JP4358573B2 - 空気入りタイヤ製造のためのリボン巻き付け装置及び巻き付け方法 - Google Patents

空気入りタイヤ製造のためのリボン巻き付け装置及び巻き付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、タイヤ、またはこれを構成するスパイラルキャッププライその他の部材を製造するために、補強用コードその他のリボン(細帯状部材)を、周方向に沿って成形用ドラムに巻き付ける装置及び方法に関する。
例えば、現在空気入りタイヤの主流となっているラジアルタイヤは、補強用コード入りのシート部材として、両ビード部の間を掛け渡される1つまたは複数のカーカスプライ、及び、これとトレッドゴムとの間に配されるベルトプライ等を含んでいる(例えば特許文献1)。ベルトプライは、スチールコード等により補強されたゴムシートである。
ラジアルタイヤの成形工程において、高速耐久性等を向上させる必要がある場合などに、ベルトプライと、これを覆うトレッドゴム(キャップトレッド)との間には、タイヤ周方向に沿って、補強用コードをゴム被覆したリボンが巻き付けられる(特許文献1)。すなわち、66ナイロン等の有機繊維またはスチールフィラメント等からなる補強用コードにより、高速走行時タイヤが遠心力等によって過度に変形するのを防止するものである。
このリボンは、トレッドの全面にわたって、または、トレッドの両端部などに、スパイラル状またはスプライス(両端接合リング)状に巻き付けられて、ベルトカバープライをなす。スパイラル状に巻き付けられる場合には、スパイラルキャッププライともいう。
ベルトカバープライを形成するためには、タイヤの成形ドラムの所定位置に所定のピッチで、リボンを巻き付ける必要があり、そのための巻き付け装置についての検討が行われている(例えば特許文献2)。また、成形ドラムにリボンを巻き付けていく方法によって、ベルトプライその他のタイヤ部材を製造することも検討されている(例えば特許文献3)。
リボンは、一般に、供給装置からガイドローラーを経てドラム面の所定位置に供給され、所定個所での巻き付けが終了するごとに、ガイドローラーと成形ドラムとの間の個所で、切断装置による切断が行われる(特許文献2、及び、特許文献3の図8〜12及び段落番号[0061]〜[0070])。
ところが、リボンを切断する際などに、リボンに位置ズレが生じる場合があり問題となっていた。
そこで、リボンが凹溝状の送出ガイドを通りその先端のローラーに案内または押圧されつつ成形ドラムの周面に送られるようにするとともに、送出ガイドの途中にギロチン式のカッターを配置することが提案されている(特許文献4)。特許文献4の巻き付け装置及びその作動について、図16〜17に模式的に示す。カッター13’によりリボン51を切断する際、送出ガイド11’中にあってカッター13’より少し後方(成形ドラムより遠い側)の位置で、リボン51が押さえアーム65とスライド板66とにより挟み込まれる(図16)。そして、切断後には、アーム65及びスライド板66が、スライドブロック67と共に、エアシリンダにより成形ドラムの側へと押し出される(図17)。これにより、リボン51の先端が送出ガイドの先端よりわずかに突き出すようになる。
しかし、このような巻き付け装置であると、押さえアーム65及びスライド板66並びにスライドブロック67といった部材が必要であり、装置が複雑で大型となる。そのため、巻き付け装置の製造及び補修のコストの増大を招くとともに、巻き付け装置の設置スペースが大きくなってしまうという問題がある。
一方、近年、リボン51として、幅が10mm以下といった、かなり細幅のものを用いる場合も見られるようになったが、このような場合はリボンの「こし」(弾性による剛さ)が小さくなる。そのため、リボンの先端部は、送出ガイド11’中を摺動させて押し出す際に、摩擦や引っかかりによって「うねり」や折り返しを引き起こすことがあった。すなわち、リボンの先端の貼り付け位置がぶれてしまう等のトラブルの原因となっていた。
特開平6−24208号公報 特開平6−106651号公報 特開2002−127270号公報 特開平7−164559号公報
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、空気入タイヤまたはその部材を製造するための成形ドラム上にリボンを巻き付ける装置及び方法において、装置構成を簡略化し製造コストや設置スペース等を低減できるとともに、リボンの先端を送り出す操作の精度及び信頼性を向上させることができるものを提供しようとする。
本発明のリボン巻き付け装置は、空気入タイヤまたはその部材を製造するための成形ドラム上にリボンを巻き付ける装置であって、成形ドラムに近接して配されてリボンを送り出すための溝形または筒孔状の送出ガイドと、この送出ガイドの先端に近接して配されてリボンを成形ドラムへと案内するかまたは押し付ける先端ローラーと、所定分量の巻き付けの後にリボンを切断するためのリボン切断装置とを備えるリボン巻き付け装置において、送出ガイド及び先端ローラーを保持する一つの保持部材と、この保持部材を一つの支軸まわりに回動させることにより送出ガイドの先端を成形ドラムに対して接近または隔離させる第1の駆動機構と、送出ガイドの先端を先端ローラーに対して押し付けまたは離間させる第2の駆動機構と、第1及び第2の駆動機構及びリボン切断装置の駆動制御を行うための制御機構とを備え、リボン切断装置は、成形ドラムと、成形ドラムから離隔された送出ガイドとの間の個所でリボンを切断するものであり、制御機構は、所定分量の巻き付け終了後に成形ドラムの回転を停止させるとともに第2の駆動機構を作動させて送出ガイドと先端ローラとの間にリボンを挟み込んで保持し、このようにリボンが保持された状態にて、第1の駆動機構を駆動させて送出ガイドの先端を成形ドラムから隔離した上で前記切断装置を作動させ、さらにこの後、第1の駆動機構により前記送出ガイドの先端を成形ドラムの周面に接近させるとともに、成形ドラムを必要に応じて回転させることでリボンの先端部を成形ドラム上の所定位置に配置し、成形ドラムの回転を停止した状態にて、先端ローラーを一旦成形ドラムに押し付けてリボンの先端部を成形ドラムに貼り付けるとともにリボンの挟み込み保持を解除し、続いて、再度の所定分量の巻き付けが終了するまで、成形ドラムの回転及びリボンの供給を実行させるものであることを特徴とする。
好ましくは、前記リボン切断装置が、前記保持部材の一部に回動可能に軸支されるアームと、この先端に設けられるローラーと、このローラーに近接してアームに固定される切断刃と、前記アームを回動させて切断を行うための第3の駆動機構とからなる。このようであると、比較的小さい間隔中で確実かつ容易に切断を行うことができる。
また、好ましくは、前記駆動機構がいずれもエアシリンダからなる。このようであると、迅速な駆動を容易に行うことができる。
一つの好ましい態様によると、前記保持部材がドラム軸に垂直の平板からなり、前記支軸がこのまわりに回動する部材全体の重心の近傍に位置し、この支軸が、ドラム軸方向に可動の支持機構により支持されている。このようであると保持部材の構成がシンプルになる他、支持及び回動を行うにあたっての構造の簡素化及び作用応力の最小化を図ることができる。
本発明のリボン巻き付け方法は、空気入タイヤまたはその部材を製造すべく成形ドラム上に巻き付ける方法であって、成形ドラムの停止時に、溝または筒孔状の送出ガイドに保持されたリボンの先端を、送出ガイドの先端に近接して配される先端ローラーを用いて成形ドラムに貼り付け、成形ドラムを回転させつつリボンを送り出して、所定分量だけリボンを巻き付け、この後に成形ドラムの回転及びリボンの供給を一旦停止して、リボンの切断を行うリボン巻き付け方法において、巻き付けを開始する前の初期状態では、リボンの先端部を送出ガイドの先端と先端ローラーとの間に挟み込んで保持し、この初期状態から巻き付け動作を開始する前に、成形ドラムの回転位置を調整することで、挟み込まれたリボンの先端部をドラム面上の所定位置に配置し、さらに、リボンの先端部について、挟み込みによる保持を解除するとともに、先端ローラーにより押圧して成形ドラムに貼り付け、このように貼り付けられた状態で、成形ドラムの回転及びリボンの供給を続けて巻き付け動作を行い、所定分量の巻き付けが完了した際に、成形ドラムの回転を停止し、かつ、送出ガイドの先端と先端ローラーとの間の間隔を狭めてリボンを挟み込み、この挟み込み個所と成形ドラムとの間で、リボンを切断し、この後前記初期状態に戻ることを特徴とする。
好ましくは、リボンの切断の際、予め、送出ガイド及び先端ローラーを保持する保持部材を回動させて、前記挟み込み個所を成形ドラムから離間させ、挟み込まれたリボンの先端部をドラム面上の所定位置に配置する際に、前記保持部材を回動させることにより、挟み込まれたリボンの先端部を成形ドラムに近接させる。このようであると、リボンの切断を確実かつ容易に行うことができる。
巻き付け装置の構成を簡略化し製造また補修のコスト、または設置スペースを低減できるとともに、リボンの先端を送り出す操作の精度または信頼性を高く保つことができる。
本発明の実施例について、図1〜10を用いて説明する。
図1〜3は、巻き付け装置の全体を示す斜視図、側面図及び上面図である。また、図4は、巻き付け装置の先端の送出部を示す斜視図である。図3において、送出部の一部の構成などは省略されている。
図1〜2に示すように、巻き付け装置10は、成形ドラム5にリボン51を送り出す送出部1と、送り出すリボン51の張力を調整するダンサー装置2と、リボンを所定速度で供給するリボン供給部3と、これらをドラム軸方向に可動に保持するフレーム4とからなる。
フレーム4は、矩形状の可動ベース41と、これより面積の小さい天板42とが、垂直の支柱・壁部43を介して組み合わされてなる、部分的に切り開いた箱状ないし籠(かご)状の本体部4aから、さらに前方(成形ドラム側)に棚部44が突き出した形のものである。なお、フレーム本体部4aの後端からも比較的小寸法の棚部49が突き出している。フレーム4の天板42は、後方(成形ドラムの逆側)から見た場合、可動ベース41の右方の過半部を覆うように配されており、可動ベース41の左方部は、天板42により覆われていない。フレーム4の後方の棚部49から本体部4aにわたる領域にリボン供給部3が形成され、前方の棚部44の前方部に送出部1が形成され、そして、リボン供給部3と送出部1との間に、垂直に延びるダンサー装置2が配置される。
フレーム4の下方には、ドラム軸方向に延びる2本の断面凸字形のレール45が床面48に設置され、これに可動ベース41から下方に突き出す断面略凹字状の突出部41aが噛み合わされて摺動する。2本のレールの中間には、サーボモーター46の軸に直結したボルト軸シャフト47が延びており、これに、可動ベース41から下方に突き出すナット部41bが噛み合わされている。したがって、サーボモーター46の駆動によりフレーム4の全体をドラム軸方向に所定速度で、または所定位置へと移動させることができる。
フレームの天板42上には、ベルトコンベア装置31が装着されている。ベルトコンベア装置31は、モーター82及びこの駆動軸に直結する駆動ローラー83と、従動ローラー84と、これらローラー83,84の間に掛け渡された歯付き(幅方向に延びるインデント付き)のゴムベルト81とからなる。図3に示すように、天板42上には、その前方部を覆うようにモーター82が配置され、天板42の後方左端部に従動ローラー84の受け部85が設けられる。また、駆動及び従動ローラー83,84と、ゴムベルト81とは、天板42の左端42aより外側にはみ出た個所に配置される。駆動及び従動ローラー83,84は径及び設置高さが互いに等しく、そのため、ゴムベルト81の上面は、前後方向に延びる水平面を成している。
フレーム4の後方の棚部49上面には、シャフト受け部36が固定されている。図示の例で、シャフト受け部36は、棚部49上面の左右端部から上方に突き出す2つのリング部36aと、これらを接合する1枚の台板36bとからなり、この台板36bの右端には、パウダーブレーキ34が接合されている。また、シャフト受け部36は、フレーム4の可動ベース41と天板42との間をほぼ等分する高さ位置にある。
リボン51が円筒状に巻かれたリボンロール55のシャフト35は、リボン51が巻かれた部分から一方へと長く延在されており、この延在部35aがシャフト受け部36に挿通され、さらに延在部35aの先端35bが、パウダーブレーキ34に差し込まれて固定される。シャフト35の他端部35cは、リボン51が巻かれた部分から少しだけ突き出しており、不図示の、フレーム4の一部により支持される。このようにして、リボンロール55のシャフト35が、回動自在かつ制動自在にフレーム4から支持される。
なお、シャフト受け部36の上方には、フレーム本体部4aの後端からロッド状の梁が水平に突き出して、3個の光電管37−1〜37−3(図2)を保持している。また、これに対応して、可動ベース41の後端面の左端から断面L字状の梁が水平に突き出して3個のミラー38−1〜38−3(図2)を保持している。光電管37と、対応するミラー38との組み合わせにより、リボン51が繰り出されてリボンロール55の径がある値よりも小さくなったことを検知することができる。例えば、第1の光電管37−1と、第1のミラー38−1との間での光が通過可能となったならば、リボンロール55の径が一点鎖線で示す55’のところまで減少したことを検知することができる。このような検知に基づき、コンベアベルト装置31のモーター82の出力、または、パウダーブレーキ34の制動の強さなどが調整されて、最適状態でのリボン51の供給を行うように設定値の調整が行われる。
フレーム4の可動ベース41の上面には、前方の側に、棒状ローラー33が左右方向(ドラム軸方向)に延びるように配されている。棒状ローラー33の外周面は、両端から中央部に向かって徐々に径が太くなる膨出状の滑らかな曲面をなしている。リボンロール55の下面側から繰り出されたリボン51は、この棒状ローラー33のところで折り返されて、斜め上方へと、ベルトコンベアー装置31の後端部に向かって供給される。この際、リボン51がリボンロール55から繰り出される位置は、左右に振れ動くが、棒状ローラー33の膨出形状により、棒状ローラー33を経て折り返されるリボン行路長の変動が吸収される。棒状ローラー33は、また、図3に示すように、リボン51が、シャフト35に垂直な方向、すなわち巻き付け装置10の前後方向へとスムーズに繰り出されるようにするものである。
また、棒状ローラー33と、ベルトコンベアー装置31の後端の従動ローラー83との間には、該従動ローラー83に近接して、供給ガイドローラー32が配置される。このガイドローラー32は、小径のローラーの両側面に、従動ローラー83より径の大きい扁平円錐状のディスク板の頂部が組み合わさったような形状をなしている。このガイドローラー32は、フレーム4の天板42の端面42aから懸垂されており、ボールベアリングを介して、スムーズに高速回転可能に支持されている。供給ガイドローラー32は、リボン51の繰り出し位置が左右に振れても、大径のガイドによってリボン51の掛け外れを防止し、ゴムベルト81の幅方向中央付近の位置へと、リボン51が確実かつスムーズに供給されるようにするものである。
リボン51は、ベルトコンベアー装置31のゴムベルト81に掛け渡されて、前方へと送られた後、さらに前方に、送出部1へと送られる。図1〜2に示すように、ベルトコンベアー装置31の前端と、送出部1の後端のガイドローラー19との間で、リボン51は、ダンサー装置2のローラー21に掛け渡されて、側面から見てV字状に張られている。リボン51は、ダンサー装置2の上下一対のローラー21の間を通り抜ける際に、下方側への略一定の力を受けており、これにより、送出部1におけるリボン51の張力がほぼ一定に保たれている。
実施例のダンサー装置2においては、上下端の、カバー25により覆われた個所に滑車26が収納され、これら上下一対の滑車26(図2)にベルト22が掛け渡される。そして、前方の掛け渡し部分(図2中の垂直の実線)に、一対のローラー21が断面L字状の支持板24を介して固定され、後方の掛け渡し部分(図2中の垂直の破線)におもり29が固定されている。このようにして、一対のローラー21及び支持板24の自重が、おもり29(図2中、破線にて表示)による上方への力により、かなり相殺されて、ローラー21を通るリボン51に対して比較的小さい略一定の引き下げの力が加えられる。
なお、支持板24が嵌合部を介して垂直のレール23に噛み合わされているので、一対のローラー21は、垂直方向にのみ揺れ動くこととなる。
また、図1に示すように、レール23の上下端付近には、安全リミッター27が配されている。さらには、コンベア装置31の駆動及び従動ローラー83,84の軸の高さに、水平の略コの字状ないしリング状の金具28が固定されており、ローラー21がこれより上方に移動した場合、リボン51がこの金具28に掛けられて摺動することとなる。このような構成により、リボン51は、常に、歯付きのゴムベルト81上にしっかりと掛け渡されて、ゴムベルト81との間でスリップを生じることなく前方へと送られる。
次に、送出部1の詳細な構成について、図4の模式的な斜視図を用いて説明する。
フレーム4の棚部44ににおける前方(成形ドラム側)の左端からは、さらに、小棚44aが突き出している。図示の例では、断面逆L字状の金具が棚部44の側面に固定されて小棚44aをなしている。そして、この小棚44aの上方には、前後方向を向いた垂直の保持板15が配置されている。保持板15は、その重心の近傍にて、ドラム軸方向を向いた支持軸48aにより、垂直面内を振れ動き可能に支持されている。支持軸48aの両端部を支持する支持金具48は、図示の例で、一方が小棚44aの上面に固定され、他方が、棚部44の端部上面に固定されている。
保持板15は、左右に長い矩形状のベース部15bと、これから前方へと斜め上方に延びる先端部15aとからなる。図示の例では、さらに、後部上端面から上方に小寸法の後端延在部15cが設けられている。一方、保持板15の下部後端付近には、第1エアシリンダー16の駆動端16aがピン介して結合されている。この第1エアシリンダー16は、棚部44の側面に固定されて垂直に配されており、作動時に、保持板15を回動させてその先端部15aを成形ドラム5に接近させる。
上下一対をなすガイドローラー19−1及び19−2が保持板15の後端上部により支持されている。詳しくは、ベース部15bの後端上部及び後端延在部15cにより、それぞれ支持されている。一方、ベース部15bから先端部15aに移行する個所に、一対のガイドローラー14−1及び14−2が、斜め方向に組み合わされるようにして装着されている。これらにより、リボン51は、保持板15のベース部15bの上端に沿って、後方のガイドローラー19から前方のガイドローラー14へと、略水平に掛け渡されて送られる。なお、前方のガイドローラー14のうち、リボン51が実際に接する上方のガイドローラー14−1には、回転数及び回転位置を検出するマイクロエンコーダー14Aが備えられており、ガイドローラー14−1の軸に、保持板15の逆側から結合している。
保持板15の先端部15aにあって、成形ドラムに最も近い前方の先端15dには、1個の先端ローラー12が回動可能に支持されており、先端ローラー12と、前方のガイドローラー14−1,14−2との間には、上向きの凹溝11bをなすロッド状の送出ガイド11が配置されている。送出ガイド11は、第2エアシリンダー17を介して、保持板15の先端部15aから、前後に移動可能に支持されている。すなわち、第2エアシリンダー17の固定端部がガイド・保持部材17cを介して保持板15に固定されており、第2エアシリンダー17の駆動端17aに送出ガイド11が固定されている。第2エアシリンダー17が圧縮空気の供給を受けて作動すると、送出ガイド11が前方へと移動して先端ローラー12に押し付けられる。
送出ガイド11の先端には、くさび(楔)状に、先端ローラー12の下端に向かって延びるガイド突起11aが設けられており、ガイド突起11aの上面は、送出ガイド11内部の凹溝11bの底面から滑らかに連続している。これにより、リボン51を成形ドラム5の側へと導く際、引っかかりを生じる個所がなくスムーズに送り出される。また、送出ガイド11の先端が、先端ローラー12に押し付けられた際には、ガイド突起11aと先端ローラー12の周面との間にリボン51が挟み込まれる。
保持板15には、さらに、リボン切断装置13が装着されている。リボン切断装置13は、保持板15の上端近傍から上下に振れ動き可能に保持された直線状のアーム13cと、この先端に結合されたローラー13bと、これに近接してアーム13cに取り付けられたカッター刃13aとからなる。アーム13cは、その根元付近で、保持板15の上端近傍を貫くピン13eを介して、保持板15の逆側にあるレバー棒13dの一端に結合されており、レバー棒13dの他端(上端)は、第3エアシリンダー18の駆動端18aに結合されている。
保持板15の後部に固定された第3エアシリンダー18が圧縮空気の供給を受けて作動すると、レバー棒13dが押し上げられるとともに、リボン切断装置13のアーム13cが下方へと振れ動き、カッター刃13aが先端ローラー12の前方でリボン51を切断する。リボン51を切断する際、先端ローラー12と成形ドラム5との間は、リボン切断装置13のカッター刃13a及びローラー13bが通過できるように、予め引き離される。すなわち、保持板15を回動させる第1エアシリンダー16は、圧縮空気を解除した戻り状態としておくことで、保持板15の先端部15aを成形ドラム5から引き離しておく。また、同時に、第2エアシリンダー17を作動させて送出ガイド11と先端ローラ12との間にリボン51を挟み込んで固定しておく。
一方、成形ドラム5にリボン51を巻き付けて行く際には、第1エアシリンダー16を通常作動(通常空気圧)モードで作動させて、先端ローラー12を成形ドラム5に近接させるとともに、第2エアシリンダー17を解除して、リボン51に対する挟み込みを解除する。また、リボン51の切断後など、リボン51の巻き付けを開始する際には、まず、リボン51の先端部と成形ドラム5の周面との間の位置合わせを行う。そして、この後、第1エアシリンダー16に、通常作動モードよりも高圧の圧縮空気を一時的に導入する。これにより、例えば不図示のバネの力に抗して、先端ローラー12が成形ドラム5に押し付けられる。そして、挟み込み個所51bから突き出たリボン51の先端突き出し部51aが、成形ドラム5に貼り付けられる。
なお、リボン巻き付け装置10の各部分の作動、及び成形ドラム5のモータ52の回転動作を自動制御するためのマイコン6が、例えばオペレータールームに備えられる。
次に、図5〜10の要部側面図を用いて、上記実施例の巻き付け装置における送出部の作動について説明する。これらの図には、送出部1の作動に係る工程を順に示している。
図5には、成形ドラム5に最初にリボン51を巻き付ける前の初期状態、または、リボン51を巻き付けて切断した後の状態を模式的に示す。このとき、第1シリンダー16は、非作動(OFF)状態にあり、先端ローラー12は、成形ドラム5から最大限に離間された位置、すなわち最も後退した位置にある。また、第2シリンダー17が作動(ON)状態であって送出ガイド11と先端ローラー12との間にリボン51の先端部51aが挟み込まれている。また、成形ドラム5の回転は停止されている。
図6には、リボン51の先端部51aを成形ドラム5に貼り付ける前に、これらの間の位置調整を行う状態を示す。このとき、第1シリンダー16が通常の作動(ON)状態に切り替えられて、先端ローラー12が、成形ドラム5に近接してわずかに離間した位置にある。第2シリンダー17は作動(ON)状態のままであり、成形ドラム5は、適宜、順方向または逆方向に回転されて、所定の貼り付け位置への回転位置の調整が行われる。なお、リボン51の先端突き出し部51bは、挟み込み個所51cから所定長さだけ、すなわち、切断装置13による切断位置に対応した長さだけ突き出ている。
図7には、リボン51の先端部51aを貼り付ける様子を示す。このとき、第1シリンダー16に高圧圧縮空気が導入されて最大作動(FULL)状態となり、先端ローラー12が成形ドラム5に押し付けられる。また、このとき、第2シリンダー17が解除(OFF)状態に切り替えられる。成形ドラム5の回転は、予め停止されている。
図8には、リボン51が成形ドラム5に巻き付けられていく様子を示す。第1シリンダー16が通常の作動(ON)状態に戻されて、先端ローラー12が、成形ドラム5に近接してわずかに離間した位置にある。第2シリンダー17は解除(OFF)状態のままであり、成形ドラム5は、リボン51の供給に対応した所定速度で回転されている。
図9には、所定の巻き付けが完了した際の様子を示す。所定量のリボン51の巻き付け終了が、ガイドローラー14のエンコーダー14Aその他によって検知されると、成形ドラム5の回転が停止されるとともに、第2シリンダーが作動(ON)状態に切り替えられてリボン51の先端部51aが先端ローラー12と送出ガイド11との間に挟み込まれる。
図10には、最後に、リボン51が切断装置13によって切断される際の様子を示す。まず、第2シリンダーが作動(ON)状態のまま、すなわちリボン51が挟み込まれたままであり、第1シリンダー16が解除(OFF)状態に切り替えられて、先端ローラー12が、成形ドラム5から最大限に離間した後退位置に来る。次いで、第3シリンダー18を作動(ON)状態とすることにより、切断装置13のアーム13cが振り落とされて、カッター刃13aによりリボン51が切断される。
この後、第3シリンダー18が非作動(OFF)状態、すなわち戻り状態に復帰することにより、切断装置13のアーム13cが元の位置に引き戻される。すなわち、図5の状態に復帰する。
図11は、上記作動のための制御の流れを示すフローチャートである。
リボン巻き付け装置10を作動させるマイコン6のプログラムが起動すると、まず、ステップa1において図5の初期状態にあるかどうかをチェックする。初期状態にない場合には、ステップa11を経て初期状態に復帰するための動作指令を行う。
続くステップa2においては、第1シリンダー16を通常作動状態とするための指令を行う(図6参照)。次のステップa3〜a4においては、リボン先端部51aのドラム面に対する位置が所定のものであるかどうかをチェックし、所定位置に達するまで、適宜、成形ドラム5の回転またはサーボモーター46の駆動を行う(図6参照)。
リボン先端部51aが所定位置にあると判定したならば、ステップa5に進み、第2シリンダー17を解除してリボン挟み込み(クランプ)を解除するとともに、第1シリンダー16を最大作動状態とする(図7参照)。この後、ステップa6に進み、第1シリンダー16を通常作動状態とするとともに、成形ドラム5の回転を開始する(図8)。そして、ステップa7〜a8に進み、所定分量の巻き付けが完了するまで、巻き付け動作を続け、所定分量の巻き付けの完了時には、第2シリンダー17を作動させてリボン先端部51aの挟み込みを行うとともに、成形ドラム5の回転を停止する(図9)。
ステップa9〜10においては、第1シリンダー16を解除してから第3シリンダー18を作動させ、この後、第3シリンダー18を解除して初期状態に復帰させる。そして、さらにリボン巻き付けを行う場合、ステップa1に戻る。
次に、本発明の変形例について、図12〜15を用いて説明する。
変形例の貼り付け装置は、リボン供給装置及びダンサー装置の構成において、上記実施例と同様であるが、送出部の構成及び左右方向(ドラム軸方向)に移動可能とする構成において、実施例と異なっている。以下に説明する以外の送出部の構成及び作動は、実施例の場合と同様である。
まず、保持板15’の回転位置の設定は、ベース部15bの後部に接続するエアシリンダー16’と、前方部に接続するエアシリンダ16”とにより設定され、特にはこれらエアシリンダー16’,16”の作動(ON)・非作動(OFF)の組み合わせにより3つの回転位置のいずれかに設定される。すなわち、前方のエアシリンダ16”のみ作動する場合に、先端ローラー12は、成形ドラム5から最大限離間された後退位置(図13)にあり、後方のエアシリンダー16’のみ作動する場合には、先端ローラー12が成形ドラム5に押し付けられる(図15)。そして、両方のエアシリンダー16’,16”が作動するときに、先端ローラー12が成形ドラム5から近接して離間された位置に来る(図14)。
また、変形例においては、保持板15’を回動可能に支持する一対の支持金具48’は、前後のエアシリンダー16’,16”を固定する棚板44’とともに、1本の幅広のレール構造45’により、左右方向(ドラム軸方向)に移動可能に支持されている。図示の例で、支持金具48’及び棚板44’に接続する下方への断面凸字状の突出部41’aがレール構造45’の断面凹字状の部分に嵌合している。また、突出部41’aの下端から鉤状にナット部41’bが突き出しており、このナット部にボルト軸シャフト47がネジ合わされている。したがって、ボルト軸シャフト47の一端に直結されたサーボモーターが駆動されると、ナット部41’b及び突出部41’aを介して、送出部1’の全体がドラム軸方向に駆動されることとなる。
図示の変形例は、さらに、以下に説明する細部において、実施例と異なっている。
実施例における後方の一対のガイドローラー19−1,19−2に代えて、図1〜3に示す供給ガイドローラー32と全く同様の、ガイドフランジ付きのガイドローラー19’が設けられている。これにより、送出部1’が左右方向に移動した際にも、ダンサー装置2のローラー21を経て供給されるリボン51の掛け外れを防止する。
また、前方の一対のガイドローラー14−1,14−2に代えて、エンコーダー付きの一つのガイドローラー14が配置されており、前方のガイドローラー14と、後方のガイドローラー19’との間には、凹溝を形成するガイド部材61が設けられている。
上記変形例のような保持板の回転位置設定機構であると、実施例に比べて必要なエアシリンダが数が一つ増加し、部材寸法及び設置スペースも大きくなってしまうが、エアシリンダーのオン・オフ動作だけで、保持板の位置・姿勢を3段階に設定することができる。
上記実施例及び変形例においては、保持板等を駆動させる駆動機構がエアーシリンダであるとして説明したが、ソレノイド等であっても良く、場合によってはリニアモーター等であっても良い。また、保持板に代えて棒状の部材が組み合わさったフレーム構造を保持部材とするのであっても良い。
また、リボンは、ベルトカバープライ(スパイラルキャッププライ)を形成するものに限らず、ベルトプライ等を形成するものであっても良い。また、ゴム引きされた補強コードに限らず、補強コードのみのものであって良く、また、場合によっては補強コードを有しない、樹脂製またはゴム製の細帯状の部材であっても良い。
実施例のリボン巻き付け装置の全体を示す模式的な斜視図である。 実施例のリボン巻き付け装置の全体側面図である。 実施例のリボン巻き付け装置の上面図である。送出部の一部の構成などは省略されている。 実施例のリボン巻き付け装置における先端の送出部を示す斜視図である。 実施例の巻き付け装置において、送出部が初期状態にある際の様子を示す模式的な要部側面図である。 図5の状態に続く、貼り付け位置調整時の様子を示す模式的な要部側面図である。 図6の状態に続く、リボン先端部の貼り付けの際の様子を示す模式的な要部側面図である。 図7の状態に続く、リボンの巻き付けの進行時の様子を示す模式的な要部側面図である。 図8の状態に続く、リボンの巻き付け停止時の様子を示す模式的な要部側面図である。 図9の状態に続く、リボン切断時の様子を示す模式的な要部側面図である。 実施例のリボン巻き付け装置の作動についてさらに説明するためのフローチャートである。 変形例のリボン巻き付け装置における送出部の構成を示す側面図である。 変形例のリボン巻き付け装置の作動を説明するための図5に対応する要部側面図である。 変形例のリボン巻き付け装置の作動を説明するための図6等に対応する要部側面図である。 変形例のリボン巻き付け装置の作動を説明するための図7に対応する要部側面図である。 従来例におけるリボンの切断の様子を示す模式的な側面図である。 従来例におけるリボン先端部の送り出しの様子を示す模式的な側面図である。
符号の説明
1 送出部
10 リボン巻き付け装置
11 送出ガイド
12 先端ローラー
13 リボン切断装置
13a カッター刃
13b ローラー
13c アーム
15 保持板
16〜18 第1〜3エアシリンダー
2 ダンサー装置
3 リボン供給部
31 ベルトコンベアー装置
34 パウダーブレーキ
4 フレーム
45 レール
46 サーボモーター
5 成形ドラム
51 リボン
55 リボンロール
6 マイコン
81 ベルトコンベアー装置の歯付きゴムベルト

Claims (7)

  1. 空気入タイヤまたはその部材を製造するための成形ドラム上にリボンを巻き付ける装置であって、
    成形ドラムに近接して配されてリボンを送り出すための溝形または筒孔状の送出ガイドと、この送出ガイドの先端に近接して配されてリボンを成形ドラムへと案内するかまたは押し付ける先端ローラーと、所定分量の巻き付けの後にリボンを切断するためのリボン切断装置とを備えるリボン巻き付け装置において、
    送出ガイド及び先端ローラーを保持する一つの保持部材と、
    この保持部材を一つの支軸まわりに回動させることにより送出ガイドの先端を成形ドラムに対して接近または隔離させる第1の駆動機構と、
    送出ガイドの先端を先端ローラーに対して押し付けまたは離間させる第2の駆動機構と、
    第1及び第2の駆動機構及びリボン切断装置の駆動制御を行うための制御機構とを備え、
    リボン切断装置は、成形ドラムと、成形ドラムから離隔された送出ガイドとの間の個所でリボンを切断するものであり、
    制御機構は、
    所定分量の巻き付け終了後に成形ドラムの回転を停止させるとともに第2の駆動機構を作動させて送出ガイドと先端ローラとの間にリボンを挟み込んで保持し、
    このようにリボンが保持された状態にて、第1の駆動機構を駆動させて送出ガイドの先端を成形ドラムから隔離した上で前記切断装置を作動させ、
    さらにこの後、第1の駆動機構により前記送出ガイドの先端を成形ドラムの周面に接近させるとともに、成形ドラムを必要に応じて回転させることでリボンの先端部を成形ドラム上の所定位置に配置し、
    成形ドラムの回転を停止した状態にて、先端ローラーを一旦成形ドラムに押し付けてリボンの先端部を成形ドラムに貼り付けるとともにリボンの挟み込み保持を解除し、
    続いて、再度の所定分量の巻き付けが終了するまで、成形ドラムの回転及びリボンの供給を実行させるものであることを特徴とするリボン巻き付け装置。
  2. 前記リボン切断装置は、前記保持部材の一部に回動可能に軸支されるアームと、この先端に設けられるローラーと、このローラーに近接してアームに固定される切断刃と、前記アームを回動させて切断を行うための第3の駆動機構とからなることを特徴とする請求項1に記載のリボン巻き付け装置。
  3. 前記駆動機構がいずれもエアシリンダからなることを特徴とする請求項1または2に記載のリボン巻き付け装置。
  4. 前記保持部材がドラム軸に垂直の平板からなり、前記支軸がこのまわりに回動する部材全体の重心の近傍に位置し、この支軸が、ドラム軸方向に可動の支持機構により支持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリボン巻き付け装置。
  5. 空気入タイヤまたはその部材を製造すべく成形ドラム上にリボンを巻き付ける方法であって、
    成形ドラムの停止時に、溝または筒孔状の送出ガイドに保持されたリボンの先端を、送出ガイドの先端に近接して配される先端ローラーを用いて成形ドラム上に貼り付け、
    成形ドラムを回転させつつリボンを送り出して、所定分量だけリボンを巻き付け、
    この後に成形ドラムの回転及びリボンの供給を一旦停止して、リボンの切断を行うリボン巻き付け方法において、
    巻き付けを開始する前の初期状態では、リボンの先端部を送出ガイドの先端と先端ローラーとの間に挟み込んで保持し、
    この初期状態から巻き付け動作を開始する前に、成形ドラムの回転位置を調整することで、挟み込まれたリボンの先端部をドラム面上の所定位置に配置し、
    さらに、リボンの先端部について、挟み込みによる保持を解除するとともに、先端ローラーにより押圧して成形ドラムに貼り付け、
    このように貼り付けられた状態で、成形ドラムの回転及びリボンの供給を続けて巻き付け動作を行い、
    所定分量の巻き付けが完了した際に、成形ドラムの回転を停止し、かつ、送出ガイドの先端と先端ローラーとの間の間隔を狭めてリボンを挟み込み、
    この挟み込み個所と成形ドラムとの間で、リボンを切断し、この後前記初期状態に戻ることを特徴とするリボン巻き付け方法。
  6. リボンの切断の際、予め、送出ガイド及び先端ローラーを保持する保持部材を回動させて、前記挟み込み個所を成形ドラムから離間させ、
    挟み込まれたリボンの先端部をドラム面上の所定位置に配置する際に、前記保持部材を回動させることにより、挟み込まれたリボンの先端部を成形ドラムに近接させることを特徴とする請求項5に記載のリボン巻き付け方法。
  7. 前記リボンが、ベルトプライ上にスパイラル状に巻き付けられるものであることを特徴とする請求項5または6に記載のリボン巻き付け方法。
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