JP6536952B2 - 通信モジュール及び通信モジュール用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、通信モジュール及び通信モジュール用コネクタに関する。
サーバやネットワーク機器等のいわゆるIT(Information Technology)装置が備える基板は、一般に“マザーボード”と呼ばれており、このマザーボードには複数の通信モジュールが接続される。
ここで、IT装置等のさらなる高性能化、低消費電力化を実現するために、各通信モジュールをより小型化し、なるべく多くの通信モジュールをIT装置等の筐体パネル(フロントパネルやリヤパネル)上に搭載することが求められている。より具体的には、通信モジュールの幅を小さくし、所定サイズの筐体パネル上に複数の通信モジュールを高密度で搭載することが求められている。
通信モジュールの幅を小さくする方法の一つは、マザーボードと通信モジュールとを接続するコネクタが備える電極のピッチを狭くすることである。従来、雄型コネクタ(プラグコネクタ)及び雌型コネクタ(レセプタクルコネクタ)からなる2ピース構造コネクタであって、電極が狭ピッチで配置されている2ピース構造コネクタが知られている。
通信モジュールとマザーボードとの接続に2ピース構造コネクタを用いる場合、通信モジュール側にプラグコネクタが設けられ、マザーボード側にレセプタクルコネクタが設けられることが多い。また、通信モジュールにカードエッジタイプのコネクタが設けられることもある。カードエッジタイプのコネクタは、複数の電極を低コストで安定的に実現するのに適しているからである。しかし、カードエッジタイプのコネクタは精度が低く、電極の狭ピッチ化には不向きである。
特開2013−84577号公報
通信モジュールにプラグコネクタを設ける場合、通信モジュールが備える基板とプラグコネクタとを強固に、かつ、精度良く固定する必要がある。そこで従来は、図7,図8に示されるように、プラグコネクタ80に基板保持部81が設けられていた。尚、以下の説明では、IT装置等が備える基板と該基板に接続される通信モジュールが備える基板とを区別するために、前者を“マザーボード”と呼び、後者を“モジュール基板”と呼ぶ場合がある。
図7,図8(b)に示されるように、基板保持部81は平面視において略コ字形の外観を呈し、モジュール基板82の端部を取り囲んで該端部を保持する。しかし、プラグコネクタ80に基板保持部81を設けると、該基板保持部81の分だけプラグコネクタ80の幅(W)が大きくなる。具体的には、基板保持部81の幅(W)が左右合せて1〜2mm程度大きくなる。換言すれば、基板保持部81がモジュール基板82の両外側に張り出す。このため、プラグコネクタ80が設けられる通信モジュールの幅も必然的に大きくなり、通信モジュールの小型化や高密度実装の妨げになっていた。
本発明の目的は、通信モジュールのより一層の小型化を図り、通信モジュールの実装密度向上を実現することである。
本発明の通信モジュールは、レセプタクルコネクタに接続されるプラグコネクタを備える。前記プラグコネクタは、前記レセプタクルコネクタに設けられている挿入凹部に挿入される挿入凸部を有する。前記挿入凸部には、通信モジュールに内蔵されているモジュール基板の挿入端部が差し込まれる基板挿入部が形成されており、前記挿入端部が前記基板挿入部に挿入されており、前記プラグコネクタに形成されている第1電極と前記モジュール基板とが電気的に接続されている。
本発明の通信モジュール用コネクタは、プラグコネクタと、該プラグコネクタが接続されるレセプタクルコネクタと、から構成される。前記プラグコネクタは、挿入凸部を有し、前記レセプタクルコネクタは、前記挿入凸部が挿入される挿入凹部を有する。前記挿入凸部には、前記プラグコネクタが設けられる通信モジュールに内蔵されているモジュール基板の挿入端部が差し込まれる基板挿入部が形成されており、前記挿入端部が前記基板挿入部に挿入され、前記プラグコネクタに形成されている第1電極と前記モジュール基板とが電気的に接続される。
本発明によれば、通信モジュールがより一層小型化され、通信モジュールの実装密度向上が実現される。
(a)は通信モジュール及び通信モジュール用コネクタの一例を示す断面図であり、(b)は平面図である。 通信モジュールの内部構造の一例を示す斜視図である。 プラグコネクタとモジュール基板との接続構造の一例を示す拡大断面図(側方断面図)である。 プラグコネクタとレセプタクルコネクタとの接続状態を示す拡大断面図(側方断面図)である。 プラグコネクタとモジュール基板との接続構造の他の一例を示す拡大断面図(側方断面図)である。 プラグコネクタとモジュール基板との接続構造のさらに他の一例を示す斜視図である。 従来の通信モジュールの内部構造の一例を示す斜視図である。 (a)は従来の通信モジュール及び通信モジュール用コネクタの一例を示す断面図であり、(b)は平面図である。
以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。本実施形態に係る通信モジュールは、通信モジュール用コネクタを介してIT装置等が備えるマザーボードに接続される。本実施形態に係る通信モジュールをマザーボードに接続する通信モジュール用コネクタは、通信モジュールに設けられる雄型コネクタと、マザーボードに設けられる雌型コネクタと、から構成される2ピース構造コネクタである。以下の説明では、通信モジュールに設けられる雄型コネクタを“プラグコネクタ”と呼び、マザーボードに設けられる雌型コネクタを“レセプタクルコネクタ”と呼び、両者をまとめて“コネクタ”と呼ぶ場合がある。すなわち、本実施形態に係る通信モジュールは、マザーボードに設けられているレセプタクルコネクタに挿抜可能なプラグコネクタを備えており、これらプラグコネクタ及びレセプタクルコネクタを介して通信モジュールとマザーボードとが接続される。
上記のようにして通信モジュールが接続されるマザーボードには通信用半導体チップが実装されており、マザーボードに接続された通信モジュールは、マザーボードに形成されている電気配線を介して通信用半導体チップと接続される。また、マザーボード上には複数のレセプタクルコネクタが配置されており、それぞれのレセプタクルコネクタを介して複数の通信モジュールが通信用半導体チップと接続される。
図1に示されるように、本実施形態に係る通信モジュール1が備えるプラグコネクタ10は挿入凸部11を有する。一方、マザーボード100に設けられるレセプタクルコネクタ30は挿入凹部31を有する。プラグコネクタ10の挿入凸部11は、図1(a)中の矢印a方向(挿入方向)に沿ってレセプタクルコネクタ30の挿入凹部31に挿入される一方、矢印b方向(抜去方向)に沿ってレセプタクルコネクタ30の挿入凹部31から引き抜かれる。プラグコネクタ10の挿入凸部11がレセプタクルコネクタ30の挿入凹部31に挿入されると、両者に設けられている電極同士が互いに接触する。これにより、通信モジュール1とマザーボード100とがコネクタ2を介して電気的に接続され、通信モジュール1とマザーボード100に実装されている通信用半導体チップとの間での信号の送受信(入出力)が可能となる。
図2に示されるように、通信モジュール1は、光ファイバ(ファイバリボン)3の一端側が引き入れられた筐体4と該筐体4に収容されたモジュール基板5とを有し、モジュール基板5には光電変換部6が設けられている。尚、筐体4は、図示されている下側ケース4aと不図示の上側ケースとから構成されている。下側ケース4aと上側ケースとは互いに突き合わされてモジュール基板5を収容可能な空間を備える筐体4を構成する。
また、図示は省略するが、光電変換部6は、発光素子及び該発光素子を駆動する駆動用ICと、受光素子及び該受光素子から出力される信号を増幅する増幅用ICと、を少なくとも含む。また、モジュール基板5には、発光素子及び受光素子と光ファイバ3とを光結合させるレンズブロックも設けられている。筐体4内に引き入れられた光ファイバ3の一端は、MT(Mechanically Transferable)コネクタを介してレンズブロックに接続(光接続)される。具体的には、レンズブロックの突き当て面にMTコネクタの先端面が突き当てられる。さらに、レンズブロックの突き当て面からは一対のガイドピンが突出しており、このガイドピンがMTコネクタの先端面に形成されているガイド穴に挿入される。尚、本実施形態では、発光素子にVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)が用いられ、受光素子にPD(Photodiode)が用いられている。もっとも、発光素子及び受光素子は、特定の発光素子や受光素子に限定されない。また、筐体4の後端には、プラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ30(図1)から引き抜く際に摘ままれるプルタブ7が取り付けられている。
再び図1を参照すると、プラグコネクタ10の挿入凸部11は平板状であって、挿入凸部11の背後にはフランジ部14が一体に設けられている。換言すれば、挿入凸部11は、フランジ部14の前面から突出している。図1(b)に示されるように、挿入凸部11及びフランジ部14の幅(W1)は、モジュール基板5の最大幅(W2)と同一である。換言すれば、プラグコネクタ10の幅(W1)は、モジュール基板5の最大幅(W2)と同一である。すなわち、プラグコネクタ10はモジュール基板5の両外側に張り出しておらず、プラグコネクタ10の両側面は、モジュール基板5の両側面と面一又は略面一である。
図3に示されるように、モジュール基板5の一部はプラグコネクタ10の内側に差し込まれている。具体的には、プラグコネクタ10の内側には、フランジ部14の背面14bにおいて開口する基板挿入部15が形成されている。この基板挿入部15の形状は、モジュール基板5の端部の形状と一致しており、モジュール基板5の端部が基板挿入部15に差し込まれている。より具体的には、図1(b)に示されるように、モジュール基板5の長手方向一方の端部には、他の部分に比べて幅が僅かに狭い挿入端部5aが形成されており、この挿入端部5aが基板挿入部15(図3)に差し込まれている。換言すれば、モジュール基板5の端部のうち、基板挿入部15(図3)に差し込まれている部分が挿入端部5aである。また、図1(b)に示されているモジュール基板5の最大幅(W2)は、挿入端部5a以外の部分のモジュール基板5の幅である。もっとも、図3に示されるように、モジュール基板5(挿入端部5a)の先端面5bは、基板挿入部15の底面15aに当接してはいない。
すなわち、挿入端部5aの全長(L1)の一部がフランジ部14を越えて挿入凸部11の内側にまで差し込まれている。本実施形態における、挿入凸部11に対する挿入端部5aの差込み長(L2)は、挿入凸部11の全長(L3)の約1/2である。
ここで、プラグコネクタ10は射出成形法によって製造されており、基板挿入部15は高い寸法精度を有している。よって、基板挿入部15に差し込まれたモジュール基板5(挿入端部5a)は、強固に、かつ、精度良くプラグコネクタ10に固定されている。
図1に示されるように、挿入凸部11の外面には、複数の第1電極が設けられている。具体的には、図3に示されるように、挿入凸部11の上面には複数の上側第1電極16が設けられており、挿入凸部11の下面には複数の下側第1電極17が設けられている。図1(b)に示されるように、上側第1電極16は、挿入凸部11の幅方向に沿って所定ピッチ(本実施形態では0.5mmピッチ)で並んでいる。図1(b)には現れていないが、下側第1電極17(図3)も挿入凸部11の幅方向に沿って上側第1電極16と同ピッチで並んでいる。
図3に示されるように、上側第1電極16及び下側第1電極17は短冊状であって、フランジ部14を貫通してプラグコネクタ10の挿抜方向に延びている。上側第1電極16及び下側第1電極17の一端側(先端側)はフランジ部14の前面14aから突出して挿入凸部11の先端と略同じ位置にまで達しており、上側第1電極16及び下側第1電極17の他端側(後端側)は、フランジ部14の背面14bから突出している。上側第1電極16の後端側と下側第1電極17の後端側とは互いに対向しており、モジュール基板5の挿入端部5aは、対向する上側第1電極16の後端側と下側第1電極17の後端側との間を通って基板挿入部15に差し込まれている。換言すれば、上側第1電極16と下側第1電極17とは、モジュール基板5を挟んで対向している。上側第1電極16の後端側は、モジュール基板5の表面に形成されている不図示の電極パッドに半田付けされ、下側第1電極17の後端側は、モジュール基板5の裏面に形成されている不図示の電極パッドに半田付けされている。尚、それぞれの上側第1電極16は、挿入凸部11の上面に形成された溝に部分的に嵌め込まれて位置決めされており、それぞれの下側第1電極17は、挿入凸部11の下面に形成された溝に部分的に嵌め込まれて位置決めされている。
図1(a)に示されるように、レセプタクルコネクタ30には複数の第2電極が内蔵されている。具体的には、図4に示されるように、レセプタクルコネクタ30には複数対の上側第2電極32及び下側第2電極33が内蔵されており、それぞれの上側第2電極32の一部(接点部32a)は挿入凹部31の内面(上面)において露出しており、それぞれの下側第2電極33の一部(接点部33a)は、挿入凹部31の他の内面(下面)において露出している。
プラグコネクタ10の挿入凸部11がレセプタクルコネクタ30の挿入凹部31に挿入されると、プラグコネクタ10に設けられている上側第1電極16の先端側がレセプタクルコネクタ30に内蔵されている上側第2電極32の接点部32aに接触して電気的に導通する。同時に、プラグコネクタ10に設けられている下側第1電極17の先端側がレセプタクルコネクタ30に内蔵されている下側第2電極33の接点部33aに接触して電気的に導通する。尚、レセプタクルコネクタ30に内蔵されている上側第2電極32及び下側第2電極33は図4に示されるように屈曲しており、弾性が付与されている。よって、レセプタクルコネクタ30の上側第2電極32は、自己の弾性復元力によって、プラグコネクタ10の上側第1電極16に圧接している。また、レセプタクルコネクタ30の下側第2電極33は、自己の弾性復元力によって、プラグコネクタ10の下側第1電極17に圧接している。
プラグコネクタ10の挿入凸部11がレセプタクルコネクタ30の挿入凹部31に挿入されると、モジュール基板5の挿入端部5aの少なくとも一部がレセプタクルコネクタ30の挿入凹部31に挿入される。図4に示されるように、挿入凸部11は、フランジ部14の前面14aがレセプタクルコネクタ30の前面30aに突き当たるまで挿入凹部31に挿入される。すなわち、挿入凹部31に対する挿入凸部11の挿入長(嵌合長)は、図3に示されている挿入凸部11の全長(L3)と等しい。一方、挿入凸部11に対するモジュール基板5の差込み長(L2)が挿入凸部11の全長(L3)の約1/2であることは既述の通りである。よって、図4に示されるように挿入凸部11が挿入凹部31に挿入されると、挿入端部5aのうち、挿入凸部11の全長(L3)の約1/2に相当する部分が挿入凹部31に挿入される。
上記のように、プラグコネクタ10がレセプタクルコネクタ30に接続されると、プラグコネクタ10及びこれに差し込まれているモジュール基板5の一部の双方がレセプタクルコネクタ30の挿入凹部31に挿入されて保持される。
以上のように、本実施形態では、モジュール基板5の一部がプラグコネクタ10に設けられた基板挿入部15に差し込まれることによって、図7,図8に示されている基板保持部81又はこれに相当する部材がなくとも、モジュール基板5とプラグコネクタ10とが強固に、かつ、精度良く固定されている。よって、プラグコネクタ10の幅が従来よりも小さくなっており、プラグコネクタ10が設けられている通信モジュール1の幅も従来よりも小さくなっている。すなわち、通信モジュール1が小型化され、通信モジュール1をこれまで以上に高密度実装することが可能となっている。さらに、プラグコネクタ10がレセプタクルコネクタ30に接続されると、プラグコネクタ10の挿入凸部11の全部及びモジュール基板5の一部がレセプタクルコネクタ30の挿入凹部31に同時に挿入され、一体的に保持される。
本実施形態では、2ピース構造コネクタのプラグコネクタ10(雄型コネクタ)のモジュール基板5への取付構造において、モジュール基板5の端部の一部(挿入端部5a)をプラグコネクタ10の凹部である基板挿入部15に差し込むことによって、モジュール基板5に対しプラグコネクタ10を固定している。過言すれば、モジュール基板5の挿入端部5aとプラグコネクタ10の基板挿入部15との間には、接着剤等は用いていない。これにより、製造工数の削減になる。なお、接着剤等を用いる場合は、より強固に、モジュール基板5の挿入端部5aとプラグコネクタ10の基板挿入部15とを固定することができる。
本実施形態では、2ピース構造コネクタのプラグコネクタ10(雄型コネクタ)のモジュール基板5への取付構造において、モジュール基板5の端部の一部(挿入端部5a)の先端面5bをプラグコネクタ10の凹部である基板挿入部15の底面15aに当接しない状態で差し込むことによって、モジュール基板5に対しプラグコネクタ10を固定している。過言すれば、モジュール基板5の端部の一部(挿入端部5a)の先端面5bをより深くプラグコネクタ10の基板挿入部15に差し込まなくても、モジュール基板5に対しプラグコネクタ10を固定することができるという意味である。これにより、例えば、たとえモジュール基板5の挿入端部5aの短くなっても対応することができる。また、モジュール基板5の挿入端部5aの破損防止にも繋がる。
本実施形態では、2ピース構造コネクタのレセプタクルコネクタ30(雌型コネクタ)は、複数対の上側第2電極32及び下側第2電極33が内蔵されているが、その側方断面視(例えば、図4)において、上側の接点部32aと下側の接点部33aとを結ぶ直線は、挿抜方向(矢印a方向及び矢印b方向)に対し垂直に交わるように設計されている。これにより、複数対の接点部が効果的にプラグコネクタ10の挿入凸部11を保持することができる。
本実施形態では、2ピース構造コネクタのレセプタクルコネクタ30(雌型コネクタ)は、複数対の上側第2電極32及び下側第2電極33が内蔵されているが、その側方断面視(例えば、図4)において、上側第2電極32を最終的に鋭角に曲げることにより、上側第2電極32の一部である接点部32aを挿入凹部31の内面に露出させ、一方、下側第2電極33を最終的に鈍角に曲げることにより、下側第2電極33の一部である接点部33aを挿入凹部31の内面に露出させる。これにより、レセプタクルコネクタ30の小型化が可能となる。より詳しくは、図1で言えば、挿抜方向(矢印a方向及び矢印b方向)に小さくすることができる。
本実施形態の変形例1では、2ピース構造コネクタのプラグコネクタ10(雄型コネクタ)のモジュール基板5への取付構造において、モジュール基板5の端部の一部(挿入端部5a)とプラグコネクタ10の凹部である基板挿入部15との間に接着剤等を介在させ、かつ、モジュール基板5の挿入端部5aをプラグコネクタ10の基板挿入部15に差し込むことによって、モジュール基板5に対しプラグコネクタ10を固定している。過言すれば、この変形例1では、モジュール基板5の挿入端部5aをプラグコネクタ10の基板挿入部15に差し込んだだけ(接着剤等を介在させていない状態)では、モジュール基板5に対しプラグコネクタ10を固定されてない。この変形例1のメリットは、モジュール基板5の挿入端部5a又は/及びプラグコネクタ10の基板挿入部15を精度よく作らなくてもいいところにある。さらに、仮に経時変化により樹脂成形したプラグコネクタの基板挿入部15が広がる方向に変形しても、モジュール基板5に対しプラグコネクタ10を固定することができる。
また、本実施形態の変形例2では、2ピース構造コネクタのプラグコネクタ10(雄型コネクタ)のモジュール基板5への取付構造において、モジュール基板5の端部の一部(挿入端部5a)とプラグコネクタ10の挿入凸部11にある凹部である基板挿入部15に差し込み、かつ、プラグコネクタ10の挿入凸部11とモジュール基板の挿入端部5aとをビス等の固定部材によって固定することによって、モジュール基板5に対しプラグコネクタ10を固定している。この変形例2のメリットは、モジュール基板5の挿入端部5a又は/及びプラグコネクタ10の基板挿入部15を精度よく作らなくてもいいところにある。さらに、仮に経時変化により樹脂成形したプラグコネクタの基板挿入部15が広がる方向に変形しても、モジュール基板5に対しプラグコネクタ10を固定することができる。なお、この変形例2に、変形例1の技術思想を加えても良い。つまり、モジュール基板5の挿入端部5aとプラグコネクタ10の基板挿入部15との間に接着剤等を介在させて良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、プラグコネクタに対するモジュール基板の差込み長は、両者が従来と同等以上に強固に固定されることを条件として任意に変更することができる。具体的には、図3に示される差込み長(L2)は任意に変更することができる。一例としては、図5に示されるように、モジュール基板5の挿入端部5aは、その先端面5bが基板挿入部15の底面15aに当接するまで基板挿入部15に差し込んでもよい。この場合、挿入凸部11に対する挿入端部5aの差込み長(L2)は、挿入凸部11の全長(L3)と略同一となる。また、この場合、上側第1電極16と上側第2電極32の接点並びに下側第1電極17と下側第2電極33との接点よりも奥まで挿入端部5aが差し込まれる。この結果、上下の電極間にモジュール基板5が介在し、クロストークが低減される。より具体的には、上下の電極間に、モジュール基板5に内在する不図示のグランド面(グランド層)が介在し、上下の電極間におけるクロストークが低減される。
プラグコネクタ10に設けられる電極及びレセプタクルコネクタ30に設けられる電極のピッチは0.5mmに限定されるものではない。もっとも、通信モジュール1の高密度実装を実現する観点からは、電極ピッチが0.7mm以下であることが好ましい。また、プラグコネクタの幅は、モジュール基板の幅と同一でなくともよく、モジュール基板の幅よりも狭くともよい。例えば、図6に示されるように、プラグコネクタ10の幅(W1)は、該プラグコネクタ10に差し込まれているモジュール基板5の一部以外の部分の幅、つまりモジュール基板5の最大幅(W2)よりも狭くともよい。
また、フランジ部14の厚みを十分に確保できるのであれば、プラグコネクタ10に形成される基板挿入部15の深さは、挿入凸部11が挿入凹部31に挿入されたときに、挿入端部5aが挿入凹部31に挿入されない程度の深さにしてもよい。
本発明は、光通信用の通信モジュール及び通信モジュール用コネクタのみでなく、電気通信用の通信モジュール及び通信モジュール用コネクタにも適用することができる。例えば、図1等に示されている光ファイバ3は、メタル線に変更されることもある。
通信モジュールに、レセプタクルコネクタ又はその近傍に設けられている係止部に係合する爪や突起等が設けられる実施形態もある。この場合、図2に示されているプルタブ7が爪や突起を動かして係止部に対する係合を解除させる操作部を兼ねる場合もある。
1 通信モジュール
2 コネクタ
3 光ファイバ
4 筐体
5,82 モジュール基板
5a 挿入端部
5b 先端面
6 光電変換部
10,80 プラグコネクタ
11 挿入凸部
14 フランジ部
15 基板挿入部
16 上側第1電極
17 下側第1電極
30 レセプタクルコネクタ
31 挿入凹部
32 上側第2電極
32a,33a 接点部
33 下側第2電極
81 基板保持部
100 マザーボード

Claims (10)

  1. レセプタクルコネクタに接続されるプラグコネクタを備える通信モジュールであって、
    前記プラグコネクタは、前記レセプタクルコネクタに設けられている挿入凹部に挿入される挿入凸部を有し、
    前記挿入凸部には、前記通信モジュールに内蔵されているモジュール基板の挿入端部が差し込まれる基板挿入部が形成されており、
    前記挿入端部は、前記基板挿入部に挿入されることで、前記挿入端部が前記基板挿入部の内面と面接触することにより固定されており
    前記挿入凸部が前記挿入凹部に挿入されると、前記基板挿入部に差し込まれている前記挿入端部の少なくとも一部も前記挿入凹部に挿入され、
    前記プラグコネクタに形成されている第1電極と前記モジュール基板とが電気的に接続されている、通信モジュール。
  2. 請求項1に記載の通信モジュールであって、
    前記挿入凸部が前記挿入凹部に挿入されると、前記プラグコネクタに形成されている第1電極と前記レセプタクルコネクタに形成されている第2電極とが電気的に接続される、通信モジュール。
  3. 請求項に記載の通信モジュールであって、
    前記挿入凸部が前記挿入凹部に挿入されると、前記挿入端部が前記第1電極と前記第2電極との接点よりも奥まで前記挿入凹部に挿入される、通信モジュール。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の通信モジュールであって、
    前記プラグコネクタの幅が前記モジュール基板の最大幅と同一又はそれよりも狭い、通信モジュール。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の通信モジュールであって、
    前記第1電極のピッチが0.7mm以下である、通信モジュール。
  6. プラグコネクタと、該プラグコネクタが接続されるレセプタクルコネクタと、から構成される通信モジュール用コネクタであって、
    前記プラグコネクタは、挿入凸部を有し、
    前記レセプタクルコネクタは、前記挿入凸部が挿入される挿入凹部を有し
    前記挿入凸部には、前記プラグコネクタが設けられる通信モジュールに内蔵されているモジュール基板の挿入端部が差し込まれる基板挿入部が形成されており、
    前記挿入端部は、前記基板挿入部に挿入されることで、前記挿入端部が前記基板挿入部の内面と面接触することによって固定され
    前記挿入凸部が前記挿入凹部に挿入されると、前記基板挿入部に差し込まれている前記挿入端部の少なくとも一部も前記挿入凹部に挿入され、
    前記プラグコネクタに形成されている第1電極と前記モジュール基板とが電気的に接続される、通信モジュール用コネクタ。
  7. 請求項に記載の通信モジュール用コネクタであって、
    前記挿入凸部が前記挿入凹部に挿入されると、前記プラグコネクタに形成されている第1電極と前記レセプタクルコネクタに形成されている第2電極とが電気的に接続される、通信モジュール用コネクタ。
  8. 請求項に記載の通信モジュール用コネクタであって、
    前記挿入凸部が前記挿入凹部に挿入されると、前記挿入端部が前記第1電極と前記第2電極との接点よりも奥まで前記挿入凹部に挿入される、通信モジュール用コネクタ。
  9. 請求項のいずれか1項に記載の通信モジュール用コネクタであって、
    前記プラグコネクタの幅が前記モジュール基板の最大幅と同一又はそれよりも狭い、通信モジュール用コネクタ。
  10. 請求項のいずれか1項に記載の通信モジュール用コネクタであって、
    前記第1電極のピッチが0.7mm以下である、通信モジュール用コネクタ。
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