JP4352384B2 - パウチ用ホルダ - Google Patents
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Description
そこで、このような課題を解決するものとして、詰め替え作業を行なう必要がなく、軽量で減容性に優れたパウチ(袋)をそのまま使用できるようにしたパウチ用ホルダ(液体取り出し装置、液体抽出器、液体用袋の保持具)に関する発明が公知である(特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
(1)注出口を下向きにした際に自己閉塞する自己閉塞パウチを前記注出口を下向きにし て保持するパウチ用ホルダにおいて、
前記自己閉塞パウチが、可撓性のフィルムで形成され、液体収納室、液体収納室と連通 し弁により液体収納室と区画された定量室及び定量室と連通する注出口を有するものであ り、
前記パウチの長手方向の背面を支持する傾斜した板状体である支持手段と、
前記パウチを抱え込むようにホールドする前記支持手段に設けたガイド部材と、
前記パウチを押圧して内圧を上げておく手段を設けた、前記パウチの前面を覆うカバー と、
前記パウチの注出口近傍を押圧することにより自己閉塞を解除する手段と、
を備え、
前記内圧を上げておく手段が、前記カバーに復元性を有する軟質材を設け、前記パウチの液体収納室の前面に前記軟質材を当接することによるものであることを特徴とするパウチ用ホルダ。
(2)前記復元性を有する軟質材が、スポンジであることを特徴とする前記(1)に記載のパウチ用ホルダ。
(3)注出口を下向きにした際に自己閉塞する自己閉塞パウチを前記注出口を下向きにし て保持するパウチ用ホルダにおいて、
前記自己閉塞パウチが、可撓性のフィルムで形成され、液体収納室、液体収納室と連通 し弁により液体収納室と区画された定量室及び定量室と連通する注出口を有するものであ り、
前記パウチの長手方向の背面を支持する傾斜した板状体である支持手段と、
前記パウチを抱え込むようにホールドする前記支持手段に設けたガイド部材と、
前記パウチを押圧して内圧を上げておく手段を設けた、前記パウチの前面を覆うカバー と、
前記パウチの注出口近傍を押圧することにより自己閉塞を解除する手段と、
を備え、
前記内圧を上げておく手段が、前記カバーにスプリングのついた板状体を設け、前記パウチの液体収納室の前面に板状体を当接することによるものであることを特徴とするパウチ用ホルダ。
(4)注出口を下向きにした際に自己閉塞する自己閉塞パウチを前記注出口を下向きにし て保持するパウチ用ホルダにおいて、
前記自己閉塞パウチが、可撓性のフィルムで形成され、液体収納室、液体収納室と連通 し弁により液体収納室と区画された定量室及び定量室と連通する注出口を有するものであ り、
前記パウチの長手方向の背面を支持する支持手段と、
前記パウチを抱え込むようにホールドする前記支持手段に設けたガイド部材と、
前記パウチの前面を覆うカバーと、
前記パウチの注出口近傍を押圧することにより自己閉塞を解除する手段と、
を備え、
前記自己閉塞を解除する手段が、前記パウチの定量室の注出口近傍を両側から押圧する 手段により内容物を定量吐出するものであり、かつ、前記両側から押圧する手段が、前記支持手段に設けたガイド穴を通して前記パウチを押圧するプッシュロッドと前記パウチを挟んで前記プッシュロッドに対応する前記カバーの箇所にロッドを備えていることを特徴とするパウチ用ホルダ。
(5)前記プッシュロッドには、操作レバーが下方に延びるように連結され、前記操作レバーの下端を押すことにより発生する軸回転運動により前記プッシュロッドを前進させ前記パウチの定量室の注出口近傍を押圧することを特徴とする前記(4)に記載のパウチ用ホルダ。
(6)注出口を下向きにした際に自己閉塞する自己閉塞パウチを前記注出口を下向きにし て保持するパウチ用ホルダにおいて、
前記自己閉塞パウチが、可撓性のフィルムで形成され、液体収納室、液体収納室と連通 し弁により液体収納室と区画された定量室及び定量室と連通する注出口を有するものであ り、
前記パウチの長手方向の背面を支持する支持手段と、
前記パウチを抱え込むようにホールドする前記支持手段に設けたガイド部材と、
前記パウチの前面を覆うカバーと、
前記パウチの注出口近傍を押圧することにより自己閉塞を解除する手段と、
を備え、
前記自己閉塞を解除する手段が、前記パウチの定量室の注出口近傍を前方から押圧する 手段により内容物を定量吐出するものであり、かつ、前記前方から押圧する手段が、前記支持手段の長さ方向に位置し前記カバーの内側からその下端を越えて延びるレバーと、前記支持手段の上部に設けた前記レバーの支点と、前記レバーに取り付けた押圧ボタンを備えていることを特徴とするパウチ用ホルダ。
(7)前記レバーの下端を押すことにより発生する前記支点を中心とする軸回転運動により前記押圧ボタンを前進させ前記パウチの定量室の注出口近傍を押圧することを特徴とする前記(6)に記載のパウチ用ホルダ。
(8)前記レバーにおける前記押圧ボタンの上方に前記パウチの弁近傍を押圧する弁近傍押圧手段を取り付けたことを特徴とする前記(6)又は(7)に記載のパウチ用ホルダ。
本発明において使用する注出口を下向きにした際に自己閉塞する自己閉塞パウチとしては、従来のものを使用できる。
従来の自己閉塞パウチとしては、パウチ本体と注出口を有し、且つ該パウチ本体から注出口に至る部分に一定角度で傾斜状に形成された肩部を有するパウチにおいて、注出口底部の幅、水平軸に対する肩部の傾斜角度、注出口底部から注出口先端部までの長さを特定の条件にすることにより、注出口を下向きにした際に自己閉塞するタイプのものがある(例えば、実開昭62−93040号公報等)。
すなわち、図1に示すように、このパウチ1は、2枚の側壁部材11及び12を両側部6、6及び下端部7でヒートシールしたものであり、内容物充填後にパウチの上端部をヒートシールするものである。このパウチ1には、液体収納室2に隣接する定量室3及び定量室3に連通する自己閉塞性の注出口4が設けられている。液体収納室2と定量室3はフイルム状の弁5により区画されており、弁5の巾方向の上端部8は一方の側壁部材11にヒートシールにより接合され、弁5の巾方向の下端部9は他方の側壁部材12にヒートシールにより接合されている。また、弁5の長さ方向の両端部は側壁部材11及び12に両側部6、6でヒートシールされている。弁5の下端部9にはその中央部に未シール部10を設けることによって、液体収納室2と定量室3が連通するように構成されている。
このパウチに充填される液状内容物の例としては、これらに限定されるものではないが、液体洗剤、液体石鹸、シャンプー、リンス、消毒液、ローション、ファウンデーション、ヘアトニック、オーデコロン、乳液等の他、醤油、ソース、トマトケチャップ、マヨネーズ、ドレッシング等を挙げることができる。
ガイド部材14は、注出口4が下向きになるように倒立したパウチ1の肩部を抱え込むようにホールドするものが好ましい。
傾斜した板状体によって支持することにより、内容物が少なくなった場合にも、パウチ1は倒れることがなく、十分に支持されることになる。
このため、カバー15には、図7及び図8に示すように、スポンジのような復元性を有する軟質材19やスプリングのついた板状体20を設け、パウチ1の液体収納室2の前面に前記軟質材19や板状体20を当接することによりパウチ1を押圧して内圧を上げておくことが好ましい。
自己閉塞パウチの中でも、定量室3を有するパウチ1は、治具により定量室3の注出口4近傍を押圧すると、P>Poとなるとともに注出口4の折れがなくなり、注出口4は開放され内容物が定量吐出されるものであるが、図3に示すように、定量室3の注出口4近傍は両側から押圧することが好ましい。
両側から押圧するために、図5及び6に示すように、支持手段13に設けられたガイド穴21を通して前記パウチ1を押圧するプッシュロッド22とパウチ1を挟んでプッシュロッド22に対応する前記カバー15の箇所にロッド23を設ける。
また、支持手段13と操作レバー24の間には、支軸25の上部にバネ26が設けられている。バネ26は、図5に示すようにコイルバネであってもよく、図6に示すように板バネであってもよい。
操作レバー24の下端を押すと、操作レバー24は支軸25の回りに回転し、バネ26を押しながら、操作レバー24の上部に連結されたプッシュロッド22を前進させて、プッシュロッド22によりパウチ1の定量室3の注出口4近傍が押圧され、内容物が定量吐出される。
前方からパウチ1の定量室3の注出口4近傍を押圧するためには、図9に示すように、支持手段13の長さ方向に位置しカバー15の内側からその下端を越えて延びるレバー27と、支持手段13の上部に設けた前記レバーの支点28と、レバー27に取り付けた押圧ボタン29を備えることが好ましい。パウチ1の後方にレバー27を位置させ、連結部材を介してレバー27に押圧ボタン29を取り付け、押圧ボタン29をパウチ1の前方に位置させるようにしてもよい。
押圧ボタン29の形状は任意であるが、図示のように押し側を半球形状、受け側を押し側よりも広い面積でパウチ1に面で接する形態(接面はR付き)とすることによって、注出の安定性がより向上する。
レバー27の支点28を支持手段13の上部に設けることで、レバー27の軸回転運動の半径が大きくなり、パウチ1前方からより直線的に定量室3の注出口4近傍を押圧することができるようになるから、安定した注出が可能となる。
2 液体収納室
3 定量室
4 注出口
5 弁
6、7、8、9 ヒートシール部
10 未シール部
11、12 側壁部材
13 支持手段
14 ガイド部材
15 カバー
16 パウチを吊り下げる手段
17 開口部
18 内容物残量確認用の小窓
19 復元性を有する軟質材
20 スプリングのついた板
21 ガイド穴
22 プッシュロッド
23 ロッド
24 操作レバー
25 支軸
26 バネ
27 レバー
28 支点
29 押圧ボタン
30 弁近傍押圧手段
Claims (8)
- 注出口を下向きにした際に自己閉塞する自己閉塞パウチを前記注出口を下向きにして保 持するパウチ用ホルダにおいて、
前記自己閉塞パウチが、可撓性のフィルムで形成され、液体収納室、液体収納室と連通 し弁により液体収納室と区画された定量室及び定量室と連通する注出口を有するものであ り、
前記パウチの長手方向の背面を支持する傾斜した板状体である支持手段と、
前記パウチを抱え込むようにホールドする前記支持手段に設けたガイド部材と、
前記パウチを押圧して内圧を上げておく手段を設けた、前記パウチの前面を覆うカバー と、
前記パウチの注出口近傍を押圧することにより自己閉塞を解除する手段と、
を備え、
前記内圧を上げておく手段が、前記カバーに復元性を有する軟質材を設け、前記パウチの液体収納室の前面に前記軟質材を当接することによるものであることを特徴とするパウチ用ホルダ。 - 前記復元性を有する軟質材が、スポンジであることを特徴とする請求項1に記載のパウチ用ホルダ。
- 注出口を下向きにした際に自己閉塞する自己閉塞パウチを前記注出口を下向きにして保 持するパウチ用ホルダにおいて、
前記自己閉塞パウチが、可撓性のフィルムで形成され、液体収納室、液体収納室と連通 し弁により液体収納室と区画された定量室及び定量室と連通する注出口を有するものであ り、
前記パウチの長手方向の背面を支持する傾斜した板状体である支持手段と、
前記パウチを抱え込むようにホールドする前記支持手段に設けたガイド部材と、
前記パウチを押圧して内圧を上げておく手段を設けた、前記パウチの前面を覆うカバー と、
前記パウチの注出口近傍を押圧することにより自己閉塞を解除する手段と、
を備え、
前記内圧を上げておく手段が、前記カバーにスプリングのついた板状体を設け、前記パウチの液体収納室の前面に板状体を当接することによるものであることを特徴とするパウチ用ホルダ。 - 注出口を下向きにした際に自己閉塞する自己閉塞パウチを前記注出口を下向きにして保 持するパウチ用ホルダにおいて、
前記自己閉塞パウチが、可撓性のフィルムで形成され、液体収納室、液体収納室と連通 し弁により液体収納室と区画された定量室及び定量室と連通する注出口を有するものであ り、
前記パウチの長手方向の背面を支持する支持手段と、
前記パウチを抱え込むようにホールドする前記支持手段に設けたガイド部材と、
前記パウチの前面を覆うカバーと、
前記パウチの注出口近傍を押圧することにより自己閉塞を解除する手段と、
を備え、
前記自己閉塞を解除する手段が、前記パウチの定量室の注出口近傍を両側から押圧する 手段により内容物を定量吐出するものであり、かつ、前記両側から押圧する手段が、前記支持手段に設けたガイド穴を通して前記パウチを押圧するプッシュロッドと前記パウチを挟んで前記プッシュロッドに対応する前記カバーの箇所にロッドを備えていることを特徴とするパウチ用ホルダ。 - 前記プッシュロッドには、操作レバーが下方に延びるように連結され、前記操作レバーの下端を押すことにより発生する軸回転運動により前記プッシュロッドを前進させ前記パウチの定量室の注出口近傍を押圧することを特徴とする請求項4に記載のパウチ用ホルダ。
- 注出口を下向きにした際に自己閉塞する自己閉塞パウチを前記注出口を下向きにして保 持するパウチ用ホルダにおいて、
前記自己閉塞パウチが、可撓性のフィルムで形成され、液体収納室、液体収納室と連通 し弁により液体収納室と区画された定量室及び定量室と連通する注出口を有するものであ り、
前記パウチの長手方向の背面を支持する支持手段と、
前記パウチを抱え込むようにホールドする前記支持手段に設けたガイド部材と、
前記パウチの前面を覆うカバーと、
前記パウチの注出口近傍を押圧することにより自己閉塞を解除する手段と、
を備え、
前記自己閉塞を解除する手段が、前記パウチの定量室の注出口近傍を前方から押圧する 手段により内容物を定量吐出するものであり、かつ、前記前方から押圧する手段が、前記支持手段の長さ方向に位置し前記カバーの内側からその下端を越えて延びるレバーと、前記支持手段の上部に設けた前記レバーの支点と、前記レバーに取り付けた押圧ボタンを備えていることを特徴とするパウチ用ホルダ。 - 前記レバーの下端を押すことにより発生する前記支点を中心とする軸回転運動により前記押圧ボタンを前進させ前記パウチの定量室の注出口近傍を押圧することを特徴とする請求項6に記載のパウチ用ホルダ。
- 前記レバーにおける前記押圧ボタンの上方に前記パウチの弁近傍を押圧する弁近傍押圧手段を取り付けたことを特徴とする請求項6又は7に記載のパウチ用ホルダ。
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