JP4351833B2 - 前後輪駆動車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前後輪駆動車に関する。
【0002】
【従来の技術】
前後輪駆動車の一形式として、主駆動輪を駆動する主駆動装置と補助駆動輪を駆動する補助駆動装置を備え、主駆動装置の作動による主駆動輪の単独駆動走行状態と、主駆動装置および補助駆動装置の両駆動装置の作動による前後両輪駆動走行状態を形成する前後輪駆動車がある。
【0003】
当該形式の前後輪駆動車においては、主駆動装置の作動による主駆動輪の単独駆動走行状態においては、補助駆動手段と補助駆動輪の駆動力伝達経路の連結を遮断しておくことが好ましく、一般には、補助駆動手段と補助駆動輪を連結する駆動力伝達手段にクラッチを内蔵させる構成が採られる。
【0004】
また、当該クラッチとしては、電気的に動作する電磁クラッチ、油圧や空気圧等の圧力的に動作する圧力式クラッチ、補助駆動手段の駆動によって動作する機械式クラッチ等、種々の形成のクラッチが採用される。これらのクラッチのうち、電気、油圧、空気圧等の駆動回路が不要であるいう理由からは機械式クラッチが選定され、また、車両の前進走行方向および後進走行方向の両走行方向の連結・遮断を行う機能を有する理由からはツーウェイクラッチが選定される。当該ツーウェイクラッチとしては、一般には、アウタリテーナを内周側に有する入力側部材と、インナリテーナを外周側に有して入力側部材の内周側にてこれと同心的に位置する出力側部材と、入力側部材と出力側部材間に介在し入力側部材の回転時に入力側部材の回転方向に揺動して入力側部材と出力側部材を相対回転方向に連結するスプラグを有する形式のツーウェイクラッチが採用される。
【0005】
当該形式の前後輪駆動車において、上記した形式のツーウェイクラッチを内蔵する補助駆動装置を備える前後輪駆動車にあっては、主駆動輪の単独走行時には、ツーウェイクラッチは、車両の走行方向の如何に関わらず連結を遮断された状態にある。また、ツーウェイクラッチは、前後両輪駆動走行時には、補助駆動装置の補助駆動手段によってスプラグが揺動して、入力側部材と出力側部材が互いに連結される車両走行方向の連結状態に形成されて、補助駆動手段からの駆動力を補助駆動輪側へ伝達するようになる。
【0006】
すなわち、当該前後輪駆動車においては、前後両輪駆動走行では、補助駆動手段を正転駆動させることにより前進走行状態を形成し、かつ、補助駆動手段を逆転駆動させることにより後進走行状態を形成する。この場合、ツーウェイクラッチは、補助駆動手段の正転駆動作用によって前進走行方向の連結状態に形成され、かつ、補助駆動手段の逆転駆動作用によって後進走行方向の連結状態に形成されて、車両の前進および後進のいずれの方向への前後両輪駆動走行をも可能にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、当該前後輪駆動車においては、主駆動輪の単独駆動走行時には、補助駆動手段は非駆動状態にあってツーウェイクラッチのスプラグは中立状態に保持されることから、通常、ツーウェイクラッチは車両走行方向の連結状態になることはないが、前後両輪駆動走行状態の車両を一旦停止し、その後、主駆動装置の単独駆動によって車両を停止前と逆の進行方向に走行させる場合には、主駆動輪側から伝達される出力側部材の回転力によって、スプラグは車両の停止前の連結状態を維持することになる。このため、このような走行状態では、ツーウェイクラッチに引きずりトルクが発生してエネルギー損失をまねき、また、当該引きずりトルクによりスプラグはツーウェイクラッチの連結状態を持続して補助駆動手段を回転してエネルギーの一層の損失をまねくことになる。さらには、この状態で車両の速度が上昇すると、補助駆動手段は高速で回転することになって、駆動力伝達手段を構成する減速機や補助駆動手段等で生じる摺動抵抗によってエネルギーを大きく損失し、延いては、補助駆動手段を破損に至ることになる。
【0008】
本発明は、上記の問題に対処するため、主駆動輪を駆動する主駆動装置と、補助駆動輪を駆動する補助駆動装置と、前記補助駆動装置を構成する補助駆動手段と前記補助駆動輪とを断続するツーウェイクラッチを内蔵する駆動力伝達手段とを備え、前記ツーウェイクラッチとして、アウタリテーナを内周側に有する入力側部材と、インナリテーナを外周側に有して前記入力側部材の内周側にて同入力側材と同心的に位置する出力側部材と、前記入力側部材と前記出力側部材間に介在し前記入力側部材の回転時に同入力側部材の回転方向に揺動して同入力側部材と前記出力側部材を相対回転方向に連結するスプラグを有するツーウェイクラッチを採用し、前記主駆動装置の作動により前記主駆動輪の単独駆動走行状態となり、前記主駆動装置と前記補助駆動手段の両駆動装置の作動により前記主駆動輪と補助駆動輪の両輪駆動走行状態となる前後輪駆動車において、スロットル開度、車輪速、シフトポジションに基づいて前記主駆動輪の単独駆動走行状態とすべきか前記両輪駆動走行状態とすべきかの判定を行う判定手段と、該判定手段が両輪駆動走行状態とすべきと判定した場合には前記主駆動装置と前記補助駆動手段を駆動して両輪駆動走行状態とする制御を行い、同判定手段が前記主駆動輪の単独駆動走行状態とすべきと判定した場合においても、シフトポジションが前進走行方向側から後進走行方向側へ、または、後進走行方向側から前進走行方向側へ切替えられた際には、当該切替え後の走行方向側へ前記補助駆動手段を所定時間駆動して、前記ツーウェイクラッチの連結方向を切替え制御する制御手段とを設けたことを特徴とする前後輪駆動車を提供するものである。
【0012】
なお、本発明に係る前後輪駆動車においては、前記補助駆動手段として、前記主駆動手段の駆動により発電される電力を駆動源とする電動モータを採用することができ、同電動モータを駆動することによって、前記ツーウェイクラッチの連結方向の制御を容易に行うことができる。
【0013】
【発明の作用・効果】
本発明による前後輪駆動車におけるツーウェイクラッチの制御手段は、前記判定手段が両駆動輪駆動走行状態とすべきと判定した場合には、前記補助駆動手段を駆動して前後両輪駆動走行状態を形成する制御を行うが、判定手段が単独駆動走行状態とすべきと判定した場合においても、シフトポジションが前進走行方向側から後進走行方向側へ、または、後進走行方向側から前進走行方向側へ切替えられた際には、当該切替え後の走行方向側へ前記補助駆動手段を所定時間駆動して、前記ツーウェイクラッチの連結方向を切替え制御するものである。このため、前後両輪駆動走行状態の車両を一旦停止し、その後、主駆動装置の単独駆動によって車両を停止前と逆の進行方向に走行させる場合には、スプラグは車両の停止前とは逆の連結状態となり、車両の走行によって中立状態に復帰する。従って、このような走行状態では、ツーウェイクラッチに引きずりトルクが発生せず、また、当該引きずりトルクに起因してスプラグがツーウェイクラッチを連結状態にすることもない。このため、当該前後輪駆動車によれば、引きずりトルクに起因するエネルギーの損失はなく、また、車両走行中に補助駆動手段が回転することなく、駆動力伝達手段を構成する減速機や補助駆動手段等で生じる摺動抵抗によるエネルギーもなく、かつ、補助駆動手段が破損するようなこともない。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明は前後輪駆動車に関するもので、図1には、本発明の一例に係る前後輪駆動車を模式的に示している。当該前後輪駆動車は、主駆動輪である前輪側を駆動する主駆動装置10と、補助駆動輪である後輪側を駆動する補助駆動装置20と、補助駆動装置20を制御する制御装置30を備えている。また、図2には、当該前後輪駆動車を構成する補助駆動装置20を示し、図4および図5には、補助駆動装置20を構成するツーウェイクラッチ20cを示している。
【0015】
当該前後輪駆動車を構成する主駆動装置10は、内燃機関であるエンジン11を備えている。主駆動装置10においては、エンジン11の駆動力は、トランスミッション12およびフロントディファレンシャル13を経て各ドライブシャフト14に分配され、各ドライブシャフト14にて左右の前輪15が駆動される。
【0016】
また、主駆動装置10は、補助駆動装置20の駆動手段である電動モータ20aを駆動するための電力を発電するジェネレータ16を備えている。ジェネレータ16は、エンジン11のクランク軸に連結されていて、エンジン11によって駆動されて電力を発電する。ジェネレータ16にて発電された電力はバッテリー17に蓄電され、バッテリー17に蓄電されている電力は、必要時、制御装置30からの指令信号に基づいて電動モータ20aに供給され、電動モータ20aはこれによって駆動する。
【0017】
補助駆動装置20は、電動モータ20a、減速ギヤ列20b、ツーウェイクラッチ20cおよびリヤディファレンシャル20dを備えている。補助駆動装置20においては、電動モータ20aが補助駆動手段を構成しており、電動モータ20aは、必要時、制御装置30からの指令信号に基づいてバッテリー17から電力が供給されて、選択的に正転駆動または逆転駆動する。ツーウェイクラッチ20cにおいては、必要時、制御装置30からの指令信号に基づいて、電動モータ20aの正転駆動および逆転駆動(車両の前進走行および後進方向)に応じて、連結方向を車両走行方向に切替える制御がなされる。
【0018】
電動モータ20aの駆動力は、減速ギヤ列20bおよびツーウェイクラッチ20cを介してリヤディファレンシャル20dに伝達される。伝達された駆動力は、リヤディファレンシャル20dにて各ドライブシャフト21aに分配されて、各ドライブシャフト21aにて後輪21bが駆動される。
【0019】
制御装置30は、4WDスイッチの操作状態を検出するスイッチセンサS1、スロットル開度センサS2、車輪速センサS3、シフトポジションセンサS4等に接続されているもので、MPU(マイクロプロセッサ)および駆動回路を備えている。MPUは、CPUおよびメモリーを備え、メモリーは、電動モータ20aの駆動を制御する制御プログラムやデータを保持している。制御装置30においては、各センサS1〜S4から出力される検出信号を、インタフェースを介して取込み、MPUは、取込んだ各検出信号に基づいて補助駆動装置20の作動すべき状態を判定し、補助駆動装置20を作動すべきであると判定した場合には、電動モータ20aを動作すべき指令信号を、インタフェースを介して駆動回路に出力する。駆動回路は、MPUからの指令信号に基づいて、設定された電圧の電力を電動モータ20aに供給する。これにより、補助駆動装置20は作動して後輪21b側を駆動させ、車両を前後輪駆動状態に形成する。
【0020】
しかして、補助駆動装置20は、図2に示すように、駆動手段である電動モータ20a、電動モータ20aと被駆動手段である後輪21b側とを駆動力伝達可能に連結する駆動力伝達手段を構成する減速ギヤ列20b、ツーウェイクラッチ20c、およびリヤディファレンシャル20dを備えている。減速ギヤ列20bは、ミッションケース21c内にて互いに並列して回転可能に支持されている入力軸22aおよび出力軸22b、入力軸22a上に一体的に形成されている大径の第1ギヤ22cおよび小径の第2ギヤ22d、出力軸22b上に一体的に形成されている大径の第3ギヤ22eおよび小径の第4ギヤ22fを備えている。
【0021】
減速ギヤ列20bにおいては、入力軸22a上の第1ギヤ22cが、図3に示すように、ミッションケース21cに配置された電動モータ20aの出力軸24a上に設けた出力ギヤ24bに噛合し、入力軸22a上の第2ギヤ22dが出力軸22b上の第3ギヤ22eに噛合し、かつ、出力軸22b上の第4ギヤ22fが後述するツーウェイクラッチ20cの入力ギヤ25aに噛合している。この状態で、減速ギヤ列20bは、ツーウェイクラッチ20cを介して、電動モータ20aをリヤディファレンシャル20dに連結している。
【0022】
リヤディファレンシャル20dは、それ自体公知のもので、ミッションケース21c内にて回転可能に支持されているディファレンシャルケース23a、同ケース23a内に収容されている一対のピニオン23b、および、両ピニオン23bに噛合する一対のサイドギヤ23cを備えている。リヤディファレンシャル20dにおいては、ディファレンシャルケース23aに設けた筒状取付部23a1上にツーウェイクラッチ20cが組付けらていて、ツーウェイクラッチ20cから出力される駆動力はディファレンシャルケース23aに伝達される。入力された駆動力は、両ピニオン23bを介して各サイドギヤ23cに分配されて、各サイドギヤ23cに連結する各ドライブシャフト21aに伝達される。これにより、両後輪21bが駆動して、車両が前後輪駆動状態に形成される。
【0023】
ツーウェイクラッチ20cは、スイッチングプレート方式の公知のもので、特に図4および図5に示すように、入力側部材である入力ギヤ25a、出力側部材である内輪25b、入力ギヤ25aと内輪25b間の連結を断続する多数のスプラグ26aおよびこれらを支持する多数の板バネ26b、スイッチングプレート27a、多数のアウタリテーナ27b、および、インナリテーナ27cを備えている。
【0024】
内輪25bは円筒状のもので、ディファレンシャルケース23aの筒状取付部23a1の外周上にスプライン嵌合されて、ディファレンシャルケース23aに一体回転可能に連結されている。入力ギヤ25aは、内輪25bの外周上に回転可能に組付けられて、減速ギヤ列20bの出力軸22b上の第4ギヤ22fに噛合している。この組付け状態においては、入力ギヤ25aの内周側と内輪25bの外周側間に環状空間部が形成されていて、当該環状空間部には、内輪25bの外周に回転可能に配置したインナリテーナ27c、入力ギヤ25aの内周側に一体に設けた多数のアウタリテーナ27b、多数のスプラグ26aおよび板バネ26bが収容されている。
【0025】
各アウタリテーナ27bは、入力ギヤ25aの内周面に沿う所定長さの円弧状のもので、周方向に等間隔に位置して隣り合う同士のアウタリテーナ27b間に、所定長さの円弧状凹所27b1を形成している。各アウタリテーナ27bは、外側の保持器を構成している。インナリテーナ27cは、環状の外向きフランジ部27c1と、その内周側に一体に設けた多数の分割片27c2からなるもので、各分割片27c2は、周方向に等間隔に同心円状に位置している。各分割片27c2の円弧方向の寸法は、各アウタリテーナ27bの円弧方向の寸法より短く形成されていて、隣り合う同士の分割片27c2間に、所定長さの円弧状凹所を27c3を形成している。円弧状凹所27c3の円弧方向寸法は、各アウタリテーナ27bが形成する円弧状凹所27b1の円弧方向寸法より長くなっていて、特定の分割片27c2に植設した規制ピン27c4が、特定のアウタリテーナ27bに形成した円周方向に延びる長孔27b2に挿入されている。インナリテーナ27cの各分割片27c2は、内側の保持器を構成している。
【0026】
インナリテーナ27cは、各分割片27c2を各アウタリテーナ27bの内周側に収容された状態で、外向きフランジ部27c1を環状空間部から外部へ延出させていて、この組付け状態においては、内輪25bの外周を周方向へ回転可能になっている。各スプラグ26aおよびこれらを支持する多数の板バネ26bは、インナリテーナ27cの各分割片27c2 が形成する各円弧状凹所27c3と、アウタリテーナ27bが形成する各円弧状凹所27b1間に位置している。
【0027】
スプラグ26aは、図5および図7に示すように、径方向の中央部に向かって漸次窪む断面形状のロッドであり、頂部側および底部側の円弧面には正転側カム面26a1と逆転側カム面26a2が形成されている。スプラグ26aは、左右一対の板バネ26bによって周方向の左右から支持されていて、スプラグ26aの中心線Lが入力ギヤ25aの径方向と一致する中間領域に保持している。
【0028】
この組付け状態にあるインナリテーナ27cのボス部には、スイッチングプレート27aが弾性部材28aを介在させて組付けられている。スイッチングプレート27aは、図6に示すように、円環状のプレート本体27a1の外周縁部に突片27a2を備えるもので、突片27a2をミッションケース21cに設けた係合凹所21c1に係合させて、ミッションケース21cによって周方向の回転を規制されている。また、スイッチングプレート27aのプレート本体27a1は、弾性部材28aの付勢力にて、インナリテーナ27cの外向きフランジ部27c1の外側面に圧接されている。これにより、スイッチングプレート27aは、入力ギヤ25aとインナリテーナ27c間の相対回転を許容する。当該相対回転の正逆の回転量は、アウタリテーナ27bの長孔27b2に挿入されている分割片27c2側の規制ピン27c4によって所定量に規制される。
【0029】
かかる構成のツーウェイクラッチ20cにおいては、電動モータ20aの正転駆動(車両前進走行方向)により入力ギヤ25aが正転方向に回転駆動した場合には、アウタリテーナ27bとインナリテーナ27c間に所定量の相対回転が発生して、スプラグ26aを図7(a)に示すように図示時計方向へ揺動させて、スプラグ26aの両正転側カム面26a1を、入力ギヤ25aと内輪25b間に食い込ませる。これにより、ツーウェイクラッチ20cは正転方向(車両前進走行方向)に連結して、電動モータ20aからの駆動力をリヤディファレンシャル23に伝達する。伝達された駆動力は、リヤディファレンシャル23にて各ドライブシャフト21aに分配されて、前後輪駆動の前進走行状態を形成する。
【0030】
また、かかる構成のツーウェイクラッチ20cにおいては、電動モータ20aの逆転駆動(車両後進走行方向)により入力ギヤ25aが逆転方向に回転駆動した場合には、アウタリテーナ27bとインナリテーナ27c間に所定量の相対回転が発生して、スプラグ26aを図7(b)に示すように図示反時計方向へ揺動させて、スプラグ26aの両逆転側カム面26a2を、入力ギヤ25aと内輪25b間に食い込ませる。これにより、ツーウェイクラッチ20cは逆転方向(車両後進走行方向)に連結して、電動モータ20aからの駆動力をリヤディファレンシャル20dに伝達する。伝達された駆動力は、リヤディファレンシャル20dにて各ドライブシャフト21aに分配されて、前後輪駆動の後進走行状態を形成する。
【0031】
当該前後輪駆動車は、主駆動装置10を構成するエンジン11を始動することで、前輪駆動の二輪駆動走行状態を形成することができるとともに、4WDスイッチをON操作した場合には、制御装置30は補助駆動装置20の作動を制御して、前後両輪駆動の四輪駆動走行状態を形成する。
【0032】
補助駆動装置20の制御では、制御装置30は、4WDスイッチの操作状態を検出するスイッチセンサS1、スロットル開度センサS2、車輪速センサS3、シフトポジションセンサS4から出力される検出信号を、インタフェースを介して取込み、MPUは、取込んだ各検出信号に基づいて補助駆動装置20の作動すべき状態を判定し、補助駆動装置20を作動すべきであると判定した場合には、電動モータ20aを動作すべき指令信号を、インタフェースを介して駆動回路に出力する。駆動回路は、MPUからの指令信号に基づいて、設定された電圧の電力を電動モータ20aに供給する。制御装置30は、補助駆動装置20の駆動制御のプログラムを、図8に示すフローチャートに基づいて実行する。
【0033】
制御装置30は、エンジン11の始動時に動作し、制御装置30を構成するマイクロコンピュータは、ステップ101にて4WDスイッチのON−OFF状態を判定し、4WDスイッチがOFF状態にあるものと判定した場合にはプログラムをステップ102に進め、電動モータ20aを非駆動状態に保持してプログラムの実行を終了する。また、マイクロコンピュータは、ステップ101にて4WDスイッチがON状態にあるものと判定した場合にはプログラムをステップ103に進める。
【0034】
マイクロコンピュータは、ステップ103では、スロットル開度、車輪速、シフトポジションを読込んで、ステップ104にて、補助駆動装置20の駆動制御すべき状態か否かの判定を行う。マイクロコンピュータは、ステップ104にて、補助駆動装置20を駆動制御すべき状態ではないと判定した場合には、プログラムをステップ102に戻して、電動モータ20aを非駆動状態に保持してプログラムの実行を終了する。また、マイクロコンピュータは、ステップ104にて、補助駆動装置20を駆動制御すべき状態であるものと判定した場合には、プログラムをステップ105に進め、ステップ105では、車両の走行方向の判定を行う。
【0035】
マイクロコンピュータは、ステップ105にて、車両走行方向が前進方向であるものと判定した場合にはプログラムをステップ106に進め、電動モータ20aを正転駆動させる。これにより、車両は前後両輪駆動の前進走行状態を形成する。また、マイクロコンピュータは、ステップ105にて、車両走行方向が後進方向であるものと判定した場合にはプログラムをステップ107に進め、電動モータ20aを逆転駆動させる。これにより、車両は前後両輪駆動による後進走行状態を形成する。
【0036】
制御装置30は、上記した補助駆動装置20の基本的駆動制御プログラムを備えるとともに、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を制御する連結制御プログラムを備えていて、シフトポジションの切替え時および車両の走行条件に応じて、当該連結制御プログラムを実行する。連結制御プログラム中、第1の連結制御プログラムは図9および図10に示すフローチャートに基づいて実行され、第2の連結制御プログラムは図11に示すフローチャートに基づいて実行され、また、第3の連結制御プログラムは図12に示すフローチャートに基づいて実行される。
【0037】
第1の連結制御プログラムは、エンジン11の始動時に動作を開始して、シフトポジションが前進方向走行側から後進方向走行側、または、後進方向走行側から前進方向走行側に切替えられた際に電動モータ20aを駆動してツーウェイクラッチ20cを切替えるプログラムと、車速が一定速度以下から一定速度以上になった際に電動モータ20aを駆動してツーウェイクラッチ20cを切替えるプログラムにて構成されている。第1の連結制御プログラムの前者のプログラムは、図9に示すフローチャトに基づいて実行され、かつ、第1の連結制御プログラムの後者のプログラムは、図10に示すフローチャトに基づいて実行される。
【0038】
制御装置30を構成するマイクロコンピュータは、エンジン11の始動時に動作を開始して、第1の連結制御プログラムの前者のプログラムを、図9に示すフローチャートに基づいて実行し、ステップ111にて、シフトポジションを読込み、ステップ112にて、車両の走行方向の選択状態を判定する。マイクロコンピュータは、ステップ112にて、車両の走行方向が前進走行方向に選択されているものと判定した場合には、ステップ113にて、方向フラグFの状態を判定する。方向フラグFは、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を示すもので、その初期値が0であり、方向フラグF=1は、ツーウェイクラッチ20cの連結方向が車両の前進走行方向にあることを示し、方向フラグF=0は、ツーウェイクラッチ20cの連結方向が車両の後進走行方向にあることを示す。
【0039】
マイクロコンピュータは、ステップ113にて、方向フラグFが1であるものと判定した場合にはプログラムの実行を終了する。また、マイクロコンピュータは、ステップ113にて、方向フラグFが0であるものと判定した場合には、プログラムをステップ114に進める。マイクロコンピュータは、ステップ114では、電動モータ20aを所定時間正転駆動し方向フラグFを1にセットして、プログラムの実行を終了する。
【0040】
マイクロコンピュータは、ステップ112にて、車両の走行方向が前進走行方向には選択されていないものと判定した場合には、ステップ115にて、車両の走行方向が後進走行方向に選択されているか否かを判定する。マイクロコンピュータは、ステップ115にて、車両の走行方向が後進走行方向には選択されていないものと判定した場合にはプログラムの実行を終了し、車両の走行方向が後進走行方向に選択されているものと判定した場合には、プログラムをステップ116に進める。マイクロコンピュータはステップ116にて、方向フラグFが0であるものと判定した場合には、プログラムの実行を終了する。
【0041】
マイクロコンピュータは、ステップ116にて、方向フラグFが1であるものと判定した場合にはプログラムをステップ117に進め、ステップ117にて、電動モータ20aを所定時間逆転駆動して、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両の後進走行方向にするとともに方向フラグFを0にクリアして、プログラムの実行を終了する。
【0042】
また、第1の制御プログラムの後者のプログラムは、図10に示すフローチャトに基づいて実行される。制御装置30を構成するマイクロコンピュータは、車速が一定速度以下から一定以上になった場合に、電動モータ20aを所定時間の間車両走行方向に駆動して、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両走行方向と一致させるものである。
【0043】
マイクロコンピュータは、ステップ121にて車速の判定を行い、車速がA(例えば1km/h)以下であると判定した場合には、ステップ122にて方向フラグFを1にセットして、制御プログラムの実行を終了する。また、マイクロコンピュータは、ステップ121にて、車速がAより大きいものと判定した場合には、プログラムをステップ123に進めて再度車速の判定を行う。
【0044】
マイクロコンピュータは、ステップ123では、車速がAより所定速度大きいB(例えば20km/h)より小さいものと判定した場合には、プログラムの実行を終了する。また、マイクロコンピュータは、ステップ123にて、車速がAより所定速度大きいB以上であるものと判定した場合には、プログラムをステップ124に進め、ステップ124にて方向フラグF=1か否かを判定する。マイクロコンピュータは、ステップ124にて、フラグF=1ではないものと判定した場合には制御プログラムの実行を終了し、フラグF=1であるものと判定した場合には、プログラムをステップ125に進める。
【0045】
マイクロコンピュータは、ステップ125にてシフトポジションを読込んで、ステップ126にて車両の走行方向を判定する。マイクロコンピュータは、ステップ126にて、車両走行方向が前進走行であるものと判定した場合には、ステップ127にて、電動モータ20aを所定時間の間正転駆動して、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両走行方向と一致させ、また、車両走行方向が後進走行であるものと判定した場合には、ステップ128にて、電動モータ20aを所定時間の間逆転駆動して、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両走行方向と一致させる。マイクロコンピュータは、その後、プログラムをステップ129に進め、ステップ129にて方向フラグFをクリアして(方向フラグF=0)、制御プログラムの実行を終了する。
【0046】
上記した第1の制御プログラムによれば、坂道発進時のように、低車速において、シフト位置だけでは車両の進行方向が不明確な場合であっても、車速が低速から中速に変化して確実にシフト位置と同じ方向に走行していると判断できるようになった際に、改めてツーウェイクラッチ20cの連結方向を切替える操作をすることで、さらに車速が上がる前に、ツーウェイクラッチ20cの連結方向の切替え状態を的確な状態に保持できるようになる。
【0047】
第2の連結制御プログラムでは、車速が一定速度以上になった場合に、電動モータ20aを連続駆動して、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両走行方向と一致させるとともにこの状態を保持するもので、マイクロコンピュータは、当該制御プログラムを図11に示すフローチャートに基づいて実行する。
【0048】
マイクロコンピュータは、ステップ131にて車速の判定を行い、車速がC(例えば50km/h)未満であるものと判定した場合には、制御プログラムの実行を終了し、車速がC以上であるものと判定した場合には、ステップ132にてシフトポジションを読込んで、ステップ133にて車両の走行方向を判定する。
【0049】
マイクロコンピュータは、ステップ133にて車両が前進走行であるものと判定した場合には、ステップ134にて電動モータ20aを連続して正転駆動して、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両走行方向と一致させるとともにこの連結状態を保持し、また、車両が後進走行であるものと判定した場合には、ステップ135にて電動モータ20aを連続して逆転駆動して、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両走行方向と一致させるとともにこの連結状態を保持する。マイクロコンピュータは、その後、制御プログラムの実行を終了する。
【0050】
上記した第2の連結制御プログラムによれば、高速走行中の振動などによって、ツーウェイクラッチ20cの連結方向が車両の走行方向から逆方向に変化してしまうことを防止でいる。
【0051】
第3の連結制御プログラムでは、車速が一定速度以上になった場合に、電動モータ20aを定期的に駆動して、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両走行方向と一致させるとともにこの状態を保持するもので、マイクロコンピュータは、図12に示すフローチャートに基づいて実行する。
【0052】
マイクロコンピュータは、ステップ141にて車速の判定を行い、車速がD(例えば50km/h)未満であるものと判定した場合には、制御プログラムの実行を終了し、車速がD以上であるものと判定した場合には、ステップ142にてタイマーTを作動し、ステップ143にてD以上の車速が所定時間E(例えば60秒間)継続しているか否かを判定する。マイクロコンピュータは、D以上の車速が所定時間E継続していないものと判定した場合には制御プログラムの実行を終了し、D以上の車速が所定時間E継続しているものと判定した場合には、ステップ144にてシフトポジションを読込み、ステップ145にて車両の走行方向を判定する。
【0053】
マイクロコンピュータは、ステップ145にて車両が前進走行であるものと判定した場合には、ステップ146にて電動モータ20aを所定時間正転駆動して、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両走行方向と一致させる。また、マイクロコンピュータは、車両が後進走行であるものと判定した場合には、ステップ147にて電動モータ20aを所定時間逆転駆動して、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両走行方向と一致させる。マイクロコンピュータは、その後、プログラムをステップ148に進め、ステップ148にて、タイマーTを停止するとともにリセットして、制御プログラムの実行を終了する。
【0054】
上記した第3の連結制御プログラムによれば、高速走行中の振動などによって、ツーウェイクラッチ20cの連結方向が車両の走行方向から逆方向に変化してしまうことを防止できるとともに、間欠的な作動によって、電動モータ20aを作動させるための電力を削減できるようになる。
【0055】
当該前後輪駆動車においては、これらのツーウェイクラッチ20cの連結制御プログラムの実行を、前輪単独駆動の二輪駆動走行時のみならず、前後両輪駆動の四輪駆動走行時にも行うことができるものである。これにより、前輪単独駆動の二輪駆動走行時や前後両輪駆動の四輪駆動時には、ツーウェイクラッチ20cの連結方向を車両走行方向に一致させることができ、車両走行時におけるツーウェイクラッチ20cでの引きずりトルクの発生を規制して、引きずりトルクに起因するエネルギー損失を防止し、引きずりトルクに起因するツーウェイクラッチ20cの連結状態の発生を防止して、これに起因するエネルギー損失を防止し、かつ、これに起因する後輪21b側から電動モータ20a側への駆動トルクの伝達を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る前後輪駆動車を概略的に示す全体構成図である。
【図2】同前後輪駆動車を構成する補助駆動装置を示す横断平面図である。
【図3】同補助駆動装置を構成する電動モータと減速ギヤ列の連結部を示す平面図である。
【図4】同補助駆動装置を構成するツーウェイクラッチの横断平面図である。
【図5】同ツーウェイクラッチの縦断側面図である。
【図6】同ツーウェイクラッチを構成するスイッチングプレートのミッションケースに対する連結部を示す側面図である。
【図7】同ツーウェイクラッチの正逆の連結作動の状態を示す部分断面図(a),(b)である。
【図8】同補助駆動装置の作動を制御する制御プログラムを実行するためのフローチャートである。
【図9】同ツーウェイクラッチの連結状態を制御する第1の連結制御プログラムの基礎的なプログラムを実行するためのフローチャートである。
【図10】第1の連結制御プログラムの付随的なプログラムを実行するためのフローチャートである。
【図11】同ツーウェイクラッチの連結状態を制御する第2の連結制御プログラムを実行するためのフローチャートである。
【図12】同ツーウェイクラッチの連結状態を制御する第3の連結制御プログラムを実行するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…主駆動装置、11…エンジン、12…トランスミッション、13…フロンディファレンシャル、14…ドライブシャフト、15…前輪、16…ジェネレータ、17…バッテリー、20…補助駆動装置、20a…電動モータ、20b…減速ギヤ列、20c…ツーウェイクラッチ、20d…リヤディファレンシャル、21a…ドライブシャフト、21b…後輪、21c…ミッションケース、21c1…係合凹所、22a…入力軸、22b…出力軸、22c…第1ギヤ、22d…第2ギヤ、22e…第3ギヤ、22f…第4ギヤ、23a…ディファレンシャルケース、23a1…筒状取付部、23b…ピニオン、23c…サイドギヤ、24a…出力軸、24b…出力ギヤ、25a…入力ギヤ、25b…内輪、26a…スプラグ、26a1…正転側カム面、26a2…逆転側カム面、26b…板バネ、27a…スイッチングプレート、27a1…プレート本体、27a2…突片、27b…アウタリテーナ、27b1…円弧状凹所、27b2…長孔、27c…インナリテーナ、27c1…外向きフランジ部、27c2…分割片、27c3…円弧状凹所、27c4…規制ピン、28a…弾性部材、30…制御装置。

Claims (1)

  1. 主駆動輪を駆動する主駆動装置と、補助駆動輪を駆動する補助駆動装置と、前記補助駆動装置を構成する補助駆動手段と前記補助駆動輪とを断続するツーウェイクラッチを内蔵する駆動力伝達手段とを備え、前記ツーウェイクラッチとして、アウタリテーナを内周側に有する入力側部材と、インナリテーナを外周側に有して前記入力側部材の内周側にて同入力側材と同心的に位置する出力側部材と、前記入力側部材と前記出力側部材間に介在し前記入力側部材の回転時に同入力側部材の回転方向に揺動して同入力側部材と前記出力側部材を相対回転方向に連結するスプラグを有するツーウェイクラッチを採用し、前記主駆動装置の作動により前記主駆動輪の単独駆動走行状態となり、前記主駆動装置と前記補助駆動手段の両駆動装置の作動により前記主駆動輪と補助駆動輪の両輪駆動走行状態となる前後輪駆動車において、
    スロットル開度、車輪速、シフトポジションに基づいて前記主駆動輪の単独駆動走行状態とすべきか前記両輪駆動走行状態とすべきかの判定を行う判定手段と、
    判定手段が両輪駆動走行状態とすべきと判定した場合には前記主駆動装置と前記補助駆動手段を駆動して両輪駆動走行状態とする制御を行い、判定手段が前記主駆動輪の独駆動走行状態とすべきと判定した場合においても、シフトポジションが前進走行方向側から後進走行方向側へ、または、後進走行方向側から前進走行方向側へ切替えられた際には、当該切替え後の走行方向側へ前記補助駆動手段を所定時間駆動して、前記ツーウェイクラッチの連結方向を切替え制御する制御手段とを設けたことを特徴とする前後輪駆動車。
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