JP2657785B2 - 三本針用キャップ - Google Patents

三本針用キャップ

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JP2657785B2 JP7096295A JP7096295A JP2657785B2 JP 2657785 B2 JP2657785 B2 JP 2657785B2 JP 7096295 A JP7096295 A JP 7096295A JP 7096295 A JP7096295 A JP 7096295A JP 2657785 B2 JP2657785 B2 JP 2657785B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】釣針には、三本針あるいはトリプ
ルフックと称し、軸部を一体的に結合し、針先部分を等
間隔の放射状に外方に向けて形成したものが、例えばル
アーに装着される掛け針として使用されている。この釣
針は、携行時に危険であるとともに針先を保護するため
に、塩化ビニール樹脂など可撓性を有する軟質の合成樹
脂材で一体成型したキャップを装着することが行われて
いる。本発明は、このような三本針用キャップに関する
発明である。
【0002】
【従来の技術】従来の三本針用キャップは、図10に示す
ように上端が開放され、中心部から放射状の三方に延び
る一定幅の有底の収容部A,Aを形成し、上端の開放部
から錨状の三本針を挿入するものが知られている。放射
状の収容部A,Aの下端中心部は、一部が開放されて水
抜き孔となっているとともに、図11に示すように収容部
Aの下部の対向する壁面A1,A2に突起B,Bを設け、釣
針Cの先曲げ部の通過に抵抗を与えて釣針Cからキャッ
プが簡単に抜け落ちないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す従来の三本
針用キャップでは、針に装着したキャップを取り外すの
が困難であった。すなわち、キャップを取り外すために
キャップの収容部Aを手指で掴むと、図11に二点鎖線で
示すように収容部の対向する壁面A1,A2が内方に撓み、
釣針の通過が阻止される。しかたなく、キャップの上面
を手指で押さえ込むとキャップ上端を押さえた手指に向
けて針先が飛び出し、手指に刺さる危険性があった。
【0004】上記、従来技術の欠点に鑑み、本発明は安
全かつ簡単に着脱ができる三本針用キャップを得ること
を目的とするものである。また、別の目的は、キャップ
自体の携行その他の取扱いに際し、複数のキャップを連
結して一群として取り扱うことができるようにすること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上端が開放され、中心部
から外方に向けて放射状の三方に延びる一定幅の収容部
1,1を形成し、その内部の下部に、挿入した針が妄り
に抜け出さないように挿入した針の先曲げ部が係合する
抜け止めの突起2,2を形成する三本針用キャップにお
いて、本発明は三つの収容部1,1の下端からそれぞれ
連結杆3,3を垂設し、その先端に摘み4を形成する。
また、摘み4の上方には収容部1,1の下底部の内部と
器外に連通する貫通孔5を設ける。
【0006】上記、三本針用キャップをより使い易くす
るには、全体の中心に筒部6を形成し、筒部6の一部が
外方に突出する態様で三つの収容部1,1を形成する。
三つの収容部1,1の下端にはそれぞれ連結杆3,3を
垂設してその先端を板状の摘み4に連続させ、筒部6は
連結杆3と3の間の壁を下端から一定寸法切除して窓状
の貫通孔5を形成する。摘み4の外径は筒部6の内径よ
りもやや小径とし、かつ筒部6の上端部内面の複数位置
に摘み4の外径よりも内方にまで突出する突起7を形成
しておく。
【0007】
【作用】キャップの開放端から三本針の先曲げ部をそれ
ぞれ収容部1,1の方向と一致させて挿入していくと、
収容部内の突起2,2による狭小部分に針の先曲げ部が
当接し、これを強く押し込むと狭小部分を通過して三本
針にキャップがしっかりと装着される。キャップを外す
場合は、三本針の軸部を支えた状態でキャップ下端の摘
み4を掴んで下方に引っ張る。突起2,2による狭小部
分を針の先曲げ部が通過するときは、従来のように収容
部の外側面を手指で掴んでいないため、針自体によって
狭小部を外方へ押し開いて通過させ、キャップを容易に
外すことができる。キャップに挿入する針が使用直後の
ように水に濡れているときは、貫通孔から水が流出する
とともに、貫通孔からの通気によって針は乾燥される。
【0008】全体の中心部に筒部を形成し、かつキャッ
プ下端の摘みを筒部に挿入できる大きさとするもので
は、前記作用と同様の作用を行うとともに、筒部6に別
のキャップの摘み4を挿入し、かつ強く押し込んで筒部
6の上端部内面に形成した突起7を通過させると、筒部
6に挿入した摘み4の抜脱が阻止され、複数のキャップ
が連結される。
【0009】
【実施例】以下、本発明三本針用キャップの実施例を添
付の図面に基づいて説明する。図1ないし図9は、全体
の中心に筒部6を形成するキャップの実施例を示すもの
で、塩化ビニール樹脂などの比較的柔らかで、可撓性を
有する合成樹脂材で一体に成型する。全体の中心部に
は、円筒状の筒部6を形成し、この筒部6から等間隔の
三方に筒部6の周壁を膨出させる態様、すなわち収容部
の空間が中心の筒部から収容部に連続するように、外方
に向けて三本針の先曲げが収容される一定幅(三本針の
先曲げ部が余裕を持って通過する幅)に放射状の収容部
1,1を形成する。
【0010】各収容部1,1の高さ(深さ)は、少なく
とも三本針8の先曲げ部8aが完全に収容される寸法と
し、収容部1内には、収容した針の先曲げ部8aを係止す
るために、収容部の対向する壁面1a,1aの下部に突起
2,2を設け狭小部を形成する。この突起2,2によっ
て形成される狭小部は、少なくとも針の軸径よりも狭
く、先曲げ部の通過に抵抗を与えるものとする。なお、
図示実施例では収容部1の外側縁の形状を、針の先曲げ
形状に合わせて丸く形成している。
【0011】一定幅の収容部1の下端には、それぞれの
収容部1,1から連結杆3,3を垂設し、その下端を円
板状の摘み4に連続させる。すなわち、円板状の摘み4
は外周部の等間隔の三箇所を連結杆で支えられることに
なる。なお、円板状の摘み4の外径は、筒部6の内径よ
りもやや小径とするとともに、筒部6の内面の上端部
は、等間隔の三箇所に抜け止めのために突起7,7を設
ける。なお、図示実施例では筒部6を円筒形、摘み4を
円板状としているが、例えば筒部6を三角筒に、摘み4
を三角板あるいは筒部6の内接円板状のような組合せで
あってもよい。
【0012】全体の中心部に位置する筒部6は、その長
さの下半部を省略して短筒状とし、摘み4から収容部1
の中間部分までの間に窓状の貫通孔5が形成されるよう
にしている。この貫通孔5の存在によって、収容部1内
と器外は連通し、収容部1内に入った水を排出できると
ともに通気性を確保し、収容した針が錆びるようなこと
がない。また、大きな貫通孔5,5が三方に形成される
図示実施例は、摘み4を手指で掴む場合に手指の一部が
入り込む空間として機能し、摘みの外周部分を掴み易い
ものとなる実益がある。
【0013】図8は、三本針8にキャップを装着した収
容部の断面図である。三本針8にキャップを装着した状
態では、収容部1内において壁面1aに突出させた突起2
によって狭小部が形成され、この狭小部で針の先曲げ部
8aが支持されキャップの抜脱が阻止されている。キャッ
プを取り外す場合は、三本針8の軸部8bを支えた状態で
下端の摘み4を引き下げると、針の先曲げ部8a自身が突
起2によって形成されている狭小部を拡開して通過し、
キャップを簡単に取り外すことができる。
【0014】図9は、複数のキャップどうしを連結する
状態を示す中央縦断面図である。円板状である摘み4を
別のキャップの筒部6の上端に挿入、押圧し、筒部6の
突起7を通過させると二つのキャップは、突起7が抜け
止めとなって連結される。この操作を繰り返して必要数
のキャップを連結すると、複数のキャップを一群として
纏めることができ、これにより釣り人が携行する場合、
あるいはキャップを商品として取扱う場合に、所定数の
キャップを纏めて扱うことが可能となる。なお、摘み4
の上端面から収容部1の下底部までの寸法と、筒部6上
端から筒部6内の突起7の下端までの寸法をほぼ等しい
ものとしておくと、連結したキャップどうしがガタ付か
ずなるべくしっかりと固定されることになる。
【0015】上記、図1〜図9に示す実施例では、全体
の中心部に円筒形の筒部6を形成しているが、図10に示
すような筒部を形成しない形状のキャップであっても、
本発明は収容部の下方に連結杆を突出させ、その先端に
摘みを形成することによって実施することができる。こ
の場合、摘みを取扱い易いように大きく形成したもので
はキャップどうしの連結はできないが、キャップと三本
針を安全に着脱することができる効果を得ることができ
る。しかしながら、収容部から垂設する連結杆及び摘み
を、中心から放射状に連続する収容部空間の平面的な形
状の内方に位置する形状で構成すると、摘み部分を別の
キャップの上端に挿入することが可能となり、かつ収容
部の内面に摘みに係合する抜け止めの突起を形成してお
くと、前記筒部6を形成する実施例と同様に複数のキャ
ップを連結して取り扱うことができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の本発明三本針用キャップ
によれば、キャップを取り外す場合に、従来のキャップ
のように針の収容部の側面を外方から押圧する必要がな
いため、収容部内において針の先曲げ部の通過を阻害す
ることがなく、安全かつ簡単にキャップを取り外すこと
ができる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加え、複数のキャップを連結して
一群として取り扱うことができ、釣り人が収納して携行
する場合や商品として取り扱う場合に便利である。ま
た、筒部の下方に大きく形成される窓状の貫通孔は、収
容部内部の乾燥に寄与すると同時に、摘みを掴む場合に
手指の一部が入り込む空間として機能し、摘みの一部を
掴み易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明三本針用キャップの実施例を示す上方斜
視図、
【図2】本発明三本針用キャップの実施例を示す下方斜
視図、
【図3】本発明三本針用キャップの実施例を示す平面
図、
【図4】本発明三本針用キャップの実施例を示す正面
図、
【図5】本発明三本針用キャップの実施例を示す背面
図、
【図6】本発明三本針用キャップの実施例を示す底面
図、
【図7】本発明三本針用キャップの実施例を示す右側面
図、
【図8】本発明三本針用キャップの実施例を示す収容部
分の縦断面図、
【図9】本発明三本針用キャップの実施例で、複数のキ
ャップを連結する状態を示す縦断側面図、
【図10】従来の三本針用キャップの一例を示す斜視
図、
【図11】従来の三本針用キャップであって、針の収容
部を縦断して示す正面図。
【符号の説明】
1…収容部、 1a…壁面、 2…突起、 3…連結杆、
4…摘み、 5…貫通孔、 6…筒部、 7…突起、
8…三本針、 8a…先曲げ部、 8b…軸部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端が開放され、中心部から外方に向けて
    放射状の三方に延びる一定幅の収容部1,1を形成し、
    該収容部1内の対向壁面1a,1aの下部に内方に向けて抜
    け止めの突起2,2を形成する三本針用キャップにおい
    て、前記三つの収容部1,1の下端からそれぞれ連結杆
    3,3を垂設してその先端に摘み4を形成するととも
    に、該摘み4の上方には前記収容部1,1の下底部の内
    部と器外に連通する貫通孔5を設けたことを特徴とする
    三本針用キャップ。
  2. 【請求項2】上端が開放され、中心部から外方に向けて
    放射状の三方に延びる一定幅の収容部1,1を形成し、
    該収容部1内の対向壁面1a,1aの下部に内方に向けて抜
    け止めの突起2,2を形成する三本針用キャップにおい
    て、 全体の中心に筒部6を配置し、該筒部6の一部が外方に
    突出する態様で三つの収容部1,1を形成し、該三つの
    収容部1,1の下端からそれぞれ連結杆3,3を垂設し
    てその先端を板状の摘み4に連続させ、前記筒部6は連
    結杆3と3の間の壁を下端から一定寸法切除して窓状の
    貫通孔5を形成するとともに、前記摘み4の外径は前記
    筒部6の内径よりもやや小径とし、かつ筒部6の上端部
    内面の複数位置に前記摘み4の外径よりも内方にまで突
    出する突起7を形成したことを特徴とする三本針用キャ
    ップ。
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