JP4352718B2 - 回折格子パターンを有するディスプレイ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ビーム露光装置を用いて微小な回折格子(グレーティング)をドット毎に2次元平面に配置することにより形成される回折格子パターンを有するディスプレイに係り、真贋判定を行う情報を記録した領域を判別することが困難であり、より一層高度な偽造防止効果を持たせると共に、ディスプレイとしての可視性の向上、ならびにデザインの自由度の増加を実現することができる回折格子パターンを有するディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、平面状の基板の表面に、微小な回折格子からなる回折格子要素のドットを画素として複数個配置することにより、回折格子パターンが形成されたディスプレイが多く使用されてきている。
【0003】
2光束干渉による回折格子パターンを有するディスプレイを作製する方法としては、2光束干渉による微小な干渉縞(以下、回折格子と称す)を、そのピッチ、方向、および光強度を変化させて、感光性フィルムに次々と露光するものである(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
すなわち、より具体的には、回折格子パターンが複数の微小なドットに分割され、各ドットのピッチ、回折格子の空間周波数、各ドットの並び方が所望に変化していて、ドットに形成された回折格子の方向を各ドット毎に変化させているものである。
【0005】
さらに、例えば電子ビーム露光装置を用い、かつコンピュータ制御により、平面状の基板が載置されたX−Yステージを移動させて、基板の表面に回折格子からなる複数の微小な回折格子要素のドットを配置することにより、ある絵柄の回折格子パターンが形成されたディスプレイを作製する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
ところで、このような回折格子パターンを有するディスプレイを用いて、製品の真贋を判定する方法としては、肉眼では観察できない大きさの文字(マイクロ文字)やパターンを記録しておき、拡大観察するなどの方法で判定する方法などが多く用いられている。
【0007】
しかしながら、このような方法では拡大鏡などの観察装置で容易にパターンを読み取り、複製することが可能で、模造品を容易に作成することが可能である。
【0008】
また、肉眼では観察できないパターン、もしくは識別できないパターンとして情報を記録しておき、レーザー光を用いた読取装置などを用いて真贋判定を行う方法も提案されている。
【0009】
しかしながら、このような方法では特定の領域に情報を記録していることから、この領域を発見することができ、レーザー光を照射する角度さえ解ってしまえば模造品を作成することも可能である。
【0010】
【特許文献1】
特開昭60−156004号公報
【特許文献2】
USP5058992号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の回折格子パターンを有するディスプレイを用いて製品の真贋を判定する方法では、真贋判定を行う情報を記録した領域と記録の方法が解れば、模造品を作製することができるという問題があった。
【0012】
本発明は、上記の問題点に鑑み考案されたもので、その目的は回折格子パターンを有するディスプレイにおいて、真贋判定を行う情報を記録した領域を判別することが困難であり、より一層高度な偽造防止効果を持たせると共に、ディスプレイとしての可視性の向上、ならびにデザインの自由度の増加を実現することができる回折格子パターンを有するディスプレイを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明において上記課題を達成するために、まず請求項1においては、少なくとも2つ以上の回折格子要素の格子間隔および格子角度が、回折格子要素からの回折光が複数の特定波長の光源による回折光として空間上の同一結像点に結像するように設定されており、空間上の同一結像点を複数個配置し、これらの同一結像点の集合により特定のパターンを表現する回折格子パターンを有するディスプレイとしたものである。
【0017】
また、請求項2においては、複数の空間上の同一結像点を、同一平面上に配置し、この平面上に投影スクリーンを配置し特定のパターンを投影するようにした回折格子パターンを有するディスプレイとしたものである。
【0018】
また、請求項3においては、複数の空間上の同一結像点近傍に、光量を測定可能もしくは光の有無を判断することが可能な、複数の光センサーを設置した回折格子パターンを有するディスプレイとしたものである。
【0019】
また、請求項4においては、光センサーの光入射の前面に、光源と同じ特定波長を透過するフィルターを設けた回折格子パターンを有するディスプレイとしたものである。
【0020】
また、請求項5においては、回折格子アレイにおける特定のパターンを表現する回折格子要素は不規則に配置した回折格子パターンを有するディスプレイとしたものである。
【0021】
さらにまた、請求項6においては、これらの回折格子の形状は鋸刃状のブレーズド回折格子である回折格子パターンを有するディスプレイとしたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態につき説明する。
請求項1及び2に係る本発明の回折格子パターンを有するディスプレイは、少なくとも2つ以上の回折格子要素の格子間隔および格子角度が、回折格子要素からの回折光が複数の特定波長の光源による回折光として空間上の同一結像点に結像するように設定されており、空間上の同一結像点を複数個配置することにより、特定の色の光源からの光によって回折した光を特定の色のパターンとして表示することができる。
【0026】
また、請求項3及び4に係る本発明の回折格子パターンを有するディスプレイは、複数の空間上の同一結像点近傍に、光量を測定可能もしくは光の有無を判断することが可能な、複数の光センサーを設置し、さらに、光センサーの光入射の前面に、光源と同じ特定波長を透過するフィルターを設けることにより、特定の色の光源からの回折光を光センサーで感知し、これらの結果から真贋判定を行うことができるようにした。
【0027】
また、請求項5に係る本発明の回折格子パターンを有するディスプレイは、空間上の同一結像点に結像する複数の回折格子要素を回折格子アレイ上に配置する際に、不規則に配置することにより、真贋判定を行う情報を記録した領域を判別することが困難とすることができるようにした。
【0028】
さらにまた、請求項6に係る本発明の回折格子パターンを有するディスプレイは、これらの回折格子の形状を鋸刃状のブレーズド回折格子とすることにより、空間上の同一結像点以外(−1次回折光や2次回折光)に回折する回折光を少なくすることができ、より正確な真贋判定を行うことができる。
【0029】
以上説明したように、特定の光源からの光によって回折した光を投影スクリーンまたは、光センサー上に特定のパターンとして表示することができ、これらの結果から真贋判定を行うことができる。
さらに真贋判定を行う情報を記録した領域を判別することが困難となる回折格子パターンを有するディスプレイを提供することが可能となる。
【0030】
【実施例】
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
<実施例1>
図1は本発明の回折格子パターンを有するディスプレイの第1の実施例の構成要素を模式的に示す概要図で、真贋判定を行う際の構成要素を示している。
回折格子アレイ21は、図1に示すように、回折格子要素21a、回折格子要素21b、回折格子要素21c及び回折格子要素21dを含む複数の回折格子要素から構成されている。
【0031】
光源10より入射した入射光は各回折格子で設定された回折角度で回折し、空間上の結像点に結像し、投影スクリーン30上に投影される。
ここで、回折格子要素21a及び回折格子要素21bで回折した光は、結像点31aに結像し、回折格子要素21c及び回折格子要素21dで回折した光は、結像点31bに結像するように回折格子要素の格子間隔および格子角度を設定してある。
【0032】
また、回折格子アレイ21の回折格子要素21a、回折格子要素21b、回折格子要素21c及び回折格子要素21d以外の回折格子要素は、結像点31a、結像点31bには結像しないようにしてある。
このため、回折格子アレイ21は光源10より照明することで投影スクリーン30上に2点の結像点31a、結像点31bが投影される。
ここで、結像点31a、結像点31bのような、同一結像点を複数個配置し、これらの同一結像点の集合により特定のパターンをスクリーン上に投影するようにし、このパターンを確認することにより、真贋判定を行うことができる。
【0033】
また、同一結像点に結像する回折格子要素を回折格子アレイ上に配置する際に、特定のパターンを表現する回折格子要素を不規則に配置することにより、真贋判定を行う情報を記録した領域を判別することが困難となる。
【0034】
<実施例2>
図2は本発明の回折格子パターンを有するディスプレイの第2の実施例の構成要素を模式的に示す概要図で、真贋判定を行う際の構成要素を示している。
回折格子アレイ22は、図2に示すように、回折格子要素22a、回折格子要素22b、回折格子要素22c及び回折格子要素22dを含む複数の回折格子要素から構成されている。
【0035】
光源10より入射した入射光は各回折格子で設定された回折角度で回折し、空間上の結像点32a、32bに結像し、その結像点近傍には光量を測定可能もしくは光の有無を判断することが可能な光センサー41a、41bが設置してある。
ここで、回折格子要素22a、回折格子要素22bで回折した光は、結像点32aに結像し、光センサー41aに入射し、回折格子要素22c、回折格子要素22dで回折した光は、結像点32bに結像し、光センサー41bに入射するように回折格子要素の格子間隔および格子角度を設定してある。
【0036】
また、回折格子アレイ22に含まれる回折格子要素のうち、回折格子要素22a、回折格子要素22b、回折格子要素22c、回折格子要素22d以外の回折格子要素は、結像点32a、結像点32bには結像しないようにしてある。
このため、回折格子アレイ22は光源10より照明することで光センサー41a、光センサー41bで感知し、これらの結果から真贋判定を行うことができる。
【0037】
また、第1の実施例と同様に、同一結像点に結像する回折格子要素を回折格子アレイ上に配置する際に、特定のパターンを表現する回折格子要素を不規則に配置することにより、真贋判定を行う情報を記録した領域を判別することが困難となる。
【0038】
<実施例3>
図3は本発明の回折格子パターンを有するディスプレイの第3の実施例の構成要素を模式的に示す概要図で、真贋判定を行う際の構成要素を示している。
回折格子アレイ23は、図3に示すように、回折格子要素23a、回折格子要素23b、回折格子要素24a、回折格子要素24b、回折格子要素25a、回折格子要素25bを含む複数の回折格子要素から構成されている。
【0039】
光源10Rは赤色の発光ダイオードで、光源10Gは緑色の発光ダイオード、光源10Bは青色の発光ダイオードである。
光源10Rより入射した入射光は回折格子要素23a及び回折格子要素23bで設定された回折角度で回折し、空間上の結像点33Rに結像し、投影スクリーン30上に投影される。
【0040】
また、光源10Gより入射した入射光は回折格子要素24a及び回折格子要素24bで設定された回折角度で回折し、空間上の結像点33Gに結像し、投影スクリーン30上に投影される。
【0041】
同様に、光源10Bより入射した入射光は回折格子要素25a及び回折格子要素25bで設定された回折角度で回折し、空間上の結像点33Bに結像し、投影スクリーン30上に投影される。
【0042】
また、回折格子アレイ23に含まれる回折格子要素のうち、回折格子要素23a、回折格子要素23b、回折格子要素24a、回折格子要素24b、回折格子要素25a、回折格子要素25b以外の回折格子要素は、結像点33R、結像点33G、結像点33Bには結像しないようにしてある。
このため、投影スクリーン30上には結像点33R、結像点33G、結像点33Bの赤、緑、青の3色の結像点が投影される。
【0043】
さらに、同一結像点を複数個配置し、これらの同一結像点の集合により特定のパターンをスクリーン上に投影するようにし、このパターンを確認することにより、真贋判定を行うことができる。
また、同一結像点に赤、緑、青の3色を結像することで、白色の点を投影することが可能で、赤、緑、青の3色の光量を調節することでカラーのパターンも投影することが可能となる。
結像点の光量を調節するには、その同一結像点に結像する回折格子要素の数を調整することで制御することが可能である。
【0044】
また、同一結像点に結像する回折格子要素を回折格子アレイ上に配置する際に、特定のパターンを表現する回折格子要素を不規則に配置することにより、真贋判定を行う情報を記録した領域を判別することが困難となる。
【0045】
<実施例4>
図4は本発明の回折格子パターンを有するディスプレイの第4の実施例の構成要素を模式的に示す概要図で、真贋判定を行う際の構成要素を示している。
回折格子アレイ24は、図4に示すように、回折格子要素26a、回折格子要素26b、回折格子要素27a、回折格子要素27b、回折格子要素28a、回折格子要素28bを含む複数の回折格子要素から構成されている。
【0046】
光源10Rは赤色の発光ダイオードで、光源10Gは緑色の発光ダイオード、光源10Bは青色の発光ダイオードである。
光源10Rより入射した入射光は回折格子要素26a、回折格子要素26bで設定された回折角度で回折し、空間上の結像点34Rに結像し、光センサー42R上に入射する。
また、光源10Gより入射した入射光は回折格子要素27a、回折格子要素27bで設定された回折角度で回折し、空間上の結像点34Gに結像し、光センサー42G上に入射する。
同様に、光源10Bより入射した入射光は回折格子要素28a、回折格子要素28bで設定された回折角度で回折し、空間上の結像点34Bに結像し、光センサー42B上に入射する。
【0047】
また、回折格子アレイ24に含まれる回折格子要素のうち、回折格子要素26a、回折格子要素26b、回折格子要素27a、回折格子要素27b、回折格子要素28a、回折格子要素28b以外の回折格子要素は、結像点34R、結像点34G、結像点34Bには結像しないようにしてある。
このため、光センサー42Rには結像点34Rから、光センサー42Gには結像点34Gから、光センサー42Bには結像点34Bから、赤、緑、青の3色の光で入射する。
【0048】
さらに、光センサー42R、光センサー42G、光センサー42Bの光の入射する前面に、各光源と同じ色の波長成分を透過するフィルターを設けてある。
このため、回折格子アレイ24は光源10R、光源10G、光源10Bより照明することで光センサー42R、光センサー42G、光センサー42Bで感知し、これらの結果から真贋判定を行うことができる。
【0049】
また、実施例1〜実施例3と同様に、同一結像点に結像する回折格子要素を回折格子アレイ上に配置する際に、回折格子要素を不規則に配置することにより、真贋判定を行う情報を記録した領域を判別することが困難となる。
【0050】
また、実施例3と同様に、同一結像点に入射する赤、緑、青の3色の光量を調節することでカラーのパターンとして、光センサーに入射することができ、この場合には、光センサー前面に設置するフィルターは、設定した光量の赤、緑、青の3色で再現される色を透過するようなフィルターとする。
【0051】
以上のように、赤、緑、青の三原色以外の色で真贋判定を行うことで、より一層高度な偽造防止効果を持たせることができる。
また、実施例1〜実施例4の回折格子の格子形状を鋸刃状のブレーズド回折格子とすることで、より一層真贋判定が正確となり信頼性が向上する。
【0052】
図5は、従来のバイナリー回折格子における入射光に対する回折光、反射光の様子を模式的に示す概要図である。
バイナリー回折格子51に、入射光52が入射すると、+1次回折光53として結像点35に射出される。このとき同時に、反射光(0次回折光)55と、−1次回折光56と、+2次回折光57が射出され、入射した光の一部のみしか+1次回折光53として射出されない。
【0053】
図6は、ブレーズド回折格子における入射光に対する回折光、反射光の様子を模式的に示す概要図である。
ブレーズド回折格子61に、入射光62が入射すると、+1次回折光63として結像点36に射出される。ところで、ブレーズド回折格子61は、その傾斜面での入射光の反射もしくは屈折の角度が、回折角度と一致した場合に、非常に高い回折効率が得られる。つまり、回折角度と同じ角度に反射するような傾斜角度である回折格子形状とすることで、入射光のほとんどを+1次回折光63として回折するようなブレーズド回折格子とすることが可能となる。
すなわち、回折格子の格子形状をブレーズド回折格子とすることで、入射した光のほとんどを、+1次回折光として同一結像点に結像することが可能となる。
【0054】
【発明の効果】
上記したように、本発明によれば、少なくとも2つ以上の回折格子要素の格子間隔および格子角度を、回折格子要素からの回折光が特定の光源による回折光として空間上の同一結像点に結像するように設定することにより、特定の光源からの光によって回折した光を投影スクリーン上に同一結像点の集合により特定のパターンして表示するディスプレイを提供できる。
また、複数の空間上の同一結像点近傍に、光量を測定可能もしくは光の有無を判断することが可能な、複数の光センサーを設置することにより、特定の光源からの回折光を複数の光センサーで感知し、特定のパターンをスクリーン上に投影するようにし、このパターンを確認することにより、真贋判定を行うことができる。さらに、回折格子の格子形状を鋸刃状のブレーズド回折格子とすることで、より一層真贋判定が正確となり信頼性が向上する。
さらに、真贋判定を行う情報を記録した領域を判別することが困難となる回折格子パターンを有するディスプレイを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回折格子パターンを有するディスプレイの第1の実施例の構成要素を模式的に示す概要図である。
【図2】本発明の回折格子パターンを有するディスプレイの第2の実施例の構成要素を模式的に示す概要図である。
【図3】本発明の回折格子パターンを有するディスプレイの第3の実施例の構成要素を模式的に示す概要図である。
【図4】本発明の回折格子パターンを有するディスプレイの第1の実施例の構成要素を模式的に示す概要図である。
【図5】従来のバイナリー回折格子における入射光に対する回折光、反射光の様子を模式的に示す概要図である。
【図6】ブレーズド回折格子における入射光に対する回折光、反射光の様子を模式的に示す概要図である。
【符号の説明】
10、10R、10G、10B……光源
21、22、23、24……回折格子アレイ
21a、21b、21c、21d、22a、22b、22c、22d、23a、23b、24a、24b、25a、25b、26a、26b、27a、27b、28a、28b……回折格子要素
30……投影スクリーン
31a、31b、32a、32b、33R、33G、33B、34R、34G、34B、35、36……結像点
41a、41b、42R、42G、42B……光センサー
51……バイナリー回折格子
52、62……入射光
53、63……+1次回折光
55……反射光(0次回折光)
56……−1次回折光
57……+2次回折光
61……ブレーズド回折格子

Claims (6)

  1. 平面状の基板の表面に微小な回折格子からなる回折格子要素のドットを画素として複数個配置し、当該ドットの集まりによって表現されるパターンを有する回折格子アレイにおいて、
    少なくとも2つ以上の回折格子要素の格子間隔および格子角度は、当該回折格子要素からの回折光が複数の特定波長の光源による回折光として空間上の同一結像点に結像するように設定されており、当該空間上の同一結像点は複数個配置され、当該同一結像点の集合により特定のパターンを表現する回折格子要素を含む回折格子パターンを有するディスプレイ。
  2. 前記複数の空間上の同一結像点を、同一平面上に配置し、当該平面上に投影スクリーンを配置し特定のパターンを投影するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の回折格子パターンを有するディスプレイ。
  3. 前記複数の空間上の同一結像点近傍に、光量を測定可能もしくは光の有無を判断することが可能な、複数の光センサーを設置したことを特徴とする請求項1に記載の回折格子パターンを有するディスプレイ。
  4. 前記光センサーの光入射の前面に、光源と同じ特定波長を透過するフィルターを設けたことを特徴とする請求項3に記載の回折格子パターンを有するディスプレイ。
  5. 前記回折格子アレイにおける特定のパターンを表現する回折格子要素を不規則に配置したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回折格子パターンを有するディスプレイ。
  6. 前記回折格子の形状が鋸刃状のブレーズド回折格子であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の回折格子パターンを有するディスプレイ。
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