    前記フランジの上端面に凹部を形成し、該凹部の内側の外周面は、前記閉止部材の内径寸法より0.1mm以下の差をもって大きい外径寸法とし、
    前記閉止部材の内周面と、前記フランジの上端面に形成された前記凹部の内側の外周面とを圧入によって固定した後に前記ミラー面に鏡面加工を施すことを特徴とするポリゴンスキャナ用回転体の製造方法
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