JP4351780B2 - 放射線検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば原子力施設等で使用されるシンチレータを使用した放射線検出装置に係わり、特に各シンチレータより大きな対象物を測定できるようにした放射線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子力発電所等の原子力施設においては、施設内に入り何らかの作業をした人間、使用された工具類、衣服の汚染を検出するため、従来から大面積のシンチレータを使用した放射線検出器が使用されている。
【0003】
図11は、この種の放射線検出器の構成を示す図であって、光反射塗料を塗布した検出器容器1内に平面状シンチレータ2と比較的大きな光電面を有する複数の光電変換素子3が配設されており、上記平面状シンチレータ2内で発生したシンチレーション光を検出器容器1の壁面で乱反射させて集光した後、複数の光電変換素子3で電気信号に変換して測定するようにしている。
【0004】
測定に際しては、S/N比を改善して放射線検出感度を高めるために、同時計数回路によって複数の光電変換素子3からの出力信号に対して同時計数測定を行っている。また、外来光は遮光膜により遮断し、放射線のみが平板状シンチレータ2に入射するようにしてある。そして、放射線検出器の有効面積として大面積が必要となる場合は、当該放射線検出器を複数並べることによって必要な面積を実現することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
被測定物が大きい場合或は被測定物が移動している場合に長い測定時間を確保する場合には、シンチレータの面積を大きくすることがある。しかし、シンチレータの面積を大きくすると地面や建物に含まれる放射性同位元素からのガンマ線や宇宙線等に対する計数効率が大きくなり、結果としてバックグランド計数が大きくなる。そこで、それに対する対策としてシンチレータを分割して測定する方法が考えられる。
【0006】
ところが、従来の放射線検出器においては、光電変換素子3で変換する光量が多い程S/N比が高く、放射線検出器として高い検出感度が得られる。そのため、光電変換素子3の受光面の面積を大きくしなければ、受光量を確保することができない。現状の光電変換素子では、受光面の面積を大きくすると、素子全体の大きさも大きくなり、光反射の空間を確保する必要もあることから、仮にシンチレータを分割したとしてもその分割されたシンチレータからの光を検出する検出器が大きくなってしまう。したがって、分割したシンチレータどうしの間に間隙が生じ、検出器全体として検出効率が低下する等の問題がある。
【0007】
本発明はこのような点に鑑み、バックグランド低減を可能とするとともに検出効率を確保し得る大面積検出器を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明は、測定対象面積を複数に分割するように配列された、上記測定対象面積より小さい面積を有する複数枚のシンチレータと、
前記シンチレータからの光を行方向および列方向に導くために各シンチレータに光学的に接続された集光部と、
前記集光部によって導かれた光を電気信号に変換し発光の度に電気的パルス信号を発生する光検出器と、
前記光検出器からの信号を処理して各シンチレータからの光パルス数を計数する計数回路と、
前記計数回路からの計数値データに発光したシンチレータの座標情報を付加する発光位置認識回路と、
座標情報が付加された計数値データを各シンチレータに対応させてそれぞれ格納する複数の記憶場所を有した記憶装置と、
前記記憶場所における計数値データに基づいて被測定物の汚染の有無を判定する汚染判定回路と、
どのシンチレータが汚染を検知したかを出力する出力装置と、
測定対象物の移動方向の上流側から下流側に配列された複数のシンチレータのうち、移動している測定対象物に対向するシンチレータからの計数値データを所定の記憶場所に格納するように、各シンチレータからの計数値データを格納する記憶場所を順番に切り替えていく切り替え回路と、を備え
前記切り替え回路は、
測定開始時には、複数のシンチレータのうち最も上流側にある第1のシンチレータからの信号を第1の記憶場所に格納するとともに、
測定対象物がシンチレータの長さの半分だけ移動するのに必要な時間が経過した時には、前記第1のシンチレータからの信号と前記第1のシンチレータの下流側に隣接する第2のシンチレータからの信号との平均値を前記第1の記憶場所に格納する動作、および測定対象物がシンチレータの長さの半分だけ移動するのに必要な時間がさらに経過した時には、前記第2のシンチレータからの信号を前記第1の記憶場所に格納する動作を、測定対象物の移動に合わせて前記第2のシンチレータよりも下流側にあるシンチレータについても順次同様に行うことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態および参考例について説明する。
【0011】
図1は、本発明の放射線検出装置の一実施形態を示す図であり、目的の放射線は通すが外来光は遮断する遮光体が設けられた検出器容器10内には、測定対象面積より小さい面積を有する複数枚のシンチレータ11が測定対象面積を分割するように縦、横に配列されている。これらのシンチレータ11はその面積が15cm×15cm程度でその厚さは0.5mm程度で面積に比し極めて薄く形成されている。
【0012】
横方向すなわち行方向に配列されたすべてのシンチレータ11の横方向両端面は、行方向に互いに平行に延びる例えばアクリル製の角柱状の集光部12a,12b,…に光学的に接合されており、また縦方向すなわち列方向に配列されたすべてのシンチレータ11の縦方向両端面は、列方向に互いに平行に延びる他のアクリル製角柱状の集光部13a,13b,…に光学的に接合されている。上記集光部12a,12b,…及び13a,13b,…は、縦、横に配列されたシンチレータ11によって形成された有効面の外側でそれぞれ光検出器14a,14b,…或は15a,15b,…に接合され、上記各集光部12a,12b,…,13a,13b,…で集められた光が各光検出器14a,14b,…,15a,15b,…において電気信号に変換され、発光の度に電気的パルス信号が出力されるようにしてある。
【0013】
上記シンチレータ11、集光部12a,12b,…,13,13b,…及び光検出器14a,14b,…,15a,15b,…は検出器容器10内に収容されており、上記光検出器14a,14b,…,15a,15b,…の出力が、検出器容器10の外に設けられ、各シンチレータからの光パルス数を計数する計数回路16で計数される。
【0014】
計数回路16の出力は、どのシンチレータからの信号であるか判断する発光位置認識回路17で発光位置が割り当てられ、発光位置が割り当てられた計数出力は記憶装置18の記憶場所に格納される。その格納された計数出力は切り替え回路19により所定時間が経過する毎に記憶場所が順番に切り替えられていく。そして、シンチレータの発光場所に対応した記憶装置18上の記憶場所における計数値が汚染判定回路20で読み出され、被測定物の当該個所の汚染判定が行われる。その結果は、出力装置21により人間或は監視用計算機に出力される。
【0015】
すなわち、分割されたシンチレータ11のうち1枚が放射線の入射により発光すると、その光は当該シンチレータ11に光学的に接合された2組の集光器例えば12a,12b及び13a,13bによって光検出器14a,14b,15a,15bまで導かれ、そこでパルス状に入射した光が電気的なパルス信号に変換される。計数回路16では光検出器14a,14b,15a,15bの出力を放射線入射以外の原因によるノイズパルスと弁別しながらシンチレータ11からの発光回数を計数する。この場合計数データにはどの光検出器からの出力信号であるかが分かる情報が付加され、必要に応じて測定時間等の時間情報も付加される

【0016】
発光位置認識装置17では行方向と列方向で同時に入力してきた信号に対応する光検出器14a,14b,15a,15bを特定することにより発光したシンチレータの座標を決定し、計数回路16からの信号にその座標情報が付加される。記憶装置18では発光位置認識装置17でシンチレータ11の座標が付加された計数値データが記憶場所に格納される。この格納された計数値データは切り替え回路19により決められた時間毎に移動することができる。これは例えば測定対象物が移動している場合に、測定対象物のある場所を測定するシンチレータを測定対象物の移動に合わせて切り替えることに対応する。
【0017】
切り替えの際に測定できなくなる場所が発生しないように、図2に示すように隣り合うシンチレータの平均を取りながら計数値データの切り替えを行う。計数値データの切り替えについて図2を用いて説明する。
【0018】
放射線検出装置は4分割されたシンチレータA,B,C,Dで構成されているとする。シンチレータA→B→C→Dの方向に流れる対象物をシンチレータA,B,C,Dで測定し、その結果を記憶領域の1,2,3,4,…に格納する場合を考える。測定開始と同時にシンチレータA,B,C,D…からの信号はそれぞれ記憶領域1,2,3,4に格納を開始する。測定対象物がシンチレータの長さの半分だけ移動するのに必要な時間が経過した時からはシンチレータA,Bの平均値が記憶領域1、シンチレータB,Cの平均が記憶領域2、シンチレータC,Dの平均値が記憶領域3、シンチレータDの値が記憶領域4、シンチレータAの値が記憶領域5に記憶される。測定対象物がさらにシンチレータの長さの半分だけ移動するのに必要な時間が経過した時からはシンチレータBの値が記憶領域1、シンチレータCの値が記憶領域2、シンチレータDの値が記憶領域3、シンチレータAの値に記憶領域5の値を加えた値が記憶領域4に記憶される。記憶領域5の値は記憶領域4に加えられた後に消去される。さらに時間が経過した後は上記の動作を繰り返す。これら一連の動作により測定対象物の位置と記憶領域の場所が対応することになり、測定対象物がシンチレータAの測定面上に進入してからシンチレータDの測定面から出て行くまで、あたかも同一の検出器で測定をしているように扱うことが出来る。
【0019】
このように、この実施の形態においては、複数に分割されたシンチレータで検出面を構成しているにかかわらず、測定対象物が上流側の検出面上に進入してから最も下流側の検出面上から出て行くまで、あたかも同一の検出器で測定しているように扱うことができる。しかも、シンチレータが分割されているので、バックグランド計数も小さくなり、また集光器を介してシンチレータで発光した光を光検出器に導くので、受光面の面積が大きい光電変換素子を設ける必要がなく、検出器自体の大きさをコンパクトにすることもできる。
【0020】
図3は本発明の他の実施の形態を示す図であり、シンチレータ11の端面には光ファイバ31がその切断面をシンチレータ11の端面に向けて光学的に接合してあり、この光ファイバ31によって集光部12a,12b,…,13a,13b,…が構成されている。
【0021】
しかして、この場合には、光ファイバ31がアクリル製ライトガイドより細く曲げやすいため、図1に示す実施の形態におけるよりも分割されたシンチレータ間の間隙を小さくすることができ、不感領域が削減され検出効率を向上させることができる。
【0022】
また、図4に示すように、集光部として波長変換ファイバ32を使用してもよい。すなわち、シンチレータ11の端面に波長変換ファイバ32の側面を行、列方向に沿わせて光学的に接合してもよい。この場合、波長変換ファイバ32が比較的細く光ファイバより光伝達効率が高いため、シンチレータ間の間隙が小さくでき、集光量も多くなり、検出効率を向上させることができる。
【0023】
ところで、上記実施の形態においては波長変換ファイバを集光部として使用したものを示したが、波長変換素材を使用したライトガイドを使用してもよい。
【0024】
また、図5は本発明の一実施形態の変形例を示す図であり、シンチレータ11の一面に光に対して透明な板33を配設して光学的に接合し、その透明な板33の一つの互いに相対する2辺に集光部12を光学的に接合し、他の互いに相対する2辺に集光部13を光学的に接合してある。
【0025】
しかして、この変形例においては、集光部の貼付が不可能な薄いシンチレータ11に対しても集光部12,13の接合が可能であり、薄いシンチレータの使用が可能となり、低バックグランドでの測定が可能となる。したがって、検出器の不感領域を小さくしたまま高い検出感度を得ることができる。
【0026】
図6は本発明の一実施形態の他の変形例を示す図であり、測定対象面積が1列のみに分割されシンチレータ11が1列のみに配列されている。その他の点は図1に示すものと同一である。しかして、この場合にはシンチレータ11それぞれに要求される感度が2倍ゆるくなる。したがって、測定対象面積の自由度は小さくなるが、より高い検出感度を達成することができる。
【0027】
また、図7は本発明の一実施形態のさらに他の変形例を示す図であり、図1に示す装置において、検出器容器10全体が鉛板34で覆われており、その外側にシンチレータ35及び光検出器36を内蔵した第2の検出器容器37が配設されている。そして、上記光検出器36が波高弁別回路38及び反同時計測回路39に順次接続され、その反同時計測回路39が計数回路16に接続されている。
【0028】
しかして、シンチレータ35からの光を波高弁別回路38によって検出されると、反同時計測回路39からveto信号が出され、この信号が計数回路16の反同時計測用ゲート入力に入力されている時は計数回路16の計数動作が停止される。
【0029】
したがって、鉛板34を貫通するような高エネルギー粒子によるバックグランドによって計数回路16が計数動作を行うことが阻止され、バックグランドを低減することができる。
【0030】
第1参考例
また、図8は本発明の第1参考例を示す図であって、遮光物を有する検出器容器10内には、分割されて各々発光色が異なる複数のシンチレータ40a,40b,40c,40dが配列され、さらに当該シンチレータ40a,40b,…の発光色にそれぞれ対応した透過周波数帯域を有する光フィルター41a,41b,…と光検出器42a,42b,…がシンチレータ40a,40b,…からの光を集光できる位置に配設されている。そして、上記各光検出器42a,42b,…からの信号が図1に示すものと同様の機能をもった計数回路16に入力され、順次発光位置認識装置17、汚染判定回路20、及び出力装置21を経て検出データが出力される。
【0031】
したがって、光検出器42a,42b,…がシンチレータ40a,40b,…から物理的に離れていても、どのシンチレータからの発光であるか認識することができ、測定対象物と測定のための装置を離して設置しなければならない時でも発光位置の弁別が可能となる。
【0032】
第2参考例
さらに、図9は本発明の第2参考例を示す図であって、検出器容器10内には、測定対象の放射線を止めるほどの厚さをもった第1のシンチレータ43、第1のシンチレータ43と異なる波長で発光する第2のシンチレータ44、第1のシンチレータ43からの光は透過するが、第1及び第2のシンチレータ43,44が同時に発光したときの合成光は透過しない光フィルタ45、及びその光フィルタ45を透過した光を検出する光検出器46が設けられている。そして、上記光検出器46で光が検出されると図示しない計数回路が作動するようにしてある。
【0033】
しかして、第1のシンチレータ43が発光したときのみ光検出器46によって光が検出され、測定対象外のバックグランド放射線に対しては不感となり、検出効率を向上させることができる。
【0034】
図10は図9に示すものの変形例を示す図であり、検出器容器10内には、さらに第1のシンチレータ43を透過した測定対象物の放射線を止める程の厚さをもった透明な遮蔽板47が配設されている。
【0035】
したがって、この場合も第1のシンチレータ43が発光したときのみ光検出器46によって光が検出され、測定対象外のバックグランド放射線に対しては不感となる。
【0036】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので、広面積の被測定物や移動する被測定物に対して十分広い検出面積を確保して高い検出効率を保つとともに、バックグランドを十分低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の放射線検出装置の一実施形態の概略構成を示す図。
【図2】 本発明の図1に示す放射線検出装置の作用説明図。
【図3】 本発明の図1に示す放射線検出装置の他の実施の形態の概略構成を示す図。
【図4】 本発明の図1に示す放射線検出装置のさらに他の実施の形態の概略構成を示す図。
【図5】 本発明の図1に示す放射線検出装置の他の実施の形態の概略構成を示す図。
【図6】 本発明の図1に示す放射線検出装置の他の実施の形態の概略構成を示す図。
【図7】 本発明の図1に示す放射線検出装置のさらに他の実施の形態の概略構成を示す図。
【図8】 本発明の放射線検出装置の第1参考例の概略構成を示す図。
【図9】 本発明の放射線検出装置の第2の参考例の概略構成を示す図。
【図10】 図9に示す放射線検出装置の変形例の概略構成を示す図。
【図11】 従来の放射線検出装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
10 検出器容器
11,35,40a,40b,… シンチレータ
12a,12b,12c…13a,13b,13c… 集光部
14a,14b,14c…15a,15b,15c…36,42a,42b,…46 光検出器
16 計数回路
17 発光位置認識回路
18 記憶装置
19 切り替え回路
20 汚染判定回路
21 出力装置
31 光ファイバ
32 波長変換ファイバ
33 透明な板
34 鉛板
37 第2の検出器容器
38 波高弁別回路
39 反同時計測回路
41a,41b…45 光フィルタ
43 第1のシンチレータ
44 第2のシンチレータ

Claims (7)

  1. 測定対象面積を複数に分割するように配列された、上記測定対象面積より小さい面積を有する複数枚のシンチレータと、
    前記シンチレータからの光を行方向および列方向に導くために各シンチレータに光学的に接続された集光部と、
    前記集光部によって導かれた光を電気信号に変換し発光の度に電気的パルス信号を発生する光検出器と、
    前記光検出器からの信号を処理して各シンチレータからの光パルス数を計数する計数回路と、
    前記計数回路からの計数値データに発光したシンチレータの座標情報を付加する発光位置認識回路と、
    座標情報が付加された計数値データを各シンチレータに対応させてそれぞれ格納する複数の記憶場所を有した記憶装置と、
    前記記憶場所における計数値データに基づいて被測定物の汚染の有無を判定する汚染判定回路と、
    どのシンチレータが汚染を検知したかを出力する出力装置と、
    測定対象物の移動方向の上流側から下流側に配列された複数のシンチレータのうち、移動している測定対象物に対向するシンチレータからの計数値データを所定の記憶場所に格納するように、各シンチレータからの計数値データを格納する記憶場所を順番に切り替えていく切り替え回路と、を備え
    前記切り替え回路は、
    測定開始時には、複数のシンチレータのうち最も上流側にある第1のシンチレータからの信号を第1の記憶場所に格納するとともに、
    測定対象物がシンチレータの長さの半分だけ移動するのに必要な時間が経過した時には、前記第1のシンチレータからの信号と前記第1のシンチレータの下流側に隣接する第2のシンチレータからの信号との平均値を前記第1の記憶場所に格納する動作、および測定対象物がシンチレータの長さの半分だけ移動するのに必要な時間がさらに経過した時には、前記第2のシンチレータからの信号を前記第1の記憶場所に格納する動作を、測定対象物の移動に合わせて前記第2のシンチレータよりも下流側にあるシンチレータについても順次同様に行うことを特徴とする放射線検出装置。
  2. 集光部は、各シンチレータに光学的に接続された光ファイバであることを特徴とする、請求項1記載の放射線検出装置。
  3. 集光部は、各シンチレータの2組の相対する2辺に光学的に接続された波長変換ファイバであることを特徴とする、請求項1記載の放射線検出装置。
  4. 集光部は、各シンチレータの2組の相対する2辺に光学的に接続された波長変換素材を使用したライトガイドであることを特徴とする、請求項1記載の放射線検出装置。
  5. 集光部は、シンチレータに光学的に接合されシンチレータからの光に対して透明な板の2組の相対する2辺に光学的に接続された波長変換ファイバであることを特徴とする、請求項1記載の放射線検出装置。
  6. 測定対象面積が一列のみに区画され、複数のシンチレータが一列に配列されていることを特徴とする、請求項1記載の放射線検出装置。
  7. シンチレータ及び光検出器を有する放射線検出器の全体を鉛で囲むとともに、
    その外側にプラスチックシンチレーション検出器を配設し、
    上記放射線検出器からの計数パルスとプラスチックシンチレーション検出器からの計数パルスの反同時計測を行うための反同時計測回路を接続したことを特徴とする、請求項1記載の放射線検出装置。
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