JP4356916B2 - ユーザビリティ教育支援システム及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェブにおけるユーザビリティ評価手法の一つであるガイドラインによる評価方法を非専門家に教示するユーザビリティ教育支援システム及び方法に関する。ここで、ユーザビリティ教育支援とは、ユーザによるウェブページの操作画面等の使いやすさを診断し、使いづらい部分を明確にすることにより、使いやすさを改善することを支援することを意味している。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの急速な普及によって、ウェブページの開発も多種多様になっている。かかる状況において、人間工学的見地から使いやすいウェブページと使いにくいウェブページとの格差も目立つようになってきているのが現状である。
【0003】
例えば、一画面に盛り込むべき情報量が過大であるために、頻繁に使用する情報に到達するのにスクロール作業を多用しなければならないウェブページ等は、当該ウェブページ自体の設計に問題があると判断される。あるいは、類似のボタンが隣接して配置されている場合には、ユーザによる誤操作を誘発するおそれがあることから好ましくないものと判断できる。
【0004】
かかる事態をウェブページの設計・作成段階において回避するために、ウェブ等の使いやすさを診断し、使いづらい部分を明確にすることにより、使いやすさを改善することを支援するユーザビリティ評価技術が重要な技術となってきている。一般に、ウェブページのユーザビリティ評価技術としては、ガイドラインやヒューリスティック評価等が良く用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したヒューリスティック評価については、非常に専門的であることから、専門家以外が評価を実行することが困難であり、一般ユーザの使用には適用が困難である。
【0006】
また、ガイドラインについては、明確な指標が提示されてはいるものの、ガイドライン項目自体が100項目以上にも及ぶことから、そのすべてをチェックしながらウェブページの設計・作成作業を行うことは非常に効率が悪いという問題点があった。
【0007】
さらに、ウェブ作成者であるウェブデザイナーにとっては各ガイドラインの重要性を正確に理解することは困難であり、ガイドラインが示唆している本来の意味は、ユーザとして使いづらさそのものに直面しないと把握が困難であるという問題点もあった。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するために、専門家ではないウェブ作成者であってもガイドラインの本来の意味を把握することができるユーザビリティ教育支援システム及び方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかるユーザビリティ教育支援システムは、問題に直面した時に原因を説明するガイドラインを提示するユーザビリティ教育支援システムであって、事前にガイドラインに沿った正しい操作パターン及び操作パターンに対応した操作課題を記憶しておく操作課題記憶部と、正しい操作パターンを含む操作課題を提示する課題提示部と、ユーザによる操作入力を受け付けるユーザ入力受付部と、ユーザによる操作入力から一定の操作パターンを検出する操作パターン検出部と、検出された操作パターンに基づいて操作パターン記憶部を照会し、操作パターンが誤りパターンであるか否かを判定する誤りパターン判定部と、誤りパターン判定部において、操作パターンが誤りパターンであると判定された場合に、誤りパターンに対応する一又は複数のガイドラインを提示するガイドライン提示部とを含むことを特徴とする。
【0010】
かかる構成により、事前に専門家がウェブページ設計上問題となる点を網羅して設定した操作課題によって適正なガイドラインを提示することができ、ユーザが問題点に直面した直後にガイドラインを確認することができることから、ガイドラインの意味する本来の意味づけを実感として把握することが可能となる。
【0011】
また、本発明にかかるユーザビリティ教育支援システムは、誤りパターン判定部において、操作課題が提示されてからユーザが操作を行うまでの反応時間を計測し、反応時間が所定のしきい値を超えた場合に誤りパターンであると判定することが好ましい。反応時間が長い場合は、ウェブページにおける操作課題から次に実行するべき操作列を用意に想定することができないという問題点の存在が想定されるからである。
【0012】
また、本発明にかかるユーザビリティ教育支援システムは、誤りパターン判定部において、正しい操作パターンを実行するまでに誤った操作パターンを行った試行回数を計測し、試行回数が所定のしきい値を超えた場合に誤りパターンであると判定することが好ましい。正しい操作を実行するまでに間違った操作を多く行った場合には、ウェブページ上における見出し等が曖昧であり、ユーザに操作上の迷いを引き起こすという問題点の存在が想定されるからである。
【0013】
また、本発明にかかるユーザビリティ教育支援システムは、誤りパターン判定部において、操作課題を達成するのに要した操作時間及びクリック数を測定し、操作時間及びクリック数が所定のしきい値を超えた場合に誤りパターンであると判定することが好ましい。操作課題を達成するのに要した操作時間及びクリック数に基づいて、一連の操作全体がガイドラインに沿っているか否かを評価することができるからである。
【0014】
また、本発明にかかるユーザビリティ教育支援システムは、ガイドライン提示部において複数のガイドラインが提示された場合、複数のガイドラインから特定のガイドラインを選択することができるガイドライン選択部と、選択されたガイドラインに応じて評価点を累積する評価点累積部とをさらに含むことが好ましい。複数のガイドラインからの選択結果に基づき、ガイドラインに沿った選択を行うほど高い評価点を付与することにより、ユーザのガイドラインに対する理解度を数値化することができるからである。
【0015】
また、本発明にかかるユーザビリティ教育支援システムは、誤りパターン判定部において、正しい操作パターンを実行したと判定された場合に、ガイドライン提示部において操作パターンを評価するためのガイドラインを提示することが好ましい。正しい操作パターンを実行した場合であっても、適切なガイドラインを確認することができるからである。
【0016】
また、本発明にかかるユーザビリティ教育支援システムは、誤りパターン判定部において、誤りパターンであると判定された操作パターンを誤りパターン履歴として記憶する誤りパターン記憶部と、誤りパターン履歴に基づいてユーザごとの誤りパターンの傾向を解析する誤りパターン解析部と、解析された誤りパターンの傾向に基づいて、次に提示する操作課題を決定する操作課題決定部とをさらに含むことが好ましい。ユーザごとに誤りやすい操作課題を繰り返し提示することによって、より効果的にガイドラインの理解度の向上を図ることができるからである。
【0017】
また、本発明は、上記のようなユーザビリティ教育支援システムの機能をコンピュータの処理ステップとして実行するソフトウェアを特徴とするものであり、具体的には、問題に直面した時に原因を説明するガイドラインを提示するユーザビリティ教育支援方法であって、事前にガイドラインに沿った正しい操作パターン及び操作パターンに対応した操作課題を記憶しておく工程と、正しい操作パターンを含む操作課題を提示する工程と、ユーザによる操作入力を受け付ける工程と、ユーザによる操作入力から一定の操作パターンを検出する工程と、検出された操作パターンに基づいて記憶されている正しい操作パターンを照会し、操作パターンが誤りパターンであるか否かを判定する工程と、操作パターンが誤りパターンであると判定された場合に、誤りパターンに対応する一又は複数のガイドラインを提示する工程とを含むユーザビリティ教育支援方法並びにそのような工程を具現化するコンピュータ実行可能なプログラムであることを特徴とする。
【0018】
かかる構成により、コンピュータ上へ当該プログラムをロードさせ実行することで、事前に専門家がウェブページ設計上問題となる点を網羅して設定した操作課題によって適正なガイドラインを提示することができ、ユーザが問題点に直面した直後にガイドラインを確認することができることから、ガイドラインの意味する本来の意味づけを実感として把握することができるユーザビリティ教育支援システムを実現することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムについて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムの構成図である。
【0020】
図1において、11は事前にガイドラインに沿った正しい操作パターン及び操作パターンに対応した操作課題を記憶しておく操作課題記憶部を示しており、課題提示部12において、ランダムに当該操作課題を提示することになる。
【0021】
図2に本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムにおける操作課題記憶部11のデータ構成の例示図を示す。図2(a)は操作課題記憶部11における操作課題格納テーブル111を、図2(b)は操作課題記憶部11における操作パターン格納テーブル112を、それぞれ示している。
【0022】
図2に示すように、操作課題格納テーブル111には、操作課題番号と操作課題とを対応付けて登録しておき、操作パターン格納テーブル112には、操作課題番号と正しい操作パターンとを対応付けて登録しておく。課題提示部12においては、操作課題番号を選択することによって、ランダムに操作課題を提示することができるようになっている。
【0023】
次に、13はユーザによる操作入力を受け付けるユーザ入力受付部を示しており、マウス等の操作入力手段を用いて行う選択操作やドラッグ操作、スクロール操作等を受け付けるものである。そして、操作パターン検出部14によってユーザが行った操作入力から一定の操作パターンを検出することになる。
【0024】
そして、操作パターン検出部14では、ユーザにより入力された操作パターンを検出し、誤りパターン判定部15において、当該操作パターンに基づいて操作課題記憶部11における操作パターン格納テーブル11を照会し、操作パターン検出部14によって検出された操作パターンが誤りパターンであるか否かを判定することになる。
【0025】
検出された操作パターンが誤りパターンであるか否かを判定する方法としては様々な方法が考えられる。例えば、操作課題が提示されてからユーザが実際に何らかの操作を行うまでの反応時間を計測し、当該反応時間が人間工学的見地から適当と考えられる時間を大きく超えた場合に誤りパターンであると判定する方法が考えられる。反応時間が相当の時間を要する場合は、ウェブページに表示されている操作課題からは、次にユーザが実行するべき操作パターンを容易に想定することができないという問題点が存在するものと考えられるからである。
【0026】
また、正しい操作パターンを実行するまでに誤った操作パターンを行った試行回数を計測し、当該試行回数が一定の回数以上である場合には、誤りパターンであると判定する方法も考えられる。正しい操作を実行するまでに間違った操作を多く行った場合には、ウェブページ上における見出し等が曖昧であり、ユーザに操作上の迷いを引き起こすという問題点が存在するものと考えられるからである。
【0027】
さらに、操作課題を達成するのに要した操作時間及びクリック数を測定し、操作時間及びクリック数が所定のしきい値を超えた場合に誤りパターンであると判定する方法も考えられる。操作課題を達成するのに要した操作時間及びクリック数に基づいて、一連の操作全体がガイドラインに沿っているか否かを評価することができるからである。
【0028】
また、ユーザが正しい操作パターンを実行したと判定された場合についても、実行された操作パターンを評価するためのガイドラインを提示することが好ましい。ガイドラインに示されている内容を確認することができるからである。
【0029】
そして、16は誤りパターンに対応する一又は複数のガイドラインを提示するガイドライン提示部を示している。なお、ガイドラインは、操作パターン検出部14において検出される、操作パターンにおいて何らかの問題が発生していると考えられるタイミング(操作パターン)で提示される。
【0030】
ユーザによる操作パターンにおいて何らかの問題が発生していると考えられるタイミング(操作パターン)については、事前にガイドライン格納テーブル161に登録しておく。図3に本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムにおけるガイドライン格納テーブル161のデータ構成の例示図を示す。
【0031】
図3に示すように、ガイドライン格納テーブル161はユーザによる操作パターンとガイドラインの対応を示すものであり、各ガイドラインを提示するタイミングを操作パターンに対応付けて登録しておくものである。
【0032】
なお、誤りパターンに対応するガイドラインの提示方法については特に限定されるものではなく、ポップアップウィンドウで表示するものであっても良いし、吹き出し表示によって該当する箇所を明示するものであっても良い。
【0033】
また、ガイドライン提示部16において、複数のガイドラインが提示されることも考えられる。一つの事象に対して関連するガイドラインが一つであるとは限らないからである。しかしながら、その関連度については大小の相違が存在することも事実である。
【0034】
そこで、図4に示すように、複数のガイドラインが提示された場合にユーザが特定のガイドラインを選択することができるようにガイドライン選択部41と、選択されたガイドラインに応じて評価点を累積する評価点累積部42とをさらに設け、ユーザのガイドライン選択の結果に基づいて、当該ユーザのガイドラインに対する理解度を評価することが可能となる。
【0035】
図4において、ガイドライン選択部41では、ガイドライン格納テーブルのデータに基づいて複数のガイドラインを表示し、ユーザによる選択を促すことになる。
【0036】
図5にガイドライン選択部41における画面表示の例示図を示す。図5に示すように、ユーザが直面している問題点に対するガイドラインとして、複数提示されているガイドラインの中でどのガイドラインが最適であると判断するのかを、選択ボタン51によって指示することになる。
【0037】
また、ガイドライン格納テーブル161に、複数提示するガイドラインとともに、正解と判断されるガイドライン番号がどれであるのかを示す正解ガイドライン評価点を新項目として追加しておく必要がある。すなわち、ガイドライン格納テーブル161のデータ構成例としては図6に示すようになる。図6の例では、正解であるガイドライン番号については評価点として‘10’を付与し、以下操作課題に応じて選択指示されたガイドライン番号ごとに低い評価点を付与するようになる。
【0038】
そして、評価点累積部42では、ユーザによるガイドラインの選択指示入力に対して、ガイドライン格納テーブル161の正解ガイドライン評価点をユーザごとに累積していくことになる。このようにすることで、累積評価点が高いユーザであるほど、ガイドラインに対する理解度が高いものと判断することが可能となる。
【0039】
また、誤りパターンについては、各ユーザごとのガイドラインの理解度に基づいて個人差が生じることが考えられる。したがって、教育効果を高めるという観点からは、ユーザごとに良く誤る傾向にあると判断できる誤りパターンに対応した操作課題を多く提示するように制御することが好ましい。
【0040】
そこで、図7に示すように、誤りパターンであると判定されたユーザによる操作パターンを誤りパターン履歴として記憶する誤りパターン記憶部71と、誤りパターン履歴に基づいてユーザごとの誤りパターンの傾向を解析する誤りパターン解析部72と、誤りパターンの傾向に基づいて、次に提示する操作課題を決定する操作課題決定部73とを設けることになる。
【0041】
図7において、まず誤りパターン記憶部71は、ユーザのガイドライン選択入力に対して、ガイドライン格納テーブルの正解フィールドのデータに基づいて採点し、間違ったガイドライン選択入力操作を記録するものである。
【0042】
そして、誤りパターン解析部72では、間違ったガイドライン選択入力操作に関する発生頻度や発生タイミング等の傾向を解析することによって、個人ごとに間違ったガイドライン選択入力操作の傾向を明確にすることになる。
【0043】
そして、操作課題決定部73において、個人ごとに間違ったガイドライン選択入力操作の傾向に基づいて、ガイドライン選択入力操作を誤る傾向が高いと判定された操作パターンを含んだ操作課題の提示優先順位を高めることによって、提示すべき操作課題を制御することになる。
【0044】
具体的には、ガイドライン格納テーブル161に更新項目として提示優先順位をさらに設け、ガイドライン選択入力操作を誤る傾向が高いと判定されたガイドライン番号順に提示優先順位が上位になるように更新する。このようにすることで、ガイドライン選択入力操作を誤る傾向が高い操作パターンを含む操作課題が多く提示されることから、操作者自身が理解できていないガイドラインを重点的に訓練することができ、ガイドラインの理解を効率よく促進することが可能となる。
【0045】
次に、本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムを実現するプログラムの処理の流れについて説明する。図8に本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムを実現するプログラムの処理の流れ図を示す。
【0046】
図8において、まずガイドラインに沿った正しい操作パターン及び操作パターンに対応した操作課題を事前に登録しておき(ステップS801)、ランダムに当該操作課題を提示する(ステップS802)。
【0047】
次に、ユーザによる操作入力を受け付け(ステップS803)、ユーザが行った操作入力から一定の操作パターンを検出する(ステップS804)。
【0048】
そして、検出された操作パターンに基づいて、事前に登録されているガイドラインに沿った正しい操作パターンを照会し(ステップS805)、ユーザにより行われた操作パターンが誤りパターンであるか否かを判定することになる(ステップS806)。
【0049】
ユーザにより行われた操作パターンが誤りパターンであると判定された場合には(ステップS806:Yes)、当該誤りパターンに対応する一又は複数のガイドラインを提示することになる(ステップS807)。
【0050】
以上のように本実施の形態によれば、事前に専門家がウェブページ設計上問題となる点を網羅して設定した操作課題によって適正なガイドラインを提示することができ、ユーザが問題点に直面した直後にガイドラインを確認することができることから、ガイドラインの意味する本来の意味づけを実感として把握することが可能となる。
【0051】
なお、本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムを実現するプログラムは、図9に示すように、CD−ROM92−1やフレキシブルディスク92−2等の可搬型記録媒体92だけでなく、通信回線の先に備えられた他の記憶装置91や、コンピュータ93のハードディスクやRAM等の記録媒体94のいずれに記憶されるものであっても良く、プログラム実行時には、プログラムはローディングされ、主メモリ上で実行される。
【0052】
また、本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムにおいて用いられる操作パターン格納テーブル等についても、図9に示すように、CD−ROM92−1やフレキシブルディスク92−2等の可搬型記録媒体92だけでなく、通信回線の先に備えられた他の記憶装置91や、コンピュータ93のハードディスクやRAM等の記録媒体94のいずれに記憶されるものであっても良く、例えば本発明にかかるユーザビリティ教育支援システムを利用する際にコンピュータ93により読み取られる。
【0053】
(付記1) 問題に直面した時に原因を説明するガイドラインを提示するユーザビリティ教育支援システムであって、
事前に前記ガイドラインに沿った正しい操作パターン及び前記操作パターンに対応した操作課題を記憶しておく操作課題記憶部と、
前記正しい操作パターンを含む前記操作課題を提示する課題提示部と、
ユーザによる操作入力を受け付けるユーザ入力受付部と、
前記ユーザによる操作入力から一定の操作パターンを検出する操作パターン検出部と、
検出された前記操作パターンに基づいて前記操作パターン記憶部を照会し、前記操作パターンが誤りパターンであるか否かを判定する誤りパターン判定部と、
前記誤りパターン判定部において、前記操作パターンが前記誤りパターンであると判定された場合に、前記誤りパターンに対応する一又は複数の前記ガイドラインを提示するガイドライン提示部とを含むことを特徴とするユーザビリティ教育支援システム。
【0054】
(付記2) 前記誤りパターン判定部において、前記操作課題が提示されてから前記ユーザが操作を行うまでの反応時間を計測し、前記反応時間が所定のしきい値を超えた場合に前記誤りパターンであると判定する付記1に記載のユーザビリティ教育支援システム。
【0055】
(付記3) 前記誤りパターン判定部において、正しい操作パターンを実行するまでに誤った操作パターンを行った試行回数を計測し、前記試行回数が所定のしきい値を超えた場合に前記誤りパターンであると判定する付記1又は2に記載のユーザビリティ教育支援システム。
【0056】
(付記4) 前記誤りパターン判定部において、前記操作課題を達成するのに要した操作時間及びクリック数を測定し、前記操作時間及び前記クリック数が所定のしきい値を超えた場合に前記誤りパターンであると判定する付記1から3のいずれか一項に記載のユーザビリティ教育支援システム。
【0057】
(付記5) 前記ガイドライン提示部において複数の前記ガイドラインが提示された場合、前記複数のガイドラインから特定の前記ガイドラインを選択することができるガイドライン選択部と、
選択された前記ガイドラインに応じて評価点を累積する評価点累積部とをさらに含む付記1から4のいずれか一項に記載のユーザビリティ教育支援システム。
【0058】
(付記6) 前記誤りパターン判定部において、正しい操作パターンを実行したと判定された場合に、前記ガイドライン提示部において前記操作パターンを評価するための前記ガイドラインを提示する付記1から5のいずれか一項に記載のユーザビリティ教育支援システム。
【0059】
(付記7) 前記誤りパターン判定部において、前記誤りパターンであると判定された前記操作パターンを誤りパターン履歴として記憶する誤りパターン記憶部と、
前記誤りパターン履歴に基づいて前記ユーザごとの前記誤りパターンの傾向を解析する誤りパターン解析部と、
解析された前記誤りパターンの傾向に基づいて、次に提示する前記操作課題を決定する操作課題決定部とをさらに含む付記5に記載のユーザビリティ教育支援システム。
【0060】
(付記8) 問題に直面した時に原因を説明するガイドラインを提示するユーザビリティ教育支援方法であって、
事前に前記ガイドラインに沿った正しい操作パターン及び前記操作パターンに対応した操作課題を記憶しておく工程と、
前記正しい操作パターンを含む前記操作課題を提示する工程と、
ユーザによる操作入力を受け付ける工程と、
前記ユーザによる操作入力から一定の操作パターンを検出する工程と、
検出された前記操作パターンに基づいて記憶されている前記正しい操作パターンを照会し、前記操作パターンが誤りパターンであるか否かを判定する工程と、
前記操作パターンが前記誤りパターンであると判定された場合に、前記誤りパターンに対応する一又は複数の前記ガイドラインを提示する工程とを含むことを特徴とするユーザビリティ教育支援方法。
【0061】
(付記9) 問題に直面した時に原因を説明するガイドラインを提示するユーザビリティ教育支援方法を具現化するコンピュータ実行可能なプログラムであって、
事前に前記ガイドラインに沿った正しい操作パターン及び前記操作パターンに対応した操作課題を記憶しておくステップと、
前記正しい操作パターンを含む前記操作課題を提示するステップと、
ユーザによる操作入力を受け付けるステップと、
前記ユーザによる操作入力から一定の操作パターンを検出するステップと、
検出された前記操作パターンに基づいて記憶されている前記正しい操作パターンを照会し、前記操作パターンが誤りパターンであるか否かを判定するステップと、
前記操作パターンが前記誤りパターンであると判定された場合に、前記誤りパターンに対応する一又は複数の前記ガイドラインを提示するステップとを含むことを特徴とするコンピュータ実行可能なプログラム。
【0062】
【発明の効果】
以上のように本発明にかかるユーザビリティ教育支援システムによれば、事前に専門家がウェブページ設計上問題となる点を網羅して設定した操作課題によって適正なガイドラインを提示することができ、ユーザが問題点に直面した直後にガイドラインを確認することができることから、ガイドラインの意味する本来の意味づけを実感として把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムの構成図
【図2】 本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムにおける操作課題記憶部のデータ構成例示図
【図3】 本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムにおけるガイドライン格納テーブルのデータ構成例示図
【図4】 本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムの他の構成図
【図5】 本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムにおけるガイドライン選択部の画面表示例示図
【図6】 本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムにおけるガイドライン格納テーブルのデータ構成例示図
【図7】 本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムの他の構成図
【図8】 本発明の実施の形態にかかるユーザビリティ教育支援システムにおける処理の流れ図
【図9】 コンピュータ環境の例示図
【符号の説明】
11 操作課題記憶部
12 課題提示部
13 ユーザ入力受付部
14 操作パターン検出部
15 誤りパターン判定部
16 ガイドライン提示部
41 ガイドライン選択部
42 評価点累積部
51 選択ボタン
71 誤りパターン記憶部
72 誤りパターン解析部
73 操作課題決定部
91 回線先の記憶装置
92 CD−ROMやフレキシブルディスク等の可搬型記録媒体
92−1 CD−ROM
92−2 フレキシブルディスク
93 コンピュータ
94 コンピュータ上のRAM/ハードディスク等の記録媒体
111 操作課題格納テーブル
112 操作パターン格納テーブル
161 ガイドライン格納テーブル

Claims (6)

  1. ユーザビリティ評価のためのガイドラインを提示するユーザビリティ教育支援システムであって、
    事前に操作課題と正しい操作パターンとを対応付けて記憶しておく操作課題記憶部と、
    ユーザによる操作パターンにおいて何らかの問題が発生している操作パターンと、ガイドラインとを対応づけて記憶しておくガイドライン格納テーブルと、
    前記正しい操作パターンを含む前記操作課題を提示する課題提示部と、
    ユーザによる操作入力を受け付けるユーザ入力受付部と、
    前記ユーザによる操作入力から一定の操作パターンを検出する操作パターン検出部と、
    検出された前記操作パターンに基づいて前記操作課題記憶部に記憶されている前記正しい操作パターンを照会し、前記検出された操作パターンに誤りパターンが発生しているか否かを判定する誤りパターン判定部と、
    前記誤りパターン判定部において、前記操作パターンに誤りパターンが発生していると判定された場合に、前記ガイドライン格納テーブルに記憶された、前記操作パターンに対応する一又は複数の前記ガイドラインを提示するガイドライン提示部とを含むことを特徴とするユーザビリティ教育支援システム。
  2. 前記誤りパターン判定部は、さらに、前記操作課題が提示されてから前記ユーザが操作を行うまでの反応時間を計測し、前記反応時間が所定のしきい値を超えた場合に前記操作パターンにおいて誤りパターンが発生していたと判定する請求項1に記載のユーザビリティ教育支援システム。
  3. 前記誤りパターン判定部は、さらに、正しい操作パターンを実行するまでに誤った操作パターンを行った試行回数を計測し、前記試行回数が所定のしきい値を超えた場合に前記操作パターンにおいて誤りパターンが発生していたと判定する請求項1又は2に記載のユーザビリティ教育支援システム。
  4. 前記誤りパターン判定部は、さらに、前記操作課題を達成するのに要した操作時間及びクリック数を測定し、前記操作時間及び前記クリック数が所定のしきい値を超えた場合に前記操作パターンにおいて誤りパターンが発生していたと判定する請求項1から3のいずれか一項に記載のユーザビリティ教育支援システム。
  5. ユーザビリティ評価のためのガイドラインを提示するユーザビリティ教育支援方法であって、
    事前に操作課題と正しい操作パターンとを対応付けて記憶しておく工程と、
    ユーザによる操作パターンにおいて何らかの問題が発生している操作パターンと、ガイドラインとを対応づけてガイドライン格納テーブルに記憶しておく工程と、
    前記正しい操作パターンを含む前記操作課題を提示する工程と、
    ユーザによる操作入力を受け付ける工程と、
    前記ユーザによる操作入力から一定の操作パターンを検出する工程と、
    検出された前記操作パターンに基づいて、記憶されている前記正しい操作パターンを照会し、前記操作パターンに誤りパターンが発生しているか否かを判定する工程と、
    前記操作パターンにおいて誤りパターンが発生していたと判定された場合に、前記ガイドライン格納テーブルに記憶された、前記操作パターンに対応する一又は複数の前記ガイドラインを提示する工程とを含むことを特徴とするユーザビリティ教育支援方法。
  6. ユーザビリティ評価のためのガイドラインを提示するユーザビリティ教育支援方法を具現化するコンピュータ実行可能なプログラムであって、
    事前に操作課題と正しい操作パターンとを対応付けて記憶しておく処理と、
    ユーザによる操作パターンにおいて何らかの問題が発生している操作パターンと、ガイドラインとを対応づけてガイドライン格納テーブルに記憶しておく処理と、
    前記正しい操作パターンを含む前記操作課題を提示する処理と、
    ユーザによる操作入力を受け付ける処理と、
    前記ユーザによる操作入力から一定の操作パターンを検出する処理と、
    検出された前記操作パターンに基づいて、記憶されている前記正しい操作パターンを照会し、前記操作パターンに誤りパターンが発生しているか否かを判定する処理と、
    前記操作パターンにおいて誤りパターンが発生していたと判定された場合に、前記ガイドライン格納テーブルに記憶された、前記操作パターンに対応する一又は複数の前記ガイドラインを提示する処理とをコンピュータに実行させるプログラム。
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