JP3779569B2 - 未加硫シートの筒状成形方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝動ベルトの製造工程における未加硫シートの筒状成形方法及び筒状成形装置に係り、詳しくは、離型ライナーで片面が被覆された未加硫シートを、離型ライナーを剥離した状態で、筒状の帆布が被せられた成形ドラム上に筒状に巻き付ける方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の伝動ベルトの製造装置は、特開平10−264265号公報に示されたもののように、ロール状に巻かれた未加硫シートを送り出す送り出し手段と、送り出された未加硫シートから離型ライナーを分離して案内搬送する案内手段と、ライナーが分離されたゴムシートを円筒状の成形ドラムに巻き付ける巻き付け手段を備えて構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記伝動ベルト製造装置による製造方法では、離型ライナーが分離された後の未加硫シートを、センサ処理する弛み部や送りロールと案内板とによる案内部を経た後に成形ドラムに巻き付けるという工程であり、比較的長い距離に亘ってライナーの分離された状態の未加硫シートを搬送し、かつ、その間のシート搬送状態の管理等を手作業で行うものである。
【0004】
そのため、補強材でもある離型ライナーが分離されて柔軟な状態になっている未加硫シートが、その張力による幅痩せや傾きが発生する等、搬送中に変形し易く、シート長さと円筒状の成形ドラム外周巻き付け長さとが合致せず、未加硫シート端部長さに過不足が生じたり、皺が生じたりすることがある。加えて、その巻き付け工程の作業には熟練を要するものであり、作業の困難さや巻き付け長さを正確に合わし難いこと等において改善の余地が残されているものであった。
【0005】
本発明の目的は、上記実情に鑑みて、離型ライナーが分離された未加硫ゴムシートの成形ドラムへの巻き付け工程における人為作業の簡単化が行えるとか、巻き付け長さを過不足なく正確に合わせられるようにして、より良好な未加硫シートの筒状成形方法及び筒状成形装置が得られるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の未加硫シートの筒状成形方法は、離型ライナーで片面が被覆された未加硫シートを、離型ライナーを剥離した状態で、筒状の帆布が被せられた成形ドラム上に筒状に巻き付ける未加硫シートの筒状成形方法において、未加硫シートの粘着面を離型ライナーと共に成形ドラムに巻き付け、この未加硫シートの粘着面を成形ドラム上の帆布に圧着させたあと、離型ライナーを未加硫シートから剥がす第1構成を備える。
【0007】
この第1構成によれば、(イ)繰り出された未加硫シートは、成形ドラムの表面の帆布に未加硫シートの粘着面が押付けられるまでは、離型ライナーと一体の状態が維持されており、従来のように途中で分離されないので、搬送中における未加硫シートの張力による幅痩せや傾きが発生しない良好な状態で成形ドラムに巻き付けることができるようになる。従って、未加硫シートを成形ドラムに沿わせることができて、シート長さと円筒状の成形ドラム外周巻き付け長さとが所期通り合致させることができ、未加硫シート端部長さに過不足が生じるとか、皺が生じるといったことを回避できるとともに、シート長さ過不足や傾きを是正するべく搬送用ローラの位置を変える等してシート張力や傾きを調節するといった、巻き付け工程における人為作業を不要にすることが可能になる。
【0008】
さらに請求項1の未加硫シートの筒状成形方法は、前記第1構成において、未加硫シートの圧着は成形ドラムに押し付け自在であって成形ドラムの回転と共に回転するローラにより行われ、離型ライナーの引き剥がしはローラによる圧着の後で、先端が未加硫シートに沿わされた引き剥がしプレートを介して行われる第2構成を備える。
【0009】
この第2構成によれば、前記(イ)の作用を有するとともに、次の作用がある。即ち、成形ドラムと共に回転するローラによって未加硫シートを成形ドラムに圧着するので、固定物で圧着するのに比べて、きわめて抵抗の少ない状態で円滑に圧着できるとともに、その圧着力を離型ライナーで直接受けるので、ゴムシートに直接作用する場合に比べて、圧潰等の変形がより少なくなる状態で帆布に圧着することができる。又、先端が未加硫シートに沿う引き剥がしプレートにより、未加硫シートを成形ドラムから外径方向に引っ張って伸ばそうとする余計な力が作用し難い状態で、傾いたりすることなく離型ライナーを幅方向で均一的に剥離させることができるようになる。
【0010】
請求項2の未加硫シートの筒状成形方法は、請求項1において、前記未加硫シートが筒状にできる長さまで前記成形ドラム上に巻き付けられると、前記ローラ及び前記引き剥がしプレートが前記成形ドラムから離され、前記離型ライナーが剥がされた未加硫シートのみが押えられ、カッターユニットにより切断される。
【0011】
これによれば、前記(イ)の作用を有するとともに、次の作用がある。即ち、筒状の帆布が被せられた成形ドラム上に筒状に巻き付けられた、離型ライナーが剥がされた未加硫シートのみが押えられた状態で、離型ライナーが剥がされた未加硫シートは、人の手により切断されるのではなく、カッターユニットにより切断されるため、切断する人の技術の熟練度に左右されることなく、必ず同じカット角度及びカット長さを確保することができ、切断面が所期通りである製品を安定して提供することが可能となる。
【0012】
請求項3の未加硫シートの筒状成形装置は、離型ライナーで片面が被覆された未加硫シートを、離型ライナーを剥離した状態で、筒状の帆布が被せられた成形ドラム上に筒状に巻き付ける未加硫シートの筒状成形装置において、未加硫シートを離型ライナーを介して成形ドラムに圧着させる進退自在な圧着ローラと、圧着ローラの進退と連動するように設けられ、圧着された未加硫シートから離型ライナーを剥がす引き剥がしプレートと、を備えてなる。
【0013】
この筒状成形装置によれば、圧着ローラによって未加硫シートを成形ドラム上の帆布に圧着させた後に、離型ライナーが引き剥がしプレートによってゴムシートから分離されるようになるから、請求項1の方法による前記(イ)の作用と同等の作用を得ることができる。
【0014】
請求項4の未加硫シートの筒状成形装置は、請求項3において、引き剥がしプレートは、圧着ローラに対して揺動自在、かつ、成形ドラムに対して付勢自在に設けられている。
【0015】
請求項4の構成によれば、請求項3の構成による前記(イ)の作用が得られるとともに、次の作用がある。即ち、未加硫シートの成形ドラムへの巻き付け開始時には、シート端を手作業によるドラムへの押し付けが行い易いように、引き剥がしプレートを圧着ローラに対して下方の位置に移動させる〔図5(イ)参照〕とか、巻き付け最中には、シートがドラム外周から浮き難いように、引き剥がしプレートがドラムに巻回された状態のシートに沿う位置に移動させる〔図4(ニ)参照〕といった具合に、未加硫シートの状態を引き剥がしプレートの揺動によって好適なものに制御することが可能になり、未加硫シートの成形ドラム表面への巻き付け状態をより良好なものにすることができる。
【0016】
請求項5の未加硫シートの筒状成形装置は、請求項3又は4において、前記圧着ローラ及び前記引き剥がしプレートが退出すると進出し、前記離型ライナーが引き剥がされた未加硫シートのみを押えるためのロールと、前記ロールに押えられた前記離型ライナーが引き剥がされた未加硫シートを切断するカッターユニットとを有する。
【0017】
これによると、請求項3及び4の構成による作用に加えて、次の作用が得られる。即ち、圧着ローラ及び引き剥がしプレートが退出すると、圧着ローラと同じ位置に進出するロールにより、離型ライナーが引き剥がされた未加硫シートのみが押えられ、張りが与えられた状態でスムーズに切断を行う状態を得ることができ、カット角度及び長さの安定したものとすることができる。また、カッターユニットにより、切断する人の技術の熟練度に左右されることなく、必ず同じカット角度及びカット長さを確保することができ、切断面が所期通りである製品を安定して提供することが可能となる。
【0018】
請求項6の未加硫シートの筒状成形装置は、請求項3〜5のいずれかにおいて、前記成形ドラムに対して、前記筒状成形装置の複数が、切換え自在に配設されている。
【0019】
これによると、請求項3〜5の構成による作用に加えて、次の作用が得られる。即ち、複数の筒状成形装置を切換えることにより、同じ成形ドラム上で複数の種類の未加硫シートを同様に成形することができる。そのため、適宜筒状成形装置を切換えることで、複層をなすシートを容易に成形することができる。
【0020】
請求項7の未加硫シートの筒状成形装置は、請求項3〜6のいずれかにおいて、前記未加硫シートの突き合わされる端の粘着面を、前記成形ドラムに熱圧着させる進退自在な熱圧着装置を有する。
【0021】
これによると、請求項3〜6の構成による作用に加えて、次の作用が得られる。即ち、未加硫シートの突き合わされる端の粘着面を、成形ドラム上の帆布シートに圧着することができるため、離型ライナーが剥がされた未加硫シートは、確実に成形ドラムに押付けられ、作業工程中に浮いたり剥がれたりすることがなく、安定して巻き付け工程を行うことが可能になる。また、未加硫シートが切断された後、未加硫シートが付き合わされた面を圧着し、筒状にジョイントすることができる。
【0022】
請求項8の未加硫シートの筒状成形装置は、請求項3〜7のいずれかにおいて、成形ドラムは、成形時の両持ちで支持の水平姿勢と、成形品の着脱時の下側支持だけの垂直姿勢とに変換自在である。
【0023】
これによると、請求項3〜7の構成による作用に加えて、次の作用が得られる。即ち、成形ドラムに未加硫シートを巻き付ける成形時には、成形ドラムを両持ち支持によるバランスの良い安定した水平姿勢による支持状態として、ドラムが傾いたりすることなく左右均等に巻き付けることができるとともに、下側だけを支持した片持ち状態による垂直姿勢に切換えることにより、縦向き姿勢の成形ドラムをその上側が開放された状態にすることができ、帆布に未加硫シートが圧着されて成る筒状シート体を成形ドラムとともに移動させての取り出し作業が行い易い状態を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による未加硫シートの筒状成形方法及び装置について、その実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に伝動ベルトの製造装置の主要部が示されている。筒状成形部7に対して、筒状成形ユニットと、熱圧着装置51とが設けられており、筒状成形ユニットは円形のターンテーブル5上に、90°毎に4つ設けられている。中央に設けられた支持フレーム5aには、スリップリングが設けられており、各筒状成形ユニットに電力を供給する。ターンテーブル5は、駆動装置(図示しない)により回転駆動され、筒状成形ユニットが筒状成形部7に対して適宜選択されピン挿入にて固定される。このターンテーブル5によって、筒状成形装置が、筒状成形部7に対して切換えられる。また、筒状成形ユニットは、クレーン等により交換することが可能である。筒状成形ユニットは、送り出し部aと、クランプ部bと、作用部cとで構成されている。
【0025】
まず、筒状成形ユニットについて説明する。
送り出し部aは、支持フレーム5bに設けられた、回転自在に支持される原反ロール2と、ローラ8と、ダンサーローラ15と、回転自在に支持される巻取りドラム4と、巻取りドラム4を巻取り方向に駆動回転自在であるトルクモータ6とで構成される。
【0026】
原反ロール2は、片面が離型ライナー3で被覆された状態の未加硫シート1を巻回装備している。ローラ8は、原反ロール2からの未加硫シート1を送り出す。ダンサーローラ15は、支持フレーム5bに縦置き支持されたスライドレール16に対して上下スライド自在で、かつ、図示しないバネ等によって下降付勢された上下移動式のものであり、後述する圧着ロール20の位置切換りによる未加硫シート1の搬送方向長さを吸収する機能を有している。ガイドローラ13は、上下にスライドするダンサーローラ15からの未加硫シート1を送り出す。巻取りドラム4は、作用部cで未加硫シート1から剥がされた離型ライナー3を巻回する。
【0027】
クランプ部bは、第1スライド台9aに設けられた、未加硫シート1の最終ガイドローラ14と、終端ガイドローラ14と対をなすシート押え36と、ピンチローラ11を巻取り方向に駆動回転自在である巻取りモータ10と、ピンチローラ11と、これと対をなすガイドローラ12と、カッター32bとで構成されている。なお、第1スライド台9aは、支持フレーム5bに取付けられており、ピストンロッド18aを介して上部に設けられた圧着シリンダ18の伸縮により上下に進退可能であり、成形ドラム7aの径の大きさによって上下に調節される。
【0028】
シート押え36は、駆動装置(図示しない)により終端ガイドローラ14から進退自在であり、未加硫シート1の巻付け時以外はクランプ状態にあり、未加硫シート1を挟み動きを制止し、緊張を与える。巻取りモータ10は、未加硫シート1から引き剥がされた離型ライナー3を、未加硫シート1の送り出し速度に同調した駆動速度で引き込んで行くものであり、引き込まれた離型ライナー3は、送り出し部aの巻取りドラム4に巻取られる。ガイドローラ12は、ピンチローラ11から進退自在であり、未加硫シート1の巻付け時は離れているが、未加硫シート1の切断時には、ピンチローラ11と離型ライナー3を挟みこみ固定する。
【0029】
作用部cは、第2スライドレール9bに設けられた、成形ドラム7aと略同じ幅を有する圧着ロール20と、圧着ロール20を回転駆動するトルクモータ23と、アーム22を介して設けられた引き剥がしプレート21と、アーム34を介して設けられたロール33と、アーム34に設けられたカッター台32aとで構成される。なお、第2スライド台9bは、第1スライド台9aに取付けられており、第1スライド台9aの上下動に連動して移動する。
【0030】
圧着ロール20は、アーム19を介して第1スライド台9aに取付けられたピストンロッド17aの先端に回転自在に支持されており、ピストンロッド17aを介して上部に設けられた圧着シリンダ17の伸縮により上下に進退可能である。トルクモータ23は、圧着ロール20を回転軸心P1を中心に回転させる。引き剥がしプレート21は、アーム22の任意の角度位置においても、成形ドラム7aに対して付勢自在とするバネ等による付勢機構(図示しない)が設けられている。ロール33は、圧着ロール20と略同じ径を有しており、回転軸心P2を中心に回転する。カッター台32aは、ロール33近傍のアーム34に設けられている。
【0031】
筒状成形部7は、チャック27に設けられた支持アーム30に回転可能に支持された成形ドラム7aと、センサ35とで構成されている。成形ドラム7a上に未加硫シート1が巻回され、筒状に成形される。成形の過程での成形ドラム7aの作動は、センサ35等の制御により、完全に自動化されている。
【0032】
熱圧着装置51は、熱盤52を先端に有する支柱53と、支柱53を支持する台54と、台54を成形部7の方向に進退可能とするリニアスライドベース55とで構成される。リニアスライドベース55は駆動装置(図示しない)により制御され、成形ドラム7aに対して熱圧着を行う場合は、熱盤52は成形ドラム7aを押圧するように作動し、それ以外のときは成形ドラム7aから離れている。
【0033】
図1には、圧着シリンダ17及び18が大きく上昇した退避状態の位置が描かれている。成形ドラム7aの径に合わせて、圧着シリンダ18を伸縮させて第1スライド台9a及び第2スライド台9bを上下に移動させ位置を固定し、更に、圧着シリンダ17の伸縮により圧着ロール20を上下に移動させる。圧着シリンダ17及び18が伸長して圧着ロール20が成形ドラム7aの外周に圧着される作用状態の位置と、図に示した位置との2状態の切換わりが生じると、クランプ部bにおける未加硫シート1の長さが大きく変化するので、未加硫シート1についてはダンサーローラ15がスライド上下移動することで対処できるものであり、離型ライナー3については、圧着ロール20とピンチローラ11との間において弛むことで対処できるようにしてある。
【0034】
原反ロール2から繰り出された未加硫シート1は、図4に示すように、未加硫のゴムシート1gの片面に離型ライナー3を積層した構造のものであり、成形ドラム7aに巻回装備されている帆布31の外周面に、圧着ロール20でゴムシート1gを圧着した直後に、引き剥がしプレート21によって離型ライナー3が分離される。分離された離型ライナー3は、クランプ部bのピンチローラ11によって巻き戻され、支持フレーム5bに装備された巻取りドラム4に巻き取られる。
【0035】
回転軸心Zを有する成形ドラム7aは、例えば図2、図3に示すように、フロア24に形成されたピット25に姿勢切換え自在に入れ込み配置されている。即ち、支点Yで揺動自在にフロア24に支持された支持本体26に、支点Yで駆動揺動するための駆動機構28を設けるとともに、成形ドラム7aを駆動回転自在に支承するためのチャック27を備えてある。又、チャック27の反対側において成形ドラム7aを支承する支軸部29を備えた支持アーム30を、支点Xで揺動開閉自在に支持本体26に支持してある。
【0036】
つまり、未加硫シート1を成形ドラム7aに巻き付けるときには、図2に示すように、チャック27と支軸部29とによる両持ち支持状態の作用姿勢として、成形ドラム7aを巻取り駆動する。巻取られた未加硫シート1を成形ドラム7aから取り外すときや、円筒状の帆布31を成形ドラム7aに装着するときには、図3に示すように、支持本体26を支点Yで回動させて回転軸心Zが起立した非作用姿勢にし、それから、支持アーム30を支点Xで開き揺動することにより、筒状に成形された未加硫シートの取り出しや、円筒状の帆布31の成形ドラム7への装着が行えるのである。
【0037】
次に、未加硫シート1の成形ドラム7aへの巻付け作用について説明する。先ず、図4(イ)に示すように、圧着シリンダ17を伸長させて、トルクモータ23を動かして引き剥がしプレート21を、成形ドラム7の回転方向下手側(図中左側)に揺動させ、未加硫シート1を成形ドラム7aの外周に沿い易い姿勢にしてから、張り出しているゴムシート1gを両手で上に持ち上げるように曲げて揃え,円筒状の帆布31が巻回された成形ドラム7aに近づける。このとき、引き剥がしプレート21からゴムシート(粘着面)1gは3cm程張り出した状態となっている。この時、終端ガイドローラ14はシート押え36にクランプされており、未加硫シート1を緊張させる。ピンチローラ11とガイドローラ12とは離れた状態にあり、離型ロール3は巻取りモータ10の駆動により巻取られる。
【0038】
次に、図4(ロ)に示すように、圧着シリンダ17を再伸長させて、圧着ロール20によって未加硫シート1を帆布31に押付け、成形ドラム7aを矢印d方向に回転させ、ゴムシート1gを帆布31に巻き付けて行く。d方向に約90°回転すると、一旦成形ロール7aの回転は停止し、熱圧着装置51の熱盤52が矢印の方向に作動することにより、ゴムシート1gの先端が帆布に熱圧着される。
【0039】
ここで、熱圧着装置51の作動について、図8を参照しながら説明する。熱圧着装置51は、熱盤52と、支柱53と、台54と、リニアスライドベース55とで構成される。熱盤52は、略同じ長さを有する支持柱53の上端に、旋回自在に支持されている。支持柱53は台54に支持されており、台54はリニア−スライドベース55上に、成形ドラム7aへの進退方向にスライドするように設置されている。ゴムシート1gの先端が熱盤52の位置で検知されると、図8に示すように、熱盤52は、▲1▼方向に旋回し、成形ドラム7aの回転の幅方向に平行になる。その後、台54がリニアスライドベース55上を成形ドラム7aに向かって▲2▼方向にスライドし、成形ドラム7aを熱圧着する。こうして、熱盤52は成形ドラム7a上のゴムシート1gを熱圧着し、帆布31に押付ける。熱圧着が終了すると、台54は▲2▼と逆方向に移動して成形ドラム7aから離れ、熱盤52は▲2▼と逆方向に旋回し、支柱53に収まる。
【0040】
図4(ハ)に示すように、成形ドラム7aがほぼ1回転して、センサ35の位置までくると、センサ35の検知により成形ドラム7aの回転は一旦停止する。この時、成形ドラム7aの停止位置は、ロール33が圧着ローラ20の位置にきた時に成形ドラム7aと接する位置からカッター台32aのカット位置までの距離αが一定となることを目的として、角度θの位置でセンサ35によりゴムシート1gの先端を検出した後、成形ドラム7aの径に応じてβ量を演算する。
【0041】
図5(二)に示すように、圧着シリンダ17を短縮移動させながら、圧着ロール20及び引き剥がしプレート21を成形ドラム7aから持ち上げる。この時、終端ガイドローラ14はシート押え36にクランプされており、未加硫シート1を緊張させる。また、ガイドローラ12はピンチローラ11を押えており、離型ライナー3を挟み固定する。そのため、引き剥がしプレート21とガイドローラ12との間の離型ライナー3は弛んだ状態となる。
【0042】
更に、図5(ホ)に示すように、圧着ロール20を上昇させ、圧着ロール20の回転軸心P1とロール33の回転軸心P2との間の距離γだけ垂直に上昇させる。そして、引き剥がしプレート21を垂下姿勢に戻し揺動させる。
【0043】
次に、図6(ヘ)に示すように、ロール33を、圧着ロール20の回転軸心P1を中心に、ロール33を矢印の方向に、元々圧着ロール20があった位置まで旋回させる。この時、引き続き、終端ガイドローラ14はシート押え36にクランプされており、ガイドローラ12はピンチローラ11を押えている。これにより、未加硫シート1は終端ガイドローラ14とシート押え36により挟まれ、長さが一定に保たれている。そのため、圧着ロール20が離れることで若干弛んだゴムシート1gにロール33が旋回することで、ゴムシート1gを伸張させカット姿勢を最適に支持することができる。
【0044】
そして、図6(ト)に示すように、カッターユニット32により、ゴムシート1gは切断される。この時、カッターユニット32のカット面は水平方向とし、切断されるゴムシート1gは45°に傾斜したものとする。これにより、ゴムシート1gの切断面は45°となり、ゴムシート1gのジョイント部は、45°テーパー面を付き合わせて且つ重ねられた継ぎ手とすることができる。
【0045】
ここで、カッターユニット32の作動について、図9を参照しながら説明する。図9(ア)に、カッターユニット32のカッター32bの斜視図を示す。カッター32bは、台44上と、台44上に設けられた固定台43a及び固定台43bと、台44上をスライドする、刃物42を有するロードセル41とで構成される。固定台43aと固定台43bとの間には、刃物42が挟まれた水平方向のスリット状の隙間があり、刃物42の水平方向の動きを案内する。ロードセル41に設けられた刃物42が、矢印に示す方向に移動することで、ゴムシート1gが切断される。図9(イ)に示すように、固定具45により、カッター32bは固定され、刃物42はカッター台32aに受止められる。カッター台32aは、ゴム等の弾塑性体で形成されている。
【0046】
カッターユニット32により、ゴムシート1gが切断されると、再度成形ドラム7aを回転駆動させる。すると、図7(チ)に示すように、ロール33の圧着により、ゴムシート1gの終端が押付けられて均平作用を受け、ゴムシート1gの始端と終端とが付き合わせ対抗された状態で接する状態が得られる。
【0047】
それから、一旦成形ドラム7aが停止し、圧着シリンダ17を短縮移動させて圧着ロール20が最も上昇した退避状態にしてから、成形ドラム7aを再び回転させる。図7(リ)に示すように、熱盤52の位置にくると、回転を停止させ、再び熱圧着装置51によりゴムシート1gを熱圧着する。すると、図7(ヌ)に示すように、未加硫シートを筒状に成形することができる。以上、一連の巻き付け工程が終了すると、図4(イ)に示す最初の状態に戻り、次の筒状未加硫シートの作成工程に移行する。
【0048】
以上に示した作業工程により、一連の工程を自動化することができ、作業の無人化が可能となる。また、上記の巻付け方法により未加硫シートの厚み及び幅が変化することなく巻付けることができ、切断の自動化により、熟練者の技術も必要とされなくなり、確実に同じカット角度、カット長さとすることができる。
【0049】
なお、本実施の形態に示した工法は、ローエッジベルトタイプ、リブドベルトタイプ、タイミングベルトタイプ、等のベルトを製造する際の各シートの成形工程に適用可能であり、適用例を、図10〜図12に示す。
【0050】
(適用例1)
図10(a)は、ローエッジベルトに代表されるケースで、成形ドラム7a上に順次積層形成した未加硫ベルト体61の断面図と積層工程を示す。未加硫ベルト体61は、成形ドラム7a側から、帆布31と、下ゴム66と、クッション65と、心線64と、クッション63と、上ゴム62と、帆布31とが積層されている。これは、まず工程▲1▼で帆布31が巻回された成形ドラム7aに、工程▲2▼でクッション65及び下ゴム66が巻回され、工程▲3▼で心線64がスピニング巻回され、工程▲4▼で上ゴム62及びクッション63が巻回され、工程▲5▼で帆布31が巻回される。未加硫ベルト体61は、後工程で、成形ドラム7aとともに加熱・加圧されて加硫ベルト体とされる。この加硫ベルト体を成形ドラム7aから脱型し、筒状のベルトスリーブ体を製造して、図10(b)に示すように、これをV断面に輪切りしてベルトが製造される。以上の工程で、本発明を▲2▼及び▲4▼工程に適用する。
【0051】
(適用例2)
図11(a)は、リブドベルトに代表されるケースで、成形ドラム7a上に成形された未加硫ベルト体71の断面図を示す。未加硫ベルト体71は、成形ドラム7a側から、帆布31と、上ゴム76と、クッション75と、心線74と、クッション73と、下ゴム72とが積層されている。これは、まず工程▲1▼で帆布31が巻回された成形ドラム7aに、工程▲2▼でクッション75及び上ゴム76が巻回され、工程▲3▼で心線74がスピニング巻回され、工程▲4▼で下ゴム72及びクッション73が巻回される。未加硫ベルト体71は、後工程で適用例1と同様に加熱・加圧されて加硫ベルト体とされる。この加硫ベルト体を成形ドラム7aから脱型し、筒状のベルトスリーブ体が製造される。このベルトスリーブ体はベルトを表裏反転させた筒状体に逆成形してある。図11(b)に示すように外周面に滑加工して、加硫ベルト体となる。これを所定の山数で幅カットする事により、リブドベルトが得られる。以上の工程で、本発明を▲2▼及び▲4▼工程に適用する。
【0052】
(適用例3)
図12(a)は、タイミングベルトに代表されるケースで、歯付型である成形ドラム7a´上に成形された未加硫ベルト体81の断面図を示す。未加硫ベルト体81は、成形ドラム7a´側から、帆布31と、心線83と、タイミングゴムシート82とが積層されている。これは、まず工程▲1▼で帆布31が巻回された成形ドラム7aに、工程▲2▼で心線がスピニング巻回され、工程▲3▼でタイミングゴムシート82が巻回される。未加硫ベルト体81は、後工程で、成形ドラム7a´と一体のまま加熱・加圧され、歯が設けられる。以上の工程で、本発明を▲3▼工程に適用する。
【0053】
なお、実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように変更して実施してもよい。
(1)成形ドラムの横に、心線巻付け用のスピニング装置を設置し、未加硫シートを巻回した成形ドラムに心線をスピニングすることができる。これにより、本発明に係る筒状成形装置と併用し、心線が埋設されたゴムシートを製造することが可能となる。
【0054】
(2)未加硫シート1を、直接成形ドラム7aに巻き付けても良く、この場合でも、成形ドラム7a外周面への圧着後に離型ライナー3を分離させるようにする。
【0055】
(3)適用例1〜適用例3の積層事例で、図10(a)▲2▼工程では、下ゴム66とクッション65が別工程で積層された複層シート体であるが、単層シートとして下ゴム66を巻付けて、次にクッション65を巻付ける工程にも適用できる。
【0056】
(4)本実施形態の各ベルトでは、ベルト伝動面が裏面のみに限らず、両面に形成できるダブルリブドベルトや、両面に歯型を持ったダブルタイミングベルト等にも同様に実施できる。
【0057】
(5)ローエッジベルトタイプ、リブドベルトタイプ、タイミングベルトタイプのみに限らず、V断面全体を外付布でカバーした帆布付ベルトであるラップドベルトの未加硫積層体の形成工程にも、同様に実施できるものである。
【0058】
【発明の効果】
請求項1の方法や請求項3の構成によれば、成形ドラムの表面の帆布に未加硫シートの粘着面が押付けられるまで、離型ライナーが一緒であるため、成形ドラムに巻き付ける直前の未加硫シートの張力による幅痩せや傾きが発生しない状態のままで、未加硫シートを成形ドラムに沿わせることができる。このような工程は、圧着ローラと引き剥がしプレートとセットされた機構により簡単に実現できる。これにより、未加硫シートが均一な厚みで巻き付けられた成形品を得ることができる。又、均一厚みで巻き付けるための装置の微調整等が不要になる。
【0059】
請求項2の方法や請求項5の構成によれば、離型ライナーが剥がされた未加硫シートは、人の手により切断されるのではなく、筒状の帆布が被せられた成形ドラム上に筒状に巻き付けられた離型ライナーが剥がされた未加硫シートのみが押えられた状態で、カッターユニットにより切断されるため、切断する人の技術の熟練度に左右されることなく、必ず同じカット角度及びカット長さを確保することができ、切断面が所期通りである製品を安定して提供することが可能となる。このような工程は、ゴムシートを押えるためのローラと、ゴムシートを切断するためのカッターユニットとによる構成により簡単に実現できる。これにより、未加硫シートが均一な長さと角度でカットされた成形品を得ることができる。又、均一な長さと角度でカットするための熟練した技術が必要ではなくなる。
【0060】
請求項4の構成によれば、巻き付け初期、巻き付け最中、又は巻き付け終期の未加硫シートの状態を、引き剥がしプレートの揺動により制御することができるから、巻き始めや巻き付け最中、又は巻き終わりの未加硫シートの成形ドラムの表面への巻き付け状態を正しいものにすることができる。
【0061】
請求項6の構成によれば、複数の筒状成形装置を切換えることにより、同じ成形ドラム上で複数の種類の未加硫シートを同様に成形することができる。そのため、適宜筒状成形装置を切換えることで、複層をなすシートを容易に成形することができる。
【0062】
請求項7の構成によれば、未加硫シートの突き合わされる端の粘着面を、成形ドラム上の帆布シートに圧着することができるため、離型ライナーが剥がされた未加硫シートは、確実に成形ドラムに押付けられ、作業工程中に浮いたり剥がれたりすることがなく、安定して巻き付け工程を行うことが可能になる。また、未加硫シートが切断された後、未加硫シートが付き合わされた面を圧着し、筒状にジョイントすることができる。
【0063】
請求項8の構成によれば、成形ドラムを垂直姿勢にすると帆布を挿入でき、成形ドラムを水平姿勢にすると未加硫シートの巻き付けができ、巻き付けが終わった後に成形ドラムを垂直姿勢にすると成形品を抜き出せる。これにより、前後の工程に対する段取りを効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝動ベルト製造装置の主要部を示す側面図である。
【図2】成形ドラムの支持装置を示す作用状態の側面図である。
【図3】成形ドラムの支持装置を示す非作用状態の側面図である。
【図4】未加硫シートの巻き付け工程の様子を示す作用図である。
【図5】未加硫シートの巻き付け工程の様子を示す作用図である。
【図6】未加硫シートの巻き付け工程の様子を示す作用図である。
【図7】未加硫シートの巻き付け工程の様子を示す作用図である。
【図8】圧着板の作動を示す斜視図である。
【図9】カッターユニットの構成と作動を示す斜視図と側面図である。
【図10】本実施の形態の適用例を示す断面図である。
【図11】本実施の形態の適用例を示す断面図である。
【図12】本実施の形態の適用例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 未加硫シート
1g ゴムシート
3 離型ライナー
7a 成形ドラム
11 ピンチローラ
12 ガイドローラ
14 終端ガイドローラ
20 圧着ロール
21 引き剥がしプレート
23 トルクモータ
31 帆布
32a カッター台
33 ロール
34 アーム
36 シート押え
Claims (8)
- 離型ライナーで片面が被覆された未加硫シートを、前記離型ライナーを剥離した状態で、筒状の帆布が被せられた成形ドラム上に筒状に巻き付ける方法であって、前記未加硫シートの粘着面を前記離型ライナーと共に前記成形ドラムに巻き付け、この未加硫シートの前記粘着面を前記成形ドラム上の前記帆布に圧着させたあと、前記離型ライナーを前記未加硫シートから剥がすものであり、
前記未加硫シートの圧着は前記成形ドラムに押し付け自在であって前記成形ドラムの回転と共に回転するローラにより行われ、前記離型ライナーの剥がしは前記ローラによる圧着の後で、先端が未加硫シートに沿わされた引き剥がしプレートを介して行われることを特徴とする未加硫シートの筒状成形方法。 - 前記未加硫シートが筒状にできる長さまで前記成形ドラム上に巻き付けられると、前記ローラ及び前記引き剥がしプレートが前記成形ドラムから離され、前記離型ライナーが剥がされた未加硫シートのみが押えられ、カッターユニットにより切断されることを特徴とする請求項1に記載の未加硫シートの筒状成形方法。
- 離型ライナーで片面が被覆された未加硫シートを、前記離型ライナーを剥離した状態で、筒状の帆布が被せられた成形ドラム上に筒状に巻き付ける装置であって、前記未加硫シートを前記離型ライナーを介して前記成形ドラムに圧着させる進退自在な圧着ローラと、前記圧着ローラの進退と連動するように設けられ、圧着された前記未加硫シートから前記離型ライナーを剥がす引き剥がしプレートと、を備えてなる未加硫シートの筒状成形装置。
- 前記引き剥がしプレートは、前記圧着ローラに対して揺動自在、かつ、前記成形ドラムに対して付勢自在に設けられている請求項3に記載の未加硫シートの筒状成形装置。
- 前記圧着ローラ及び前記引き剥がしプレートが退出すると進出し、前記離型ライナーが引き剥がされた未加硫シートのみを押えるためのロールと、前記ロールに押えられた前記離型ライナーが引き剥がされた未加硫シートを切断するカッターユニットとを有することを特徴とする請求項3又は4に記載の未加硫シートの筒状成形装置。
- 前記成形ドラムに対して、前記筒状成形装置の複数が、切換え自在に配設されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の未加硫シートの筒状成形装置。
- 前記未加硫シートの突き合わされる端の粘着面を、前記成形ドラムに熱圧着させる進退自在な熱圧着装置を有することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の未加硫シートの筒状成形装置。
- 前記成形ドラムは、成形時の両持ちで支持の水平姿勢と、成形品の着脱時の下側支持だけの垂直姿勢とに変換自在である請求項3〜7のいずれかに記載の未加硫シートの筒状成形装置。
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