JP3229769B2 - リチウム二次電池 - Google Patents
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Description
る負極と、ホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物を
活物質とする正極と、溶質及び溶媒からなる非水電解液
とを備えたリチウム二次電池に係わり、詳しくは不測の
事故等により通常の充電電圧を越える高い充電電圧が長
時間印加され続けた場合でも電池の内部抵抗が上昇しに
くい信頼性の高いリチウム二次電池を提供することを目
的とした、正極活物質及び非水電解液の改良に関する。
リチウム二次電池の正極活物質として、二酸化マンガン
が検討されている。二酸化マンガンは、リチウムを電気
化学的に吸蔵及び放出することができるとともに、放電
電位(vs.Li/Li+ )が高いからである。
二次電池の正極活物質として実用可能なものとするため
には、二酸化マンガンの充放電サイクルにおける結晶構
造の安定性(充放電サイクル特性)を改善する必要があ
る。二酸化マンガンは、充放電サイクルにおける膨張及
び収縮の繰り返しにより、短サイクル裡にその結晶構造
が壊れるからである。二酸化マンガンのこのような充放
電サイクルにおける結晶構造の安定性の悪さを改善した
ものとしては、例えば、二酸化マンガンとLi2 MnO
3 との複合酸化物からなるリチウム−マンガン複合酸化
物(特開昭63−114064号公報参照)や、二酸化
マンガンの結晶格子中にリチウムを含有させたリチウム
含有二酸化マンガン複合酸化物(特開平1−23515
8号公報参照(この複合酸化物もリチウム−マンガン複
合酸化物の一種である。)が報告されている。
は、充放電サイクル特性に優れ、二次電池の正極活物質
として実用可能なレベルのものである。
化物を正極活物質に使用したリチウム二次電池には、誤
って通常の充電電圧(3.5V程度)を越える高い電圧
(4V以上の電圧)が長時間印加され続けた場合(以
下、この種の充電を「高電圧連続充電」と称する。)、
リチウム−マンガン複合酸化物が分解し、その分解生成
物が非水電解液中に溶出して、電池の内部抵抗が著しく
上昇するという問題があった。
たものであって、その目的とするところは、正極活物質
及び非水電解液の溶媒を改良することにより、高電圧連
続充電した場合でも、電池の内部抵抗が上昇しにくいリ
チウム二次電池を提供するにある。
の本発明に係るリチウム二次電池(本発明電池)は、リ
チウムを活物質とする負極と、ホウ素含有リチウム−マ
ンガン複合酸化物を活物質とする正極と、溶質及び溶媒
からなる非水電解液とを備えたリチウム二次電池であっ
て、前記ホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物は、
Li 2 MnO 3 とMnO 2 との複合酸化物にホウ素又は
ホウ素化合物を固溶させたものであり、Mnに対するB
の原子比(B/Mn)が0.01〜0.20、且つ充放
電前のマンガンの平均価数が3.80以上のものであ
り、前記溶媒は、ブチレンカーボネートを5〜50体積
%含有する混合溶媒であることを特徴とするものであ
る。
ガン複合酸化物が、Mnに対するBの原子比(B/M
n)が0.01〜0.20、且つ充放電前の分子中のマ
ンガンの平均価数が3.80以上のものに限定されるの
は、原子比(B/Mn)又はマンガンの平均価数が各範
囲を外れたホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物を
正極活物質として使用すると、高電圧連続充電したとき
に正極活物質が分解し、分解生成物が非水電解液中に溶
出して電池の内部抵抗が著しく上昇してしまうからであ
る。
高電圧連続充電したときに正極活物質が分解するのは、
同比が0.01未満の場合はホウ素含有量が少な過ぎる
ことに起因してホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化
物の結晶構造が充分に安定化しないため、一方同比が
0.20を越えた場合はリチウム−マンガン複合酸化物
にホウ素又はホウ素化合物が固溶しなくなり結晶構造が
不安定になるためと考えられる。
れると高電圧連続充電したときに正極活物質が分解する
のは、充放電前のマンガンの平均価数が3.80未満で
あると、充電によりマンガンの平均価数が低い値(3.
80未満)から4程度にまで上昇するために平均価数の
変化が大きく、このためホウ素含有リチウム−マンガン
複合酸化物の電子状態のバランスが崩れて結晶構造が不
安定となり、ホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物
が分解し易くなるためと考えられる。
ガン複合酸化物は、Li 2 MnO 3 とMnO 2 との複合
酸化物にホウ素又はホウ素化合物を固溶させた構造のも
のである。
にホウ素又はホウ素化合物を固溶させてなるホウ素含有
リチウム−マンガン複合酸化物であって、原子比(B/
Mn)0.01〜0.20、マンガンの平均価数3.8
0以上のものは、例えば、ホウ素化合物とリチウム化合
物とマンガン化合物とのB:Li:Mnの原子比0.0
1〜0.20:0.1〜2.0:1の混合物を300〜
430°Cの温度で熱処理することにより得られる。熱
処理温度が430°Cを越えると、MnO2 が分解して
マンガンの平均価数が3.80より小さくなり、その結
果充電時にホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物の
電子状態のバランスが崩れて不安定になり、高電圧連続
充電時にホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物が分
解して非水電解液中に溶出し易くなる。熱処理は空気中
で行う。
酸化物は充放電サイクル特性に極めて優れており、この
複合酸化物にさらにホウ素又はホウ素化合物を固溶させ
ることにより、充放電サイクル特性及び高電圧連続充電
時の安定性(高電圧連続充電特性)の両特性にかなり優
れたものが得られる。もっとも、高電圧連続充電特性に
優れたものを得るためには、後述する実施例に示すよう
に、さらに非水電解液の溶媒としてブチレンカーボネー
トを所定量含有する本発明で規制する特定の溶媒を使用
する必要がある。
(B2 O3 )、ホウ酸が、上記リチウム化合物として
は、水酸化リチウム(LiOH)、炭酸リチウム(Li
2 CO3)、酸化リチウム(Li2 O)、硝酸リチウム
(LiNO3 )が、また上記マンガン化合物としては、
二酸化マンガン、オキシ水酸化マンガン(MnOOH)
が、それぞれ例示される。
ト(BC)を5〜50体積%含有する混合溶媒である。
ブチレンカーボネートは、1,2−ブチレンカーボネー
ト、2,3−ブチレンカーボネート又はイソブチレンカ
ーボネートのいずれであってもよい。混合溶媒中のブチ
レンカーボネートの割合が5体積%未満の場合は、高電
圧連続充電した後の電池の内部抵抗の上昇が著しくな
り、一方同割合が50体積%を越えた場合は放電容量が
低下する。
しては、エチレンカーボネート(EC)、1,2−ジメ
トキシエタン(DME)、プロピレンカーボネート(P
C)、ビニレンカーボネート(VC)、γ−ブチロラク
トン(γ−BL)、ジメチルカーボネート(DMC)、
ジエチルカーボネート(DEC)、メチルエチルカーボ
ネート(MEC)、テトラヒドロフラン(THF)、ジ
オキソラン(DOXL)、1,2−エトキシメトキシエ
タン(EME)、スルホラン(SL)、1,2−ジエト
キシエタン(DEE)が例示される。特に、ブチレンカ
ーボネート5〜50体積%と、エチレンカーボネート又
はエチレンカーボネートと上に列挙した溶媒95〜50
体積%とからなる混合溶媒を使用することにより、保存
特性が大きく向上する。混合溶媒中のブチレンカーボネ
ートの比率が5〜50体積%に規制されるのは、同比率
が5体積%未満の場合はたとえ上記した特定のホウ素含
有リチウム−マンガン複合酸化物を正極活物質に使用し
ても、高電圧連続充電した場合の電池の内部抵抗の上昇
を有効に抑制することができず、一方同比率が50体積
%を越えた場合は、放電容量が低下するからである。
O 3、LiPF 6、LiBF 4、LiAsF 6、LiC
lO 4が例示される。
放出することが可能な物質又は金属リチウムを負極材料
とするものである。リチウムを電気化学的に吸蔵及び放
出することが可能な物質としては、リチウム合金(リチ
ウム−アルミニウム合金、リチウム−鉛合金、リチウム
−錫合金など)、及び、黒鉛、コークス等の炭素材料が
例示される。
有量及びマンガン平均価数が特定のホウ素含有リチウム
−マンガン複合酸化物が使用されているとともに、非水
電解液の溶媒として、ブチレンカーボネートを特定量含
有する混合溶媒が使用されているので、高電圧連続充電
したときでも、正極活物質が分解しにくく、電池の内部
抵抗が上昇しにくい。電池の内部抵抗が上昇するのを有
効に抑制するためには、正極活物質及び非水電解液の溶
媒の両方に本発明で規制するものを使用する必要があ
り、正極活物質又は非水電解液の溶媒のいずれか一方の
みを本発明の如く規制しただけでは、高電圧連続充電後
の電池の内部抵抗の上昇を有効に抑制することはできな
い。
が、本発明は下記の実施例に限定されるものではなく、
その要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施
することが可能なものである。
素(B2 O3 )と二酸化マンガン(MnO2 )とを、L
i:B:Mnの原子比0.53:0.06:1.00で
混合し、空気中にて375°Cで20時間熱処理(焼
成)し、粉砕して正極活物質としてのホウ素含有リチウ
ム−マンガン複合酸化物を得た。このホウ素含有リチウ
ム−マンガン複合酸化物をX線回折測定したところ、X
線回折パターンに、Li2MnO3 のピークと、本来の
ピーク位置からやや低角度側にシフトしたMnO2のピ
ークのみが認められた。また、このホウ素含有リチウム
−マンガン複合酸化物中のマンガンの平均価数を測定し
たところ、3.80であった。
中のマンガンの平均価数は、次のようにして求めた。す
なわち、先ず、試料を塩酸中に溶かして溶液を調製し
た。次いで、上記溶液に硫酸第一鉄アンモニウム水溶液
を添加した後、過剰の硫酸第一鉄アンモニウムを過マン
ガン酸カリウム水溶液で滴定する化学滴定法により、上
記溶液の有効酸素量(マンガンの酸化力)を、また上記
溶液中のマンガン量を原子吸光分析法により、それぞれ
求めた。次いで、このようにして求めた有効酸素量及び
マンガン量から、ホウ素含有リチウム−マンガン複合酸
化物中のマンガンの平均価数を算出した。
算される4より小さいのは、MnO2 中にリチウムが幾
らか固溶したためと考えられる。X線回折パターンにお
けるMnO2 のピークが低角度側にシフトしているの
も、このためと考えられる。
酸化物(粉末)と、導電剤としてのカーボンブラック
(粉末)と、結着剤としてのフッ素樹脂(粉末)とを重
量比率85:10:5で混合して正極合剤を得た。この
正極合剤を円盤状に鋳型成型し、真空中にて250°C
で2時間乾燥して、正極を作製した。
ウム−アルミニウム(Li−Al)合金を、円盤状に打
ち抜き、負極を作製した。
ーボネート(BC)とエチレンカーボネート(EC)と
1,2−ジメトキシエタン(DME)との体積比率2
5:25:50の混合溶媒に、溶質としてのトリフルオ
ロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3 SO3 )を1
モル/リットル溶かして、非水電解液を調製した。
電解液を使用して、扁平形の本発明電池A1(リチウム
二次電池;電池寸法:外径24mm、厚さ3mm)を組
み立てた。なお、セパレータとしては、ポリプロピレン
製の微多孔膜を使用し、これに非水電解液を含浸させ
た。
的断面図であり、図示の本発明電池A1は、正極1、負
極2、これら両電極1,2を互いに離間するセパレータ
3、正極缶4、負極缶5、正極集電体〔ステンレス鋼板
(SUS316)〕6、負極集電体〔ステンレス鋼板
(SUS304)〕7及びポリプロピレン製の絶縁パッ
キング8などからなる。
たセパレータ3を介して対向して正負両極缶4,5が形
成する電池ケース内に収納されており、正極1は正極集
電体6を介して正極缶4に、また負極2は負極集電体7
を介して負極缶5に接続され、電池内部に生じた化学エ
ネルギーを正極缶4及び負極缶5の両端子から電気エネ
ルギーとして外部へ取り出し得るようになっている。
ところ、10Ωであった(下記の実施例及び比較例の電
池の内部抵抗も全て10Ωであった。)。
て、1,2−ブチレンカーボネート(BC)とエチレン
カーボネート(EC)と1,2−ジメトキシエタン(D
ME)との体積比率5:45:50の混合溶媒を使用し
たこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池A
2を組み立てた。
て、1,2−ブチレンカーボネート(BC)とエチレン
カーボネート(EC)と1,2−ジメトキシエタン(D
ME)との体積比率10:40:50の混合溶媒を使用
したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池
A3を組み立てた。
て、1,2−ブチレンカーボネート(BC)とエチレン
カーボネート(EC)と1,2−ジメトキシエタン(D
ME)との体積比率40:10:50の混合溶媒を使用
したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池
A4を組み立てた。
て、1,2−ブチレンカーボネート(BC)と1,2−
ジメトキシエタン(DME)との体積比率50:50の
混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様にし
て、本発明電池A5を組み立てた。
て、エチレンカーボネート(EC)と1,2−ジメトキ
シエタン(DME)との体積比率50:50の混合溶媒
を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較
電池Xを組み立てた。
A5及び比較電池Xを4.0Vの定電圧で20週間連続
充電し、連続充電後の各電池の内部抵抗を測定した。結
果を表1に示す。
を含有しない混合溶媒を用いた比較電池Xでは、連続充
電後の内部抵抗が22Ωと初期値10Ωの2倍以上に上
昇しているのに対して、1,2−ブチレンカーボネート
を5体積%含有する混合溶媒を用いた本発明電池A2で
は、連続充電後の内部抵抗の上昇が抑制されている。こ
ういった内部抵抗の上昇を抑制する効果は、混合溶媒中
の1,2−ブチレンカーボネートの比率が高くなるほ
ど、顕著になっている。1,2−ブチレンカーボネート
の比率は、50体積%を多少越えても連続充電後の内部
抵抗の上昇を抑制する効果は低下しないが、50体積%
を越えると放電容量が低下するので、電池特性のバラン
ス上、5〜50体積%の範囲に規制する必要がある。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とを、Li:B:Mnの原子
比0.505:0.01:1.00で混合し、空気中に
て375°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチ
ウム−マンガン複合酸化物を使用したこと以外は実施例
1−1と同様にして、本発明電池B1を組み立てた。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とを、Li:B:Mnの原子
比0.51:0.02:1.00で混合し、空気中にて
375°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチウ
ム−マンガン複合酸化物を使用したこと以外は実施例1
−1と同様にして、本発明電池B2を組み立てた。
製した本発明電池A1をここでは本発明電池B3とし
て、下記の高電圧連続充電試験に再び供した。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とを、Li:B:Mnの原子
比0.55:0.10:1.00で混合し、空気中にて
375°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチウ
ム−マンガン複合酸化物を使用したこと以外は実施例1
−1と同様にして、本発明電池B4を組み立てた。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とを、Li:B:Mnの原子
比0.60:0.20:1.00で混合し、空気中にて
375°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチウ
ム−マンガン複合酸化物を使用したこと以外は実施例1
−1と同様にして、本発明電池B5を組み立てた。
チウム(LiOH)と二酸化マンガン(MnO2)と
を、Li:Mnの原子比0.50:1.00で混合し、
空気中にて375°Cで20時間熱処理して得たホウ素
を含有しないリチウム−マンガン複合酸化物を使用した
こと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池Yを組
み立てた。
B5及び比較電池Yを先と同じ条件で連続充電し、連続
充電後の各電池の内部抵抗を測定した。結果を表2に示
す。
しないリチウム−マンガン複合酸化物を正極活物質とし
て用いた比較電池Yでは、連続充電後の内部抵抗が60
Ωと初期値10Ωの3倍に上昇しているのに対して、ホ
ウ素とマンガンの原子比(B/Mn)0.01のホウ素
含有リチウム−マンガン複合酸化物を正極活物質として
用いた本発明電池B1では内部抵抗の上昇が抑制されて
いる。こういった内部抵抗の上昇を抑制する効果は、ホ
ウ素又はホウ素化合物の含有量が多くなるほど、顕著に
なっている。しかし、ホウ素含有リチウム−マンガン複
合酸化物中のホウ素又はホウ素化合物の含有量が多くな
り過ぎると、マンガンの比率が低下し、容量が低下する
ので、ホウ素又はホウ素化合物の含有量は、原子比(B
/Mn)で、0.20以下に抑える必要がある。なお、
原子比(B/Mn)を0.20以下に抑えた場合は、ホ
ウ素又はホウ素化合物は母結晶中に固溶するので、熱処
理時に結晶構造が変化せず、Li2 MnO 3とMnO2
とが複合化した結晶構造が維持される。
は本発明電池C2として、下記の高電圧連続充電試験に
再び供した。
は本発明電池C4として、下記の高電圧連続充電試験に
再び供した。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とのLi:B:Mnの原子比
0.53:0.06:1.00の混合物を空気中にて5
00°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチウム
−マンガン複合酸化物を使用したこと以外は実施例1−
1と同様にして、比較電池Z1を組み立てた。なお、こ
こで使用したホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物
は、特開平4−237970号公報に開示のものに類似
のものである。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とのLi:B:Mnの原子比
0.53:0.06:1.00の混合物を空気中にて8
50°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチウム
−マンガン複合酸化物を使用したこと以外は実施例1−
1と同様にして、比較電池Z2を組み立てた。なお、こ
こで使用したホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物
は、特開平4−237970号公報に開示のものに類似
のものである。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とのLi:B:Mnの原子比
0.53:0.06:1.00の混合物を空気中にて5
00°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチウム
−マンガン複合酸化物を使用するとともに、非水電解液
の溶媒として、1,2−ブチレンカーボネート(BC)
と1,2−ジメトキシエタン(DME)との体積比率5
0:50の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1
と同様にして、比較電池Z3を組み立てた。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とのLi:B:Mnの原子比
0.53:0.06:1.00の混合物を空気中にて8
50°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチウム
−マンガン複合酸化物を使用するとともに、非水電解液
の溶媒として、1,2−ブチレンカーボネート(BC)
と1,2−ジメトキシエタン(DME)との体積比率5
0:50の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1
と同様にして、比較電池Z4を組み立てた。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とのLi:B:Mnの原子比
0.53:0.06:1.00の混合物を空気中にて2
50°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチウム
−マンガン複合酸化物を使用するとともに、非水電解液
の溶媒として、エチレンカーボネート(EC)と1,2
−ジメトキシエタン(DME)との体積比率50:50
の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様に
して、比較電池Z5を組み立てた。
て、エチレンカーボネート(EC)と1,2−ジメトキ
シエタン(DME)との体積比率50:50の混合溶媒
を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較
電池Z6を組み立てた。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とのLi:B:Mnの原子比
0.53:0.06:1.00の混合物を空気中にて5
00°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチウム
−マンガン複合酸化物を使用するとともに、非水電解液
の溶媒として、エチレンカーボネート(EC)と1,2
−ジメトキシエタン(DME)との体積比率50:50
の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様に
して、比較電池Z7を組み立てた。
化リチウム(LiOH)と酸化ホウ素(B2 O3 )と二
酸化マンガン(MnO2 )とのLi:B:Mnの原子比
0.53:0.06:1.00の混合物を空気中にて8
50°Cで20時間熱処理して得たホウ素含有リチウム
−マンガン複合酸化物を使用するとともに、非水電解液
の溶媒として、エチレンカーボネート(EC)と1,2
−ジメトキシエタン(DME)との体積比率50:50
の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様に
して、比較電池Z8を組み立てた。
じ条件で連続充電し、連続充電後の各電池の内部抵抗を
測定した。なお、正極活物質を作製する際の熱処理温度
を変化させることは、ホウ素含有リチウム−マンガン酸
化物の結晶構造とマンガンの平均価数に変化をもたら
す。結果を表3に示す。
1,2−ブチレンカーボネートの比率が5〜50体積%
の範囲内にあり、且つホウ素含有リチウム−マンガン複
合酸化物中のマンガンの平均価数が3.80以上である
本発明電池C2、C4では、連続充電後も電池の内部抵
抗が殆ど上昇していない。
2−ブチレンカーボネートの比率が5〜50体積%の範
囲を外れる比較電池Z5,Z6、ホウ素含有リチウム−
マンガン複合酸化物中のマンガンの平均価数が3.80
未満である比較電池Z1〜Z4、及び、1,2−ブチレ
ンカーボネートの比率及びマンガンの平均価数がいずれ
も本発明で規制する範囲を外れる比較電池Z7,Z8で
は、連続充電後、電池の内部抵抗がかなり上昇してい
る。
素含有リチウム−マンガン複合酸化物(比較電池Z5で
使用した正極活物質)は、マンガンの平均価数が3.8
8であり、この付近の温度で熱処理したものは二酸化マ
ンガンの結晶格子中にリチウムが組み込まれたリチウム
含有二酸化マンガン複合酸化物であって、ここにホウ素
又はホウ素化合物を固溶させたものである。
チウム−マンガン複合酸化物(本発明電池C2,C4及
び比較電池Z6で使用した正極活物質)は、Li2 Mn
O3とMnO2 との複合酸化物にホウ素又はホウ素化合
物を固溶させたものである。Li2 MnO3 とMnO2
との複合酸化物は、MnO2 の結晶構造が複合化により
安定化しているため、充放電サイクル特性に優れる。L
i2 MnO3 とMnO2 との複合酸化物は、熱処理温度
を300〜430°Cとした場合に得られる(特開昭6
3−114064号公報参照)。
して得たホウ素含有リチウム−マンガン複合酸化物(比
較電池Z1〜Z4,Z7,Z8で使用した正極活物質)
は、スピネル構造を有するLiMn2 O4 にホウ素又は
ホウ素化合物を固溶させたものである。なお、表3中の
複合酸化物の結晶構造の欄中に示した(ブロード)及び
(シャープ)は、X線回折パターン中のLiMn2 O4
のピークが、それぞれブロード及びシャープに認められ
たことを示す。
ートの比率と放電容量の関係〉非水電解液の溶媒とし
て、1,2−ブチレンカーボネート(BC)とエチレン
カーボネート(EC)と1,2−ジメトキシエタン(D
ME)との体積比率50:25:25、50:50:
0、60:0:40、60:20:20、60:40:
0、70:0:30、70:15:15又は70:3
0:0の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と
同様にして、非水電解液の溶媒組成のみが異なる8種類
のリチウム二次電池を組み立てた。
(外部抵抗:1kΩ)させて、放電容量を求めた。先の
本発明電池A1〜A5及び比較電池Xについても同じ条
件で定抵抗放電させて、放電容量を求めた。結果を図2
に示す。図2は、正三角形の各辺上に溶媒比率(体積比
率)をとって示したグラフ(三角組成図)である。図2
中、各プロットの位置が溶媒組成を表し、各プロットに
付記した数字が各電池の放電容量(mAh)を示し、ま
た各プロットに付記した括弧内の数字がBC:EC:D
MEの体積比率を示す。
せることなく高電圧連続充電した後の電池内圧の上昇を
抑制するためには、非水電解液の溶媒中のブチレンカー
ボネートの比率を5〜50体積%に規制する必要がある
ことが分かる。
ても正極活物質が分解しにくく、電池の内部抵抗が上昇
しにくい。それゆえ、本発明によれば極めて信頼性の高
いリチウム二次電池が提供される。
電池)の断面図である。
比率と放電容量の関係を示すグラフ(三角図)である。
Claims (4)
- 【請求項1】リチウムを活物質とする負極と、ホウ素含
有リチウム−マンガン複合酸化物を活物質とする正極
と、溶質及び溶媒からなる非水電解液とを備えたリチウ
ム二次電池であって、前記ホウ素含有リチウム−マンガ
ン複合酸化物は、Li 2 MnO 3 とMnO 2 との複合酸
化物にホウ素又はホウ素化合物を固溶させたものであ
り、Mnに対するBの原子比(B/Mn)が0.01〜
0.20、且つ充放電前のマンガンの平均価数が3.8
0以上のものであり、前記溶媒は、ブチレンカーボネー
トを5〜50体積%含有する混合溶媒であることを特徴
とするリチウム二次電池。 - 【請求項2】前記ホウ素含有リチウム−マンガン複合酸
化物が、ホウ素化合物とリチウム化合物とマンガン化合
物とのB:Li:Mnの原子比0.01〜0.20:
0.1〜2.0:1の混合物を空気中にて300°C〜
430°Cの温度で熱処理して得たものである請求項1
記載のリチウム二次電池。 - 【請求項3】前記混合溶媒が、ブチレンカーボネート5
〜50体積%と、エチレンカーボネート、1,2−ジメ
トキシエタン、プロピレンカーボネート、ビニレンカー
ボネート、γ−ブチロラクトン、ジメチルカーボネー
ト、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネー
ト、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、1,2−エト
キシメトキシエタン、スルホラン及び1,2−ジエトキ
シエタンよりなる群から選ばれた少なくとも一種の有機
溶媒95〜50体積%とからなるものである請求項1又
は2記載のリチウム二次電池。 - 【請求項4】前記溶質が、LiCF 3 SO 3 、LiPF
6 、LiBF 4 、LiAsF 6 、又はLiClO 4 であ
る請求項1〜3のいずれかに記載のリチウム二次電池。
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