JP4359392B2 - 調整可能な空隙で分離された磁石を用いてトルク調整するふた締めヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
本発明はねじを切った容器に予めねじを切った閉鎖体を取り付けるための磁気クラッチを備えたねじふた締めヘッドに関する。特に、本発明はトルク調整機能を備えたふた締めヘッドを提供する。
【0002】
予めねじを切った閉鎖体を予めねじを切った容器に取り付けるためのふた締め機械は従来から知られている。予めねじを切った閉鎖体が、損傷をもたらしうる程度に固く締めすぎないようにするために、従来のねじふた締め機械にはトルク依存クラッチを有するよく「ヘッドセット」と称されるねじふた締めヘッドが設けられている。クラッチは予めねじを切った閉鎖体に伝達しうる最大トルクを限定している。これまで種々の型式のクラッチが使用されてきた。これらのクラッチは滑りクラッチとか、機械的なトルク制限クラッチとか、また磁気クラッチを含む。磁気クラッチの一例がアルミニュームカンパニオブアメリカ社(Aluminum Company of America)に譲渡され、参考のために本明細書に含めているエリス他(Ellis et al)に対する米国特許第5,490,369号に示されている。クラッチのその他の例が米国特許第4,364,218号、同第4,492,068号、同第4,674,264号及び同第5,197,258号に開示されている。従来技術による多くの型式のクラッチは全体的に満足のいくものであったが、多くのものは調整が容易でなく、従って異なる閉鎖体を取り付けるとか、必要な取付け力が異なったり等して加えるトルクの量を変更する必要がある場合著しい休止時間が生じる。エリス他による特許第5,490,369号は磁石の対向するリングから構成される調整可能なクラッチを備えたふた締めヘッドを教示している。前記リングの一方はクラッチのトルク限度を変更するように他方の磁気リングに対して調整可能なピストンリング組立体に配置されている。
【0003】
要約すれば、本発明のねじふた締めヘッドは予めねじを切った容器に予めねじを切った閉鎖体を取り付けるヘッド組立体であって、各種の閉鎖体に加えるべきトルクを容易に変更でき、そのためふた締めヘッドを各種の異なる閉鎖体および容器に対して使用するように適合可能なヘッド組立体に関する。
【0004】
本発明を包含したふた締めヘッドは回転可能な駆動スピンドルに固定するようにされた第1のハウジング組立体を含む。クラッチハウジングが第1のハウジング組立体に装着され、該ハウジングに対して軸方向に運動するようにされている。クラッチ組立体は上方部分と下方部分とを有する。上方部分は駆動スピンドルが接続されているクラッチの部分に固定された磁石の第1の円形リングからなる磁気クラッチを含む。クラッチの下方ハウジング部分はクラッチハウジングの上方部分に対して軸線方向に整合し該部分に対して回転自在に装着されている。クラッチハウジングの下方部分はクラッチハウジングの上方部分に装着されている磁石の第1のリングから軸線方向に離隔した磁石の第2のリングを含む。磁石の第1と第2のリングが一緒になって磁石クラッチを形成する。これらの軸線方向に離隔した組の磁石の間の空隙が閉鎖体に加えられるトルクを決める。前記クラッチは予めねじを切った閉鎖体を予めねじを切った容器に取り付けた後、所望のトルクの値に達するか、またはそれを上回った場合滑ることができるようにされている。基本的には、作動モードはふたをすべき容器上のふたにチャックが係合するにつれて、スピンドルとハウジングとを僅かに伸縮させてその間に配置されたばねを圧縮させることによりふた対容器の間のシールおよび(または)チャックとふたとの間で十分な回転摩擦係合をさせるための天井荷重が提供される。磁石リングの間の磁気吸引作用によってチャック組立体を備えた駆動スピンドルと共に回転するハウジングからトルク荷重を加える。このトルクの荷重によってチャック組立体が容器上に予めねじ係合されていたふたと係合し、それ以上の締め付けに対する機械的抵抗がそれを超えると磁石の誘引作用を上回る事前に決定可能な締め付け固さまで、該ふたを締めることが出来るようにする。このようなことが発生すると、磁石クラッチ組立体はスピンドルと関連のハウジングがクラッチの下方ハウジング部分に対して回転し続けるにつれて単に滑るだけである。
【0005】
本発明による磁気クラッチ組立体は任意の数の所定の設定位置に対しても磁気トルク負荷を較正しうる機構を提供する。更に、例えばクラッチ組立体の製造の後一旦所定の設定位置が設定されると、磁気クラッチの実際のトルクは例えば7.0インチポンドから22.5インチポンドまでの値の範囲に亘って所定セットの増分調整によって調整可能である。これらの調整は第1の所定の値から第2の(異なる)所定の値までのトルクの選択した変更を可能にする調整リングを使用することによって可能にされる。更に、この調整リングの特性は該調整リングを簡単に増分運動させることにより第2の所定の値から第1の所定の値まで復帰出来るようにする。
【0006】
従って、要約すれば、ふた締めヘッド組立体はスピンドル装着カラー手段とクラッチハウジングを支持する手段とを有する第1のハウジングを含む。クラッチハウジングは第1の磁気リング手段を備えた上方部分と第2の磁気リングを備えた下方部分とを有する。下方部分はクラッチハウジングの上方部分に対して回転自在である。下方部分は第1と第2の磁気リングの間の調整可能な空隙を設ける手段を含む。ロック手段は選択した位置において空隙を調整する手段を保持する。
【0007】
従って、本発明の目的はトルク負荷を選択しうる磁気クラッチを備えたふた締めヘッドの改良を提供することである。
【0008】
本発明の別な目的は磁気的に駆動されるトルク力を装置毎に変動させる可能性のある製造上の公差を補正するように組立ての間に較正しうる磁気クラッチを備えたふた締めヘッドを提供することである。
【0009】
本発明の更に別な目的はふた締めヘッドおよび関連の支持装置を洗浄すなわち掃除し易くする構造を備えたふた締めヘッドを提供することである。
【0010】
本発明の前述およびその他の特徴や利点は添付図面と関連して好適実施例の詳細説明を検討することによってより完全に認識しうる。
【0011】
図1と図2とにおいて、本発明の代替実施例が示されている。これらの2種類の実施例の間の主な差異は天井荷重ばねの位置にある。以下の詳細説明から認められるように、図1において、天井荷重ばねはスピンドル装着カラーおよびクラッチ組立体ハウジングの上方部分に対して外側に装着されている。図2においては、天井荷重ばねはスピンドル装着カラーおよびクラッチハウジングの上方部分とに対して内側に装着されている。双方の図面において、同じ要素は同じ参照番号で識別している。頂部ばねを内側または外側に配置しうるようにその構造が修正された特定の要素は内側に対しては「I」で、外側に対しては「E」で指示する参照文字で識別する。
【0012】
さて、特に図1を参照すれば、ねじふた締めヘッド組立体は全体的に参照番号10で指示されている。前記組立体はそのスピンドル装着カラー12によって、図示していない駆動手段に取り付けられるように構成されている。ねじふた締め機械はターレットの周りで円形状に本明細書で説明する位置で8個、10個またはそれ以上のねじふた締めヘッドを有するターレット組立体によって駆動されるのが一般的である。各ふた締めヘッドは予めねじを切った閉鎖体でシールすべき容器と整合するように運動するように上下に往復運動する。ねじふた締めヘッド組立体10は、スピンドル装着カラー12がその一要素である上方ハウジング14と、上方部分18と下方部分20とを含むクラッチハウジング16と、チャック組立体22とを組み込んでいる。
【0013】
上方ハウジング14は半径方向内方に突出するスプライン26を備えたアダプタハウジング24を含む。スピンドル装着カラー12は固定ねじ28によってアダプタハウジング24に装着されている。軸線方向に配置されたノックアウトロッド30は上方ハウジング14によって画成された内方室32を通して延びている。ノックアウトロッド30はチャック22に対して全体的に後退した位置で保持されるようにばね手段34によって弾圧されている。作動時、ノックアウトロッド30はターレットハウジングにおけるカム装置によって起動する。
【0014】
クラッチハウジング16は、該クラッチハウジング16を上方ハウジング14に対して軸線方向に移動させうるように上方ハウジング14のスプライン26と協働する半径方向外方に延びるスプライン36を含む上方部分18を有する。外側にある天井荷重ばね38Eはクラッチハウジング16を上方ハウジング14から離れる方向に弾圧しようとする。しかしながら、クラッチハウジング16は、スピンドルの装着カラーの対応する肩部分42と係合している上方クラッチハウジングのスプラインを切った部分の半径方向に延びる肩部分40によって上方ハウジング14内に保持されている。このような形態はクラッチハウジング16がねじを切った閉鎖体を容器に取り付ける間スピンドル装着カラーに対して最大伸長した位置から圧縮されうるようにする。組立体がスピンドル装着カラーをターレット装置に装着することによって回転するにつれて、上方ハウジングの回転がクラッチハウジングと上方ハウジングとの相互に接続されたスプラインを介してクラッチハウジングに伝達される。
【0015】
図2に示すように、内側の天井荷重ばねは参照番号38Iによって指示されており、室32を画成する上方ハウジング14の部分の周りで周方向に配置されている。内側のばね38Iはスピンドル装着カラー12の内側フランジ44に載置されている。
【0016】
図1から図4までを検討すれば、クラッチハウジング16は上方部分18と下方部分20とを含むことが判る。前記下方部分20はクラッチハウジング16の上方部分18に対して回転自在であるようにベアリング手段48によって支持されている。ベアリング手段48の外側レース50はクラッチハウジングの上方部分18内にしっかりと保持され、内側レース52はクラッチハウジングの下方部分16に保持されている。クラッチハウジングの上方部分の回転運動は全体的に54で指示する磁気クラッチによってクラッチハウジングの下方部分に伝達される。磁気クラッチ54は接触することなく作動し、摩耗または熱によって影響されることはない。2個の磁気リング56および58によって動力の伝達が行われる。磁気リング56および58は軸線方向に整合して相互に対して上下に配置されている。最底側磁気リング、すなわち下方磁気リング56はクラッチハウジングの上方部分18に対して固定位置に保持されている。以下説明するように、この磁気リングは、一連の所定の値に亘って磁気クラッチを正確に調整しうるようにふた締めヘッドを最終的に組み立てた後磁気クラッチを「零化」しうるようにする調整機能を含む。
【0017】
クラッチハウジング16の下方部分20はクラッチハウジングの上方部分16に対して回転するようにベアリング48によって装着されている。図3から最良に判るように、クラッチハウジングの下方部分は3個の主要な要素、すなわちクラッチハウジングの上方部分18に対して固定した軸線方向位置で回転するように装着された第1の部材60と、第1の部材60に対して軸線方向に移動可能な第2の部材62と、前記第2の部材62を前記第1の部材60に対する所定の軸線方向に移動した位置に保持するロック手段64とを含む。上方の磁気リング58は第2の部材62の半径方向に延びた肩部分66に装着されている。第1の部材60は上方のねじを切った部分68と下方のスプラインを切った部分70とを含む。第2の部材62は第1の部材60のねじを切った部分と係合する内ねじ72を有する。第2の部材62がねじを切った部分の周りで回転するにつれて、第1の部材60の固定位置に対して軸線方向に移動する。第2の部材62が第1の部材60に対して回転すると上方の磁気リング58が下方の磁気リング56に対して近接したり、または後退するようにさせる。下方の固定の磁気リングに向って、またはそこから離れる方向へのこの移動によって磁気リング間の空隙を変更する。隣接する磁気リングが磁気クラッチを画成し、従って当該技術分野の専門家には周知のように、クラッチハウジングの上方部分18とクラッチハウジングの下方部分20との間の伝達可能なトルクは磁気リング56および58の間の空隙によって決まる。このように、磁石が相互により近接すると、クラッチ組立体16の上方部分を備えた上方ハウジング14とクラッチ組立体の下方部分20との間でより大きなトルクが伝達されるようになる。逆に、リング56および58の磁石がより離れると、トルクは減少する。一般に、磁気リングの間の空隙は約0.34ミリメートルから0.90ミリメートルの間で変動し、そのためそれぞれ22.5から7.0インチポンドの間が限度のトルクを提供する。ロック手段64は半径方向内方に突出したスプライン76と軸線方向上方に延びる歯78とを含むカラー74を含む。カラー74のスプライン76は第1の部材60のスプラインを切った部分70と協働する。このような協働は第2の部材62に対するカラー74の軸線方向の移動を促進する。第2の部材62はロック手段のカラー74の上方に延びた歯78と協働する下方、かつ軸線方向に突出したロック用歯80を含む。ロック手段76は最上方のロック位置にあると、第1の部材60に対する第2の部材62の回転を阻止する。カラー74の歯78と第2の部材62のロック用歯80とが係合しないようにカラー74が第2の部材62から軸線方向に離されると、第2の部材62はねじを切った部分68によって第1の部材60に対して回転可能である。ロック手段のカラー74は止めねじ82によって(図5および図6を参照)、またはロック手段を第2の部材62に対する閉鎖したロック位置で弾圧する磁気リング84によってロック位置に保持することができる。第2の部材62は第1の部材60の周りで約360度回転しうることが好ましい。この360度の回転は上方磁気リングを下方磁気リングに向って、または離れる方向に運動させることによって最適範囲の磁気トルクを提供する。歯80に数種の所定のトルク値を示すインデックスで印を付けることができる。調整リング84は、該調整リング84と第2の部材62との間の相対的な回転移動の量を設定するように止めねじ82または何らかのその他の印のような方向を示す点でマークを付けてもよい。スナップリング63がスナップリング用溝65と協働してロック手段64の移動を制限する。
【0018】
このふた締めヘッド組立体10の別な特徴はノックアウトロッド30の周りで周方向に配置されたプランジャ部材88である。前記プランジャ88は室32を画成する上方ハウジング部材に亘って上方ハウジング14の間を延び、ばねとプランジャ88の上方部分94の間に配置されたスラストベアリング92によって支持されたばね手段90によって弾圧されている。プランジャ88はチャック組立体22に保持された瓶のふたの頂部に対して制御された下方への圧力を提供するようにされている。プランジャ88の底部分96はふたの面と接触する。しかしながら、プランジャ88はクラッチハウジング16の下方部分20内で回転自在に保持されている。このことは、プランジャをしてふたに対して力を加え、一方同時にチャック組立体がふたを瓶の上に締め付ける際ふたの頂部を傷つけることはない。
【0019】
クラッチ組立体はヘッドセット10の製作および組立てが完了した後磁気クラッチを所定の設定値に対して零にしうるようにする別な調整機能を有する。この調整機能は個々に製作されたヘッドセットを予定の、または所望の値に正確に較正しうるようにする。クラッチハウジング16の上方部分18に装着された下方の磁気リング56は磁気クラッチの工場での調整または較正調整を可能にする。磁気リング56は該磁気リング56と下方アーム98とに設けられた適合するねじによってクラッチハウジング16の上方部分18の下方に垂下した側壁に保持されている。「零」に較正した後最終的にどうなるかを指示する調整リング84のインデックス82を所定位置に位置させて、ねじを切った磁気リング56は磁気リング58との空隙を調整するように回転させられる。所望の空隙が達成されると、磁気リング56は止めねじ100によってこの位置にロックされる。このような最終較正によって対の磁気リング56および58の正確な整合を可能にする。磁気クラッチのその後の調整は調整リングによって行われる。
【0020】
このように、上方ハウジング14はスピンドル装着カラー12によって駆動されるとクラッチハウジング16の上方部分18を回転させる。磁気クラッチ54によってクラッチハウジング16の下方部分20が駆動される。しかしながら、トルクの限度に達すると、クラッチハウジングの下方部分20は上方ハウジング14が連続して回転しているにもかかわらず回転を停止する。
【0021】
本発明の精神と範囲内に入る全ての修正は特許請求の範囲によって網羅される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したふた締めヘッドの断面図である。
【図2】 本発明のふた締めヘッドの代替実施例の断面図である。
【図3】 AからGまではクラッチハウジングの下方部分を分解図および断面図で示す、図1の線3―3に全体的に沿って見た図である。
【図4】 ふた締めヘッド組立体のクラッチ部分の詳細図である。
【図5】 ロック位置でトルク調整制御装置を示す詳細図である。
【図6】 解放位置でトルク調整制御装置を示す詳細図である。

Claims (13)

  1. スピンドル装着カラーとクラッチハウジングを支持する手段とを有する第1のハウジングを含み、前記クラッチハウジングが第1の磁気リング手段を備えた上方部分と、第2の磁気リング及びふた締めヘッドを備えた下方部分とを有するふた締めヘッド組立体において、前記第1のハウジングがスプラインを含み、前記クラッチハウジングの上方部分が前記クラッチハウジングを前記第1のハウジングに対して軸線方向に移動させるように前記第1のハウジングのスプラインと協働するスプラインを含み、前記下方部分が前記上方部分に対して回転自在であり、前記下方部分が、前記第1と第2の磁気リング手段との間で調整可能な空隙を設ける機構、及び前記空隙を選択された値に保つため、前記機構を維持するロック機構を含み、
    前記クラッチハウジングの下方部分の第1の部材が上方のねじを切った部分と下方のスプラインを切った部分とを含み、前記クラッチハウジングの下方部分の第2の部材が前記第1の部材とねじ係合し、前記ロック機構が前記第2の部材のスプラインを切った部分と係合し該ロック機構が前記第2の部材と係合する第1のロック位置から、前記第2の部材が前記第1の部材の周りで回転可能なように前記ロック機構が前記第2の部材から解放される第2の非ロック位置まで運動しうるようにさせるスプラインを有する
    ことを特徴とするふた締めヘッド組立体。
  2. 前記第1のハウジングと前記クラッチハウジングとが離隔関係で保持されるように相互に対して弾圧されていることを特徴とする請求項に記載のふた締めヘッド組立体。
  3. 前記第1のハウジングとクラッチハウジングとを離隔関係に保つためにそれらの間に配置されたばね要素を含むことを特徴とする請求項に記載のふた締めヘッド組立体。
  4. 前記クラッチハウジングの上方部分と前記クラッチハウジングの下方部分とが、該上方部分と機械的に連通した外側レースと該下方部分と機械的に連通した内側レースとを有するベアリングによって相互に対して回転可能であることを特徴とする請求項1に記載のふた締めヘッド組立体。
  5. 前記クラッチハウジングの下方部分の第2の部材が前記クラッチハウジングの下方部分の第1の部材に対して、前記第1の部材の周りで前記第2の部材が回転しうるようにするねじによって軸線方向に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のふた締めヘッド組立体。
  6. 前記クラッチハウジングの下方部分の第2の部材が前記第2の磁石リングを支持する手段を含み、前記クラッチハウジングの上方部分が前記第1の部材の周りの前記第2の部材の回転運動が前記第1と第2の磁気リングの間の空隙を調整するように前記第1の磁気リングを支持する手段を含むことを特徴とする請求項に記載のふた締めヘッド組立体。
  7. 前記ロック機構が止めねじによってロック位置に保持されることを特徴とする請求項に記載のふた締めヘッド組立体。
  8. 前記ロック機構が該ロック機構の磁石と前記第2の部材との間の磁気吸引によって前記第2の部材に対する第1のロック位置において前記ロック機構を保持する手段を含むことを特徴とする請求項に記載のふた締めヘッド組立体。
  9. 前記ロック機構が前記第1と第2の磁気リング手段の間に設けられた調整可能な空隙の値を識別し易くするインデックス手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のふた締めヘッド組立体。
  10. 前記クラッチハウジングの下方部分がその一端において歯手段を含み、前記ロック機構が前記第2の部材の歯手段とインタロックして前記ロック機構に対する前記第2の部材の回転運動を阻止する歯手段を含むことを特徴とする請求項に記載のふた締めヘッド組立体。
  11. 前記ロック機構のスプラインが前記クラッチハウジングの下方部分の第1の部材に対する前記ロック機構の回転を阻止し、前記ロック機構の歯手段が前記第1の部材に対する前記第2の部材の回転を阻止し、それによって前記第1と第2の磁気リングとの間の調整可能な空隙が選択された値に保たれることを特徴とする請求項に記載のふた締めヘッド組立体。
  12. スピンドル装着カラーとクラッチハウジングを支持する手段とを有する第1のハウジングを含み、前記クラッチハウジングが第1の磁気リング手段を備えた上方部分と、第2の磁気リング及びふた締めヘッドを備えた下方部分とを有するふた締めヘッド組立体において、前記第1のハウジングがスプラインを含み、前記クラッチハウジングの上方部分が前記クラッチハウジングを前記第1のハウジングに対して軸線方向に移動させるように前記第1のハウジングのスプラインと協働するスプラインを含み、前記下方部分が前記クラッチハウジングの上方部分に対して固定の軸線位置において回転するように装着された第1の部材と、前記第1の部材に対して軸方向に移動可能な第2の部材であって、前記第2の磁気リングが第2の部材に装着されており、それにより前記第2の部材の軸方向における移動が前記第1と第2の磁気リングの間に調整可能な空隙を設けるような第2の部材と、前記第2の部材を前記第1の部材に対する所定の位置に保持するロック機構とを有し、
    前記クラッチハウジングの下方部分の第1の部材が上方のねじ部分と下方のスプライン部分とを含み、前記クラッチハウジングの下方部分の第2の部材が前記第1の部材とねじ係合しており、前記ロック手段が、前記第2の部材のスプラインを切った部分と係合し前記ロック手段が、該ロック手段が前記第2の部材と係合する第1のロック位置から前記第2の部材が前記第1の部材の周りで回転可能なように前記ロック手段が前記第2の部材から解放される第2の非ロック位置まで運動しうるようにするスプラインを有する
    ことを特徴とするふた締めヘッド組立体。
  13. 前記クラッチハウジングの下方部分の第2の部材が前記クラッチハウジングの下方部分の第1の部材に対して、該第1の部材の周りでの前記第2の部材の回転を可能にするねじ手段によって軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項12に記載のふた締めヘッド組立体。
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