JP2001307171A - カードの真贋判定装置 - Google Patents

カードの真贋判定装置

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JP2001307171A
JP2001307171A JP2000118067A JP2000118067A JP2001307171A JP 2001307171 A JP2001307171 A JP 2001307171A JP 2000118067 A JP2000118067 A JP 2000118067A JP 2000118067 A JP2000118067 A JP 2000118067A JP 2001307171 A JP2001307171 A JP 2001307171A
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card
light
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JP2000118067A
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Nobuo Hori
信男 堀
Shigenori Nagano
繁憲 永野
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Topcon Corp
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Topcon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回折パターンに基づく画像が形成されたホロ
グラムを有するカードの真贋を客観的に判定することの
できるカードの真贋判定装置を提供する。 【解決手段】 本発明のカードの真贋判定装置は、カー
ド1に設けられかつ回折パターンに基づく画像が形成さ
れたホログラム2に対して測定光Q1、Q2、Q3を投光する
投光系22と、ホログラム2から反射された反射回折光
を検出する検出系23とを備え、カード1が本物である
か偽物であるかを判定するために、ホログラム2に対す
る測定光Q1、Q2、Q3の入射方向を変更する入射方向変
更手段S1、S2、S3が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折パターンに基
づく画像が形成されたホログラムを有するカードの真贋
を判定するカードの真贋判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図1に示すように、例えば、
クレジットカード等のカード1にはホログラムシール2
が設けられているものが知られている。そのホログラム
シール2には回折パターン3に基づく画像4’が形成さ
れている。そのホログラムシール2はカード1の真贋の
判別に用いられる。
【0003】そのカード1には、偽造を防止するため
に、回折パターン3を構成する回折格子の配列形成方向
を変えて、複数個の画像をホログラム2に形成したもの
もある。
【0004】図2は例えば3つの回折パターン4、5、
6に基づき3種類の画像が形成された矩形状のホログラ
ムシール2を示し、図3(a)は矩形状のホログラムシ
ール2の一辺2aと直交する方向に回折格子が配列形成
された回折パターン4に基づく画像8を示し、図3
(b)は回折パターン4の回折格子の配列方向に対して
右斜め45度方向に回折格子が配列形成された回折パタ
ーン5に基づく画像9を示し、図3(c)は回折パター
ン4の回折格子の配列方向に対して左斜め45度方向に
回折格子が配列形成された回折パターン6に基づく画像
10を示し、これらの3つの画像8、9、10が重ね合
わされて、図2に示すホログラムシール2は形成され、
ホログラムシール2に対する入射光線の具合によって画
像8、9、10の見え具合が変化するものとなってい
る。その図3において、矢印は回折格子の配列形成方向
を示し、各回折格子の延びる方向はその配列方向と直交
している。
【0005】従来、このホログラムシール2に形成され
た画像を肉眼視して、カード1の真贋を判断していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このホ
ログラムシール2に形成された画像を肉眼視して、カー
ドの真贋を判断するのは、入射光線の方向によって画像
が変化したり、カードに傷があったりして困難であり、
客観的にカードの真贋を判定できるカードの真贋判定装
置が望まれている。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、回折パターンに基づく
画像が形成されたホログラムを有するカードの真贋を客
観的に判定することのできるカードの真贋判定装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のカード
の真贋判定装置は、カードに設けられかつ回折パターン
に基づく画像が形成されたホログラムに対して測定光を
投光する投光系と、前記ホログラムから反射された反射
回折光を検出する検出系とを備え、前記カードが本物で
あるか偽物であるかを判定するために、前記ホログラム
に対する前記測定光の入射方向を変更する入射方向変更
手段が設けられていることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載のカードの真贋判定装置
は、前記ホログラムに対する前記測定光の入射方向を変
更して得られた各反射回折光を解析して前記カードの真
贋を判定する判定手段が設けられていることを特徴とす
る。
【0010】請求項3に記載のカードの真贋判定装置
は、前記検出系が前記反射回折光を受光するラインセン
サと、該ラインセンサと前記カードとの間に介在される
フーリエ変換レンズとからなることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載のカードの真贋判定装置
は、前記投光系が複数個のレーザー光源を備え、前記入
射方向変更手段が前記各レーザー光源を点灯・消灯させ
る点灯・消灯スイッチであることを特徴とする。
【0012】請求項5に記載のカードの真贋判定装置
は、前記投光系がレーザー光源と、該レーザー光源を前
記カードに対して旋回させる旋回手段とを備え、前記入
射方向変更手段が前記旋回手段からなることを特徴とす
る。
【0013】請求項6に記載のカードの真贋判定装置
は、前記入射方向変更手段が前記カードを担持して旋回
させる旋回手段からなっていることを特徴とする。
【0014】請求項7に記載のカードの真贋判定装置
は、前記判定手段が前記測定光の入射方向の変更に伴っ
て前記カードの真贋判定の許容値が変更されることを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図4は本発明に係わるカードの真
贋判定装置の一例の概略構成を示す斜視図である。
【0016】その図4において、20はカードの真贋判
定装置のボックスである。ボックス20にはカード1の
出入口21が設けられている。そのボックス20の内部
には図5(a)、(b)に示すように、カード1に設け
られかつ回折パターンに基づく画像を形成するホログラ
ム2に対して測定光を投光する投光系22と、ホログラ
ム2から反射された反射回折光を検出する検出系23と
後述する回路ブロック部とが設けられている。
【0017】投光系22はここでは3個のレーザー光源
部24〜26から構成されている。各レーザー光源部2
4〜26は半導体レーザー24a〜26aとコリメート
レンズ24b〜26bとからなっている。コリメートレ
ンズ24b〜26bは半導体レーザー24a〜26aか
ら出射されたレーザー光を平行測定光に変換する役割を
果たす。
【0018】検出系23はフーリエ変換レンズ27とラ
インセンサ28とからなっている。カード1はボックス
20内に引き込まれてフーリエ変換レンズ27の前側焦
点位置fにセットされる。ラインセンサ28はフーリエ
変換レンズ26の後側焦点位置f’(f=f’)にセッ
トされる。
【0019】回路ブロック部は図6に示すように制御ブ
ロック部29と解析ブロック部30と判定ブロック部3
1とからなっている。制御ブロック部29はレーザー光
源部24〜26の点灯・消灯制御と後述する許容値設定
器の真贋判定の許容値の設定制御とを行う機能を有す
る。
【0020】その制御ブロック部29には入射方向変更
手段(入射方向選択手段)としての選択スイッチS1、
S2、S3が接続されている。選択スイッチS1を選択
すると、半導体レーザー24aが点灯され、選択スイッ
チS2を選択すると、半導体レーザー25aが点灯さ
れ、選択スイッチS3を選択すると、半導体レーザー2
6aが点灯される。
【0021】半導体レーザー24aが点灯されると、平
行測定光Q1が図5(a)に示すようにそのホログラム
シール2に対するその入射角度θを一定として、図5
(b)に示すようにラインセンサ28の延びる方向に対
して角度φ=0の入射方向からホログラムシール2に入
射される。半導体レーザー25aが点灯されると、平行
測定光Q2がそのホログラムシール2に対する入射角度
θを一定として、図5(b)に示すようにラインセンサ
28の延びる方向に対して角度φ=φ1の入射方向から
ホログラムシール2に対して入射される。半導体レーザ
ー26aが点灯されると、平行測定光Q3がそのホログ
ラムシール2に対する入射角度θを一定にして図5
(b)に示すようにラインセンサ28の延びる方向に対
して角度φ=−φ1の入射方向からホログラムシール2
に対して入射される。その選択スイッチS1、S2、S3によ
ってホログラムシール2に対する測定光の入射方向が変
更される。
【0022】ホログラムシール2にはここでは3つの回
折パターン4、5、6に基づく画像8、9、10が形成
されているものとする。平行測定光Q1は回折パターン
4の各回折格子の延びる方向に対して直交する方向から
入射し、平行測定光Q2は回折パターン5の各回折格子
の延びる方向に対して直交する方向から入射し、平行測
定光Q3は回折パターン6の回折格子の延びる方向に対
して直交する方向から入射するものとする。
【0023】回折現象は回折格子に入射する平行測定光
のうち回折格子の延びる方向に対して垂直に入射する入
射光ベクトル成分が寄与するから、例えば、平行測定光
Q1を入射方向φ=0度の方向からホログラムシール2
に入射させると、図7に示すように、回折パターン4に
基づく回折反射光(一次回折光)32がラインセンサ2
8上に位置するように形成される。これに対して、回折
パターン5に基づく回折反射光33は、平行測定光Q1
の入射光ベクトル成分Q1'が回折に寄与しかつその平行
測定光Q1の反射ベクトル成分が存在するので、ラインセ
ンサ28から一方側にずれた位置に形成される。また、
回折パターン6に基づく回折反射光34は、平行測定光
Q1の入射光ベクトル成分Q1''が回折に寄与しかつその平
行測定光Q1の反射ベクトル成分が存在ししかもこの反
射ベクトル成分が回折パターン5に基づく反射ベクトル
成分とは逆向きとなるので、ラインセンサ28を境に回
折反射光33とは反対側にずれた位置に形成される。
【0024】また、例えば、図8に示すように、平行測
定光Q2を入射方向φ=φ1の方向からホログラムシー
ル2に入射させると、回折パターン5に基づく回折反射
光33がラインセンサ28上に位置するように形成され
る。また、例えば、平行測定光Q3を入射方向φ=−φ
1の方向からホログラムシール2に入射させると、図9
に示すように、回折パターン6に基づく回折反射光34
がラインセンサ28上に位置するように形成される。
【0025】いま、回折パターン4のみに着目し、平行
測定光Q1をホログラムシール2に入射させるものと
し、その回折パターン4の回折格子のピッチP1が理想
的に一定間隔で揃っているものとすると、図10に実線
で示すように、ラインセンサ28上で鋭いピークを有し
かつ広がり幅Wの狭い反射回折光32の光量分布R1が
検出される。回折格子のピッチP1が一定間隔ではなく
てばらついている場合には、図10に破線で示すよう
に、ラインセンサ28上で光量分布R1の広がり幅Wよ
りも大きな広がり幅Wを有する反射回折光32の光量分
布R2が検出される。その反射回折光32のピーク強度
Zは図11に示すようにホログラムシール2に形成され
ている回折格子の溝41の深さ(位相深さ)によって決
まる。
【0026】また、回折格子のピッチP1とは異なる大
きなピッチP2の回折格子がホログラムシール2に形成
されているときには、回折反射光32の光量分布R1のピ
ーク強度Zの位置が、図12に示すように、回折格子の
ピッチP1に基づく回折反射光32の光量分布R1のピー
ク強度Zが仮りに原点(検出系の光軸中心)Oに位置す
るものとして、その原点Oからずれることになる。
【0027】本物のカードは、ホログラムシール2に形
成される回折格子のピッチ、回折格子の溝の深さは厳密
に管理されているので、反射回折光の光量分布のピーク
強度Z、その光量分布の重心位置XG、その光量分布の広
がり幅Wは所定範囲内に収まっていると考えられる。
【0028】これに対して、偽造カードでは、回折格子
のピッチが本物のカードの回折格子のピッチと大きく異
なっていたり、ピッチはほとんど同じであるがそのピッ
チのばらつきが大きかったり、その回折格子の溝41の
深さが本物のカードの回折格子の溝の深さに対して大き
く異なっていたりしている。これらは、反射回折光の光
量分布のピーク強度、その光量分布の重心位置、その光
量分布の広がりという光学的特性として現れるから、こ
れらの光学的特性を解析することによって、本物のカー
ドか偽造カードであるかを判断できることになる。
【0029】また、カードの種類によっては、従来の技
術の欄でも既に説明したように、方向が異なる3つの回
折パターンに基づく3つの画像がホログラムシール2に
形成されていなければならないところ、唯1個の画像し
か形成されていないような偽造カードの場合には、3つ
の回折反射光32、33、34が得られず唯1個の回折
反射光しか得られず、回折反射光のピーク強度Zの個数
によって、偽造カードか否かを判断できることになる。
【0030】従って、図6に示すように、ラインセンサ
28によって検出された回折反射光32、33、34に
基づく光電出力を解析ブロック部30に入力して、この
解析ブロック部30によって、回折反射光32、33、
34の光量分布のピーク強度Z、その重心位置XG、その
広がり幅W(標準偏差)を統計的手法を用いて演算すれ
ば、本物のカードか偽造カードであるかを判定できるこ
とになる。
【0031】いま、図6において、ラインセンサ28の
画素ナンバーを左から順に1、2、…i、…、nとし
て、各画素の光電出力をXiとすると、下記の式(1)に
よって、光量分布の重心位置XGが得られる。また、光量
分布の広がり幅Wは、下記の式(2)によって、標準偏
差として得られる。
【0032】
【数1】
【0033】すなわち、解析ブロック部30は上記
(1)、(2)式に基づいて演算を行ってその演算結果
を一時的にメモリする機能と、ピーク強度Zを一時的に
メモリする機能とを有する。
【0034】この解析ブロック部30の解析出力は判定
ブロック部31に入力される。その判定ブロック部31
は、比較器43、44、45、許容値設定器46、4
7、48、総合判定部49から大略構成されている。
【0035】許容値設定器46は光量分布のピーク強度
Zの許容範囲を設定し、許容値設定器47は光量分布の
重心位置の許容範囲を設定し、許容値設定器48は光量
分布の広がり幅の許容範囲を設定する。
【0036】本物のカードであっても、画像8、9、1
0を形成する回折パターン4、5、6毎にその光量分布
のピーク強度Z、重心位置XG、広がり幅Wが異なることが
あり得るので、各許容値設定器46,47、48に設定
する許容範囲を、選択スイッチS1、S2、S3の操作に伴
ってそれぞれ変更するのが望ましい。
【0037】比較器43には解析ブロック部30からピ
ーク強度解析出力が入力され、比較器44には解析ブロ
ック部30から重心位置解析出力が入力され、比較器4
5には解析ブロック部30から広がり幅解析出力が入力
される。
【0038】その比較器43は許容値設定器46により
設定されたカード真贋判定用のピーク強度許容範囲にピ
ーク強度解析出力があるか否かを比較し、その比較器4
4は許容値設定器47により設定された重心位置許容範
囲に重心位置解析出力があるか否かを比較し、その比較
器45は許容値設定器48により設定されたカード真贋
判定用の広がり幅許容範囲に広がり幅解析出力があるか
否かを比較する。
【0039】これらの比較結果は、総合判定部49に入
力され、総合判定部49は、これらの比較結果に基づい
て、本物のカードであるか、偽造カードであるか否かを
判定し、その判定結果は表示部50に表示される。
【0040】この発明の実施の形態によれば、本物のカ
ードか偽造カードかを以下に説明する手順によって判定
できる。例えば、本物のカード1には3種類の回折パタ
ーンに基づく画像が形成されたホログラムシール2が設
けられかつホログラムシール2に対して測定光の入射方
向を3方向に変更して測定光を投光して得られる回折光
のピークが3個検出されなければならない場合。選択ス
イッチS1、S2、S3を順に操作してホログラムシール2
に対する測定光の入射方向を順次変更する。次いで、ホ
ログラムシール2に対する各測定方向の入射方向毎に、
光量分布のピーク強度Z、その重心位置XG、その広がり
幅Wが許容範囲にあるか否かを判定する。偽造カードに
は、1個の回折パターンに基づく画像のみしか形成され
ていないものがあり、このような偽造カードは、ホログ
ラムシール2に対する測定光の入射方向を3方向に変更
して投光して得られた反射回折光のピーク強度が1個し
か得られないのでそのカードを偽物と確実に判定でき
る。また、偽造カードが多少精巧に作られていたとして
も、ホログラムシール2に対する測定光の入射方向を順
に変更して、ホログラムシールに対する測定光の入射方
向毎に、回折反射光の光量分布のピーク強度、その重心
位置、その広がり幅が真贋判定用の許容範囲にあるか否
かによりカードの真贋の判定を行うことができるので、
カードの真贋判定の精度を高めることができる。
【0041】また、3種類の回折パターンに基づく画像
のうち、カードの種類によっては、特定の1種類の回折
パターンだけを判定すれば、偽造カードか否かを判定で
きる場合がある。この場合には、カード番号読み取り手
段などのカード種類判別手段からの信号に基づき、ある
いは、手動でカードの種類を特定して、そのカードに対
応してホログラムシール2に対する測定光の入射方向を
自動的に選択して固定し、その選択固定された入射方向
に対する回折反射光の光量分布のピーク強度Z、その重
心位置XG、その広がり幅Wが許容範囲にあるか否かを判
定することにより偽造カードか否かを判定することがで
きる。
【0042】以上、発明の実施の形態では、3個の半導
体レーザーを設けて、選択スイッチS1、S2、S3の操作に
より順次半導体レーザーを点灯させて、ホログラムシー
ル2に対する測定光の入射方向を変更し、カードの真贋
判定を行うこととしたが、半導体レーザーを唯1個のみ
とし、図4に破線で示すように、カード1を担持して旋
回させるロータリーテーブル51をボックス20内に設
け、選択スイッチS1、S2、S3の操作によりカード1を回
転させて、ホログラムシール2に対する測定光の入射方
向を変更する構成とすることもできる。また、1個の半
導体レーザーと1個のコリメートレンズとを鏡筒に設
け、この鏡筒を旋回アーム(図示を略す)に取り付け、
ホログラムシール2に対する入射角度θを一定に維持し
つつその入射方向φを変更する構成とすることもでき
る。
【0043】
【発明の効果】本発明に係わるカードの真贋判定装置
は、以上説明したように構成したので、回折パターンに
基づく画像が形成されたホログラムを有するカードの真
贋を客観的に判定することができるという効果を奏す
る。
【0044】とくに、ホログラムに対する入射方向を変
更していろんな入射方向に基づく反射回折光を検出し
て、カードの真贋を判定する構成となっているので、カ
ードの真贋の判別精度が向上するという効果を奏する。
【0045】また、カードの種類に対応してその真贋が
最も判別できる適正な方向からホログラムシールに入射
するように入射方向を選択固定して、判別時間を短縮で
きるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ホログラムシールを有するカードの一例を示
す平面図である。
【図2】 ホログラムシールに形成されている回折パタ
ーンの一例を示す説明図である。
【図3】 図2に示す回折パターンの詳細を説明するた
めの説明図であって、(a)はホログラムシールの一辺
と直交する方向に回折格子の配列方向が形成された回折
パターンを示し、(b)は(a)に示す回折パターンの
配列方向に対して右斜め45度方向に回折格子の配列方
向が形成された回折パターンを示し、(c)は(a)に
示す回折パターンの配列方向に対して左斜め45度方向
に回折格子の配列方向が形成された回折パターンを示し
ている。
【図4】 本発明に係わるカードの真贋判定装置の概略
構成を示す斜視図である。
【図5】 本発明に係わるカードの真贋判定装置の光学
系の概略構成を示す説明図であって、(a)はその正面
図、(b)はその平面図である。
【図6】 本発明に係わるカードの真贋判定装置の回路
ブロック図である。
【図7】 図2に示すホログラムシールに入射した平行
測定光Q1によって形成される反射回折光を説明するため
の説明図であって、平行測定光Q1が回折パターン4を構
成する各回折格子の延びる方向と直交する方向から入射
した場合の反射回折光を示している。
【図8】 図2に示すホログラムシールに入射した平行
測定光Q2によって形成される反射回折光を説明するた
めの説明図であって、平行測定光Q2が回折パターン5
を構成する各回折格子の延びる方向と直交する方向から
入射した場合の反射回折光を示している
【図9】 図2に示すホログラムシールに入射した平行
測定光Q3によって形成される反射回折光を説明するた
めの説明図であって、平行測定光Q3が回折パターン6
を構成する各回折格子の延びる方向と直交する方向から
入射した場合の反射回折光を示している
【図10】 平行測定光Q1が回折パターン4を構成す
る各回折格子の延びる方向と直交する方向から入射した
ときの反射回折光に基づく光量分布の説明図である。
【図11】 図2に示す回折パターンの回折格子の溝の
深さを示す説明図である。
【図12】 平行測定光Q1が回折パターン4を構成す
る各回折格子の延びる方向と直交する方向から入射した
ときの反射回折光に基づく光量分布の説明図であって、
図10に示す回折パターン4の回折格子のピッチよりも
大きなピッチを有する回折格子の反射回折光に基づく光
量分布を示している。
【符号の説明】
1 カード 2 ホログラムシール(ホログラム) 22 投光系 23 検出系 Q1、Q2、Q3 平行測定光(測定光) S1、S2、S3 選択スイッチ(入射方向変更手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 7/12 G06K 7/12 B 17/00 17/00 A Fターム(参考) 2C005 HA02 HB09 JB08 LB17 LB60 2K008 AA13 CC01 CC03 EE04 FF07 FF11 FF21 HH03 HH06 HH28 3E041 AA10 BA11 BB03 CA01 DB01 5B058 CA33 KA02 KA06 KA13 KA31 YA20 5B072 AA01 AA02 BB00 CC02 CC35 DD02 DD21 DD23 GG07 JJ01 LL07 LL12 LL19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードに設けられかつ回折パターンに基
    づく画像が形成されたホログラムに対して測定光を投光
    する投光系と、前記ホログラムから反射された反射回折
    光を検出する検出系とを備え、 前記カードが本物であるか偽物であるかを判定するため
    に、前記ホログラムに対する前記測定光の入射方向を変
    更する入射方向変更手段が設けられていることを特徴と
    するカードの真贋判定装置。
  2. 【請求項2】 前記ホログラムに対する前記測定光の入
    射方向を変更して得られた各反射回折光を解析して前記
    カードの真贋を判定する判定手段が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載のカードの真贋判定装置。
  3. 【請求項3】 前記検出系が前記反射回折光を受光する
    ラインセンサと、該ラインセンサと前記カードとの間に
    介在されるフーリエ変換レンズとからなることを特徴と
    する請求項1に記載のカードの真贋判定装置。
  4. 【請求項4】 前記投光系が複数個のレーザー光源を備
    え、前記入射方向変更手段が前記各レーザー光源を点灯
    ・消灯させる点灯・消灯スイッチであることを特徴とす
    る請求項1に記載のカードの真贋判定装置。
  5. 【請求項5】 前記投光系がレーザー光源と、該レーザ
    ー光源を前記カードに対して旋回させる旋回手段とを備
    え、前記入射方向変更手段が前記旋回手段からなること
    を特徴とする請求項1に記載のカードの真贋判定装置。
  6. 【請求項6】 前記入射方向変更手段が前記カードを担
    持して旋回させる旋回手段からなることを特徴とする請
    求項1に記載のカードの真贋判定装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は前記測定光の入射方向の
    変更に伴って前記カードの真贋判定の許容値が変更され
    ることを特徴とする請求項2に記載のカードの真贋判定
    装置。
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