JP2002366891A - カード真贋判定装置 - Google Patents
カード真贋判定装置Info
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- JP2002366891A JP2002366891A JP2001177973A JP2001177973A JP2002366891A JP 2002366891 A JP2002366891 A JP 2002366891A JP 2001177973 A JP2001177973 A JP 2001177973A JP 2001177973 A JP2001177973 A JP 2001177973A JP 2002366891 A JP2002366891 A JP 2002366891A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1台で複数種のホログラムに対応することが
できるようにすること。 【解決手段】 カード1の種類に対応して所定のホログ
ラムを設けたカード1の真贋を該ホログラムに基づき判
定するためのカード真贋判定装置であって、前記ホログ
ラムに測定光を投影するための測定光投影系(半導体レ
ーザ25a、コリメートレンズ25b)と、測定光束P
のホログラムで反射された反射回折光を受光するための
エリアセンサ28と、エリアセンサ28からの信号に基
づきそれぞれ各種ホログラムに対応する演算を行ってカ
ード1の真贋判定を行う複数の判定演算手段30〜32
と、複数の判定演算手段30〜32のいずれかを選択す
る選択手段(切換えスイッチ24、スイッチ回路29)
とを備えている。
できるようにすること。 【解決手段】 カード1の種類に対応して所定のホログ
ラムを設けたカード1の真贋を該ホログラムに基づき判
定するためのカード真贋判定装置であって、前記ホログ
ラムに測定光を投影するための測定光投影系(半導体レ
ーザ25a、コリメートレンズ25b)と、測定光束P
のホログラムで反射された反射回折光を受光するための
エリアセンサ28と、エリアセンサ28からの信号に基
づきそれぞれ各種ホログラムに対応する演算を行ってカ
ード1の真贋判定を行う複数の判定演算手段30〜32
と、複数の判定演算手段30〜32のいずれかを選択す
る選択手段(切換えスイッチ24、スイッチ回路29)
とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、格子パターンに基
づく画像が形成されたホログラムを有するカードの真贋
を判定するカードの真贋判定装置に関する。
づく画像が形成されたホログラムを有するカードの真贋
を判定するカードの真贋判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図1に示すように、例えば、
クレジットカード等のカード1にはホログラムシール2
が設けられているものが知られている。そのホログラム
シールには格子パターン3に基づく画像4が形成されて
いる。そのホログラムシール2はカード1の真贋の判定
に用いられる。
クレジットカード等のカード1にはホログラムシール2
が設けられているものが知られている。そのホログラム
シールには格子パターン3に基づく画像4が形成されて
いる。そのホログラムシール2はカード1の真贋の判定
に用いられる。
【0003】そのカード1には、偽造を防止するため
に、格子パターン3を構成する回折格子の配列形成方向
を変えて、複数個の画像を形成したものがある。
に、格子パターン3を構成する回折格子の配列形成方向
を変えて、複数個の画像を形成したものがある。
【0004】図2は例えばピッチの異なる回折格子から
なる格子パターン5〜7に基づき3種類の画像が形成さ
れた矩形状のホログラムシール2を示し、図3(a)は
矩形状のホログラムシール2の一辺2aと直交する方向
に回折格子が配列形成されかつピッチP1の回折格子か
らなる格子パターン5に基づく画像8を示し、図3
(b)は回折格子の配列形成方向が格子パターン5の回
折格子の配列形成方向と同方向で且つピッチP2の回折
格子からなる格子パターン6に基づく画像9、図3
(c)は回折格子の配列形成方向が格子パターン5、6
の配列形成方向と同方向でかつピッチP3の回折格子か
らなる格子パターン7に基づく画像10を示し、これら
の3つの画像8〜10が重ね合わされて、図2に示すホ
ログラムシール2が形成され、ホログラムシール2に対
する入射光線の具合によって画像8〜10の見え具合が
変化するものとなっている。その図2,図3において、
矢印は回折格子の配列形成方向を示し、各回折格子の延
びる方向はその配列方向と直交している。
なる格子パターン5〜7に基づき3種類の画像が形成さ
れた矩形状のホログラムシール2を示し、図3(a)は
矩形状のホログラムシール2の一辺2aと直交する方向
に回折格子が配列形成されかつピッチP1の回折格子か
らなる格子パターン5に基づく画像8を示し、図3
(b)は回折格子の配列形成方向が格子パターン5の回
折格子の配列形成方向と同方向で且つピッチP2の回折
格子からなる格子パターン6に基づく画像9、図3
(c)は回折格子の配列形成方向が格子パターン5、6
の配列形成方向と同方向でかつピッチP3の回折格子か
らなる格子パターン7に基づく画像10を示し、これら
の3つの画像8〜10が重ね合わされて、図2に示すホ
ログラムシール2が形成され、ホログラムシール2に対
する入射光線の具合によって画像8〜10の見え具合が
変化するものとなっている。その図2,図3において、
矢印は回折格子の配列形成方向を示し、各回折格子の延
びる方向はその配列方向と直交している。
【0005】この種のホログラムシールに、平行光束を
投影すると、ホログラムシール2によって図4に示すよ
うなその平行光束に基づく反射回折光R1〜R3が生じ
る。なお、Lはラインセンサであり、近時、このライン
センサLの受光出力に基づいてカードの真贋を判定する
ものについては出願人は既に出願している(例えば、特
願2000−154708号)。
投影すると、ホログラムシール2によって図4に示すよ
うなその平行光束に基づく反射回折光R1〜R3が生じ
る。なお、Lはラインセンサであり、近時、このライン
センサLの受光出力に基づいてカードの真贋を判定する
ものについては出願人は既に出願している(例えば、特
願2000−154708号)。
【0006】ここで反射回折光R1は例えば格子パター
ン5によるものであり、反射回折光R2は例えば格子パ
ターン6によるものであり、反射回折光R3は例えば格
子パターン7によるものである。
ン5によるものであり、反射回折光R2は例えば格子パ
ターン6によるものであり、反射回折光R3は例えば格
子パターン7によるものである。
【0007】また、図5は例えば3つの格子パターン1
1〜13に基づき3種類の画像が形成された矩形状のホ
ログラムシール2を示し、図6(a)は矩形状のホログ
ラムシール2の一辺2aと直交する方向に回折格子が配
列形成された格子パターン11に基づく画像14を示
し、図6(b)は格子パターン12の回折格子の配列方
向に対して右斜め45度方向に回折格子が配列形成され
た格子パターン12に基づく画像15を示し、図6
(c)は格子パターン11の回折格子の配列方向に対し
て左斜め45度方向に回折格子が配列形成された格子パ
ターン13に基づく画像16を示し、これらの3つの画
像14〜16が重ね合わされて、図5に示すホログラム
シール2は形成され、ホログラムシール2に対する入射
光線の具合によって画像14〜16の見え具合が変化す
るものとなっている。その図6において、矢印は回折格
子の配列形成方向を示し、各回折格子の延びる方向はそ
の配列方向と直交している。
1〜13に基づき3種類の画像が形成された矩形状のホ
ログラムシール2を示し、図6(a)は矩形状のホログ
ラムシール2の一辺2aと直交する方向に回折格子が配
列形成された格子パターン11に基づく画像14を示
し、図6(b)は格子パターン12の回折格子の配列方
向に対して右斜め45度方向に回折格子が配列形成され
た格子パターン12に基づく画像15を示し、図6
(c)は格子パターン11の回折格子の配列方向に対し
て左斜め45度方向に回折格子が配列形成された格子パ
ターン13に基づく画像16を示し、これらの3つの画
像14〜16が重ね合わされて、図5に示すホログラム
シール2は形成され、ホログラムシール2に対する入射
光線の具合によって画像14〜16の見え具合が変化す
るものとなっている。その図6において、矢印は回折格
子の配列形成方向を示し、各回折格子の延びる方向はそ
の配列方向と直交している。
【0008】この種のホログラムシールに、平行光束を
投影すると、ホログラムシール2によって図7に示すよ
うにその平行光束に基づく反射回折光R1’〜R3’が
生じる。
投影すると、ホログラムシール2によって図7に示すよ
うにその平行光束に基づく反射回折光R1’〜R3’が
生じる。
【0009】ここで反射回折光R1’は例えば格子パタ
ーン14によるものであり、反射回折光R2’は例えば
格子パターン15によるものであり、反射回折光R3’
は例えば格子パターン16によるものである。
ーン14によるものであり、反射回折光R2’は例えば
格子パターン15によるものであり、反射回折光R3’
は例えば格子パターン16によるものである。
【0010】さらに、図8に示すように所定ピッチ幅で
かつ回折格子の延びる方向が45度毎に異なる回折格子
を有する3つの格子パターン17〜19を周期的に配列
したようなものもある。格子パターン17の回折格子の
延びる方向は格子パターン18、19の回折格子の延び
る方向に対して45度傾いており、格子パターン18の
回折格子と格子パターン19の回折格子の延びる方向と
は互いに90度傾いている。なお、符号20は回折格子
が形成されていないパターンである。
かつ回折格子の延びる方向が45度毎に異なる回折格子
を有する3つの格子パターン17〜19を周期的に配列
したようなものもある。格子パターン17の回折格子の
延びる方向は格子パターン18、19の回折格子の延び
る方向に対して45度傾いており、格子パターン18の
回折格子と格子パターン19の回折格子の延びる方向と
は互いに90度傾いている。なお、符号20は回折格子
が形成されていないパターンである。
【0011】このホログラムシール2では、1方向に並
べられた回折格子の格子パターン17に対して、回折格
子の延びる方向と延びる方向が異なり、かつ互いに異な
る方向に延びる格子パターン18、19が設けられ、各
格子パターン17〜19が周期的に交互に配列されてい
る。
べられた回折格子の格子パターン17に対して、回折格
子の延びる方向と延びる方向が異なり、かつ互いに異な
る方向に延びる格子パターン18、19が設けられ、各
格子パターン17〜19が周期的に交互に配列されてい
る。
【0012】この種のホログラムシール2では、各格子
パターンを構成する回折格子の短周期構造とは別に、格
子パターン自体も2つの長周期構造で配置されており、
図8において符号P1、P2、P3は各格子パターン1
7〜19のそれぞれの第1長周期構造のピッチ、符号P
1’、P2’、P3’は各格子パターン17〜19のそ
れぞれの第2長周期構造のピッチを示している。
パターンを構成する回折格子の短周期構造とは別に、格
子パターン自体も2つの長周期構造で配置されており、
図8において符号P1、P2、P3は各格子パターン1
7〜19のそれぞれの第1長周期構造のピッチ、符号P
1’、P2’、P3’は各格子パターン17〜19のそ
れぞれの第2長周期構造のピッチを示している。
【0013】この種のホログラムシールに、平行光束を
投影すると、ホログラムシール2によってその平行光束
に基づく反射回折光R1”〜R3”が生じる。なお、符
号R4”はパターン20による正反射光を示している。
投影すると、ホログラムシール2によってその平行光束
に基づく反射回折光R1”〜R3”が生じる。なお、符
号R4”はパターン20による正反射光を示している。
【0014】ここで反射回折光R1”は例えば格子パタ
ーン17によるものであり、反射回折光R2”は例えば
格子パターン18によるものであり、反射回折光R3”
は例えば格子パターン19によるものである。なお、R
4”は正反射光である。
ーン17によるものであり、反射回折光R2”は例えば
格子パターン18によるものであり、反射回折光R3”
は例えば格子パターン19によるものである。なお、R
4”は正反射光である。
【0015】また、この種の格子パターン17〜19を
有するホログラムシールの場合、各格子パターン17〜
19が長周期構造と短周期構造とを有しているので、各
格子パターンそれ自体が回折格子としての作用を果た
し、反射回折光の中に細かな反射回折光を生じ、例えば
図10に示すように、反射回折光R1”〜R3”のそれ
ぞれの中に多数の小さなスポット状回折光rが分離して
得られることとなる。
有するホログラムシールの場合、各格子パターン17〜
19が長周期構造と短周期構造とを有しているので、各
格子パターンそれ自体が回折格子としての作用を果た
し、反射回折光の中に細かな反射回折光を生じ、例えば
図10に示すように、反射回折光R1”〜R3”のそれ
ぞれの中に多数の小さなスポット状回折光rが分離して
得られることとなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このようにカードの種
類により、そのホログラムシールは多種類あり、このホ
ログラムシールの種類によりホログラムシールに測定光
を投影して反射される回折光は異なる方向に異なる態様
で形成されるものであるが、カード真贋判定装置では、
ただ1台の装置において複数種のカードの真贋を判定可
能な装置が要求されており、前述したホログラムシール
の違いに影響を受けずに適正な判定が出きる装置が要望
されている。
類により、そのホログラムシールは多種類あり、このホ
ログラムシールの種類によりホログラムシールに測定光
を投影して反射される回折光は異なる方向に異なる態様
で形成されるものであるが、カード真贋判定装置では、
ただ1台の装置において複数種のカードの真贋を判定可
能な装置が要求されており、前述したホログラムシール
の違いに影響を受けずに適正な判定が出きる装置が要望
されている。
【0017】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、1台で複数種のホログラ
ムに対応することができるカード真贋判定装置を提供す
ることにある。
で、その目的とするところは、1台で複数種のホログラ
ムに対応することができるカード真贋判定装置を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
カード真贋判定装置は、カードの種類に対応して所定の
ホログラムを設けたカードの真贋を該ホログラムに基づ
き判定するためのカード真贋判定装置であって、前記ホ
ログラムに測定光を投影するための測定光投影系と、前
記測定光束の前記ホログラムで反射された反射回折光を
受光するためのエリアセンサと、該エリアセンサからの
信号に基づきそれぞれ前記ホログラムの種類に応じた演
算を行って前記カードの真贋判定を行う複数の判定演算
手段と、該複数の判定演算手段のいずれか選択する選択
手段とを備えている。
カード真贋判定装置は、カードの種類に対応して所定の
ホログラムを設けたカードの真贋を該ホログラムに基づ
き判定するためのカード真贋判定装置であって、前記ホ
ログラムに測定光を投影するための測定光投影系と、前
記測定光束の前記ホログラムで反射された反射回折光を
受光するためのエリアセンサと、該エリアセンサからの
信号に基づきそれぞれ前記ホログラムの種類に応じた演
算を行って前記カードの真贋判定を行う複数の判定演算
手段と、該複数の判定演算手段のいずれか選択する選択
手段とを備えている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について図
面を参照しつつ説明する。
面を参照しつつ説明する。
【0020】図11は本発明の一実施例に係るカード真
贋判定装置の外観を示すものである。
贋判定装置の外観を示すものである。
【0021】その図11において、21はカードの真贋
判定装置のボックスである。ボックス21にはカード1
の出入口22と判定結果表示パネル23と切換えスイッ
チ24とが設けられ、このボックス21の内部にはホロ
グラムシール2に対して測定光を投影する測定光投影系
とホログラムシール2から反射された反射回折光を検出
する検出系とカード真贋判定の動作制御を行う後述する
回路部とが設けられている。
判定装置のボックスである。ボックス21にはカード1
の出入口22と判定結果表示パネル23と切換えスイッ
チ24とが設けられ、このボックス21の内部にはホロ
グラムシール2に対して測定光を投影する測定光投影系
とホログラムシール2から反射された反射回折光を検出
する検出系とカード真贋判定の動作制御を行う後述する
回路部とが設けられている。
【0022】測定光投影系は、図12、図13に示すよ
うに、半導体レーザ25aとコリメートレンズ25bと
から概略構成され、半導体レーザ25aからの発散光が
コリメートレンズ25bにより平行光束に変換され、こ
の平行光束からなる測定光束Pを入射角度θを維持した
状態で、ホログラムシール2に対し投影する。
うに、半導体レーザ25aとコリメートレンズ25bと
から概略構成され、半導体レーザ25aからの発散光が
コリメートレンズ25bにより平行光束に変換され、こ
の平行光束からなる測定光束Pを入射角度θを維持した
状態で、ホログラムシール2に対し投影する。
【0023】同図において、27は検出系の一部を構成
するフーリエ変換レンズであり、ホログラムシール2は
そのフーリエ変換レンズ27の前側焦点位置fに配置さ
れ、フーリエ変換レンズ27の後ろ側焦点位置f’には
同じく検出系を構成するエリアセンサ28が配置され
る。
するフーリエ変換レンズであり、ホログラムシール2は
そのフーリエ変換レンズ27の前側焦点位置fに配置さ
れ、フーリエ変換レンズ27の後ろ側焦点位置f’には
同じく検出系を構成するエリアセンサ28が配置され
る。
【0024】回路部は切換えスイッチ24によって切換
え作動するスイッチ回路29と第1〜第3の判定演算手
段30〜32と表示器33とから構成されている。切換
えスイッチ29は3つの判定演算手段30〜32を選択
的に作動させるものである。例えば、ある種のカードの
真贋を判別したい場合、この種類に対応する判定演算手
段30〜32を作動させるべく切換えスイッチ24を操
作してスイッチ回路29を作動させる。図12において
は判定演算手段31が選択されている。
え作動するスイッチ回路29と第1〜第3の判定演算手
段30〜32と表示器33とから構成されている。切換
えスイッチ29は3つの判定演算手段30〜32を選択
的に作動させるものである。例えば、ある種のカードの
真贋を判別したい場合、この種類に対応する判定演算手
段30〜32を作動させるべく切換えスイッチ24を操
作してスイッチ回路29を作動させる。図12において
は判定演算手段31が選択されている。
【0025】第1の判定演算手段30は図2に示すホロ
グラムシール2に対応したものである。エリアセンサ2
8の番地imの横数ライン(横1ラインでも良い)よっ
て検出された回折反射光R1、R2、R3に基づく光電
出力波ωRにおける回折反射光R1、R2、R3の光量
分布のピーク強度Pe、その各重心位置G1〜G3、そ
の各広がり幅W1〜W3を統計的手法を用いて演算する
ことにより、本物のカードか偽造のカードかを判定し、
その判定結果を出力するものである。
グラムシール2に対応したものである。エリアセンサ2
8の番地imの横数ライン(横1ラインでも良い)よっ
て検出された回折反射光R1、R2、R3に基づく光電
出力波ωRにおける回折反射光R1、R2、R3の光量
分布のピーク強度Pe、その各重心位置G1〜G3、そ
の各広がり幅W1〜W3を統計的手法を用いて演算する
ことにより、本物のカードか偽造のカードかを判定し、
その判定結果を出力するものである。
【0026】第2の判定演算手段31は図5に示すホロ
グラムシール2に対応したもので、エリアセンサ28の
番地jmの縦数ライン(縦1ラインでも良い)によって
検出された回折反射光R1’、R2’、R3’に基づく
光電出力波ωR’における回折反射光R1’、R2’、
R3’の光量分布のピーク強度Pe’、その各重心位置
G1’〜G3’、その各広がり幅を統計的手法を用いて
演算することにより、本物のカードか偽造のカードかを
判定し、その判定結果を出力するようになっている。
グラムシール2に対応したもので、エリアセンサ28の
番地jmの縦数ライン(縦1ラインでも良い)によって
検出された回折反射光R1’、R2’、R3’に基づく
光電出力波ωR’における回折反射光R1’、R2’、
R3’の光量分布のピーク強度Pe’、その各重心位置
G1’〜G3’、その各広がり幅を統計的手法を用いて
演算することにより、本物のカードか偽造のカードかを
判定し、その判定結果を出力するようになっている。
【0027】第3の判定演算手段32は図8に示すホロ
グラムシール2に対応したもので、エリアセンサ28の
番地jmの縦数ライン(縦1ラインでも良い)によって
検出された回折反射光R1”、R2”、R3”に基づく
光電出力波ωrの包絡線ωR”におけるを回折反射光R
1”、R2”、R3”の光量分布のピーク強度Pe”、
その各重心位置G、その各広がり幅を統計的手法を用い
て演算することにより、本物のカードか偽造のカードか
を判定するものである。なお、波形ωrはスポット状回
折光rによるもので、その包絡線ωR”は長周期構造に
よる反射回折光R1”〜R3”の光電出力波に相当す
る。
グラムシール2に対応したもので、エリアセンサ28の
番地jmの縦数ライン(縦1ラインでも良い)によって
検出された回折反射光R1”、R2”、R3”に基づく
光電出力波ωrの包絡線ωR”におけるを回折反射光R
1”、R2”、R3”の光量分布のピーク強度Pe”、
その各重心位置G、その各広がり幅を統計的手法を用い
て演算することにより、本物のカードか偽造のカードか
を判定するものである。なお、波形ωrはスポット状回
折光rによるもので、その包絡線ωR”は長周期構造に
よる反射回折光R1”〜R3”の光電出力波に相当す
る。
【0028】また、第3の判定演算手段32においてエ
リアセンサ28の番地jm'の縦1ラインによって検出さ
れた全反射光R4”の光電出力波ωR4”におけるピー
ク強度Pe”’、その重心位置G4”、その各広がり幅
W4”を演算してカードの真贋判定に併用することもで
きる。この判定演算手段32はそれらの判定動作の後、
その判定結果を出力するものである。
リアセンサ28の番地jm'の縦1ラインによって検出さ
れた全反射光R4”の光電出力波ωR4”におけるピー
ク強度Pe”’、その重心位置G4”、その各広がり幅
W4”を演算してカードの真贋判定に併用することもで
きる。この判定演算手段32はそれらの判定動作の後、
その判定結果を出力するものである。
【0029】表示器33は各判定演算手段30〜32の
判定結果を表示パネル23上に表示するものである。
判定結果を表示パネル23上に表示するものである。
【0030】以上のような構成において、それぞれ各種
ホログラムに基づいてカードの真贋を判定する判定演算
手段30〜32を設け、カードの種類に応じてこれら判
定演算手段30〜32を切り換え使用するようになって
いるので、1台で各種カードの真贋を判定することがで
きることとなる。
ホログラムに基づいてカードの真贋を判定する判定演算
手段30〜32を設け、カードの種類に応じてこれら判
定演算手段30〜32を切り換え使用するようになって
いるので、1台で各種カードの真贋を判定することがで
きることとなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば1台
で複数種のホログラムに対応することができる。
で複数種のホログラムに対応することができる。
【図1】 従来のホログラムシールが貼り付けられたカ
ードの一例を示す図である。
ードの一例を示す図である。
【図2】 図1に示すカードのホログラムシールの一例
を示す図である。
を示す図である。
【図3】 図2に示すホログラムシールの格子パターン
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図4】 図3に示す格子パターンによる反射回折光を
示す図である。
示す図である。
【図5】 ホログラムシールの他の例を示す図である。
【図6】 図5に示すホログラムシールの格子パターン
を示す図である。
を示す図である。
【図7】 図6に示す格子パターンによる反射回折光を
示す図である。
示す図である。
【図8】 ホログラムシールの更に他の例を示す図であ
る。
る。
【図9】 このホログラムシールの格子パターンによる
反射回折光を示す図である。
反射回折光を示す図である。
【図10】 図8に示すホログラムシールの格子パター
ンによるスポット状回折光を示す図である。
ンによるスポット状回折光を示す図である。
【図11】 本発明の一実施例に係るカード真贋判定装
置の外観を示す図である。
置の外観を示す図である。
【図12】 図11に示すカード真贋判定装置の要部を
示す図である。
示す図である。
【図13】 同じく要部を示す図である。
【図14】 図12に示す回路ブロックの第1判定演算
装置の動作を説明するための図である。
装置の動作を説明するための図である。
【図15】 図12に示す回路ブロックの第2の判定演
算装置の動作を説明するための図である。
算装置の動作を説明するための図である。
【図16】 図12に示す回路ブロックの第3の判定演
算装置の動作を説明するための図である。
算装置の動作を説明するための図である。
25a 半導体レーザ 25b コリメートレンズ 27 フーリエ変換レンズ 28 エリアセンサ 29 切換えスイッチ 30〜32 判定演算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 7/12 G07D 7/20 5B072 7/20 G06K 19/00 R (72)発明者 永野 繁憲 東京都板橋区蓮沼町75番1号株式会社トプ コン内 Fターム(参考) 2C005 HA03 HA30 HB20 JA18 JB08 LB60 2G051 AA90 AB20 BA10 BB20 CA04 CB06 CC20 EC00 2K008 AA13 CC03 HH28 3E041 AA01 BA11 BB01 DB01 5B035 AA15 BB05 5B072 CC02 CC35 DD02 LL07 LL12 LL18
Claims (1)
- 【請求項1】 カードの種類に対応して所定のホログラ
ムを設けたカードの真贋を該ホログラムに基づき判定す
るためのカード真贋判定装置であって、 前記ホログラムに測定光を投影するための測定光投影系
と、 前記測定光束の前記ホログラムで反射された反射回折光
を受光するためのエリアセンサと、 該エリアセンサからの信号に基づきそれぞれ前記ホログ
ラムの種類に応じた演算を行って前記カードの真贋判定
を行う複数の判定演算手段と、 前記複数の判定演算手段のいずれかを選択する選択手段
とを備えているカード真贋判定装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001177973A JP2002366891A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | カード真贋判定装置 |
KR1020027015835A KR20030017977A (ko) | 2001-03-27 | 2002-02-18 | 카드진위 판정장치 |
CA002416295A CA2416295A1 (en) | 2001-03-27 | 2002-02-18 | Card true/false decision apparatus |
PCT/JP2002/001345 WO2002076760A1 (en) | 2001-03-27 | 2002-02-18 | Card true/false decision apparatus |
EP02700592A EP1300258A1 (en) | 2001-03-27 | 2002-02-18 | Card true/false decision apparatus |
TW091103185A TW581973B (en) | 2001-03-27 | 2002-02-22 | Card true/false decision apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001177973A JP2002366891A (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | カード真贋判定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002366891A true JP2002366891A (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=19018741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001177973A Pending JP2002366891A (ja) | 2001-03-27 | 2001-06-13 | カード真贋判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002366891A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007233911A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体の秘匿情報検証装置 |
JP2010040111A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Hitachi Media Electoronics Co Ltd | 回折格子、光ピックアップおよび光ディスク装置 |
-
2001
- 2001-06-13 JP JP2001177973A patent/JP2002366891A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007233911A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体の秘匿情報検証装置 |
JP2010040111A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Hitachi Media Electoronics Co Ltd | 回折格子、光ピックアップおよび光ディスク装置 |
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