JP4354232B2 - 静音面ファスナー材 - Google Patents

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Description

本発明は、静音面ファスナーに関し、さらに詳しくは剥離時の音の小さな面ファスナー及びその取付製品に関する。
一般に、面ファスナーは剥離する際に大きな音が出るが、軍事用の衣服やバッグなど使用対象物によっては剥離音が問題となり、その音を小さくすることが求められる。
面ファスナーの剥離時の音を小さくする方法については、従来から、面ファスナーの基部自体を、音を発生し難い構造あるいは振動を伝播させ難い構造とする方向で開発が行なわれている。例えば、米国特許第4,776,068号明細書には、面ファスナーの基部自体を格子状構造(メッシュ構造)にすることで、振動エネルギーの空気への伝播を減少させることが提案されている。また、質量の大きな糸で基布を形成することにより、振動を抑えることも教示されている。
また、米国特許第4,884,323号明細書には、面ファスナーの基部と取付対象である生地との間にマウンティング部材を介在させ、生地と面ファスナーとが接触する面積を抑えて音の伝播を抑制する方法が開示されている。
一方、特開2000−70010号公報には、複数の細い線径のフック状係合素子とすることで、所要の係合力を確保すると共に細い線径によって異常な剥離音の発生を抑制することが教示されている。
米国特許第4,776,068号明細書(請求項1、図7〜9) 米国特許第4,884,323号明細書(請求項1、図14〜15) 特開2000−70010号公報(段落番号[0007]〜[0009])
前記特許文献1及び2に記載の方法では、生地に取り付ける前の単体の面ファスナーでは剥離音は小さくなるが、実際に生地に取り付けて開閉した際には音が極めて大きくなる欠点がある。また、面ファスナーの基部と生地との間にマウンティング部材を介在させた構造の場合、面ファスナーが生地から浮いた形態であり、着脱性も悪い。また、特に密な組織の被着材は振動を伝播し易いため、取り付ける生地の種類が制限されるという難点がある。一方、特許文献3に記載の方法では、生地に取り付ける前後の音の大きさの差はないが、音の大きさとしてはあまり小さくなっていず、効果としては不充分である。
従って、本発明の目的は、生地に取り付ける前の単体の面ファスナーとして剥離音が小さいだけでなく、実際に生地等の被着物に取り付けて開閉した際の剥離音も小さい面ファスナーを提供することにある。
さらに本発明の目的は、被着物による制限を受けず、密な組織の被着材に取り付けた場合にも剥離時の音が小さい面ファスナーを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明によれば、基部より起立する多数の係合素子を備えてなる互いに係脱可能な一対の面ファスナーがそれぞれ生地に取り付けられてなる面ファスナー材であって、前記面ファスナーは、前記基部裏面に制振材からなる層を配してなり、前記基部は織製又は編製された基布からなり、前記多数の係合素子は繊度が100〜500T(デシテックス)のモノフィラメントからなり、前記制振材からなる層は、厚さが0.3〜10mmであり、かつ−40〜40℃における損失正接(tanδ)が0.05〜2.5であり、前記面ファスナーは、前記基部裏面の制振材からなる層を介してそれぞれ生地に取り付けられてなることを特徴とする面ファスナーが提供される。
一つの好適な態様によれば、前記基部裏面に接合層を介して制振材からなる層が配されている。また、前記制振材からなる層の厚さは、好ましくは0.5〜5.0mmである。
さらに好適な態様においては、前記制振材からなる層は、−40〜40℃における損失正接(tanδ)が好ましくは0.5〜2.5である。他の好適な態様によれば、前記モノフィラメントの繊度が好ましくは100〜250Tである。
前記損失正接(tanδ)は、制振性の指標として一般に使用されているものであって、貯蔵弾性率に対する損失弾性率の割合であり、材料の種類や温度により異なる値を示すものである。損失正接が大きい材料ほど振動吸収性に優れており、この値が1を越えると優れた制振材と言われている。
本発明の面ファスナーは、極寒地域から熱帯地域まで幅広い温度域で使用されるものであるため、その使用温度域での損失正接で規定する必要がある。従って、本発明に使用しうる制振材は、−40〜40℃における損失正接が0.05〜2.5であることが好ましい。すなわち、−40〜40℃において損失正接の曲線のピークが0.05〜2.5の領域にある制振材を用いれば、面ファスナーの剥離音に関して優れた静音性を発現することができ、値が大きいほど使用する制振材の厚さを薄くすることができる。
本発明で規定する損失正接(tanδ)は、動的粘弾性測定装置(レオメトリックス社製RSA−II)を使用し、駆動周波数6.28rad/sec、温度領域−60℃〜+60℃の範囲で測定した値であるが、これと同等の試験条件であれば良く、これに限定されるものではない。なお、サンプルは幅3mm、厚さ1mmの短冊状試験片を切り出して使用した。
また、繊度の単位T(デシテックス)は、フィラメント10000m当りのg数であり、フィラメントの密度に依存する線径の指標として一般に使用されている。本発明の面ファスナーのように係合力(剛性)が求められる用途のモノフィラメントの場合、密度に依存しない単純な線径(メートル表示)よりも、T(デシテックス)が一般に用いられている。
本発明の面ファスナーは、基部裏面に配した制振材からなる層によって、剥離の際の振動エネルギーを吸収することにより、剥離音を低減するものであり、被着物への振動の伝播を殆ど生じることがない。従って、面ファスナーを取り付ける被着物に剥離音が依存することなく、剥離音を低減でき、布製品だけでなく、合成皮革のPVC製品やフィルム複合製品など、どのような物に被着しても静音化を図ることができる。
面ファスナーを剥離する際に発生する音は、雄面ファスナーのフック状係合素子及び雌面ファスナーのループ状係合素子が剥離の際に引っ張られて元の状態に戻るときの振動が基部に伝達され、これが振動音として空中に放射されることによって生じる。また、面ファスナーが生地等の被着物に取り付けられている場合には、上記振動音が被着物に伝播し、被着物を介して振動音として空中に放射されることによって生じる。
前記したように、従来提案されている剥離音低減方法は、面ファスナーの基部自体を、音を発生し難い構造あるいは振動を伝播させ難い構造とする方法である。しかしながら、基部自体を音が発生し難い構造あるいは振動を伝播させ難い構造としても、生地等の被着物に取り付けた場合には、これが基部と一体となって、振動の伝播体として作用する。そのために、面ファスナー自体では剥離音低減効果はあっても、一旦、生地等の被着物に取り付けた場合には、面ファスナー自体の剥離音低減効果は大幅に低下し、大きな剥離音を生じてしまう。
これに対して、本発明の面ファスナーでは、基部裏面に配した制振材からなる層によって、剥離の際の振動エネルギーを吸収(材料の内部摩擦によって振動エネルギーを熱として消費)することにより、剥離音を低減するものであり、被着物への振動の伝播を殆ど生じることがない。従って、生地に取り付ける前の単体の面ファスナーとして剥離音が小さいだけでなく、実際に生地等の被着物に取り付けて開閉した際の剥離音も小さい。すなわち、面ファスナーを取り付ける被着物に剥離音が依存することなく、剥離音を低減できる。
また、本発明の静音面ファスナーが従来の静音効果を目的とする面ファスナーと異なる点は、前記剥離音低減の機構が異なるだけでなく、基部の構造に左右されることがない点も挙げられる。すなわち、本発明の面ファスナーは、基部の構造が格子状構造に限定されることはなく、一般的な素材の織り構造など、あらゆる基部に適用できることであり、この点において前記特許文献1に記載の方法とは異なっている。また、面ファスナーの基部と生地との間に他の物質が介在している点は前記特許文献2に記載の方法と類似しているが、接触する面積を変えているわけではないので、前記特許文献2に記載の方法とは異なる。また、前記特許文献3に記載の面ファスナーのように、必ずしも細い線径のフック状係合素子の「結合体」である必要はなく、また、本発明の方が剥離音低減効果が明らかに大きい。
但し、係合素子の線径が細い場合には、個々の係合素子の振動エネルギーは小さくなるので、剥離音低減効果はある。従って、本発明の面ファスナーに線径が細い係合素子を用いることにより、さらに剥離音低減効果を向上させることが可能であり、また好ましいと言える。係合素子がモノフィラメントからなる場合、モノフィラメントの線径は細いほど剥離音低減効果が向上するが、強度との兼ね合いから繊度100〜500T(デシテックス)が望ましく、好ましくは100〜250Tである。なお、射出成形により製造される合成樹脂製の面ファスナーの場合にも、その線径は特定困難であるが、剥離音低減効果の点では雄の係合素子の先端部分が細いものが好ましい。
本発明で用いる制振材は、−40〜40℃における損失正接(tanδ)が0.05以上のものであれば全て使用でき、特定の材質に限定されないが、例えば、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムなどのゴム状弾性体が好適に使用できる。例えば、ポリウレタンゴムの損失正接は約0.3〜1.3、天然ゴムの損失正接は約0.1〜1.0である。一方、熱可塑性樹脂エラストマーの損失正接は一般に約0.05程度であるが、これに制振活性剤を添加して損失正接を増大させることによって、好適に使用できるようになる。制振活性剤としては、例えば特開平9−302139号に記載されているような添加剤(双極子モーメント量を増加させる活性成分)が挙げられる。
上記活性成分としては、例えばN、N−ジシクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、ジベンゾチアジルスルフィド(MBTS)、N−シクロヘキシルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(CBS)、N−tert−ブチルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(BBS)、N−オキシジエチレンベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(OBS)、N、N−ジイソプロピルベンゾチアジル−2−スルフェンアミド(DPBS)などのメルカプトベンゾチアジル基を含む化合物、ベンゼン環にアゾール基が結合したベンゾトリアゾールを母核とし、これにフェニル基が結合した2−{2′−ハイドロキシ−3′−(3″,4″,5″,6″テトラハイドロフタリミデメチル)−5′−メチルフェニル}−ベンゾトリアゾール(2HPMMB)、2−{2′−ハイドロキシ−5′−メチルフェニル}−ベンゾトリアゾール(2HMPB)、2−{2′−ハイドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフェニル}−5−クロロベンゾトリアゾール(2HBMPCB)、2−{2′−ハイドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル}−5−クロロベンゾトリアゾール(2HDBPCB)などのベンゾトリアゾール基を持つ化合物、あるいは、フタル酸エステル(エステル結合する基は、フェニル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基、シクロペプチル基、4−メチルシクロヘキシル基等)が挙げられる。
これらの活性成分が添加された樹脂マトリックスに振動エネルギーが加わることで、樹脂マトリックス内部に存在する双極子に変位(回転、位相ズレ)が生じ、不安定な状態に置かれることになり、各双極子は安定な状態に戻ろうとする。このとき、エネルギーの消費が生じ、振動減衰といった効果が生じるものと考えられている。
樹脂マトリックスを構成する樹脂成分としては特に限定されないが、使用時における温度において、良好な振動エネルギーの吸収性能が発揮されるものが好ましい。具体的には、前記したゴム系物質の他、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢ビ共重合体、ポリメタクリル酸メチル、ポリフッ化ビニリデン、ポリイソプレン、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体等の高分子材料や、これらのブレンド物などが挙げられる。
また、本発明で用いる制振材には、必要に応じて、前記した制振活性剤の他、可塑剤、安定剤、滑剤、帯電防止剤、衝撃強度改良剤、加工助剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、粘着剤、難燃剤なども添加することができる。
制振材の厚さは、0.3〜10mmであることが望ましく、好ましくは0.5〜5.0mmである。厚い方が制振効果は大きいが、柔軟性の点から10mm以下、好ましくは5mm以下であることが望ましい。
面ファスナーの基部裏面への制振材の取付方法としては、液状の場合にはそのまま塗布することができ、フィルム状の場合には、面ファスナーの前記基部裏面に接合層(接着剤層又は粘着剤層)を介して固着するか、あるいは縫糸で取り付ける。また、面ファスナーと制振材を生地等の被着物に同時に縫製することもできる。取付方法は特に限定されないが、少なくとも基部の係合素子形成領域の面積以上に取り付けることが望ましく、また、面ファスナーの基部と制振材層との間に隙間があったり浮いたりしていることは望ましくない。なお、制振材層裏面(生地側面)には、面ファスナーに柔軟性を与え生地に取り付けられた際の係脱が容易に行なえるよう、係脱方向に対し直交するように溝、スリットあるいは例えばディンプル状の突起等を形成することが好ましい。これは、特に面ファスナーが厚くなる場合は有効である。
また、前記制振材は、雄雌いずれの面ファスナーにも装着することが好ましいが、一般に剥離の際の雄の係合素子の振動エネルギーが雌の係合素子の振動エネルギーよりも大きいため、少なくとも雄の面ファスナーの裏面には装着する必要がある。
本発明の静音面ファスナーの基部としては、織編物、不織布、レースなどの繊維構造材料の他に、合成樹脂材料からなる平板状基材も含まれる。平板状基部が織編物である場合には、多数の雄係合素子であるフック片はモノフィラメントを平板状基部(基布)の織編製と同時にループ状に織り込み又は編み込んだ後に、同ループの一部を切断して形成される。また、雌係合素子である多数のパイルであるときは、平板状基部(基布)の織編製と同時にマルチフィラメントをパイル状に織り込み又は編み込んだ後に、バフィングなどを行なって多方向に向けた単繊維からなるパイルを形成する。
一方、平板状基部が不織布である場合には、不織布にモノフィラメントをループ状に植え込んだ後に、その一部を切断してフック片を形成し、或いは不織布の表面に形成される多数のパイルをそのままの形態を保持しつつ、バックコーテイングや樹脂処理を行ない、熱セットして雌係合素子であるパイル片を形成する。合成樹脂製の平板状基材であれぱ、同基材の成形と同時に、その一表面に多数のフック片を一体に成形して雄面ファスナー部材を製造する。
以下、本発明の好適な実施態様を示す図面を参照しつつ、本発明についてさらに具体的に説明する。
図1及び図2は、本発明の静音面ファスナーの一実施例を示しており、面ファスナー1として、基布等の平板状の基部2の四辺のスペース部4を除いて一表面から起立する係合素子3aが多数のパイルからなる雌の面ファスナー部材が例示されている。しかし、本発明は雌の面ファスナー部材に限らず、係合素子がフック片やきのこ状の雄係合素子からなる雄の面ファスナー部材であってもよく、或いは雄雌が混在する面ファスナー部材であってもよい。また、図面では面ファスナーの平板状の基部構造について具体的に示されていないが、例えば任意の組織をもつ織編物或いは不織布などの繊維構造材である。
本発明においては、前記面ファスナー1の係合素子3aが形成されていない裏面に制振材10が装着される。この制振材10としては、先に説明したような材料のものを用いることができる。制振材10の面ファスナー1に対する装着は、通常、接着剤又は粘着剤によって面ファスナー1の裏面に固着され、予め一体化されるが、縫糸を用いて縫着することもできる。なお、接着剤又は粘着剤を使用する場合、硬質な材料を用いるよりも軟質の材料(弾性材料)を用いることが好ましい。具体的には、ゴム系、ウレタン系、エラストマー系等の接着剤あるいは粘着剤を用いることが、剥離音を低減させる上で好ましい。
こうして裏面に制振材10が装着された面ファスナー1が、図2に示すように、制振材10を介して生地20等の被着物に取り付けられる。本実施例にあっては、具体的な構造の説明は省略するが、生地20もまた、織編物や不織布などの繊維構造材から構成されている。
面ファスナー1と生地20は、制振材10を介して一体化されているため、係合素子同士が係合状態にある面ファスナーの接合を剥離するときに、面ファスナーの係合素子自体の振動は直接生地に伝達されないばかりか、それによって発生する音の振動エネルギーは制振材によって吸収されるため、その伝達効率が著しく低滅され、空気中へ伝達される音量も減衰すると同時に低音となり、静音化が実現される。
図3は、本発明の静音面ファスナーを被着物に取り付けるときの取付け構造例を示している。
前記したように、雌の面ファスナー1の裏面には制振材10が接着剤層11を介して固着され、その後、縫糸5を用いて生地20に縫着されている。同様に、多数のフック状の係合素子3bが形成された雄の面ファスナー1の裏面にも、制振材10が接着剤層11を介して固着され、その後、縫糸5を用いて生地20に縫着されている。雌の面ファスナーに雄の面ファスナーを押し付けることによって、多数のループ状の係合素子3aとフック状の係合素子3bが係合するが、剥離する際にはループ状の係合素子3aとフック状の係合素子3bは共に伸び、係合が外れるときにそれぞれ元の状態に復帰しようとして振動する。この際、通常の面ファスナーであれば剥離音を発生するが、本発明の静音面ファスナーにおいては、上記のように雄及び雌のいずれの面ファスナー1の裏面にも制振材10が接着剤層11を介して固着されているため、前記したような作用により、剥離音は著しく小さくなる。
図4及び図5は、本発明の静音面ファスナーを被着物に取り付けるときの他の取付け構造例を示している。いずれの場合にも、先ず面ファスナー1と制振材10とを縫糸5により縫製して一体化した後、同様に縫糸5により生地20に縫製して一体化されているが、図4では面ファスナー1の基部2と制振材10が同一表面積を有するのに対し、図5では基部2の表面積よりも大きな制振材10が用いられている点において異なる。制振材10の表面積は少なくとも面ファスナー1の基部2の表面積以上であることが好ましい。制振材10の表面積を基部2の表面積よりも大きくすることによって、剥離の際の振動エネルギーの伝播をより効果的に防止することができ、より剥離音を低減させることができる。
図6は、面ファスナー10が大型で雄雌混在型の静音面ファスナーの被着物への取付け構造の一例を示している。この例では係合素子として雌係合素子3aと雄係合素子3bとが同一基部2の一表面に混在して形成されている面ファスナー1が使われている。こうした混在型の面ファスナーは、例えば平板状の基部の織編成時に、マルチフィラメントとモノフィラメントとを混在状態でそれぞれループ状に織り込み又は編み込み、モノフィラメントのループの一部を切断することにより、雌雄の係合素子が形成される。この例においても、面ファスナー1の裏面には基部2よりも大きな表面積の制振材10が接着剤層11を介して固着され、その後、縫糸5を用いて生地20に縫着されている。
図7は、合成樹脂製の面ファスナーを用いた場合の被着物への取付構造例を示している。
この面ファスナー1の場合、合成樹脂製の基部2と雄の係合素子3bが射出成形により一体に形成されている点において前記した各実施例と異なるが、前記実施例と同様に、面ファスナー1の裏面に制振材10が接着剤層11を介して固着され、その後、縫糸5を用いて生地20に縫着されている。
なお、液状の制振材を用いた場合、例えば図4のように面ファスナーの基部に直接制振材を塗布し、固化一体化した後、生地に縫製することができる。
以下、本発明の効果を具体的に確認した試験例を示す。
<使用した面ファスナー>
フックテープはYKK社製クイックロン1QN(ナイロン製、モノフィラメント繊度400T)及び1QSFN(ナイロン製、モノフィラメント繊度190T)を使用した。これらに組み合わせるループテープはYKK社製クイックロン2QM(ナイロン製、ナッピング仕様)を使用した。
剥離音の測定:
<試験片の作成>
フックテープ及びループテープ(それぞれ幅25mm、長さ100mm)のパイルが形成されている反対側の面に、一様に薄く接着剤(変性エポキシ系弾性接着剤、セメダイン社製スーパーX)を塗布し、シート状の制振材(幅25mm、長さ100mm)を接着させた。この構造体を、面ファスナーで生じた振動を放射しやすい複合布帛であるゴアテックス(登録商標、W.L.ゴア・アンド・アソシエーツ社製、幅70mm×長さ150mm)に縫着して剥離音測定用試験片を得た。
<音圧レベルの測定>
それぞれの雄型及び雌型の試験片30を強く圧着した後、この圧着体を、図8に示すように、各端部をホルダー31でつまみ、剥離速度25cm/秒でT型剥離させ、測定距離65mmの位置で普通騒音計32(リオン社製、型式ML−01A)により剥離時の音圧レベルの最大値を測定した。騒音計の周波数重み特性はA特性(聴感補正)を、動特性はFastを用いた。なお、その際の暗騒音(ブランクのデシベル数)を測定したところ40dBであった。
試験例1
制振材として生ゴム及びエーテル系ポリウレタンゴムを用い、面ファスナーとしてモノフィラメント繊度190Tのフックテープ及びループテープを用いて作成した試験片についての音圧レベルの測定結果を下記表1に示す。
Figure 0004354232
また、制振材として生ゴムを用い、その厚さを変えたときの音圧レベルの測定結果を、図9及び図10に示す。なお、図9はモノフィラメント繊度190Tのフックテープ及びループテープを用いて作成した面ファスナーについての音圧レベルの測定結果、図10はそれを生地(ゴアテックス(登録商標)、W.L.ゴア・アンド・アソシエーツ社製)に縫着して作成した試験片についての音圧レベルの測定結果を示す。
試験例2
制振材としてエーテル系ポリウレタンゴムを用い、面ファスナーとしてモノフィラメント繊度400Tのフックテープ及びループテープを用いて作成した試験片についての音圧レベルの測定結果を下記表2に示す。
Figure 0004354232
前記表1と表2の対比から明らかなように、本発明に従って制振材を装着した面ファスナーであっても、そのモノフィラメント繊度が小さい方がより剥離音低減効果に優れている。また、図9及び図10から明らかなように、制振材の厚さが増すほど剥離音低減効果は増大する。
試験例3
制振材としてオレフィン系エラストマー及び制振活性剤変性ポリエチレン(商品名:ダイボルギー、シーシーアイ(株)製)を用い、面ファスナーとしてモノフィラメント繊度190T及び400Tのフックテープ及びループテープを用いて作成した試験片についての音圧レベルの測定結果を下記表3及び表4に示す。なお、表3は生地に取り付ける前の面ファスナー単体で用いたときの音圧レベルの測定結果を、表4は生地(ゴアテックス)に縫製した試験片での音圧レベルの測定結果を示している。
Figure 0004354232
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本発明の面ファスナーを用いれば、各種袋、かばん、財布等においても静粛な場所での開閉に気を使う必要はなく開閉が可能となる。特に音の発生が問題となる軍用、警察用、狩猟用等の用途として、雑納、かばん、ベルト、ジャケット、衣服、銃のホルダー、寝袋等において、本発明の面ファスナーを有利に用いることができる。また、新生児や幼児用の肌着、コンビ肌着、オムツ、オムツカバー、おくるみ、カバーオールに用いれば、就寝時にも音を気にすることなく、着替えや、オムツの交換が可能となる。さらに、文具のケース等においては教室、図書館等比較的静かな場所で開閉する必要があり、音は重要な要素である。これらの場所で使用する各種書類入れ、筆箱、結束バンド、システム手帳等に適している。また、医療用の各種用品にも面ファスナーは多く使用されている。血圧測定用の腕帯、サポーター、義肢、義足の接続、寝巻きの帯、寝巻きの合わせ部の固定、枕カバー、シーツ等に用いられているが、剥離時に不快な音がするものは好まれない。面ファスナーはゴルフの手袋や運動靴等の履物にも使用されており、この様な用途においても本発明の面ファスナーを有利に使用できる。さらに、一般衣料用途、車両用の用途、カーペットのずれ防止、壁紙の固定用、各種電子機器のケースなどにも、本発明の面ファスナーは好適に使用できる。
本発明に係る静音面ファスナーの一実施例を示す概略取付分解図である。 図1に示す静音面ファスナーの取付状態を示す概略斜視図である。 本発明に係る雄及び雌の静音面ファスナー部材の装着製品の取付構造を示す概略断面図である。 本発明に係る雌の静音面ファスナー部材の他の取付構造例を示す概略断面図である。 本発明に係る雌の静音面ファスナー部材のさらに他の取付構造例を示す概略断面図である。 本発明に係る雄雌混在型の静音面ファスナー部材の取付構造例を示す概略断面図である。 本発明に係る合成樹脂製の成形面ファスナーの取付構造例を示す概略断面図である。 試験例で用いた音圧レベル測定装置の概略説明図である。 モノフィラメント繊度190Tのフックテープ及びループテープを用いて作成した面ファスナーについての音圧レベルの測定結果を示すグラフである。 モノフィラメント繊度190Tのフックテープ及びループテープを用いて作成した面ファスナーを生地に縫着して作成した試験片についての音圧レベルの測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1 面ファスナー
2 基部
3a,3b 係合素子
5 縫糸
10 制振材(層)
20 生地

Claims (2)

  1. 基部より起立する多数の係合素子を備えてなる互いに係脱可能な一対の面ファスナーがそれぞれ生地に取り付けられてなる面ファスナー材であって、前記面ファスナーは、前記基部裏面に制振材からなる層を配してなり、前記基部は織製又は編製された基布からなり、前記多数の係合素子は繊度が100〜500T(デシテックス)のモノフィラメントからなり、前記制振材からなる層は、厚さが0.3〜10mmであり、かつ−40〜40℃における損失正接(tanδ)が0.05〜2.5であり、前記面ファスナーは、前記基部裏面の制振材からなる層を介してそれぞれ生地に取り付けられてなることを特徴とする面ファスナー
  2. 前記基部裏面に接合層を介して制振材からなる層が配されている請求項1に記載の面ファスナー
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