JP4350669B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、第1接続対象物と第2接続対象物とを接続するコネクタに関する。
先行技術としては、間隔を有して突き合わされる2枚の配線板の突き合せ部に沿って対向配置される一対の雄コネクタと、そのいずれか一方のピンに移動可能に装着される複数の雌コネクタとからなるコネクタがある。
コネクタは、雌コネクタの移動方向と直交する方向に複数の雌コネクタを配列し、その配列に沿ってスライダを移動可能に配置するとともに、スライダの長手方向に滑らかな階段状に形成されたガイド溝を複数個分割して設けている。
分割されたガイド溝には、雌コネクタの係合ピンを係合させ、スライダの往復移動で雌コネクタを一対の雄コネクタ間で挿入又は抜去すべく移動させるように構成されている(例えば、特許文献1を参照)。
特公昭57−27592号公報
解決しようとする問題点は、雌コネクタを雄コネクタに嵌合する嵌合長さだけ雌コネクタを移動する必要があるので、雌コネクタの移動量が大きくなり、嵌合の際の操作量も大きくなるとともに嵌合時のピンの長さも長くなるという問題がある。
また、嵌合の際には、操作力が大きくなり、下側の接点部の摩擦と上側の接点部の挿入ピーク力とが必要になり、大きな力が必要となるという問題がある。
また、雌コネクタは、ブロック単位に分割しているので部品点数が多くなり、コンタクトの配置もブロック寸法に制限され高密度にできないという問題がある。
また、嵌合の際には、大きい操作力を支えるためにガイド部材も必要とするので、回りの機構が大きくなるので小型化が困難であるという問題がある。
それ故に本発明の課題は、接続時の操作力を小さくすることができ、小さな操作量で嵌合ができ、多数のコンタクトを同時に操作して接続することができるコネクタを提供することにある。
また、本発明の他の課題は、コンタクトの長さを短くすることができ、コンタクトの抵抗を低くできるコネクタを提供することにある。
また、本発明の他の課題は、第1接続対象物の位置合わせが容易となり、コンタクトの交換・メンテナンスが容易となるコネクタを提供することにある。
また、本発明の他の課題は、第1接続対象物及び第2接続対象物を無挿入力で挿入することができるコネクタを提供することにある。
さらに、コンタクトの全本数を一括して操作することができ、機構の小型化も可能なコネクタを提供することにある。
本発明は、第1接続対象物と第2接続対象物とを接続するコネクタにおいて、導電性のコンタクトと、該コンタクトを保持する絶縁性のハウジングと、前記コンタクトを操作するカム機構部とを有し、前記コンタクトは、前記第1接続対象物と接続する第1接点部と、前記第2接続対象物と接続する第2接点部と、前記カム機構部と係合する絶縁性のカム部とを有し、前記ハウジングは、前記コンタクトを収容するコンタクト収容部と、前記カム部が位置するガイド溝とを有し、前記コンタクトは、前記コンタクト収容部に着脱自在に保持されており、前記カム機構部は、前記コンタクトを操作するためのクランク溝を有し、前記コンタクトの一端側には、前記カム部が形成されており、前記コンタクトの他端側には、前記第1接点部及び前記第2接点部が形成されており、前記ガイド溝に、前記カム機構部の前記クランク溝を挿入することにより、前記クランク溝内に前記カム部挿入され、前記第1接点部が前記第1接続対象物と接触し、前記第1接点部を支点として前記第2接点部が前記第2接続対象物側へ移動して、前記第2接点部と前記第2接続対象物とが接触し、前記第2接点部が前記第2接続対象物を押す反力により、前記第1接点部と前記第1接続対象物との接触力が生じるコネクタであることを最も主要な特徴とする。
本発明のコネクタによれば、梃子倍力による接触構造を持つコンタクトを備えているコネクタによって第1接続対象物と第2接続対象物を接続することで、接続時の操作力を小さくすることができ、多数のコンタクトを同時に操作して接続することができる。
また、コンタクトは、梃子倍力により小さな操作力で大きな接触力と、小さな操作量で嵌合ができる。
また、コンタクトを操作する操作力は、1本あたりのコンタクトの操作力が小さくなることで、操作部材のカム機構部によりコンタクトを同時に一括して動作させることができ、小型化が可能となる。
また、第1接点部と相手側コネクタとの間の距離は近いことから、コンタクトの長さを短くすることができ、コンタクトの抵抗を低くできる。
また、コンタクトは、第1接続対象物に対向するように位置しているため、第1接続対象物の位置合わせが容易となる。
また、コンタクトは、複数本を独立して設けると、交換・メンテナンスが容易となる。
さらに、操作部材を操作する前の状態では、第1接続対象物及び第2接続対象物を無挿入力で挿入することができる。
本発明のコネクタは、第1接続対象物と第2接続対象物とを接続するコネクタにおいて、導電性のコンタクトと、該コンタクトを保持する絶縁性のハウジングと、前記コンタクトを操作するカム機構部とを有し、前記コンタクトは、前記第1接続対象物と接続する第1接点部と、前記第2接続対象物と接続する第2接点部と、前記カム機構部と係合する絶縁性のカム部とを有し、前記ハウジングは、前記コンタクトを収容するコンタクト収容部と、前記カム部が位置するガイド溝とを有し、前記コンタクトは、前記コンタクト収容部に着脱自在に保持されており、前記カム機構部は、前記コンタクトを操作するためのクランク溝を有し、前記コンタクトの一端側には、前記カム部が形成されており、前記コンタクトの他端側には、前記第1接点部及び前記第2接点部が形成されており、前記ガイド溝に、前記カム機構部の前記クランク溝を挿入することにより、前記クランク溝内に前記カム部挿入され、前記第1接点部が前記第1接続対象物と接触し、前記第1接点部を支点として前記第2接点部が前記第2接続対象物側へ移動して、前記第2接点部と前記第2接続対象物とが接触し、前記第2接点部が前記第2接続対象物を押す反力により、前記第1接点部と前記第1接続対象物との接触力が生じることにより実現した。
図1は、本発明に係る実施例1のコネクタと、このコネクタによって接続する第1接続対象物及び第2接続対象物とを示している。図2はコネクタのハウジングと、このハウジングに組み込まれている複数のコンタクトとを示している。
実施例1における第1接続対象物としてはメモリカードがある。なお、以下の説明では、第1接続対象物をメモリカードとして説明する。また、第2接続対象物は、相手側コネクタと呼ぶことにする。なお、実施例1において説明する相手側コネクタは、ヘッダーコネクタとも呼ばれている。
図1及び図2を参照して、コネクタ11は、梃子倍力による接触構造をもつ導電性のコンタクト13と、複数のコンタクト13を保持している絶縁性のハウジング15と、コンタクト13を操作するカム機構を備えた操作部材(以下、スライダと呼ぶ)17とを有している。
コンタクト13はハウジング15内において、図1に示すように中心軸線Xを中心として左右対称に位置している。コンタクト13は、メモリカード21に接続する第1接点部13aと、第1接点部13aの一端側から延設されている第1支持部13bと、第1支持部13bの一端側から延設されている第2接点部13cと、第1接点部13aのもう一端側から延設している第2支持部13dとを有している。
第1接点部13aは、図1に示した中心軸線Xに対して最も近い位置へ曲げられて突出している。第1支持部13bは、第1接点部13aの下端側から中心軸線Xを離れるように斜め下方へ延びている。第2接点部13cは、第1支持部13bの下端側から外向きに湾曲している。第2支持部13dは、第1接点部13aの上端側から中心軸線Xを離れるように斜め上方へ直線状に延びている。
第2支持部13dの延在端には、絶縁性のカム部13eが設けられている。カム部13eの上面は、略半球面に近い形状の面となっている。カム部13eは、樹脂材によって作られており、複数のコンタクト13を一体となしている。なお、実施例1のカム部13eでは、図2に示したように5本のコンタクト13がカム部13eを介して一体に連設されている。
第1接点部13aとカム部13eとの間の距離は、第1及び第2接点部13a,13c間の距離よりも大きくなっている。即ち、第1及び第2接点部13a,13c間の距離は、第1接点部13aとカム部13eとの間の距離よりも約2分の1程度短くなっている。
ハウジング15は、樹脂材によって成形された部品である。ハウジング15は、図1に示した断面で見ると中心軸線Xを中心として左右対称な形状となっている。ハウジング15は、相対向している一対の側壁部15aと、一対の側壁部15aの内面から延設されている一対の中間壁部15bと、一対の中間壁部15bの上面15cに対向するように延設されている一対の上壁部15dと、一対の中間壁部15bの下面15eから下方へ延設されている中間支持部15fとを有している。
一対の側壁部15aは、図2によって明らかなように、中心軸線Xを直交する方向に長い長板形状の部分である。一対の中間壁部15bは、中心軸線X方向の中間部分で一対の側壁部15aの内面から互いに中心軸線Xに近づく向きに延びている。一対の上壁部15dは、一対の側壁部15aの上端から互いに中心軸線Xに近づく向きに延びている。中間支持部15fは、中心軸線Xに沿って一対の中間壁部15bの下面15eから下方へ延びている。
中間支持部15fの下端は、一対の側壁部15aの下端よりも下方へ少し延びている。中間支持部15fの内部には、メモリカード21の先端部を収容するための溝形状の収容部15gが形成されている。中間支持部15fの下方端は底壁部15hによって閉塞されている。底壁部15hには、外面から突き出している突部15jが形成されている。
収容部15gは、一対の中間壁部15b間から中心軸線Xに沿って中間支持部15fの底壁部15hまでに形成されている。収容部15gの両側には、複数のコンタクト13を着脱可能に収容するコンタクト収容部15mが形成されている。コンタクト収容部15mには、複数のコンタクトが2列に配置されている。
一対の中間壁部15bの上面15cから中間支持部15fの内面には、中心軸線X方向へ近づく向きに傾斜している傾斜面15nが形成されている。傾斜面15nには、コンタクト13の第2支持部13dが対向するように位置している。
傾斜面15nには、互いに間隔をもって中心軸線Xを直交する方向に板状の複数の仕切壁部15pが形成されている。中間支持部15fには、中間支持部15fの底壁部15hの近傍に窓部15rが形成されている。
窓部15rは、中間支持部15fの底壁部15hの近傍にかつ複数の仕切壁部15p間の中間支持部15fに位置している。また、中心軸線Xを直交する複数の仕切壁部15p間には、コンタクト13が設けられている。コンタクト13の第1接点部13aは、収容部15gに対向して位置している。第2接点部13cは、中間支持部15fに形成されている窓部15rの外へ突き出し可能に位置している。
ハウジング15の中間壁部15bと上壁部15dとの間は、中心軸線Xを直交する方向で中間壁部15bと上壁部15dとの間でスライダ17がスライド自在となるようにガイド溝15sが形成されている。ガイド溝15sには、コンタクト13に設けられているカム部13eが位置している。カム部13eは、ガイド溝15sに挿入されるスライダ17のカム機構部18に係合することによってコンタクト13を移動させる操作が可能となる。
一対の側壁部15aの内面、中間壁部15b及び一対の側壁部15aの内面に対向している中間支持部15fの外面間は、相手側コネクタ31が嵌合する嵌合部15tとなっている。
相手側コネクタ31は、図3に示すように、絶縁性の相手ハウジング33と、相手ハウジング33に組み付けられている導電性の相手コンタクト35とを有している。
相手ハウジング33は、一対の相手側壁部33aと、一対の相手側壁部33aの下端を相互に接続している相手底壁部33bとを有している。
一対の相手側壁部33a及び相手底壁部33bによって囲まれて部分は、ハウジング15の中間支持部15fが嵌合する相手嵌合部33fとなっている。相手底壁部33bの内面には、コネクタ11と相手側コネクタ31とが嵌合した際にハウジング15の底壁部15hの突部15jを逃げる凹み部33jが形成されている。
相手コンタクト35は、相手底壁部33bに保持されている相手保持部35aと、相手保持部35aから相手側壁部33aの内面のそれぞれに沿って中心軸線X方向へのびている相手接触部35bと、相手保持部35aから相手ハウジング33の外へ延設されている相手端子部35cとを有している。
相手側壁部33a及び相手接触部35bは、ハウジング15の嵌合部15tへ挿入されることによってコネクタ11と相手側コネクタ31が相互に嵌合する。
相手側コネクタ31は、メインボード41上に搭載されて、相手端子部35cが半田によってメインボード41のメイン導体41aに接続される。
図4及び図5は、スライダ17を示している。なお、図4及び図5に示したスライダ17は、図1に示したスライダ17を反転した状態で示している。
図4及び図5をも参照して、スライダ17は、長板形状の板であり、スライダ17の幅方向の中央部分にかつ一端からもう一端側へ逃げ溝17aが形成されているカム機構部18と、カム機構部18のもう一端から長手方向へ延在している把持部19とを有している。
逃げ溝17aは、メモリカード21の板厚寸法とほぼ等しい幅方向の間隔をもっている。さらにスライダ17は、カム機構部18の一面にカム機構を有している。カム機構は、コンタクト13を操作する部分である。
カム機構は、逃げ溝17aの両側のそれぞれに位置している。カム機構は、カム機構部18の一端から把持部19側へ延びている第1クランク溝18aと、第1クランク溝18aから把持部19側へ延びている第2クランク溝18bと、第2クランク溝18bから逃げ溝17aへ傾斜するように延びている第3クランク溝18cと、第3クランク溝18cから逃げ溝17aへ開放されて把持部19側へ延びているクランクガイド部18dとを有している。
第1乃至第3クランク溝18a〜18c及びクランクガイド部18dは、これらが共通にもつ底面18gによって連設されている。第1クランク溝18aは、カム機構部18の一端からもう一端側へテーパー状に先細りとなるように形成されている部分である。
逃げ溝17a側の第1クランク溝18aにおける一方の縦壁は、底面18gからカム機構部18の一面へ、底面18gの幅よりも広くなるように傾斜している第1傾斜面18hとなっている。
第2クランク溝18bは、逃げ溝17aに対して平行となる溝であり、逃げ溝17a側の第2クランク溝18bにおける一方の縦壁は、底面18gからカム機構部18の一面へ、底面18gの幅よりも広くなるように傾斜している第2傾斜面18jとなっている。
第3クランク溝18cは、逃げ溝17a側の第3クランク溝18cにおける一方の縦壁が底面18gからカム機構部18の一面へ、底面18gの幅よりも広くなるように傾斜している第3傾斜面18mとなっている。クランクガイド部18dは、逃げ溝17a側に壁部がなく、カム機構部18の板厚面である内壁面18pと底面18gのみによって形成されている部分である。把持部19は、スライダ17を手の指によって把持して操作することが可能な板部分である。
以下、図6及び図7をも参照して、メモリカード21及び相手側コネクタ31をコネクタ11により接続する作業を説明する。
図1に示したメモリカード21の先端部は、コネクタ11に対し下向きにして中心軸線Xに沿って移動させる。さらに、メモリカード21の先端部は、ハウジング15の上壁部15d間からスライダ17の逃げ溝17aを通してハウジング15の中間支持部15fに形成されている収容部15g間へ挿入する。この際、コンタクト13の第1接点部13aは、収容部15gに挿入されたメモリカード21の両面に対向しており、メモリカード21の両面に設けられている導体部21aにわずかに接触している。
コンタクト13が図1に示した位置にあるときには、メモリカード21を無挿入力(ZIF)で挿入することができる。
なお、メモリカード21をハウジング15の収容部15gへ挿入する際には、図6に示したように、コンタクト13に設けたカム部13eをスライダ17の第1クランク溝18aに位置するようにしているが、スライダ17がハウジング15のガイド溝15sに挿入されていない状態であってもよい。
その後、コネクタ11は、相手側コネクタ31の相手嵌合部33fに嵌合部15tを嵌合する。この際、コンタクト13の第2接点部13cは、相手コンタクト35の相手接触部35bに僅かに接触するか、接触しない状態で嵌合しているので、相手側コネクタ31にコネクタ11を無挿入力で挿入して嵌合することができる。
さらに、コネクタ11と相手側コネクタ31とが嵌合した後、コンタクト13のカム部13eがスライダ17の第1クランク溝18aに位置している状態から、中心軸線Xを直交する方向である図2に示した矢印Y方向へスライダ17の把持部19を手の指によって持ち、ガイド溝15sへ順次挿入する操作を行なう。
このとき、コンタクト13のカム部13eは、スライダ17を操作することによって、第1クランク溝18aの第1傾斜面18h、第2クランク溝18bの第2傾斜面18j、第3クランク溝18cの第3傾斜面18mを摺接しながら押圧されて中心軸線Xへ近づく向きへ移動する。そして、カム部13eは、図7に示すように、クランクガイド部18dまでガイドされる。クランクガイド部18dでは、カム部13eがカム機構部18の板厚面である内壁面18pに当接した状態となる。
コンタクト13のカム部13eは、互いに近づく向きへ押圧され、メモリカード21の導体部21aと接触している第1接点部13aを支点としてコンタクト13が変位する。
したがって、作用点となる第2接点部13cは、ハウジング15に形成されている中間支持部15fの窓部15rから少し外へ突き出すことで押圧力が働き相手コンタクト35の相手接触部35bに接触する。
また、図7に示したコネクタ11と相手側コネクタ31との嵌合を解除するには、スライダ17を図2に示した矢印Yとは逆方向へ引き出すことによって、コンタクト13が図1に示した位置に戻る。この状態で、相手側コネクタ31からコネクタ11を取り外すことができ、また同様に、コネクタ11からメモリカード21を取り外すことができる。
なお、コンタクト13は、第1接点部13aと第2接点部13cとの間の距離よりも、第1接点部13aとカム部13eとの間の距離の方が大きく離れているので、第2接点部13cが相手コンタクト35の相手接触部35bに接触すると、小さな力で操作をしても梃子倍力により相手コンタクト35との接触力が大きくなる。
また、第1接点部13aとメモリカード21の導体部21aとの押圧力は、第2接点部13cが相手コンタクト35を押す反力によって接触力が大きくなる。
コンタクト13を操作する操作力は、1本あたりのコンタクト13の操作力が小さくなることで、スライダ17の第1乃至第3クランク溝18a、18b、18cによりコンタクト13を同時に動作させることが可能である。
本発明に係るコネクタは、通信装置などのシェルフにおいてプリント配線基板とバックパネルのような配線板をプラグ接続するコネクタとしての用途にも適用できる。
本発明に係るコネクタと、コネクタによって接続する第1接続対象物(メモリカード)及び第2接続対象物(相手側コネクタ)を示す断面図である(実施例1)。 図1に示した操作部材(スライダ)を除いたコネクタを示す斜視図である。 図1に示した第2接続対象物を示す斜視図である。 図1に示した操作部材を示す平面図である。 図4に示した操作部材の斜視図である。 図1に示したコネクタに第1接続対象物を接続し、第2接続対象物を嵌合する前の状態を示す断面図である。 図6に示したコネクタを第2接続対象物に嵌合した状態を示す断面図である。
符号の説明
11 コネクタ
13 コンタクト
13a 第1接点部
13b 第1支持部
13c 第2接点部
13d 第2支持部
13e カム部
15 ハウジング
15a 側壁部
15b 中間壁部
15f 中間支持部
15g 収容部
15h 底壁部
15m コンタクト収容部
15n 傾斜面
15p 仕切壁部
15t 嵌合部
15r 窓部
17 スライダ
17a 逃げ溝
18 カム機構部
18a 第1クランク溝
18b 第2クランク溝
18c 第3クランク溝
18d クランクガイド部
18g 底面
18h 第1傾斜面
18j 第2傾斜面
18m 第3傾斜面
19 把持部
21 メモリカード
31 相手側コネクタ
33 相手ハウジング
33b 相手底壁部
33f 相手嵌合部
35 相手コンタクト
41 メインボード
X 中心軸線

Claims (2)

  1. 第1接続対象物と第2接続対象物とを接続するコネクタにおいて、
    導電性のコンタクトと、該コンタクトを保持する絶縁性のハウジングと、前記コンタクトを操作するカム機構部とを有し、
    前記コンタクトは、前記第1接続対象物と接続する第1接点部と、前記第2接続対象物と接続する第2接点部と、前記カム機構部と係合する絶縁性のカム部とを有し、
    前記ハウジングは、前記コンタクトを収容するコンタクト収容部と、前記カム部が位置するガイド溝とを有し、
    前記コンタクトは、前記コンタクト収容部に着脱自在に保持されており、
    前記カム機構部は、前記コンタクトを操作するためのクランク溝を有し、
    前記コンタクトの一端側には、前記カム部が形成されており、
    前記コンタクトの他端側には、前記第1接点部及び前記第2接点部が形成されており、
    前記ガイド溝に、前記カム機構部の前記クランク溝を挿入することにより、前記クランク溝内に前記カム部挿入され、前記第1接点部が前記第1接続対象物と接触し、前記第1接点部を支点として前記第2接点部が前記第2接続対象物側へ移動して、前記第2接点部と前記第2接続対象物とが接触し、前記第2接点部が前記第2接続対象物を押す反力により、前記第1接点部と前記第1接続対象物との接触力が生じることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタにおいて、複数の前記コンタクトが前記カム部により一体化されていることを特徴とするコネクタ。
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