JP4353578B2 - ランフラットタイヤ用のバンドエレメント及びその建設方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、強化された弾性タイヤに関し、特にタイヤが内圧のない状態で転動できるように、タイヤのサイドウオール内の複数の半径方向要素により安定化された薄い高強度の環状バンドで補強された車両用タイヤに関する。より特別には、本発明は、バンドが弾性材料で被覆されかつ部分的に加硫されてバンドが仕上がりカーカスとトレッドパッケージとの間のタイヤ内の適切な接合を達成し得るようなランフラットタイヤの建設方法に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】
タイヤがパンクし空気圧が下がった後のような低圧又は内圧のない状態で長い時間を比較的高速でタイヤが走行できる種々の構成が長年にわたって考案されてきた。これにより、車両の運転手は、パンクしたタイヤを修理又は交換するために適切な場所まで車両を運転することができる。「ランフラットタイヤ(run hlat tire)」と呼ばれるこれら安全タイヤのあるものは、ある種の用途及びある種の形式のタイヤ構成については成功した。これらランフラットタイヤの大部分は、内部空気圧が完全になくなったときでもタイヤが車両重量を支持できるようにタイヤのサイドウオール内に比較的剛性の大きい弾性材料の強化用の層又は要素を設置することによりランフラット性能を達成する。このようなサイドウオールインサートを使用したかかる従来技術のランフラットタイヤ構造の例が、米国特許3911987号、3949798号、3954131号、4067372号、4202393号、4203481号、4261405号、4265288号、4287924号、4365659号、4917164号及び4929684号に示される。
【0003】
別形式のランフラットタイヤは「バンデッドタイヤ(banded tire)」と呼ばれる。このバンデッドタイヤは、タイヤの機能が圧力とは無関係であるように半径方向で安定化された圧縮要素により強化された空気入りタイヤとして文献及び特許において推進されてきた。圧縮要素は、通常はバンド又はバンドエレメントと呼ばれ、そして上述のように、この圧縮要素を組み入れたタイヤはバンデッドタイヤとして知られる。かかるバンデッドランフラットタイヤの例が、米国特許4428411号、4673014号、4794966号、4456048号、4111249号、4318434号、4459167号及び4734144号に示される。
【0004】
従来のバンデッドタイヤは、本来、少なくも1個の高強度材料製の強固な薄い環状バンドよりなる圧縮要素であって、タイヤに圧力が加えられたときには引張り要素として挙動し、またタイヤが圧力のない状態のときは構造的な圧縮要素として作用してタイヤの周囲の相当な部分にわたって荷重が作用することを許す前記圧縮要素に集中していた。種々のバンド設計が、タイヤの圧力のある状態及びない状態の双方により与えられる歪条件に適した二元的なバンド剛性性能を達成する。バンドエレメントを製造するための種々の方法が開発されてきた。これら方法の一つが、特願08/782364号に説明され、バンド性能を改良するためにバンドファイバーに予備伸長を与える。バンドエレメントは、寸法、長さ、幅及び厚さに関して種々の特性を有し、また好ましい弾性係数とこれによる曲げ剛性とを持つ。多くの関連特許がバンドエレメント形成のための種々の方法を開示する。
【0005】
しかし、組み入れらたバンドを有するランフラット安全タイヤの製造には一つの問題がある。バンドが未加硫タイヤに組み込まれるより前に、バンドの調製の際に注意深く調製されるが、なお、かかるバンドを内在する最終タイヤを形成するときに幾つかの問題が生ずる。図1は満足に形成されたときのバンデッドエレメントを含んでいる従来技術のタイヤを示し、図2は以下更に説明されるランフラットバンデッドタイヤの形成中に生ずる大きな問題を示している。
【0006】
バンデッドタイヤは、鋼、アルミニウム、熱可塑性及び熱硬化性材料及び多層複合物で形成された1個又は複数個の公知の非伸長性のバンドエレメントで作り得る剛体か剛体に近い非伸長性の円形のバンドより作ることができる。
【0007】
通常のラジアルタイヤ生産用に意図された設備でバンデッドタイヤを成功裏に作るために克服すべき幾つかの難点が確かめられている。発生する二つの大きな問題は、図2に示されるようなバンドの内径の端部を軸方向外向きにさせる空気の捕捉、及びバンドの外径上の空気の捕捉である。バンドエレメントは強固であり未処理状態から最終加硫状態に僅かしか変化しないので、バンデッドタイヤの未加硫タイヤ輪郭は、図1に示された最終加硫タイヤの輪郭と実質的に同じである。バンドは、未加硫タイヤ及び加硫タイヤの両者とも、バンデッドタイヤのクラウン部分を横切って本質的に平坦であり、サイドウオールは両者とも最小の膨らみを持つ。従って、未加硫タイヤ及び加硫タイヤはほぼ長方形であって、軸方向に伸びているクラウン部分と外向きに伸びてサイドウオールとを持つ。言い換えれば、タイヤ建設過程の通常の第2段階の機械における整形及び伸長は、図1に示されたような最終の未加硫タイヤ輪郭にしなければならない。
【0008】
タイヤ製造の際は、第2段階のタイヤ建設機械は、第1段階のカーカスを外向きに広げ、そしてバンド/トレッドパッケージと一体にし、次いで、組み立てられた諸部品を、好ましくは空気の捕捉なしに、一緒に張り合わせる。バンデッドタイヤの第1段階のカーカスは、通常のインナーライナー、ボディプライ、サイドウオール及びビードより構成され、第2段階のタイヤ建設機械に取り付けられたとき、円筒状又は筒状になるように、整形用ブラダーに押し付けられて平らになっているであろう。
【0009】
作動時には、第1段階のカーカスの置かれたタイヤ整形用ブレダーが広がり、第1段階のカーカスを、これがバンドの内径と接触するまで外向きに動かす。第2段階のタイヤ建設機械の整形用ブラダーに押し付けられて平らになっている状態から本質的に長方形の輪郭を維持するための形状又は広げられた状態に変形させるような伸長に対して、ボディプライ内にあるボディコードが抵抗する点に第1の問題がある。図1に示されたような長方形の輪郭にされることに対するボディプライコードの抵抗は、バンドの軸方向端部付近で最も顕著である。第2段階の形成のため、図2に示されるように、バンドの内径とバンドの縁の近くの隣接した第1段のカーカスとの間に空気が捕捉される。カーカス内に捕捉された空気を有する未加硫タイヤを加硫することは受け入れ難いことであり、この状態は好ましくない。
【0010】
コードの張力による本来の抵抗に加えて次の他の二つの問題があり、これらはバンドの内径と隣接ゴムとの間の空気の捕捉について同様に作用する。第1は、バンドのエッジのため、ボディコードをバンドと完全に接触するように整形する難しさに関係する。このため、ボディコードを、図1に示されるような所要の長方形に外向きに延ばし得るには第2段階の整形用ブラダーが必要である。しかし、第2段階の整形用ブラダーは膨張させる空気圧に関係し、更に整形された長方形の輪郭を達成する能力に限界がある。第2段階の整形用ブラダーのクラウン部分に補強材が使われたとしても、長方形輪郭の達成はなお本質的に困難である。従って、この第2段階の整形作業は、失敗して不完全なバンデッド未加硫タイヤのできることが多い。この状態は、タイヤ内部のバンドのエッジを非破壊検査により容易に検出することができる。
【0011】
バンデッド未加硫タイヤカーカス内のバンド内径と隣接ゴムとの間の空気の捕捉の別の原因は、バンド/カーカス境界面の接着に関係する。上述された伸長が成功した場合でも、ボディコードは長方形に延ばされるため張力のかかった状態のままである。これは、バンドのエッジの近くで特に真実であり、このため、ボディコードは、当然、バンドから離れようとする。このバンド/カーカスの分離に抵抗する唯一の機構は境界面における未加硫タックの接着である。しかし、バンド/ゴム間の未加硫タック接着は、この未加硫状態においては、加硫されて接着するように設計された境界面のセメントがまだ未加硫であるために弱い。そこで、最初にボディコードが希望のように長方形輪郭に整形されたとしても、コードの内部張力がバンド/ゴム境界面の未加硫タック接着より大きいことが多く、このため、空気ポケットが作られる。
【0012】
部分的に要約すれば、バンドの内径と隣接ゴムとの間のバンデッドタイヤ未加硫カーカス内の空気捕捉の顕著な三つの原因は、ゴム層をバンド内径に予備加硫することにより第2段階の整形前に境界面への十分な接着を可能とすることによって、本発明により効果的に解決される。
【0013】
従来のバンデッドタイヤの製造に伴う別の問題は、バンデッドタイヤの外径における空気の捕捉/膨らみである。この問題は、未加硫タイヤカーカスにおいては分かりにくく、タイヤが通常の加硫プレスから出た後まで現れないことがある。加硫プレスが開かれて型から出されると、バンデッドタイヤの外形上の異常が加硫タイヤのトレッド部分の膨らみとして現れるであろう。この現象は、タイヤが型の高温/高圧の環境から出されたときに、捕捉されていた空気のポケットがタイヤ内部の高温で膨張できるときに生ずる。即ち、捕捉された空気のポケット及び/又はバンド外径/ゴムの境界面における接着の貧弱な区域は、タイヤが型から出されて温度低下ができるときに拡大するであろう。バンデッドタイヤの外径における膨らみの最大と思われる原因は、バンド外径/ゴムの境界面における未加硫タイヤの貧弱な接着、バンド外径/ゴムの境界面における未加硫タイヤカーカス内の捕捉空気、及びバンド外径/ゴムの境界面における加硫タイヤの貧弱な接着である。
【0014】
これら原因の全ては、バンデッドタイヤの機能に必要なバンドの剛くて伸長しない性質に関係する。これらの問題の全ては、バンドの外径にゴム層を接着させる本発明の方法により成功裏に防がれる。バンド外径は未加硫時の輪郭から加硫後の輪郭にごく僅かしか膨らまないことを想起して戴きたい。即ち、トレッドパターンの形成に組み合って加硫中に要するゴムの動きは、全て、型のセグメントの動きによるだけである。未加硫タイヤカーカスの平たいトレッドを加硫タイヤのトレッドパターンに変えるに必要な型セグメントの運動は非常に小さい。このため、型セグメントの閉鎖により作られるバンド外径における圧力環境は短時間で変化し、更に通常のラジアルタイヤと比べて圧力環境に非常に敏感である。捕捉空気の除去を許す通常のラジアルタイヤのより柔軟なスチールベルトと比較して、バンドの非柔軟性が粘性圧力(viscous pressure)を極めて急速に上昇させる。加硫時にトレッド整形過程中の時間を長くさせること及びバンドを過応力にする高粘度圧力へのアプローチは、部分的なトレッドパターン進入時に型の閉鎖を2秒間休むこと、型を開く前の付加的な型の冷却段階、捕捉空気の逸出路を提供するためのタイヤのショルダーにおけるブリーダーコードの使用、及び捕捉空気の逸出路を提供するために未加硫タイヤを型の中に置く以前にそのショルダーに穴を空けることである。そこで、未加硫タイヤ内のバンドの外径上に捕捉された空気を統合し又は無くす機会は、通常の加硫過程中では非常に限定されることが容易に分かる。
【0015】
未加硫タイヤの建設中にバンドの外径上の空気を捕捉する二つの明らかな方法がある。第1の方法は、第2段階のタイヤ建設機械においてバンド外径にトレッドを張り付けるときである。前述のように、未加硫のトレッドゴムが第2段階のタイヤ建設機械においてバンド外径に張り付けられるとすると、この境界面の強度は、(接着セメントを)下塗りされたバンドと未加硫ゴムとの間の未加硫タックに限定される。この境界面は容易に開いて、加硫中に、取り込まれることが好ましくない捕捉空気のポケットを作る。しかし、ゴム層が前以てバンド外径に接着されていたならば、張付けはより効果的となり境界面は開かないであろうということが見いだされている。これは、未加硫ゴムへの未加硫ゴムの未処理タックが、下塗りされたバンド面への未加硫ゴムに対するよりも大きいためである。
【0016】
バンド外径上の空気捕捉の別の原因は、バンドの軸方向端部におけるバンド内径/ゴムの境界面において捕捉された空気についての前述の説明に関係する。この状態が存在する場合は、加硫プレスのブラダーは、未加硫タイヤの内側に高い接触圧力を与えてバンドの端部の周りの捕捉された空気をバンドの外径に横方向に送る。これは、型の閉鎖及び加硫中のバンドの外径における低圧環境及びバンド内径とバンド外径との間に生じた大きい圧力差のため可能である。バンド外径に駆動された空気は加硫中、取り込まれず、そして膨らみを生ずるであろう。
【0017】
最後に、バンド外径/ゴムの境界面における弱めに加硫された接着剤は、これもバンド外径/ゴム境界面における加硫中の低圧環境に関係する。セメントは、適切に機能するために、十分な温度及び圧力の双方を必要とする。バンド外径/ゴムの境界面における接着強度を完全に高くするに適切な圧力が、加硫中、利用可能であるならば、型を普通に開いた際、境界面を満たすことができる。この場合も、バンドにゴム層を前以て接着すれば、この問題を避けることができる。これは、加硫ゴム/未加硫ゴムの境界面の接着強度が、低圧において、下塗りされたバンド外径/未加硫ゴムの境界面に対して大きいためである。
【0018】
要約すると、バンデッドタイヤの外径における空気の捕捉/膨らみの突出した3原因は、本発明により、バンド外径のゴム層を予め加硫することにより、加硫前に、バンド外径/ゴムの境界面への十分に接着を可能とさせることによって、効果的に解決されることが示された。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、乗り心地、快適性、耐久性及び操作が通常の空気入りタイヤと実質的に同じであり、しかも内圧が無くなった後でも合理的な速度でかつ十分な距離を安全に運転できる改良されたランフラットタイヤを提供することである。
【0020】
本発明の別の目的は、未加硫タイヤの建設より前にバンドの内径と外径及び/又はバンドのエッジの周りに薄いゴム層をプリキュアすることにより、或は加硫され又は部分的に加硫されたゴムの層の中にバンドを完全に囲むことにより空気の捕捉及び膨らみを最小にするランフラットタイヤの改良された建設方法を提供することである。
【0021】
本発明の別の目的は、空気捕捉の問題を最小にするために、バンドの内径面のみ、又は外形のみ、又はバンド端部のみ、又はその適宜の組合せがプリキュアされたゴムで処理される改良された方法を提供することである。
【0022】
本発明の更なる目的は、厚さが好ましくは0.127mm(0.005インチ)から1.27mm(0.05インチ)の範囲内、好ましくは約0.508mm(0.02インチ)のプリキュアされたゴム層が使用される方法を提供することである。
【0023】
本発明の更なる目的は、通常の空気入りタイヤの整形にこれまで使用された整形用型及びその他のタイヤ建設装置を利用でき、これにより最終のバンデッドランフラットタイヤを形成するために、出費の大きい機械の再整備及び異なった製造手順を避けて費用の増加を避ける改良された方法を提供することである。
【0024】
本発明の更に別の目的は、ゴム/バンド複合体を提供するために、バンドの面を整え、接着用セメントを塗布し、次いで内径及び/又は外径の希望の区域にゴム層をストリップ状で取り付け、又はバンド上に螺旋状に巻き付け、又はバンド上にトランスファー成型し、又はバンド上に射出成型することのできる改良された方法を提供することである。
【0025】
これらの目的及び利点は本発明の改良された方法により得られ、この方法の一般的特徴は、ランフラットバンデッドタイヤの製造方法であって、ボディプライカーカスを形成し、トレッドパッケージを形成し、高強度材料の薄い環状バンドを調製し、前記バンドの少なくもある部分に未加硫弾性材料を適用し、ゴム/バンド複合体を形成するために前記弾性材料と前記バンドとの間の接合を発達させるように前記弾性材料を少なくも部分的に加硫し、ボディプライカーカスとトレッドパッケージとの間に前記ゴム/バンド複合体を組み立て、そして前記ボディプライカーカス、ゴム/バンド複合体及びトレッドパッケージを加硫タイヤに成型する諸段階を含んだランフラットバンデッドタイヤの建設方法と述べることができる。
【0026】
【好ましい実施例の説明】
出願人が本発明の原理を適用するために意図した最良の方式を示す本発明の好ましい実施例が以下説明され図面に示され、かつ実施態様において特別にかつ明確に指摘される。全図面を通して、同様な部品は同様な番号で示される。
【0027】
図1は、一般に1で示された従来技術のバンデッドタイヤを示し、これは、一般に2で示された通常のボディプライカーカスを備え、このカーカスは、通常は、インナーライナー3、複数のボディプライ4、サイドウオール5及びビードパッケージ6より構成されるであろう。ビードパッケージ6は、典型的に、通常のビード7、ビードフィラー8を有し、更にこれにゴム質の摩耗ストリップ及びその他の構成要素を有し、これらの全てはタイヤ建設技術においてよく知られる。ボディプライカーカス2が組み合わせられ、次いで、通常、トレッドストリップ11と種々の強化用ベルト(図示せず)とを有する典型的なトレッドパッケージ10と共に成型される。次いで、バンドエレメント12がトレッドパッケージ10とボディプライカーカス2との間に組み入れられる。これは、通常は第2段階のタイヤ建設機械内で行われる。図2は、従来技術による有害な空気ポケット14の形成を示す図1と同様な断面図であり、空気は、通常はバンドの端部に隣接してバンドの内径と第1段階のボディプライカーカス2との間で捕捉される。上述されたこの状態は、カーカス内に空気が捕捉された状態で未加硫タイヤを加硫するため、これは容認し難く使用できないタイヤを作ることがある。
【0028】
本発明により、図3に示されるように、一般に16で示されるようなゴム/バンド複合体を形成するために、バンドエレメント13の1個又は複数の面を未加硫ゴムの層15でまず被覆することにより、空気ポケット14の形成の問題は実質的に無くされる。バンド13は、内容が参考文献として取り込まれた上述の米国特許及び特願08/782364号に示されるような通常の構成のものである。バンド13は、好ましくは、鋼、アルミニウム、熱可塑性プラスチック及び熱硬化性諸材料又は種々の多層複合体で形成されるであろう。
【0029】
未加硫ゴム15又は弾性材料が、まず接着性セメント18(図10)の塗布により、次いでバンド13の内面20(図6)、外面21(図7)、又は端面22(図8)のいずれかにストリップ状のゴム15を付けることによるような種々の手順により、バンドエレメント13に付けられる。好ましい実施例においては、図5に示されるように、バンド上にゴムストリップを螺旋状に巻き付けることによりバンド13の全部が被覆される。
【0030】
上述され図5−10に示された種々の方法に置いてはゴム被覆15が適用された後で、ゴム/バンド複合体16が加硫され、又は部分的に加硫され希望の最終のバンドが形成される。製造を容易にするために、複合体16の形成の全段階が仕上りタイヤを建設する場所から離れた位置で行なわれ、その後でタイヤ組立位置に輸送され、ここで、通常のタイヤ製造及び組立作業に組み込まれる。タイヤ内の複合体16の次の組立は、通常の第2段階のタイヤ建設機械において、ボディプライカーカス2の周りにゴム/バンド複合体16を置き、内径面25及び外形面26に接着剤24を塗布し、その後で、図3及び4に示されるように、複合体16と通常のトレッドパッケージ10とを連結するためにボディプライカーカスを外向きに膨らませることにより達成される。次いで、トレッドパッケージとボディプライカーカスとが一緒に組み合わせられて、通常のタイヤ建設作業において行われるようにゴム/バンド複合体16が中間に確実に挟まれた未加硫タイヤを形成する。
【0031】
次いで、組み立てられた未加硫タイヤは通常の型30(図12)に輸送され、ここで加硫用ブラダー31を膨らませた後で最終の加硫タイヤに加硫される。しかし、ゴム/バンド複合体16の形成により、及び特に塗布された接着剤と組み合ったゴム被覆15の加硫又は部分的な加硫により、複合体16とトレッドパッケージ及び/又はボディプライカーカス2との間の十分な強度を提供し、加硫用ブラダー31の膨張の際、ボディプライのコードは、本発明のようにバンドがゴムで被覆されない従来技術のバンデッドタイヤにおいてときどきあったようにゴムをバンドから引き離して空気ポケットを形成することはできない。この第1に形成された複合体の配列は、ボディプライカーカス又はトレッドパッケージ10の露出した未加硫ゴムの本来の粘着性によりこれまで提供されていたよりも大きい強度を提供する。
【0032】
好ましい実施例においては、ゴム被覆15の厚さは、好ましくは0.127mm(0.005インチ)から1.27mm(0.05インチ)の間の範囲、好ましい厚さ範囲は2.54mm(0.1インチ)から10.16mm(0.4インチ)、そして好ましい厚さは0.508mm(0.02インチ)である。
【0033】
ゴム被覆15は、ボディプライカーカス及び/又はトレッドパッケージの形成に使用される特別なゴムに代置可能な通常形式のゴム質のゴムであり、このため未加硫タイヤが仕上がりタイヤに最終的に加硫されるときゴム材料間の公知の代置可能性を提供する。特に図5−9に示されるように、ゴム被覆15は、バンド13の種々の位置に適用することができる。これは、ゴム/バンド複合体16が組み込まれるタイヤの特定の形式に主に依存するであろう。しかし、好ましい実施例においては、バンドエレメント13は、図5に示されたように被覆されるであろう。ただし、端部のエッジ22が露出している図9に示されたような被覆とすることもできる。
【0034】
要約すれば、本発明の改良された複合バンドエレメント及びこれを建設する方法は、次の方法により、費用及び生産方法を実質的に大きくすることなしに、従来技術のバンデッドタイヤで生ずる可能性のある有害な空気ポケット及び膨らみの形成を許すことが少ない。即ち、その方法とは、ボディプライのコードのバンドからの離脱を防止してこれまでの望ましくない空気ポケットを形成をなくすように隣接のタイヤ構成要素への十分な接着を与えるために、ボディプライカーカスとトレッドパッケージとの間に複合ゴム/バンドを置く前に、加硫され又は部分的に加硫された1層又は複数層のゴムでバンドエレメントを事前に被覆する方法である。
【0035】
従って、この改良されたバンドエレメント、及びこれを作り、続いてランフラットバンデッドタイヤに組み入れる方法は簡単化され、多くの目的の全てを達成する有効、安全、低費用かつ効果的な方法を提供し、従来技術で遭遇した難点を無くし、更に諸問題を解決し、本技術における新しい結果を得た。
【0036】
以上の説明においては、幾つかの用語が簡潔、明快及び理解のために使用されたが、これらの用語は説明のために使用されかつ広義に解釈されることを意図したものであり、従来技術の要求を越えた不必要な制限を加えるべきではない。
【0037】
更に、本発明の説明及び図面は例示のものであり、本発明の範囲は図示され説明された詳細には限定されない。
【0038】
本発明の特徴、新知見及び原理が説明されたが、改良されたバンドエレメント及びランフラットバンデッドタイヤを作り使用するためにこれを建設する方法、構造の特徴、及び得られた有利な新規かつ有用な結果、新規かつ有用な構造、装置、要素、配列、部品、組合せ及び方法段階が実施態様において説明される。
【0039】
本発明の実施態様は以下のとおりである。
【0040】
1.ボディプライカーカスを形成し、
トレッドパッケージを形成し、
高強度材料の薄い環状バンドを調製し、
前記バンドの少なくもある部分に未加硫弾性材料を適用し、
ゴム/バンド複合体を形成するために前記弾性材料と前記バンドとの間の接合を発達させるように前記弾性材料を少なくも部分的に加硫し、
ボディプライカーカスとトレッドパッケージとの間に前記ゴム/バンド複合体を組み立て、そして
前記ボディプライカーカス、ゴム/バンド複合体及びトレッドパッケージを加硫タイヤに成型する
諸段階を含んだランフラットバンデッドタイヤの建設方法。
【0041】
2.バンドの外面にのみ弾性材料を適用する段階を含んだ実施態様1に定められた方法。
【0042】
3.バンドの内面にのみ弾性材料を適用する段階を含んだ実施態様1に定められた方法。
【0043】
4.バンドの外側端部のエッジにのみ弾性材料を適用する段階を含んだ実施態様1に定められた方法。
【0044】
5.バンドを弾性材料で完全に包む段階を含んだ実施態様1に定められた方法。
【0045】
6.バンドの外面及び内面の双方に弾性材料を適用する段階を含んだ実施態様1に定められた方法。
【0046】
7.0.127から1.27mm(0.005から0.05インチ)の間の範囲内の厚さを有する弾性材料を調製する段階を含んだ実施態様1に定められた方法。
【0047】
8.0.254から1.016mm(0.01から0.04インチ)の間の範囲内の厚さを有する弾性材料を調製する段階を含んだ実施態様7に定められた方法。
【0048】
9.0.508mm(0.02インチ)の厚さを有する弾性材料を調製する段階を含んだ実施態様8に定められた方法。
【0049】
10.鋼、アルミニウム、熱可塑性及び熱硬化性の材料、及び多層複合体よりなるグループからバンドを形成する段階を含んだ実施態様1に定められた方法。
【0050】
11.ゴム質のゴムの弾性材料を形成する段階を含んだ実施態様1に定められた方法。
【0051】
12.鋼、アルミニウム、熱可塑性及び熱硬化性の材料、及び多層複合体よりなるグループからバンドエレメントを形成し、
バンドエレメントの選定された区域にゴム被覆を適用し、そして
続く空気入りタイヤ内への組込みのために、ゴム/バンド複合体を形成するように前記弾性材料と前記バンドエレメントとの間の接合を発達させるように前記弾性材料を少なくも部分的に加硫する
諸段階を含んだランフラットバンデッドタイヤ内に組み込むためのバンドエレメントの建設方法。
【0052】
13.バンドの外面にのみ弾性材料を適用する段階を含んだ実施態様12に定められた方法。
【0053】
14.バンドの内面にのみ弾性材料を適用する段階を含んだ実施態様12定められた方法。
【0054】
15.バンドの外側端部のエッジにのみ弾性材料を適用する段階を含んだ実施態様12に定められた方法。
【0055】
16.バンドを弾性材料で完全に包む段階を含んだ実施態様12に定められた方法。
【0056】
17.バンドの外面及び内面の双方に弾性材料を適用する段階を含んだ実施態様12に定められた方法。
【0057】
18.サイドウオールとビードパッケージとを有するボディプライカーカス、クラウン部分に形成されるトレッド、及び内圧が抜けたときにタイヤの圧縮力に抵抗するためにトレッドとボディプライカーカスとの間に置かれた改良されたバンドエレメントを有するランフラットタイヤであって、前記バンドエレメントが鋼、アルミニウム、熱可塑性及び熱硬化性の材料、及び多層複合体よりなるグループから形成されている連続した薄い環状のバンドを備え、前記バンドの少なくもある部分が、ボディプライカーカスとトレッドとの間にバンドエレメントを置くより前に、少なくも部分的に加硫された弾性材料の層で被覆されている
前記ランフラット空気入りタイヤ。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のバンデッド空気入りタイヤの断面図である。
【図2】従来技術のバンデッドタイヤ内の空気ポケットの形成を示す図1と同様な断面図である。
【図3】トレッドパッケージと接合されるより前の弾性体で包まれた改良された弾性バンド及びタイヤカーカスを示して居る分解断面図である。
【図4】本発明の方法により作られた改良されたバンデッド空気入りタイヤの図1及び2と同様な断面図である。
【図5】図3に示されたようなタイヤカーカスを次に組み入れるために種々の表面に弾性被覆を有するタイヤバンドの拡大断面図である。
【図6】図3に示されたようなタイヤカーカスを次に組み入れるために種々の表面に弾性被覆を有するタイヤバンドの拡大断面図である。
【図7】図3に示されたようなタイヤカーカスを次に組み入れるために種々の表面に弾性被覆を有するタイヤバンドの拡大断面図である。
【図8】図3に示されたようなタイヤカーカスを次に組み入れるために種々の表面に弾性被覆を有するタイヤバンドの拡大断面図である。
【図9】図3に示されたようなタイヤカーカスを次に組み入れるために種々の表面に弾性被覆を有するタイヤバンドの拡大断面図である。
【図10】図4の線10−10において得られた拡大した分解断面図である。
【図11】本発明の改良された方法により作られた改良されたタイヤバンドを示す部分的に取り去られかつ断面にされた斜視図である。
【図12】型内の図4のタイヤの加硫を示している線図的な分解断面図である。
Claims (2)
- ボディプライカーカスを形成し、
トレッドパッケージを形成し、
高強度材料の薄い環状バンドを調製し、
前記バンドの少なくともある部分に未加硫弾性材料を適用し、
ゴム/バンド複合体を形成するために前記弾性材料と前記バンドとの間の接合を発達させるように前記弾性材料を少なくとも部分的に加硫し、
ボディプライカーカスとトレッドパッケージとの間に前記ゴム/バンド複合体を組み立て、そして
前記ボディプライカーカス、ゴム/バンド複合体及びトレッドパッケージを加硫タイヤに成型する
諸段階を含んだランフラットバンデッドタイヤの建設方法。 - 鋼、アルミニウム、熱可塑性及び熱硬化性の材料、及び多層複合体よりなるグループからバンドエレメントを形成し、
バンドエレメントの選定された区域にゴム被覆を適用し、そして
続く空気入りタイヤ内への組込みのために、ゴム/バンド複合体を形成するように前記弾性材料と前記バンドエレメントとの間の接合を発達させるように前記弾性材料を少なくとも部分的に加硫する諸段階を含んだランフラットバンデッドタイヤ内に組み込むためのバンドエレメントの建設方法。
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