JP4353850B2 - パック化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、コラーゲンを用いて構成され、任意の時期に皮膜を形成して皮膚から容易に除去できるパック化粧料に関するものである。
パック化粧料は、パック基剤に種々の有効成分を配合した化粧料であり、皮膚に塗布して所定時間保持することにより有効成分が皮膚に供給され、使用後に洗い落とす洗浄タイプと、膜を形成して剥す剥離タイプとに大別される。洗浄タイプのパック化粧料の場合、パック基剤は、クリーム状、粘稠質液状、泡状等であり、皮膚に塗布して放置した後、水又はぬるま湯で洗い落とすか濡れたタオルで拭き取る。剥離タイプの場合、パック基剤は、ゼリー状、ペースト状又は粘稠質液状等であり、皮膚に塗布した後、乾燥や基剤の反応によって皮膜が形成されるので、膜状になったパック化粧料を手で剥すことができる。使用後の手間等の点から、洗浄タイプよりも剥離タイプの方が一般利用者に好まれる傾向がある。
剥離タイプのパック化粧料においては、使用感や皮膜形成に関する下記のような事項が問題となる。
1)皮膜の強度が弱いと剥し残りが生じ、剥し残りを防止するために皮膜の強度を上げると皮膚に違和感を与え、剥す際に皮膚を傷めることがある。
2)使用前の保管中に皮膜形成が進まないように配慮した容器を必用とする。
これらを改善するものとして様々な改良が試みられ、例えば、下記特許文献1、2のようなパック化粧料が提案されている。特許文献1では、パック化粧料の経時安定性を改善するものとして、アルギン酸水溶性塩類を含有するゲル状パーツと、金属塩及び反応遅延剤を含有する粉末パーツとによって構成されるパック化粧料を提案しており、特許文献2では、柔らかさ及び温感によって好適な使用感を与えるものとして、水反応性金属酸化物、炭酸塩及びデンプン・アクリル酸グラフト重合体を含む第1剤と、酸水溶液を含む第2剤とによって構成されるパック化粧料を提案している。
特開平6−179614号公報 特開2003−89615号公報
剥離タイプのパック化粧料において皮膜形成に要する時間は、蒸発乾燥や反応に要する時間に相当するので、パック化粧料の配合によって予め決定される。従って、使用者が皮膜が完成する時期を調節・変更することはできないため、皮膜形成途中で使用を中止するような場合には、使用者が適正に対応できなかったり、皮膚からの除去が煩雑になるということが生じる。
本発明は、上述の点を解決し、使用者の都合に応じてパック化粧料の皮膜形成の時期を変更でき、任意の時期に皮膜化して簡単に皮膚から剥すことができるパック化粧料の提供を可能とすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、可溶性コラーゲンを用いてパック基剤を構成することによって、使用者が皮膜化剤を用いて任意の時期にパック化粧料を皮膜化することが可能であり、簡単にパック化粧料を剥すことができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、容器に充填されている乾燥状態の可溶性コラーゲン繊維と他の容器に充填されている可溶性コラーゲンを溶解する水又は水性溶媒と混合して得られる可溶性コラーゲン水溶液又は可溶性コラーゲンを水性溶媒に溶解させた溶液を、皮膚に塗布して可溶性コラーゲンのパック層を形成し前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが前記可溶性コラーゲンの等電点より低いときには、カルボン酸塩又は燐酸塩からなる緩衝塩(A成分)を添加して可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させることにより、又、前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが、前記可溶性コラーゲンの等電点より高いときには、可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させるカルボン酸化合物(B成分)を添加することにより、パック層の可溶性コラーゲンをゲル状に凝固させて皮膚の表面に形成したゲル化された可溶性コラーゲン層とする可溶性コラーゲン含有化粧料パックを要旨とする。
本発明によれば、容器に充填されている乾燥状態の可溶性コラーゲン繊維と他の容器に充填されている可溶性コラーゲンを溶解する水又は水性溶媒と混合して得られる可溶性コラーゲン水溶液、又は可溶性コラーゲンを水性溶媒に溶解させた溶液を皮膚に塗布して可溶性コラーゲンのパック層を形成し、前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが 前記可溶性コラーゲンの等電点より低いときには、カルボン酸塩又は燐酸塩からなる緩衝塩(A成分)を添加して可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させることにより、又可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが、前記可溶性コラーゲンの等電点より高いときには、可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させるカルボン酸化合物(B成分)を添加することによりパック層の可溶性コラーゲンをゲル状に凝固させて皮膚の表面に形成したゲル化された可溶性コラーゲン層とし、その後、ゲル状に凝固させて皮膚の表面に形成したゲル化された可溶性コラーゲン層を皮膚より剥離する可溶性コラーゲン含有化粧料パックによる化粧方法を要旨とする。
本発明によれば、パック化粧料の皮膜形成の時期を使用者の都合に応じて変更でき、パック化粧料を任意に皮膜化して簡単に皮膚から剥すことができ、パック化粧料の使用により皮膚を傷めることなく皮膚の健康に有効な成分を皮膚に供給できるので、様々なライフスタイルの使用者に対応可能な剥離タイプのパック化粧料が提供される。
コラーゲンは、動物の生皮、腱、骨等を形成する主要タンパク質であり、3本のポリペプチド鎖がヘリックス状になった物質で、通常、水、希酸、希アルカリ、有機溶媒などに対して不溶性であるが、可溶化処理によって粘稠質の可溶性コラーゲン水溶液が得られる。可溶化処理は、タンパク質分解酵素を用いた方法(例えば特公昭44−1175号公報参照。以下、酵素処理法と称する)と、苛性アルカリ及び硫酸ナトリウムが共存する水溶液中に少量のアミン類又はその類似物を添加したもので処理する方法(例えば特公昭46−15033号公報参照。以下、アルカリ処理法と称する)に大別でき、不溶性コラーゲンのポリペプチド鎖末端のテロペプチドにおける分子間または分子内架橋あるいはテロペプチド自体が切断される等によりペプチド鎖間の束縛が解消されて可溶化されると考えられている。
近年、コラーゲンが有する保湿性を利用して、皮膚の保湿性を高めるための成分としてコラーゲンを配合したメークアップ用品やスキンケア用品等が提供されている。このような用途において使用されるコラーゲンは、可溶性コラーゲンである。
可溶性コラーゲンは、水への溶解性があらゆるpH域で等しいわけではなく、水に対する溶解性が最小となるpH域(等電点)が存在し、可溶性コラーゲン水溶液のpHを等電点に調整すると、コラーゲンが溶け難くなってゲル状に凝固する。従って、pHが等電点外である可溶性コラーゲン水溶液を主体とするパック基剤を皮膚に塗布し、そのpHを等電点に移動させれば、パック基剤がゼリー様に固化して皮膜化し、皮膚から容易に剥離できる。しかも、凝固前又は後のコラーゲンは、皮膚上に残っても単に水で洗い落とせ、コラーゲン自体が保湿成分として皮膚に有用な成分である。本発明のパック化粧料は、上述に基づいて、可溶性コラーゲン水溶液を用いて構成されるパック基剤と、パック基剤に供給した時にパック基剤のpHを等電点へ移動させて皮膜化する皮膜化剤とを有するものである。可溶性コラーゲン水溶液は、皮膚への馴染みがよく、パック化粧料のパック基剤として用いると、これに含まれる水分及び機能成分が好適に皮膚へ供給され、皮膜化した状態でも使用感が良好である。特に水分補給の点では、乾燥によって成膜するパック剤に比べて非常に好ましい。又、皮膜化剤との接触により急激に皮膜化し、1分程度で剥離可能な状態になるので、使用者の意思で剥離する時を決めて皮膜化剤を使用することにより迅速に皮膜化できる。
以下、本発明の構成について詳細に説明する。
本発明のパック化粧料においては、パック基剤と皮膜化剤との接触によってパック基剤のpHが等電点になるように、パック基剤のpHと皮膜化剤のpHとが等電点を挟んで互いに上下にあるように設定される。可溶性コラーゲンの等電点は、不溶性コラーゲンに施した可溶化処理方法によって異なり、アルカリ処理法で得られる可溶性コラーゲンの等電点は、概して、約4.6〜5.0で酸性域にあり、酵素処理法によるものでは概してpH7前後となる。等電点がpH7にあるコラーゲンを用いると、パック基剤及び皮膜化剤の何れかのpHをアルカリ域に設定する必用が生じる。これに比べて、等電点が4.6〜5.0のコラーゲンでは、パック基剤及び皮膜化剤のいずれかのpHが3〜4程度であっても皮膚への問題は殆ど無く、他方のpHを中性付近にすることにより安全に皮膜化できる。従って、皮膚その他への影響を考えると、等電点が弱酸性域、具体的にはpH4.0〜6.0程度にある可溶性コラーゲンを用いるものを好ましい形態とすることができる。但し、これは、可溶化処理がアルカリ処理法に限定されることを意味しない。酵素処理法で得た可溶性コラーゲンは、通常、更にアシル化処理を施すことによって等電点を酸性域にシフトさせて中性域での可溶性コラーゲンの溶解性を高めているので、このようなアシル化誘導体である可溶性コラーゲンも好適に使用できる。以下において、pH値に関する記述は、可溶性コラーゲンの等電点がpH4.8〜5程度である場合を基準として記載するが、等電点がこの範囲から外れた可溶性コラーゲンを用いる場合には、等電点の差を勘案してパック基剤及び皮膜化剤のpHを設定すればよい。
パック化粧料の組合せの形態として、(A)パック基剤のpHが等電点より低く、皮膜化剤のpHが等電点より高い組合せと、(B)パック基剤のpHが等電点より高く、皮膜化剤のpHが等電点より低い組合せとがある。皮膚に塗布したパック基剤に皮膜化剤を供給する形態として、塗布、噴霧等が挙げられるが、均一且つ迅速な供給が容易である点等から、噴霧が最も好ましい形態である。パック基剤を塗布した部分以外や衣服に皮膜化剤が付着した場合などを考慮すると、皮膜化剤のpHを中性付近に設定できる上記(A)の組み合せの方が好ましく、又、パック基剤に各種機能成分が配合されることからも(A)の組合せの方が用い易い形態と言える。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、(A)の皮膜化剤及び(B)のパック基剤のpHは、皮膚に影響を与えず使用に差し支えない範囲で等電点より高い値に適宜設定可能である。
パック基剤は、可溶性コラーゲン水溶液を主体として、コラーゲンの等電点から外れた適正なpHに調整するために必用な量の酸成分を含有し、皮膜化剤の供給によるゲル状化を妨げない範囲で、皮膚に供給する各種機能成分を任意に配合することができる。更に、必用に応じて、皮膜化したパック基剤の膜強度を補強するための親水性高分子成分、パック基剤の品質を安定化させるための保存料、紫外線吸収剤等、機能成分を安定に配合するための溶媒等を適宜配合することができる。
可溶性コラーゲンは、牛、豚、鳥等の動物の皮膚や魚皮、その他のコラーゲンを含む組織から得られる不溶性コラーゲンの可溶化処理によって調製され、従来公知の方法によって好適に調製されたものを適宜使用することができる。溶液状態の可溶性コラーゲンの変性開始温度は、原料とする動物の種類によって異なるが、何れも使用できる。市販の可溶性コラーゲン水溶液又は可溶性コラーゲン乾燥物及び水を原料として、上述した各種成分を配合することにより、パック基剤を製造することができる。
パック基剤を皮膚に均一に塗布することが容易で、皮膜化したコラーゲンが良好に剥離できるために、パック基剤の可溶性コラーゲン含有量は1〜10質量%、好ましくは2〜4質量%とする。pHを調整するための酸又は塩基成分は、上記(A)の組合せの場合、パック基剤のpHが3.0〜4.5程度、好ましくはpH3.5〜4.0となるように、上記(B)の場合は、pH6.0〜9.0、好ましくはpH6.5〜8.0となるように配合される。従って、(B)の場合は、酸成分は必須ではなく、又、(A)の場合においても、機能成分として配合される成分によってパック基剤のpHが上記範囲となってpH調整用の酸性分が不要となる場合もある。pH調整に適した酸成分として、例えば、乳酸、クエン酸、酒石酸、2−ピロリドン−5−カルボン酸等のカルボン酸化合物が挙げられる。このようなカルボン酸類には保湿成分として作用するものもある。
皮膚に供給する機能成分としては、一般的に化粧料に添加される種々の有効成分が使用可能であり、例えば、ブタンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、尿素、ヒアルロン酸、乳酸塩、ピロリドンカルボン酸塩等の保湿剤;アロエエキス等の植物抽出物;ビタミンA,B,C,D,E,H、パントテン酸等のビタミン類;副腎皮質ホルモン等の抗炎症剤;オリーブ油等の油脂類;脂肪酸類;アミノ酸などが挙げられる。
皮膜の膜強度を補強する親水性高分子成分としては、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、ペクチン等が挙げられ、皮膜の補強により皮膚からの剥離がより容易になる。その配合割合は、パック基剤の約1〜10質量%の範囲が好ましい。配合割合がこれより少ないと補強効果が顕著でなく、これを越えると膜強度が過剰となり、皮膜形成時に違和感を生じる。
パック基剤の品質を保持するための成分としては、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、フェノキシエタノール等の保存料(防腐剤)、p−アミノ安息香酸等の紫外線吸収剤などが挙げられ、これらの成分の配合割合は、各々、0.5質量%以下が好ましい。溶媒としては、エタノール等のアルコール系溶媒が挙げられ、その配合割合は、コラーゲンの溶解性を阻害しないように約2質量%以下が好ましい。
pHの変化によって色が変化する呈色剤をパック基剤に配合すると、皮膜化剤による膜形成を呈色変化として確認できるので、皮膜化剤を塗布した部分と未塗布部分との判別が容易になり、皮膜化剤の不足や過剰使用が避けられる。
皮膜化剤は、パック基剤のpHを等電点へ移動させるために適正なpHに調整された水性液であり、上記(A)の組合せの場合、pHが6.0〜9.0、好ましくはpH6.5〜8.0となるように調整し、上記(B)の場合は、pHが3.0〜4.5程度、好ましくはpH3.5〜4.0とする。皮膜化剤のpH調整は、上記(A)の組合せの場合、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等のカルボン酸塩や燐酸ナトリウム等の弱酸性〜中性にpHを安定させる緩衝塩(つまり弱酸と強塩基との塩)が使用可能であり、カリウム塩等の他の金属との塩でもよい。又、パック基剤のpH調整において例示した酸成分も使用可能である。上記のカルボン酸塩は保湿作用も有する。(B)の組合せの場合は、パック基剤のpH調整において例示した酸成分を適宜使用できる。
上記皮膜化剤は、アルコールのような親水性有機溶媒を20〜80質量%程度配合してもよく、これによりパック基剤と接触した際のコラーゲンの不溶化が促進されるので、皮膜化が速くなり、皮膜の強度も向上する。但し、この場合、上記緩衝塩も溶け難くなるので、緩衝塩を使用する際に、有機溶媒の配合量に応じて乳酸ナトリウムのような有機溶媒に溶解する塩を使用する必用が生じる。好ましい有機溶媒として、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類や、アセトン、エーテル類、ジオキサン等が挙げられるが、安全性を考慮すれば、エタノールが最も好ましい。
上記のように配合したパック基剤及び皮膜化剤の皮膚への塗布割合は、皮膚5cm×5cmに対して、パック基剤が0.5〜1.5g程度、好ましくは1g程度であり、皮膜化剤はパック基剤1gに対して0.3〜0.8g程度、好ましくは0.5〜0.6g程度である。皮膜化剤と接触したパック基剤は、pHの変動により迅速に皮膜化し、厚みにもよるが、1〜2分程度で膜形成が完了する。皮膜化したコラーゲンはゼリー様で弾力があり、肌触りが良好であるので、パック基剤を皮膚に塗布した直後に皮膜化して使用終了まで放置しても、あるいは、パック基剤を皮膚に塗布して放置し使用終了前に皮膜化してもよい。
パック基剤及び皮膜化剤は、各々、個別の容器に収容し、組み合わせて提供したり、個別に販売することができる。皮膜化剤は、スプレー容器に収容して提供すると好ましい。パック基剤は、1回の使用量づつ分包することにより使用時の計量の手間が省略される。
可溶性コラーゲンは、水溶液の状態では常温でも変性し得るので、変性を防止するためには、保管に際して冷蔵等の温度管理が必要である。これに比べて、乾燥状態の可溶性コラーゲンは、変性温度が100℃前後であり、通常の取り扱いにおいて変性する恐れがない。これを利用して、パック基剤の可溶性コラーゲンを水及び他の成分から分離して別体の可溶性コラーゲン乾燥物とするようにパック基剤を構成すると、使用者が機能性成分を含む水性溶媒に可溶性コラーゲン乾燥物を溶解してパック基剤を調製できる。故に、使用時にパック基剤を調製することによって使用前の可溶性コラーゲンの変性が防止できるので、品質を安定させる成分の配合を軽減できる。また、栄養価の高いコラーゲンが水性溶媒と別体であると、水の腐敗も抑制できるので、この点においても防腐剤等の配合を軽減できる。
可溶性コラーゲン乾燥物は、噴霧乾燥、凍結乾燥等によって可溶性コラーゲン水溶液から水を除去することによって得られるが、より簡易な方法として、アルコール、アセトン等の親水性有機溶媒中に可溶性コラーゲン水溶液を投入して凝固させ、濾過や遠心脱水などにより溶媒から分離する方法がある。特に、特開平6−228505号公報の記載に従って、可溶性コラーゲン水溶液を有機溶媒中に糸状に吐出して得られる可溶性コラーゲン繊維は、パック基剤の水性溶媒に迅速に溶解できるので、パック基剤の水性溶媒とコラーゲンとを別体に構成する場合に好適である。有機溶媒中で凝固した可溶性コラーゲンを溶媒から分離した後、無菌空気を用いた空気乾燥や減圧乾燥を行って十分に乾燥すれば、菌による汚染や変性の無い可溶性コラーゲン乾燥物が得られる。繊維状の可溶性コラーゲンの場合、平均繊度が約40dtx以下において特にコラーゲン繊維の溶解性が良好である。可溶性コラーゲン乾燥物は、pHが化粧料用の水性溶媒のpHに近いほど、水性溶媒へ溶け易くなるので、コラーゲン乾燥物の調製に使用する可溶性コラーゲン水溶液のpHは、パック基剤の水性溶媒のpHに近いほど好ましい。可溶性コラーゲン水溶液を有機溶媒中で凝固させる際に、ポンプや攪拌装置等を用いて、コラーゲンが完全に凝固する前の位置で有機溶媒を流動させてコラーゲン繊維を切断することによって、0.2〜5mm程度の短繊維を製造できる。
パック基剤をコラーゲンと水性溶媒とに別体構成する場合、混合によって得られるパック基剤のコラーゲン含有量が上述の割合となるように割合を設定する。1回の使用量づつ分包することにより使用時の計量の手間が省略される。軽く力を加えることによって破断可能な仕切り片で遮断された2つの収容区画を有する軟質容器に水性溶媒及び可溶性コラーゲン乾燥物を個別封入すると、仕切り片を破断してこれらを接触させることによって溶解できるので、簡単に使用でき、混合割合を調節する必要もない。
以下、本発明のパック化粧料について、実施例を参照して更に詳細に説明する。
(可溶性コラーゲンの調製)
脱毛・石灰漬け処理した豚皮1000gを可溶化液(水酸化ナトリウム6質量%、硫酸ナトリウム15質量%及びモノメチルアミン1.25質量%を含有する水溶液)4000gに浸漬した。25℃で5日間インキュベートしてコラーゲンを可溶化した後、硫酸で中和してpH4.8に調整した。この皮を可溶化液から取り出し、可溶化液を除去してpH5.0の乳酸水で洗浄した後に、pHが3.5〜3.7となるように水及び乳酸を加えて、コラーゲン濃度が3質量%(キエルダール法による)の可溶性コラーゲン水溶液を得た。この可溶性コラーゲン水溶液をノズルの吐出孔(孔径:0.18mm)を通じてイソプロパノール中に120g/分の吐出速度で糸状に吐出し、凝固した可溶性コラーゲン繊維を濾別し、無菌空気を送風して十分乾燥することにより、平均繊度が約15dtxの可溶性コラーゲン繊維100g(等電点:pH4.8)を得た。
(パック基剤の調製)
温度を20℃以下に保持しながら、上記可溶性コラーゲン繊維3.0質量部、ポリエチレングリコール(PEG-6000、三洋化成社製)5.0質量部、乳酸0.2質量部、ブタンジオール7.0質量部、p−ヒドロキシ安息香酸メチル0.15質量部及び滅菌水84.65質量部を混合し均一に溶解して、pH3.5のパック基剤を得た。
(皮膜化剤の調製)
滅菌水を用いて、(a)5.0質量%ピロリドンカルボン酸ナトリウム水溶液(pH:7.2)、(b)3.0質量%乳酸ナトリウム水溶液(pH:7.3)、及び、(c)1.0質量%クエン酸ナトリウム水溶液(pH:7.0)を調製し、各々、皮膜化剤として以下の皮膜化試験に用いた。
(皮膜化試験)
5cm×5cmの皮膚上に、上記パック基剤1gを均一に塗布し、パック基剤上に皮膜化剤(a)〜(c)の1つを0.5g均一に噴霧して、パック基剤の状態を観察した。その結果、皮膜化剤(a)〜(c)のいずれを用いた場合においても、噴霧から1分後にパック基剤は皮膜状に凝固しており、皮膜の端部から引き上げることにより皮膚からきれいに剥離した。
実施例1のパック基剤及び皮膜化剤を用い、皮膚上に塗布したパック基剤を10分間放置した後に皮膜化剤を噴霧したこと以外は実施例1と同様の皮膜化試験を行った。その結果、皮膜化剤(a)〜(c)のいずれを用いた場合においても、噴霧から1分後にパック基剤は皮膜状に凝固しており、皮膚からきれいに剥離した。
(可溶性コラーゲンの調製)
可溶性コラーゲン繊維を調製するための可溶性コラーゲン水溶液のpHが7前後となるように乳酸の代わりに乳酸ナトリウムを用いた以外は実施例1と同様の操作を繰り返して、可溶性コラーゲン繊維を得た。
(パック基剤の調製)
乳酸0.2質量部に代えて乳酸ナトリウム0.7質量部を用いてパック基剤のpHを6.3に調整したこと以外は実施例1と同様の操作を繰り返してパック基剤を調製した。
(皮膜化剤の調製)
滅菌水を用いて、0.3モル/Lの乳酸−乳酸ナトリウム緩衝液(pH:3.5)を調製し、皮膜化剤として以下の皮膜化試験に用いた。
(皮膜化試験)
実施例1と同様に、5cm×5cmの皮膚上に上記パック基剤1gを均一に塗布し、皮膜化剤0.5gを均一に噴霧してパック基剤の状態を観察した。その結果、皮膜化剤の噴霧から1分後にパック基剤は皮膜状に凝固しており、皮膜の端部から引き上げることにより皮膚からきれいに剥離した。
(パック基剤の調製)
常法(特公昭37−14426号公報参照)に従って脱毛・石灰漬け処理した豚皮を可溶化し、無水コハク酸を用いてサクシニル化することによって得られる可溶性コラーゲン水溶液(コラーゲン濃度:4質量%、コラーゲンの等電点:pH4.5)を用いて、乳酸濃度が0.3質量%であること以外は実施例1と同じ配合割合のパック基剤を調製した。このパック基剤のpHは3.2であった。
(皮膜化剤の調製)
滅菌水を用いて、(a)5.0質量%ピロリドンカルボン酸ナトリウム水溶液(pH:7.2)、(b)3.0質量%乳酸ナトリウム水溶液(pH:7.3)、及び、(c)1.0質量%クエン酸ナトリウム水溶液(pH:7.0)を調製し、各々、皮膜化剤として以下の皮膜化試験に用いた。
(皮膜化試験)
実施例1と同様に、5cm×5cmの皮膚上にパック基剤1gを均一に塗布し、パック基剤上に皮膜化剤(a)〜(c)の1つを0.5g均一に噴霧して、パック基剤の状態を観察した。その結果、皮膜化剤(a)〜(c)のいずれを用いた場合においても、噴霧から1分後にパック基剤は皮膜状に凝固しており、皮膜の端部から引き上げることにより皮膚からきれいに剥離した。
(皮膜化剤の調製)
滅菌水及びエタノールを用いて、50質量%エタノール水溶液を調製した。このエタノール水溶液に乳酸ナトリウムを加えて3.0質量%乳酸ナトリウム溶液(pH:7.3)を調製し、これを皮膜化剤として以下の皮膜化試験に用いた。
(皮膜化試験)
実施例1のパック基剤及び上記皮膜化剤を用いて、実施例1と同様に、5cm×5cmの皮膚上にパック基剤1gを均一に塗布し、パック基剤上に皮膜化剤を0.5g均一に噴霧して、パック基剤の状態を観察した。その結果、皮膜化剤の噴霧から40秒後にパック基剤は皮膜状に凝固しており、皮膜の端部から引き上げることにより皮膚からきれいに剥離した。

Claims (11)

  1. 容器に充填されている乾燥状態の可溶性コラーゲン繊維と他の容器に充填されている可溶性コラーゲンを溶解する水又は水性溶媒を混合して得られる可溶性コラーゲン水溶液又は可溶性コラーゲンを水性溶媒に溶解させた溶液を、皮膚に塗布して可溶性コラーゲンのパック層を形成し前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが前記可溶性コラーゲンの等電点より低いときには、カルボン酸塩又は燐酸塩からなる緩衝塩(A成分)を添加して可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させることにより、又、前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが、前記可溶性コラーゲンの等電点より高いときには、可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させるカルボン酸化合物(B成分)を添加することにより、パック層の可溶性コラーゲンをゲル状に凝固させて皮膚の表面に形成したゲル化された可溶性コラーゲン層とすることを特徴とする可溶性コラーゲン含有化粧料パック。
  2. 前記可溶性コラーゲンの等電点は、pH4.0〜6.0の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の可溶性コラーゲン含有化粧料パック。
  3. 前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが、前記可溶性コラーゲンの等電点より低いときには、カルボン酸塩又は燐酸塩からなる緩衝塩(A成分)は、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、若しくはこれらのカリウム塩、又は燐酸ナトリウム若しくは燐酸カリウムから選ばれることを特徴とする請求項1記載の可溶性コラーゲン含有化粧料パック。
  4. 前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが、前記可溶性コラーゲンの等電点より高いときには、可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させるカルボン酸化合物(B成分)は、乳酸、クエン酸、酒石酸、及び2−ピロリドンー5カルボン酸から選ばれることを特徴とする請求項1記載の可溶性コラーゲン含有化粧料パック。
  5. 前記可溶性コラーゲンを溶解する水又は水性溶媒と混合して得られる可溶性コラーゲン水溶液、又は可溶性コラーゲンを水性溶媒に溶解させた溶液には、保湿剤、植物抽出物、ビタミン、抗炎症剤、油脂、脂肪酸及びアミノ酸から選ばれる化粧料が含まれることを特徴とする請求項1記載の可溶性コラーゲン含有化粧料パック。
  6. 前記可溶性コラーゲンを溶解する水又は水性溶媒を混合して得られる可溶性コラーゲン水溶液、又は可溶性コラーゲンを水性溶媒に溶解させた溶液には、親水性高分子成分を含有させることにより、パック層の可溶性コラーゲンをゲル状に凝固させて皮膚の表面に形成したゲル化された可溶性コラーゲン層の強度を補強することを特徴とする請求項1記載の可溶性コラーゲン含有化粧料パック。
  7. 前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが前記可溶性コラーゲンの等電点より低いときには、カルボン酸塩又は燐酸塩からなる緩衝塩(A成分)を添加して可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させるに際して、又は前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが、前記可溶性コラーゲンの等電点より高いときには、可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させるカルボン酸化合物(B成分)を添加するに際して、親水性有機溶媒を配合することにより、パック層の可溶性コラーゲンをゲル状に凝固させて皮膚の表面に形成したゲル化された可溶性コラーゲン層の強度を補強することを特徴とする請求項1記載の可溶性コラーゲン含有化粧料パック。
  8. 前記「前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが前記可溶性コラーゲンの等電点より低いときには、カルボン酸塩又は燐酸塩からなる緩衝塩(A成分)を添加して可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させることにより、又前記「可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが、前記可溶性コラーゲンの等電点より高いときには、可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させるカルボン酸化合物(B成分)を添加することにより」の「添加して」又は「添加する」は、「スプレーにより添加して」又は「スプレーにより添加する」ことを特徴とする請求項1記載の可溶性コラーゲン含有化粧料パック。
  9. 容器に充填されている乾燥状態の可溶性コラーゲン繊維と他の容器に充填されている可溶性コラーゲンを溶解する水又は水性溶媒を混合して得られる可溶性コラーゲン水溶液、又は可溶性コラーゲンを水性溶媒に溶解させた溶液を皮膚に塗布して可溶性コラーゲンのパック層を形成し、前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが前記可溶性コラーゲンの等電点より低いときには、カルボン酸塩又は燐酸塩からなる緩衝塩(A成分)を添加して可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させることにより、又可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが、前記可溶性コラーゲンの等電点より高いときには、可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させるカルボン酸化合物(B成分)を添加することにより、パック層の可溶性コラーゲンをゲル状に凝固させて皮膚の表面に形成したゲル化された可溶性コラーゲン層とすることを特徴とする可溶性コラーゲン含有化粧料パックの製造方法。
  10. 前記可溶性コラーゲンの等電点は、pH4.0〜6.0の範囲にあることを特徴とする請求項9記載の可溶性コラーゲン含有化粧料パックの製造方法。
  11. 容器に充填されている乾燥状態の可溶性コラーゲン繊維と他の容器に充填されている可溶性コラーゲンを溶解する水又は水性溶媒を混合して得られる可溶性コラーゲン水溶液、又は可溶性コラーゲンを水性溶媒に溶解させた溶液を皮膚に塗布して可溶性コラーゲンのパック層を形成し、前記可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが前記可溶性コラーゲンの等電点より低いときには、カルボン酸塩又は燐酸塩からなる緩衝塩(A成分)を添加して可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させることにより、又可溶性コラーゲンの等電点となるパック層のpHが、前記可溶性コラーゲンの等電点より高いときには、可溶性コラーゲンのpHを可溶性コラーゲンの等電点へ移動させるカルボン酸化合物(B成分)を添加することによりパック層の可溶性コラーゲンをゲル状に凝固させて皮膚の表面に形成したゲル化された可溶性コラーゲン層とし、その後、ゲル状に凝固させて皮膚の表面に形成したゲル化された可溶性コラーゲン層を皮膚より剥離することを特徴とする可溶性コラーゲン含有化粧料パックによる化粧方法。
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