JP4353377B2 - ボールねじ用回流通路の構造 - Google Patents

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本発明は、ボールねじ用回流通路の構造に係り、特に、回流用湾折通路の内側の曲率半径をより小さくして、回流用湾折通路の断面形状を非正円形状にすることにより、離間具の通過が順調になるボールねじ用回流通路の構造に関するものである。
目下、ボールねじにおいて、各ボールの転がりを順調にし騒音を低減するために、各ボールの間に離間具を設置することは一般である。
各ボールの間に離間具を設置する場合に、離間具の寸法の設計は極めて重要なことであり、離間具の寸法が小さすぎると、ボールの間に設置された離間具は緩みになり、ひいては倒れた離間具がボールの転がりを妨害し、また、離間具の寸法が大きすぎると、離間具の外縁は通路の壁面と接触して干渉が発生し、ひいてはボールの転がりが乱される。だから、離間具の寸法をボールの直径よりもやや小さくすることは一般であり、例えば米国特許第6742408号公報の記載では、離間具の最大外径をボールの直径の0.5〜0.9倍に設定することにより、上記問題を解決する。
図1は従来の外部循環式ボールねじの構造を示す概略図であって、ナット81には螺旋溝82に対応して回流穴83を開設して湾折管84を組付けることにより、ボール7を回流する。
外部循環式ボールねじは、外部のスペースの制限がより少ないので、湾折管84の曲率半径をより大きくすることができ、そうすると、離間具の最大外径をボールの直径の0.5〜0.9倍に設定することにより、離間具85の緩みや倒れや干渉などの問題を有効に解決でき、且つボール7および離間具85は湾折管84内に順調に運行できる。
しかし、外部に露出した湾折管84が外力を受けたと変形し易く、酷い場合にはボールと離間具の通過ができなくなる。また、現在のボールねじの構造は軽量化および小型化に進むので、ナットの内部に回流通路を設けるスペースは小さくなり、また、外部循環式ボールねじは小型化に不向きであるので、内部循環式ボールねじをどのように工夫して軽量化および小型化にすることは各メーカの課題である。
図2は従来の内部循環式ボールねじの構造を示す概略図であって、ナット91に回流穴92が開設してあり、前記回流穴92の両端には一つの回流具93がそれぞれ設けてあり、各回流具93にはボール7と離間具94を通過するための回流用湾折通路931がそれぞれ設けてある(例えば米国特許第6176149号参照)。
しかしながら、小型化の設計において、ナットの外径が縮小になるので、回流具93の回流用湾折通路931の曲率半径も縮小になる。回流用湾折通路931の曲率半径が縮小になった後、ボール7は依然として通過できるが、ボールの間に設置された離間具94は、二つのボールに挟まれて移動し、すなわち、転がり方式で通過するのではないので、回流用湾折通路931において離間具94が内側へ押され、ひいては離間具94が回流用湾折通路931の内縁面に当接してボールが運行不能になることがあり、図3に示すのは、ボール7が正常に回流できなくなった状態である。
ボールねじの技術分野において、上記課題を解決するための提案は提出されていない。だが、リニアガイドウェーの技術分野において、上記課題を解決するための提案は既に提出され、例えば米国特許第6513977号の記載では、リニアガイドウェーの回流通路の湾折部分と直線部分の接続箇所に面取り(chamfers)を加工することにより、直線部分から湾折部分に進入する離間具は干渉されなくなる。
しかし、上記設計によれば、離間具は、回流通路の湾折部分と直線部分の接続箇所に接触しないが、回流通路の他の部分に接触して干渉を発生する可能性はある。だから、米国特許第6513977号の出願者は再び米国特許第6663285号を提案し、あれは、ニアガイドウェーの回流通路の内縁面部分に対して改善し、すなわち、回流用湾折通路の内縁面部分の曲率半径を縮小することにより、回流用湾折通路の内縁面を内側へ後退させ、そうすると、離間具が回流用湾折通路の内縁壁面に接触する問題を回避できる。
ここで、もう一度強調したいのは、米国特許第6513977号と米国特許第6663285号の提案は全てニアガイドウェーの構造に適用する発明であり、そのままボールねじに適用しようとすると使用できない問題がある。
その原因は、ニアガイドウェーにおいて、回流用湾折通路の利用可能なスペースはより大きいので、ニアガイドウェーの回流用湾折通路は一般に曲率半径のより大きい半円形状に設計され、半円形状を持つ回流用湾折通路を二つの互いに平行する直線通路に接続し、だから、ニアガイドウェーの回流用湾折通路の内縁面部分は同心円の半径を縮小する設計を採用することができる。
しかし、ボールねじにおいて、回流用湾折通路がエンドプラグの内部に設けられることは一般であり、図4に示すように、エンドプラグ6の回流用湾折通路61の両端には直線状の案内通路62,63を設けることが必要であり、前記案内通路62,63は、ナットの螺旋溝64と、ナットの軸線方向に平行する回流穴65とにそれぞれ接続し、だから、回流用湾折通路61の両端の成し角度は90度よりも小さく、ここで、ボールねじのエンドプラグに、米国特許第6663285号の記載の同心円の半径を縮小する設計を採用すると、図5に示すように、回流用湾折通路61の両端の前記案内通路62,63と螺旋溝64および回流穴65の間に段差Gが発生し、そうすると、ボールの運行が妨害され、酷い場合には、ボールは運行不能になる。上記説明から明らかなように、離間具が回流用湾折通路の内縁壁面に接触する問題について、米国特許第6663285号の記載の同心円の半径を縮小する設計は、そのままボールねじに適用することができない。
本発明の主な目的は、回流用湾折通路の内側の曲率半径をより小さくして、回流用湾折通路の断面形状を非正円形状にすることにより、ボールに挟まれる離間具は回流用湾折通路を順調に通過できるボールねじ用回流通路の構造を提供する。
上記目的を達成するためになされた本願の発明は、一つのねじ軸と一つのナットを組付けてボールねじが構成され、前記ねじ軸とナットの対向面には螺旋溝がそれぞれ設けてあり、前記螺旋溝には、ボールと、ボールを離間するための離間具とが多数に設けてあり、前記ナットには軸線方向に延びた回流穴が開設してあり、前記回流穴の両端には一つのエンドプラグがそれぞれ設けてあり、各エンドプラグの内部には前記螺旋溝と前記回流穴を連接するための回流通路が設けてあり、多数のボール及び離間具が前記回流通路内に回流し、前記回流通路は、一つの回流用湾折通路と、前記回流用湾折通路の両端と前記螺旋溝と前記回流穴を連接し直線状を呈する案内通路とを含み、前記回流用湾折通路は一つの内案内面と一つの外案内面とから構成されたものであり、前記内案内面が内円弧線に接続し、前記外案内面が外円弧線に接続し、離間具の外径をSとし、離間具の内側へ押えられる最大変位量をyとし、回流構造の二つの案内通路の中心から内縁面までの距離をwとし、回流用湾折通路の本来の通路中心の曲率半径をRとし、ボールの半径をBとし、離間具の中心の厚さ(すなわち、隣接する二つの離間具の最小距離)をdとし、内円弧線Iの最大後退量をxとし、回流用湾折通路の本来の内縁面の曲率半径をrとし、rから二つの案内通路の内縁面の交差点までの距離をmとし、二つの案内通路の内縁面の成し角度をαとし、後退後の内円弧線Iの曲率半径をr2としたとき、数式1によって求められる最大後退量xと後退後の内円弧線Iの曲率半径r2を求め、内縁面の成し角度αの分角線に沿って内円弧線Iの円心を求めることによって、後退後の内円弧線Iに接する内案内面の曲がり程度を緩和し、前記内案内面と前記外案内面とから構成された前記回流用湾折通路の断面形状を非正円形にし、前記回流用湾折通路を通過する際に離間具が前記内案内面に接触しないことを特徴とするものである。
本願の発明では、前記外案内面の断面形状は半円形状を呈し、且つ前記外案内面の直径は少なくとも前記ボールの直径と同じであり、前記内案内面の断面形状は一つの円弧段と一つの直線段とを有するU字形を呈し、前記円弧段の直径は少なくとも前記ボールの直径と同じであり、且つ前記直線段により前記円弧段が前記外案内面と接続し、前記回流用湾折通路の断面形状は長形円形を呈することを特徴とする請求項1に記載のボールねじ用回流通路の構造であることを要旨としている。
本願の発明では、前記外案内面の断面形状は円弧形状を呈し、且つ前記外案内面の直径は少なくとも前記ボールの直径と同じであり、前記内案内面の断面形状も円弧形状を呈し、且つ前記内案内面の直径は少なくとも前記離間具の直径よりも大きくて前記ボールの直径よりも小さく、前記内案内面と前記外案内面を接合すると非正円形断面形状を呈する回流用湾折通路が構成されることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ用回流通路の構造であることを要旨としている。
本発明に係るボールねじ用回流通路の構造によれば、ボールに挟まれる離間具は回流用湾折通路を順調に通過できるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、図6乃至図8を参照する。本発明に係る実施例1のボールねじは、一つのねじ軸1と一つのナット2を組付けて構成され、前記ねじ軸1とナット2の対向面には螺旋溝11,21がそれぞれ設けてあり、前記螺旋溝11,21には、ボール3と、ボール3を離間するための離間具4とが多数に設けてあり、前記ナット2には軸線方向に延びた回流穴22が開設してあり、前記回流穴22の両端には一つのエンドプラグ5がそれぞれ設けてあり、各エンドプラグ5の内部には前記螺旋溝21と前記回流穴22を連接するための回流通路が設けてあり、多数のボール3及び離間具4が前記回流通路内に回流する。
また、図7を参照する。前記回流通路は、一つの回流用湾折通路51と、前記回流用湾折通路51の両端と前記螺旋溝21と前記回流穴22を連接し直線状を呈する案内通路52,53とを含み、前記回流用湾折通路51は、図8に示すように、一つの内案内面511と一つの外案内面512とから構成されたものであり、前記内案内面511が内円弧線Iに接続し、前記外案内面512が外円弧線Oに接続し、前記内円弧線Iの長さは円周長さの1/2よりも小さく、且つ前記内円弧線Iの円心は前記外円弧線Oの円心の外円弧線から遠ざかった側に位置し(すなわち、内円弧線の円心が外側へ移動し)、そうすると、前記内円弧線Iと前記外円弧線Oは平行しない形態にあり、前記内案内面511と前記外案内面512とから構成された前記回流用湾折通路51の断面形状を非正円形にし、これにより、前記回流用湾折通路51を通過する際に離間具4が前記内案内面511Aに接触しなくなる。
本実施例では、図8に示すように、外案内面512の断面形状は半円形状を呈し、且つ前記外案内面512の直径は少なくともボール3の直径と同じであり、内案内面511の断面形状は一つの円弧段Aと一つの直線段Bとを有するU字形を呈し、前記円弧段Aの直径は少なくとも前記ボール3の直径と同じであり、且つ前記直線段Bにより前記円弧段Aが前記外案内面512と接続し、これにより、回流用湾折通路51の断面形状は長形円形を呈する。
また、図7と図8に示すように、離間具4は、二つのボール3に挟まれて移動し、すなわち、転がり方式で通過するのではないので、回流用湾折通路51において離間具4が内側へ押され、だから、前記離間具4に接触されないために、回流用湾折通路51の内案内面511は内側へ後退しなければいけない。出願者の研究によれば、離間具4の内側へ押される変位量は、回流用湾折通路51の中央点に近接するほど大きくなり、また、回流用湾折通路51の中央点から離れるほど小さくなり、だから、内円弧線Iの内側への後退量は離間具4の内側へ押される変位量に応じて変化するといい。すなわち、離間具4が回流用湾折通路51の中央点に位置するときに内側へ押される最大変位量yを内円弧線Iの内側への最大後退量xとして、離間具4の外径Sと関連条件を考慮して内円弧線Iの半径r2と各関連条件を定義する。その関係式は下記にある。
まず、離間具4の外径をSとし、
離間具4の内側へ押えられる最大変位量をyとし、
回流構造の二つの案内通路52,53の中心から内縁面までの距離をwとし、
回流用湾折通路51の本来の通路中心の曲率半径をRとし、
ボール3の半径をBとし、
離間具4の中心の厚さ(すなわち、隣接する二つの離間具の最小距離)をdとし、
内円弧線Iの最大後退量をxとし、
回流用湾折通路51の本来の内縁面の曲率半径をrとし、
rから二つの案内通路52,53の内縁面の交差点までの距離をmとし、
二つの案内通路52,53の内縁面の成し角度をαとし、
後退後の内円弧線Iの曲率半径をr2とすれば、
Figure 0004353377
上記公式(数1)により、xとr2が算出され、xは、内円弧線Iの最大後退量であり、すなわち、内円弧線Iの二つの案内通路52,53の内縁面の成し角度の分角線上の後退距離であり、また、r2は後退後の内円弧線Iの曲率半径である。
xとr2が算出されたと、αの分角線に沿って内円弧線Iの円心を求めることができ、ひいては後退後の内円弧線Iを求めることもできる。
本発明では、内円弧線Iの円心を内側へ移動して、内円弧線Iの曲率半径r2を増大することにより、前記内円弧線Iに外接する内案内面511の曲がり程度がより緩和になり(すなわち、曲率がより小さくなり)、だから、内側へ押された離間具4が内案内面511に接触に接触しなく、離間具4は、回流用湾折通路51を順調に通過でき、回流用湾折通路51の内縁壁面に接触しなくなる。
もちろん、本発明に係る回流用湾折通路の断面形状は、上記実施例1で述べた長形円形の他に、別の形状にしてもいい。図9に示すのは本発明に係る実施例2の回流用湾折通路の断面形状であって、外案内面512Aの断面形状が円弧形状を呈し、且つ外案内面512Aの直径は少なくとも前記ボールの直径と同じであり、また、内案内面511Aの断面形状も円弧形状を呈し、且つ前記内案内面511Aの直径は少なくとも前記離間具の直径よりも大きくてボールの直径よりも小さく、これにより、前記内案内面511Aと前記外案内面512Aを接合すると非正円形断面形状を呈する回流用湾折通路51Aが構成される。
回流用湾折通路において、離間具だけが内側へ押されるので、本実施例では、後退部分だけを離間具が通過可能の断面形状にし、そうすると、本実施例は実施例1と同様な効果を達成できる。
従来の外部循環式ボールねじの構造を示す概略図である。 従来の内部循環式ボールねじの構造を示す概略図である。 内部循環式ボールねじにおける離間具が回流用湾折通路の内縁面に当接した状態を示す概略図である。 従来のボールねじの回流用湾折通路をエンドプラグに設けたことを示す概略図である。 回流用湾折通路の内縁面は同心円半径縮小技術によって後退した後に、案内通路と螺旋溝と回流穴に段差が発生した状態を示す概略図である。 本発明に係るボールねじの構造を示す概略図である。 本発明に係る回流用湾折通路の構造を示す概略図である。 本発明に係る回流用湾折通路の断面形態を示す概略図である。 本発明に係る実施例2の回流用湾折通路の断面形態を示す概略図である。
1 ねじ軸 2 ナット
11,12 螺旋溝 22 回流穴
3 ボール 4 離間具
5 エンドプラグ 51 回流用湾折通路
52,53 案内通路 511 内案内面
512 外案内面
I 内円弧線 O 外円弧線
A 半円段 B 直線段
S 離間具の外径
y 離間具の内側へ押えられる最大変位量
w 回流構造の二つの案内通路の中心から内縁面までの距離
R 回流用湾折通路の本来の通路中心の曲率半径
B ボールの半径
d 離間具の中心の厚さ
x 内円弧線の最大後退量
r 回流用湾折通路の本来の内縁面の曲率半径
m rから二つの案内通路の内縁面の交差点までの距離
α 二つの案内通路の内縁面の成し角度
r2 後退後の内円弧線Iの曲率半径
51A 回流用湾折通路 511A 内案内面
512A 外案内面

Claims (3)

  1. 一つのねじ軸と一つのナットを組付けてボールねじが構成され、
    前記ねじ軸とナットの対向面には螺旋溝がそれぞれ設けてあり、
    前記螺旋溝には、ボールと、ボールを離間するための離間具とが多数に設けてあり、
    前記ナットには軸線方向に延びた回流穴が開設してあり、
    前記回流穴の両端には一つのエンドプラグがそれぞれ設けてあり、
    各エンドプラグの内部には前記螺旋溝と前記回流穴を連接するための回流通路が設けてあり、
    多数のボール及び離間具が前記回流通路内に回流し、
    前記回流通路は、一つの回流用湾折通路と、前記回流用湾折通路の両端と前記螺旋溝と前記回流穴を連接し直線状を呈する案内通路とを含み、
    前記回流用湾折通路は一つの内案内面と一つの外案内面とから構成されたものであり、
    前記内案内面が内円弧線に接続し、前記外案内面が外円弧線に接続し、
    離間具の外径をSとし、
    離間具の内側へ押えられる最大変位量をyとし、
    回流構造の二つの案内通路の中心から内縁面までの距離をwとし、
    回流用湾折通路の本来の通路中心の曲率半径をRとし、
    ボールの半径をBとし、
    離間具の中心の厚さ(すなわち、隣接する二つの離間具の最小距離)をdとし、
    内円弧線Iの最大後退量をxとし、
    回流用湾折通路の本来の内縁面の曲率半径をrとし、
    rから二つの案内通路の内縁面の交差点までの距離をmとし、
    二つの案内通路の内縁面の成し角度をαとし、
    後退後の内円弧線Iの曲率半径をr2としたとき、
    下記の公式によって求められる最大後退量xと後退後の内円弧線Iの曲率半径r2を求め、内縁面の成し角度αの分角線に沿って内円弧線Iの円心を求めることによって、後退後の内円弧線Iに接する内案内面の曲がり程度を緩和し、
    前記内案内面と前記外案内面とから構成された前記回流用湾折通路の断面形状を非正円形にし、
    前記回流用湾折通路を通過する際に離間具が前記内案内面に接触しないことを特徴とする、
    ボールねじ用回流通路の構造。
    Figure 0004353377
  2. 前記外案内面の断面形状は半円形状を呈し、且つ前記外案内面の直径は少なくとも前記ボールの直径と同じであり、前記内案内面の断面形状は一つの円弧段と一つの直線段とを有するU字形を呈し、前記円弧段の直径は少なくとも前記ボールの直径と同じであり、且つ前記直線段により前記円弧段が前記外案内面と接続し、前記回流用湾折通路の断面形状は長形円形を呈することを特徴とする、請求項1に記載のボールねじ用回流通路の構造。
  3. 前記外案内面の断面形状は円弧形状を呈し、且つ前記外案内面の直径は少なくとも前記ボールの直径と同じであり、前記内案内面の断面形状も円弧形状を呈し、且つ前記内案内面の直径は少なくとも前記離間具の直径よりも大きくて前記ボールの直径よりも小さく、前記内案内面と前記外案内面を接合すると非正円形断面形状を呈する回流用湾折通路が構成されることを特徴とする、請求項1に記載のボールねじ用回流通路の構造。
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