JPH09318757A - 放射線検出器 - Google Patents

放射線検出器

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JPH09318757A
JPH09318757A JP8138490A JP13849096A JPH09318757A JP H09318757 A JPH09318757 A JP H09318757A JP 8138490 A JP8138490 A JP 8138490A JP 13849096 A JP13849096 A JP 13849096A JP H09318757 A JPH09318757 A JP H09318757A
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JP
Japan
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scintillator
scintillators
light
radiation detector
rays
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JP8138490A
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Akira Hiei
明 樋江井
Tatsuyuki Maekawa
立行 前川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出手段にシンチレータを使う場合でも検出
手段を小さく設計でき波高分析器を使用しないで高エネ
ルギーγ線を選択的に検出する放射線検出器を提供す
る。 【解決手段】 本発明に係る放射線検出器は、1個の円
柱状のシンチレータ1と2個の半割円筒状のシンチレー
タ2とで構成される検出手段と、コリメータ19と、シ
ンチレータ1,2内部で発生したシンチレーション光を
閉じこめ光の出入りを防止する光反射手段と、シンチレ
ーション光の集光手段3と、シンチレーション光を電気
信号に変換する光変換手段5と、前記集光手段3から光
変換手段5へシンチレーション光を伝送する光伝送手段
4と、各々のシンチレーション光の電気信号間で同時性
を検出する同時計数手段7とからなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所、使
用済み燃料の再処理施設または放射性物質取り扱い施設
等において放射線線量や放射能濃度の測定または監視等
を行う放射線計測技術に係り、特に高エネルギーγ線を
選択的に検出するための放射線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力発電所や使用済燃料の再
処理施設などの放射性物質取り扱い施設においては、放
射線線量、放射能濃度の測定あるいは監視が行われてい
るが、放射性物質は多様であるため、その放射性物質が
放出するγ線のエネルギーも多様である。従って、複数
の放射性物質が存在するような環境下における放射線測
定、あるいは監視においては、γ線の選別、特定が必要
不可欠であった。例を挙げると、沸騰水型原子炉(以下
BWRという)において、N−16の高エネルギーγ線
のバックグラウンド下で配管内のCo−60やMn−5
4などを測定する場合がある。この高エネルギーγ線を
選択的に検出するには、通常放射線検出器の一種である
γ線スペクトロメータを使用する。図16はγ線スペク
トロメータの検出部としてシンチレータおよび光検出器
を用いた例を示している。シンチレータ1内でγ線はエ
ネルギーを失いシンチレーション光を発生する。このシ
ンチレーション光は光検出器5で電気信号に変換され、
この電気信号は増幅器6で増幅されて波高分析回路15
に送られる。尚、光検出器5には高圧電源14が接続さ
れている。増幅された信号はγ線が失ったエネルギーに
比例しており、これを波高分析することで特定のエネル
ギーのγ線だけを検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放射線検出器においては、その検出手段がシンチレータ
のγ線スペクトロメータにおいては光−電子変換のため
に光検出器が必要で、シンチレータに光検出器を密着さ
せるため検出部を小さくできないという課題や波高分析
を行うための波高分析回路が複雑になるという課題があ
った。そこで本発明は、検出手段にシンチレータを使う
場合でも検出手段を小さく設計でき波高分析器を使用し
ないで高エネルギーγ線を選択的に検出する放射線検出
器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る請求項1記載の放射線検出器は、1個
の円柱状のシンチレータとこれを取り囲む2個の半割円
筒状のシンチレータとで構成される検出手段と、前記円
柱状のシンチレータだけにγ線が入射するように前記半
割円筒状のシンチレータを包囲するコリメータと、シン
チレータ内部で発生したシンチレーション光を閉じこめ
ると同時にシンチレータ間のシンチレーション光の出入
りを防止する光反射手段と、前記各々のシンチレータ内
で発生したシンチレーション光を波長シフタを有して波
長変換して各々別に集光する集光手段と、シンチレーシ
ョン光を電気信号に変換する光変換手段と、前記集光手
段から光変換手段へシンチレーション光を伝送する光伝
送手段と、前記光変換手段によって変換された各々のシ
ンチレーション光の電気信号間で同時性を検出する同時
計数手段を有するものである。
【0005】また、請求項2記載の放射線検出器は、請
求項1記載の放射線検出器の検出手段の半割円筒状のシ
ンチレータに代えて、水平断面が扇状であって複数設け
られた柱状シンチレータを有するものである。
【0006】請求項3記載の放射線検出器は、請求項1
記載の放射線検出器の検出手段に代えて3層に重ねた板
状のシンチレータを有する検出部とし、この3層に重ね
た板状のシンチレータの内、中心層の板状のシンチレー
タのみにγ線が入射するように外側の板状シンチレータ
を包囲するように前記コリメータを設けたものである。
【0007】請求項4記載の放射線検出器は請求項3の
放射線検出器において、3層に重ねた板状のシンチレー
タの内、外側2層の板状のシンチレータに代えて角柱状
のシンチレータを複数設けたものである。
【0008】請求項5記載の放射線検出器は、請求項4
記載の放射線検出器の3層に重ねた板状のシンチレータ
において、中心層の板状のシンチレータも複数の角柱状
のシンチレータとしたものである。
【0009】請求項6記載の放射線検出器は、請求項1
記載の放射線検出器の検出手段に代えて、角柱状のシン
チレータを縦横にマトリックス状に並設し、前記コリメ
ータを最外周のシンチレータを包囲するように設けてそ
の内側の角柱状シンチレータのみにγ線を入射させるも
のである。
【0010】請求項7記載の放射線検出器は、請求項1
または2記載の放射線検出器において、検出手段の円柱
状のシンチレータに代えて、γ線に対する相互作用断面
積を有するラジエータを有するものである。
【0011】請求項8記載の放射線検出器は、3層に重
ねた板状のシンチレータの内、中心層の板状のシンチレ
ータに代えて、γ線に対する相互作用断面積が有するラ
ジエータを有することを特徴とする請求項3乃至5記載
の放射線検出器。
【0012】請求項9記載の放射線検出器は、請求項1
または2記載の放射線検出器において、検出手段を2個
の半割円筒状のシンチレータで構成させ、その中央部分
に空洞を形成するものである。
【0013】請求項10記載の放射線検出器は、請求項
3乃至5記載の放射線検出器において、検出手段が外側
2層の板状のシンチレータで構成され、前記中心層の板
状のシンチレータの存在する部分には空洞を形成するも
のである。
【0014】請求項11記載の放射線検出器は、請求項
1乃至10記載の放射線検出器において、集光手段が、
内部でシンチレーション光を反射させる反射手段を有す
るものである。
【0015】請求項12記載の放射線検出器は、請求項
1乃至10の放射線検出器において、検出手段のシンチ
レータが、接触して設けられた集光手段としてのライト
ガイドを有し、前記光伝送手段はこのライトガイドに接
続されるものである。
【0016】請求項13記載の放射線検出器は、縦横複
数に列と行を構成してマトリックス状に配置されたシン
チレータから成る検出手段と、各々の列と行を構成する
前記シンチレータから成る検出手段の列および行毎に設
けられシンチレータ内で発生したシンチレーション光を
波長シフタを有して波長変換して各々別に集光する集光
手段と、シンチレーション光を電気信号に変換する光変
換手段と、前記集光手段から光変換手段へシンチレーシ
ョン光を伝送する光伝送手段と、前記光変換手段によっ
て変換された各々のシンチレーション光の電気信号間で
同時性を検出する同時計数手段を備えるものである。
【0017】請求項14記載の放射線検出器は、請求項
1乃至請求項10記載の放射線検出器の各々別に集光す
る集光手段を各々複数個直列に光伝送手段によって接続
した後に、前記光変換手段と同時計数手段に接続するも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る放射線検出器
の第1の実施の形態(請求項1に対応)を図1乃至図3
に基づき説明する。図1は第1の実施の形態を示す構成
図である。本実施の形態においては放射線検出器の検出
手段として検出部を設けるが、この検出部は、入射γ線
による電子対生成相互作用を検出する1つ円柱状のシン
チレータ1と電子対生成相互作用で生成された電子、陽
電子対のうちの陽電子が電子と結合し消滅して発生する
511keVの2本の消滅γ線を検出するための円筒の
半割状の2個のシンチレータ2a,2bより構成され
る。各シンチレータ2a,2b内にはγ線により励起さ
れたシンチレーション光を波長変換しながら集光するた
めの集光手段である波長シフトファイバ3が埋設されて
いる。また、各シンチレータ1,2a,2bには図示し
ないが、光反射手段として酸化マグネシウム、酸化アル
ミニウム、酸化チタンなどの酸化物が塗布、あるいはテ
フロン(デュポン社商品名)シートなどが巻き付けられ
ている。これらの物質はシンチレータの内部において発
生したシンチレーション光を閉じ込めるために全反射あ
るいは乱反射を起こさせると共に外部からの光を遮るた
めの材料である。このような材料によれば、シンチレー
タ1,2a,2b内に発生したシンチレーション光は全
反射あるいは乱反射され、シンチレータ1,2a,2b
内で充満するので、波長シフタを有する波長シフトファ
イバ3によってシンチレーション光を集光する効率の向
上を図ることが可能である。
【0019】また、波長シフトファイバ3で波長変換さ
れた光を伝送するための光ファイバ4、光−電気変換を
行い、電気信号を発生させる光検出器5、この電気信号
を増幅させる増幅器6と同時計数回路7で構成されてい
る。
【0020】図2で図1に示す第1の実施の形態の作用
を説明する。図2は図1の検出部をγ線の入射方向から
見た概念図である。中心のシンチレータ1に入射したγ
線はシンチレータ1を貫通するかシンチレータ1内で光
電効果、コンプトン散乱あるいは電子対生成のいずれか
の相互作用を起こす。今、1022keV以上の高エネ
ルギーγ線がシンチレータ1に入射し電子対生成相互作
用を起こしたとする。電子対生成で発生した電子8と陽
電子9のペアのうち、電子はシンチレータ1を励起しシ
ンチレーション光を発生させる。
【0021】陽電子9の方は直ちに近傍の電子と相互作
用し、消滅γ線10を発生する。消滅γ線は180度反
対方向に2本放出されるので中心のシンチレータ1を挟
み対称の位置にある2つのシンチレータ2a,2bに入
射する。シンチレータ2a,2bに入射したγ線はいず
れも511keVであり、コンプトン散乱か光電効果で
エネルギーを失い、シンチレータ2a,2bでシンチレ
ーション光を発生させる。シンチレータ1およびシンチ
レータ2a,2bでのシンチレーション光の発生はほぼ
同時に起きる。
【0022】ここで、再び図1を参照して本実施の形態
を説明する。各シンチレータ1,2a,2b内で発生し
たシンチレーション光は、前述の酸化マグネシウムなど
の材料によって反射されながら、内部で反射、散乱を繰
り返すうちにシンチレータ内部に埋め込まれた波長シフ
トファイバ3に入射する。波長シフタは入射した光を吸
収し、より波長の長い光を再発光する。再発光された光
は波長シフトファイバ3の両端に向かって伝送され、こ
れに接続されている光ファイバ4によって光検出器5ま
で伝送される。光検出器5で光は電気信号に変換され、
さらに増幅器6で増幅された後、同時計数回路7で処理
される。
【0023】ところでγ線と物質との相互作用には光電
効果、コンプトン散乱および電子対生成の3種類があ
り、エネルギーが低いと光電効果が主体でエネルギーが
高くなるにつれコンプトン散乱、電子対生成へと相互作
用の主体が移る。電子対生成はγ線エネルギーが102
2keV以下では起こらない。
【0024】これに着目し、3つのシンチレータの信号
を同時計数することで、電子対生成、消滅γ線の発生を
検知し、高エネルギーγ線だけを検出することができる
ことが本発明の放射線検出器の特長であり、かつ波長シ
フタを集光の手段とすることで検出部に光検出器を接続
する必要がなく、コンパクトな設計が可能となるのであ
る。
【0025】尚、多重コンプトン散乱でも2本以上のγ
線が発生することがあるが、この場合の2本のγ線の放
出角は0度から180度の間でランダムであるため、1
80度反対方向に放出される消滅γ線と容易に区別でき
る。消滅γ線を検出する相対するシンチレータの立体角
が小さいほど180度方向に放出される消滅γ線だけを
検出する確度を高めることができる。
【0026】図3は本発明に係る放射線検出器の第1の
実施の形態におけるコリメータを示す縦断面図である。
図3は検出部にコリメータ19を組み合わせた状態を示
したものであり、γ線は中心の円柱状シンチレータ1だ
けに入射するようにコリメートされている。このような
コリメータ19によれば、γ線の入射方向を特定するこ
とが可能である。
【0027】図4は本発明に係る放射線検出器の第2の
実施の形態(請求項2に対応)の検出部の構造図であ
る。尚、コリメータを省略してあるが、ハッチングした
部分のシンチレータだけにγ線が入射するようにしてあ
る。本実施の形態における放射線検出器は、中心の円柱
状シンチレータ1をとりまくシンチレータ13の水平断
面が扇状で、かつ複数あることを除いて第1の実施の形
態の放射線検出器と機能的には同等である。しかしなが
ら、第1の実施の形態では消滅γ線を検出するためのシ
ンチレータは1対しかないため、図1のシンチレータ1
に入射したγ線がコンプトン散乱され、シンチレータ2
aに入射、さらにコンプトン散乱され、シンチレータ2
bに入射することもあり得る。この場合は3つのシンチ
レータ間で同時計数が得られることになり、電子対生成
および消滅γ線による同時計数と区別することができな
い。これはシンチレータ2a、2bがシンチレータ1に
対して大きな立体角を有しているためである。
【0028】本実施の形態における構成では、中心の円
柱状シンチレータ1をとりまくシンチレータ13を扇状
にして数を増やしているので消滅γ線に対する立体角が
小さくなり、コンプトン多重散乱と消滅γ線との識別能
力を高めることができる。
【0029】図5は本発明に係る放射線検出器の第3の
実施の形態(請求項3に対応)の検出部構造図である。
本実施の形態における放射線検出器は、検出部が板状の
シンチレータを3層重ねた構造をしていることを除いて
第1の実施の形態の放射線検出器と機能的には同等であ
る。
【0030】しかしながら、第1の実施の形態における
放射線検出器においては入射γ線の効率を高めるため図
1のシンチレータ1の直径を大きくすると内部で発生し
た消滅γ線が中心のシンチレータ1自身で吸収され、周
囲に配置したシンチレータ2a,2bに到達しない確率
が大きくなり、直径を大きくするには限界がある。本実
施の形態における放射線検出器はシンチレータ16a,
17a,17bを板状にして、中心のシンチレータ16
aの厚さを一定にしておき、横幅を大きくすることで入
射効率を高めることができるのが特長である。なおγ線
はハッチングして示した中心のシンチレータ16aにだ
け入射する。
【0031】図6は本発明に係る放射線検出器の第4の
実施の形態(請求項4に対応)を示す検出部の構造図で
ある。第3の実施の形態では消滅γ線が入射するシンチ
レータは板状のためコンプトン多重散乱を消滅γ線と誤
認する確率が少なからずある。そこで本実施の形態では
消滅γ線を検知する両側のシンチレータ17c,17d
を柱状に分割して並べた構造にし、対向する2つの柱状
シンチレータ間の同時計測をすることで消滅γ線とコン
プトン多重散乱の識別能力を高めている。
【0032】尚、これらのシンチレータ16a,17
c,17dにおいても波長シフトファイバ3が設けら
れ、光ファイバ4、光検出器5、増幅器6を介して同時
計数回路7に接続されている。
【0033】図7は本発明に係る放射線検出器の第5の
実施の形態(請求項5に対応)を示す検出部の構造図で
ある。γ線はハッチングして示した中心のシンチレータ
16bにだけ入射する。
【0034】第4の実施の形態における中心の板状シン
チレータ16aを両側のシンチレータ17c,17dと
同様に柱状シンチレータを並べた形状にし、入射γ線を
検知する中心の柱状シンチレータ16bを挟んで対向す
る消滅γ線を検知する柱状シンチレータ17c,17d
との3つのシンチレータ間の同時計数をとることによ
り、消滅γ線の検出と消滅γを発生させる元になった高
エネルギーγ線の入射と入射したシンチレータを知るこ
とができる。
【0035】また、図7には示されていないが、図3に
示したコリメータ19と組み合わされているので、本実
施の形態においては、高エネルギーγ線の入射方向の1
次元分布を得ることができる。
【0036】図8は本発明に係る放射線検出器の第6の
実施の形態(請求項6に対応)を示すシンチレータの構
造図であって、柱状シンチレータ16c,17eを5×
5のマトリックス状に配置した検出部をγ線入射方向か
ら見た図である。図示しないが、最外周に配置されたシ
ンチレータ17eにはγ線が入射しないようにコリメー
トされている。この場合、任意の縦横斜めに連続する3
つのシンチレータ16c,16c,16c間の同時計数
をとることにより消滅γ線の発生と発生したシンチレー
タすなわち高エネルギーγ線の入射したシンチレータを
知ることができる。また、この場合はγ線の入射するシ
ンチレータは入射γ線の検知と消滅γ線の検知の両方に
機能をもち、マトリックスサイズを増やすことにより入
射効率を高めることができる。
【0037】図9は本発明に係る放射線検出器の第7の
実施の形態(請求項7,8に対応)を示すシンチレータ
の構造図である。第7の実施の形態に係る放射線検出器
は第1〜第6の実施の形態における検出部の中心に配置
されたシンチレータの代わりに、γ線に対する相互作用
断面積が大きい鉛などの物質をラジエータ11として用
いたことに特長がある。ラジエータ11とは、ここで
は、それ自身ではγ線検出機能はないが、高エネルギー
γ線に対して、シンチレータと同様に前述の3種類の相
互作用を起こし、その相互作用の中の電子対生成による
消滅γ線を放出する物質であって、しかも、その外側の
シンチレータよりも実効原子量が大きい物質をいう。高
エネルギーγ線による電子対生成を検出するためには消
滅γ線を検出すれば良いので中心に配置されたシンチレ
ータの代わりに鉛などγ線との相互作用の確率が大きい
物質を用い、検出効率を高めることができるのである。
この場合、ラジエータ11を挟んで対称の位置にある2
つのシンチレータ2a,2b間で同時計数をとることに
より高エネルギーγ線の入射、電子対生成およびそれに
続く消滅γ線の発生を検出することができる。
【0038】尚、図9は円柱状のシンチレータと半割状
のシンチレータとで構成される検出部を有するものを図
示しているが、第3〜第5の実施の形態の板状シンチレ
ータによって構成される検出部においては、中心のシン
チレータの代わりにラジエータを配置すればよい。
【0039】図10は本発明に係る放射線検出器の第8
の実施の形態(請求項9,10に対応)を示すシンチレ
ータの構造図である。第8の実施の形態の放射線検出器
は第1〜第6の実施の形態における検出部の中心に配置
されたシンチレータを取り除き空洞を形成させた構造と
している。図10ではこの空洞部に放射能を含む流体が
流れる配管12を貫通させて消滅γ線を検出する方法を
示している。
【0040】第1〜第6の実施の形態ではγ線の入射す
るシンチレータあるいはラジエータ内で発生する消滅γ
線を検出するものであったが、本実施の形態の場合は空
洞部に陽電子崩壊を起こす放射性物質を試料として置く
ことにより、陽電子消滅核種だけを選択的に検出するこ
とができる。この用途の一例としてBWRプラントにお
けるオフガス放射能測定がある。この場合においても、
シンチレータ2a,2b間で同時計数をとることにより
高エネルギーγ線の入射、電子対生成およびそれに続く
消滅γ線の発生を検出することができる。
【0041】図11は本発明に係る放射線検出器の第9
の実施の形態(請求項11に対応)における集光方法を
示す図である。第1の実施の形態におけるシンチレータ
1,2a,2bの内部に波長シフトファイバ3を埋設さ
せ、その一端は光ファイバ4に接続し、他端は反射体1
8に接続した例を示している。シンチレータ1,2a,
2b内で放射線により発生したシンチレーション光はシ
ンチレータ1,2a,2b内に埋設された波長シフトフ
ァイバ3で吸収され再発光する。再発光した光は波長シ
フトファイバ3の両端に向かって放射されるが、一端に
は反射体18が設けられているので光は反射され、他端
の端面にかえってきて光ファイバ4へ送られ、さらに光
ファイバ4に接続された光検出器5で電気信号に変換さ
れる。このように反射体18を設けることによって、波
長シフトファイバ3における集光効率を向上させること
ができる。
【0042】図12は本発明に係る放射線検出器の第1
0の実施の形態(請求項12に対応)における集光方法
を示す図である。第1の実施の形態の各シンチレータ
1,2a,2bにライトガイド20a,20b,20c
を設け、その内部に波長シフトファイバ3を埋設させ、
その一端は光ファイバ4に接続し、他端は反射体18に
接続されている。
【0043】シンチレータ1,2a,2b内で放射線に
より発生したシンチレーション光はライトガイド20,
20a,20bに入射してから、そこに埋設された波長
シフトファイバ3,3,3で吸収され再発光することで
集光される。このライトガイド20,20a,20b
は、光の屈折率など光学的な特性をシンチレータ1,2
a,2bと同じくする物質であって、しかも、波長シフ
トファイバ3を挿入するための導入部を穿設することが
容易である。
【0044】すなわち、このライトガイド20,20
a,20bを設けることなく、波長シフトファイバ3を
シンチレータ1,2a,2b内に設けるには、シンチレ
ータ1,2a,2bの材料的な理由から困難である場合
があること、また、シンチレータの直径が大きくなるに
つれて集光効果が低下するため、大型シンチレータには
適用できないなどの不具合がある。
【0045】そこで、このようなライトガイド20,2
0a,20bを設けることによって、これらの2つの欠
点を同時に解決することができるのである。しかも、反
射体18が波長シフトファイバ3の一端に設けられてい
るので、より集光効率を向上させることが可能である。
【0046】図13は本発明に係る放射線検出器の第1
1の実施の形態(請求項3に対応)における集光の状態
を示す図である。第3の実施の形態における各シンチレ
ータの側面に波長シフトファイバ3を取り付け、その一
端は光ファイバ4に接続し、他端は反射体18に接続さ
れている。
【0047】シンチレータ16a,17a,17b内で
放射線により発生したシンチレーション光は反射を繰り
返しシンチレータ端面に達し、そこに取り付けられた波
長シフトファイバ3,3,3で吸収され再発光すること
で集光されが、反射体18を設けることによって集光効
率の向上を図ることができる。
【0048】図14は本発明に係る放射線検出器の第1
2の実施の形態(請求項13に対応)における集光方法
および消滅γ線が発生したシンチレータ位置検出ロジッ
クを示す図である。4×4のマトリックス状に配置され
たシンチレータ17には縦、横の各列に各1本の波長シ
フトファイバ21a〜21hが貫通している。1つのシ
ンチレータ17には2本の波長シフトファイバがクロス
して貫通していることになる。そして、この内、列方向
に存在する波長シフトファイバ21a〜21dは、それ
ぞれ行方向の波長シフトファイバ21e〜21hからの
信号との同時性を計測する。そのため、波長シフトファ
イバ21a〜21hは、検出ユニット22に接続されて
いる。
【0049】尚、図14においては、便宜上検出ユニッ
ト22として記載したが、この検出ユニット22は、図
1において示される光検出器5、増幅器6および同時計
数回路7から構成されるものであり、図1に示される構
成と何ら変わるものではない。
【0050】今、図14の左上のシンチレータで発光し
たとすると波長シフトファイバ21aと21bが同時に
光る。従って縦の波長シフトファイバと横の波長シフト
ファイバ間の同時計測することにより、どのシンチレー
タが発光したかを知ることができる。
【0051】さらに縦、横、斜めに連続する3つのシン
チレータ間の同時計測を行えばどのシンチレータで消滅
γ線が発生したか、すなわちどのシンチレータに高エネ
ルギーγ線が入射したかを知ることができる。
【0052】図15は本発明に係る放射線検出器の第1
3の実施の形態(請求項14に対応)を示す構成図であ
る。本実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態の
放射線検出器3つを光ファイバで連鎖状に接続した多点
型の放射線検出器である。各シンチレータ1,2a,2
bで発生した光は右回りと左回りの経路をとりループの
両端に接続された光検出器5,5に到達する。シンチレ
ータ1,2a、2bの位置によって左回りと右回りとで
経路長が異なり光の到達時間に差が生じる。従って、こ
の到達時間差を利用した測定により光を発したシンチレ
ータ1,2a,2bを知ることができる。この測定とし
ては、到達時間差分布を直接測定する方法がある。これ
により、各シンチレータ別に信号が分離されるため、そ
の後、これらの信号を前記計数手段に入力することで高
エネルギーγ線の弁別測定が行える。あるいは、ぞれぞ
れのシンチレータ1,2a,2bの位置に応じた到達時
間差分だけ先着信号を遅延させておき同時計数を行うこ
とでシンチレータ1,2a,2bの識別ができる。この
信号をさらに前記同時計数手段に入力することで高エネ
ルギーγ線の弁別測定が行える。
【0053】尚、本実施の形態は図1に示した第1の実
施の形態の放射線検出器の検出部を光ファイバで直列に
接続した多点型の放射線検出器を示しているが、検出部
には、板状シンチレータやラジエータを用いても実施が
可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の放射線検出
器においては、複雑な波高分析回路を用いることなく高
エネルギーを選択的に検出することができる。また、光
検出器を検出部から切り放すことができるため検出部を
小型に設計でき、かつノイズの低い口径の小さな光検出
器を使用でき、必要な数も減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放射線検出器の第1の実施の形態
を示す構成図。
【図2】本発明に係る放射線検出器の第1の実施の形態
における作用を説明するための概念図。
【図3】本発明に係る放射線検出器の第1の実施の形態
を示す縦断面図。
【図4】本発明に係る放射線検出器の第2の実施の形態
を示す外形図。
【図5】本発明に係る放射線検出器の第3の実施の形態
を示す外形図。
【図6】本発明に係る放射線検出器の第4の実施の形態
を示す外形図。
【図7】本発明に係る放射線検出器の第5の実施の形態
を示す外形図。
【図8】本発明に係る放射線検出器の第6の実施の形態
を示す外形図。
【図9】本発明に係る放射線検出器の第7の実施の形態
を示す外形図。
【図10】本発明に係る放射線検出器の第8の実施の形
態を示す外形図。
【図11】本発明に係る放射線検出器の第9の実施の形
態を示す構成図。
【図12】本発明に係る放射線検出器の第10の実施の
形態を示す構成図。
【図13】本発明に係る放射線検出器の第11の実施の
形態を示す外形図。
【図14】本発明に係る放射線検出器の第12の実施の
形態を示す構成図。
【図15】本発明に係る放射線検出器の第13の実施の
形態を示す構成図。
【図16】放射線検出器の従来例を示す構成図。
【符号の説明】
1…シンチレータ 2a,2b…シンチレ
ータ 3…波長シフトファイバ 4…光ファイバ 5…光検出器 6…増幅器 7…同時計数回路 8…電子 9…陽電子 10…消滅γ線 11…ラジエータ 12…配管 13…シンチレータ 14…高圧電源 15…波高分析器 16a〜c…シンチレ
ータ 17a〜e…シンチレータ 18…反射体 19…コリメータ 20,20a,20b
…ライトガイド 21a〜h …波長シフタ 22…検出ユ
ニット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の円柱状のシンチレータとこれを取
    り囲む2個の半割円筒状のシンチレータとで構成される
    検出手段と、前記円柱状のシンチレータだけにγ線が入
    射するように前記半割円筒状のシンチレータを包囲する
    コリメータと、シンチレータ内部で発生したシンチレー
    ション光を閉じこめると同時にシンチレータ間のシンチ
    レーション光の出入りを防止する光反射手段と、前記各
    々のシンチレータ内で発生したシンチレーション光を波
    長シフタを有して波長変換して各々別に集光する集光手
    段と、シンチレーション光を電気信号に変換する光変換
    手段と、前記集光手段から光変換手段へシンチレーショ
    ン光を伝送する光伝送手段と、前記光変換手段によって
    変換された各々のシンチレーション光の電気信号間で同
    時性を検出する同時計数手段とを備えたことを特徴とす
    る放射線検出器。
  2. 【請求項2】 前記検出手段の半割円筒状のシンチレー
    タに代えて、水平断面が扇状であって複数設けられた柱
    状シンチレータを有することを特徴とする請求項1記載
    の放射線検出器。
  3. 【請求項3】 前記検出手段に代えて3層に重ねた板状
    のシンチレータを有する検出部とし、この3層に重ねた
    板状のシンチレータの内、中心層の板状のシンチレータ
    のみにγ線が入射するように外側の板状シンチレータを
    包囲するように前記コリメータを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の放射線検出器。
  4. 【請求項4】 前記3層に重ねた板状のシンチレータの
    内、外側2層の板状のシンチレータに代えて角柱状のシ
    ンチレータを複数設けたことを特徴とする請求項3記載
    の放射線検出器。
  5. 【請求項5】 前記3層に重ねた板状のシンチレータに
    おいて、中心層の板状のシンチレータも複数の角柱状の
    シンチレータとしたことを特徴とする請求項4記載の放
    射線検出器。
  6. 【請求項6】 前記検出手段に代えて、角柱状のシンチ
    レータを縦横にマトリックス状に並設し、前記コリメー
    タを最外周のシンチレータを包囲するように設けてその
    内側の角柱状シンチレータのみにγ線を入射させること
    を特徴とする請求項1記載の放射線検出器。
  7. 【請求項7】 前記検出手段の円柱状のシンチレータに
    代えて、γ線に対する相互作用断面積を有するラジエー
    タを有することを特徴とする請求項1または2記載の放
    射線検出器。
  8. 【請求項8】 前記3層に重ねた板状のシンチレータの
    内、中心層の板状のシンチレータに代えて、γ線に対す
    る相互作用断面積が有するラジエータを有することを特
    徴とする請求項3乃至5記載の放射線検出器。
  9. 【請求項9】 前記検出手段は2個の半割円筒状のシン
    チレータで構成され、その中央部分には空洞を形成する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の放射線検出
    器。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は外側2層の板状のシン
    チレータで構成され、前記中心層の板状のシンチレータ
    の存在する部分には空洞を形成することを特徴とする請
    求項3乃至5記載の放射線検出器。
  11. 【請求項11】 前記集光手段は、内部でシンチレーシ
    ョン光を反射させる反射手段を有することを特徴とする
    請求項1乃至10記載の放射線検出器。
  12. 【請求項12】 前記検出手段のシンチレータは、集光
    手段として接触して設けられたライトガイドを有し、前
    記光伝送手段はこのライトガイドに接続されることを特
    徴とする請求項1乃至10記載の放射線検出器。
  13. 【請求項13】 縦横複数に列と行を構成してマトリッ
    クス状に配置されたシンチレータから成る検出手段と、
    各々の列と行を構成する前記シンチレータから成る検出
    手段の列および行毎に設けられシンチレータ内で発生し
    たシンチレーション光を波長シフタを有して波長変換し
    て各々別に集光する集光手段と、シンチレーション光を
    電気信号に変換する光変換手段と、前記集光手段から光
    変換手段へシンチレーション光を伝送する光伝送手段
    と、前記光変換手段によって変換された各々のシンチレ
    ーション光の電気信号間で同時性を検出する同時計数手
    段とを備えたことを特徴とする放射線検出器。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項10記載の放射線
    検出器の各々別に集光する集光手段を各々複数個直列に
    光伝送手段によって接続した後に、前記前記光変換手段
    と同時計数手段に接続することを特徴とする放射線検出
    器。
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