JP4352375B2 - 釣り餌収納具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は釣り針に刺して魚釣りに用いる釣り餌を収納する釣り餌収納具ならびにその収納具に収納した形態の餌に関する。
【0002】
【従来の技術】
渓流釣りや海釣りなどの魚釣りにおいては、イクラ、ブドウ虫、川虫等の釣り餌を収納しておく、収納具が必要である。
【0003】
従来、渓流釣りでの餌釣りでは、イクラ、ブドウ虫、川虫、キジ、などが主に餌として使われているが、価格、入手方法などを考慮すると、イクラ、ブドウ虫はほかの餌に比べて安価で入手しやすく、釣行後、残ったイクラは冷凍保存が可能であり、またブドウ虫は冷蔵保存が可能であり、長期保存が可能で、その使用価値が高く、代表的な釣り餌としてよく用いられている。
【0004】
それでも、これらの釣り餌は、取り扱いに手間がかかるとともに取り扱いにくいなど、いくつかの問題があった。
【0005】
たとえば、釣り餌用のイクラはパックや箱などの器にひとかたまり状態で入ったものを購入するか、あるいは適当な量のイクラを自分で箱などの器にまとめて入れて釣り餌として釣りに携行していた。そして、釣り場で釣り針に刺す場合には、その容器から一粒か二粒摘み出し釣り針に刺して使用する。器に入っているイクラは、イクラ同士がくっつきあっているため、必要な数を指先で取り出しにくく、指先にくっ付いて必要以上の数を取り出して落としてしまったり、容器内のイクラを指先で潰してしまうことも多く、イクラを指先で摘めても、それを釣り針を刺すときにイクラが滑らないようにしようとすると、指先に必要以上の力が入ってしまいイクラを潰してしまうことが多く、結果として餌のコストが高くなってしまっていた。
【0006】
また、イクラの外周部の卵油により、イクラが指先にくっついて離れにくく、釣り針でイクラを切り裂いてしまうことも頻繁であった。特に、魚影を発見したときには、迅速に餌を釣り針に取り付けなければならない。このような場合には上述のような失敗がさらに多くなり、釣り餌が釣り針に上手く付けられないことが多かった。
【0007】
また、ブドウ虫は、従来ダンボールの波形状の隙間に収納した状態で容器に入っているのが一般的であるが、ブドウ虫が糸を吐き出し、巣を作るため、取り出そうとする際に、ブドウ虫の巣によりダンボールが固くなっていて、ダンボールを容易に切り開くことができず、無理に開こうとした際に、ブドウ虫に傷を付けたり、潰してしまうことがあった。
【0008】
魚釣りにおいて、その釣果の良い時間帯は、薄暗い明け方と夕まずめであることは周知のとおりであり、そのような薄暗い状況下では、十分な照明を得ることは難しく、物音もたてず、餌を釣り針に手返しよく刺すのは熟練者であっても困難であった。
【0009】
春先の渓流釣りにおいては、イクラやキジなどの卵油や粘膜のある餌を使用すると、釣り針に刺した後、指先が汚れるため、手を川水で洗ったり、湿った布で拭いたりするが、濡れた手でイクラに触れると、イクラは水に触れると外膜より水分が卵の中に浸透し、中身がブヨブヨになるため、釣り針を刺した際に中身が外部に流れ出してしまい、釣り餌として使用出来なくなる。また、イクラの外周部に付着している卵油は、指先が生臭くなるばかりか、乾燥して白い幕状になり、爪や皺の間にこびり付き容易には取り去ることが出来なくなってしまう。そして、このような汚れを洗浄しようとしても、雪解け水の水温は低く、指先がかじかみ、かなり辛いものがあった。
【0010】
また、ブドウ虫においても、冷たい水が餌箱の中にしみ込むとブドウ虫が急激に体温を下げ、死滅してしまう。
【0011】
このため、かねてより釣り餌を個別に分離して収納することが出来、かつ、釣り餌に直接触れることなく、釣り針に釣り餌をつけることができる釣り餌収納具の実現が強く望まれていた。
【0012】
図20〜図22は、従来用いられている一般的な釣り餌収納具の例を説明する図である。
【0013】
図20は従来のイクラの収納具を説明するための斜視図である。図20において、符号100はイクラを収納するための容器、101はイクラである。図20で、イクラ101は、多数粒のイクラがひとかたまりになって同一の容器100に収納されている。
【0014】
図20に示すような器に釣り餌としてのイクラを収納して釣りに携行するが、イクラを釣り針につける場合は、多くの場合、指でイクラをつまんで1粒を針先に刺して取り付ける。しかし、容器100に入れられているイクラは、イクラ101同士がくっついてしまっているため、釣りに行って餌としてのイクラを針に取り付ける際に、容器100からイクラ101を一粒だけ取り出すことは難しく、一粒だけを早く取り出そうとして指に力が入ってしまい、イクラ101を指でつぶしてしまうことも多い。また、冷凍したイクラの場合は、冷凍しておいたイクラを冷凍庫から出して、そのままもって釣りに出かけることが多く、イクラ同士がくっついて冷凍されるため、使用時点での解凍の不均一さがあると、上の部分の解凍状態のイクラを指で取り出すとき、下の部分の未解凍の硬いイクラに押しつけて取り出すことになり、イクラ101をつぶしてしまうことがさらに多くなる。
【0015】
図21は従来のブドウ虫を収容するための収納具を説明する斜視図で、図22は図21のブドウ虫の巣穴の一部を拡大して示した図である。
【0016】
図21および図22において、符号110は従来のブドウ虫の収納具、111は収納具110を構成する容器、112は収納具110を構成する容器111の蓋部、113は容器111と蓋部112をつなぐブリッジ、114は蓋部112に設けられた通気孔、116,116a,116b,116c,116dはブドウ虫が巣を作るための巣穴で、以下において、116,116a,116b,116c,116dのそれぞれを、またはそれらを総称して巣穴116と称することもある。符号117は巣を形成するための巣枠体、115は容器本体の内側の底面118と巣枠体117との間を保つためのスペーサー、119は巣枠体117と底面118との段差、121および126は巣枠体117を構成する屈曲材、122および123および127は巣枠体117を構成する被覆材、130はブドウ虫を入れる空間である。
【0017】
図21で、収納具110は、容器111および蓋部112および容器本体の内部に形成された巣穴116を有する巣枠体117で構成されており、容器111および蓋部112はブリッジ113によって連結されている。また、蓋部112には通気孔114が設けられている。
【0018】
図22で、巣枠体117は被覆材122,123および127と屈曲材121および126によって構成されており、たとえば被覆材127と被覆材123および屈曲材126によって囲まれることによって巣穴116が構成されている。また、スペーサー115によって巣枠体117と底面118との間に段差119が構成されている。
【0019】
図21および図22を用いて説明したような収納具にブドウ虫を収納する場合は、たとえば、図21の容器111の内側の空間130にブドウ虫を入れると、ブドウ虫は各巣穴116a,116b,116c,116dのそれぞれにもぐりこんでそこに巣を形成する。各巣穴には一匹のブドウ虫が入る場合が多いが、時には複数匹のブドウ虫が入って巣を形成している場合もある。各巣穴に何匹のブドウ虫が入っているかは実際には巣を開けてみないとわからないのが実状である。
【0020】
図21および図22を用いて説明したような収納具にブドウ虫を収納した場合、通気孔114や段差119によって、収納具110の巣穴116が完全に密閉されないため、ブドウ虫は死ぬことなく長期間保存することが可能となるが、その際に、ブドウ虫が巣穴116に巣を作るため、被覆材および屈曲材にも巣がくっつき、結果として巣枠体全体が固くなってしまう。このため、上述のとおり、ブドウ虫を取り出すことが困難になり、ブドウ虫を取り出そうとしてブドウ虫をつぶしてしまうことが多くなってしまう。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の釣り餌を収納する容器では、餌を容易に取り出すことが出来なかったり、釣り餌を容器から取り出すときから釣り針につけ終わるまで餌を直接手で触って取り扱わなければならず、釣り針に餌を取り付ける手間が大変で、長時間かかる上に、餌の品質を低下させたり、餌を潰してしまったりするなどの大変厄介な問題があった。
【0022】
そのため、従来から、釣り餌を良品質に保つことができ、さらに、容易かつコンパクトに収納でき、使用時、釣り餌を容易に取り出すことの出来る釣り餌収納具の実現が強く望まれていた。
【0023】
本発明は、このような点に鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、使用時に、釣り餌を容易に取り出すことの出来るばかりではなく、必要以上に釣り餌に触れることなく、釣り針に釣り餌を容易に刺すことの出来る釣り餌収納具を提供するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
以下、出願時の特許請求の範囲と出願時の発明の詳細な説明に記載の事項に基づいて本発明の例を説明すると、本発明の目的の達成を図るためになされた本発明の例としての第1の発明(以下、発明1ともいう)の釣り餌収納具は、釣り針に刺して魚釣りに用いる釣り餌を収納することができる釣り餌収納具であって、前記釣り餌収納具は、ケース本体の一部に釣り餌を収めることができる窪みを複数個所有しており、前記窪みの構造と寸法は、1つの窪みに釣り針につける餌の1回分の分量を入れるのに適した構造と寸法であり、前記窪みの上部すなわち前記窪みの開口部がある方の面に面して、前記ケース本体に形成されている少なくとも一部の前記窪みの開口部を全面的に覆うことができる蓋を少なくとも1つ設けたことを特徴とする釣り餌収納具。
【0025】
本発明の例としての、発明1を展開した発明である第2の発明(以下、発明2ともいう)の釣り餌収納具は、発明1に記載の釣り餌収納具において、前記窪みの構造と寸法が、粒状の餌を一粒入れるのに適した構造と寸法であることを特徴としている。
【0026】
本発明の例としての、発明1または発明2を展開した第3の発明(以下、発明3ともいう)の釣り餌収納具は、発明1または2に記載の釣り餌収納具において、前記窪みの構造と寸法が、1つの窪みに釣り針につける餌としての虫を一匹入れるのに適した構造と寸法であることを特徴としている。
【0027】
本発明の例としての、発明1〜3を展開した第4の発明(以下、発明4ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜3のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記窪みの外周部に、前記開口部から窪みの底の方向に向けて、釣り針の、少なくとも、針先から餌に差し込まれる部分までの針軸が通過可能なような寸法で設けられた溝が少なくとも1つ設けられていることを特徴としている。
【0028】
本発明の例としての、発明4を展開した第5の発明(以下、発明5ともいう)の釣り餌収納具は、発明4に記載の釣り餌収納具において、前記溝の長さ方向に交差する方向の断面形状が、ケース本体の表面方向の開口部が最も広く、溝の底部に向けて次第に狭くなっている形状であることを特徴としている。この特徴により、釣り針に前記窪みの中に入れた餌を取り付ける場合、釣り針の先端部と先端部から適当な長さの部分を前記溝に入れて釣り針の先端部を餌の方向へ進めると、釣り針の先端部近傍はこの溝がガイドの役割をして極めて正確にそして素早く餌に到達し、釣り針の先端を餌に正確にそして簡単に刺すことができ、指先をほとんど汚すことなく餌を釣り針に取り付けることができる。
【0029】
本発明の例としての、発明4または5を展開した第6の発明(以下、発明6ともいう)の釣り餌収納具は、発明4または5に記載の釣り餌収納具において、前記溝の長さ方向に交差する方向の断面の輪郭形状が、円形の一部、三角形、四角形、多角形の1種類またはそれらの複数種類の組み合わせで構成される形状であることを特徴としている。
【0030】
本発明の例としての、発明4〜6を展開した第7の発明(以下、発明7ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜6のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記溝の長さ方向に交差する方向の断面の輪郭形状が、V字型、U字型、円弧型、底部に平坦部あるいはR部と定義する丸みを帯びた形状の部分があるV字型あるいはU字型あるいは円弧型を有する形状であることを特徴としている。
【0031】
このような特徴により、本発明の釣り餌収納具の例は、釣り針のガイド性が良く、製造歩留まりの高い、コストの安い釣り餌収納具を実現できる。
【0032】
本発明の例としての、発明4〜7を展開した第8の発明(以下、発明8ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜7のいずれかに記載の釣り餌収納具において、少なくとも1つの前記溝は、その開口部の該溝の長さ方向に交差する方向の溝幅寸法が0.2mm以上であることを特徴としている。
【0033】
本発明の例としての、発明4〜8を展開した第9の発明(以下、発明9ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜8のいずれかに記載の釣り餌収納具において、少なくとも1つの前記溝は、当該窪みの前記開口部を覆う平面内の一点から当該溝の最深部におろした垂線の長さを当該窪みの深さと定義して、当該窪みの前記開口部から当該溝の最深部まで窪みの深さの測定と同様の方法で測った深さを溝の深さと定義して、溝の深さが当該窪みの深さの3分の1以上の深さであることを特徴としている。このような溝の効果により、前記ケース本体に前記窪みが3列以上配置されている場合にも、各窪みに収納されている餌に釣り針の針先から餌に入る部分までの軸部を正確に導き、釣り針を餌に容易に確実に刺すことができる。
【0034】
本発明の例としての、発明4〜9を展開した第10の発明(以下、発明10ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜9のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記溝の深さが当該窪みの深さよりも1mm以内の値だけ深い深さであることを特徴としている。また、本発明の例としての、発明4〜10を展開した第11の発明(以下、発明11ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜10のいずれかに記載の釣り餌収納具において、ケース本体に設けられている前記窪みの少なくとも一部の隣り合った前記窪みが前記溝でつながっていることを特徴としている。本発明の例におけるこのような溝と窪みの深さの関係は、溝によって互いに接続されている窪みに、例えばイクラを収納した場合、イクラの卵油がこの溝を伝わって、各窪み間を行き来することができ、卵油の多いイクラの卵油が卵油の少ないイクラにまわって、イクラの乾燥を防ぐ効果を発揮し、イクラが窪みの壁にくっついてしまったり、イクラが乾燥してしまうことがなく、常に餌としての良好な状態に保つことができる。また、この溝の効果は、この釣り餌収納具に、餌として、川虫などの虫を収納する場合にも、収納されている虫を良好な状態に保つ効果を発揮することができる。もちろん、溝によって互いに接続されている窪みに限らず、各窪みが独立になっている窪みの場合や、2個や3個といった少数の窪みが溝によって接続されている場合にも、餌の状態を良好に保つ効果を発揮することができる。
【0035】
本発明の例としての、発明4〜11を展開した第12の発明(以下、発明12ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜11のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記溝に沿って測った長さ寸法を溝の長さと定義して、前記溝の長さが1mm以上であることを特徴としている。
【0036】
本発明の例としての、発明4〜12を展開した第13の発明(以下、発明13ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜12のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記溝の長さが当該窪みの外側において1mm以上あることを特徴としている。
【0037】
本発明の例としての、発明4〜13を展開した第14の発明(以下、発明14ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜13のいずれかに記載の釣り餌収納具において、少なくとも一部の前記溝が、その形成部において、そしてケース本体の肉部において、当該溝と前記ケース本体の該溝が形成されている周辺の表面とのなす角度が当該窪みと前記ケース本体の一部の表面とのなす角度よりも大きい状態に、すなわち当該溝の方が当該窪みよりも緩やかな傾斜になるように形成されていることを特徴としている。これにより、釣り餌に釣り針を刺す場合に、釣り針を扱いやすいなどの利点がある。
【0038】
本発明の例としての、発明4〜14を展開した第15の発明(以下、発明15ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜14のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記溝が2カ所以上設けられていることを特徴としている。
【0039】
本発明の例としての、発明15を展開した第16の発明(以下、発明16ともいう)の釣り餌収納具は、発明15に記載の釣り餌収納具において、前記溝が、当該窪みの垂直上方から見て放射状に設けられていることを特徴としている。
【0040】
本発明の例としての、発明4〜16を展開した第17の発明(以下、発明17ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜16のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記ケース本体のコーナー部に設けられている窪みに、前記ケース本体の上方から見て前記ケース本体の縦方向と横方向の間の方向すなわち斜め方向でかつ前記ケース本体のコーナー方向から前記窪みの中心方向に向かう前記溝が少なくとも1つ設けられていることを特徴としている。これにより、ケース本体のコーナー部の方から順次餌を使用していけば、どの餌も釣り針に容易に取り付けることができる。
【0041】
本発明の例としての、発明4〜17を展開した第18の発明(以下、発明18ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜17のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記窪みの深さ方向の断面の輪郭形状が、当該ケース本体上方から当該窪みの底部の方向に当該底部を含めて切った断面において、円形の一部、三角形、四角形の一部、五角形以上の多角形の一部の1種類または2種類以上の形状を組み合わせた形状であることを特徴としている。円形の場合はイクラのような丸い餌に好適で、三角形の場合は高密度に配置することができ、四角形、多角形の場合は、餌の状態によって釣り針に餌を取り付けるときの餌の押さえが良くなるなどの特徴がある。
【0042】
本発明の例としての、発明18を展開した第19の発明(以下、発明19ともいう)の釣り餌収納具は、発明18に記載の釣り餌収納具において、前記窪みの深さ方向の断面の輪郭形状が、その底部近傍において、平坦部もしくはR部を有する形状であることを特徴としている。
【0043】
本発明の例としての、発明4〜19を展開した第20の発明(以下、発明20ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜19のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記窪みが設けられている前記ケース本体の表面の形状が、前記窪みの開口部を除いて平面状であることを特徴としている。
【0044】
本発明の例としての、発明4〜20を展開した第21の発明(以下、発明21ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜20のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記窪みが前記ケース本体の一部に縦方向あるいは横方向あるいは斜め方向の少なくとも一つの方向に所定間隔で配列されていることを特徴としている。これにより、取扱い易く、安価で、小型の釣り餌収納具を実現することができる。
【0045】
本発明の例としての、発明4〜20を展開した第22の発明(以下、発明22ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜20のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記窪みの少なくとも一部の窪みは、隣り合った窪み同士の境界が不連続に形成されていることを特徴としている。これは、後述のシールの密閉性を確保するのに好ましい。
【0046】
本発明の例としての、発明4〜22を展開した第23の発明(以下、発明23ともいう)の釣り餌収納具は、発明4〜22のいずれかに記載の釣り餌収納具において、少なくとも1つの前記蓋が、以下においてシールと定義するシート状で前記ケース本体の一部に貼り付けることができるシールであることを特徴としている。
【0047】
本発明の例としての、発明23を展開した第24の発明(以下、発明24ともいう)の釣り餌収納具は、発明23に記載の釣り餌収納具において、前記シールと前記ケース本体の一部の構造が、前記シールを前記ケース本体の一部に、少なくとも2回繰り返して着脱可能に貼り付けることができるようなシールと構造であることを特徴としている。
【0048】
本発明の例としての、発明23または24を展開した第25の発明(以下、発明25ともいう)の釣り餌収納具は、発明23または24に記載の釣り餌収納具において、前記シールが、前記窪みが設けられている前記ケース本体の一部に設けられている前記シールを剥がすのに用いることができる手がかり部分を除いて、前記ケース本体の一部全面に貼り付けられていることを特徴としている。シールを繰り返し着脱して使うときに、収納具を良好な状態で維持することができる。
【0049】
本発明の例としての、発明23または24を展開した第26の発明(以下、発明26ともいう)の釣り餌収納具は、発明23または24に記載の釣り餌収納具において、前記シールは、前記窪みが設けられている前記ケース本体の全面に貼り付けられていることを特徴としている。釣り餌収納具の密閉性を高めるのに好適である。
【0050】
本発明の例としての、発明23〜26を展開した第27の発明(以下、発明27ともいう)の釣り餌収納具は、発明23〜26のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記シールが少なくとも水に対する密閉性を有するシールであることを特徴としている。これは、特にイクラのような餌の品質保持に好適である。
【0051】
本発明の例としての、発明23〜27を展開した第28の発明(以下、発明28ともいう)の釣り餌収納具は、発明23〜27のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記シールが通気性のシールであることを特徴としている。本発明の例としての、発明23〜26を展開した第29の発明(以下、発明29ともいう)の釣り餌収納具は、発明23〜26のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記シールに、収納されている虫の呼吸に役立つ空気が通る穴が開けられていることを特徴としている。シールを通気性にすることにより、生き餌を収納するのに好適な収納具を得ることができる。
【0052】
本発明の例としての、発明1〜28を展開した第30の発明(以下、発明30ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜28のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記釣り餌収納具の前記ケース本体と蓋の少なくとも一方の少なくとも一方向に、前記ケース本体を、または前記シールを、または前記ケース本体と前記シールをともに、それぞれ他の部分から切り離すことができるミシン目をつけたことを特徴としている。
【0053】
本発明の例としての、発明30を展開した第31の発明(以下、発明31ともいう)の釣り餌収納具は、発明30に記載の釣り餌収納具において、前記ミシン目が前記釣り餌収納具の縦方向あるいは横方向の少なくとも一方につけられていることを特徴としている。
【0054】
本発明の例としての、発明31を展開した第32の発明(以下、発明32ともいう)の釣り餌収納具は、発明31に記載の釣り餌収納具において、前記ミシン目が、前記釣り餌収納具の縦方向あるいは横方向の一列毎あるいは複数列毎に前記シールと前記ケース本体の部分のいずれかあるいは双方を切り離すことができるようにつけられていることを特徴とする釣り餌収納具。
【0055】
このようなミシン目の利用により、本発明の釣り餌収納具は、使用中に、必要最小限の餌を消費するようにすることができ、また、収納具を必要に応じて適宜切り離し、使い勝手の向上や、無駄を省くなど、多くの改善をすることができる。
【0056】
本発明の例としての、発明1〜32を展開した第33の発明(以下、発明33ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜32のいずれかに記載の釣り餌収納具において、必要に応じて、少なくとも一部の前記窪みの内部に、釣り餌の乾燥を調整することができる保湿材を配置できるようにしたことを特徴としている。これにより、餌の種類によって、その保存状態を良くすることができる。
【0057】
本発明の例としての、発明1〜33を展開した第34の発明(以下、発明34ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜33のいずれかに記載の釣り餌収納具において、少なくとも一部の前記窪みの内部に保温材を配置したことを特徴としている。たとえば、餌が虫の場合、前記保湿剤の効果に加えて、保温剤の効果が餌の良好な状態をさらに高めることができる。
【0058】
本発明の例としての、発明1〜34を展開した第35の発明(以下、発明35ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜34のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記釣り餌収納具に収納する餌がイクラであることを特徴としており、特に大きな効果を奏することができるものである。
【0059】
本発明の例としての、発明1〜34を展開した第36の発明(以下、発明36ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜34のいずれかに記載の釣り餌収納具において、蓋、シールに穴を設けるなどの工夫によって、前記釣り餌収納具に収納する餌をブドウ虫などの虫にすることができることを特徴としている
【0060】
本発明の例としての、発明1〜36を展開した第37の発明(以下、発明37ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜36のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記ケース本体が開閉可能な蓋を有するかあるいはそのような容器に収納されていることを特徴としている。
【0061】
本発明の例としての、発明1〜37を展開した第38の発明(以下、発明38ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜37のいずれかに記載の釣り餌収納具において、少なくとも1つの前記蓋が窓を有しており、前記窓はその設けられている蓋の当該窓以外の部分とは独立に開閉することができるように構成されていることを特徴としている。
【0062】
本発明の例としての、発明1〜38を展開した第39の発明(以下、発明39ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜38のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記開閉可能な蓋もしくは窓が、1個または複数個の前記窪みを密閉することができかつ開閉可能に設けられていることを特徴としている。
【0063】
本発明の例としての、発明38または39を展開した第40の発明(以下、発明40ともいう)の釣り餌収納具は、発明38または39に記載の釣り餌収納具において、少なくとも1つの前記蓋または窓は、その閉じている状態で当該ケース本体に設けられた縦または横方向の1列分の前記窪みを覆うことができ、かつ、開閉可能に設けられていることを特徴としている。
【0064】
本発明の例としての、発明38〜40を展開した第41の発明(以下、発明41ともいう)の釣り餌収納具は、発明38〜40のいずれかに記載の釣り餌収納具において、少なくとも1つの前記蓋または窓は、当該ケース本体に設けられた一個の前記窪みを覆うことができ、かつ、開閉可能に設けられていることを特徴としている。
【0065】
本発明の前記窓あるいは蓋の構造は、餌を必要な分だけ正確に、簡単に取り出すことができ、取扱易さ、小型化、信頼性などの点において本発明の効果を一層高めるものである。
【0066】
本発明の例としての、発明1〜41を展開した第42の発明(以下、発明42ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜41のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記ケース本体の外形形状が円柱状または多角柱状またはそのいずれかの一部を切り取った形状であることを特徴としている。
【0067】
本発明の例としての、発明1〜42を展開した第43の発明(以下、発明43ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜42のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記釣り餌収納具は、前記ケース本体の中心付近を通ると想定した仮想の軸を回転中心にして回転させることができる蓋を有していることを特徴としている。
【0068】
本発明の例としての、発明1〜43を展開した第44の発明(以下、発明44ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜43のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記釣り餌収納具は、前記ケース本体の必要部分を前記蓋から露出させることができるように、前記ケース本体と前記蓋の相対的位置関係を変えることができるように構成されていることを特徴としている。
【0069】
本発明の例としての、発明1〜44を展開した第45の発明(以下、発明45ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜44のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記釣り餌収納具が、前記蓋から露出させた前記ケース本体を、前記ケース本体の前記蓋から露出されていない部分から切り離すことができるように構成されていることを特徴としている。
【0070】
これらのケース本体及び蓋のいくつかの特徴部分を適宜組み合わせてもつことにより、例えば、1列ずつケース本体から餌が出るようにしたり、1つずつ餌が窓から取り出せるようにして1列分使用したらその部分のケース本体を蓋から突き出させて、ミシン目から切り取るようにすることができる。
【0071】
本発明の例としての、発明1〜45を展開した第46の発明(以下、発明46ともいう)の釣り餌収納具は、発明1〜45のいずれかに記載の釣り餌収納具において、前記ケース本体と蓋のいずれか一方または双方が、透明あるいは半透明であることを特徴としている。このようにすることによって、収納具の中の餌の状態を蓋を開けずに確認することもできる。
【0072】
本発明の釣り餌収納具の例の材料として、シリコーンゴム、プラスチック、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、アクリル、ABS樹脂、PET樹脂、発泡スチロール、紙などを用いることができる。PET樹脂や発泡スチロールは成形が容易であるとともに、保温性に優れており、また、紙は保温、保湿に好都合であり、ブドウ虫のように湿気を嫌う餌の場合は、容器に入れるときにケース本体を乾燥状態にして使用し、川虫のように湿気を好む餌の場合には、容器に入れるときにケース本体を適度にぬらしておけば、虫に好都合である。
【0073】
本発明の釣り餌収納具の例は、前記窪みが、板状のケース本体材料から前記窪みの部分を前記窪みの開口部から窪みの底部の方向へ突き出させた形状であることを特徴としている。
【0074】
本発明の釣り餌収納具の例は、前記ケース本体に形成されている窪みが一体成形により形成された窪みであることを特徴としている。これにより、収納具の軽量化、製造コストの低減などを測ることができる。
【0075】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の例について説明する。なお、説明に用いる各図は本発明の例を理解できる程度に各構成成分の寸法、形状、配置関係などを概略的に示してある。そして本発明の説明の都合上、部分的に拡大率を変えて図示する場合もあり、本発明の例の説明に用いる図は、必ずしも実施例などの実物や記述と相似形でない場合もある。また、各図において、同様な構成成分については同一の番号を付けて示し、重複する説明を省略することもある。なお、本発明の断面図においては、断面の小部分の区別に支障を来すおそれがあるため、断面図に用いる斜線表記を省略する。
【0076】
図1〜図3は、本発明の実施の形態例の釣り餌収納具を説明するための図である。図1は本発明の実施の形態例としての釣り餌収納具の斜視図であり、図2は図1の釣り餌収納具を図1の矢印Aの方向から見た平面図、図3は釣り餌収納具を図2の点線X1−X2の位置で切った断面図である。
【0077】
図1〜図3において、符号1は本発明の釣り餌収納具、2は釣り餌収納具1を構成するケース本体としての平板状の基板、2aはケース本体2の矢印A側の面であり使用時に上側になる表面、2bはケース本体2の矢印Aの側とは反対側の面であり、使用時に下側になる裏面である。符号3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3jは表面2a側から2b側へと突き出している入り口が円形である窪みで、符号3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3jのそれぞれを、またはそれらを総称して窪み3とも称する。
【0078】
図1および図2で、本発明の釣り餌収納具1には、ケース本体2に5行6列の行列状に規則正しく設けられた窪み3が形成されている。また、ケース本体2は、窪み3を形成してあるため完全な平板状ではないが、窪み3の部分を除いてケース本体2の表面全体としては穴のあいた平板状であると表現することにし、本発明の以下の説明ではこのようなケース本体も平板状のケース本体ということにする。
【0079】
図3において、窪み3は表面2a側から裏面2b側へと突き出しており、表面2a側から見ると窪みであるが、裏面2b側から見ると突起状となっている。また、窪み3はある長さの円柱の先に半球を付けた形状の穴によって形成されている。
【0080】
図1〜図3を用いて説明したような釣り餌収納具にたとえばイクラなどの釣り餌を収納する場合、1つの窪み3に1つのイクラを収納する。このように収納した場合、イクラ等の釣り餌を個別に収納できるため、従来のように、イクラ同士がくっつくことによって、釣り餌をつぶすことなく、釣り餌収納具から釣り餌を取り出すことが可能となる。
【0081】
図4〜図6は本発明の実施の形態例としての釣り餌収納具を説明する図で、図1〜図3を用いて説明した本発明の釣り餌収納具に、粒状の餌としてのイクラを入れた状態を説明する図で、釣り餌を収納した後に、その開口部に貼り付けるシート状のシール(以下、単に、シートという)によるカバーをつけた例を説明する図である。また、図4は本発明の釣り餌収納具を図1のAと同じ方向から見た図で、図中イクラは図示を省略して示してある。図5と図6は図4の点線X3−X4の位置で切った断面図で、図5はシートを貼り付けた状態の図、図6はシートを一部剥がした状態の図である。
【0082】
図4〜図6において、符号10は本発明の釣り餌収納具、11は釣り餌収納具10を構成するケース本体としての平板状の基板、11aはケース本体11の矢印A1側の面であり使用時に上側になる表面、11bはケース本体11の矢印A1の側とは反対側の面であり、使用時に下側になる裏面である。符号12a,12b,12c,12d,12eは窪みで、符号12a,12b,12c,12d,12eのそれぞれを、またはそれらを総称して窪み12とも称する。符号13はケース本体11の表面11a側に貼り付けられた窪み12の蓋としてのシート、14a,14b,14cはシート13に設けられたミシン目で14a,14b,14cのそれぞれを、またはそれらを総称してミシン目14と称することもある。符号15a,15b,15cは釣り餌としてのイクラであり、15a,15b,15cのそれぞれを、またはそれらを総称して釣り餌15と称することもある。
【0083】
図4で、窪み12は全て等間隔に配置されており、外周部にある窪み以外は、内側の窪みに違いはほとんど無いように作られている。また、窪み12はケース本体11に対して垂直上方向から見た場合、その開口部が円形となるように形成されている。
【0084】
シート13は、餌の保存性を考慮して、ケース本体11全体を覆うように形成されている。また、使用しやすいように、シート13は、ケース本体11から剥がすための部分だけをケース本体と接着しないようにケース本体11に貼り付けるように構成することもできる。
【0085】
ミシン目14は、たとえば窪み12aと12bなど窪み12同士の間を通るように、シート13の上からケース本体11の裏側に至るまで、シート13を付けた状態でケース本体11をミシン目の位置で、釣り餌収納具10から釣り餌収納具10の一部を切り離すことができるようにつけられている。また、ミシン目はケース本体11を貫通せずにシートにだけつけて、シートだけを一部分切り取るようにすることもできる。たとえばミシン目14a、14bと14cなど縦と横の列に対応するミシン目は直交しており、ミシン目14aと14bなど同じ向きのミシン目は平行となるように設けられている。
【0086】
図5で、シート13はケース本体の表面11aに、ケース本体11と密着するように接着剤や溶着などで貼り付けられている。窪み12は表面11a側から裏面11b側へと突き出した形に、例えば樹脂の成形加工や、紙の成形加工などの方法で形成されており、表面11a側から見ると窪みであるが、裏面11b側から見ると突起状になっている。そして、窪み12はある長さの円柱の先に半球を付けた形状の穴として形成されている。釣り餌15は窪み12の中に、たとえば窪み12cには釣り餌15a,窪み12dには釣り餌15b,窪み12eには釣り餌15cが入るように、一つの窪み12に対して一つの釣り餌15が入れられている。また、窪み12は密閉性のシート13によって密閉し、餌の乾燥を防ぐことができる。また、餌の種類によっては、通気性のシートを用いる。
【0087】
図6は、図4及び図5を用いて説明した本発明の釣り餌収納具を使用するときの状態を示す図であり、図4および図5を用いて説明した釣り餌収納具のシート13をケース本体11から剥がしている状態を示す断面図である。図6のように、シート13をケース本体11から剥がすことにより、釣り餌15を一つずつ取り出すことが出来る。
【0088】
図4〜図6を用いて説明したような釣り餌収納具を用いて釣り餌を収納した場合、釣り餌15がイクラのような餌の場合は密閉して保存し、ブドウ虫のような生き餌の場合はシートに穴をあけるなどして保存することにより、比較的長期間の釣り餌の保存が容易となる。
【0089】
釣り餌15が一つの窪み12に対して一つずつ入れられているため、釣りの際に、極めて容易に釣り餌を一つずつ個別に取り出すことが出来る。また、たとえば餌がイクラの場合、イクラの粒の大きさによっては複数個のイクラを釣り針につける場合もあり、1つの窪みに1回分の餌として2個あるいは3個のイクラを入れても本発明の効果を発揮することができる。
【0090】
また、ミシン目14があるため、シート13を複数回に分けてケース本体から剥がすことが出来、一つの釣り餌収納具を複数回の釣りに用いることができる。
【0091】
図7および図8は、図1〜図3または図4〜図6を用いて説明した釣り餌収納具の別の例を説明する図で、図7は図1の矢印Aの方向と同じ方向すなわち、ケース本体に対して垂直上側からみた平面図、図8は図7の点線X5−X6の位置で切った断面図である。
【0092】
図7および図8において、符号20は本発明の釣り餌収納具、符号21は釣り餌収納具20を構成するケース本体としての平板状の基板、22〜27は釣り餌を収納するための窪みである。
【0093】
図7で、釣り餌収納具20において、平板状の基板21に窪み22〜27が形成されている。また、窪み22〜27を垂直上方向から見た場合、すなわち、窪み22〜27の開口部(入り口部分)の形状はそれぞれ異なっており、複数の種類がある。窪み22および窪み23は円形、窪み24は正方形、窪み25は頂点が丸みを帯びている長穴形状、窪み26は正八角形、窪み27は頂点が丸みを帯びている正八角形である。
【0094】
図8で、窪み22〜27はそれぞれ異なる断面形状をしており、窪み22は円柱形、窪み23は円柱の先に半球を付けた形、窪み24は四角柱に四角錐をつけた形、窪み25は楕円半球を回転させた形、窪み26は方錐形、窪み27は半球形にそれぞれ窪んで形成されている。
【0095】
図7および図8を用いて説明したように、窪みの形状をその釣り餌によって変化させて形成することによって、様々な釣り餌を非常に効果的に収納することが出来る。
【0096】
また、図7および図8において、窪みの形はこれに限定されることなく、たとえば、入り口の形状が三角形や楕円形でもよく、図8に示すような窪みの底部を含む断面も、三角形や四角形、円形、楕円形、または五角形以上の多角形などをそれぞれ組み合わせた形に形成することが可能である。
【0097】
図9〜図12は、本発明の実施の形態例としての釣り餌収納具の好適な例を説明する図で、図9は斜視図、図10は図9の釣り餌収納具の蓋を取り外した状態を示す図で、図9の上方向からみた平面図、図11は図9の釣り餌収納具を蓋を閉じた状態を示す図で、図10の点線X7−X8の位置で切った断面図である。
【0098】
図9〜図12において、符号30は本発明の釣り餌収納具、31は釣り餌収納具30を構成するケース本体、32は釣り餌収納具30を構成するケース本体31に係合するように形成された蓋、31aはケース本体31に設けられた蓋32との係合部、31bはケース本体31の裏面、32aは蓋32に設けられたケース本体31との係合部、33a、33b,33cはケース本体31に設けられた半球状の窪みで、33a,33b,33cのそれぞれを、またはそれらを総称して窪み33と称することもある。符号34a,34b,34cは窪み33に設けられた溝で、隣り合った2つの窪み33をつなぐように設けられており、34a,34b,34cのそれぞれを、またはそれらを総称して溝34と称することもある。
【0099】
溝34は餌をつける釣り針の先端部から所定の範囲の針軸がこの溝を通過することができ、該釣り針の先端部を該窪みに収納されている餌に容易に刺すことができるような幅と深さに、窪み33の開口部の周囲に設けられており、たとえば、後述の横溝や縦溝や斜め方向に設けられた溝のいずれかあるいは双方を備えている場合がある。
【0100】
符号35a,35bは、溝34の一例としての、窪み33aおよび窪み33bの中心を通る溝としての横方向に形成された横溝で、他の窪みにも同様に中心を通る横溝が設けられており、それらのそれぞれを、またはそれらを総称して横溝35と称することもある。符号36a,36bは、溝34の一例としての、窪み33aおよび窪み33cの中心を通る溝としての縦方向に掘られた縦溝であり、他の窪みにも同様に中心を通る縦溝が設けられており、それらのそれぞれを、またはそれら総称して縦溝36と称することもある。符号37は蓋32とケース本体31を連結するための蝶番、37aは蝶番37の回転中心を示す仮想の軸である。
【0101】
図9で、釣り餌収納具30は、窪み33および溝34が設けられたケース本体31と、ケース本体31に取り付けられ、開閉が可能にケース本体31に契合するように形成された蓋32によって構成されている。
【0102】
図10および図11で、窪み33はたとえば5行6列であるような行列状に配置されており、横溝35および縦溝36は各窪みの中心を通るように構成されている。
【0103】
しかし、本発明の前記溝はこれに限定されず、種々のバリエーションが可能である。餌の種類と使用目的によって窪みと溝の形態を変えると効果が大きくなり、たとえば、餌がブドウ虫など生き餌のときは溝34は各窪みの間で一端途切れて各窪み33が独立になるように形成したものを用いることができ、餌がイクラのときは各窪みを連結するように形成したものを用いることができる。また、蓋32は開閉が可能なように蝶番37によってケース本体31と連結されており、係合部31aおよび係合部32aによってロックをかけることが出来る。
【0104】
また、図9のような蓋32の代わりに図4〜図6を用いて説明したシ−トを用いても良く、さらに、シートと蓋32を両方用いることもできる。本発明はいずれの場合にも大きな効果を奏するものである。
【0105】
図12は、図11を用いて説明した釣り餌収納具の蓋を開けた状態を示す断面図で、図12のように、帳番37の中心を通る仮想の軸37aを回転軸にして帳番37がまわり、蓋32を容易に開閉することが出来る。
【0106】
図9〜図12を用いて説明したような釣り餌収納具を用いて釣り餌を収納する場合、各1つの窪み33に各1つの釣り餌を収納して、蓋32を閉じる。
【0107】
このように釣り餌を収納した場合、イクラ等の釣り餌が個別に収納されているため、釣りを行う場合に、イクラを釣り針につけるために、従来のように多数個の固まりとして容器に入れられているイクラの中から1粒だけ取り出す苦労が不要で、また、イクラを指でつまみつぶすこともなく、イクラを指でつままなくても釣り餌収納具に入った状態でイクラを釣り針の先に容易に取り付けることができる。特に、溝34が設けられていることにより、餌を釣り針に取り付ける難しい作業が大幅に改善され、各窪みの間に設けられた溝34が、釣り針のガイドの役割をし、釣り餌を直接手で触ることなく、非常に簡単にかつ手早く釣り針に釣り餌を取り付けることが可能となる。このため、釣り餌をより良好な状態でかつ使い勝手良く使用することが出来る。また、蓋32によって、釣り餌を密閉出来るので、釣り餌を長期間保存することが可能となる。
【0108】
図13〜図15は、図9〜図12を用いて説明した釣り餌収納具の窪み33および溝34を説明するための拡大図であり、図13は窪み33を拡大して斜めから見た透視図、図14及び図15は窪み33および溝34の深さについて説明するための模式図としての断面図、図14は窪みの底と溝の底が同じ位置にある場合の図で図13のX11−X12の位置の断面図、図15は図13の例とは異なり縦溝と横溝全体が窪みの底部よりも溝の底部が深い状態に形成されている場合の図である。
【0109】
図13〜図15において、符号41は横溝35の窪み33の横溝内部部分、42は縦溝36の窪み33の縦溝内部部分、43は窪み33の最深部、35a1,35b1,36a1,36b1は溝の底面、d1は溝34の深さと窪み33の深さの差、d2は溝の底とケース本体裏面の間の残り厚、d3はくぼみの深さ、d4は溝の深さを説明する符号、P1とP2は窪み33の開口部の代表点、P3とP4は溝36の開口部の代表点である。
【0110】
図13で、横溝35は横溝35a、横溝35bおよび横溝内部部分41によって構成されており、縦溝36は縦溝36a、縦溝36bおよび縦溝内部部分42によって構成されている。
【0111】
図13に示したように構成した窪みと溝を形成すると、溝34がガイドの役割をするため、釣り餌を釣り針に容易にそして確実に取りつけることができる。そして、図14のように、溝34は窪み33の最深部と同じ深さに形成されている。
【0112】
図15で、窪みと溝の測定方法を説明する。窪み33の深さd3は、代表点P1とP2を結んだ直線から窪み33の最新部におろした垂線の長さに一致し、溝36の深さd4は、代表点P3とP4を結んだ直線から溝36の最新部におろした垂線の長さに一致する。
【0113】
図15に示した例の場合は、溝35と溝36はは窪み33の最深部よりもd1だけ深く形成されている。図15に示したような深さの溝を形成した場合、溝が釣り針を餌に誘導するガイドとしての役割を果たし釣り餌を釣り針に付けやすくすることが出来るうえに、d1を適切な値に設定することによって、釣り餌の保存状況を極めて良くすることができる。
【0114】
すなわち、図15において、d1を1mm程度にした釣り餌収納具にイクラを収納した場合、卵油の豊富なイクラからの卵油が溝35,36に流れ出してたまる。そして、溝を図13、図14のように各窪み毎に独立に形成した溝とは異なり、図15の断面のように窪みの深さよりもd1だけ深く形成し、しかも溝の底部が深いままで隣の窪みまでつながっている溝として形成し、たとえば、いくつかの窪みが深く形成した溝で接続されている場合、前記のような卵油の豊富なイクラから流れ出した卵油はこの深い溝を伝わって、各窪みに行き渡り、卵油の少ないイクラのところにまわった卵油がイクラに吸収される。その結果、卵油の少ないイクラも卵油が補われることになり、良好な状態でイクラを収納することが出来、かつ、イクラを釣り針に容易に付けることが出来る。
【0115】
また、ケース本体の材料によっては、ミシン目などからケース本体の一部を切り離しやすくするため、残り厚d2を部分的に薄くすることができる。
【0116】
図16および図17は、本発明の実施の形態例としての釣り餌収納具の好適な例を説明する図で、図16は本発明の釣り餌収納具を説明するための平面図、図17は図16の釣り餌収納具の蓋を閉じた状態を示す図で、図16の点線X9−X10の位置で切った断面図である。
【0117】
図16および図17において、符号50は本発明の釣り餌収納具、51は釣り餌収納具50を構成するケース本体、52は釣り餌収納具50を構成する蓋、53,53a,53b,53c,53dはケース本体51に設けられた窪み、54a,54b,54c,54d,54e,54f,54g,54hは窪み53の回りに設けられた溝であり、窪み53a,53b,53c,53dのそれぞれを、またはそれらを総称して窪み53とも称し、溝54a,54b,54c,54d,54e,54f,54g,54hのそれぞれを、またはそれらを総称して溝54とも称する。符号55はケース本体51と蓋52を連結させている連結部、56(54c)、56(54g)、57〜59はそれぞれ53a,53b,53c,53dの回りに設けられた溝である。溝56(54c)、56(54g)はそれぞれ54c、54gと同じ溝を示すしている。
【0118】
図16で、窪み53はたとえば4行4列の行列状に配置されており、溝54は窪み53の周囲に、ケース本体51の外周と平行な方向を含む互いに等間隔な放射状の8方向に設けられている。また、溝54の一つ一つは一つの窪み53のみに接しており、2つ以上の窪みには接していない。そのため、各窪み53は独立して形成されている。
【0119】
図17で、蓋52は連結部55によってケース本体51と連結されており、開閉可能な構造となっている。窪み53は円柱の先に半球を付けたような形状をしており、図16の他の溝53も同様の形状をしている。また、溝56は断面が三角形の頂点をまるめたような形状に形成されており、溝57はV字形の溝の底部に平坦部を有する断面が台形となるような形状に形成されており、溝58は断面が半円状、溝59は断面が半円の一部を欠いた形状すなわち底部に平坦部を有する形状に形成されている。
【0120】
図16および図17を用いて説明したような釣り餌収納具に釣り餌を収納する場合、各1つの窪み53に各1つの釣り餌を収納して、蓋52を閉じる。
【0121】
このように釣り餌を収納した場合、イクラ等の釣り餌が個別に収納されているため、釣りを行う場合に、イクラを釣り針につけるときに、従来のように多数個の固まりとして容器に入れられているイクラの中から1粒だけ取り出す苦労が不要で、また、イクラを指でつまみつぶすこともなく、イクラを指でつままなくても釣り餌収納具に入った状態でイクラを釣り針の先に容易に取り付けることができる。特に、溝54が設けられていることにより、餌を釣り針に取り付ける難しい作業が大幅に改善される。すなわち、溝54に釣り針の先の方から釣り針を入れて餌の方向に釣り針を進ませると、溝54が餌を釣り針に取り付けるときに釣り針のガイドの役割をし、釣り餌を直接手で触ることなく、非常に簡単にかつ手早く釣り針に釣り餌を取り付けることが可能となる。このとき、窪み53の内壁がそこに収納されている餌の固定役をする。このような釣り餌収納具を用いることにより、釣り餌をより良好な状態で使用することが出来る。また、各窪み53は溝54も含めた状態で独立しているので、密閉が容易になり、蓋52によって釣り餌を密閉出来るので、釣り餌を長期間保存することが可能となる。
【0122】
図18及び図19は、釣り餌を収納する窪みを形成したケース本体が円筒形の場合の例で、図18は蓋を一部開けた状態の斜視図、図19は図18の紙面に沿って切った状態の断面図である。
【0123】
図18及び図19で、符号81は釣り餌収納具、82はケース本体としての基板、83,83a,83bは窪み、85a〜85c、85は各窪みに設けられた溝、87はケース本体のつまみ部、88は窪み83に収納された餌として用いるイクラ、86は蓋、89は蓋86に設けられた窓、90および91は蓋をケース本体に対して開閉する方向を説明するための矢印、92は蓋を回転するときの回転中心を説明する仮想の軸である。
【0124】
図18及び図19に示すように、餌としてのイクラ88を各窪み83に1個ずつ収納した釣り餌収納具81を釣りに携行し、釣り針に餌を取り付ける場合、たとえば、最初につまみ87に最も近い横一列に収納されているイクラの1つに窓89を位置させ、窪みの周囲の溝85に釣り針(図示せず)を針先から入れ、針先をイクラの方に移動させることによりイクラに針を刺し、餌として使用する。その次に餌を針に取り付ける場合、蓋86を仮想の回転中心軸92のまわりに、矢印90の方向のいずれかの方向へ回転させると、窓89は最初に使ったイクラの隣のイクラのところに位置するので、前回と同様にイクラを釣り針に刺すことができる。以下同様にして横1列分のイクラを順次使用する。1列分のイクラを使用し終わったら、蓋86を矢印91の方へ引き上げ、2列目のイクラを順次釣り針へ取り付けて使用する。このようにすることにより、イクラを手早く釣り針に取り付けることができる。さらに、イクラを不必要に空気に晒すことなく、良好な状態に保って使用することができるとともに、使用する位置以外のイクラは蓋86に保護されているので釣り餌収納具81を傾けても落下することがない。
【0125】
以上、本発明の実施の形態例を図面を参照して説明してきたが、本発明は、これに狭く限定されるものではなく、種々のバリエーションが可能なものである。
【0126】
【発明の効果】
本発明の釣り餌収納具は、釣り餌を個別に収納可能にしたうえ、必要数だけ確実にそして容易に取り出すことが出来、カバーを密閉した状態であれば、釣り餌収納具をあやまって川の中におとしても、釣り餌が死滅したり、使用不可能になることはない。
【0127】
そして、本発明の釣り餌収納具を釣りに使用することにより、従来の餌箱のように必要数を選別する煩わしさを回避することが出来るばかりでなく、釣り餌に直接触れずに釣り餌を釣り針に刺すことができるため、釣り餌の不快な臭い、油、粘膜を指に付着させることを大幅に低減し、速やかに釣り針に餌が装着でき大変便利であるばかりではなく、快適な釣行が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例としての釣り餌収納具の斜視図である。
【図2】 図1の釣り餌収納具を図1の矢印Aの方向から見た平面図である。
【図3】 図2の釣り餌収納具を図2の点線X1−X2の位置で切った断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態例としての図1の釣り餌収納具にシートをつけた例を説明する図で、図1のAと同じ方向から見た図である。
【図5】 図4の本発明の実施の形態例としての釣り餌収納具を、図4の点線X3−X4の位置で切った断面図である。
【図6】 図4及び図5を用いて説明した本発明の釣り餌収納具を使用するときの状態を示す図である。
【図7】 本発明の釣り餌収納具の実施の形態例を説明する平面図である。
【図8】 本発明の釣り餌収納具の実施の形態例を説明する図で、図7の点線X5−X6の位置で切った断面図ある。
【図9】 本発明の実施の形態例としての釣り餌収納具の斜視図である。
【図10】 図9の釣り餌収納具の蓋を取り外した状態で図9の上方向からみた平面図である。
【図11】 図9の釣り餌収納具の蓋を閉じた状態を示す図で、図10の点線X7−X8の位置で切った断面図ある。
【図12】 図11の釣り餌収納具の蓋を開けた状態を示す断面図である。
【図13】 図9〜図12の本発明の釣り餌収納具の窪みと溝を拡大して斜めから見た透視図である。
【図14】 図9〜図12の本発明の釣り餌収納具の窪みと溝の深さについて説明する断面図である。
【図15】 図9〜図12の本発明の釣り餌収納具の窪みと溝の深さについて説明する断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態例としての釣り餌収納具の平面図である。
【図17】 本発明の実施の形態例としての釣り餌収納具の、図16の点線X9−X10の位置で切った断面図である。
【図18】 本発明の実施の形態例としての釣り餌収納具の斜視図である。
【図19】 図18の釣り餌収納具の断面図である。
【図20】 従来のイクラの収納具を説明するための斜視図である。
【図21】 従来のブドウ虫を収容するための収納具を説明する斜視図である。
【図22】 図21のブドウ虫の巣穴を拡大した図である。
【符号の説明】
1,10,20,30,50,81:釣り餌収納具
2,11,21,82:ケース本体としての基板
2a,11a:表面
2b,11b,31b:裏面
3,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,12,12a,12b,12c,12d,12e,22〜27,33,33a,33b,33c,53,53a,53b,53c,53d,83,83a,83b:窪み
13:シート
14,14a,14b,14cミシン目
15,15a,15b,15c:釣り餌
31,51:ケース本体
31a,32a:係合部
31b:ケース本体の裏面
32,52,86:蓋
34,34a,34b,34c,54,54a,54b,54c,54d,54e,54f,54g,54h,56,57〜59,85,85a〜85c:溝
35,35a,35b:横溝
35a1,35b1,36a1,36b1:溝の底面
36,36a,36b:縦溝
37:蝶番
37a,92:回転の中心を説明するための仮想の軸
41:横溝内部部分
42:縦溝内部部分
43:最深部
d1:深さ
55:連結部
87:つまみ部
89:窓
90,91,A,A1:矢印
100,111:容器
101,88:イクラ
110:収納具
112:蓋部
113:ブリッジ
114:通気孔
116,116a,116b,116c,116d:巣穴
117:巣枠体
115スペーサー
118:底面
119:段差
121,126:屈曲材
122,123,127:被覆材
130:空間
d1〜d4:寸法を説明するための符号
P1〜P4:位置を示す符号
X1〜X12:図の位置を説明するための符号

Claims (8)

  1. 釣り針に刺して魚釣りに用いる釣り餌を収納することができる釣り餌収納具であって、前記釣り餌収納具は、ケース本体の一部に釣り餌を納めることができる窪みを複数カ所有しており、前記窪みの構造と寸法は、1つの窪みに釣り針につけるイクラを1粒入れるのに適した構造と寸法であり、前記窪みの外周部に、前記窪みの開口部側から底の方向に向けて、釣り針の少なくとも針先から餌に差し込まれる部分までの針軸が通過可能なような寸法で設けられた溝が少なくとも1つ設けられており、前記溝は当該溝の長さ方向に交差する方向の断面形状がケース本体の表面方向の開口部から溝の底部に向けて次第に狭くなっている形状であり、前記窪みの上部すなわち前記窪みの開口部がある方の面に面して、前記ケース本体に形成されている少なくとも一部の前記窪みの開口部を覆うことができる蓋を少なくとも1つ設けたことを特徴とする釣り餌収納具。
  2. 請求項1に記載の釣り餌収納具において、その形成部において、そして前記溝がケース本体の肉部において、当該溝と前記ケースの当該溝が形成されている周辺の表面とのなす角度が当該溝が設けられている窪みと前記ケース本体の一部の表面とのなす角度よりも大きい状態に、すなわち当該溝の方が当該窪みより緩やかな傾斜になるように形成されていることを特徴とする釣り餌収納具。
  3. 請求項1または2に記載の釣り餌収納具において、前記ケース本体に設けられている隣り合った少なくとも2つの前記窪みが前記溝を介して連通していることを特徴とする釣り餌収納具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の釣り餌収納具において、前記蓋が水に対して密閉性を有するシールであることを特徴とする釣り餌収納具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の釣り餌収納具において、前記ケース本体の一部を、または前記蓋を、または前記蓋とケース本体を、それぞれ他の部分から切り離すことができることを特徴とする釣り餌収納具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の釣り餌収納具において、少なくとも一部の前記窪みに保湿剤を配置したことを特徴とする釣り餌収納具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の釣り餌収納具において、前記釣り餌収納具のケース本体の外形形状が円柱状または多角柱状またはそのいずれかの一部を切り取った形状であることを特徴とする釣り餌収納具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の釣り餌収納具において、前記窪みが、板状のケース本体材料から前記窪みの部分を前記窪みの開口部から窪みの底部の方向へ突き出させた形状であることを特徴とする釣り餌収納具。
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