JP4353454B2 - 熱処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に加熱を伴う処理を行う熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体等のデバイスの微細加工の要求が高まるにつれ、半導体基板(以下、「基板」という。)の加熱工程の1つとして急速加熱工程(Rapid Thermal Process、以下、「RTP」という。)が重要な役割を果たしている。RTPでは主にランプが加熱源として用いられ、処理室内を所定のガス雰囲気に保ちつつ秒オーダーで基板が所定の温度(例えば、1100℃)に加熱され、一定時間(例えば、数十秒)だけその温度に維持された後、ランプを消灯することにより急速冷却が行われる。
【0003】
RTPにより、基板に作り込まれたトランジスタの接合層における熱による不純物の再拡散防止、酸化膜等の絶縁膜の薄膜化等、従来の電気炉による長時間の熱処理では実現困難であった処理が行われる。
【0004】
RTPを行う熱処理装置においては、基板の外縁部に当接することにより基板を支持する補助リングが設けられることがある。補助リングはRTP中の基板の温度を測定するために基板の裏面側に配置された温度計にランプからの光が入射することを防ぐとともに、基板と一体的に加熱されることにより基板の表面の温度均一性を向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、補助リングには作製上の公差が存在し、基板載置時における基板の中心と補助リングの中心とのずれも存在する。また、補助リングは装置内において支持部材上に載置されるようにして配置されるため、補助リングと支持部材との熱膨張率の差により、熱処理を繰り返すと補助リングの位置が変化するという現象も生じる。特に、直径が300mm程度の大型の基板に対して処理を行う場合、補助リングの移動量も大きくなる。以上の様々な要因を考慮し、従来、基板が補助リングに載置された際に基板と補助リングとの間に隙間が生じてランプからの光が温度計へと入射しないように、基板と補助リングとの重なり代が十分に大きくなるように設計が行われてきた。
【0006】
しかしながら、重なり代が大きい場合、加熱の際に基板の外縁部の熱容量(補助リングの熱容量の影響を考慮した見かけ上の熱容量)が大きくなってしまうことから、基板の中央付近と外縁部との間にランプ出力の調整では補えないほどの温度のムラ(昇温時に外縁部の温度が相対的に低くなり、降温時に相対的に高くなるという不均一さ)が生じてしまう。
【0007】
また、基板の中心と補助リングの中心とがずれている場合、重なり代が基板の外縁部で一定でないため、基板外縁部の熱容量が不均一となって加熱の際に基板外縁部の温度にムラが生じる。
【0008】
近年、さらなる微細パターンの形成が求められており、補助リングの影響による温度ムラの低減が一層求められるようになっている。そこで、本発明は基板と補助リングとの間の位置ずれを低減することにより、重なり代を小さく抑え、かつ、重なり代を一定にして加熱時の基板の温度均一性を向上することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、基板に光を照射して加熱を伴う処理を行う熱処理装置であって、基板に光を照射するランプと、基板の外縁部から外側に広がる補助リングと、前記補助リングの2カ所以上を撮像する少なくとも1つの撮像部と、前記少なくとも2つの撮像部にて取得された画像に基づいて前記補助リングの中心に対する前記基板の中心のずれ量を求める制御部とを備える。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の熱処理装置であって、前記補助リングの主面の向きを一定に保った状態で前記補助リングを回転させる回転機構をさらに備える。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の熱処理装置であって、前記少なくとも1つの撮像部の個数が、2以上である。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の熱処理装置であって、前記少なくとも1つの撮像部の個数が、3以上である。
【0017】
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の熱処理装置であって、処理される基板が搬入されるチャンバをさらに備え、前記チャンバが、外部から各撮像部が撮像を行うための開口を有する。
【0018】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の熱処理装置であって、前記開口が、基板に対してランプ側の壁面に形成される。
【0019】
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の熱処理装置であって、前記開口へと導かれる照明光を出射する光源部をさらに備える。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る熱処理装置1の構成を示す縦断面図である。図1では細部の断面に対する平行斜線の記載が省略されている。
【0023】
熱処理装置1は、所定雰囲気中にて光を基板9に照射することにより、基板9に酸化、アニール、CVD等の様々な加熱を伴う処理を行う装置である。熱処理装置1では、装置本体である本体部11、本体部11の上部を覆う蓋部12、および、本体部11の中央底面に配置された反射板13によりチャンバが構成される。チャンバの内部空間は石英にて形成されたチャンバ窓21により上下に仕切られ、下部の処理空間11aでは基板9が支持リング群30により支持される。なお、チャンバ窓21と本体部11との間は図示しないOリングによりシールされ、本体部11の内側面は円筒面となっている。
【0024】
本体部11の側壁には複数のガス導入口111および排気口112が形成されており、排気口112から処理空間11a内のガスが(強制)排気されたり、ガス導入口111を介して基板9に施される処理の種類に応じたガス(例えば、窒素、酸素等)が導入されることにより、処理空間11aのガス置換が行われる。なお、基板9とチャンバ窓21との間には多数の穴が形成された石英のシャワープレート22が設けられ、ガス導入口111から導入されたガスがシャワープレート22を介して基板9の上面に均一に付与される。処理に用いられたガスは、処理空間11aの下方から排気口112へと導かれる。
【0025】
支持リング群30は装置の中心軸1aを中心とする円筒状の円筒部材33に支持され、円筒部材33の下端にはカップリング部材331が取り付けられる。本体部11の外部下方にはカップリング部材331と対向するカップリング部材332が設けられ、カップリング部材331およびカップリング部材332により磁気的なカップリング機構が構成される。カップリング部材332はモータ333により中心軸1aを中心に回転する。これにより、本体部11内部のカップリング部材331が磁気的作用により回転し、基板9および支持リング群30が主面の向きを一定に保った状態で中心軸1aを中心に回転する。
【0026】
図2は図1中の矢印A−Aの位置から見たときの円筒部材33から内側を示す図であり、図3は基板9が支持リング群30に支持される様子を示す拡大断面図である。
【0027】
図2および図3に示すように、支持リング群30は基板9が載置される円環状の補助リング31および補助リング31を外側から支持する円環状の緩衝リング32により構成される。補助リング31および緩衝リング32は共に基板9と比熱が近い炭化ケイ素(SiC)にて形成され、補助リング31は基板9と一体的に加熱されることにより基板9の温度の面内均一性を向上させる役割を果たす。
【0028】
補助リング31は内周面310に中心軸1a側に突出する円環状の支持部311を有し、外部の搬送機構により処理空間11a内へと搬送された基板9は、基板9の外縁部91に支持部311が下方から当接することにより支持される。基板9が補助リング31に載置された状態では、基板9の外周面90と補助リング31の内周面310とが対向し、補助リング31は基板9の外縁部91から外側へと広がるように位置する。
【0029】
補助リング31を支持する緩衝リング32は円筒部材33に支持される(図1参照)。そして、図3に示すように補助リング31と緩衝リング32との間の係合部391、および、緩衝リング32と円筒部材33との間の係合部392がそれぞれ間隙(遊び)を有することにより、加熱により補助リング31および緩衝リング32が膨張したとしても過大な応力による割れが防止される。
【0030】
図1に示すように、熱処理装置1の蓋部12の下面は基板9の上面に対向する反射面(以下、「リフレクタ」という。)121となっており、リフレクタ121に沿ってそれぞれがX方向を向くように棒状の上段ランプ群41が配列される。上段ランプ群41からの光のうち上方に出射されるものはリフレクタ121により反射され、基板9に照射される。ランプとしては、例えば、赤外線ハロゲンランプが採用される。上段ランプ群41の下方(すなわち、上段ランプ群41と基板9との間)には、それぞれが上段ランプ群41とは垂直なY方向を向くように棒状の下段ランプ群42が配置される。
【0031】
上段ランプ群41および下段ランプ群42のそれぞれは、中心軸1aからの距離に応じて小グループに分けられており、各グループは個別にランプ制御部に接続され、互いに独立して電力が供給される。
【0032】
基板9の下方には、中心軸1aから外側に向かって複数の放射温度計51が取り付けられる。放射温度計51は反射板13に設けられた窓部材50を介して基板9からの赤外光を受光することにより基板9の温度を測定する。支持リング群30に載置された基板9は回転することから複数の放射温度計51により中心軸1aからの距離に応じた基板9の温度が測定される。その際、基板9、支持リング群30および円筒部材33によりランプ群41,42からの赤外線が放射温度計51に入射することが阻止され、放射温度計51により正確な温度測定が行われる。
【0033】
基板9に加熱を伴う処理が行われる際には、放射温度計51の測定結果に応じてランプ群41,42の各グループへの電力供給が制御される。このとき、基板9および支持リング群30はモータ333およびカップリング機構により構成される回転機構により回転し、基板9の温度が可能な限り均一となるように基板9の加熱が制御される。
【0034】
熱処理装置1には、蓋部12上に3つのカメラユニット6がさらに設けられる。カメラユニット6は蓋部12に形成された開口120(例えば、直径5mmの開口)を介して補助リング31の撮像を行う。カメラユニット6は光学ユニット61に撮像部62および光源部63が取り付けられた構造をしており、光源部63からの光が光学ユニット61内のハーフミラー611により反射されて照明光として開口120を介して補助リング31へと導かれる。補助リング31からの光はハーフミラー611を透過して撮像部62へと導かれる。3つのカメラユニット6は、図2中に想像線にて示すように、中心軸1aを中心として互いに120°ずつ回転した位置に取り付けられる。
【0035】
また、図1に示すように装置下部の反射板13の下面には、リフトピン711を昇降させるリフト機構71が複数取り付けられ(図1では1つだけ想像線にて図示)、本体部11の側面には開閉自在なゲート115が設けられる。基板9が外部の搬送ロボットによりゲート115を介して搬入または搬出される際には、リフト機構71がリフトピン711を基板9の下面に当接させて基板9を昇降させることにより、搬送ロボットのアームとリフトピン711との間で基板9の受け渡しが行われる。
【0036】
図4は3つのカメラユニット6の撮像部62と熱処理装置1の他の構成との接続関係を示すブロック図である。各撮像部62は画像処理回路65に接続され、撮像部62により取得された画像が画像処理回路65にて処理される。処理結果は熱処理装置1の全体動作を司る全体制御部10に入力され、全体制御部10が外部の搬送ロボット8およびリフト機構71を制御する。これにより、後述するように、基板9が搬入される際に基板9の中心と補助リング31の中心とを正確に一致させる制御が行われる。
【0037】
次に、基板9が熱処理装置1内に搬入される際の動作を中心に熱処理装置1の全体動作について説明する。
【0038】
図5は熱処理装置1の動作の流れを示す図である。まず、基板9が熱処理装置1に搬入される前に、3つのカメラユニット6により補助リング31の画像が取得される(ステップS11)。図6は取得時の画像の向きを考慮しつつ撮像部62にて取得される3つの画像601を例示する図である。
【0039】
次に、3つの画像601を用いて補助リング31の中心の位置を求める処理が行われる(ステップS12)。具体的には、図4に示すように、撮像部62にて取得された画像601が画像処理回路65に入力され、図6に示す処理領域602内においてエッジ抽出処理や装置の中心軸1aを基準とする接線検出処理等が行われ、補助リング31の内周面310(図3参照)上の点310aが特定される。なお、処理領域602の設定やその他の設定(例えば、円弧の接線の検出方法等)は形状が既知のダミー円盤を搬入して予め設定されている。
【0040】
3つのカメラユニット6の位置は、例えば、装置の中心軸1aからの距離と方向とにより表現される極座標にて予め取得されており、各カメラユニット6の撮像範囲も予め全体制御部10に入力されている。3つの点310aの画像601中の座標が全体制御部10に入力されると、全体制御部10は熱処理装置1を基準とする3つの点310aの絶対位置を求め、さらに、3つの点310aを通る円の中心座標を求める。すなわち、補助リング31の中心座標および内周面310の半径を未知数とする円の方程式に3つの点310aの座標を代入して解くことにより、補助リング31の中心の位置(例えば、中心軸1aに対する補助リング31の中心の位置)および内周面310の半径が特定される。
【0041】
次に、外部の搬送ロボット8により基板9が熱処理装置1内(すなわち、チャンバ内)へと搬入される(ステップS13)。図7は基板9が搬入される様子を示す正面図であり、図8は平面図である。
【0042】
搬送ロボット8はフロッグレッグ機構81により基板9を保持するアーム82を熱処理装置1に対して進退させ、フロッグレッグ機構81は回転機構83により上下方向を向く軸を中心に回転する。搬送ロボット8は全体制御部10の制御により、暫定的に基板9の中心が熱処理装置1の中心軸1aとおよそ一致する位置まで基板9を搬入する。これにより、基板9の外周面90(図3参照)が各カメラユニット6の下方に位置する状態となる。
【0043】
この状態で、カメラユニット6による撮像が再度行われ(ステップS14)、基板9の外縁部の画像が取得される。図9は3つの撮像部62により取得される画像605を例示する図である。画像処理回路65ではステップS12と同様に各画像605内の処理領域602に対して画像処理を行い、基板9の外周面90上の点90aを特定する。そして、全体制御部10が3つの点90aを通る円の中心を求めることにより、基板9の中心の位置(例えば、中心軸1aに対する基板9の中心の位置)を算出する(ステップS15)。
【0044】
全体制御部10は補助リング31の中心に対する基板9の中心のずれ量を求め(例えば、X,Y方向の移動ベクトルとして求められる。)、基板9の中心が補助リング31の中心と一致するように搬送ロボット8の制御を行う(ステップS16)。搬送ロボット8は図8に示すように基板9を回転機構83により回転移動させ、フロッグレッグ機構81により回転の半径を変更するが、基板9の位置調整は基板9の大きさに対して微小(例えば、直径300mmの基板に対して2mm以内の微小移動)であることから、フロッグレッグ機構81によりY方向の位置合わせが行われ、回転機構83によりX方向の位置合わせが行われる。
【0045】
なお、位置合わせ精度は、例えば、0.1mm以下とされ、撮像部62として512×480個以上の画素を有するCCDを利用して約40mm四方の領域が撮像されることにより、撮像部62による分解能も0.1mm以下とされる。
【0046】
その後、全体制御部10がリフト機構71を制御してリフトピン711が基板9を突き上げ、アーム82が外部へと待避し、リフトピン711が下降することにより、基板9が補助リング31の支持部311上に載置される(ステップS17)。以上の動作により、基板9の中心と補助リング31の中心とが一致した状態で基板9が載置され、補助リング31の支持部311と基板9とが重なる重なり代が基板9の外周全体において均一な幅とされる。
【0047】
基板9が載置されると、図1に示すゲート115が閉じられて処理空間11a内が処理ガスの雰囲気とされ、基板9が補助リング31とともに回転しつつランプによる熱処理が行われる(ステップS18)。処理が完了すると処理空間11a内のガスの置換が行われてゲート115が開き、リフトピン711が基板9を突き上げる。搬送ロボット8はアーム82を基板9の下方へと挿入し、リフトピン711が下降して基板9がアーム82上に載置される。そして、アーム82により基板9が熱処理装置1から搬出される(ステップS19)。
【0048】
以上、第1の実施の形態に係る熱処理装置1について説明してきたが、熱処理装置1では、基板9が搬入される前に3つの撮像部62により補助リング31のの画像を取得して補助リング31の中心の位置が求められる。また、基板9が搬入された後、補助リング31に載置される前に、3つの撮像部62により基板9の外縁部の画像を取得して基板9の中心の位置が求められる。したがって、補助リング31の径(正確には、内周面310の径)や基板9の外径が未知であっても補助リング31および基板9の中心を求めることが可能となる。
【0049】
これにより、補助リング31の位置が装置の中心軸1aからずれていたとしても、基板9の中心が補助リング31の中心と一致するように基板9を補助リング31に載置することができ、基板9の外縁部と補助リング31との重なり代を一定とすることが実現される。その結果、重なり代が十分小さくなるように補助リング31の形状を設計することができ、基板9の外縁部における熱容量(すなわち、補助リング31との間の熱の伝達を考慮した熱容量)を小さく抑えることができる。また、重なり代が一定であることから、外縁部の熱容量のばらつきを抑えることができる。その結果、基板9全体の温度均一性を向上することができ、基板9に対する適切な熱処理が実現される。
【0050】
なお、第1の実施の形態では、補助リング31に対する測定と基板9に対する測定とが3つのカメラユニット6により行われるが、基板9に対する測定は搬入前に行われてもよい。例えば、図7中に想像線にて示すように熱処理装置1外に複数のカメラユニット85を設け、搬送ロボット8に保持された状態で基板9の中心が求められてもよい。この場合、熱処理装置1に基板9が搬入される前に、図5に示すステップS14,S15が別途行われることとなる。さらには、基板9の中心位置がアーム82に対して所定位置となるように機械的に基板9の位置決めが行われてもよい。
【0051】
図10は第2の実施の形態に係る熱処理装置1を図8と同様の手法により示す図である。第2の実施の形態に係る熱処理装置1はカメラユニット6が装置の中心軸1aに対して約90°の角度をなすように2つだけ設けられるという点を除いて第1の実施の形態と同様となっている。
【0052】
第2の実施の形態に係る熱処理装置1では、熱処理装置1が製作される際に予め図3に示す補助リング31の内周面310の径が測定されており、処理に際しても基板9の外径が予め測定されている。そして、基板9の搬入前に2つのカメラユニット6により補助リング31の画像が取得されると画像処理回路65(図4参照)が第1の実施の形態と同様に補助リング31の内周面310上の2つの点(図6の点310aに相当)を求め、全体制御部10が補助リング31上の2つの点の位置、および、予め準備されている補助リング31の内周面310の径に基づいて補助リング31の中心の位置を求める。すなわち、補助リング31の中心座標を未知数とする円の方程式に2つの点の座標を代入して解くことにより、補助リング31の中心の位置(例えば、中心軸1aに対する補助リング31の中心の位置)が特定される。
【0053】
同様に、基板9が搬入された直後においても2つのカメラユニット6により基板9の外縁部の撮像が行われ、画像処理回路65が基板9の外周面90上の2つの点(図9の点90aに相当)の位置を求め、これらの点の位置および基板9の外径に基づいて全体制御部10が基板9の中心の位置を求める。
【0054】
その後、第1の実施の形態と同様に基板9の中心が補助リング31の中心と一致するように搬送ロボット8の制御が行われ、基板9が補助リング31上に載置されて基板9に対する熱処理が行われる。
【0055】
以上のように、補助リング31の内周面310等の特定部位の径や基板9の外径が既知である場合には、カメラユニット6が2つ設けられるのみであっても基板9の中心を補助リング31の中心に一致させて基板9を補助リング31に載置することができる。
【0056】
なお、基板9の中心位置は熱処理装置1の外部のカメラユニットにより測定されてもよく、この場合、熱処理装置1では補助リング31の中心の位置の測定のみが行われることとなる。
【0057】
図11は第3の実施の形態に係る熱処理装置1を図8と同様の手法により示す図である。第3の実施の形態に係る熱処理装置1はカメラユニット6が1つだけ設けられるという点を除いて第1の実施の形態と同様となっている。なお、第3の実施の形態では基板9が搬入される前に基板9の中心の位置が取得されているものとし、補助リング31の内周面310(図3参照)の径も予め取得されているものとする。
【0058】
図12は第3の実施の形態におけるカメラユニット6の撮像部62と他の構成との接続関係を示すブロック図であり、図13は基板9が搬入される際の熱処理装置1の動作の流れを示す図である。
【0059】
第3の実施の形態では撮像部62にて取得された画像が画像処理回路65に入力された後(ステップS21)、全体制御部10が図1に示すモータ333を制御し、モータ333、カップリング部材331,332により構成される回転機構330により補助リング31の回転(例えば、90°の回転)が行われる(ステップS22)。そして、撮像部62により補助リング31の画像が再度取得される(ステップS23)。これにより、画像処理回路65には補助リング31の2カ所の画像が入力されることとなる。
【0060】
画像処理回路65は2つの画像における特定の点(図3に示す内周面310上の点)を求める。全体制御部10はこれらの点の位置と補助リング31の回転角とに基づいて補助リング31の中心の位置を求める(ステップS24)。具体的には、先に取得された画像中の特定の点が中心軸1aを中心に回転した後の位置を求め、求められた位置と後に取得された画像中の特定の点の位置から内周面310の半径だけ中心軸1a側に離れた点を補助リング31の中心として求める。
【0061】
その後、全体制御部10が搬送ロボット8を制御して基板9をチャンバに搬入して基板9の中心が補助リング31の中心に合わされ、リフトピン711により基板9が補助リング31上に載置される(ステップS25〜S27、図12参照)。基板9の載置が完了すると、図5に示すステップS18以降の処理により基板9に熱処理が行われる。
【0062】
なお、補助リング31の内周面310の径が未知である場合には、補助リング31の回転および補助リング31の画像の取得をさらに繰り返して補助リング31上の3カ所の画像を取得することにより、補助リング31の中心の位置を求めることができる。
【0063】
以上のように、第3の実施の形態に係る熱処理装置1では、1つの撮像部62を用いて基板9の中心と補助リング31の中心とを合わせることが実現される。
【0064】
図14は第4の実施の形態に係る熱処理装置1において基板9が搬入される動作の流れを示す図である。第4の実施の形態に係る熱処理装置1は第2の実施の形態と同様の構造を有し、カメラユニット6が2つ設けられる。また、第4の実施の形態においても補助リング31の内周面310の径および基板9の外径が既知であるものとする。
【0065】
第4の実施の形態では、熱処理装置1に基板9が搬入されると(ステップS31)、2つの撮像部62により補助リング31と基板9の外縁部との双方を含む2つの画像が取得される(ステップS32)。
【0066】
図15は取得された2つの画像606を例示する図である。画像処理回路65(図4参照。ただし、第4の実施の形態では撮像部62は2つのみ設けられる。)は各画像606中の予め設定された処理領域602内を処理し、補助リング31の内周面310上の点310a、および、基板9の外周面90上の点90aを求める。なお、これらの点は熱処理装置1の中心軸1aから外側へと向かう方向に沿って互いに対向する点として求められる。そして、全体制御部10により2つの画像606中の点310aと点90aとの間のベクトル607a,607b(基板9側を始点とするものとする。)が求められる。
【0067】
ここで、補助リング31の内周面310の径と基板9の外径とが既知であることから、全体制御部10では基板9の中心と補助リング31の中心とが一致する場合の内周面310と外周面90との理想的な距離が予め求められており、全体制御部10ではベクトル607a,607bを理想的な長さとするための基板9の移動量が求められる(ステップS33)。
【0068】
図16は基板9の移動量を求める手法を説明するための図である。2つの画像606からベクトル607a,607bが求められると、これらのベクトル607a,607bの始点を一致させ、さらに、方向がこれらのベクトル607a,607bと同じであり、長さが予め求められている理想的な長さであるベクトル607c,607dが設定される。そして、ベクトル607c,607dの和からベクトル607a,607bの和へと向かうベクトル607eが移動量として求められる。
【0069】
全体制御部10は搬送ロボット8を制御して基板9の中心をベクトル607eだけ移動し(ステップS34)、図15に示す点310aと点90aとの間の距離が理想的な距離とされる。その後、基板9の中心と補助リング31の中心とが一致した状態で基板9が補助リング31に載置される(ステップS35)。
【0070】
以上のように、第4の実施の形態に係る熱処理装置1では、2つの撮像部62により基板9の外縁部および補助リング31を同時に撮像し、予め求められている補助リング31の内周面310と基板9の外周面90との間の距離を用いて基板9と補助リング31との位置合わせが行われる。
【0071】
図17は第5の実施の形態に係る熱処理装置1を図8と同様の手法により示す図である。なお、熱処理装置1の構造は第1の実施の形態と同様であり、3つのカメラユニット6が設けられる。搬送ロボット8のアーム82にはカメラユニット6の撮像を妨げないように切欠部821が設けられる。
【0072】
第5の実施の形態に係る熱処理装置1においても基板9が搬入されてからカメラユニット6の撮像部62による撮像が行われる。これにより、図15に例示した画像606と同等の画像が3つ取得される。そして、第4の実施の形態と同様に各画像606において基板9の外周面90上の点90aから補助リング31の内周面310上の点310aへと至るベクトルが求められる。
【0073】
図18は求められた3つのベクトル608a,608b,608cの始点を一致させた様子を例示する図である。全体制御部10では、3つのベクトル608a,608b,608cの平均ベクトル608eが基板9の移動量として求められる。そして、平均ベクトル608eだけ基板9が移動することにより、基板9の中心が補助リング31の中心におよそ一致する(すなわち、移動後の3つのベクトル608a,608b,608cの長さがほぼ等しくされる)。
【0074】
なお、厳密には、平均ベクトル608eだけ基板9を移動させても基板9の中心と補助リング31の中心とは一致しないが、基板9が搬入された時点で基板9の中心は補助リング31の中心に近接しており、さらに、図17に示すように3つのカメラユニット6は中心軸1aを中心に120°毎に均等に配置されることから、平均ベクトル608eだけ基板9を移動させることにより、基板9の中心を補助リング31の中心に十分近づけることができる。移動量は他の手法により求められてもよく、例えば、3つのベクトル608a,608b,608cの先端がなす三角形の外心へと向かうベクトルが移動量として求められてもよい。
【0075】
第5の実施の形態に係る熱処理装置1では、3つの撮像部62により基板9の外縁部および補助リング31を同時に撮像することにより、補助リング31の内周面310の径や基板9の外径が未知の場合であっても、補助リング31の内周面310と基板9の外周面90との間の距離を一定とすることができる。その結果、基板9の中心を補助リング31の中心に一致させることができる。
【0076】
図19は本発明に関連する技術に係る熱処理装置1を示す縦断面図であり、図20は支持リング群30近傍を示す平面図である。なお、図19および図20では、アーム82により基板9が搬入された直後の状態を示している。
【0077】
熱処理装置1は、第1の実施の形態に係る熱処理装置1からカメラユニット6が省略され、反射板13の下面から位置決めピン721を補助リング31に向かって進退させる2つのピン昇降機構72が設けられ、本体部11の側方(ゲート115と対向する側)に位置決めプレート731をエアシリンダにより基板9に対して水平方向に進退させるプレート移動機構73が設けられた構造となっている。他の構成は第1の実施の形態と同様であり、適宜、同符号を付している。
【0078】
熱処理装置1では、基板9が搬入される前に、まず、ピン昇降機構72による補助リング31の位置決めが行われる。図21は補助リング31が位置決めされる様子を示す図である。既述のように、補助リング31は僅かに移動可能な状態で緩衝リング32上に載置されており、緩衝リング32も僅かに移動可能な状態で円筒部材33上に載置されている(図3参照)。そこで、熱処理装置1では先端がテーパ状に加工された位置決めピン721をピン昇降機構72が矢印721aにて示すように上昇させることにより、位置決めピン721と補助リング31の支持部311の先端とを当接させて補助リング31を矢印31aにて示すように水平方向にスライド移動させる。
【0079】
図20に示すように2つのピン昇降機構72の位置決めピン721により補助リング31が付勢されることにより、補助リング31は図20中のY方向へと移動する。これにより、支持リング群30が(+Y)側に偏った一定の位置へと移動し、補助リング31が所定位置に位置することとなる。
【0080】
一方、基板9がアーム82により搬入されると、プレート移動機構73により位置決めプレート731が基板9側へと移動し、位置決めプレート731の先端の2カ所が基板9の外周面90と当接する。これにより、基板9が(−Y)側へと僅かに移動し、基板9が所定位置(基板9の中心が位置決め後の補助リング31の中心に一致する位置)に位置することとなる。
【0081】
その後、リフト機構71が基板9を持ち上げ、アーム82が待避し、リフト機構71が基板9を下降させることにより、基板9が補助リング31に対して位置合わせされた状態で載置される。
【0082】
関連技術に係る熱処理装置1では、補助リング31および基板9の位置決めが機械的に行われ、補助リング31と基板9との重なり代を一定とすることが実現される。
【0083】
なお、基板9への熱処理が完了すると、補助リング31の回転は基板9の載置時から180°回転した状態で停止する。これにより、補助リング31は(−Y)側に偏った位置に位置することとなり、次の基板9が載置される前に位置決めピン721による補助リング31の位置決めが適切に行われる。
【0084】
以上に説明したように第2ないし第の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に基板9が搬入される際に基板9が補助リング31に対して正確に位置決めされることから、基板9の外縁部と補助リング31との重なり代を一定にすることができるとともに重なり代が十分小さくなるように補助リング31の形状を設計することができ、外縁部の(擬似的な)熱容量を抑えることができ、かつ、熱容量のばらつきを抑えることができる。その結果、基板9全体の温度均一性を向上することができ、基板9に対する適切な熱処理が実現される。
【0085】
また、第1、第2、第4および第5の実施の形態では、基板9が搬入された後に撮像が行われるため、搬入時に万一、基板9がアーム82上を僅かに移動したとしても適切な載置が実現される。さらに、第4および第5の実施の形態では、基板9の外周面90と補助リング31の内周面310との間の距離に基づいて位置合わせが行われるため、カメラユニット6の取付位置が未知であっても位置合わせを行うことができる。
【0086】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0087】
上記実施の形態では、基板9は支持リング群30により支持されるが、緩衝リング32が省略され補助リング31のみとされてもよい。補助リング31は段差を有するものには限定されず、円環状の平らなプレートあってもよい。また、補助リング31は基板9を支持しなくてもよく、基板9が別途支持され、基板9の外縁部の周りに所定の間隔を隔てて円環状の補助リング31が配置されてもよい。この場合においても、補助リング31に対する基板9の位置決めを正確に行って基板9の外周面90から補助リング31までの距離を一定とすることにより、基板9全体を均一に加熱する性能が向上される。
【0088】
上記実施の形態における補助リング31の測定において、補助リング31の内周面310以外の部分の検出が行われてもよい。例えば、補助リング31の最も内側のエッジ(支持部311の先端)や最も外側のエッジが検出されてもよい。さらに、補助リング31上に位置検出用の印(例えば、けがき線)が設けられてもよい。
【0089】
カメラユニット6による撮像の際の照明は、熱処理用のランプを弱く点灯したり、蛍光灯を蓋部12から挿入することにより行われてもよい。撮像が行われる開口120は本体部11や蓋部12により形成されるチャンバ内において、処理ガスに曝されないという点で基板9に対してランプ側の壁面に形成されることが好ましいが、必要な対策を施すことにより反射板13側に開口120を形成することも可能である。
【0090】
カメラユニット6の数は各実施の形態にて示した数よりも多くてもよい。すなわち、少なくとも1つの撮像部62を用いて補助リング31の2カ所以上を撮像することにより補助リング31の中心の位置を求めることができ、また、少なくとも2つの撮像部62を設けるこにより、補助リング31や基板9の中心の位置を求めることが可能となる。
【0091】
上記関連技術に係る熱処理装置1における基板9や補助リング31の機械的な位置決めを行う機構は一例に過ぎず、他の機構であってもよい。
【0092】
基板9に光を照射するランプは必ずしも互いに直交する上段ランプ群41および下段ランプ群42として設けられる必要はなく、上段ランプ群41または下段ランプ群42のいずれかのみでもよい。さらに、基板9の上面および下面からランプ光が照射されてもよい。
【0093】
熱処理装置1にて処理される基板9は、半導体基板のみならず、液晶表示装置やプラズマ表示装置等のフラットパネル表示装置用のガラス基板に対する熱処理にも利用することができる。
【0094】
【発明の効果】
本発明によれば、補助リングの位置に合わせて基板を正確に位置させることが可能となる。また、基板が補助リング上に載置される場合には、重なり代を小さくかつ一定にすることができ、熱処理時の基板の温度均一性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る熱処理装置の構成を示す縦断面図である。
【図2】円筒部材から内側を示す平面図である。
【図3】基板が支持リング群に支持される様子を示す拡大断面図である。
【図4】撮像部と熱処理装置の他の構成との接続関係を示すブロック図である。
【図5】熱処理装置の動作の流れを示す図である。
【図6】撮像部にて取得される画像を例示する図である。
【図7】基板が搬入される様子を示す正面図である。
【図8】基板が搬入される様子を示す平面図である。
【図9】撮像部にて取得される画像を例示する図である
【図10】第2の実施の形態に係る熱処理装置を示す平面図である。
【図11】第3の実施の形態に係る熱処理装置を示す平面図である。
【図12】撮像部と熱処理装置の他の構成との接続関係を示すブロック図である。
【図13】熱処理装置の動作の流れを示す図である。
【図14】熱処理装置の動作の流れを示す図である。
【図15】撮像部にて取得される画像を例示する図である。
【図16】基板の移動量を求める手法を説明するための図である。
【図17】第5の実施の形態に係る熱処理装置を示す平面図である。
【図18】基板の移動量を求める手法を説明するための図である。
【図19】 本発明に関連する技術に係る熱処理装置を示す縦断面図である。
【図20】熱処理装置を示す平面図である。
【図21】補助リングが位置決めされる様子を示す図である。
【符号の説明】
1 熱処理装置
9 基板
11 本体部
12 蓋部
13 反射板
31 補助リング
41 上段ランプ群
42 下段ランプ群
62 撮像部
63 光源部
72 ピン昇降機構
73 プレート移動機構
120 開口
330 回転機構
721 位置決めピン
731 位置決めプレート

Claims (7)

  1. 基板に光を照射して加熱を伴う処理を行う熱処理装置であって、
    基板に光を照射するランプと、
    基板の外縁部から外側に広がる補助リングと、
    前記補助リングの2カ所以上を撮像する少なくとも1つの撮像部と、
    前記少なくとも1つの撮像部にて取得された画像に基づいて前記補助リングの中心に対する前記基板の中心のずれ量を求める制御部と、
    を備えることを特徴とする熱処理装置。
  2. 請求項1に記載の熱処理装置であって、
    前記補助リングの主面の向きを一定に保った状態で前記補助リングを回転させる回転機構をさらに備えることを特徴とする熱処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の熱処理装置であって、
    前記少なくとも1つの撮像部の個数が、2以上であることを特徴とする熱処理装置。
  4. 請求項1または2に記載の熱処理装置であって、
    前記少なくとも1つの撮像部の個数が、3以上であることを特徴とする熱処理装置。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載の熱処理装置であって、
    処理される基板が搬入されるチャンバをさらに備え、
    前記チャンバが、外部から各撮像部が撮像を行うための開口を有することを特徴とする熱処理装置。
  6. 請求項に記載の熱処理装置であって、
    前記開口が、基板に対してランプ側の壁面に形成されることを特徴とする熱処理装置。
  7. 請求項またはに記載の熱処理装置であって、
    前記開口へと導かれる照明光を出射する光源部をさらに備えることを特徴とする熱処理装置。
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