JP4353558B2 - 顔料の造粒 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、湿潤状態で高度に凝集している有機色素顔料を水性又はアルコール性蒸気を用いて造粒する新規な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機顔料は、非常に微細な粒子からなり、通常の溶媒に低溶解性であり、その大きさは、サブミクロンから約100μmまでの範囲内に存在することができる。実際の使用には、透明な形態用に0.01〜0.1μm、不透明な形態用に0.1〜10μmのおおよその粒径を有する有機顔料が、最も適切であると立証されている。
【0003】
しかしながら、そのような顔料は、すべて、ダストを発生するという大きな欠点を有している。したがって、それらを使用しているうちに、高価な対策(例えば、作業場の安全対策、生態環境対策又は品質保証)が必要であり、かつ高価な原材料が失われる。
【0004】
他方、顔料粒子の物理的性質は、それらの使用にとって非常に重要である。例えば、特に非常に小さな粒子は、凝集に対する強い傾向を有し、それは特に顔料の分散性〔Farbe und Lack 82/1, 7-14(1976)参照〕及び着色力に不都合な効果を生じる。
【0005】
したがって、顔料を低ダスト形態に変換するために、非常に多くの方法が、すでに研究されている。しかしながら、他の欠点の中で、ダスティング性の改良は、他の欠点の中で、顔料粒子の他の物理的性質を犠牲にして、特に分散性を犠牲にして、既知の方法だけに関しては達成できることが、見出されている。実際に、良好な分散性を有する低ダスト顔料調製物は、補助物質を加えることによってのみ製造できる。しかしながら、これらの補助物質の存在は、それ自体非常に望ましくなく、害のより少ないものだけが許容される。さらに着色されるべき基体に対する相溶性の問題を基礎として、おのおのの顔料に別の顔料調製物を製造することが必要であるので、業務を妨げ、かつ製造コストを増加させる。その結果として、それに応じて記載された既知の方法は、同様の良好な物理的性質を有するダストフリーの有機顔料について長期の保管の要求を完全に満足させることはできない。
【0006】
ドイツ特許出願公開第2748243号明細書は、高度の嵩密度を達成したタルクの造粒を記載している。タルクは、水又は蒸気で5〜30%の水分量に湿潤される。しかしながら、添加剤の結果として、得られたタルクは、高分子量材料を着色することに使用できない。
【0007】
フランス特許出願公開第2179137号明細書は、高分子量材料を着色するために使用することを許さない添加剤の存在下における水溶性染料の造粒を記載している。実施例2において、メタノールは、混錬操作中に添加される。
【0008】
別の既知の簡潔な方法は、ペレット化する方法である。ドイツ特許出願公開第2723221号明細書は、粉末材料による水蒸気の収着の平衡値が限度を超えている室温のペレット化操作を開示している。液体の小滴が形成され、それは、凝集を引き起こす。しかしながら、有機顔料を有する生成物は、有用な粒剤ではなく、今までどおりダストを発生する粉末である。さらに液体の量が増加すると、予防策にもかかわらず、生成物は、粉末の作業性よりも劣る作業性を有する高度に凝集した生成物である。振動機の使用にもかかわらず、固まりつくことを完全に避けることは不可能である。
【0009】
フランス特許出願公開第2405983号明細書は、顔料を流動床中で結合剤溶液又は結合剤エマルジョンと共に噴霧して低ダスト粒剤を製造する方法を開示している。アントラキノン又はイソインドリノンは、顔料の中に挙げられている。実施例12において、C.I.ピグメントイエロー103を90.4%、エチレンオキシド−プロピレンオキシド共重合体3.7%、ヒドロキシプロピルセルロース0.5%、オレイルアルコール5.4%からなる顔料調製物が製造される。しかしながら、この結合剤の量は、非常に多くの顔料の適用としては非常に多い。
【0010】
欧州特許出願公開第403917号明細書は、界面活性剤3〜30重量%を含み、顔料を水性懸濁液として使用している顔料調製物の製造を開示している。50〜90℃の温度は、実施例中に示されている。開示された顔料は、アミノアントラキノン顔料も、イソインドリノン顔料も、ジケトピロロ〔3,4−c〕ピロール顔料(W. Herbst and K. Hungerによる命名、「工業有機顔料」、VCH(著作権)1993)も含まれない。界面活性剤の量は、3重量%まで減らすことは可能であるけれども、非常に多くの適用としてはそれでもとても多い。さらに、生成物は、ダストフリーの形態よりもむしろ粉末状で得られる。
【0011】
加えて、欧州特許出願公開第424896号明細書は、さらに低含有量のロウ状結合剤及び外来性の物質を有する微細で低ダストの顔料粒剤を開示している。特に重要なことは、充填された材料が、主として激しい乱流及び小さな剪断応力を有する適度な衝撃力に曝される装置を使用することである。しかしながら、この方法は、無機顔料に顕著に適切であり、有機顔料の唯一の例が開示されている:実施例13において、使用されるモノアゾ顔料は、ピグメントレッド176であり、使用されるロウは、57〜61℃の融点を有する脂肪酸混合物0.72重量%であり、水50〜51重量%が、使用される(各場合とも細かな粒剤に基づく)。ロウは、ノズルによって顔料上に噴霧される。
【0012】
最後に、欧州特許出願公開第510392号明細書は、その称するところでは分散しやすく、ダスティング性が低く、乾燥するうちに得られる永久空洞のために、最初の顔料に関して体積が急激な増加を示す粒体を開示している。それらを製造するうちに、不活性ガスの細かい気泡は、圧力をかけずに水性顔料懸濁液中で分散する。液体の機械的分離に続いて、成形は既知の方法で行われる;ストランドへの押し出しのため、50〜80重量%の残留水分量を示す。しかしながら、この方法は、非常に複雑であり、生成物の均質性は、不十分である。
【0013】
さらに、これらの既知の凝集法が、その物理的性質のために湿潤状態で凝集する強い傾向を有する有機色素顔料に特に適用されると、得られた生成物は、分散性及びダスティング性に関して完全に満足のいくものではない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、既知の粒剤と対比して、かつ外観は別として、顔料粒子の物理的パラメーターが、粉末の最初の顔料の物理的パラメーターからなるべく変わらない、高度にダストフリーであり、容易に分散でき、濃縮し又は一般に適用可能な有機顔料粒剤を提供することである。物理的パラメーターは、上記性質ばかりでなく、その他のすべての技術的に測定可能な又は適用に関連した性質を意味する。これらの顔料粒剤は、簡単に及び一般に適用できる方法、単純で、安価で及び手入れしやすい装置によって、及び必ずしも有機溶媒を添加する必要なしに、できるかぎり製造できることが目的である。
【0015】
本発明の目的は、大変驚くべきことに、本発明を使って大変簡単な方法で達成される。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、顔料を、15〜120℃の温度で、該顔料の乾燥重量を基準にして7〜200重量%の、分子内に酸素を含み、20℃/1バールで液体であり、150℃以下の沸点を有する少なくとも1つのガス状不活性物質で処理することを含む自由流動性粉末有機顔料の造粒方法に関する。
【0017】
【発明の実施の態様】
処理は、好ましくは顔料の乾燥重量を基準にして40〜150重量%、特に好ましくは60〜100重量%のガス状不活性物質と共に行われる。最適の量は、顔料の化学的同一性及びその特有な表面、及び粒剤の所望の強度に依存し、通常の方法;簡単に、例えば、造粒工程を視覚で監視することによって各顔料について容易に決定できる。十分に満足のいく結果は、ほぼ室温(15〜30℃)でも得られるが、温度は、好ましくは30〜100℃、特に好ましくは60〜80℃である。
【0018】
特に好ましくは、不活性物質の最大量は、その処理温度で顔料の吸収容量の飽和限界を超えるべきではないので、液相は、形成できない。他方、ガス状の形態で顔料に吸収される不活性物質の相又は形態は、制限されない。飽和限界を計算すると、それは、考慮されるべき顔料の直ぐ近傍のガス状不活性物質の局部濃度である。
【0019】
不活性物質は、本質的に、本方法により化学的に変化しない物質である。しかしながら、この方法の進行中に、結合力;例えば、張力、毛管又はファンデールワールス力又は水素結合が、不活性物質と顔料の間に実際に起こりうる。不活性物質は、造粒すべき顔料が、20〜150℃で低溶解度(≦100mg/l)である物質が賢明である。分子中に酸素を含む不活性物質の例は、アルコール、ケトン、カルボン酸及びそれらのエステル、並びに水をもである。好ましくは、C1−C8アルコール、C3−C8ケトン、水又はそれらの混合物が挙げられる。特に好ましくは、少なくとも1つの水酸基を有する不活性物質が挙げられる。
【0020】
所望ならば、C1−C8アルコールは、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール又はブタノールであり、純粋な形態で、特に水性混合物として使用できる。好ましくは、C1−C4アルコール、特にメタノール、エタノール、イソプロパノール又はn−ブタノールである。
【0021】
所望ならば、C3−C8ケトンは、例えば、アセトン、エチルメチルケトン、メチルプロピルケトン又はシクロヘキサノンであり、純粋な形態で、特に水性混合物として使用できる。好ましくは、C3−C6ケトン、特にアセトン又はエチルメチルケトン、特に好ましくは、エチルメチルケトンが挙げられる。
【0022】
しかしながら、非常に特に好ましくは、不活性物質の全量を基準にして、水90〜100重量%が使用され、可能ならば、特に水だけ使用する。
【0023】
水、C1−C8アルコール及び/又はC3−C8ケトンの混合物を使用するならば、共沸混合物が好ましい。有利には、これは、その混合物を再度容易に使用することを可能にする。
【0024】
酸素含有不活性物質は、ガス状の形態;例えば、蒸気の形態で、純粋に又は希釈して、所望ならば、キャリヤーガスと共に顔料に供給するのが賢明である。
【0025】
「自由流動性粉末顔料」なる用語は、振とうされて本質的に力を直接働かせることなしに(穏やかな振とうは、力を直接働かせない)メッシュサイズ1×1mmの金属篩を通過することができる顔料として理解されることを意味する。自由流動性粉末顔料は、できるかぎり粉砕され、特に有利には高度に均質な粒剤を製造できる、例えば、乾燥した市販の通常の顔料を含む。
【0026】
本発明の方法は、乾燥中に液体の水の存在下で強く凝集する有機顔料についてはむしろ好適であるので、通常の分散条件下で得られる彩色された生成物は、不適当には、乾燥したままにある顔料粉末で得られる生成物と異なる。当業者は、乾燥中に液体の水の存在下で強く凝集する顔料を知っているか、又は実験的に容易に決定でき、それゆえに、この凝集を避ける目的で本発明の方法により特に有利に造粒できる。
【0027】
特に好ましい顔料は、それぞれ化学構造(I)、(II)及び(III):
【0028】
【化1】
【0029】
を有するアミノアントラキノン顔料、イソインドリノン顔料又はジケトピロロ〔3,4−c〕ピロール顔料である。
【0030】
特に好ましい顔料は、アミノアントラキノン顔料又はジケトピロロ〔3,4−c〕ピロール顔料、特にアミノアントラキノン顔料である。
【0031】
好ましいアミノアントラキノン顔料は、式(IV):
【0032】
【化2】
【0033】
のC.I.ピグメントレッド177である。
【0034】
好ましいイソインドリノン顔料は、式(Va)又は(Vb):
【0035】
【化3】
【0036】
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ独立して水素、C1−C18アルキル、C1−C4アルコキシ、ハロゲン又はトリフルオロメチルである)である。
【0037】
特に好ましいイソインドリノン顔料は、C.I.ピグメントイエロー110である。
【0038】
好ましいジケトピロロ〔3,4−c〕ピロール顔料は、式(VI):
【0039】
【化4】
【0040】
〔式中、G1及びG2は、それぞれ独立して、式:
【0041】
【化5】
【0042】
(式中、R9及びR10は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C1−C18アルキル、C1−C18アルキルオキシ、C1−C18アルキルチオ、C1−C18アルキルアミノ、C2−C18ジアルキルアミノ、−CN、−NO2、フェニル、トリフルオロメチル、C5−C6シクロアルキル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピペラジニル、ピロリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、モルホリニル、ピペリジル、ピロリジニル、−C=N−(C1−C18アルキル)又は
【0043】
【化6】
【0044】
であり、R11及びR12は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ又は−CNであり、R13及びR14は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン又はC1−C6アルキルであり、Lは、−CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、−CH=N−、−N=N−、−O−、−S−、−SO2−又は−NR15−であり、及びR15は、水素又はC1−C6アルキルである)の群である〕である。
【0045】
特に好ましいジケトピロロ〔3,4−c〕ピロール顔料は、C.I.ピグメントレッド254である。
【0046】
ハロゲン置換基は、例えば、ヨウ素、フッ素、特に臭素及び好ましくは塩素である。
【0047】
C1−C4アルキルの例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル及びtert−ブチルであり、C1−C6アルキルの例は、追加としてn−アミル、tert−アミル及びヘキシルであり、C1−C18アルキルの例は、追加としてヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル及びオクタデシルである。
【0048】
C5−C6シクロアルキルの例は、シクロペンチル及び特にシクロヘキシルである。
【0049】
C1−C4アルコキシの例は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ及びブチルオキシであり、C1−C18アルコキシの例は、追加としてヘキシルオキシ、デシルオキシ、ドデシルオキシ、ヘキサデシルオキシ及びオクタデシルオキシである。
【0050】
C1−C18アルキルチオの例は、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、オクチルチオ、デシルチオ、ヘキサデシルチオ及びオクタデシルチオである。
【0051】
C1−C18アルキルアミノの例は、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ヘキシルアミノ、デシルアミノ、ヘキサデシルアミノ及びオクタデシルアミノである。
【0052】
C2−C18ジアルキルアミノの例は、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルプロピルアミノ、エチルヘキシルアミノ、メチルデシルアミノ、ジオクチルアミノ及びエチルヘキサデシルアミノであり、2つのアルキル基の炭素原子は、一緒に数に入れられる。
【0053】
本発明に従って使用される有機顔料は、好ましくは0.01〜10μmの粒径である。これにより、粒子の少なくとも90重量%は、この粒径を有することを意味する。好ましくは、有機顔料は、0.2〜2μmの平均粒径を有する。特に好ましくは、有機顔料は、狭い粒径分布を有している;換言すれば、少なくとも80重量%の粒子は、101以下−例えば、0.5〜5μm又は0.2〜2μmの範囲内に存在する粒径を有する。狭い粒径分布は、当業者に知られた方法;例えば、極性不活性液体中で上昇した温度で処理することにより達成できる。適切な液体、温度及びこの処理時間は、顔料に依存して大変異なり、当業者に大変良く知られている。それらは、すべての種類の顔料についての及びそのうえ非常に多くの個々の顔料についての技術文献中に開示もされている。
【0054】
顔料は、完全に乾燥できるか又は自由流動性を害さないように好ましくは低くしなければならないけれども、一定の残留水分量を含むことができる。残留水分は、例えば、水又はその他に約50〜220℃の沸点を有する通常の希釈剤である。好ましくは、残留水分量は、湿潤顔料の全重量を基準にして、5重量%以下、特に好ましくは1重量%以下である。顔料は、純粋又はその他に当業者に知られた、例えば、すべての乳化剤、生地改良剤及び結合剤のような通常の添加剤から選ばれた添加剤を含むことができる。
【0055】
結合剤は、例えば、飽和又は不飽和の長鎖の純粋な酸、その混合物−例えば、同族体の混合物−又は塩又はそのエステルを含むことができる。長鎖の酸は、8個の炭素原子からなる少なくとも1つの線状鎖である酸である。好ましい結合剤は、アビエチン酸の基部を有する。結合剤の量は、できるだけ多くの適用(例えば、塗料)において大変良好な相溶性を有する一般的な粒剤を獲得させるために好ましくは2重量%以下である。非常に特に好ましくは、結合剤0.5重量%未満を含むか又は完全に結合剤を含まない粒剤が挙げられている。後者の場合には、顔料粒子が粒剤中にどのように共に保持されるか明らかではないけれども、大変驚くべきことには、本発明に従って製造される結合剤を含まない粒剤でさえ、顕著な分散性を良好な機械的安定性と兼ね合わせることが見出されている。
【0056】
乳化剤は、例えば、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの共重合体、脂肪族アルコールエトキシラート又はアルキルフェノールエトキシラート;例えば、Emulan(登録商標)シリーズ(BASF)の乳化剤である。乳化剤の量は、好ましくは1重量%以下である。
【0057】
添加物は、それぞれ独立して、すべて任意に選択できる。所望ならば、添加物は、造粒前又は造粒中に添加できる。所望の粒剤の性質に依存して、どんな所望の機能を有する添加物も、どんな所望の組み合わせでも使用可能である。好ましい添加剤の全量は、2重量%以下が好ましく、0.5重量%以下が特に好ましい。特に好ましくは、造粒物は、本質的に有機顔料、酸素含有不活性物質及び、所望により、顔料及び/又は添加剤の残留水分からなる。非常に特に好ましくは、造粒物は、本質的に有機顔料の及び酸素含有不活性物質からなる。
【0058】
本発明の方法は、顔料粒子を、加圧力又は剪断力に曝さずに穏やかに撹拌するように行うことが賢明である。好ましくはガス状不活性物質を用いて完全に混合することを、確実に行う;しかしながら、激しい乱流は必要ではない。この方法は、いかなる加圧力又は剪断力が発生するにしても極僅かであるような方法で操作できるかぎり、いかなる所望の装置中でも行うことができる。その装置は、好ましくは加熱可能である。例えば、それ自体の軸の周囲を非垂直に回転する容器、例えば回転ドラム又は流動床装置、例えば噴霧乾燥機を使用することが可能である。噴霧乾燥器の著しい利点は、造粒が乾燥後に直接行えることである。
【0059】
顔料は、装置内に導入され、その後ガス状不活性物質の所望量が顔料に吸収されるまで、ガス状不活性物質は、通される。粒剤が、まだ所望の粒径を得られていない場合には、顔料粒子の撹拌は、しばらく続けられる。好ましくは、ガス状不活性物質は、できるだけ顔料に接近させて、空気又は窒素のようなキャリヤーガスとの混合物の形態で導入される。特に好ましくは、入口は、キャリヤーガスの出口からできるだけ離すこと−例えば、装置の反対側が好ましい。その方法は、バッチ法、そうでなければ所望により連続的に操作できる。
【0060】
本発明の方法に関連する利点は、大変簡単な導入装置(例えば、単純なノズル)を使用できることである。キャリヤーガスの量は、ガス状不活性物質の量に無関係に調整でき;キャリヤーガスの量は、所望ならば、少なく保持するか又は完全に省くことさえできる。加えて、ガス状不活性物質の量は、例えば、装置の構造を変えることなしに、例えば、操作中に広い範囲内で変更できる。
【0061】
造粒生成物は、造粒後に直ちに通常の方法で乾燥できる。乾燥は、同一の装置内で又は生成物を通常の乾燥機に移動させた後に行うことができる。所望ならば、造粒生成物は、例えば、更なる造粒工程で更なる成形に付すことも、及びその工程の後に乾燥だけさせることもできる。後者の場合には、更なる造粒は、好ましくは低圧力で、特に好ましくは国際特許出願公開第98/17729号明細書に記載された造粒技術を使用して行われる。
【0062】
本発明によって製造された顔料粒剤は、ダスティング性が低く、優れた分散性を有している。顔料粒剤内の顔料粒子の物理的パラメーターは、最初の粉末顔料における顔料粒子の物理的パラメーターに関して実質的には変わらない。したがって、一般に、顔料粒剤中の有機顔料は、同様に0.01〜10μmの粒径を有する。
【0063】
したがって、本発明は、自由流動性粉末有機顔料を、15〜120℃の温度で、顔料の乾燥重量を基準にして7〜200重量%の、分子内に酸素を含み、20℃/1バールで液体であり、150℃以下の沸点を有する、少なくとも1つのガス状不活性物質を用いて造粒することにより得ることができる顔料粒剤にも関する。
【0064】
前で強調した性質のため、本発明の顔料粒剤は、彩色有効量用いると高分子量有機材料、特にプラスチックス及び塗料を着色するために特に適している。
【0065】
したがって、本発明は、高分子量有機材料を着色するための本発明によって製造される顔料粒剤の使用にも関する。
【0066】
本発明の顔料粒剤を使用できる着色用の高分子量有機材料は、由来は天然又は合成である。高分子量有機材料は、通常、約103〜107g/mol以上の分子量を有する。それらは、例えば、天然樹脂、乾性油、ゴム又はカゼインあるいは変性天然物質、例えば、塩化ゴム、油変性アルキド樹脂、ビスコース、セルロースエーテル又はセルロースエステル、例えば、エチルセルロース、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、アセト酪酸セルロースもしくはニトロセルロースであり、特に付加重合、縮重合又は重付加によって得られるような完全合成有機ポリマー(熱硬化性及び熱可塑性)である。付加重合樹脂のクラスから、主としてポリオレフィン、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンもしくはポリイソブチレン、及び置換ポリオレフィン、例えば、塩化ビニル、ビニルアルコール、酢酸ビニル、ブチルビニルエーテル、スチレン、アクリロニトリル、アクリル酸もしくはメタクリル酸、アクリレートもしくはメタクリレート、又はブタジエンのポリマー、及びそのうえ特にABS又はEVAのようなこれらのモノマーの共重合体をも挙げることができる。
【0067】
一連の重付加樹脂及び縮重合樹脂から、フェノール樹脂として知られているフェノール類とホルムアルデヒドとの縮合物、アミノ樹脂として知られている尿素、チオ尿素及びメラミンとホルムアルデヒドとの縮合物、ペイント樹脂として使用されるポリエステル、そして、正に、アルキド樹脂のような飽和樹脂とマレイン酸樹脂のような不飽和樹脂、及び線状ポリエステル及び線状ポリアミド、ポリウレタン又はシリコーンもまた挙げることができる。
【0068】
上記した高分子量化合物は、プラスチック塊状物又は融成物として個々に又は混合物で提供できる。それらは、またモノマーの形態あるいは皮膜形成剤又は塗料もしくは印刷インキ用の結合剤、例えば、亜麻仁油ワニス、ニトロセルロース、アルキド樹脂、メラミン樹脂及び尿素−ホルムアルデヒド樹脂又はアクリル樹脂として溶解した形態にある重合した状態にあることも可能である。
【0069】
本発明の顔料粒剤は、着色されるべき高分子量有機材料にいかなる所望の彩色的に有効量をも加えることができる。着色組成物は、着色されるべき高分子量有機材料を基準にして、本発明による顔料粒剤0.1〜30重量%、好ましくは1〜20重量%含むことが賢明である。
【0070】
有機材料の着色のために、本発明の顔料粒剤は、個々に使用できる。しかしながら、異なる色調又は色彩効果を得るために、本発明の顔料粒剤の他に、白色顔料、着色顔料、黒色顔料又は特殊な効果のある顔料のような他の着色成分を高分子量有機材料に所望量加えることは同様に可能である。
【0071】
高分子量有機物質を本発明の顔料粒剤で着色することは、例えば、ロールミル、ミキサー又は摩砕装置を使用して顔料粒剤をこれらの基体中に混合することにより行われる。着色された材料は、続いて、それ自体公知の技術、例えば、カレンダー掛け、圧縮成形、押出し、延展、注型、射出成形によって所望の最終形状にされる。プラスチック工業におけるすべての通常の添加剤、例えば、可塑剤、充填剤及び安定剤は、顔料の混合の前後に通常の量をポリマー中に混合することができる。軟質成形物を生産するか又は脆弱性を減らすために、成形する前に、可塑剤、例えば、リン酸、フタル酸又はセバシン酸のエステルを高分子量化合物中に混合することは特に望ましい。
【0072】
塗料及び印刷インキを着色するために、高分子量有機材料及び本発明の顔料粒剤は、それだけで又は通常の添加剤、例えば、充填剤、他の顔料、乾燥剤及び可塑剤と共に、それらすべてに適切な有機溶媒又は溶媒混合物中に細かに分散又は溶解される。ここで1つの可能な方法は、個々の成分だけを、さもなくばそれらの2つ以上を一緒に溶解又は分散し、次にすべての成分を組み合わせるだけである。
【0073】
例えば、プラスチックス、塗料又は印刷インキ、好ましくは塗料又は印刷インキ、特に好ましくは塗料で得られる着色は、粉末顔料の優れた性質に匹敵する優れた性質のために注目に値する。
【0074】
着色された高分子量材料が、塗料である場合には、特に特殊な塗料であり、非常に特に好ましくは自動車用塗料である。
【0075】
【実施例】
以下の実施例は、その内容を限定することなく、本発明を説明している。
実施例1
4,4′−ジアミノ−1,1′−ジアントラキノニル(C.I.ピグメントレッド177〔65300〕)の乾燥粉末142.5gを、浴中に配置したRotavapor(登録商標)(Buechi AG, Flawil, CH)上の3リットルのガラスフラスコ中に導入した。回転速度を11回転/分に、浴温度を80℃に設定した。他の場所で、空気に、沸点寸前に加熱した水中に通過させることにより水蒸気を含ませ、得られた水滴のない気体混合物を、105℃にサーモスタットで調温した熱交換器に通した。空気流を、34リットル/分に調整し、次いでガラスフラスコ中の深くに伸びた管を通して3時間に亘って顔料中に導入した。顔料に吸収された水蒸気の全量は、91.0gであった。湿潤した粒剤を、皿上にあけて90℃/160ミリバールで乾燥した。典型的な粒状物は、約1×1×2mmの大きさを有する円形を示した。粒剤は、実質的にダストを発生せず、ロールミルによって可撓性PVC中に通常に混合すると、彩色性については、粉末状出発材料と比べて実質的に同一の結果を示した。
【0076】
実施例2
C.I.ピグメントレッド177の乾燥粉末102.5gを、浴中に配置したRotavapor(登録商標)(Buechi AG, Flawil, CH)上の3リットルのガラスフラスコ中に導入した。回転速度を14回転/分に、浴温度を70℃に設定した。他の場所で、空気に、約60℃に加熱した水中に通過させることにより水蒸気を含ませ、得られた水滴のない気体混合物を、105℃にサーモスタットで調温した熱交換器に通した。空気流を、120リットル/分に調整し、次いでガラスフラスコ中の深くに伸びた管を通して4.6時間に亘って顔料中に導入した。顔料に吸収された水蒸気の全量は、75.1gであった。湿潤した粒剤を、皿上にあけて90℃/160ミリバールで乾燥した。典型的な粒状物は、約1×1×2mmの大きさを有する円形を示した。粒剤は、実質的にダストを発生せずロールミルによって可撓性PVC中に通常に混合すると、彩色性については、粉末状出発物質と比べて実質的に同一の結果を示した。
【0077】
実施例3
実施例1の手順を用いて、乾燥3,6−ジ(4′−クロロフェニル)−2,5−ジヒドロピロロ〔3,4−c〕ピロール−1,4−ジオン(C.I.ピグメントレッド254〔56110〕)128.3gを、水蒸気9.1gで処理した。粒剤は、実質的にダストを発生せず、熱可塑性樹脂中で優れた適用結果を示した。
【0078】
実施例4
実施例3の手順を用いて、乾燥C.I.ピグメントレッド254〔56110〕)124.5gを、酢酸エチル蒸気13.7gで処理した。粒剤は、実質的にダストを発生せず、熱可塑性樹脂中で優れた適用結果を示した。
【0079】
実施例5
実施例3の手順を用いて、乾燥C.I.ピグメントレッド254〔56110〕)125.0gを、tert-アミルアルコール蒸気24.8gで処理した。粒剤は、実質的にダストを発生せず、熱可塑性樹脂中で優れた適用結果を示した。
【0080】
実施例6
実施例2の手順を用いて、乾燥C.I.ピグメントレッド254〔56110〕)104.4gを、エチルメチルケトン蒸気122.8gで処理した。粒剤は、実質的にダストを発生せず、熱可塑性樹脂中で優れた適用結果を示した。
【0081】
実施例7
実施例2の手順を用いて、乾燥C.I.ピグメントレッド177の110.9gを、水及び1−ブタノール(44.5重量%:55.5重量%)共沸蒸気混合物89.2gで処理した。粒剤は、実質的にダストを発生せず、熱可塑性樹脂中で優れた適用結果を示した。
【0082】
実施例8
酢酸ブチル、水及び1−ブタノール(63重量%:8重量%:29重量%)の3成分系共沸混合物を使用して実施例7の手順を繰り返した。粒剤は、実質的にダストを発生せず、熱可塑性樹脂中で優れた適用結果を示した。
【0083】
実施例9〜16
ガラスフラスコを、水平面に対して5°の傾斜を有し、直径200mm、長さ600mm、衝撃バッフル径100mmを有する円筒形ペレット製造機に変えて実施例1〜8の手順を繰り返した。10回転/分で、処理量は、乾燥顔料を基準にして約1kg/時間であった。結果は、実施例1〜8の結果に匹敵した。
【0084】
比較例1
ドイツ特許出願公開第2748243号明細書の実施例1及び9に従って、200mm径を有する円筒形ペレット製造機中で、乾燥C.I.ピグメントレッド177の300gを、水30.6gと共に2成分(dual-substance)ノズルを通して均一に1.7分間噴霧した。粒径が約10〜100μmになるように、窒素流を調整した。これらの条件下では、ダストが多量に発生し、装置から漏出した。湿潤した生成物(288g)を100℃で乾燥して少しの造粒も示さない乾燥最終生成物262g(87.5%)を得た。
【0085】
SP3-PN01(商標)(Lorenz Messgeraetebau)沈降測定装置で測定したダストの合計(SF及び%総量)は、最初のC.I.ピグメントレッド177原料のダストの合計よりも非常に多かった。
【0086】
比較例2
ドイツ特許出願公開第2748243号明細書の実施例1及び9に従って、200mm径を有する円筒形ペレット製造機中で、乾燥C.I.ピグメントレッド177の1,500gを、水300g及びPROZESSOEL EL 107(商標)(乳化性スルホン化鉱油、Esso AG)と共に2成分(dual-substance)ノズルを通して均一に20分間噴霧した。粒径が約10〜100μmになるように、窒素流を調整した。これらの条件下では、ダストが多量に発生し、装置から漏出した。湿潤した生成物(1,659g)を100℃で乾燥して少しの造粒も示さない乾燥最終生成物1,379g(91.4%)を得た。
【0087】
SP3-PN01(商標)(Lorenz Messgeraetebau)沈降測定装置で測定したダストの合計(SF及び%総量)は、最初のC.I.ピグメントレッド177原料のダストの合計よりも非常に多かった。
Claims (5)
- 顔料を、15〜120℃の温度で、該顔料の乾燥重量を基準にして7〜200重量%の、分子内に酸素原子を含み、20℃/1バールで液体であり、150℃以下の沸点を有する少なくとも1つのガス状不活性物質で処理することを特徴とする自由流動性粉末有機顔料の造粒方法。
- 該ガス状不活性物質が、C1−C8アルコール、C3−C8ケトン、水又はそれらの混合物である請求項1記載の方法。
- 結合剤、生地改良剤及び乳化剤を含む添加剤の全量が、粒剤の量を基準に2重量%以下である請求項1記載の方法。
- 自由流動性粉末有機顔料を、15〜120℃の温度で該顔料の乾燥重量を基準にして7〜200重量%の、分子内に酸素原子を含み、20℃/1バールで液体であり、150℃以下の沸点を有する少なくとも1つのガス状不活性物質を使用して造粒することより得ることができる顔料粒剤が、結合剤、生地改良剤及び乳化剤を含む添加剤の全量を、粒剤の量を基準に、2重量%以下で含むことを特徴とする、顔料粒剤。
- 高分子量有機材料を着色するための請求項4記載の顔料粒剤の使用。
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