JP2010287094A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷媒体の所有者に対し印刷媒体で開示されている情報に限定して電子データへのアクセスを許可可能にすることを目的とする。
【解決手段】電子データを一意に特定するデータ識別子と電子データの保持する情報の開示可能な範囲を示す開示範囲情報とを記録した電子データ参照オブジェクトを生成する生成手段と、電子データ参照オブジェクトに対して印刷又は閲覧が指示された場合に、電子データ参照オブジェクトに記録された開示範囲情報の示す範囲に限定して、電子データ参照オブジェクトに記録されたデータ識別子の示す電子データの情報を印刷又は表示する出力手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
電子データの識別子が記録された印刷媒体をスキャンして原本の電子データを検索したり、原本の電子データから再印刷を行ったりするデータ管理システムが存在する。これらのシステムでは、印刷媒体と同期する形で電子データのアクセス権が管理されている。例えば特許文献1では、電子データの所有者が印刷を行う際に配布先ユーザを登録すると配布先ユーザに対する電子データへのアクセス権が自動的に付与される方法が提案されている。また、特許文献2では、印刷媒体にアクセス権の情報も記録し、その情報を読取って電子データへのアクセス権を管理する手法が提案されている。
特開平10−143414号公報 特開平08−050598号公報
特許文献1においては、電子データの所有者が予め印刷媒体の配布先ユーザを登録しておく必要があるため煩雑であった。また、会議の配布資料等は事前に配布先が明らかにならない場合が多く、配布先ユーザに登録したユーザと実際に印刷媒体を手にするユーザとの間に不整合が生じるのを避けるのが困難であった。特許文献2においては、印刷媒体に記録されたアクセス権の情報によってのみ電子データのアクセス権が管理されており、電子データの側のアクセス権管理が不十分であった。また、電子データへアクセスするためには印刷媒体を保持し続ける必要があり、ユーザの負担になっていた。
更に、何れの手法においても電子データへのアクセスの際に、印刷媒体では開示されていない情報(電子データのファイル名や配置先フォルダ名等)を隠蔽することが考慮されていない点に問題があった。一般的なデータ管理システムにおいては、フォルダ階層に従ったアクセス権管理が行われており、特定のデータへのアクセス権を付与するには上位フォルダへのアクセス権も付与する必要がある。したがって、従来技術では印刷した電子データにだけアクセス権を付与することが現実的には難しかった。そのため、印刷範囲だけをコピーした別の電子データを配布先ユーザがアクセス可能な場所に保存するといった回避策を取らざるを得ない場合が多く、結果的に電子データの散在を招いてしまう点に問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、印刷媒体の所有者に対し印刷媒体で開示されている情報に限定して電子データへのアクセスを許可可能にすることを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、電子データを一意に特定するデータ識別子と電子データの保持する情報の開示可能な範囲を示す開示範囲情報とを記録した電子データ参照オブジェクトを生成する生成手段と、前記電子データ参照オブジェクトに対して印刷又は閲覧が指示された場合に、前記電子データ参照オブジェクトに記録された開示範囲情報の示す範囲に限定して、前記電子データ参照オブジェクトに記録されたデータ識別子の示す電子データの情報を印刷又は表示する出力手段と、を有する。
本発明によれば、印刷媒体の所有者に対し印刷媒体で開示されている情報に限定して電子データへのアクセスを許可可能にすることができる。
実施形態1のデータ管理システムのモジュール構成図である。 コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 データ管理システムのデータ管理構成の説明図である。 電子データの識別情報として印刷媒体に記録されるデータの構成図である。 印刷媒体の説明図である。 実施形態1のショートカット作成処理の一例を示すフローチャートである。 ショートカットのデータ構成図である。 ショートカット作成後のデータ管理構造の説明図である。 ショートカットに対する印刷処理の一例を示すフローチャートである。 ショートカットに対する閲覧処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態2のデータ管理システムのモジュール構成図である。 実施形態2のショートカット作成処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1のデータ管理システムのモジュール構成図である。
101は、スキャナ部で、印刷媒体に印刷されている文字や図形をスキャンするスキャナ装置と、スキャンデータの生成部とから成る。102は、データ識別子を読取る情報読取り部で、印刷媒体に記録されている電子データの識別情報を読取る。印刷媒体に電子データの識別情報を記録する方法としては、文字列やバーコードを印刷する方法や、或いは電子タグを埋め込む方法等を用いることができる。しかし、本実施形態においては2次元バーコードが印刷されているものとする。電子データ識別情報読取り部102は、スキャナ部が生成したスキャンデータから2次元バーコードを抽出し、電子データの識別情報を復号化する。103は、データ管理部で、電子データを保存するデータベースの管理を行う。また、データ管理部103は、電子データを配置するフォルダや、電子データに付与されるメタデータの管理も行う。本実施形態においてデータ管理部103は、保存する電子データに一意のデータIDを付与する。104は、データ検索部で、データベースに保存されている電子データを検索する。データ検索部104は、少なくとも、電子データのデータIDによる検索を行うことができる。105は、アクセス権管理部で、データベースを利用するユーザと、データベースに保存されている電子データへのユーザのアクセス権を管理する。106は、ショートカット管理部で、原本の電子データへのショートカットの作成と、ショートカットを経由した電子データへのアクセスと、を制御する。107は、記憶装置で、データベースの実体が記憶される。108は、印刷部で、電子データの内容を印刷すると共に、電子データの識別情報を符号化した2次元バーコードの印刷も行う。109は、表示部で、データベースに保存されている電子データの表示を行う。
なお、図1に示される各部は、同一の装置に含まれていてもよいし、例えば、図1においてスキャナ部101及び印刷部108以外の各部が同一の装置に含まれていてもよい。例えば、スキャナ部101及び印刷部108以外の各部は、情報処理装置の一例であるコンピュータに実装されてもよい。
図2は、コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。CPU201は、OS(Operating System)及び各種アプリケーションプログラムを実行し、コンピュータ各部の制御を行う。ROM202は、CPU201が実行するプログラムや演算用のパラメータのうちの固定的なデータを格納する。RAM203は、CPU201の作業領域やデータの一時記憶領域を提供する。ROM202及びRAM203、バス204を介してCPU201に接続される。キーボード等の入力装置205、CRT、液晶ディスプレイ等の表示装置206、ハードディスク装置、MO、CD−ROM等の外部記憶装置207はインタフェース208を介してバス204に接続されている。また、バス204は通信部209を介してネットワークと接続される。
CPU201が、プログラムに基づき処理を実行することによって、例えば、上述した109、103、104、105、106等で示される各機能及び後述するフローチャートに係る処理等が実現される。
図3は、データ管理システムのデータ管理構成の説明図である。階層的に配置されたフォルダと、フォルダの下に配置された文書や画像等の電子データから構成される。それぞれの電子データにはアクセス権が付与される。本実施形態において、アクセス権は、ユーザ毎に付与され、その権限は読出し権、変更権、削除権の3種類で構成される。変更権は、読出し権を包含し、削除権は読出し権と変更権とを包含する。読出し権が付与されている電子データは閲覧と印刷とが許可され、また読出し権が付与されていない電子データはその存在が隠蔽されるものとする。図3において"管理者フォルダ"301の下の電子データ"ディクス管理ログ.dat"302には管理者への削除権305が付与されている。"ユーザフォルダA"303の下の電子データ"会議資料.txt"304にはユーザAの削除権とユーザBの読出し権306とが付与されている。この状態で、ユーザAには"ディスク管理ログ.dat"の存在は隠蔽されていてアクセスできない。
図4は、電子データの識別情報として印刷媒体に記録されるデータの構成図である。本実施形態では、印刷媒体に記録されるデータには、電子データが保存されているデータベースの識別子401、データベースにおける電子データのデータID402、印刷時の電子データのタイムスタンプ403、印刷ページ番号404が含まれる。なお、印刷媒体に記録されるデータは、印刷媒体に印刷されている電子データを特定できればよく、その構成は特に問わない。例えば電子データのバージョン管理を行うシステムであれば上記に加えてバージョン番号を含めるとしてもよい。
図5は、印刷媒体の説明図である。電子データの内容501と合わせて、電子データの識別情報が2次元バーコード502に符号化されて印刷されている。ここでは、1媒体に1ページ分のデータが印刷されているものとするが、複数ページを印刷してもよい。この場合は、印刷ページ番号404に印刷されているページ番号が列挙されているものとする。
続いて、図6〜10を参照して印刷媒体をスキャンしてショートカットを作成する処理について説明する。ここでは、図3の"ディスク管理ログ.dat"302の1ページを印刷した媒体を持つユーザAが操作する場合を例に説明する。図6は、実施形態1のショートカット作成処理の一例を示すフローチャートである。
まず初めに、ユーザAは、データベースにアクセスするためのユーザ認証を行う。ユーザAは、認証情報を入力し、アクセス権管理部105がこれを認証する(S601)。次に、ユーザAが印刷媒体をスキャナ部101にセットしてショートカットの作成を指示する(S602)。スキャナ部101は、印刷媒体をスキャンして、スキャンデータを電子データ識別情報読取り部102に引き渡す(S603)。電子データ識別情報読取り部102は、スキャンデータから2次元バーコードを抽出して電子データの識別情報を復号化し(S604)、これをショートカット管理部106に引き渡す(S605)。続いて、ショートカット管理部106がショートカットの作成を行う。まず、ショートカット管理部106は、復号化した電子データの識別情報からデータベース識別子とデータIDを取得し、データ検索部104にデータの検索を指示する(S606)。データ検索部104は、最初に指定されたデータベース識別子をチェックし(S607)、続いてデータIDをデータベースから検索する(S608)。データ検索部104は、検索の結果、該当する電子データがデータベースに保存されていなければ処理を終える(S609)。データ検索部104は、該当する電子データがデータベースに保存されていたら、次にアクセス権管理部105にユーザAの認証情報とデータIDとを渡して、ユーザAのアクセス権を問い合わせる(S610)。ユーザに電子データへの読出し権があれば、原本の電子データに直接アクセスすればよくショートカットは不要であるので、ショートカット管理部106は、その旨を通知する(S611)。ここでは、ユーザAは"ディスク管理ログ.dat"へのアクセス権が付与されていないので、ショートカット管理部106は、指示通りにショートカットを作成する(S612)。
図7にショートカットのデータ構造を示す。図7は、ショートカットのデータ構成図である。ショートカット自体のデータID701、対象電子データのデータID702、対象電子データのタイムスタンプ703、対象電子データの印刷ページ番号704が含まれる。ショートカットが保持するデータはユーザからは隠蔽されるため、これらの情報をユーザAが得ることはできない。したがって、ユーザAはショートカットから"ディスク管理ログ.txt"に関する情報を得ることはできない。ショートカット管理部106は、ショートカットを作成したら、これをデータ管理部103に引き渡す(S613)。データ管理部103は、ショートカットの名称と配置場所の指定とを要求する(S614)。ユーザAが適当な配置場所(ここでは"ユーザフォルダA"の下に"配布資料1")を指定する。データ管理部103は、作成されたショートカットをデータベースに保存する(S615)。最後にアクセス権管理部105が作成したショートカットにユーザへのアクセス権を付与する(S616)。ここではアクセス権管理部105は、ユーザAに対する削除権を付与するものとする。以上がショートカットの作成の処理である。
図8にショートカット作成後のデータ管理構成を示す。図8は、ショートカット作成後のデータ管理構造の説明図である。807がショートカットである。808がショートカットのアクセス権である。
なお、S611において原本の電子データへの読出し権があった場合はユーザへの通知のみ行ってショートカットを作成しないとしたが、ショートカット管理部106は、ショートカットを作成するとしてもよい。
引き続いて、ショートカットに対する操作の説明を行う。
初めに図9を参照してショートカットに対して印刷を指示した場合の処理を述べる。図9は、ショートカットに対する印刷処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、データベースにアクセスするためのユーザ認証を行う。ユーザは、認証情報を入力し、アクセス権管理部105がこれを認証する(S901)。続いて、データ管理部103がデータベースに保存されている電子データの一覧を提示する(S902)。ここで、ユーザに読出し権のない電子データが隠蔽されることは既に述べた。ユーザは、提示された電子データの一覧からショートカットを選択し、ショートカット管理部106に対して印刷を指示する(S903)。ショートカット管理部106は、指定されたショートカットから対象電子データのデータIDを取得し(S904)、データ検索部104に対して当該データIDの検索を指示する(S905)。データ検索部104は、検索の結果、該当する電子データが存在しなければ処理を終える(S906)。データ検索部104は、該当する電子データが存在した場合は更に指定されたショートカットから対象電子データのタイムスタンプを取得し、検索結果の電子データのタイムスタンプと比較する(S907)。データ検索部104は、タイムスタンプが一致していなければ印刷時からデータが更新されているので印刷を許可せず、処理を終了する。データ検索部104は、タイムスタンプが一致した場合は電子データをデータベースから取得する(S908)。続いてデータ検索部104は、指定されたショートカットから印刷ページ番号を取得し(S909)、取得した電子データと印刷ページ番号とを印刷部108に引き渡して印刷を指示する(S910)。最後に印刷部108は、指定されたページを印刷(出力)する(S911)。
次に図10を参照してショートカットに対して閲覧を指示した場合の処理を述べる。図10は、ショートカットに対する閲覧処理の一例を示すフローチャートである。基本的な処理の手順は、前述した印刷の処理(S901〜S909)に準じるので説明は省略する。データ検索部104は、電子データをデータベースから取得し、これを表示部109に引き渡すと(S1010)、表示部109は、指定された電子データの指定されたページから印刷される部分を判別する(S1011)。表示部109は、これを編集不可能な形式(例えばラスタイメージ)に変換して(S1012)、表示(出力)する(S1013)。
以上が実施形態1の説明である。
<実施形態2>
続いて、実施形態2を説明する。
実施形態1においては印刷媒体に電子データの識別情報が記録されているとし、ショートカット作成時にはこの識別情報から電子データを特定していたが、本実施形態では、印刷媒体と電子データの類似度によって原本の電子データを特定するものとする。類似度の判定には、OCRにより印刷されている文字を識別して文字検索を行う方法や、印刷物のレイアウトを解析してレイアウト情報から原本を検索する方法等が存在する。なお、本実施形態は、この方法を規定するものではなく、任意の1つ或いは複数の方法を組み合わせて原本の類似度を判定する実施形態をとってもよい。本実施形態においてはOCRによる文字検索を用いるものとする。
図11に本実施形態のモジュール構成を示す。図11は、実施形態2のデータ管理システムのモジュール構成図である。電子データ識別情報読取り部102の代わりに、OCR部1110が含まれる。また、データ検索部104はデータIDによる検索に加えて文字検索を行うことができるものとする。また、文字検索に必要な文字インデクス1111を作成する。
図12を参照して、本実施形態におけるショートカット作成処理を説明する。図12は、実施形態2のショートカット作成処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザAは、データベースにアクセスするためのユーザ認証を行う。ユーザAは、認証情報を入力し、アクセス権管理部105がこれを認証する(S1201)。次に、ユーザAが印刷媒体をスキャナ部101にセットしてショートカットの作成を指示する(S1202)。スキャナ部101は、印刷媒体をスキャンして、スキャンデータをOCR部1110に引き渡す(S1203)。OCR部1110は、スキャンデータの文字認識を行って文字情報を抽出し(S1204)、これをショートカット管理部106に引き渡す(S1205)。続いて、ショートカット管理部106がショートカットの作成を行う。まず、ショートカット管理部106は、OCR部1110から渡された文字情報をデータ検索部104に渡してデータの検索を指示する(S1206)。データ検索部104は、文字インデクス1111から指定された文字情報を検索キーとして、電子データを検索する(S1207)。これ以降の処理(S1208〜S1215)は実施形態1の(S609)〜(S616)に準じるので説明は省略する。
なお、コンピュータは、文字検索の結果が一意に定まらない場合は、類似度が最も高い電子データを選択する方法や、類似度が特定の閾値を越えた電子データを選択する方法等を用いてもよい。
以上が実施形態2の説明である。
<実施形態3>
以上の実施形態においては、ユーザが明示的にショートカットの作成を指示するとしたが、本実施形態では、コンピュータは、印刷媒体を用いて原本の電子データからの再印刷が指示された際にショートカットを同時に作成する。
<実施形態4>
以上の実施形態においては、スキャンデータはショートカット作成時に一時的に利用するだけであったが、スキャンデータそのものを保存するとしてもよい。この際、コンピュータは、ショートカットとスキャンデータを関連付けて保存してもよい。例えば、コンピュータは、ショートカットのメタデータとしてスキャンデータを保存する方法等を用いてもよい。
<実施形態5>
以上の実施形態においては、ショートカットに対して印刷又は閲覧を指示した際に、対象電子データへのアクセス権は判定しなかった。本実施形態では、コンピュータは、このアクセス権判定を行うものとする。アクセス権判定の結果、コンピュータは、ショートカットが保持している開示範囲(開示可能な範囲)において対象電子データへ読出し権を付与する。ショートカットを介さなくても電子データへのアクセスが可能な状態になっていたら、コンピュータは、ショートカットを削除する。
更に、コンピュータは、原本の電子データを削除したら対応するショートカットも削除するとしてもよい。これを行うために、コンピュータは、電子データを削除した際にデータベースからショートカットを検索する。コンピュータは、削除した電子データのデータIDを対象電子データIDとして保持するショートカットを削除する。或いは、コンピュータは、ショートカットを作成した電子データのメタデータとしてショートカットのデータIDを保持させる。コンピュータは、電子データを削除した際にメタデータに保持しているデータIDの電子データを削除する。
<実施形態6>
以上の実施形態では、印刷媒体をスキャンした際にショートカットを作成するとしていたが、ショートカットを作成するタイミングはこれに限定されるものではない。本実施形態においては、コンピュータは、電子データを印刷する際に該電子データに対するショートカットを同時に作成する。その際、ショートカットが保持する対象電子データのデータIDには印刷が指示された電子データのデータIDを用い、また開示範囲情報には印刷時に指定されたページの範囲を用いるものとする。
<実施形態7>
以上の実施形態においては、スキャナ部101とデータ管理部103と印刷部108とがそれぞれ独立した構成をとっていたが、本発明を実施可能な形態はこれに限定されるものではない。複合機のような一体型の装置を用いてもよい。
<その他の実施形態>
上述した機能又はフローチャートに係る工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウェア(プログラム)をパソコン等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
以上、上述した各実施形態によれば、電子データ参照オブジェクトを介すことで印刷媒体の所有者に対し印刷媒体で開示されている情報に限定して電子データへのアクセスを許可することができる。そのため、電子データの所有者が予め印刷媒体の配布先ユーザのアクセス権を設定して印刷媒体と電子データのアクセス権を同期させておく必要が無く、データ管理者のデータ管理コストを削減する効果が得られる。また、原本の電子データの一部を複製して媒体の配布先ユーザがアクセス可能な電子データを作成するといった処置も必要が無く、従って、断片的な電子データの散在を抑制する効果が得られる。
また、以後は印刷媒体を保持し続けなくても電子データ参照オブジェクトを経由して電子データへのアクセスが可能となるため、媒体配布先ユーザの媒体管理コストを削減する事ができる。
よって、印刷媒体の所有者に対し印刷媒体で開示されている情報に限定して電子データへのアクセスを許可可能にすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
105 アクセス権管理部、106 ショートカット管理部

Claims (4)

  1. 電子データを一意に特定するデータ識別子と電子データの保持する情報の開示可能な範囲を示す開示範囲情報とを記録した電子データ参照オブジェクトを生成する生成手段と、
    前記電子データ参照オブジェクトに対して印刷又は閲覧が指示された場合に、前記電子データ参照オブジェクトに記録された開示範囲情報の示す範囲に限定して、前記電子データ参照オブジェクトに記録されたデータ識別子の示す電子データの情報を印刷又は表示する出力手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記電子データ参照オブジェクトが記憶しているデータ識別子と開示範囲情報とをユーザから隠蔽する隠蔽手段を更に有する、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    電子データを一意に特定するデータ識別子と電子データの保持する情報の開示可能な範囲を示す開示範囲情報とを記録した電子データ参照オブジェクトを生成する生成ステップと、
    前記電子データ参照オブジェクトに対して印刷又は閲覧が指示された場合に、前記電子データ参照オブジェクトに記録された開示範囲情報の示す範囲に限定して、前記電子データ参照オブジェクトに記録されたデータ識別子の示す電子データの情報を印刷又は表示する出力ステップと、
    を含む情報処理方法。
  4. コンピュータを、
    電子データを一意に特定するデータ識別子と電子データの保持する情報の開示可能な範囲を示す開示範囲情報とを記録した電子データ参照オブジェクトを生成する生成手段と、
    前記電子データ参照オブジェクトに対して印刷又は閲覧が指示された場合に、前記電子データ参照オブジェクトに記録された開示範囲情報の示す範囲に限定して、前記電子データ参照オブジェクトに記録されたデータ識別子の示す電子データの情報を印刷又は表示する出力手段と、
    して機能させるプログラム。
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