JP4354107B2 - ガラス管の検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス管の曲り量及び全長を測定して不良のものを除去するようにしたガラス管の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、例えば、ダンナー法で連続して成形され、所定長さに切断することによってガラス管が形成される。また、形成されたガラス管には曲りや全長寸法のばらつき等が有り、これらが所定の規格寸法のものであるか否か、検査する必要が有る。このため、従来は、加工ライン上でガラス管の外径や外観の検査を実施し、また、加工ライン上から所定時間間隔をおいて所要数のガラス管を抜取り、抜き取ったガラス管について、曲り寸法と全長寸法の測定等が実施される。そして、オフラインで実施した測定結果が加工ラインにフィードバックされるようになっている。
【0003】
オフラインで実施される曲り寸法の測定は、例えば、管の片端側を管軸を中心に回転可能に支持すると共に、管の回転角度に対応する管の振れ寸法を他端側の管外壁面に対向配置して接触させた1対の曲り測定器で測定し、測定した結果を演算処理することによって行われる。あるいは、所定間隔を設けて対をなすローラを2組離間配置し、管を2組のローラ上に管の両端側部分を回転可能に支持すると共に、管の長手方向に配置した複数の変位センサにより、管の回転角度に対する外壁面までの変位量をそれぞれ各位置で測定し、測定結果に基づき算出した各位置での平均変位量、管中央位置での変位量、回転角度とを演算処理することによって行われる。
【0004】
しかしながら上記の従来技術においては、ガラス管の曲りや全長寸法の測定が所定時間間隔をおいて実施する抜取り検査であるため、不良品を完全に除去することができず、また加工ラインへのフィードバックが遅く、製品寸法等のばらつきを少ないものとする上で自ずと限界が有り、さらに、何等かの要因で不良品が検出された場合には、対策を講じるまでに多くの不良品を作り出してしまう虞があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的とするところはオンライン上での検査を可能にして、加工ラインへのフィードバックが素早く行えるようにし、また不良品の混入を無くし、加工された製品の品質の向上を図ることができるガラス管の検査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のガラス管の検査装置は、板面が所定間隔を設けて重なるように中心位置を異ならせて対向配置した1対の回転円板2組を、回転中心軸方向に所定の離間距離をおいて対向配置し、対をなす回転円板の外周縁によって形成される略V字状の支持部分で検査前のガラス管の両端部管壁を支持しながら管軸を回転中心として回転させる円板部と、対をなす回転円板の搬入側回転円板の外面の外周部分に取付けられたV字状の搬入用保持部材により検査前のガラス管を支持部分に搬入し、搬出側回転円板の外面の外周部分に取付けられたV字状の搬出用保持部材により検査済みのガラス管を支持部分から搬出する搬送部と、円板部の回転円板の回転位置を検出するセンサと、支持部分に支持され回転するガラス管の曲り量を、上下方向に進退する棒状測定部材の上端の接触端に該ガラス管の下側外面が当接して押し下げた押下げ量によって測定する接触式測定器及び該ガラス管の全長を、レーザ投光部から放射され該ガラス管の端部でカットされレーザ受光部で受光した帯状レーザ光のカットされた量から測定するレーザ測定器と、接触式測定器及びレーザ測定器の測定結果と予め設定された規定値と比較し合否を判定する判定部と、この判定部での合否判定の結果に基づき、搬送部によって搬出される検査済みのガラス管のうちの不良ガラス管を除去する除去部とを具備したことを特徴とするものであり、
さらに、回転円板が1回転する間に、検査前のガラス管の支持部分への搬入から、曲り量の測定、全長の測定、検査済みの該ガラス管の支持部分からの搬出が行われることを特徴とするものであり、
さらに、回転円板の回転位置の検出が、複数配置したセンサによって保持部材の位置を検出して行われることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態を、図1乃至図10を参照して説明する。図1は概略構成を示す斜視図であり、図2は要部の概略構成を示す上面図であり、図3は第1の動作過程を示す要部の側面図であり、図4は第2の動作過程を示す要部の側面図であり、図5は第3の動作過程を示す要部の側面図であり、図6は第4の動作過程を示す要部の側面図であり、図7は第5の動作過程を示す要部の側面図であり、図8はレーザ測定器の概略構成を示す正面図であり、図9はフローチャートであり、図10は接触式測定器の変形形態の概略構成を示す正面図である。
【0008】
図1乃至図10において、1はガラス管の検査装置で、円板部を構成する4枚の回転円板2a,2b,3a,3bを図示しない基台に回転可能に備えてなり、そのうち2枚の所定離間距離を設けて対向配置された回転円板2a,3aが、中心軸4を中心に実線矢印A方向に、図示しない駆動部により回転駆動されるようになっている。また回転円板2aと回転円板3aの間に所定離間距離を設けて対向配置された残りの2枚の回転円板2b,3bも、中心軸Aと異なる中心軸5を中心に実線矢印B方向に駆動部により回転駆動されるようになっている。
【0009】
さらに、所定速度で等速回転する回転円板2a,2b,3a,3bは、回転円板2aと回転円板2bとが、間に所定間隔を設け板面の一部が重なるようにして対をなし、また回転円板3aと回転円板3bとが、同様に、間に所定間隔を設け板面の一部が重なるようにして対をなしている。これにより、対をなす回転円板2aと回転円板2b及び回転円板3aと回転円板3bの外周縁によって、中心軸4,5の軸方向に離間してガラス管6を支持する略V字状の支持部分7,8が形成される。そして、支持部分7,8に載せられ、両端部管壁を支持されたガラス管6は、回転円板2a,2b,3a,3bの回転に伴い、管軸を中心に回転するようになっている。
【0010】
またさらに、回転円板2aと回転円板3aの外面の外周部分には、検査前のガラス管6を支持部分7,8に搬入するために、搬送部を構成する回転円板2a,3aの回転に関係なく、常に上方に向かって開いた状態を保つように設けられたV字状の保持部9を有する搬入用保持部材10が、取り付けられている。同様に、回転円板2bと回転円板3bの回転円板2a,3aに対向する面の外周部分にも、検査済みのガラス管6を支持部分7,8から搬出するために、搬送部を構成する回転円板2b,3bの回転に関係なく、常に上方に向かって開いた状態を保つように設けられたV字状の保持部11を有する搬出用保持部材12が、取り付けられている。なお、搬入用保持部材10と搬出用保持部材12とは、各回転円板2a,2b,3a,3bにガラス管6の搬入、搬出が円滑に行われるようそれぞれ所定の位置に取り付けられている。
【0011】
一方、支持部分7,8を中心軸4,5方向の片方側に延長した所定位置には、位置決めガイド13が基台に固定するようにして設けられており、他方側に延長した位置には、支持部分7,8に載せられたガラス管6を、その片端が位置決めガイド13に当接するよう他端を押板14で押すシリンダ部15を備えた押出し機構16が設けられている。押出し機構16は、搬入されて支持部分7,8にガラス管6が載せられると、ガラス管6の他端を押板14で押し、片端を位置決めガイド13に当接させ、その後は押板14を後退させて次のガラス管6の搬入に備えるようになっている。
【0012】
さらに、回転円板2aと回転円板3aの間の略中央部分には、上端を接触端として上下方向に進退する棒状の測定部材17を備え、基台に取付けられた接触式測定器のマイクロメータ18が設けられている。そしてマイクロメータ18は、支持部分7,8に載せられ片端が位置決めガイド13に当接するよう設けられたガラス管6の下側外面に接触端が当接し、測定部材17がガラス管6の自重によって押し下げられ、その時の押下げ量を測定することでガラス管6の曲り量の測定が行えるようになっている。
【0013】
またさらに、支持部分7,8に載せられ片端が位置決めガイド13に当接するよう設けられたガラス管6の他端の上方及び下方には、基台に取付けられたレーザ測定器19のレーザ投光部20とレーザ受光部21が設けられている。レーザ投光部20は、ガラス管6の管軸方向に配列された複数の図示しないレーザを備えてなり、帯状のレーザ光Lを下方のガラス管6の他端部に向けて投射するようになっている。またレーザ受光部21は、複数の受光素子22をレーザ投光部20のレーザに対応して備えてなり、レーザ投光部20から放射されガラス管6の他端部でカットされて残った帯状のレーザ光Lを受光し、カットされた量と位置決めガイド13との距離からガラス管6の全長寸法が測定できるようになっている。
【0014】
また、基台には、回転円板2bの外面に対向するそれぞれ異なる所定の位置に、第1位置検出センサ23、第2位置検出センサ24、第3位置検出センサ25が設けられており、回転円板2bが回転することにより位置を変える搬出用保持部材12を各位置検出センサ23,24,25によって検出するようになっている。因みに、第1位置検出センサ23は検査開始を検出する位置に、第2位置検出センサ24は検査終了を検出する位置に、第3位置検出センサ25はデータをリセットする位置に、それぞれ設けられている。
【0015】
また、回転円板2bと回転円板3bの間には、検査が終了して搬出用保持部材12により搬出されるガラス管6のうち、不良のものを除去するための除去機構26が設けられている。除去機構26は、搬出されるガラス管6に平行となるよう設けられた回動軸27と、この回動軸27の両端部に取着されたガイド板28と、回動軸27を駆動する回動駆動部29で構成され、搬出されるガラス管6が良品の場合には、除去機構26は動作せず、ガラス管6はガイド板28上を転動して次の行程へと送出される。そして、ガラス管6が不良品の場合には、除去機構26が動作し、ガイド板28が実線矢印C方向に回動して下方に設けられた図示しない不良品回収部へと除去される。除去後は実線矢印Cとは逆方向に回動して、再び次に搬出されるガラス管6に備えるようになっている。
【0016】
さらに、30は装置の運転を制御する制御部で、搬出用保持部材12の位置検出を行う各位置検出センサ23,24,25からの検出信号が入力され、また内蔵したマイクロコンピュータにより各回転円板2a,2b,3a,3bの回転駆動や、押出し機構16の駆動等を制御するようになっている。さらに接触式測定器のマイクロメータ18の測定データやレーザ測定器19の測定データが入力され、これら測定データと予め設定され記憶された規格値とを図示しない比較判別部で比較し、測定された曲り量、全長寸法と共に判別結果の合否を表示器31に表示するようになっている。またさらに、比較判別部での判別結果に基づき除去機構26の動作が制御され、不良のガラス管6が除去されるようになっている。
【0017】
そして、装置の動作は、図3から図7に示す各動作過程が、図9に示すフローチャートに基づき繰り返し実行され、加工ラインの中での検査が自動的に連続して行われる。すなわち、第1のステップS1では、回転する回転円板2a,3aの搬入用保持部材10に、ダンナー法で連続して成形され所定長さに切断された検査前のガラス管6が供給され、図3の第1の動作過程に示すように搬入用保持部材10のV字状の保持部9に保持される。
【0018】
続いて、回転円板2a,3aが実線矢印A方向に回転することで、図4の第2の動作過程に示すようにガラス管6は、略V字状の支持部分7,8に載せられ、第2のステップS2に移行し、支持部分7,8に載せられたガラス管6は、押出し機構16の押板14で他端が押されて片端が位置決めガイド13に当接し位置決めされる。そして、両端部管壁を支持された状態でガラス管6は、管軸を中心に回転を開始し、支持部分7,8で支持されている間、回転を継続する。
【0019】
その後、図5の第3の動作過程に示すように回転円板2a,2b,3a,3bがそれぞれ回転し、回転円板2bが所定回転角度となるまで回転して搬出用保持部材12が第1の位置検出センサ23に検出され第3のステップS3の検査が開始される。そして、マイクロメータ18では、管軸を中心に回転するガラス管6の略中央部分の管壁に測定部材17が接触し、ガラス管6の曲り具合により測定部材17が回転に伴い上下に動き、その最大値amaxと最小値aminが測定され、測定データが制御部30に伝達される。
【0020】
また、レーザ測定器19では、位置決めガイド13に片端が当接し位置決めされたガラス管6の他端部に、レーザ投光部20から帯状のレーザ光Lを投射し、他端部でカットされて残ったレーザ光Lをレーザ受光部21の複数の受光素子22で受光する。そして、カットされたレーザ光Lの量が、測定データとして制御部30に伝達される。
【0021】
続いて、図6の第4の動作過程に示すように回転円板2a,2b,3a,3bがそれぞれ回転し、回転円板2bが所定回転角度となるまで回転して搬出用保持部材12が第2の位置検出センサ24に検出され第4のステップS4の検査終了となり、次の第5のステップS5において、制御部30での演算が開始される。
【0022】
第5のステップS5では、マイクロメータ18から制御部30に伝達された測定データから、ガラス管6の曲り量Xが、
X=(amax−amin)/2
として算出され、さらに予め記憶されている規格値との比較が比較判別部でなされ、合否の判別が行われる。そして表示器31に、ガラス管6の曲り量Xが、合否の判別結果と共に表示される。
【0023】
また、レーザ測定器19から制御部30に伝達されたカットされたレーザ光Lの量と、既知である位置決めガイド13までの距離からガラス管6の全長寸法が算出され、さらに予め記憶されている規格値との比較が比較判別部でなされ、合否の判別が行われる。そして表示器31に、ガラス管6の全長寸法が、合否の判別結果と共に表示される。
【0024】
さらに図7の第5の動作過程に示すように回転円板2a,2b,3a,3bがそれぞれ回転し、回転円板2bが所定回転角度となるまで回転して搬出用保持部材12が第3の位置検出センサ25に検出されデータリセットを行うと共に、次のガラス管6の検査態勢に入る。
【0025】
そして、さらに回転円板2a,2b,3a,3bがそれぞれ回転し、再び図3の第1の動作過程に進むと、次の検査前のガラス管6が供給され、搬入用保持部材10のV字状の保持部9に保持されると共に、回転円板2b,3bの搬出用保持部材12のV字状の保持部9に検査済みのガラス管6が保持される。
【0026】
またこの時、第5のステップS5で、曲り量Xと全長寸法が共に規格範囲に有って合格となったガラス管6については、第6のステップS6で搬出用保持部材12によるガラス管6の搬出が行われる。そして、次の第7のステップS7では、回転円板2b,3bが回転することで搬出用保持部材12の保持部9から転出した良品のガラス管6は、除去機構26が動作しないためにガイド板28上を転動して次工程に移送される。
【0027】
一方、第5のステップS5で、曲り量Xと全長寸法のいずれか一方が規格範囲外で、不合格となったガラス管6については、第8のステップS8で搬出用保持部材12によるガラス管6の搬出が行われる。そして、次の第9のステップS9では、回転円板2b,3bが回転することで搬出用保持部材12の保持部9から転出した不良品のガラス管6は、制御部30での判別結果に基づき除去機構26が動作してガイド板28が実線矢印C方向に回動しているため、下方に設けられた不良品回収部へと除去される。
【0028】
以上の通り構成されているため、ガラス管6の曲り量や全長寸法の測定と規格値に対する合否の判別が、全てのガラス管6について加工ラインに直結して連続して行え、不良品の除去が簡単に行えると共に、製品寸法のばらつきを少なくすることができ、製品の品質の向上を図ることができる。また合否の判別結果のフィードバックと不良発生に対する対策を速やかに進めることができ、何等かの要因で不良品が検出された場合でも、対策を講じるまでに多くの不良品を作り出してしまうような虞がない。
【0029】
なお、上記の実施形態ではガラス管6の曲り量の測定に、測定部材17をガラス管6の下側外面に当接する接触式測定器のマイクロメータ18を用いたが、図10に示す変形形態のように、ガラス管6の上方側にシリンダ部32を配置すると共に、シリンダ部32によって実線両矢印Dに示す上下方向に進退する棒状の駆動部材33の下部にマイクロメータ18aを固定し、さらにマイクロメータ18aの実線両矢印Eに示す上下方向に進退する棒状の測定部材17aの下端の接触端をガラス管6の上側外面に当接させるようにしてもよい。
【0030】
そして、この変形形態では、ガラス管6が搬入され、支持部分7,8に載せられるまでは駆動部材33を上方に後退させておき、測定に際しては駆動部材33を下方に進出させてマイクロメータ18aを所定位置まで降ろし、測定部材17aの接触端が所定の測定圧力でガラス管6の上側外面を押圧するようにし、管軸を中心にガラス管6を回転させた際のマイクロメータ18aの測定データから、上記のようにして曲り量Xが測定される。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、オンライン上での検査が可能となり、加工ラインへのフィードバックが素早く行え、また不良品の混入も無くなり、加工された製品の品質の向上を図ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態における要部の概略構成を示す上面図である。
【図3】本発明の一実施形態における第1の動作過程を示す要部の側面図である。
【図4】本発明の一実施形態における第2の動作過程を示す要部の側面図である。
【図5】本発明の一実施形態における第3の動作過程を示す要部の側面図である。
【図6】本発明の一実施形態における第4の動作過程を示す要部の側面図である。
【図7】本発明の一実施形態における第5の動作過程を示す要部の側面図である。
【図8】本発明の一実施形態におけるレーザ測定器の概略構成を示す正面図である。
【図9】本発明の一実施形態におけるフローチャートである
【図10】本発明の一実施形態における接触式測定器の変形形態の概略構成を示す正面図である。
【符号の説明】
2a,2b,3a,3b…回転円板
4,5…中心軸
6…ガラス管
7,8…支持部分
10…搬入用保持部材
12…搬出用保持部材
18…マイクロメータ
19…レーザ測定器
23,24,25…位置検出センサ
26…除去機構
Claims (3)
- 板面が所定間隔を設けて重なるように中心位置を異ならせて対向配置した1対の回転円板2組を、回転中心軸方向に所定の離間距離をおいて対向配置し、対をなす前記回転円板の外周縁によって形成される略V字状の支持部分で検査前のガラス管の両端部管壁を支持しながら管軸を回転中心として回転させる円板部と、対をなす前記回転円板の搬入側回転円板の外面の外周部分に取付けられたV字状の搬入用保持部材により検査前の前記ガラス管を前記支持部分に搬入し、搬出側回転円板の外面の外周部分に取付けられたV字状の搬出用保持部材により検査済みの前記ガラス管を前記支持部分から搬出する搬送部と、前記円板部の前記回転円板の回転位置を検出するセンサと、前記支持部分に支持され回転する前記ガラス管の曲り量を、上下方向に進退する棒状測定部材の上端の接触端に該ガラス管の下側外面が当接して押し下げた押下げ量によって測定する接触式測定器及び該ガラス管の全長を、レーザ投光部から放射され該ガラス管の端部でカットされレーザ受光部で受光した帯状レーザ光のカットされた量から測定するレーザ測定器と、前記接触式測定器及び前記レーザ測定器の測定結果と予め設定された規定値と比較し合否を判定する判定部と、この判定部での合否判定の結果に基づき、前記搬送部によって搬出される検査済みの前記ガラス管のうちの不良ガラス管を除去する除去部とを具備したことを特徴とするガラス管の検査装置。
- 回転円板が1回転する間に、検査前のガラス管の支持部分への搬入から、曲り量の測定、全長の測定、検査済みの該ガラス管の前記支持部分からの搬出が行われることを特徴とする請求項1記載のガラス管の検査装置。
- 回転円板の回転位置の検出が、複数配置したセンサによって保持部材の位置を検出して行われることを特徴とする請求項1記載のガラス管の検査装置。
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