JP4360021B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字認識機能を用いた画像データ処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディジタル複写機などにおいて、拡大複写を行う場合には、原稿を読み取って得られた画像データに対し、変倍率に応じた画像データの補間処理が行われており、また、縮小複写を行う場合には、画像データに対し、変倍率に応じた画像データの間引き処理が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、単に画像データの補間、間引きをおこなう従来の拡大複写、縮小複写においては、拡大時には文字画像のアウトラインが乱れたり(輪郭がギザギザになったり)、縮小時には文字がつぶれたりすることがあった。このような拡大、縮小による文字品質の劣化のため、複写された文字に違和感を感じたり、文字が読めなくなるといった問題があった。
【0004】
本発明の目的は、画像の変倍処理において品質のよい文字画像を出力できる画像処理のための装置、方法および記録媒体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像処理装置は、入力された画像データに含まれる文字領域において文字画像から文字コードとフォントのフォントサイズを認識する文字認識部と、倍率を設定する変倍率設定部と、複数の異なるフォントサイズの複数のフォントデータを記憶する記憶部と、前記文字認識部により認識された前記文字コードと前記フォントサイズ、前記変倍率設定部により設定された前記変倍率および前記変倍により変倍される前記文字領域のサイズに基づいて、前記記憶部に記憶された前記複数のフォントデータから1つのフォントサイズのフォントデータを選択する選択部と、選択されたフォントサイズの前記フォントデータを用いて文字領域内の文字を前記変倍率に応じて拡大・縮小する文字変倍部とを備える。前記選択部は、前記1つのフォントサイズのフォントデータとして、前記フォントサイズと前記変倍率の乗算を基に第1のフォントサイズのフォントデータを選択し、または、前記第1のフォントサイズと前記文字コードを基に前記文字コードの画像のサイズを計算し、前記文字コードの画像が、前記文字領域のサイズおよび前記変倍率の乗算に基づいて得られる変倍後の前記文字領域内に収まらない場合に、変倍後の前記文字領域内に収めることができる第2のフォントサイズのフォントデータを選択する。
【0006】
好ましくは、画像処理装置は、さらに、原稿を読み取り画像データを出力する画像読取部を備え、前記画像読取部は前記画像データを前記文字認識部に出力する。
また、好ましくは、画像処理装置は、さらに、前記文字変倍部からの拡大・縮小されたフォントデータに基いて用紙上に画像を形成する画像形成部を備える。
また、好ましくは、画像処理装置は、さらに、外部装置と通信するための通信部を備え、選択部は、前記外部装置に記憶されている複数のフォントデータから、前記文字識別部により認識されたフォントデータを前記通信部を介して選択する。
また、画像処理装置において、好ましくは、前記変倍部は、認識された前記文字コードに対応するフォントデータが前記記憶部に存在しない場合、前記変倍率設定部により設定された前記変倍率に基づいて文字画像を変倍する。
また、画像処理装置において、好ましくは、前記文字認識部は、前記文字画像内の1ラインにある文字のフォントのフォントサイズを認識し、認識された前記文字の幅に基づいて前記文字のラインの幅を計算し、文字のラインの実際の幅を測定し、計算された前記ラインの幅を測定された前記ラインの幅と比較し、認識された前記フォントサイズを、計算された前記ラインの幅と測定された前記ラインの幅との比により、認識された前記フォントサイズを修正する。
【0007】
本発明に係る画像処理方法は、入力された画像データに含まれる文字領域において文字画像から文字コードとフォントのフォントサイズを認識するステップと、変倍率を設定するステップと、認識された前記文字コードと前記フォントサイズ、設定された前記変倍率、および、変倍される画像データ内の文字画像の領域のサイズに基づいて、異なるフォントサイズの複数のフォントデータから1つのフォントサイズのフォントデータを選択するステップと、選択されたフォントサイズの前記フォントデータを用いて文字領域内の文字を前記変倍率に応じて拡大・縮小するステップとを有する。前記選択するステップでは、前記フォントサイズと前記変倍率の乗算を基に第1のフォントサイズのフォントデータを選択し、前記第1のフォントサイズと前記文字コードを基に前記文字コードの画像のサイズを計算し、または、前記文字コードの画像が、前記文字領域のサイズおよび前記変倍率の乗算に基づいて得られる変倍後の前記文字領域内に収まらない場合に、計算された前記画像を変倍後の前記文字領域内に収めることができる第2のフォントサイズのフォントデータを選択する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、図面において、同じ参照記号は同一または同等のものを示す。
図1は、発明の1実施形態におけるシステムの構成を示す。このシステムにおいて、原稿の画像を読み取り画像データを出力するスキャナ100と、画像データを受け取り所定用紙の上に画像を形成するプリンタ200とが、ネットワーク300を介して接続されている。ネットワーク300には、その他に、パーソナルコンピュータ、ネットワークプリンタなどの外部機器500や、スタンドアロンのデジタル複写機400が接続されている。以下に説明する実施形態において、プリンタ200が文字認識機能を有している。しかし、文字認識機能は、スキャナ100、外部機器500またはデジタル複写機400が持っていてもよい。また、スキャナ100に代えて、デジタルカメラ、フィルムスキャナなどの機器を接続してもよい。また、プリンタ200に代えて、画像データを表示するディスプレイ等の機器を接続してもよい。
【0010】
図2は、図1に示したシステムのブロック図を示す。スキャナ100は、読取部110と、それを制御するスキャナコントローラ120とからなる。スキャナコントローラ120は、スキャナコントローラ120全体を制御するCPU122、プログラム等を記憶するROM124、一時的にデータを記憶するRAM126、不揮発性RAM128、読取部110との接続部であるスキャナインターフェース130、及び、ネットワーク300との接続部である通信インタフェース132からなる。また、プリンタ200は、画像形成部210と、それを制御するプリンタコントローラ220とからなる。プリンタコントローラ220は、プリンタコントローラ120全体を制御するCPU222、プログラム等を記憶するROM224、一時的にデータを記憶するRAM226、不揮発性RAM228、文字認識機能を有する画像処理部230、画像形成部210との接続部であるプリンタインターフェース232、及び、ネットワーク300との接続部である通信インターフェース234からなる。
【0011】
図3は、プリンタ200における画像処理部230の構成を示すブロック図である。画像入力部400に、バスから画像データが入力され、また、スキャナ100等の操作パネルで入力された変倍率に応じた倍率が変倍率設定部402によって設定される。領域抽出部404は、入力された画像データを、文字領域とその他の絵柄領域とに分割する。領域分割は、たとえば、ある領域においてエッジと判別された画素数を計算し、閾値を超えていれば、その領域を文字領域とし、越えていなければ絵柄領域とする。図4に示すように、文字領域と絵柄領域はいずれも矩形として認識される。
【0012】
分割により得られた文字領域の画像データは、2値化部406に入力され、2値化される。文字領域の画像データ中の文字画像から、OCR処理部408にて、文字コードと文字サイズが認識される。文字変倍部412は、フォント記憶部410にあらかじめ記憶されている複数サイズのフォントデータの中から、認識された文字コード、文字サイズおよび設定された変倍率に基づいて、所定のフォントを選択することによって、文字サイズを拡大又は縮小する。
【0013】
一方、絵柄領域の画像データは、絵柄変倍部414に入力され、直線補間法、キュービックコンボリューション補間法などの拡大処理、単純間引き処理などの縮小処理等により変倍される。変倍された画像データは、スクリーニング処理部416にて、ディザ処理や誤差拡散処理などのスクリーニング処理が施される。
【0014】
次に、画像合成処理部418は、変倍された文字領域の画像データとスクリーニング処理された絵柄領域の画像データとを合成し、文字コードデータとその他のビットマップデータを汎用フォーマット形式(たとえばPDF形式)へ変換する。画像出力部420は、変倍された文字領域を含む合成画像を、RIPなどを用いてラスターデータへ変換し、出力する。
【0015】
次に、文字画像の変倍処理について詳細に説明する。図5は、文字変倍部412における文字画像変倍処理のフローチャートである。まず、文字認識によって認識されたフォントサイズに変倍率を乗じた値に基づいて出力するフォントサイズを計算する(S501)。具体的な計算方法は後述する。次に、フォント記憶部410から、ステップS501で算出されたフォントサイズのフォントデータを読み出す(S502)。文字コードが認識された全文字に対して終了する(S503でYES)まで、ステップS501,S502の処理を繰り返す。
【0016】
次に、ステップS501のフォントサイズの計算について説明する。表1に示すようなフォントサイズ対応テーブルがROM224にあらかじめ記憶されていて、フォントサイズの計算に用いられる。このフォントサイズ対応テーブルには、MSゴシック、MS明朝などの比較的使用頻度が高いフォントのフォントサイズに対応する幅と高さが示されている。この例では、代表的なフォントのみを示しているが、その他どのようなフォントでも、フォントサイズに対応する幅と高さを追加して記憶できる。また、同一フォントであっても、文字の種類によって幅や高さが異なる場合には、全ての幅と高さをテーブル化してもよい。全ての文字に対して幅と高さのデータを記憶することにより、より適切な変倍処理が可能となる。
【0017】
【表1】
Figure 0004360021
【0018】
フォントサイズの計算(図5、S501)には、図6のフローに示すように、等倍用のフォントサイズ計算と変倍用のフォントサイズ計算がある。具体的には、変倍率設定部402に設定されている変倍率が1.0(等倍)であるか否かを判断し(S601)、等倍であれば、等倍用フォントサイズ計算(S602)に進み、等倍でなければ変倍用フォントサイズ計算(S603)に進む。これらの計算は、文字領域単位で行われる。それぞれの具体的な計算方法は後で説明する。一つの文字領域ででのフォントサイズ計算が完了すれば、原稿内の全文字領域に対してフォントサイズ計算が終了したか否かを判断し(S604)、終了していなければ、ステップS601に戻り、次の文字領域に対するフォントサイズ計算を行う。終了していれば、図5のフローにリターンする。
【0019】
次に、等倍用のフォントサイズの計算について、図7と図8を用いて説明する。ここでは、現状のOCR処理技術におけるフォントサイズの認識は不確実であるという前提に基づいて説明する。たとえば、原稿上の文字画像のフォントサイズが10ポイントであるにもかかわらず、OCR処理部408で誤ってフォントサイズを12ポイントと認識してしまった場合、出力された文字コードデータが文字領域からはみ出してしまうという問題がある。
【0020】
図7の等倍用のフォントサイズの計算(図6、S602)のフローでは、まず、文字認識を行った文字領域の1行における最大の文字数と認識されたフォントサイズを乗じ、最大行幅を計算する(S701)。次に計算された最大行幅と文字領域の外接矩形の幅を比較し(S702)、最大行幅が外接矩形の幅より大きい場合には(S702でYES)、OCR処理部408で認識されたフォントサイズ(デフォルト出力フォントサイズ)を次式に基づいて修正する(S703)。
修正後フォントサイズ=デフォルト出力フォントサイズ×(外接矩形幅/最大行幅)
【0021】
図8の例について説明する。OCR処理部408にて、原画像(左側の図)の文字領域の外接矩形の幅が28.2mmであり、1行における最大文字数が8文字であると認識している。ここで、認識されたフォントがMSゴシックで、フォントサイズが12ポイント(4.2mm、フォントサイズ対応テーブル参照)である場合、最大行幅は33.6mmとなる (中央の図)。したがって、最大行幅が外接矩形の幅より大きいので、フォントサイズを前述の式を用いて変更する。
修正後フォントサイズ=12×(28.2/33.6)=10.07
小数点以下を四捨五入すると修正後のフォントサイズは10ポイントとなる(右側の図)。
【0022】
次に、変倍用のフォントサイズ計算(図6、S605)について図9を用いて説明する。まず、OCR処理部408にて認識した文字領域の外接矩形幅に、スキャナ100等の操作パネルで入力された変倍率を乗じ、変倍後の外接矩形幅を計算する(S901)。次に、認識されたフォントサイズに同様に変倍率を乗じ、変倍後のフォントサイズを計算する(S902)。
その後、前述の等倍用フォントサイズ計算(図7)と同様に、変倍後のフォントサイズにて最大行幅を計算し(S903)、最大行幅と変倍後の外接矩形の幅とを比較し(S904)、最大行幅が外接矩形の幅より大きい場合には(S904でYES)、認識されたフォントサイズを前述の式に基づいて修正する(S905)。
【0023】
なお、前述の説明では、外接矩形の幅を用いて適切な変倍後のフォントサイズを求めた。さらに、これに加え、外接矩形の高さを用いて最大列幅との比較を行うことにより、確実に出力文字コードデータを文字領域内に収めることができる。
【0024】
次に、認識したフォントがフォント記憶部410に存在しない場合を考慮した実施形態を説明する。図10は、この場合の文字画像変倍のフローを示す。まず、文字認識によって認識されたフォントサイズに変倍率を乗じた値に基づいて出力するフォントサイズを計算する(S1001)。具体的な計算方法は、前述したもの(図5、S501)と同様なので説明を省略する。次に、フォント記憶部410に、認識されたフォントが存在するか否かを判断し(S1002)、存在しなければ、ネットワーク300上に接続されている他の外部機器500のフォント記憶部510(図1参照)に存在するか否かを判断する(S1008)。外部機器500のフォント記憶部510に存在する場合には、次に、変倍率に応じたフォントサイズのフォントが外部機器のフォント記憶部510に存在するか否かを判断し(S1009)、存在すれば、当該フォントをフォント記憶部510から読み出す(S1010)。存在しなければ、変倍率に応じたフォントサイズに一番近いサイズのフォントを読み出し(S1011)、直線補間法、キュービックコンボリューション補間法などの拡大処理、単純間引き処理などの縮小処理等を行う(S1012)。
【0025】
ステップS1008において、外部機器500のフォント記憶部510にも、認識されたフォントが存在しないと判断される場合には、元の画像データから文字画像を抽出し(S1013)、ステップS1012と同様の変倍処理を行い(S1014)、エッジ強調処理等の文字画像用画像処理を行う(S1015)。
【0026】
ステップS1002において、フォント記憶部410に、認識されたフォントが存在すると判断される場合には、次に、変倍率に応じたフォントサイズのフォントがフォント記憶部410に存在するか否かを判断し(S1003)、存在すればフォント記憶部410から当該フォントを読み出す(S1004)。存在しなければ、変倍率に応じたフォントサイズに一番近いサイズのフォントを読み出し(S1006)、ステップS1012と同様の変倍処理を行う(S1007)。1文字の変倍が終了したら、全ての文字に対して変倍処理が終了したか否かを判断する(S1005)。全ての文字に対して変倍処理が終了していなければ、ステップS1002に戻り、次の文字の変倍処理を行う。終了していれば、メインルーチンに戻る。
【0027】
なお、前述の実施形態においては、フォント記憶部410に認識されたフォントが存在しない場合に、外部機器500のフォント記憶部510からフォントを読み出したが、この外部機器500は、プリンタであってもよいし、ウェブページのサーバー等であってもよい。
【0028】
また、前述の実施形態では、文字認識機能を用いた文字画像の拡大・縮小処理について説明したが、この拡大・縮小処理は、さらに、複数ページの画像を1枚の用紙に縮小して出力する割り付けコピー(Nin1処理)にも応用できる。さらに、割り付けコピーで出力された用紙をN枚に分割拡大コピーする場合にも応用できる。
【0029】
【発明の効果】
原稿上の文字を文字認識機能を用いて認識し、文字コード化して、変倍時には、コード化された文字をあらかじめ記憶されているフォントサイズデータを使用することで、出力画像において、変倍による文字品質の低下を防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の第1の実施形態のシステムの構成を示すブロック図
【図2】 図1のシステムの構成のブロック図
【図3】 画像処理部の構成のブロック図
【図4】 画像データ処理のフローチャート
【図5】 領域抽出を説明するための図
【図6】 フォントサイズ計算のフローチャート
【図7】 等倍用フォントサイズの計算のフローチャート
【図8】 フォントサイズの変更を説明するための図
【図9】 変倍用フォントサイズの計算のフローチャート
【図10】 別の実施形態における文字変倍処理のフローチャート
【符号の説明】
100 スキャナ、 200 プリンタ、 210 画像形成部、 220 プリンタコントローラ、 230 画像処理部、 300 ネットワーク、 402 変倍率設定部、 408 OCR処理部、 410 フォント記憶部、 412 文字変倍部、 500 外部機器、 510 フォント記憶部。

Claims (7)

  1. 入力された画像データに含まれる文字領域において文字画像から文字コードとフォントのフォントサイズを認識する文字認識部と、
    倍率を設定する変倍率設定部と、
    複数の異なるフォントサイズの複数のフォントデータを記憶する記憶部と、
    前記文字認識部により認識された前記文字コードと前記フォントサイズ、前記変倍率設定部により設定された前記変倍率および前記変倍により変倍される前記文字領域のサイズに基づいて、前記記憶部に記憶された前記複数のフォントデータから1つのフォントサイズのフォントデータを選択する選択部と、
    選択されたフォントサイズの前記フォントデータを用いて文字領域内の文字を前記変倍率に応じて拡大・縮小する文字変倍部とを備え、
    前記選択部は、前記1つのフォントサイズのフォントデータとして、前記フォントサイズと前記変倍率の乗算を基に第1のフォントサイズのフォントデータを選択し、または、前記第1のフォントサイズと前記文字コードを基に前記文字コードの画像のサイズを計算し、前記文字コードの画像が、前記文字領域のサイズおよび前記変倍率の乗算に基づいて得られる変倍後の前記文字領域内に収まらない場合に、変倍後の前記文字領域内に収めることができる第2のフォントサイズのフォントデータを選択する
    画像処理装置。
  2. さらに、原稿を読み取り画像データを出力する画像読取部を備え、前記画像読取部は前記画像データを前記文字認識部に出力することを特徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  3. さらに、前記文字変倍部からの拡大・縮小されたフォントデータに基いて用紙上に画像を形成する画像形成部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された画像処理装置。
  4. さらに、外部装置と通信するための通信部を備え、前記選択部は、前記外部装置に記憶されている複数のフォントデータから、前記文字認識部により認識されたフォントデータを前記通信部を介して選択することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された画像処理装置。
  5. 前記文字認識部は、文字のラインの実際の幅を認識し、前記文字画像内の1ラインにある文字のフォントのフォントサイズを認識し、前記選択部は、認識された前記文字の幅に基づいて前記文字のラインの幅を計算し、計算された前記ラインの幅を認識された前記ラインの幅と比較し、計算された前記ラインの幅と測定された前記ラインの幅との比により、認識された前記フォントサイズを修正することを特徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  6. 前記文字変倍部は、認識された前記文字コードに対応するフォントデータが前記記憶部に存在しない場合、前記変倍率設定部により設定された前記変倍率に基づいて文字画像を変倍することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された画像処理装置。
  7. 入力された画像データに含まれる文字領域において文字画像から文字コードとフォントのサイズを認識するステップと、
    変倍率を設定するステップと、
    認識された前記文字コードと前記フォントサイズ、設定された前記変倍率、および、変倍される画像データ内の文字画像の領域のサイズに基づいて、異なるフォントサイズの複数のフォントデータから1つのフォントサイズのフォントデータを選択するステップと、
    選択されたフォントサイズの前記フォントデータを用いて文字領域内の文字を前記変倍率に応じて拡大・縮小するステップとを有し、
    前記選択するステップでは、前記1つのフォントサイズのフォントデータとして、前記フォントサイズと前記変倍率の乗算を基に第1のフォントサイズのフォントデータを選択し、または、前記第1のフォントサイズと前記文字コードを基に前記文字コードの画像のサイズを計算し、前記文字コードの画像が、前記文字領域のサイズおよび前記変倍率の乗算に基づいて得られる変倍後の前記文字領域内に収まらない場合に、前記文字コードの画像を変倍後の前記文字領域内に収めることができる第2のフォントサイズのフォントデータを選択する
    画像処理方法。
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