JP4359970B2 - リザーバ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作動液を所要量収容するリザーバに関し、より詳細には、自動車等の車両に搭載される油圧機器のための作動液を所要量収容するマスタシリンダリザーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のリザーバは、例えば特開平10−175539号公報に示されているように、作動液が存在する作動液部分と大気が存在する大気部分とを有する貯溜室を備えるリザーバ本体部と、リザーバ本体部に形成されて作動液を貯溜室に注入するための注油開口部と、リザーバ本体部に配設されて貯溜室と注油開口部とを仕切るとともに注油開口部と貯溜室との間に中間部を形成する仕切部と、仕切部に配設されて中間部と貯溜室とを連通する連通穴と、注油開口部に配設されるとともに中間部とリザーバ本体部を連通する呼吸経路を備えた第1キャップ部材と、連通穴に配設されて連通穴を介しての中間部と貯溜室との連通を遮断する第2キャップ部材と、その一端開口部が中間部に接続されるとともにその他端開口部が大気部分に配置されて中間部と貯溜室とを連通可能とする連通路とを備えているものであった。
【0003】
この従来のリザーバは、貯溜室内において作動液が傾く場合でも、連通路の他端開口部が大気部分に位置することが可能とされていることから、作動液が連通路の他端開口部側から連通路内に進入して、中間部、呼吸経路、ひいてはリザーバ本体部外部に流出することはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のリザーバにおいては、その連通路は、樹脂製のリザーバ本体部に形成されて中間部から貯溜室へ延在されるトンネル状溝が、樹脂製の蓋状部材で閉塞されて形成されている。しかしながら、リザーバ本体部及び蓋状部材の成形時のヒケやうねり等によって寸法のばらつきが大きく、トンネル状溝と蓋状部材との当接部のシール性が十分でないため、作動液の外部流出防止のために設けた連通路の機能が損なわれるという問題があった。
【0005】
本発明は、トンネル状溝と蓋状部材との当接部のシール性が確保されて、連通路の作動液外部流出防止機能が十分発揮されるリザーバを提供することを、その技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決する手段】
上記技術的課題を解決するために、請求項1に記載のように、作動液を貯溜するとともに平常状態において作動液が存在する作動液部分と大気が存在する大気部分とから成る貯溜室を備えたリザーバ本体部と、前記貯溜室に作動液を注入するために前記リザーバ本体部に形成された注油開口部と、前記リザーバ本体部に配設されて前記貯溜室と前記注油開口部とを仕切るとともに前記貯溜室と前記注油開口部との間に中間部を形成する仕切部と、前記仕切部に配設されて前記中間部と前記貯溜室とを連通する連通穴と、前記注油開口部に配設されて前記中間部と前記リザーバ本体部の外部とを連通する呼吸経路を備えるとともに前記連通穴を介しての前記中間部と前記貯溜室との連通を遮断するキャップ部材と、開口部の一端が前記中間部に接続されるとともに開口部の他端が前記大気部分に配置されて前記中間部と前記貯溜室とを連通する連通路とを備えたリザーバにおいて、前記連通路は、前記リザーバ本体部に形成されて前記中間部から前記貯溜室へ延在されるトンネル状溝が、シール部材を介して蓋状部材で閉塞されて形成され、前記仕切部は、前記蓋状部材と一体に形成されているリザーバを構成した。
【0007】
請求項1にかかる発明においては、リザーバ本体部に形成されて中間部から貯溜室へ延在されるトンネル状溝が蓋状部材で閉塞されることによって連通路が形成される。しかも、トンネル状溝と蓋状部材とがシール部材を介して当接させられるため、連通路は、開口部を除き液密に構成される。そして、シール部材を介して当接させられるため、トンネル状溝及び蓋状部材に成形時のヒケやうねり等があってもシール性が損なわれない。さらに、別部材として構成されていた仕切部と蓋状部材とを一体成形してリザーバ本体部に組付け、連通路と仕切部とを同時に形成できることから、組付け性が向上するとともに部品点数が削減される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態により具体的に説明する。
【0011】
図1は本発明にかかるマスタシリンダリザーバ10の側面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は図2におけるC−C断面図、図5は図3においてキャップ部材を取外した状態を示す図である。図1、図2、図3、図5に示すように、マスタシリンダリザーバ10は、図示しない周知のマスタシリンダの上部に配設される。
【0012】
マスタシリンダリザーバ10は、リザーバ本体部11の内部にブレーキ液を貯溜する貯溜室12を有し、マスタシリンダリザーバ10の上部前方側(図3中、右上方)に、貯溜室12にブレーキ液を注入するための注油開口部13を備えている。
【0013】
貯溜室12は、複数の隔壁によって細分化されており、細分化された各部屋は、各隔壁に設けられた連通孔によってそれぞれ連通されている。また、貯溜室12は、リザーバ本体部11の下部に設けられた連通孔19を介して、図示しないマスタシリンダに連通されている。
【0014】
リザーバ本体部11には、リザーバ本体部内で貯溜室12と注油開口部13とを仕切るとともに、貯溜室12と注油開口部13との間に中間部15を形成する仕切部14が形成されている。仕切部14には、中間部15と貯溜室12とを連通する連通穴14aが形成されている。
【0015】
さらに、リザーバ本体部11には、一端16a(図5)中間部15に接続されるとともに他端16bが車両後方側(図3中、左方)に向けて延在されている連通路16が配設されている。
【0016】
貯溜室12には所定量のブレーキ液17が貯溜されており、貯溜室12は、図3に示す平常状態において、貯溜室12の下部側であってブレーキ液17が存在するブレーキ液部分12aと、貯溜室12の上部側であって大気が存在する大気部分12bとに別れている。図3中の2点鎖線は、ブレーキ液17の液面を示している。すなわち、連通路16の開口部16bは、大気部分12bに配置されることになる。
【0017】
マスタシリンダリザーバ10は、注油開口部13にリザーバキャップ18を備えている。リザーバキャップ18は、注油開口部13に嵌着される第1キャップ部材181と、仕切部14の連通穴14aに嵌着される第2キャップ部材182とを一体的に有している。第1キャップ部材181には第1呼吸経路181a(図7)が、第2キャップ部材182には第2呼吸路182a(図7)が形成されており、中間部15は、この呼吸路181a、182aを介してリザーバ本体部11の外部と連通している。第2キャップ部材182にはシール部材182bが配設されており、第2キャップ部材182と仕切部14とは液密的に係合している。
【0018】
ブレーキ液17を貯溜室12に導入する際には、リザーバキャップ18がリザーバ本体部11から取外されて注油開口部13及び連通穴14から貯溜室12に導入される。
【0019】
一方、ブレーキ液17が貯溜室12に導入されるのに伴って、貯溜室12すなわち大気部分12bの空気は、開口部16bから連通路16を通って中間部15ひいては注油開口部13からマスタシリンダリザーバ10の外に排出される。
【0020】
ブレーキ液17が所定量導入された後、リザーバキャップ18がリザーバ本体部11に取付けられる。
【0021】
図4は、図3のマスタシリンダリザーバ10においてブレーキ液17の液面が傾いた状態を示した図である。例えば、車両の前進時においてブレーキが作動されると、マスタシリンダリザーバ10内のブレーキ液17は、その慣性によって車両の前方側ひいてはマスタシリンダリザーバ10の前方(図3中、右方)に偏ることになる。すなわち、ブレーキ液17の液面が傾くことになる。
【0022】
しかしながら、仕切部14の連通穴14aは、リザーバキャップ18すなわち第2キャップ部材182により液密的に塞がれていることから、ブレーキ液17は、連通穴14aを介して中間部15、呼吸経路181a、182a、ひいてはマスタシリンダリザーバ10の外部に流出することはできない。
【0023】
さらに、ブレーキ液17が傾いても、連通路16の開口部16bが、車両の後方側ひいてはマスタシリンダリザーバ10の後方側で且つ大気部分12bに位置していることから、ブレーキ液17が連通路16の開口部16b側から連通路16内に侵入して、中間部15、呼吸経路181a、182a、ひいてはマスタシリンダリザーバ10の外部に流出することはできない。
【0024】
また、車両が傾くことによってブレーキ液17がマスタシリンダリザーバ10の前方(図3中、右方)に偏ることことになっても、上述したような同様な効果により、ブレーキ液17がマスタシリンダリザーバ10の外部に流出することはない。
【0025】
ここで、連通路16がどのように形成されるかを説明する。
【0026】
図2、図6、図7示すように、リザーバ本体部11には側面部11bと11cとを有するトンネル状溝11aが形成されている。このトンネル状溝11aの側面部11cに図8a及び図8bに示す蓋状部材21が挿入され、トンネル状溝11aが蓋状部材21の平面部21aで閉塞されて連通路16が形成される。この際、蓋状部材21の平面部21bに装着されたシール部材22が、トンネル状溝11aの側面部11bと側面部11cとの段差部11fに当接させられて、蓋状部材21の側面部21cとトンネル状溝11aの側面部11cとの液密性を保つ。
【0027】
また、本実施例においては、貯溜室12と注油開口部13とを仕切るとともに貯溜室12と注油開口部13との間に中間部15を形成する仕切部14が、蓋状部材21に一体的に形成されている。これにより、部品点数が削減されるとともに組付け工数が低減される。
【0028】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、トンネル状溝と蓋状部材とがシール部材を介して当接させられるため、連通路は、開口部を除き液密に構成される。そして、シール部材を介して当接させられるため、トンネル状溝及び蓋状部材に成形時のヒケやうねり等があってもシール性が損なわれない。さらに、別部材として構成されていた仕切部と蓋状部材とを一体成形してリザーバ本体部に組付け、連通路と仕切部とを同時に形成できることから、組付け性が向上するとともに部品点数が削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるマスタシリンダリザーバの側面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図2のC−C断面図。
【図4】図3のマスタシリンダリザーバのブレーキ液の液面が傾いた状態を示す図。
【図5】図3においてキャップ部材を取外した状態を示す図。
【図6】図5のD−D断面図であり、連通路の断面を示す図。
【図7】図2のB-B断面図。
【図8】蓋状部材の平面図および側面図。
【符号の説明】
10 マスタシリンダリザーバ(リザーバ)
11 リザーバ本体部
11a トンネル状溝
12 貯溜室
12a 作動液部分
12b 大気部分
13 注油開口部
14 仕切部
14a 連通穴
15 中間部
16 連通路
16a 開口部
16b 開口部
18 キャップ部材
21 蓋状部材
22 シール部材

Claims (1)

  1. 作動液を貯溜するとともに平常状態において作動液が存在する作動液部分と大気が存在する大気部分とから成る貯溜室を備えたリザーバ本体部と、前記貯溜室に作動液を注入するために前記リザーバ本体部に形成された注油開口部と、前記リザーバ本体部に配設されて前記貯溜室と前記注油開口部とを仕切るとともに前記貯溜室と前記注油開口部との間に中間部を形成する仕切部と、前記仕切部に配設されて前記中間部と前記貯溜室とを連通する連通穴と、前記注油開口部に配設されて前記中間部と前記リザーバ本体部の外部とを連通する呼吸経路を備えるとともに前記連通穴を介しての前記中間部と前記貯溜室との連通を遮断するキャップ部材と、開口部の一端が前記中間部に接続されるとともに開口部の他端が前記大気部分に配置されて前記中間部と前記貯溜室とを連通する連通路とを備えたリザーバにおいて、
    前記連通路は、前記リザーバ本体部に形成されて前記中間部から前記貯溜室へ延在されるトンネル状溝が、シール部材を介して蓋状部材で閉塞されて形成され、
    前記仕切部は、前記蓋状部材と一体に形成されていることを特徴とするリザーバ。
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