JP4357450B2 - デジタルコンテンツ編集装置、デジタルコンテンツ編集方法、デジタルコンテンツ編集プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Description

この発明は、再利用操作の許諾内容を定めたライセンス情報に基づいてデジタルコンテンツを再利用するデジタルコンテンツ編集装置、デジタルコンテンツ編集方法、デジタルコンテンツ編集プログラムおよび記録媒体に関するものである。
近年、デジタル著作物の著作権を保護する技術であるDRM(Digital Right Management)が多数開発されている。特に、映画や音楽などの商用のデジタルコンテンツは、DVDに代表されるように、強力な著作権の保護がコンテンツ提供側に有利な形で開発されている。
これらの技術における著作権保護機能は、デジタルコンテンツの複製防止という強い要望があるため、非常に硬直的で頑強な仕組みを提供しており、アナログコンテンツに比べて、ユーザの自由度をより制限している。
著作権法には、私的使用のための複製や引用など、著作物を著作権者の許諾無く使用できるいわゆるフェアユースの規定が設けられているが、上述のようにデジタル著作物は、複製防止のためユーザの自由度が制限されているため、私的使用のための複製や引用を行うことができず、デジタル著作物に対するフェアユースの要望が高まってきている。
一方、コンテンツの再利用や二次加工が日常的に行われているビジネス文書、製品カタログ、個人のホームページ、電子メール等の非商用コンテンツの著作権保護にはあまり注意が払われていないのが現状であり、安心してコンテンツを流通できる状況になっていない。
このような状況のなか、様々な形態のデジタルコンテンツの流通・管理を目指したISO/IEC 21000(MPEG−21)等の国際標準化活動が進められている。MPEG−21では、複数のコンテンツの組合せ・結合によって構成された複合コンテンツを表現するための言語(DIDL:Digital Item Declaration Language)が標準化されている。また、柔軟なライセンス記述を可能とする権利記述言語REL(Right Expression Language)も標準化がなされている。特許文献1においては、RELを用いてライセンスを記述するための支援方法などが提案されている。
コンテンツの再利用においては、再利用の一形態として、引用して再利用する形態が多い。引用は原著作権者の許諾なしに実施することができるため、二次コンテンツを創作する側に有利な制度である。従って、引用が成立するための要件は厳しく、また、これらの要件のいくつかは客観的に判断するのが困難であるという特徴がある。
このため、デジタルコンテンツの再利用においては、引用によるコンテンツの再利用は許諾しないか、または引用したコンテンツの質・価値を著しく低下させる方策を採る場合がある。例えば、静止画の場合、色彩をモノクロ化し、鑑賞に堪えられない程度にサイズや解像度を制限するといった方策が採られる。これらの許諾条件は、一般にUsage制御として利用ライセンスに記述される。また、コンテンツを引用した際には、このような許諾条件を二次コンテンツに継承させることにより、原著作権者の設定意図を保護する技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
USP Application Pub.No.:US2003/0125976 特開2002−176549号公報
しかしながら、例えば、コンテンツの質・価値を低下させる条件が記述されたライセンス情報を継承させると、引用を繰り返すことによりコンテンツの質が著しく劣化してしまい、健全な二次コンテンツ作成・流通の妨げになるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、原コンテンツの構成部品が引用して利用される場合に、引用対象に対する過剰な制約を排除し、健全なコンテンツの二次利用を保障することができるデジタルコンテンツ編集装置、デジタルコンテンツ編集方法、デジタルコンテンツ編集プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、再利用操作の許諾内容を定めたライセンス情報を有するコンテンツを編集するデジタルコンテンツ編集装置であって、記憶手段に記憶された前記コンテンツを引用して生成するコンテンツである引用コンテンツに対してライセンス情報を継承しない条件を示す消費引用条件を含む再利用操作の許諾内容を、前記コンテンツの前記ライセンス情報から取得する再利用ライセンス処理手段と、前記再利用ライセンス処理手段が取得した前記再利用操作の許諾内容に基づき、前記コンテンツを再利用する操作実行命令を生成する操作実行命令生成手段と、前記操作実行命令生成手段が生成した前記操作実行命令に基づき、前記コンテンツの再利用を行う素材再利用手段と、再利用した前記コンテンツの前記ライセンス情報を継承することにより前記引用コンテンツの前記ライセンス情報を作成し、作成した前記ライセンス情報に前記消費引用条件が含まれる場合に、作成したライセンス情報から前記消費引用条件を削除するライセンス情報作成手段と、前記素材再利用手段が再利用した前記コンテンツを編集する編集手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記装置を実行することができるデジタルコンテンツ編集方法、デジタルコンテンツ編集プログラムおよびデジタルコンテンツ編集プログラムを記録した記録媒体である。
本発明によれば、コンテンツが引用により利用される場合において、引用を繰り返す場合には適用されない許諾条件を設定可能とし、引用により生成したコンテンツに当該許諾条件を継承させずにライセンス情報を作成することができる。このため、引用を繰り返すことによるコンテンツの質の劣化を防止することができ、健全な二次コンテンツの流通を保護することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるデジタルコンテンツ編集装置、デジタルコンテンツ編集方法、デジタルコンテンツ編集プログラムおよび記録媒体の最良な実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置は、消費引用条件が課されているコンテンツを引用する場合、引用コンテンツのライセンス情報として、当該消費引用条件を反映させないライセンス情報を作成するものである。また、引用時には引用先コンテンツの指定または新規作成を要求し、引用先コンテンツが存在する場合のみ引用を可能とするものである。
ここで、引用先コンテンツとは、他のコンテンツを引用するコンテンツをいう。また、消費引用条件とは、引用コンテンツに対して、引用元のコンテンツのライセンス情報を継承しないことを示す引用の条件をいう。
また、本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置は、コンテンツを再利用する際に、複数のコンテンツ間の再利用に関する条件を示す制約条件を取得し、取得した制約条件を満たすように複数のコンテンツを再利用する機能を有する。制約条件としては、例えば、複数のコンテンツを必ず同時に利用することを示す補完制約条件や、複数のコンテンツを同時に使用することを禁止する条件である排他制約条件を指定することができる。これにより、複数のコンテンツから構成される複合コンテンツに関する著作者の当初の意図を保護することができる。
なお、本実施の形態では、既存のコンテンツを利用することを広く再利用といい、引用は再利用の一形態を指すものとする。また、再利用の形態うち、引用以外の形態を再利用(狭義の再利用)という場合がある。
図1は、本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、デジタルコンテンツ編集装置100は、原コンテンツ記憶制御部101と、再生ライセンス処理部102と、再利用ライセンス処理部103と、利用条件判定部104と、素材再利用部105と、操作実行命令生成部106と、二次コンテンツ記憶制御部107と、ユーザI/F108と、編集操作受付部109と、原コンテンツ再生部110と、素材選択受付部111と、ライセンス情報作成部112と、新規コンテンツ追加部113と、二次コンテンツ再生部114と、編集部121とを備えている。また、本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100は、ハードディスクドライブ装置(HDD:Hard Disk Drive)に制約条件関係辞書115を保存している。また、RAM(Random Access Memory)116に、操作テーブル117と、実行テーブル(ET:Execute Table)118と、制約条件テーブル(CT:Constraint Table)119と、命令文データ120と、引用属性データ122とを保存している。
ここで、原コンテンツとは、再利用の元になるコンテンツをいい、単体のコンテンツまたは複数のコンテンツから構成される複合コンテンツが原コンテンツとなり得る。素材コンテンツとは、再利用のための素材として原コンテンツを構成するコンテンツの中から選択するコンテンツをいう。新規コンテンツとは、既存のコンテンツに基づくことなく新規に作成するコンテンツをいう。二次コンテンツとは、原コンテンツを元にして作成されたコンテンツをいい、1つまたは複数の素材コンテンツに、必要に応じて新規コンテンツを追加したコンテンツが二次コンテンツとなり得る。
なお、引用の形態により再利用を行う際に、サイズ制限や著作権情報付加などの引用の条件に従い変換して生成する二次コンテンツを、引用コンテンツという。また、上述の引用先コンテンツは、引用コンテンツを引用する素材コンテンツまたは新規コンテンツであり、引用コンテンツおよび引用先コンテンツを対応づけたコンテンツ全体も二次コンテンツに相当する。
ここで、制約条件の詳細について説明する。本実施の形態では制約条件をMPEG−21のRELに準拠し、MPEG−21のRELを拡張した形式で定義する。すなわち、MPEG−21のRELにおける"Right"(許諾操作)エレメントの拡張として"adaptWithConstraint"という許諾操作を定義し、補完制約と排他制約という2つの制約のいずれかまたは両方を指定するように当該許諾操作を定義する。このように、MPEG−21のRELにおける許諾操作("Right")に制約を有するように拡張された許諾操作が制約条件に相当する。
補完関係および排他関係は一般的に双方向に成立するとは限らないので、一方向のみの制約となる。制約条件を双方向に指定する場合は、相互に補完制約または排他制約を定義する必要がある。
なお、制約条件はXML形式、表形式、リレーショナルデータベースの形式、意味ネットワーク形式等の形式で表現するように構成することができる。
補完制約は、制約条件が課されるコンテンツである主コンテンツを再利用する際に、制約条件の相手となるコンテンツである制約対象コンテンツを同時に取り込むことを強制する制約条件である。補完制約は、制約対象コンテンツと制約種別の対として表現する。制約種別は空間制約種別と構造制約種別のいずれかを指定する。
空間制約種別は、(1)above(主コンテンツを制約対象コンテンツの上方に配置する)、(2)below(主コンテンツを制約対象コンテンツの下方に配置する)、(3)rightSide(主コンテンツを制約対象コンテンツの右方に配置する)、(4)leftSide(主コンテンツを制約対象コンテンツの左方に配置する)、(5)backward(主コンテンツを制約対象コンテンツの後方に配置する)、(6)forward(主コンテンツを制約対象コンテンツの前方に配置する)、(7)anywhere(主コンテンツをいずれかに配置する)、(8)predefined stylesheet(別途、配置方法が記述されたデータに基づいて配置する)のいずれかを指定することができる。
また、構造制約種別は、(1)isContained(主コンテンツの要素として制約対象コンテンツを含む)、(2)isPartOf(主コンテンツが制約対象コンテンツの要素として含まれる)のいずれかを指定することができる。
なお、制約種別は前述の制約種別に制限されるものではなく、さらに拡張してもよい。また、コンテンツの種別によっては特定の制約種別を定義できないように構成してもよい。例えば、制約関係にあるコンテンツが共にオーディオコンテンツの場合、空間的概念とはなじみにくいため、空間制約種別を設定できないように構成してもよい。このような場合、例えば、MimeTypeなどのコンテンツの性質に基づいて設定可能な制約種別を制限するように構成することができる。
排他制約は、主コンテンツを再利用する際に、制約対象コンテンツが存在することを禁止する制約条件である。排他制約は、制約対象コンテンツと制約種別の対として表現する。制約種別としては排他制約種別("exclusive")を指定することができる。
以下に、本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100を構成する各部の機能の概要について説明する。
原コンテンツ記憶制御部101は、ユーザI/F108からユーザが指示した原コンテンツ130および原コンテンツのライセンス情報131を読み込み、RAM116などのデジタルコンテンツ編集装置100内部の記憶装置に記憶するものである。
再生ライセンス処理部102は、原コンテンツのライセンス情報131に含まれる再生に関する許諾内容を取得し、後述する利用条件判定部104と連携して原コンテンツ130が再生可能か否かの判定処理を行うものである。
再利用ライセンス処理部103は、素材選択受付部111から受け取ったコンテンツIDに対応するコンテンツのライセンス情報131から、利用条件、消費引用条件、および制約条件を取得し、再利用のための利用条件を満たすか否かの判定処理や制約関係の判定処理を行い、操作テーブル117を作成するものである。
利用条件判定部104は、コンテンツのライセンス情報131に記載された利用条件を判定し、コンテンツが再生または再利用の利用条件を満たすか否かの判定を行うものである。
操作実行命令生成部106は、再利用ライセンス処理部103が作成した操作テーブル117を受取り、二次コンテンツ記憶制御部107から得られる再利用中のコンテンツの情報や制約条件関係辞書115に保存されている制約条件間の関係を参照しつつ、受取った操作テーブル117に格納されている制約条件を満たす操作実行命令を生成するものである。制約条件から生成された操作実行命令は主に命令文データ120に、消費引用条件から生成された操作実行命令は主に引用属性データ122に格納される。
二次コンテンツ記憶制御部107は、編集中の二次コンテンツ140や二次コンテンツのライセンス情報141をRAM116などの記憶手段に記憶し、また、記憶手段に記憶されている二次コンテンツ140の情報を操作実行命令生成部106や二次コンテンツ再生部114に通知するものである。
素材再利用部105は、操作実行命令生成部106が生成した操作実行命令に基づき、必要なコンテンツを原コンテンツ記憶制御部101が記憶した記憶装置から読み込み、読み込んだコンテンツの再利用処理を行うものである。
ユーザI/F108は、ディスプレイ装置等の表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置であり、素材コンテンツを選択するための画面(図示せず)やコンテンツ再利用画面の表示を行うとともに、これらの画面からの入力操作を受付ける。
編集操作受付部109は、ユーザI/F108を介したユーザによるコンテンツ新規作成の指定や編集操作の指定を受付け、受付けた編集操作の種別の判定を行うものである。
素材選択受付部111は、原コンテンツ130に含まれる素材コンテンツの中からユーザが再利用する素材コンテンツの選択を受付ける。原コンテンツ再生部110は、素材選択受付部111により受付けられた素材コンテンツの再生を行う。
ライセンス情報作成部112は、引用元のコンテンツのライセンス情報を継承して引用コンテンツのデフォルトのライセンス情報を作成するものである。引用元のコンテンツのライセンス情報に消費引用条件が定義されている場合、ライセンス情報作成部112は、当該消費引用条件を削除したライセンス情報を、引用コンテンツのライセンス情報として作成する。また、ライセンス情報作成部112は、引用コンテンツおよび引用先コンテンツを含む二次コンテンツのライセンス情報141の編集処理を実行する。
新規コンテンツ追加部113は、ユーザが新規コンテンツの追加を指定した場合に、新規コンテンツの追加処理を実行するものである。二次コンテンツ再生部114は、編集中の二次コンテンツの再生を行うものである。編集部121は、新規コンテンツや再利用したコンテンツが追加された二次コンテンツの編集を行うものである。
制約条件関係辞書115は、制約条件間の関係を格納したデータファイルであり、制約条件間の関係として、ある制約条件と相反関係にある制約条件が定義されている。例えば、主コンテンツを上方に配置する操作を表す"above"に対する反対操作として、主コンテンツを下方に配置する"below"が格納されている。制約条件関係辞書115は、2つのコンテンツ間に指定された実質的に同一の制約条件を探し出し、重複した操作を排除するために使用される。
RAM116は、ランダムアクセスが可能なメモリであり、操作テーブル117と、ET118と、CT119と、命令文データ120と、引用属性データ122とを格納するための記憶部として機能する。
操作テーブル117は、複合コンテンツの構成要素である各コンテンツを再利用する際に許諾されている操作や、制約条件が存在する場合の制約種別を格納するものである。操作テーブル117のデータ構造の詳細については後述する。
ET118は、操作テーブル117から、制約条件なしで単独で再利用するコンテンツの実行条件を抽出した結果を格納するとともに、格納した実行条件と制約条件テーブル(CT)119の内容をマージした結果の格納、さらにマージした条件から生成した実行シーケンスの格納に使用するテーブルである。
ET118は、先に再利用するコンテンツのIDを左から並べて、コンテンツの再利用時の実行順序を格納する。例えば、コンテンツBをコンテンツAより先に再利用する場合は"(B)(A)"と、コンテンツDをコンテンツCより先に再利用する場合は"(D)(C)"というデータがET118に格納される。ここで、A、B、C、DはコンテンツIDを表す。
CT119は、操作テーブル117から、制約条件を抽出した結果を格納するものである。CT119は、2つのコンテンツ間に制約条件が指定されている場合には、2つのコンテンツIDの間に制約種別を記載したデータを格納している。制約条件が指定されていない場合には、コンテンツIDを単独で記載したデータを格納している。例えば、コンテンツAをコンテンツBの下に配置して再利用する場合は"(A below B)"と、コンテンツBをコンテンツCの右側に配置して再利用する場合は"(B rightSide C)"というデータがCT119に格納される。また、コンテンツDについて制約条件が指定されていない場合は、"(D)"というデータがCT119に格納される。
命令文データ120は、ET118に格納された実行シーケンスを変換して生成される、コンテンツの再利用処理を実行するための命令文を格納するものである。命令文データ120は、ET118とCT119をマージし実行シーケンスを生成した後、生成した実行シーケンスに従い再利用する順番で再利用の命令が格納されている。具体的には、既に存在するコンテンツに対してはコンテンツIDを"exist(コンテンツID)"に変換し、新たに生成するコンテンツに対してはコンテンツIDを"new(コンテンツID)"に変換し、新たに生成する必要があるが直前に"new"命令が存在するコンテンツに対してはコンテンツIDを"tmp(コンテンツID)"に変換した文が命令文として格納される。例えば、実行シーケンスが"(A)(B below A)"である場合は、"(new(A))(new(B) below tmp(A))"が命令文として命令文データ120に格納される。
引用属性データ122は、引用による再利用の際に参照される引用の方法についての情報である引用属性を格納するものである。引用属性データ122のデータ構造の詳細については後述する。
次に、消費引用条件の詳細について説明する。図2は、コンテンツのデータの定義をMPEG−21のDIDLで定められたXMLの形式で記述した例を示した説明図である。データ記述エリア201は宣伝用静止画であるコンテンツのデータを定義している。また、ライセンス情報記述エリア202に、コンテンツの消費引用条件を含むライセンス情報を指定している。
図3は、図1におけるコンテンツのライセンス情報131のデータ構造をMPEG−21のRELで定められた形式に準拠し、消費引用条件の記述を行うための拡張を施した形式で記述した例を示す説明図である。これら全ての許諾内容(Grant)の記述はMPEG−21のRELに準拠し、利用権保持者(Principal)、許諾操作(Right)、利用条件(Condition)の各要素が定められている。
図3におけるライセンス情報301は図2で示したライセンス情報記述エリア202の詳細な記述内容を示している。ライセンス情報301には、再生に関する許諾内容を表す再生ライセンス302と、再利用に関する許諾内容を表す再利用ライセンス303が記述されている。また、再利用ライセンス303には、消費引用条件304("consumingConstraint")が記述されており、この部分が現在のMPEG−21のRELを拡張した部分である。
消費引用条件304には、引用した際に消尽する条件を指定する。例えば、同図に示す例では、コンテンツをモノクロ表示にし(color)、サイズを元のサイズの最大25%に制限し(maxSizeRate)、引用元情報(sourceInfoIndication)として著作者・タイトル・創作年を付加するように変換して引用する条件が指定されている。
図4は、操作テーブル117のデータ構造の一例を示す説明図である。同図の例に示すように、操作テーブル117は、許諾操作(Right)と、主コンテンツのコンテンツID(ID1)と、制約対象コンテンツのコンテンツID(ID2)と、制約種別(Op-Type)と、主コンテンツが再利用中か否かを示すフラグ(ExistenceCheck)が格納されている。
許諾操作は、コンテンツを利用する際に許諾された操作を指定する情報で、MPEG−21のRELにおける"Right"(許諾操作)エレメントの内容が格納される。本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100においては、MPEG−21のRELの標準で規定されている"adapt"、または、MPEG−21のRELを拡張して規定された"quote"、"adaptWithConstraint"が許諾操作として設定される。
制約対象コンテンツのコンテンツIDは、許諾操作として"adaptWithConstraint"(制約を有するように拡張された許諾操作)が設定されている場合にのみ設定され、それ以外の場合は"nil"が設定される。制約種別は、許諾操作として"adaptWithConstraint"、または、"quote"が設定されている場合にのみ設定される。許諾操作がadaptWithConstraint"の場合は、前述のように空間制約、構造制約といった制約条件の種類に対応して定義された値が設定される。許諾操作が"quote"の場合、引用時にサイズ制限などの変換処理が必要なときには"transform"が設定され、その他の場合は"nil"が設定される。
主コンテンツが再利用中か否かを示すフラグは、既に再利用中のコンテンツの操作実行命令を生成しないようにする処理などのために使用する情報で、再利用中の場合に"true"が、再利用中でない場合に"false"が設定される。
図5は、引用属性データ122のデータ構造の一例を示す説明図である。同図に示すように、引用属性データ122は、その引用元となるコンテンツのコンテンツID(ContentID)、変換処理に用いる属性(Attributes)、引用時に表示すべき原著作権者情報(SourceInfoIndication)が格納されている。
同図(a)は文献等のテキスト形式のコンテンツに対する引用属性の例であり、同図(b)は静止画形式のコンテンツに対する引用属性の例である。なお、引用属性を用いる代わりに、予め定義されたスタイルを用いて引用するコンテンツを変換するように構成してもよい。その場合はスタイル定義情報(PredefinedStyle)にスタイルの指定情報が格納される。
本実施の形態では、引用属性として、引用符の種別の指定(QuotationStyle)、引用時のテキストスタイル(フォントやサイズなど)の指定(TextStyle)が可能である。これらの引用属性は、テキスト形式のコンテンツを引用する場合に適している。また、原色表示かモノクロ表示かの指定(Color)、引用時のサイズの上限の指定(MaxsizeRate)も可能であり、これらの引用属性は、静止画形式のコンテンツを引用する場合に適している。また、引用時に表示すべき原著作権者情報として、作者(Creator)、作品名(Title)、原コンテンツの所有者(Owner)、創作年月日(Year/Month/Day)を指定することができる。
なお、引用属性は、上記に限られるものではなく、引用による再利用の際に参照される引用の方法についての情報であればあらゆる属性を指定することができる。例えば、文字コードの指定や画像の解像度などを指定してもよい。さらに、音楽/音声、動画形式の引用の場合に再生・再利用を認める時間的な範囲などを指定してもよい。また、原著作権者情報としては、出典、編集者名、訳者名などの書誌情報や作品の素材、原寸サイズなどを指定してもよい。さらに、当該情報を多言語化して、原文と訳語を併記するように構成してもよい。
次に、このように構成された本実施の形態のデジタルコンテンツ編集装置100によるコンテンツ編集処理について説明する。図6は、本実施の形態におけるコンテンツ編集処理の全体の流れの概要を示すフローチャートである。
まず、編集操作受付部109が、ユーザによるコンテンツ新規作成の指定を受付ける(ステップS601)。次に、編集操作受付部109が、編集操作の指定を受付け(ステップS602)、受付けた編集操作が既存コンテンツの再利用であるか否かを判断する(ステップS603)。受付けた編集操作が既存コンテンツの再利用である場合は(ステップS603:YES)、原コンテンツ利用処理を実行する(ステップS604)。原コンテンツ利用処理の詳細については後述する。
受付けた編集操作が既存コンテンツの再利用でない場合は(ステップS603:NO)、受付けた編集操作が新規コンテンツの追加であるか否かを判断する(ステップS605)。受付けた編集操作が新規コンテンツの追加である場合は(ステップS605:YES)、新規コンテンツの追加処理を実行する(ステップS606)。新規コンテンツの追加処理は、既存の描画ツール、テキストエディタ、動画編集ツールなどで実現されている機能により構成することができる。
受付けた編集操作が新規コンテンツの追加でない場合は(ステップS605:NO)、受付けた編集操作がライセンス情報の作成であるか否かを判断する(ステップS607)。受付けた編集操作がライセンス情報の作成である場合は(ステップS607:YES)、ライセンス情報の作成処理を実行する(ステップS608)。ライセンス情報の作成処理は、特許文献1の技術などをベースとして制約条件の編集機能を拡張することで実現することができる。
受付けた編集操作がライセンス情報の作成でない場合は(ステップS607:NO)、ユーザによって編集終了が選択されたか否かを判断する(ステップS609)。編集終了が選択された場合は(ステップS609:YES)、コンテンツ編集処理を終了し、編集終了が選択されていない場合は(ステップS609:NO)、編集操作の指定受付処理を実行する(ステップS602)。
図7は、ステップS604における原コンテンツ利用処理の全体の流れを示すフローチャートである。まず、原コンテンツ記憶制御部101が、ユーザが再利用を指定した原コンテンツ130のコンテンツデータと原コンテンツのライセンス情報131を読み込む(ステップS701)。原コンテンツ130およびライセンス情報131は同一ファイルに一体化していてもよいし、別のファイルとなっていてもよい。また原コンテンツ130は、HDDなどの記憶媒体にローカルで存在しているものから読み込むように構成してもよいし、外部のサーバに存在しているものを、ネットワーク経由でダウンロードして読み込むように構成してもよい。
次に、再生ライセンス処理部102がライセンス情報の中の再生許諾情報に含まれる利用条件を取得し、取得した利用条件を利用条件判定部104に渡す(ステップS702)。利用条件判定部104は、受取った利用条件から、コンテンツが利用条件を満たすか否かを判定しその結果を再生ライセンス処理部102に返す(ステップS703)。利用条件には、有効期間、課金の方法、価格、有効地域などの条件が記述されている。利用条件の判定は、デジタルコンテンツ編集装置100内の環境情報を用いて内部で実行してもよいし、ネットワークを通じ外部のASP等を利用して実行してもよい。さらに、利用条件を提示してユーザの同意を促すなどの対話的な処理を含んでもよい。
次に、再生ライセンス処理部102は、利用条件判定部104から返された判定結果から、コンテンツが利用条件を満たすか否かを判断する(ステップS704)。利用条件を満たさない場合は(ステップS704:NO)、原コンテンツ130が再生不可の旨を表示し(ステップS705)、原コンテンツ利用処理を終了する。利用条件を満たす場合は(ステップS704:YES)、原コンテンツ再生部110が原コンテンツ130を再生する(ステップS706)。
原コンテンツ130が再生された場合は、素材選択受付部111が、再生された原コンテンツ130に含まれる素材コンテンツの中からユーザが指定した再利用する素材コンテンツの選択を受付け、受付けた素材コンテンツのコンテンツIDを再利用ライセンス処理部103に渡す(ステップS707)。
再利用ライセンス処理部103では、受取ったコンテンツIDに対応するコンテンツのライセンス情報131を解析し、再利用の利用条件の判定や制約条件の解決などのライセンスに関する処理を行い、操作テーブル117を作成する(ステップS708)。再利用ライセンス処理の詳細については後述する。
次に、再利用ライセンス処理部103は、作成した操作テーブル117が空か否かを判断する(ステップS709)。操作テーブル117が空である場合は(ステップS709:YES)、ユーザI/F108が素材コンテンツ再利用不可のメッセージを表示する(ステップS712)。操作テーブル117が空でない場合は(ステップS709:NO)、操作実行命令生成部106が、操作テーブル117に格納された制約条件を満たす操作実行命令を生成する操作実行命令生成処理を実行する(ステップS710)。操作実行命令生成処理の詳細については後述する。
操作実行命令が生成された後、操作実行命令生成部106は、命令文データ120が空か否かを判断する(ステップS711)。命令文データ120が空である場合は(ステップS711:YES)、ユーザI/F108が素材コンテンツ再利用不可のメッセージを表示する(ステップS712)。命令文データ120が空でない場合は(ステップS711:NO)、素材再利用部105が、生成された操作実行命令に基づき素材コンテンツの再利用を行う再利用処理を実行する(ステップS713)。再利用処理の詳細については後述する。
コンテンツが再利用された後は、二次コンテンツ記憶制御部107が、編集したコンテンツのデータを保存し(ステップS714)、原コンテンツ利用処理を終了する。
次に、図7におけるステップS708に示した再利用ライセンス処理の詳細について説明する。図8は、再利用ライセンス処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、再利用ライセンス処理部103は、素材選択受付部111からコンテンツIDを受取る(ステップS801)。次に、受取ったコンテンツIDに対応するコンテンツの構成要素である全てのコンテンツに対して、ステップS802からステップS808までの処理を実行する。
まず、再利用ライセンス処理部103は構成要素であるコンテンツのライセンス情報131を読み込み(ステップS802)、再利用許諾情報(引用の許諾情報を含む)が存在するか否かを判断する(ステップS803)。再利用許諾情報が存在しない場合は(ステップS803:NO)、全てのコンテンツが処理されたか否かの判断処理を実行する(ステップS808)。再利用許諾情報が存在する場合は(ステップS803:YES)、再利用許諾情報に含まれる利用条件を取得し、取得した利用条件を利用条件判定部104に渡す(ステップS804)。
利用条件判定部104は、受取った利用条件から、コンテンツが利用条件を満たすか否かを判定しその結果を再利用ライセンス処理部103に返す(ステップS805)。利用条件には、有効期間、課金の方法、価格、有効地域などの条件が記述されている。利用条件の判定は、デジタルコンテンツ編集装置100内の環境情報を用いて内部で実行してもよいし、ネットワークを通じ外部のASP等を利用して実行してもよい。さらに、利用条件を提示してユーザの同意を促すなどの対話的な処理を含んでもよい。
次に、再利用ライセンス処理部103は、利用条件判定部104から返された判定結果から、コンテンツが利用条件を満たすか否かを判断する(ステップS806)。利用条件を満たさない場合は(ステップS806:NO)、全てのコンテンツが処理されたか否かの判断処理を実行する。利用条件を満たす場合は(ステップS806:YES)、再利用ライセンス処理部103は、ライセンス情報を操作テーブル117に追加する(ステップS807)。
操作テーブル117にデータを追加した後、再利用ライセンス処理部103は、全てのコンテンツが処理されたか否かを判断し(ステップS808)、全てのコンテンツが処理されていない場合は(ステップS808:NO)、残りの構成要素であるコンテンツを読み込む処理を実行する(ステップS802)。
全てのコンテンツが処理された場合は(ステップS808:YES)、操作テーブル117を操作実行命令生成部106に渡し(ステップS809)、再利用ライセンス処理を終了する。
図9は、図7におけるステップS710に示した操作実行命令生成処理の全体の流れの概要を示すフローチャートである。
まず、操作実行命令生成部106は、再利用ライセンス処理部103が作成した操作テーブル117を受取る(ステップS901)。次に、操作実行命令生成部106は、操作テーブル117の各操作データに対し、排他制約条件が指定されているコンテンツに対応する操作データを削除する(ステップS902)。同時に利用することが制限されている複数のコンテンツが同時に取り込まれるのを防止するためである。
次に、操作実行命令生成部106は、引用条件チェック処理を実行する(ステップS903)。引用条件チェック処理では、操作テーブル117に格納されている各コンテンツに対し、ライセンス情報内に引用条件が指定されているか否かを判定し、指定されている場合は、引用するコンテンツを変換するために使用する引用属性データ122を生成する。引用条件チェック処理の詳細は後述する。
次に、操作実行命令生成部106は、制約条件に従いET118、CT119を生成する(ステップS904)。ET118には、操作データの主コンテンツのコンテンツIDを格納する。CT119には、例えば、読み出した操作データが、主コンテンツであるコンテンツAが制約対象コンテンツであるコンテンツBと制約種別Opを満たすように再利用する制約条件を指定している場合は、リスト"(A Op B)"を追加する。ここで"Op"には、前述のように(1)above、(2)below、(3)rightSide、(4)leftSide、(5)backward、(6)forward、(7)anywhereなどの制約種別を設定する。
また、例えば、読み出した操作データがコンテンツAを制約条件なしで単独で再利用する操作データであった場合は、リスト"(A)"をCT119に追加する。さらに、読み出したレコードが"(A above B)"であった場合、制約条件関係辞書115から操作"above"の反対操作"below"を取得し、取得した反対操作に対しコンテンツIDを入れ替えて生成したレコード"(B below A)"が、CT119に存在する場合に、そのレコードをCT119から削除する。重複した操作を排除するためである。
次に、操作実行命令生成部106は、CT119をET118にマージする処理を実行する(ステップS905)。ET118には、利用する複数のコンテンツのコンテンツIDが格納されているだけであり、CT119に格納された複数のコンテンツの間の制約条件に従い、各コンテンツを生成する順序を決定する必要があるからである。
例えば、CT119にリスト"(A below B)"が、ET118にリスト"(B)(A)"が格納されていた場合、ET118のリスト"(B)(A)"はリスト"(B)(A below B)"に置換され、CT119からリスト"(A below B)"が削除される。このようにマージすることにより、先にコンテンツBを生成し、その後にコンテンツAをコンテンツBの下部に配置するように生成する実行順序を指定することができる。
また、例えば、CT119にリスト"(A below B)"が、ET118にリスト"(C below A)"が格納されていた場合、ET118のリスト"(C below A)"の前にリスト"(A below B)"が追加されリスト"(A below B)(C below A)"となり、CT119からリスト"(A below B)"が削除される。コンテンツCをコンテンツAの下部に配置する前に、コンテンツAが生成されている必要があるため、コンテンツAをコンテンツBの下部に配置する命令を表すリスト"(A below B)"を先に実行するためである。
また、例えば、ET118にリスト"(B below A)(A below C)"が格納されていた場合、リスト"(B below A)(A below C)"の前にリスト"(A below C)"の先頭要素"(A)"が挿入され、リスト"(A)(B below A)(A below C)"に変更される。これにより、コンテンツBをコンテンツAの下部に配置する前に、コンテンツAを生成することが可能となる。
次に、操作実行命令生成部106は、マージ処理が完了したET118から、実行シーケンスを生成する処理を実行する(ステップS906)。この時点では、ET118には複数のレコードが格納されているため、それらの複数のレコード間の実行順序を考慮して1つの実行シーケンスを生成する必要があるからである。
例えば、ET118にレコード"(C)(B below C)(A below B)"およびレコード"(D)(C)"が格納されていた場合、レコード"(D)(C)"の最終リスト"(C)"がレコード"(C)(B below C)(A below B)"に置換され、レコード"(C)(B below C)(A below B)"が削除された結果、レコード"(D)(C)(B below C)(A below B)"のみが残る。
また、例えば、ET118にレコード"(B below C)(A below B)"およびレコード"(B below C)(C)"が格納されていた場合、レコード"(B below C)(C)"の先頭リスト"(B below C)"がレコード"(B below C)(A below B)"に置換され、レコード"(B below C)(A below B)"が削除された結果、レコード"(B below C)(A below B)(C)"のみが残る。
また、例えば、ET118にレコード"(B below C)(A below B)(C)"が格納されていた場合、リスト"(B below C)"が"(B)"に、リスト"(C)"がリスト"(C above B)"に置換され、レコード全体としては"(B)(A below B)(C above B)"に変換される。これは、"C"が再生された後に"below"という空間制約条件に従って"C"の下に"B"を再生しなければならないのに、"C"の再生が後に指定されているため、再生順序の入れ替えと共に操作の反対操作への変換を行う必要があるからである。
次に、操作実行命令生成部106は、実行シーケンス生成処理が完了したET118から、命令文データ120を生成する処理を実行する(ステップS907)。例えば、実行シーケンスが"(A)(B below A)"である場合は、"(new(A))(new(B) below tmp(A))"が命令文として命令文データ120に格納される。
図10は、図9におけるステップS903に示した引用条件チェック処理の全体の流れを示すフローチャートである。なお、引用条件チェック処理は、消費引用条件であるか否かを問わず、再利用ライセンスの引用操作("quote")内に記述されたすべての引用条件に対して行われる。
まず、操作実行命令生成部106は、操作テーブル117から操作データを読み出す(ステップS1001)。次に、操作実行命令生成部106は、読み出した操作データの許諾操作(Right)が引用操作("quote")であるか否かを判断する(ステップS1002)。
引用操作でない場合は(ステップS1002:NO)、すべての操作データが処理されたか否かの判断処理を実行する(ステップS1005)。引用操作である場合は(ステップS1002:YES)、操作実行命令生成部106は、主コンテンツのライセンス情報を読込む(ステップS1003)。
次に、操作実行命令生成部106は、読込んだライセンス情報の消費引用条件から引用属性データ122を生成する(ステップS1004)。例えば、図3に示すような消費引用条件304が指定されていた場合、操作実行命令生成部106は、図5の(b)に示すような引用属性データ122を生成する。
次に、操作実行命令生成部106は、すべての操作データが処理されたか否かを判断し(ステップS1005)、すべての操作データが処理されていない場合は(ステップS1005:NO)、次の操作データを読み出して処理を繰り返す(ステップS1001)。すべての操作データが処理された場合は(ステップS1005:YES)、引用条件チェック処理を終了する。
図11は、図7におけるステップS713に示した再利用処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、素材再利用部105は、操作実行命令生成部106が作成した命令文データ120を受取る(ステップS1101)。次に、素材再利用部105は、受取った命令文データ120から命令文を読み出す(ステップS1102)。さらに、読み出した命令文からリストを取得する(ステップS1103)。
次に、素材再利用部105は、リストの先頭要素に記載されたコンテンツに対する引用属性データ122が存在するか否かを判断し(ステップS1104)、存在しない場合は(ステップS1104:NO)、リストの先頭要素に記載されたコンテンツのデータおよびライセンス情報を二次コンテンツデータに追加する(ステップS1109)。
引用属性データ122が存在する場合(ステップS1104:YES)、素材再利用部105は、引用先コンテンツとなる既存のコンテンツのコンテンツIDの指定を受付けるか、新規に引用先コンテンツを作成する(ステップS1105)。
具体的には、既に引用先コンテンツが存在する場合は、ユーザI/F108を介して二次コンテンツ再生部114において再生されている当該引用先コンテンツをマウスカーソルなどで指定してもよいし、二次コンテンツ記憶制御部107により編集中のコンテンツのコンテンツIDのリストを検索・提示し、その中から選択するように構成してもよい。また、先に引用元のコンテンツを選択した場合は対象となる引用先コンテンツが存在しない状態であるので、引用元のコンテンツを選択した際に、編集部121がユーザに対して引用先コンテンツの入力を促し、入力されたコンテンツのコンテンツIDを素材再利用部105に渡すように構成してもよい。
次に、素材再利用部105は、引用先コンテンツが存在するか否かを判断し(ステップS1106)、存在しない場合は(ステップS1106:NO)、コンテンツIDの指定受付または引用先コンテンツの新規作成処理に戻り処理を繰り返す(ステップS1105)。
引用を構成する重要な要件として、引用先となるコンテンツが存在することが必要であり、この要件はコンテンツの利用による新たな創作を促進し文化の発展に寄与する意味でも重要である。しかし、引用先コンテンツと引用元のコンテンツとの主従関係を客観的に判定することが難しいため、従来はこの要件に対する対応方法が検討されていなかった。本実施の形態においては、上述のような判定処理を行い、引用先となるコンテンツが存在しなければ引用操作を行うことができないようにすることで、このような問題を解消している。
次に、素材再利用部105は、引用属性データ122に従い、引用するコンテンツに対して変換処理を行ったコンテンツ(引用コンテンツ)を新たに生成し、生成した引用コンテンツのデータを二次コンテンツデータに追加する(ステップS1107)。
次に、引用コンテンツおよび引用先コンテンツのデフォルトのライセンス情報を作成するため、ライセンス情報作成部112が、デフォルトライセンス生成処理を実行する(ステップS1108)。デフォルトライセンス生成処理の詳細については後述する。
ステップS1109において再利用するコンテンツのデータを二次コンテンツデータに追加した後、または、ステップS1108においてデフォルトライセンス生成処理を実行した後、読み出したリストの要素の数が1つか否かについて判断し(ステップS1110)、要素の数が1つの場合は(ステップS1110:YES)、当該リストの要素であるコンテンツIDに対応するコンテンツを画面中央に仮配置する(ステップS1111)。要素の数が1つでない場合は(ステップS1110:NO)、第3要素の命令の種類についての判断処理を実行する(ステップS1112)。
第3要素の命令が“生成済み(tmp)”である場合は(ステップS1112:生成済み)、第3要素に記載されたコンテンツIDに対応するコンテンツの仮配置情報を取得し(ステップS1113)、先頭要素に記載されたコンテンツIDに対応するコンテンツを、当該リストに記載された制約条件を満たすように仮配置する(ステップS1114)。
仮配置した第3要素に記載されたコンテンツIDに対応するコンテンツの位置が、制約条件を満たすために適当でないときは、制約条件を満たすように第3要素に記載されたコンテンツIDに対応するコンテンツの位置を調整する。
第3要素の命令が“再利用中(exist)”である場合は(ステップS1112:再利用中)、第3要素に記載されたコンテンツIDに対応するコンテンツの配置情報を取得し(ステップS1115)、先頭要素に記載されたコンテンツIDに対応するコンテンツを、当該リストに記載された制約条件を満たすように仮配置する(ステップS1116)。
この場合は、第3要素に記載されたコンテンツIDに対応するコンテンツが既に再利用中であり、配置が確定しているため、第3要素に記載されたコンテンツIDに対応するコンテンツの位置を調整することはできない。
次に、素材再利用部105は、全てのリストが処理されたか否かを判断し(ステップS1117)、全てのリストが処理されていない場合は(ステップS1117:NO)、次のリストを読み出し、処理を繰り返す(ステップS1103)。全てのリストが処理された場合は(ステップS1117:YES)、全ての命令文が処理されたか否かの判断処理を実行する。
次に、素材再利用部105は、全ての命令文が処理されたか否かを判断し(ステップS1118)、全てのレコードが処理されていない場合は(ステップS1118:NO)、次の命令文を取得し、処理を繰り返す(ステップS1102)。全ての命令文が処理された場合(ステップS1118:YES)、編集部121は、ユーザによるレイアウト変更の指示に従い、コンテンツ間の制約条件を満たす範囲でレイアウトを変更し(ステップS1119)、再利用処理を終了する。
図12は、図11におけるステップS1108に示したデフォルトライセンス生成処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、ライセンス情報作成部112が、引用元のコンテンツのライセンス情報を読込む(ステップS1201)。次に、ライセンス情報作成部112が、読込んだライセンス情報と同じ内容で、引用コンテンツのライセンス情報を生成する(ステップS1202)。この処理は、特許文献2などに記載された、引用元のコンテンツのライセンス情報を引用コンテンツに継承させる方法を適用することにより実現できる。
次に、ライセンス情報作成部112は、生成したライセンス情報内に消費引用条件("consumingConstraint")が存在するか否かを判断し(ステップS1203)、存在する場合は(ステップS1203:YES)、ライセンス情報から当該消費引用条件を削除する(ステップS1204)。これにより、引用が繰り返された場合であっても、当該消費引用条件に記載されている引用の条件については、繰り返し継承されることがなくなるため、コンテンツの質が低下することを回避し、健全な二次コンテンツ作成・流通を行うことが可能となる。
次に、ライセンス情報作成部112は、引用先コンテンツのライセンス情報を初期化する(ステップS1205)。具体的には、再生および再利用を許諾するライセンス情報を設定する。また、設定した再生および再利用の許諾操作に、引用コンテンツと引用先コンテンツとの間の補完制約を付加する。引用コンテンツと引用先コンテンツとの位置関係は問わず、同時に利用されれば十分であるため、補完制約としては"anywhere"を指定する。
これにより、引用先コンテンツがさらに再利用される場合に、必ず引用コンテンツと同時に利用されるようなライセンス情報を設定することが可能となる。なお、ここで設定されるライセンス情報はデフォルトのライセンス情報であるため、この後、ユーザがライセンス情報を追加・変更することが可能である(ステップS608)。
図13〜図17は、本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100において、上述した再利用処理に従って実行されるコンテンツ再利用の例を示した説明図である。
図13は、コンテンツ再利用画面の内容の一例を示す模式図である。コンテンツ再利用画面は、原コンテンツ130を表示するための原コンテンツ表示エリア1301と、新規コンテンツの追加や素材コンテンツの再利用・引用を行う編集エリア1302とから構成されている。
同図に示すように、コンテンツを引用する際には、静止画の形式である原コンテンツ1303を選択し、操作の種類として、再利用または引用のうち、引用を選択する。同図における再利用とは、引用を含む広義の再利用のうち、引用以外の形態で再利用する形態を示すもの(狭義の再利用)である。
次に、引用先コンテンツとしてテキスト形式のコンテンツ1304を指定する。これにより、同図に示すような操作テーブル1305が生成され(ステップS708)、引用属性データ1306が生成される(ステップS1004)。また、引用属性データ1306に従って原コンテンツ1303を引用して変換したコンテンツ1307が生成される(ステップS1107)。さらにコンテンツ1304およびコンテンツ1307に関するデフォルトのライセンス情報も生成され(ステップS1202)、この2つのコンテンツの間には補完制約が生成される(ステップS1205)。
図14は、引用によって新たに生成された引用コンテンツのデータをXML形式で記述した一例を示す模式図である。なお、図14においては、図2に示したコンテンツを引用して生成した引用コンテンツの例が示されている。
コンテンツ全体のデータはデータ記述エリア1401に表現され、ライセンス情報はライセンス情報記述エリア1402に格納される。ここに格納されているコンテンツは、引用条件を反映して変換処理が実行済みのものである。
図15は図14におけるライセンス情報記述エリア1402に格納されたデフォルトのライセンス情報の一例を示す模式図である。ライセンス情報1501には、再生ライセンス1502と、再利用ライセンス1503とが記述されている。再利用ライセンス1503には、引用操作("Quote")が記述されているが、図3の消費引用条件304に記載されたような引用によって消尽する条件は取り除かれている。
従来の技術では、例えば、図3に示すような引用の条件が指定されていた場合、原コンテンツを初めて引用するときには、サイズが25%以下に制限され、タイトルと制作年とを引用したコンテンツの下部に表示するように変換した引用コンテンツが生成されるが、この際、ライセンス情報から引用の条件は削除されない。従って、生成したコンテンツをさらに引用する場合に、サイズがさらに小さく制限され、タイトルと制作年とが重複して表示された引用コンテンツが生成される。このように、従来技術では、引用を繰り返すことによりコンテンツの質が著しく劣化する場合がある。
本実施の形態においては、消費引用条件をライセンス情報から取得した場合には、当該消費引用条件を引用コンテンツに継承させずにライセンス情報を作成することにより、上記弊害を回避することができる。
なお、消費引用条件に引用実行フラグのような状態変数を持たせ、それらを継承させ、実行時に上記引用実行フラグを検査することで2回目以降の条件適用を防ぐことができる。しかし、この手段では状態変数はもちろんのこと二度と実行されることのない無意味な条件を内包したライセンスが流通することになり、いたずらにデータ量が増える。さらに引用時の検査処理にも負荷がかかるという問題が生ずるため、本発明が実行性能の点でも優れていると考えられる。
図16は引用先コンテンツとしてユーザが創作したコンテンツのデータをXML形式で記述した一例を示す模式図である。コンテンツ全体のデータはデータ記述エリア1601に表現され、ライセンス情報はライセンス情報記述エリア1602に格納される。
図17は図15におけるライセンス情報記述エリア1602に格納されたデフォルトのライセンス情報の一例を示す模式図である。ライセンス情報1701には、再生ライセンス1702と、再利用ライセンス1703とが記述されている。再生ライセンス1502および再利用ライセンス1503には、利用の際の補完制約が付加されており、引用先コンテンツを再生または再利用する場合は、必ず引用により新たに生成された引用コンテンツも共に再生・再利用されるようになっている。
このように、本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100では、引用を繰り返す場合には適用されない引用の条件が指定されていた場合、当該引用の条件を引用して生成したコンテンツに継承させないようなライセンス情報を生成することができる。このため、引用を繰り返した場合であってもコンテンツの質の劣化を防止することができる。また、他のコンテンツを引用する際に、引用先となるコンテンツが存在しない場合には引用が実行できないようにすることができる。このため、コンテンツの利用による新たな創作を促進し文化の発展に寄与することができる。
本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100で実行されるデジタルコンテンツ編集プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100で実行されるデジタルコンテンツ編集プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100で実行されるデジタルコンテンツ編集プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施の形態のデジタルコンテンツ編集プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置100で実行されるデジタルコンテンツ編集プログラムは、上述した各部(原コンテンツ記憶制御部、再生ライセンス処理部、再利用ライセンス処理部、利用条件判定部、素材再利用部、操作実行命令生成部、二次コンテンツ記憶制御部、編集操作受付部、原コンテンツ再生部、素材選択受付部、ライセンス情報作成部、新規コンテンツ追加部、二次コンテンツ再生部、編集部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からデジタルコンテンツ編集プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、本発明にかかるデジタルコンテンツ編集装置、デジタルコンテンツ編集方法、デジタルコンテンツ編集プログラムおよび記録媒体は、再利用操作の許諾内容を定めたライセンス情報に基づいてデジタルコンテンツを再利用するデジタルコンテンツ編集装置に適している。
本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置の構成を示すブロック図である。 コンテンツのデータの定義をMPEG−21のDIDLで定められたXMLの形式で記述した例を示した説明図である。 ライセンス情報のデータ構造をMPEG−21のRELで定められた形式に準拠し、消費引用条件の記述を行うための拡張を施した形式で記述した例を示す説明図である。 操作テーブルのデータ構造の一例を示す説明図である。 引用属性データのデータ構造の一例を示す説明図である。 本実施の形態におけるコンテンツ編集処理の全体の流れの概要を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置における原コンテンツ利用処理の全体の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置における再利用ライセンス処理の全体の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置における操作実行命令生成処理の全体の流れの概要を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置における引用条件チェック処理の全体の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置における再利用処理の全体の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態にかかるデジタルコンテンツ編集装置におけるデフォルトライセンス生成処理の全体の流れを示すフローチャートである。 コンテンツ再利用画面の内容の一例を示す模式図である。 引用によって新たに生成された引用コンテンツのデータをXML形式で記述した一例を示す模式図である。 デフォルトのライセンス情報の一例を示す模式図である。 コンテンツのデータをXML形式で記述した一例を示す模式図である。 再利用処理に従って実行されるコンテンツ再利用の例を示した説明図である。
符号の説明
100 デジタルコンテンツ編集装置
101 原コンテンツ記憶制御部
102 再生ライセンス処理部
103 再利用ライセンス処理部
104 利用条件判定部
105 素材再利用部
106 操作実行命令生成部
107 二次コンテンツ記憶制御部
108 ユーザI/F
109 編集操作受付部
110 原コンテンツ再生部
111 素材選択受付部
112 ライセンス情報作成部
113 新規コンテンツ追加部
114 二次コンテンツ再生部
115 制約条件関係辞書
116 RAM
117 操作テーブル
118 実行テーブル(ET)
119 制約条件テーブル(CT)
120 命令文データ
121 編集部
122 引用属性データ
130 原コンテンツ
131 原コンテンツのライセンス情報
140 二次コンテンツ
141 二次コンテンツのライセンス情報
201 データ記述エリア
202 ライセンス情報記述エリア
301 ライセンス情報
302 再生ライセンス
303 再利用ライセンス
304 消費引用条件
1301 原コンテンツ表示エリア
1302 編集エリア
1303 原コンテンツ
1304 コンテンツ
1305 操作テーブル
1306 引用属性データ
1307 コンテンツ
1401 データ記述エリア
1402 ライセンス情報記述エリア
1501 ライセンス情報
1502 再生ライセンス
1503 再利用ライセンス
1601 データ記述エリア
1602 ライセンス情報記述エリア
1701 ライセンス情報
1702 再生ライセンス
1703 再利用ライセンス

Claims (8)

  1. 再利用操作の許諾内容を定めたライセンス情報を有するコンテンツを編集するデジタルコンテンツ編集装置であって、
    記憶手段に記憶された前記コンテンツを引用して生成するコンテンツである引用コンテンツに対してライセンス情報を継承しない条件を示す消費引用条件を含む再利用操作の許諾内容を、前記コンテンツの前記ライセンス情報から取得する再利用ライセンス処理手段と、
    前記再利用ライセンス処理手段が取得した前記再利用操作の許諾内容に基づき、前記コンテンツを再利用する操作実行命令を生成する操作実行命令生成手段と、
    前記操作実行命令生成手段が生成した前記操作実行命令に基づき、前記コンテンツの再利用を行う素材再利用手段と、
    再利用した前記コンテンツの前記ライセンス情報を継承することにより前記引用コンテンツの前記ライセンス情報を作成し、作成した前記ライセンス情報に前記消費引用条件が含まれる場合に、作成したライセンス情報から前記消費引用条件を削除するライセンス情報作成手段と、
    前記素材再利用手段が再利用した前記コンテンツを編集する編集手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルコンテンツ編集装置。
  2. 前記素材再利用手段は、前記引用コンテンツを引用するコンテンツである引用先コンテンツの指定または新規作成を受付け、前記引用先コンテンツの指定がされない場合または新規作成がされない場合は前記コンテンツの再利用を行わないことを特徴とする請求項1に記載のデジタルコンテンツ編集装置。
  3. 前記ライセンス情報作成手段は、前記引用コンテンツと前記引用先コンテンツとを共に利用する際の主従関係を表す補完制約条件を付加したライセンス情報を、前記引用先コンテンツのライセンス情報として作成することを特徴とする請求項2に記載のデジタルコンテンツ編集装置。
  4. 再利用操作の許諾内容を定めたライセンス情報を有するコンテンツを編集するデジタルコンテンツ編集装置で実行されるデジタルコンテンツ編集方法であって、
    再利用ライセンス処理手段が、記憶手段に記憶された前記コンテンツを引用して生成したコンテンツである引用コンテンツに対してライセンス情報を継承しない条件を示す消費引用条件を含む再利用操作の許諾内容を、前記コンテンツの前記ライセンス情報から取得する再利用ライセンス処理ステップと、
    操作実行命令生成手段が、前記再利用ライセンス処理ステップが取得した前記再利用操作の許諾内容に基づき、前記コンテンツを再利用する操作実行命令を生成する操作実行命令生成ステップと、
    素材再利用手段が、前記操作実行命令生成ステップが生成した前記操作実行命令に基づき、前記コンテンツの再利用を行う素材再利用ステップと、
    ライセンス情報作成手段が、再利用した前記コンテンツの前記ライセンス情報を継承することにより前記引用コンテンツの前記ライセンス情報を作成し、作成した前記ライセンス情報に前記消費引用条件が含まれる場合に、作成したライセンス情報から前記消費引用条件を削除するライセンス情報作成ステップと、
    編集手段が、前記素材再利用ステップが再利用した前記コンテンツを編集する編集ステップと、
    を備えたことを特徴とするデジタルコンテンツ編集方法。
  5. 再利用操作の許諾内容を定めたライセンス情報を有するコンテンツを編集するデジタルコンテンツ編集プログラムであって、
    記憶手段に記憶された前記コンテンツを引用して生成したコンテンツである引用コンテンツに対してライセンス情報を継承しない条件を示す消費引用条件を含む再利用操作の許諾内容を、前記コンテンツの前記ライセンス情報から取得する再利用ライセンス処理手順と、
    前記再利用ライセンス処理手順が取得した前記再利用操作の許諾内容に基づき、前記コンテンツを再利用する操作実行命令を生成する操作実行命令生成手順と、
    前記操作実行命令生成手順が生成した前記操作実行命令に基づき、前記コンテンツの再利用を行う素材再利用手順と、
    再利用した前記コンテンツの前記ライセンス情報を継承することにより前記引用コンテンツの前記ライセンス情報を作成し、作成した前記ライセンス情報に前記消費引用条件が含まれる場合に、作成したライセンス情報から前記消費引用条件を削除するライセンス情報作成手順と、
    前記素材再利用手順が再利用した前記コンテンツを編集する編集手順と、
    をコンピュータに実行させるためのデジタルコンテンツ編集プログラム。
  6. 前記素材再利用手順は、前記引用コンテンツを引用するコンテンツである引用先コンテンツの指定または新規作成を受付け、前記引用先コンテンツの指定がされない場合または新規作成がされない場合は前記コンテンツの再利用を行わないことを特徴とする請求項5に記載のデジタルコンテンツ編集プログラム。
  7. 前記ライセンス情報作成手順は、前記引用コンテンツと前記引用先コンテンツとを共に利用する際の主従関係を表す補完制約条件を付加したライセンス情報を、前記引用先コンテンツのライセンス情報として作成することを特徴とする請求項5または6に記載のデジタルコンテンツ編集プログラム。
  8. 再利用操作の許諾内容を定めたライセンス情報を有するコンテンツを編集するデジタルコンテンツ編集プログラムを記録した記録媒体であって、
    記憶手段に記憶された前記コンテンツを引用して生成したコンテンツである引用コンテンツに対してライセンス情報を継承しない条件を示す消費引用条件を含む再利用操作の許諾内容を、前記コンテンツの前記ライセンス情報から取得する再利用ライセンス処理手順と、
    前記再利用ライセンス処理手順が取得した前記再利用操作の許諾内容に基づき、前記コンテンツを再利用する操作実行命令を生成する操作実行命令生成手順と、
    前記操作実行命令生成手順が生成した前記操作実行命令に基づき、前記コンテンツの再利用を行う素材再利用手順と、
    再利用した前記コンテンツの前記ライセンス情報を継承することにより前記引用コンテンツの前記ライセンス情報を作成し、作成した前記ライセンス情報に前記消費引用条件が含まれる場合に、作成したライセンス情報から前記消費引用条件を削除するライセンス情報作成手順と、
    前記素材再利用手順が再利用した前記コンテンツを編集する編集手順と、
    をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ編集プログラムを記録した記録媒体。
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