JP4353314B1 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵庫の動作を設定するための複数の操作ボタンを備える冷蔵庫であって、コンパクトな配置構成であり、かつ、使用者にとって利便性の高い複数の操作ボタンを備える冷蔵庫を提供する。
【解決手段】前面に開口部を有し、物を貯蔵する冷蔵室53と、冷蔵室53の開口部の少なくとも一部を開閉可能に塞ぐ右扉60bとを備える冷蔵庫51であって、右扉60bの前面に穿設される縦長開口80aに縦方向に連なって配置され、冷蔵庫51の動作を設定するための4つの矩形の操作ボタン11と4つ矩形の操作ボタン11のうちの最上部または最下部の操作ボタン11に隣接して配置され、冷蔵庫の動作に関する情報を表示する表示部30とを備えることにより、各操作ボタンの前面の面積を十分に確保しつつ、配置構成はコンパクトなものとなり、使用者にとって非常に使い易い操作ボタンであり、かつ、操作ユニットのコンパクト化が可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特に冷蔵庫の動作を設定するための複数の操作ボタンを備える冷蔵庫に関する。
従来、庫内温度、冷却速度、および冷却モード等を使用者が設定することが可能な冷蔵庫が存在する。つまり、使用者が冷蔵庫の動作を設定可能な冷蔵庫が存在する。
このような冷蔵庫では、庫内温度等を冷蔵庫に設定するための複数の操作ボタンが設けられる。また、これら複数の操作ボタンは、使用者の操作の容易さ等の理由により、例えば、冷蔵庫の扉の前面に配置される。
このような、冷蔵庫の複数の操作ボタンに関する技術も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図14は、従来の冷蔵庫における制御基板ユニット119の外観を示す図である。
図14に示す制御基板ユニット119は、制御基板118と、庫内温度等を冷蔵庫に設定するための3つの操作ボタンを有するボタン部品113とを備えている。
また、制御基板ユニット119は、扉の前面に配置される扉化粧板112に取り付けられることにより冷蔵庫に備えられる。
具体的には、制御基板ユニット119は、扉化粧板112に縦方向に並んで設けられた3つの開口112aのそれぞれに、ボタン部品113の3つのボタンのそれぞれが挿入されるように、扉化粧板112の裏面に取り付けられる。
これにより、これら3つのボタンは、扉前面に露出し、使用者はこれら3つのボタンを押下することができる。
特開2007−40660号公報
冷蔵庫の複数の操作ボタンは、上記従来の冷蔵庫のように、冷蔵庫の動作制御のための電子回路基板とともに冷蔵庫に備えられている。つまり、複数の操作ボタンは、電子回路基板等を含む操作ユニットの一部として冷蔵庫に備えられていることが一般的である。
また、冷蔵庫では、一般に庫内と外気との温度差が大きいため、庫内と外気とが接触する開口部周辺などに結露が発生しやすいという問題がある。
そのため、操作ユニットを防滴または防水仕様にすることはもとより、原則として操作ユニットをコンパクト化することが結露による湿気からの保護の観点から有利である。
しかしながら、操作ユニットは冷蔵庫の使用者が庫内温度の設定等を行うためのものであるため、操作ボタンは押し易い大きさおよび形状であることが望まれる。
さらに、設定温度等を使用者に認識させるための表示部も必要であり、使用者による操作時の視認性、および電装部品の配置効率等を考慮すると、表示部と操作ボタンとは操作ユニットとして一体に冷蔵庫に備えられることが求められる。
しかし、上述のように、操作ユニットはコンパクトなものであることも同時に求められる。そのため、単純に操作ボタンを大型化し、さらに表示部を備えるだけではこの要求に応えることはできない。
ここで、上記従来の制御基板ユニット119では、3つの操作ボタンはそれぞれ横長形状であり、島状に離れて配置されている。そのため使用者の押し易さという観点からは、有利な大きさ、形状、および配置位置であるとは言い難い。
そこで、制御基板ユニット119において例えば各操作ボタンの縦方向の長さを伸ばすことにより各操作ボタンの前面の面積が増加し、押し易さは改善される。しかしこの場合、制御基板ユニット119自体の縦方向の長さも長くなる。つまり、制御基板ユニット119が大型化し、生産コストおよび結露による湿気からの保護等の観点からは不利である。
さらに、3つの操作ボタンの上または下に表示部を配置した場合、表示部と、表示部から最も離れた操作ボタンとの距離も伸びるため、当該操作ボタンを押す際に、当該操作ボタンと表示部とを同一視野で捉えることが難しくなるという問題もある。
また、各操作ボタンの前面の面積が増加し、操作ボタン同士の間を仕切る仕切り壁をなくしてコンパクト化を図ると、操作ボタンの押し位置によっては、操作時に若干左右または上下に移動し、隣り合う操作ボタンの左右または上下位置がずれてしまい、待機時における操作ボタンが多少ずれた状態となり、デザイン的にも損なう虞がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷蔵庫の動作を設定するための複数の操作ボタンを備える冷蔵庫であって、コンパクトな配置構成であり、かつ、使用者にとって利便性の高い複数の操作ボタンを備える冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、前面に開口部を有し、物を貯蔵する貯蔵室と、前記貯蔵室の前記開口部の少なくとも一部を開閉可能に塞ぐ扉と、前記扉の前面に穿設されるひとつの縦長開口に縦方向に仕切りを設けることなく連なって配置され、前記冷蔵庫の動作を設定するための少なくとも2つ以上の矩形の操作ボタンと、前記少なくとも2つ以上の矩形の操作ボタンのうちの最上部または最下部の操作ボタンに隣接して配置され、前記冷蔵庫の動作に関する情報を表示する表示部と、を備え、前記操作ボタンは、前記操作ボタンの前面を形成する前面部材と、前記前面部材を着脱可能に保持する保持体とを有し、複数の前記前面部材に対応して複数の前記保持体が配置され、隣り合う前記保持体は連結体によって連結されている。
これにより、各操作ボタンの前面の面積を十分に確保しつつ、配置構成はコンパクトなものとなる。つまり、使用者にとって非常に使い易い操作ボタンであり、かつ、これら操作ボタンを含む操作ユニットのコンパクト化が可能である。操作ユニットのコンパクト化は、生産コストおよび結露による湿気から保護等の観点から有利である。
また、これにより、表示部を含む操作ユニットのコンパクト化は実現され、かつ、使用者が操作ボタンと表示部とを同一の視野で捉えることが容易なものとなる。
また、例えば、前面部材が汚損した場合、前面部材の表面の印字が薄くなった場合、および、前面部材の色を変更したい場合などに、容易に前面部材を交換することが可能となる。また、隣り合う操作ボタンの位置がずれるのを防止できる。
本発明は、冷蔵庫の動作を設定するための複数の操作ボタンを備える冷蔵庫であって、コンパクトな配置構成であり、かつ、使用者にとって利便性の高い複数の操作ボタンを備える冷蔵庫を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、前面に開口部を有し、物を貯蔵する貯蔵室と、前記貯蔵室の前記開口部の少なくとも一部を開閉可能に塞ぐ扉と、前記扉の前面に穿設されるひとつの縦長開口に縦方向に仕切りを設けることなく連なって配置され、前記冷蔵庫の動作を設定するための少なくとも2つ以上の矩形の操作ボタンと、前記少なくとも2つ以上の矩形の操作ボタンのうちの最上部または最下部の操作ボタンに隣接して配置され、前記冷蔵庫の動作に関する情報を表示する表示部と、を備え、前記操作ボタンは、前記操作ボタンの
前面を形成する前面部材と、前記前面部材を着脱可能に保持する保持体とを有し、複数の前記前面部材に対応して複数の前記保持体が配置され、隣り合う前記保持体は連結体によって連結されていることにより、各操作ボタンの前面の面積を十分に確保しつつ、配置構成はコンパクトなものとなる。つまり、使用者にとって非常に使い易い操作ボタンであり、かつ、これら操作ボタンを含む操作ユニットのコンパクト化が可能である。操作ユニットのコンパクト化は、生産コストおよび結露による湿気から保護等の観点から有利である。また、表示部を含む操作ユニットのコンパクト化は実現され、かつ、使用者が操作ボタンと表示部とを同一の視野で捉えることが容易なものとなる。
また、例えば、前面部材が汚損した場合、前面部材の表面の印字が薄くなった場合、および、前面部材の色を変更したい場合などに、容易に前面部材を交換することが可能となる。また、隣り合う操作ボタンの位置がずれるのを防止できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記扉は、前記冷蔵庫の高さ方向に平行な直線を回動軸として回動する扉であり、前記冷蔵庫はさらに、前記扉の前記回動軸とは反対側の端辺に沿って配置される扉化粧板を備え、前記縦長開口は、前記化粧板に設けられていることにより、冷蔵庫本体とは別体の扉化粧板に4つの操作ボタンを配置することができ、冷蔵庫の組み立て、および、操作ボタン周りの修理等が容易となる。また、扉の回動軸とは反対側の端辺に4つの操作ボタンが縦に並べられるため、使用者にとって操作し易く、かつ、冷蔵庫全体の意匠を損なうことない。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、さらに、前記操作ボタンの後部に配置される一対の第一係合部材であって、それぞれが第一係合面を有し、2つの前記第一係合面の間の距離が後方に向かって広がっている一対の第一係合部材と、前記一対の第一係合部材と対向する位置に配置される一対の第二係合部材であって、それぞれが第二係合面を有し、2つの前記第二係合面の間の距離が前方に向かって狭まっている一対の第二係合部材と、前記操作ボタンの左右に前記操作ボタンと所定の間隔をあけて配置され、前方に突出した側壁とを備え、前記一対の第二係合部材は、前記操作ボタンの上方向の位置を規制し、前記操作ボタンが押下された場合、2つの前記第一係合面と2つの前記第二係合面とが接することにより、前記操作ボタンの左右方向の位置は、前記操作ボタンの左右に配置される側壁間の略中央に規制されることにより、操作ボタンが押下された場合の左右位置が正規の位置に規制される。このように規制することで、その後に押下された状態から解放され、操作ボタンが初期位置に戻る場合、操作ボタンは正規の位置から前方に向かって移動する。そのため、操作ボタンの左右の側壁に引っ掛かる可能性が極めて少なくなる。また、第二係合部材は、このような操作ボタンの左右方向の位置規制と、操作ボタンの上方向の位置規制とに用いられるため、上記の構成は効率的な構成である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、さらに、前記操作ボタンの左右端それぞれから突出状に設けられ、前記操作ボタンから遠いほど後方に後退している傾斜面部を有するガイド部材と、前記操作ボタンの左右に前記操作ボタンと所定の間隔をあけて配置され、前方へ突出した側壁と、前記操作ボタンを前方に付勢する付勢手段とを備え、左右の前記側壁のそれぞれは、前記ガイド部材を前後方向に移動可能に保持するとともに前記操作ボタンの上下方向の位置を規制するガイド溝を有し、さらに前記ガイド溝の前方向の終端となる溝終端部を有していることにより、前記操作ボタンの前後方向の初期位置より前方への移動を制限し、前記操作ボタンが、押下された状態から解放され、前記付勢手段の付勢力により前記初期位置に戻る場合、左右それぞれの前記ガイド部材の傾斜面部のいずれか一方が、対応する前記側壁の溝終端部と摺動することにより、前記操作ボタンの左右位置は、左右それぞれの前記側壁間の略中央に規制されることにより、操作ボタンが押下された状態から解放され、初期位置に戻る場合の左右位置は正規の位置に規制される。
具体的には、操作ボタンが前方に移動する際に、操作ボタンの左右の端辺が直接に側壁に接触しないように、側壁の溝終端部とガイド部材の傾斜面部とが摺動しながら操作ボタンが初期位置に戻ってくる。これにより、操作ボタンが初期位置に戻る際に側壁に引っ掛かることが防止される。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記連結体は、前記保持体の左右両側面部から突出する第一連結部材と、前記保持体の両側部に平行に連結される第二連結部材と、が一体に繋がって構成されるとともに、前記第一連結部材は、前記保持体の左右両側面部の略中央部から突出させたものである。
このように本発明は、冷蔵庫の動作を設定するための複数の操作ボタンを備える冷蔵庫であって、コンパクトな配置構成であり、かつ、使用者にとって利便性の高い複数の操作ボタンを備える冷蔵庫を提供することができる。
以下、本発明の冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図である。
図1に示すように、冷蔵庫51は、観音開き式の扉を備える冷蔵庫であり、断熱箱体52内に複数に区画された貯蔵室を備えている。
具体的には貯蔵室として、上部より冷蔵室53、製氷室54、製氷室54に併設され室内の温度が変更可能な切換室55、野菜室56、および冷凍室57を備えている。
各貯蔵室の開口部には、例えばウレタンのような発泡断熱材を発泡充填した断熱扉が設けられている。具体的には、冷蔵室53には断熱箱体52の開口部を開閉可能に塞ぐ左扉60aおよび右扉60bが設けられている。
また、製氷室54、切換室55、野菜室56、および冷凍室57にはそれぞれ引き出し式の扉61、扉62、扉63、および扉64が設けられている。
これら貯蔵室のうち、冷蔵室53以外の貯蔵室は引き出し式の貯蔵室である。
また、図1に示すように、断熱箱体52は、ABSなどの樹脂体を真空成型した内箱70とプリコート鋼板などの金属材料を用いた外箱71とで構成された空間に発泡断熱材72が充填された断熱壁で構成されている。
野菜室56と冷凍室57の後側には、冷却器(図示せず)およびファン(図示せず)が設けられており、冷蔵庫51の本体下部に設置された圧縮機(図示せず)により冷却器が駆動され、冷却器から冷却された空気(冷気)が各貯蔵室に送られる。また、それぞれの貯蔵室ごとに所定の温度に冷却制御される。
また、右扉60bには、右扉60bの回動軸とは反対側の端辺に沿って扉化粧板80が取り付けられている。
この扉化粧板80には裏側から操作ユニット10が取り付けられており、その取り付け位置は、一般的な使用者の目の高さ程度の高さ位置である。
操作ユニット10は、使用者が冷蔵庫51の動作を設定するための電装部品を含むユニットであり、4つの矩形の操作ボタン11が縦方向に連なって配置されている。
4つの操作ボタン11は、それぞれ異なる目的と対応付けられたボタンである。例えば、4つの操作ボタン11のそれぞれは、上から順に、冷凍室57の温度設定、冷蔵室53の温度設定、製氷室54の温度設定、冷凍室57の急速冷凍の開始、と対応付けられている。
4つのボタンとすることにより、貯蔵室の部屋毎に細かく温度調節できる。
また、操作ユニット10は、4つの操作ボタン11のうちの最上部の操作ボタン11に隣接して配置される表示部30を有している。
表示部30は、冷蔵庫51の動作に関する情報を表示する装置である。具体的には、表示部30は、冷蔵庫51の動作に関する情報である設定温度等の情報を使用者に知らせることができる。
例えば、使用者により冷蔵室53の温度設定の操作ボタン11が押下されると、冷蔵室53の庫内温度のレベルが“強”、“中”、“弱”のいずれかに設定される。また、その設定されたレベルが使用者に分かるように表示部30に表示される。
図2は、本発明の実施の形態1における操作ユニットの構成概要を示す分解斜視図である。
図2に示すように、操作ユニット10は、4つの操作ボタン11と、表示部30とが基体15に取り付けられた構成である。
表示部30は、複数のLED32と、LEDカバー31とで構成されている。LEDカバー31は光透過性を有し、点灯するLED32の個数および色等により、使用者に設定温度等を知らせることができる。
また、操作ユニット10が取り付けられる扉化粧板80には、縦長の開口である縦長開口80aが設けられている。つまり、縦長開口80aは右扉60bの前面に穿設された縦長の開口である。
この縦長開口80aに4つの操作ボタン11とLEDカバー31とが縦方向に連なって配置されるように、操作ユニット10が扉化粧板80に取り付けられる。
なお、具体的には、操作ボタン11と隣の操作ボタン11との間は0.5mm程度の隙間が存在する。また、LEDカバー31と隣の操作ボタン11との間も同程度の隙間が存在する。
4つの操作ボタン11はいずれも、前面部材12と、両面テープ13と、保持体
14とで構成されている。なお、以下に記載する、1つの操作ボタン11についての説明は、特に断りのない限り、4つの操作ボタン11の全てに適用される。
前面部材12は、操作ボタン11の前面を形成する化粧部品であり、例えば、当該操作ボタン11の機能を示す単語(例えば「冷凍室」)等が印刷された部品である。
両面テープ13は、保持体14と前面部材12とを着脱可能に接合する粘着テープである。つまり、前面部材12は、保持体14により着脱可能に保持されている。
このような構成の操作ボタン11は、基体15に配置された付勢体20により前方に付勢されている。これにより、操作ボタン11は、押下された状態から解放されると、前方に移動し初期位置まで戻る。
なお、操作ユニット10および操作ユニット10を構成する操作ボタン11等の部材について、「後」という場合、操作ボタン11から基体15に向かう方向を意味する。つまり、使用者による操作ボタン11の押し下げ方向であり、「前」という場合その逆方向である。
図3は、本発明の実施の形態1における操作ユニットの断面構成の概要を示す拡大図である。
図3に示すように、操作ボタン11の後側には、上記の付勢体20を含むボタン支持部16が配置されている。
使用者により操作ボタン11が押下されると、操作ボタン11は付勢体20による付勢力に抗して後方向に移動し、付勢体20の後側にある電子回路基板19上のスイッチ17の接点を押し下げる。これにより、当該操作ボタン11に対応付けられた所定の動作設定機能が発揮される。
また、この状態から使用者が操作ボタン11から指を離すと、つまり、当該操作ボタン11が押下から解放されると、付勢体20の付勢力により初期位置に戻る。
また、ボタン支持部16と、電子回路基板19との間には防水シート18が配置されており、水分が操作ユニット10の前面側から電子回路基板19に侵入することが防がれている。
以上のように、実施の形態の冷蔵庫51は、4つの矩形の操作ボタン11を備えている。具体的には4つの矩形の操作ボタン11は、冷蔵庫51の動作を設定するための操作ユニット10の一部として、扉化粧板80の縦長開口80aに縦方向に連なって配置されている。
このように、4つの矩形の操作ボタン11を連ねて配置することにより、操作ユニット10の全体をコンパクトにしつつ、各操作ボタン11の正面の面積を比較的大きくできる。
つまり、4つの矩形の操作ボタン11がコンパクトな配置構成であることにより、操作ユニット10のコンパクト化が可能である。このことは例えば結露による湿気からの操作ユニット10の保護の観点から有利である。
また、各操作ボタン11の面積が比較的大きいものであることにより、使用者からするとそれぞれの操作ボタン11は押し易いボタンである。
また、それぞれの前面部材12に機能を示す文字または記号等を記載する場合でも、比較的大きなサイズの文字または記号等を記載することが可能であり、この意味からも利便性は高い。
また隣り合う操作ボタン11の間の隙間は非常に狭く、ごみおよび水滴等が、操作ボタン11の間から侵入し難い構成である。
また、表示部30は、最上部の操作ボタン11に隣接して配置されているため、使用者がいずれかの操作ボタン11を押下する際に、同一の視野で表示部30の表示内容を確認することができる。つまり、この意味からも利便性は高いと言える。
さらに、操作ボタン11の前面を形成する前面部材12は、両面テープ13で保持体14に着脱可能に取り付けられているため、前面部材12の交換が容易である。
前面部材12は、使用者が繰り返し触れる部材であり、表面が汚損すること、および、表面の印字が磨耗により消える場合が考えられる。また、デザイン上の理由により、前面部材12の色の変更が望まれる場合も考えられる。
このような場合、使用者は容易に前面部材12の交換を行うことができる。
ここで、本実施の形態における操作ユニット10のように、複数の矩形の操作ボタン11を連ねて配置する場合、隣り合う操作ボタン11の間が狭くなる。
また、操作ユニット10のコンパクト化のために、操作ボタン11の左右の辺と基体15に形成された側壁との間の距離も、操作ボタン11の前後方向の移動に支障のない限り短くすることが望まれる。
このように、操作ボタン11は上下左右に他の部材が近接することになり、かつ矩形である。そのため、操作ボタン11を押下した際および、押下から解放され初期位置に戻る際に、操作ボタン11の上下左右の端辺が隣接する部材と直線で接触する可能性が高い。つまり、操作ボタン11が隣接する部材に引っ掛かる可能性が高いと考えられる。
従って、操作ボタン11が前後方向に移動する際に周囲の部材に引っ掛からないように何らかの対策を施す必要がある。
ここで、使用者による操作ボタン11の押下およびその解放の際に、操作ボタン11が傾くことなく、基体15に対する平行性を保ちながら前後方向に移動するのであれば、そのような引っ掛かりの問題は発生しない。
しかしながら、操作ボタン11の前後方向の移動は当然に円滑であることが必要であり、また、操作ユニット10の製造コストまたは組み立て容易性等の観点からも、操作ユニット10はシンプルな構成であることが必要である。
従って、例えば、操作ボタン11の前後方向の移動の最初から最後まで完全な平行を保ったまま移動させるガイドを設けることは、移動の円滑さおよび製造コスト等に鑑みれば現実に即した対策とは言えない。
そこで、本実施の形態における操作ユニット10では、シンプルな構成であり、かつ、矩形の操作ボタン11の前後方向の移動の円滑性が担保される構成を採用している。
以下、図4から図9を用いて、操作ユニット10の特に操作ボタン11周りの構成について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1における保持体の正面概要図である。
図4に示すように、保持体14は、一対の第一係合部材14aを備えている。また、左右端のそれぞれから突出状に設けられたガイド部材14cを備えている。
なお、保持体14の前側の面(図4において手前側の面)に前面部材12が取り付けられた場合、これら第一係合部材14aは前面部材12に覆われる位置にある。
このように、保持体14に配置された一対の第一係合部材14aが、基体15に配置された一対の第二係合部材15aと係合することで、操作ボタン11の押下時の左右位置は規制される。つまり、正規の左右位置で停止する。
図5は、本発明の実施の形態1における第一係合部材および第二係合部材の形状および位置関係を示す断面概要図である。
なお、図5では、操作ボタン11は押下されていない状態であり、初期位置にある状態を示している。具体的には操作ボタン11は、付勢体20の中央部に配置された凸部21に支持されることにより初期位置に位置している。
図5に示すように、一対の第二係合部材15aは保持体14の上端面と接している。つまり、これら第二係合部材15aは、操作ボタン11の上方向(図5において手前の方向)の位置を規制する部材である。
つまり、各操作ボタン11に対応して配置される第二係合部材15aにより、それぞれの操作ボタン11は、自身の上側にある操作ボタン11等の部材と接触することが防止される。
本実施の形態においては、これら第二係合部材15aはさらに、操作ボタン11の押下時における左右方向の位置を規制するための機能を有している。
具体的には、図5に示すように、一対の第一係合部材14aのそれぞれは、内側に第一係合面14bを有している。また、一対の第二係合部材15aのそれぞれは、外側に第一係合部材14aの傾斜面に対応する角度の第二係合面15bを有している。
また、2つの第一係合面14bの間の距離は後方に向かって広がっており、かつ、2つの第二係合面15bの間の距離は前方に向かって狭まっている。
図5では、操作ボタン11は初期位置にあり、第一係合面14bと第二係合面15bとは離れた状態にある。つまり、操作ボタン11は初期位置に位置している状態である。
この状態から操作ボタン11が使用者により押下されると、一対の第一係合部材14aと、一対の第二係合部材15aとが係合することにより、操作ボタン11は、左右方向の位置が規制される。
図6(A)は、本発明の実施の形態1における第一係合部材と第二係合部材との係合状態を示す断面概要図であり、図6(B)は、本発明の実施の形態1における第一係合部材と第二係合部材との係合状態を示す拡大斜視図である。
図6(A)および図6(B)に示すように、操作ボタン11が押下され後方に移動すると、最終的に2つの第一係合面14bと2つの第二係合面15bとが接する。つまり、一対の第一係合部材14aと、一対の第二係合部材15aとが係合する。これにより、操作ボタン11の左右方向の位置は正規の位置に規制される。
具体的には、操作ボタン11の左右方向の位置は、操作ボタン11の左右の側壁15cの略中央(完全中央も含む、以下同じ)に規制される。つまり、操作ボタン11の左右方向の中心線と、左右の側壁15c間の中心線とが一致、またはほぼ一致するように操作ボタン11の左右方向の位置が規制される。
その後、操作ボタン11が押下から解放されると、付勢体20による付勢力により初期位置まで戻る。
ここで、図6(A)に示すように、戻り始めの左右位置が、左右の側壁15c間の略中央である場合、初期位置で停止するまでの間、そのままの左右位置で前方に移動する可能性が高い。つまり、操作ボタン11は、左側または右側の側壁15cに引っ掛かり難いと言える。
このように、本実施の形態の操作ボタン11は、上方向の位置規制を行う一対の第二係合部材15aが、操作ボタン11に設けられた一対の第一係合部材14aと係合する。これにより押下時の左右方向の位置が規制される。
また、これら第一係合部材14aおよび第二係合部材15aのそれぞれは、互いに対応する角度の傾斜面を有するだけであり、シンプルな構造である。かつ、操作ボタン11の前後方向の円滑な移動を妨げることはない。
また、操作ボタン11は上述のように、左右にガイド部材14cを有しており、ガイド部材14cによっても、操作ボタン11の引っ掛かりは防止される。
図7(A)は、本発明の実施の形態1におけるガイド部材と側壁との位置関係を示す正面透視図であり、図7(B)は、本発明の実施の形態1におけるガイド溝の概要を示す側面図である。
また、図7(C)は、本発明の実施の形態1における操作ボタンが初期位置に戻った状態を示す断面概要図である。
図7(A)〜図7(C)に示すように、ガイド部材14cは、側壁15cに設けられたガイド溝15dに前後方向に移動可能に保持されている。また、ガイド溝15dは、操作ボタン11の上下方向の位置を規制している。
また、ガイド部材14cは前後方向に延伸しており、左右方向を軸とする回動がガイド溝15dにより規制される。
このようなガイド部材14cは、図4に示すように、保持体14の左端および右端の上下に1つずつ配置されており、これら合計4つのガイド部材14cにより、操作ボタン11の左右方向を軸とする回動が制限される。
これにより、操作ボタン11の前後方向の移動の際に、当該操作ボタン11が傾いて上および下の操作ボタン11等の他の部材に引っ掛かることが防止される。
また、保持体14に設けられたガイド部材14cは、図7(C)に示すように、操作ボタン11から遠いほど後方に後退している傾斜面部14dを有している。
また、側壁15cは、ガイド溝15dの前方向の終端となる部分である溝終端部15eを有している。つまり、ガイド溝15dは、側壁15cの前端面には開口していない。
つまり、側壁15cは、溝終端部15eを有することにより、ガイド部材14cの前方向の位置を規制する。
また、操作ボタン11が押下された状態から解放され、前方に移動する場合、当該操作ボタン11が有する4つのガイド部材14cのそれぞれが、対応する溝終端部15eに当接することで、当該操作ボタン11は前後方向の初期位置に停止する。
このような構成のガイド部材14cと側壁15cとにより、操作ボタン11が初期位置に戻る際に、操作ボタン11の左右方向の位置も規制される。
具体的には、図6(A)に示すように、操作ボタン11が使用者により押下され、その後、押下から解放された場合を想定する。
この場合、付勢体20により、操作ボタン11は初期位置まで押し戻される。この戻り初めから操作ボタン11が初期位置に戻るまでの間に、操作ボタン11の左右位置がずれていた場合であっても、左右それぞれのガイド部材14cの傾斜面部14dの少なくともいずれか一方が、対応する溝終端部15eと摺動する。
従って、操作ボタン11の左右の端辺が直接に側壁15cに接触することなく操作ボタン11は前方に移動し、最終的には図7(C)に示すように操作ボタン11の左右位置は、左右それぞれの側壁15c間の略中央に規制される。
これにより、操作ボタン11が初期位置に戻る際に側壁15cに引っ掛かることが防止される。
このように、本実施の形態の操作ボタン11は、初期位置に戻る際に、左右のガイド部材14cの少なくともいずれか一方が、対応する側壁15cの溝終端部15eと摺動する。これにより、操作ボタン11が初期位置に戻った場合の左右方向の位置が規制される。
また、ガイド部材14cおよびガイド溝15dの形状はシンプルであり、かつ、操作ボタン11の前後方向の移動を妨げることはない。
なお、本実施の形態におけるガイド部材14cおよび側壁15cは、操作ボタン11が傾くように押下された場合であっても、当該操作ボタン11の後方に配置されたスイッチ17をオンにできるように設けられている。
図8は、本発明の実施の形態1における操作ボタンが傾くように押下された場合の一例を示す断面概要図である。
図8に示すように、例えば、操作ボタン11の図8において右側が使用者により押下された場合を想定する。
その場合、保持体14の底面が完全には下がりきらないため、付勢体20の凸部21を十分に押下できず、付勢体20の後側に配置されたスイッチ17をオンにできない場合も考えられる。
しかし、本実施の形態の操作ボタン11は、図8において左側のガイド部材14cの上端が側壁15cの溝終端部15eに当接することで、保持体14の底面を、凸部21を十分に押下できる程度に後方に移動させることができる。
つまり、図8の下向きの矢印が指す操作ボタン11上の点を力点とすると、左側のガイド部材14cの上端が支点となり、保持体14の底面の凸部21と接触する部分が作用点となる。操作ボタン11がこのような動きをすることにより、凸部21は少なくともスイッチ17をオンに出来る程度には押し下げられる。
左右の側壁15cの操作ボタン11との距離等の各種の寸法は、操作ボタン11の上記の動きが可能なように決定されている。
また、操作ボタン11の後方に配置された付勢体20は、ボタン支持部16に一体に設けられている。つまり、付勢体20は、バネ等の弾性体をボタン支持部16に別途取り付けたものではなく、例えばボタン支持部16の形成時に同時に形成可能な構成部である。
図9は、本発明の実施の形態1における付勢体の構成を示す正面概要図である。
図9に示すように、付勢体20は、凸部21が操作ボタン11背面のほぼ中央に位置するように配置されている。
また、付勢体20の周囲を囲むように、操作ボタン11のガイド部材14cの下端が挿入されるガイド孔15fが配置されている。また、付勢体20の上側には一対の第二係合部材15aが配置されている。
このような位置に配置された付勢体20は、ボタン支持部16と一体に形成されている2つの弾性板20aで凸部21の左右が支持される構造になっている。
このように、付勢体20は、構造がシンプルであり、ボタン支持部16と一体に形成可能である。また、ボタン支持部16が、基体15と一体に形成可能であれば、付勢体20は基体15と一体に形成可能である。
また、付勢体20は、このような構成であっても操作ボタン11に対する十分な付勢力を与えることができる。
以上説明したように、本発明の冷蔵庫51は、冷蔵庫51の動作を設定するための4つの矩形の操作ボタン11を備えている。
これら操作ボタン11は縦方向に連なって、右扉60bに穿設される縦長開口80aに配置される。
これにより、各操作ボタン11の前面の面積は比較的大きく、かつ、コンパクトな配置構成となる。さらに、これら操作ボタン11を含む操作ユニット10のコンパクト化が可能である。
さらに、操作ボタン11群と縦並びに、操作ボタン11群に隣接して表示部30が備えられている。これにより、使用者は、いずれの操作ボタン11を押下する場合であっても、同一の視野で表示部30の表示内容を確認することができる。
また、一般に移動時に引っ掛かり易い形状である矩形の操作ボタン11の前後方向の移動の円滑性は、操作ボタン11に配置された第一係合部材14a等のシンプルな形状の構成部で担保される。
なお、本実施の形態では、冷蔵庫51は観音開き式の扉を備える冷蔵庫であり、右扉60bに取り付けられる扉化粧板80に4つの操作ボタン11が配置されるとした。
しかしながら、使用者の利便性が維持されるのであれば、操作ボタン11は扉化粧板80以外に取り付けられてもよい。例えば、左扉60aの回動軸とは反対側の端辺に沿って4つの操作ボタン11を配置してもよい。
また、4つの操作ボタン11は、いわゆる片開き式の冷蔵庫の前面に取り付けられてもよい。
また、操作ボタン11が4つ必要なく、3以下の操作ボタン11で冷蔵庫の動作設定が賄えるのであれば、操作ボタン11の数は3以下であってもよい。また、操作ボタン11が5以上必要であれば、操作ボタン11の数が5以上であってもよい。すなわち、少なくとも2つ以上の操作ボタンであればよい。
いずれの場合であっても、本実施の形態の操作ボタン11の前後方向の移動の円滑性等の効果が損なわれることはない。
また、表示部30は4つの操作ボタン11のうちの最下部の操作ボタンに隣接して配置されてもよい。
つまり、使用者が同一の視野で4つの操作ボタン11と表示部30の表示内容とを捉えることができるのであれば、4つの操作ボタン11と表示部30との位置関係は本実施の形態とは逆であってもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1と同様の構成については説明を省略する。図10は本発明の実施の形態2における要部斜視図、図11は保持ユニットの要部平面図、図12は基体の要部平面図、図13は図10を組み立てた時の要部断面図である。
操作ボタン100について説明する。4つの操作ボタン100は、矩形状の前面部材101と矩形状の保持体102で構成されている。
前面部材101は、操作ボタン100の前面を形成する化粧部品であり、当該操作ボタン100の機能を示す単語(たとえば「冷凍室」)等が印刷された部品である。
4つの操作ボタン100にそれぞれ対応する4つの保持体102は一体に連結されて保持ユニット200を構成している。
保持ユニット200は各保持体102を若干の隙間を開けながら連結体103で連結して構成され、連結体103は4つの保持体102の左右両側面部の略中央部から突出する第一連結部材103aと保持体102の両側部に平行に連結される第二連結部材103bとが一体に繋がって構成されている。
また保持体102の両側面部にリブ102aを備えている。実施例の場合、リブ102aは第一連結部材103aを間に挟んで上下2箇所に一体成形して構成されている。
また保持体102には矩形状の係合孔102bを備え、前面部材101の裏面に備えた係合部材101aが係合して、前面部材101は保持体102に固定される。
また、保持体102のリブ102aは基体300に一体成形された突起部300a間に保持される。したがって保持体102の左右および上下方向の移動を規制することができ、したがって保持ユニット200の移動を規制できる。
また、基体300の保持体102に対応する部分で、基体300の両側部には、基体300の基部300bとなる面よりも高く、付勢体20の凸部21よりも低い当接部300cが形成されている。
上記のような構成を備えた操作ボタン100の動作について説明する。
利用者が、前面部材101を押圧すると、押圧された前面部材101を保持している保持体102も一緒に押圧されて、基体300の付勢体20に抗してスイッチ17がONされ、接続されているLED32を点灯させることで、通常時はハーフミラー状となって表示部30を鏡状態にしている部分が、選択されたモード(たとえば「冷凍室」を「強」運転等)を点灯させるとともに、冷蔵庫全体を制御する制御部(図示しない)に配線を通じて信号を送り、選択された運転状態に制御される。
そして利用者が前面部材101から手を離すことで、保持体102は隣合う保持体102と第一連結部材103aによって連結されているので、単独で左右方向の移動が規制され、隣り合う保持体102よりも横方向にズレることを防止することができる。
また、第二連結部材103bによって第一連結部材103aを介して隣合う保持体102が連結されているので、保持体102は単独で上下方向への移動が規制されるので、隣り合う保持体102との上下間隔は操作前後でズレることを防止できる。
したがって、隣り合う前面部材101の位置ズレを防止でき、4つの操作ボタン100は上下左右方向にズレることなく配列されるので、デザイン性を高め誤動作を防止できる。
また、利用者が前面部材101の中央部ではなく、端近辺を押圧した場合でも、連結体103によって隣り合う保持体が連結しているので、操作ボタンの操作後の位置ズレを防止でき、さらに当接部300cに保持体102が当接するので、操作ボタン端押しによる連結体103にかかる負荷を低減でき、連結体103の信頼性を高めることができる。
また、前面部材101は係合部材101aが係合孔102bに係合して固定されるので、両面テープを廃止できコスト低減を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、冷蔵庫の動作を設定するための複数の操作ボタンを備える冷蔵庫であって、コンパクトな配置構成であり、かつ、使用者にとって利便性の高い複数の操作ボタンを備える冷蔵庫を提供することができることとなり、家庭用および業務用など様々な種類および大きさの冷蔵庫等に適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態1における操作ユニットの構成概要を示す分解斜視図 本発明の実施の形態1における操作ユニットの断面構成の概要を示す拡大図 本発明の実施の形態1における保持体の正面概要図 本発明の実施の形態1における第一係合部材および第二係合部材の形状および位置関係を示す断面概要図 (A)本発明の実施の形態1における第一係合部材と第二係合部材との係合状態を示す断面概要図(B)本発明の実施の形態1における第一係合部材と第二係合部材との係合状態を示す拡大斜視図 (A)本発明の実施の形態1におけるガイド部材と側壁との位置関係を示す正面透視図(B)本発明の実施の形態1におけるガイド溝の概要を示す側面図(C)本発明の実施の形態1における操作ボタンが初期位置に戻った状態を示す断面概要図 本発明の実施の形態1における操作ボタンが傾くように押下された場合の一例を示す断面概要図 本発明の実施の形態1における付勢体の構成を示す正面概要図 本発明の実施の形態2における要部斜視図 保持ユニットの要部平面図 基体の要部平面図 図10を組み立てた時の要部断面図 従来の冷蔵庫における制御基板ユニットの外観を示す図
符号の説明
10 操作ユニット
11 操作ボタン
12 前面部材
13 両面テープ
14 保持体
14a 第一係合部材
14b 第一係合面
14c ガイド部材
14d 傾斜面部
15 基体
15a 第二係合部材
15b 第二係合面
15c 側壁
15d ガイド溝
15e 溝終端部
15f ガイド孔
16 ボタン支持部
17 スイッチ
18 防水シート
19 電子回路基板
20 付勢体(付勢手段)
20a 弾性板
21 凸部
30 表示部
31 LEDカバー
32 LED
51 冷蔵庫
52 断熱箱体
53 冷蔵室(貯蔵室)
54 製氷室
55 切換室
56 野菜室
57 冷凍室
60a 左扉
60b 右扉
61、62、63、64 扉
70 内箱
71 外箱
72 発泡断熱材
80 扉化粧板
80a 縦長開口
100 操作ボタン
101 前面部材
102 保持体
103 連結体
200 保持ユニット
300 基体
300a 突起部
300b 基部
300c 当接部

Claims (5)

  1. 前面に開口部を有し、物を貯蔵する貯蔵室と、前記貯蔵室の前記開口部の少なくとも一部を開閉可能に塞ぐ扉と、前記扉の前面に穿設されるひとつの縦長開口に縦方向に仕切りを設けることなく連なって配置され、前記冷蔵庫の動作を設定するための少なくとも2つ以上の矩形の操作ボタンと、前記少なくとも2つ以上の矩形の操作ボタンのうちの最上部または最下部の操作ボタンに隣接して配置され、前記冷蔵庫の動作に関する情報を表示する表示部と、を備え、前記操作ボタンは、前記操作ボタンの前面を形成する前面部材と、前記前面部材を着脱可能に保持する保持体とを有し、複数の前記前面部材に対応して複数の前記保持体が配置され、隣り合う前記保持体は連結体によって連結されている冷蔵庫。
  2. 前記扉は、前記冷蔵庫の高さ方向に平行な直線を回動軸として回動する扉であり、前記冷蔵庫はさらに、前記扉の前記回動軸とは反対側の端辺に沿って配置される扉化粧板を備え、前記縦長開口は、前記化粧板に設けられている請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. さらに、前記操作ボタンの後部に配置される一対の第一係合部材であって、それぞれが第一係合面を有し、2つの前記第一係合面の間の距離が後方に向かって広がっている一対の第一係合部材と、前記一対の第一係合部材と対向する位置に配置される一対の第二係合部材であって、それぞれが第二係合面を有し、2つの前記第二係合面の間の距離が前方に向かって狭まっている一対の第二係合部材と、前記操作ボタンの左右に前記操作ボタンと所定の間隔をあけて配置され、前方に突出した側壁とを備え、前記一対の第二係合部材は、前記操作ボタンの上方向の位置を規制し、前記操作ボタンが押下された場合、2つの前記第一係合面と2つの前記第二係合面とが接することにより、前記操作ボタンの左右方向の位置は、前記操作ボタンの左右に配置される側壁間の略中央に規制される請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. さらに、前記操作ボタンの左右端それぞれから突出状に設けられ、前記操作ボタンから遠いほど後方に後退している傾斜面部を有するガイド部材と、前記操作ボタンの左右に前記操作ボタンと所定の間隔をあけて配置され、前方へ突出した側壁と、前記操作ボタンを前方に付勢する付勢手段とを備え、左右の前記側壁のそれぞれは、前記ガイド部材を前後
    方向に移動可能に保持するとともに前記操作ボタンの上下方向の位置を規制するガイド溝を有し、さらに前記ガイド溝の前方向の終端となる溝終端部を有していることにより、前記操作ボタンの前後方向の初期位置より前方への移動を制限し、前記操作ボタンが、押下された状態から解放され、前記付勢手段の付勢力により前記初期位置に戻る場合、左右それぞれの前記ガイド部材の傾斜面部のいずれか一方が、対応する前記側壁の溝終端部と摺動することにより、前記操作ボタンの左右位置は、左右それぞれの前記側壁間の略中央に規制される請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記連結体は、前記保持体の左右両側面部から突出する第一連結部材と、前記保持体の両側部に平行に連結される第二連結部材と、が一体に繋がって構成されるとともに、前記第一連結部材は、前記保持体の左右両側面部の略中央部から突出させた請求項1に記載の冷蔵庫。
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