JP4357242B2 - リチウム二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、正極と、リチウム−アルミニウム−マンガン合金からなる負極と、溶質及び溶媒とからなる非水電解液とを備えたリチウム二次電池に関する。
従来、高エネルギー密度を有する二次電池として、非水電解質を使用し、リチウムイオンを正極と負極との間で移動させて充放電を行うようにしたリチウム二次電池が利用されている。
上記リチウム二次電池は、各種電子機器のメモリバックアップ用電源としても使用される。メモリバックアップ用のリチウム二次電池は、ハンダ付けを行う部分にハンダクリーム等を塗布しておき、200〜280℃程度のリフロー炉内を通過させることにより、ハンダを溶融させてハンダ付けを行う、いわゆるリフローハンダ付けによりプリント基板上に取り付けられている。このようなリフロー電池においては、高い耐熱性が必要とされる。
そこで、メモリバックアップ用電池の高耐熱性及び低温環境下での充放電特性を向上させるために、溶媒としてブチルジグライム(ジエチレングリコールジブチルエーテル)を用いたリチウム二次電池が提案されている。
特開2002−298911
しかしながら、上記特許文献1に開示されたリチウム二次電池では、優れた保存特性が得られないという問題点があった。
また、一般的なリチウム二次電池においては、保存中に負極と電解液とが反応し、優れた保存特性を得ることができない。そこで、リチウム二次電池の電解液として、種々の電解液及び負極、及びその組み合わせが検討されているが、十分に満足できる保存特性が得られていない。
本発明の目的は、リフロー電池として用いることができるリチウム二次電池であって、保存特性に優れたリチウム二次電池を提供することである。
正極と、リチウム−アルミニウム−マンガン合金からなる負極と、溶質及び溶媒とからなる非水電解液とを備えたリチウム二次電池であって、前記溶媒は非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルからなり、前記非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルが、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルメチルエーテルまたはテトラエチレングリコールエチルメチルエーテルであることを
特徴とするものである。
本発明においては、リチウム−アルミニウム−マンガン合金負極と非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルが反応し、負極上にイオン伝導性の緻密なアルミニウム−マンガン合金被膜が形成される。このアルミニウム−マンガン合金被膜の存在のために、リチウム二次電池の保存中においても、負極と電解液との反応が抑制され、優れた保存特性が得られる。
本発明において、溶媒は、非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルと環状炭酸エステルとの混合溶媒とすることが好ましい。この場合、非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルと環状炭酸エステルとが、リチウム−アルミニウム−マンガン合金負極と反応することにより、負極上に、高いイオン伝導性の緻密なアルミニウム−マンガン合金被膜が形成される。これにより、より優れた保存特性が得られる。
本発明において、負極として用いるリチウム−アルミニウム−マンガン合金は、例えば、アルミニウム−マンガン合金にリチウムを電気化学的に挿入することにより得ることができる。リチウム−アルミニウム−マンガン合金中のマンガンの割合は、アルミニウム−マンガン合金に対し0.1〜10重量%であることが好ましい。この範囲を外れると、保存特性が向上するという本発明の効果が十分に得られない場合がある。アルミニウム−マンガン合金に対するマンガン割合が0.1重量%以下ではマンガンの効果が小さく十分な被膜ができず、逆に10重量%以上では被膜が厚くなり過ぎるためであると考えられる。
アルミニウム−マンガン合金にリチウムを電気化学的に挿入する量としては、特に限定されるものではないが、例えば、1〜500mAh/gに相当するリチウムを挿入することが好ましい。
本発明における非水電解液の溶質としては、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)2)、リチウムビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(C25SO2)2)、リチウム(トリフルオロメチルスルホニル)(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)(C25SO2))、リチウムビス(ヘプタフルオロプロピルスルホニル)イミド(LiN(C37SO2) 2))、リチウム(トリフルオロメチルスルホニル)(ヘプタフルオロプロピルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)(C37SO2))、及びリチウム(ペンタフルオロエチルスルホニル)(ヘプタフルオロプロピルスルホニル)イミド(LiN(C25SO2)(C37SO2))などのリチウムパーフルオロアルキルスルホニルイミドが特に好ましく用いられるが、リチウム二次電池に用いることができる溶質であれば特に限定されるものではない。
溶質として、特に、リチウムパーフルオロアルキルスルホニルイミドを用いることにより、この溶質成分が含まれる、高いイオン伝導性の緻密なアルミニウム−マンガン合金被膜が負極表面上に形成されるため、特に優れた保存特性が得られるものと考えられる。
本発明における正極としては、リチウム−マンガン複合酸化物である、スピネル構造マンガン酸リチウム、ホウ素又はホウ素化合物を固溶させてなるホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物、立方晶マンガン酸リチウム、また、二酸化マンガン、五酸化バナジウム、酸化ニオビウム、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウムなどを使用することができる。リチウム二次電池に用いることができる正極であれば特に限定されるものではないが、リチウム−マンガン複合酸化物が特に好ましく用いられる。特にスピネル構造マンガン酸リチウム、ホウ素又はホウ素化合物を固溶させてなるホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物を用いることが好ましい。
本発明のリチウム二次電池は、特にメモリバックアップ用などの用途で用いられるリフローハンダ付けにより取り付けられるリフロー電池として適したものである。リフロー電池の放電容量は、0.1〜50mAh程度である。
正極と、リチウム−アルミニウム−マンガン合金からなる負極と、溶質及び溶媒とからなる非水電解液とを備えたリチウム二次電池であって、前記溶媒は非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルからなり、前記非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルが、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルメチルエーテルまたはテトラエチレングリコールエチルメチルエーテルである本発明電池により、リチウム−アルミニウム−マンガン合金負極と非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルが反応し、負極上に高いイオン伝導性の緻密な被膜が形成される。この被膜の存在のために、電池保存中においても、負極と電解液との反応が抑制される。これにより、優れた保存特性を持ち、信頼性の高いリチウム二次電池が提供される。
以下に本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することが可能なものである。
[実験1]
実験1では、負極としてリチウム−アルミニウム−マンガン合金を用い、溶媒として非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルを用いた場合の保存特性について検討した。また、非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルと他の溶媒との組み合わせについても検討した。具体的には、本発明の実施例1として、以下に示す実施例1−1〜実施例1−7の本発明電池A1〜A7を作製すると共に、比較例として、比較例1−1〜比較例1−3の比較電池X1〜X3を作製して評価した。
(実施例1−1)
〔正極の作製〕
リチウム−マンガン複合酸化物であるスピネル構造マンガン酸リチウム(LiMn24)(粉末)と、導電剤としてのカーボンブラック(粉末)と、結着剤としてのフッ素樹脂(粉末)とを重量比85:10:5で混合して正極合剤を得た。この正極合剤を円板状に鋳型成型し、真空中にて250℃で2時間乾燥して、正極2を作製した。
〔負極の作製〕
リチウム−アルミニウム−マンガン合金を円板状に打ち抜き、負極1を作製した。リチウム−アルミニウム−マンガン合金は、アルミニウム−マンガン合金にリチウムを電気化学的に挿入することにより作製した。アルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)中のマンガンの割合は1重量%であった。
〔非水電解液の調製)
非対称のポリエチレングリコールアルキルジアルキルエーテルであるジエチレングリコールエチルメチルエーテル(Di−EME)単独溶媒に、溶質としてのリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)2)を1モル/リットル溶かして、非水電解液を調製した。
〔電池の組立〕
上記の負極1正極2、及び非水電解液を使用して、図1に示す構造を有する扁平形の本発明電池A1を組み立てた。尚、電池寸法は、外径が24mmで、厚さが3mmである。
負極1及び正極2は、非水電解液を含浸したセパレータ3を介して対向して正負両極缶5、4が形成する電池ケース内に収納されており、正極2は正極集電体7を介して正極缶5に、また負極1は負極集電体6を介して負極缶4に接続され、電池内部に生じた化学エネルギーを正極缶5及び負極缶4の両端子から電気エネルギーとして外部へ取り出し得るようになっている。
負極集電体6はステンレス鋼板(SUS304)からなり、正極集電体7はステンレス鋼板(SUS316)かなり、絶縁パッキング8はポリフェニレンスルフィドからなる。また、セパレータ3としては、ガラス製の不織布を使用し、これに非水電解液を含浸させた。このようにして、本発明電池A1を得た。
(実施例1−2)
溶媒として、非対称のポリエチレングリコールアルキルジアルキルエーテルであるトリエチレングリコールエチルメチルエーテル(Tri−EME)を単独で使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池A2を組み立てた。
(実施例1−3)
溶媒として、非対称のポリエチレングリコールアルキルジアルキルエーテルであるテトラエチレングリコールエチルメチルエーテル(Tetra−EME)を単独で使用したこと以外は実施例1−1と同様にして本発明電池A3を組み立てた。
(比較例1−1)
溶媒として、ジエチレングリコールジメチルエーテル(Di−DME)を単独で使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池X1を組み立てた。
(比較例1−2)
溶媒として、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(Tetra−DME)を単独で使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池X2を組み立てた。
(比較例1−3)
溶媒として、プロピレンカーボネート(PC)を単独で使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池X3を組み立てた。
(実施例1−4)
溶媒として、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル(Di−EME)とプロピレンカーボネート(PC)との体積比率99:1の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池A4を組み立てた。
(実施例1−5)
溶媒として、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル(Di−EME)とプロピレンカーボネート(PC)との体積比率95:5の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池A5を組み立てた。
(実施例1−6)
溶媒として、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル(Di−EME)とプロピレンカーボネート(PC)との体積比率50:50の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池A6を組み立てた。
(実施例1−7)
溶媒として、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル(Di−EME)とエチレンカーボネート(EC)との体積比率99:1の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池A7を組み立てた。
[容量維持率(保存特性)の測定]
作製直後の各電池を180℃で1分間予熱させた後、最高温度が270℃で、出入口付近の最低温度が180℃になったリフロー炉内を1分間かけて通過させた後、25℃において、電流値1mAで2Vまで放電し、作製直後の電池の放電容量を測定した。また、作製直後の各電池を180℃で1分間余熱させた後、最高温度が270℃、出入口付近の最低温度が180℃になったリフロー炉内を1分間かけて通過させた後、60℃で2ヶ月間保存し、その後、25℃において、電流値1mAで2Vまで放電し、保存後の放電容量を測定した。そして、次式により保存後の容量維持率を求めた。保存後の容量維持率={(保存後の放電容量)/(作製直後の放電容量)}×100(%)。本発明電池A1〜A7及び比較電池X1〜X3の各電池の容量維持率測定結果を表1に示す。
Figure 0004357242
表1に示すように、溶媒として非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルを用いた本発明電池A1〜A7では、容量維持率が81%以上と高かった。これに対し、比較電池X1〜X3では、容量維持率は49%以下と低くなった。これにより、負極としてリチウム−アルミニウム−マンガン合金を用い、溶媒として非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルを用いることにより、優れた保存特性が得られることがわかる。
これは、リチウム−アルミニウム−マンガン合金負極と非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルとが反応し、負極上に緻密なイオン伝導性のアルミニウム−マンガン合金被膜が形成され、この被膜の存在のために、リチウム二次電池の保存中において負極と電解液との反応が抑制された為であると考えられる。溶媒として対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルを用いた比較電池X1〜X2やプロピレングリコールを用いた比較電池X3では、保存特性を向上させる程度の緻密な被膜が形成されなかったものと考えられる。
また、非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルと環状炭酸エステルとの混合溶媒を用いた本発明電池A4〜A7では、溶媒として非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルのみを用いた場合よりも、高い容量維持率が得られた。
これは、非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルと環状炭酸エステルとが、リチウム−アルミニウム−マンガン合金負極と反応することにより、負極上に、イオン伝導性のより緻密なアルミニウム−マンガン合金被膜が形成されたためと考えられる。
また、非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルと環状炭酸エステルとの混合比が99:1〜95:5の場合において、最も高い容量維持率が得られた。
[実験2]
実験2では、溶媒として非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルを用い、負極として、リチウム−アルミニウム−マンガン合金を用いた場合の保存特性について検討した。また、アルミニウム−マンガン合金中のマンガン割合についても検討した。具体的には、以下に示す実施例2−1〜実施例2−4の本発明電池B1〜B4を作製すると共に、比較例として、比較例2−1〜比較例2−7の比較電池Y1〜Y3及び参考電池を作製して評価した。
(実施例2−1)
アルミニウム−マンガン合金として、マンガンの含有割合が0.1重量%であるアルミニウム−マンガン合金を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池B1を組み立てた。
(実施例2−2)
アルミニウム−マンガン合金として、マンガンの含有割合が0.5重量%であるアルミニウム−マンガン合金を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池B2を組み立てた。
(実施例2−3)
アルミニウム−マンガン合金として、マンガンの含有割合が1重量%であるアルミニウム−マンガン合金を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池B3を組み立てた。尚、この電池の構成は、本発明電池A1と同様である。
(実施例2−4)
アルミニウム−マンガン合金として、マンガンの含有割合が5重量%であるアルミニウム−マンガン合金を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池B4を組み立てた。
(実施例2−5)
アルミニウム−マンガン合金として、マンガンの含有割合が10重量%であるアルミニウム−マンガン合金を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池B5を組み立てた。
(比較例2−1)
負極材料として、アンチモンにリチウムを電気化学的に挿入することにより作製したリチウム−アンチモン合金(Li−Sb)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池Y2を組み立てた。
(比較例2−2)
負極材料として、金属リチウムを使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池Y3を組み立てた。
(比較例2−3)
負極材料として、黒鉛粉末が95重量部と、結着剤としてのフッ素樹脂(粉末)が5重量部となるよう混合した負極合剤にリチウムを電気化学的に挿入することにより作製したリチウム−天然黒鉛(Li−天然黒鉛)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池Y4を組み立てた。
(比較例2−4)
負極材料として、コークス粉末が95重量部と、結着剤としてのフッ素樹脂(粉末)が5重量部となるよう混合した負極合剤にリチウムを電気化学的に挿入することにより作製したリチウム−コークス(Li−コークス)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池Y5を組み立てた。
(比較例2−5)
負極材料として、酸化スズ(SnO)粉末が85重量部と、導電剤としてのカーボンブラック(粉末)が10重量部と、結着剤としてのフッ素樹脂(粉末)が5重量部となるよう混合した負極合剤にリチウムを電気化学的に挿入することにより作製したリチウム−酸化スズ(Li−SnO)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池Y6を組み立てた。
(比較例2−6)
負極材料として、酸化ケイ素(SiO)粉末が85重量部と、導電剤としてのカーボンブラック(粉末)が10重量部と、結着剤としてのフッ素樹脂(粉末)が5重量部となるよう混合した負極合剤にリチウムを電気化学的に挿入することにより作製したリチウム−酸化ケイ素(Li−SiO)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池Y7を組み立てた。
(参考例)
負極材料として、アルミニウムにリチウムを電気化学的に挿入することにより作製したリチウム−アルミニウム合金(Li−Al)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、参考電池を組み立てた。
実験1と同様にして、各電池の保存後の容量維持率を求めた。各電池の容量維持率測定結果を表2に示す。
Figure 0004357242
表2に示すように、負極にリチウム−アルミニウム−マンガン合金を用いた本発明電池B1〜B5では、容量維持率が81%以上と高くなった。これに対し、負極にLi−Sb合金や金属リチウム等を用いた比較電池Y1〜Y7では、容量維持率が65%以下であり、負極にリチウム−アルミニウム合金を用いた参考電池では75%であった。これにより、負極としてリチウム−アルミニウム−マンガン合金を用い、溶媒として非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルを用いることにより、優れた保存特性が得られることがわかる。
これは、リチウム−アルミニウム−マンガン合金負極と非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルが反応し、負極上にイオン伝導性の緻密なアルミニウム−マンガン合金被膜が形成される。このアルミニウム−マンガン合金被膜の存在のために、リチウム二次電池の保存中においても、負極と電解液との反応が抑制され、優れた保存特性が得られるものと考えられる。
また、表2より、アルミニウム−マンガン合金中のマンガンの割合が、0.1〜10重量%である時に、容量維持率が81%以上となり、優れた保存特性が得られることがわかる。さらに、アルミニウム−マンガン合金中のマンガンの割合が、0.5〜5重量%であることが好ましいことがわかる。
[実験3]
実験3では、負極として、リチウム−アルミニウム−マンガン合金を用い、溶媒として非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルを用いた本発明電池において、溶質をそれぞれ変化させて、保存特性について検討した。具体的には、以下に示す実施例3−1〜実施例3−8の本発明電池C1〜C8を作製して評価した。
(実施例3−1)
非水電解液の溶質として、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)2)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C1を組み立てた。なお、この電池の構成は本発明電池A1と同様である。
(実施例3−2)
非水電解液の溶質として、リチウム(トリフルオロメチルスルホニル)(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)(C25SO2))を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C2を組み立てた。
(実施例3−3)
非水電解液の溶質として、リチウムビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(C25SO2)2)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C3を組み立てた。
(実施例3−4)
非水電解液の溶質として、リチウムトリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド(LiC(CF3SO2)3)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C4を組み立てた。
(実施例3−5)
非水電解液の溶質として、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C5を組み立てた。
(実施例3−6)
非水電解液の溶質として、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C6を組み立てた。
(実施例3−6)
非水電解液の溶質として、テトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF4)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C7を組み立てた。
(実施例3−7)
非水電解液の溶質として、ヘキサフルオロ砒酸リチウム(LiAsF6)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C8を組み立てた。
(実施例3−8)
非水電解液の溶質として、過塩素酸酸リチウム(LiClO4)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C9を組み立てた。
実験1と同様にして、各電池の保存後の容量維持率を求めた。各電池の容量維持率測定結果を表3に示す。
Figure 0004357242
表3に示すように、非水電解液の溶質として、リチウムパーフルオロアルキルスルホニルイミドを用いた本発明電池C1〜C3が、特に容量維持率が高く、保存特性に優れていることがわかる。
これは、溶質成分であるリチウムパーフルオロアルキルスルホニルイミドを含む、高いイオン伝導性の緻密なアルミニウム−マンガン合金被膜が負極表面上に形成されるためであると考えられる。
尚、溶質としてリチウムトリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム、ヘキサフルオロリン酸リチウム、テトラフルオロホウ酸リチウム、ヘキサフルオロ砒酸リチウム、過塩素酸酸リチウムを用いた本発明電池C4〜C9でも、実用上問題のない程度の容量維持率(70〜78%)が得られた。
[実験4]
実験4では、負極として、リチウム−アルミニウム−マンガン合金を用い、溶媒として非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルを用いた本発明電池において、正極をそれぞれ変化させて、保存特性について検討した。具体的には、以下に示す実施例4−1〜実施例4−5の本発明電池D1〜D5を作製して評価した。
(実施例4−1)
正極活物質として、リチウム−マンガン複合酸化物であるスピネル構造マンガン酸リチウム(LiMn24)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池D1を組み立てた。尚、この電池の構成は、本発明電池A1と同様である。
(実施例4−2)
正極活物質として、水酸化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B23)と二酸化マンガン(MnO2)とを、Li:B:Mnの原子比0.53:0.06:1.00で混合し、空気中にて375℃で20時間熱処理して得たホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池D2を組み立てた。
(実施例4−3)
正極活物質として、水酸化リチウム(LiOH)と二酸化マンガン(MnO2)とを、Li:Mnの原子比0.50:1.00で混合し、空気中にて375℃で20時間熱処理して得たリチウム−マンガン複合酸化物(CDMO)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池D3を組み立てた。
(実施例4−4)
正極活物質として、リチウム−マンガン複合酸化物である立方晶マンガン酸リチウム(Li4Mn512)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池D4を組み立てた。
(実施例4−5)
正極活物質として、二酸化マンガン(MnO2)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池D5を組み立てた。
(実施例4−6)
正極活物質として、酸化ニオビウム(Nb25)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池D6を組み立てた。
(実施例4−7)
正極活物質として、酸化バナジウム(V25)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池D7を組み立てた。
実験1と同様にして、各電池の保存後の容量維持率を求めた。各電池の容量維持率測定結果を表4に示す。
Figure 0004357242
表4に示すように、正極として、リチウム−マンガン複合酸化物を用いた本発明電池D1〜D4において、80%以上の高い容量維持率が得られた。スピネル構造のマンガン酸リチウムを用いた本発明電池D1及びホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物を用いた本発明電池D2では、容量維持率がそれぞれ85%と81%と特に高い値を示した。
これにより、負極としてリチウム−アルミニウム−マンガン合金を用い、溶媒として非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルを用いたリチウム二次電池では、保存特性を向上させるために、正極活物質として、リチウム−マンガン複合酸化物が適していると考えられる。
尚、正極活物質として、二酸化マンガン、酸化ニオビウム及び酸化バナジウムを用いた本発明電池D5〜D7でも、実用上問題のない程度の容量維持率(65〜75%)を示すことが確認できた。
また、上記ホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物は、例えば、B:Li:Mnの原子比が約0.01〜0.20:約0.1〜約2.0:約1となるようにホウ素化合物とリチウム化合物とマンガン化合物とを混合した混合物を150〜430℃、好ましくは250〜430℃、より好ましくは300〜430℃で空気中で熱処理することにより得られる。熱処理温度が約150℃よりも低いと、ホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物の生成反応が十分に進行しないとともに、MnO2 中の水分を十分に除去することができないなどの問題が生ずる。一方、熱処理温度が約430℃を越えると、MnO2 が分解してマンガンの平均価数が3.80より小さくなり、その結果、充電時にホウ素含有リチウム-マンガン複合酸化物の電子状態のバランスが崩れて不安定になる。これにより、充電時にホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物が分解して非水電解液中に溶出し易くなる。
上記したホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物の調整には、ホウ素化合物として、たとえば、酸化ホウ素(B23)、ホウ酸(H3BO3)、メタホウ酸(HBO2)、メタホウ酸リチウム(LiBO2)、4ホウ酸リチウム(Li247)が、上記リチウム化合物としては、水酸化リチウム(LiOH)、炭酸リチウム(Li2CO3)、酸化リチウム(Li2O)、硝酸リチウム(LiNO3)が、また上記マンガン化合物としては、二酸化マンガン(MnO2)、オキシ水酸化マンガン(MnOOH)などが挙げられる。
本発明の実施例1−1による本発明電池A1の構成を示した断面図である。
符号の説明
1…負極
2…正極
3…セパレータ
4…負極缶
5…正極缶
6…負極集電体
7…正極集電体
8…絶縁パッキング

Claims (5)

  1. 正極と、リチウム−アルミニウム−マンガン合金からなる負極と、溶質及び溶媒とからなる非水電解液とを備えたリチウム二次電池であって、前記溶媒は非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルからなり、前記非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルが、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルメチルエーテルまたはテトラエチレングリコールエチルメチルエーテルであることを特徴とするリチウム二次電池。
  2. 前記溶媒が、非対称のポリエチレングリコールジアルキルエーテルと環状炭酸エステルとの混合溶媒からなることを特徴とする請求項1記載のリチウム二次電池。
  3. 前記リチウム−アルミニウム−マンガン合金からなる負極中のマンガン割合が、アルミニウム−マンガン合金に対し0.1〜10重量%であることを特徴とする請求項1記載のリチウム二次電池。
  4. 前記溶質は、リチウムパーフルオロアルキルスルホニルイミドからなることを特徴とする請求項1に記載のリチウム二次電池。
  5. 前記正極は、リチウム−マンガン複合酸化物からなることを特徴とする請求項1記載のリチウム二次電池。
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