JP4349949B2 - コルゲートフィンの圧下装置 - Google Patents

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Description

この発明は、連続してコルゲート成形されるコルゲートフィンに対して局部的に薄肉部を形成するコルゲートフィンの圧下装置に関する。
コルゲートフィン(以下、適宜にフィンという)は、アルミ等の板材を波形に成形した冷却用部材であり、車両等に搭載されるラジエータや空調装置の熱交換器に使用されている。
図6は、一般的なコルゲートフィンの製造工程を示す全体構成図である。ロール2から繰り出される帯状の板材1は、その上下方向に配置された成形ロール3A,3B間を通過することにより屈曲した頂部6aが交互に形成され(コルゲート成形)、送り出しロール4A,4Bによってピッチ詰め工程に送り出される。次いで、ピッチ詰め工程でピッチ詰めロール5とコルゲート成形により形成された頂部を接触させることにより抵抗を与えて長さ方向に圧縮して所定のフィンピッチとする。その後、切断装置7の位置まで送って所定の長さで切断することにより、所定長さのフィン6が出来上がる。
従来の切断装置としては、移動切断刃にリンク部材の一端を連結するとともに、このリンク部材の他端を駆動モータで回転される回転部材に連結して、前記駆動モータにより回転部材を同一方向に連続的に回転することにより、移動切断刃を往復動させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、並設したウォームを回転することによりフィン材を搬送して、フィン材が所定の山数分だけ搬送されたところで両ウォームを停止するとともに、可動刃によりフィン材を切断するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−309620号公報 特開平5−23912号公報
従来の切断装置においては、切断刃を往復動させるため機構やウォームを回転させるための機構が必要となるために装置構造が複雑になり、とくにコルゲートフィンを2列以上の多列成型するような場合には、ある程度の設置スペースが必要となる。またコルゲートフィンの流れを止めることなく切断するためには、複雑な機構を備えた装置が必要になる。
この発明の目的は、切断装置を用いることなしにフィンの切断を可能とするコルゲートフィンの圧下装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、直径方向に移動自在に支持された圧下ブロックを有する圧下ブロック保持ロールと、この圧下ブロック保持ロールと対向配置された圧下ロールとを備え、前記圧下ブロック保持ロールと圧下ロールとの間を通過するコルゲートフィンに薄肉部を形成するコルゲートフィンの圧下装置であって、前記圧下ブロック保持ロールは前記圧下ブロックを直径方向に移動自在に支持する保持ロールと、前記圧下ブロックと係合するカム状の溝が形成されて前記圧下ブロックを前記圧下ロール側に押し出す溝カムと、前記圧下ブロック保持ロール及び前記溝カムを同軸で支持する保持ロール駆動軸とを備え、前記圧下ロールは前記コルゲートフィンの各頂部と係合する複数の山部が円周方向に沿って形成されるとともに、この山部を挟んで両側に形成された一対の突き当てロールを備え、前記保持ロールに支持された前記圧下ブロックを前記溝カムにより前記圧下ロール側に押し出すことにより、前記圧下ブロックと前記圧下ロールの山部とを前記コルゲートフィンを挟んで互いに圧接して、前記圧下ロールの山部と係合した前記コルゲートフィンの頂部に薄肉部を形成し、前記圧下ロールに形成された前記山部の上面と前記突き当てロールとの間に前記上面が低くなるように段差を設け、所定の圧下位置において前記溝カムの凸部により前記圧下ブロックが前記圧下ロール側に押し出されたときに、前記圧下ブロックの底面両側部と前記圧下ロールの突き当てロールとが当接し、前記圧下ブロックの底面中央部と前記圧下ロールの山部との間に前記段差分の隙間が形成されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記保持ロールを回転駆動することにより、前記圧下ブロックを前記溝カムの溝に沿って回動させ、所定の圧下位置において前記溝カムに形成された凸部により前記圧下ブロックを前記圧下ロール側に押し出して、前記圧下ブロックと前記圧下ロールの山部とを前記コルゲートフィンを挟んで互いに圧接することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項において、前記圧下ブロックの底面中央部と前記圧下ロールの山部とを前記コルゲートフィンを挟んで互いに圧接したときに、前記段差の隙間が前記コルゲートフィンの頂部に形成する薄肉部の肉厚となることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は3において、前記段差の隙間を前記コルゲートフィンの肉厚に対し10〜50%の範囲とすることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は3において、前記段差の隙間を0.01mm〜0.03mmとすることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至において、前記圧下ロールに形成された歯数をn山、前記コルゲートフィンの切断山数をm山としたときに、前記圧下ロールが(m/n)×360°回転する間に前記圧下ブロックを360°回転させることにより、前記コルゲートフィンのn山目に薄肉部を形成することを特徴とする。
本発明においては、圧下ブロックと圧下ロールの山部との間でコルゲートフィンの頂部を圧接して薄肉部を形成するようにしたため、後段のピッチ詰め工程でコルゲートフィンが長さ方向に圧縮されたときに、前記薄肉部が破断してコルゲートフィンが切断される。したがって、切断刃を備えた切断装置を用いることなしにコルゲートフィンを切断することが可能となる。
また本発明によれば、切断刃を往復動させるため機構やウォームを回転させるための機構が不要となるために装置構造が簡単であり、コルゲートフィンを2列以上の多列成型するような場合でも、ラインから大きくはみ出すような設置スペースは不要となる。さらに、コルゲートフィンは後段のピッチ詰め工程で自然に切断されるため、成形ラインの流れを止めることなく切断するための複雑な機構も不要となる。したがって、設備の簡素化を図ることができる。
以下、本発明に係わるコルゲートフィン圧下装置の実施例について説明する。
以下、本実施例に係わるコルゲートフィン圧下装置について説明する。本実施例に示すコルゲートフィン圧下装置10は、図6に示す送り出しロール4A,4Bの手前(成形ロール3A,3Bと送り出しロール4A,4Bとの間)に配置されるものである。
図1は、本実施例に係わるコルゲートフィン圧下装置10の全体構成図。図2は、駆動部を含めたコルゲートフィン圧下装置10の側面図。図3は、図2のA−A断面図である。
コルゲートフィン圧下装置10は、図1に示すように、圧下ブロック保持ロール11と、圧下ロール12とから構成されている。
圧下ブロック保持ロール11は、圧下ブロック101と、この圧下ブロック101を直径方向に移動自在に支持する一対の保持ロール102,103と、圧下ブロック101と連結された回転駒116と係合する溝104aが形成された溝カム104と、保持ロール102,103及び溝カム104を同軸で支持する保持ロール駆動軸105とを備えて構成されている。また、図示していないが、コルゲートフィンはガイド部材によりライン上の所定位置を搬送されるように構成されている。
圧下ロール12は、図示しないコルゲートフィンの各頂部と係合する複数の山部121が円周方向に沿って形成されるとともに、この山部121を挟んで両側に突き当てロール122,123が形成されている。これら各部は圧下ロール駆動軸124で同軸に連結支持されている。本実施例における圧下ロール12は、山部121と突き当てロール122,123とを一体化した構造(一体成形品)となっているが、それぞれ別部品として製作した部品を接合したものであってもよい。
次に、圧下ブロック保持ロール11と圧下ロール12のそれぞれの駆動機構について、図2を参照しながら説明する。
圧下ブロック保持ロール11を回転駆動する駆動部20は、歯車21,22及びサーボモータ23(図示しない電源回路等を含む)を備えて構成されている。歯車21は、保持ロール103と連結されるとともに、この保持ロール103とともに保持ロール駆動軸105に対して回動自在となるように同軸で支持されている。また歯車21は歯車22を介してサーボモータ23と連結されている。サーボモータ23の回転は歯車21,22を介して保持ロール103に伝達され、圧下ブロック101とともに保持ロール102,103を回転駆動する。
圧下ロール12は、前工程の成形ロール3A,3B(図6)と図示しないベルト(又はチェーン)等により連結されており、成形ロール3A,3Bと同じ回転速度で同期回転するように構成されている。
圧下ブロック保持ロール11と圧下ロール12は、それぞれ独立して駆動される。圧下ブロック保持ロール11は、圧下ロール12の回転角度に合わせて所定のタイミングで駆動される。なお、各ロールの回転角度とコルゲートフィンの切断山数との関係については後述する。
次に、圧下ブロック保持ロール11の構成を図1,図3とともに詳細に説明する。このうち、図3では構造を分かりやすくするため、断面のハッチングを省略している。
保持ロール102,103には、圧下ブロック101を直径方向に移動させるための長孔102a,103aが形成されている。また圧下ブロック101の両側面には軸111,112が設けられ、保持ロール102,103の長孔102a,103aとそれぞれ係合している。
圧下ブロック101は、軸111,112が保持ロール102,103の長孔102a,103aとそれぞれ係合して、保持ロール102,103間に支持されるとともに、圧下ブロック101の軸111,112が保持ロール102,103の長孔102a,103a内を移動するように構成されている。
また、圧下ブロック101は、圧下ロール12の突き当てロール122,123と当接する底面113が断面略U字形状に形成されるとともに、上部114は側面略L字形状に形成されている。この側面略L字形状に形成された上部114には軸115が設けられ、その先端には溝カム104の溝104aと係合する回転駒116が取り付けられている。この回転駒116は、圧下ブロック101本体又は軸115のいずれかに対して回動自在となるように支持されている。
溝カム104は、保持ロール駆動軸105と同軸で連結支持されている。この保持ロール駆動軸105は図示しない支持装置に固定支持され、圧下ブロック保持ロール11の回転と連動して回転しないように構成されている。
また、溝カム104には、回転駒116と係合するカム状の溝104aが形成されている。この溝104aには、圧下ロール12側に突出した凸部104bが設けられている。この溝104aと係合する回転駒116は、保持ロール102,103の回転とともに溝104aに沿って溝カム104内を回動する。そして、溝104aの凸部104bに達したときに、圧下ブロック101が圧下ロール12側に押し出されるように構成されている。すなわち、図3に示すように、圧下ブロック101の回転駒116が回動して溝104aの凸部104bに達すると、回転駒116は溝104aの凸部104bにより下方に押され、この回転駒116と連動する圧下ブロック101が圧下ロール12側に押し出される。このため、圧下位置Aにおいて、圧下ブロック101の底面113がコルゲートフィン6を挟んで圧下ロール12の山部121と互いに圧接される。
次に、圧下ブロック101と圧下ロール12とのクリアランスについて説明する。図4は、図3の矢視Bに対応する圧下位置Aの部分拡大図である。
図4に示すように、圧下ロール12に形成された山部121の上面121aと、突き当てロール122,123との間には、山部121の上面121aが低くなるように段差gが設けられている。
これによると、圧下位置Aで圧下ロール12側に押し出された圧下ブロック101は、底面113の両側部113a(以下、底面両側部113aという)と圧下ロール12の突き当てロール122,123とが当接し、また底面113の中央部113b(以下、底面中央部113b)と圧下ロール12の山部121との間には段差g分の隙間が形成される。したがって、圧下ブロック101と圧下ロール12との間をコルゲートフィン6が搬送されると、圧下ロール12の山部121と係合したコルゲートフィン6の頂部6a(図4の破線部分に相当する)は、圧下位置Aにおいて段差gの隙間と同じ肉厚となるまで圧縮され、頂部6aには段差gと同じ肉厚の薄肉部が形成される。このように、圧下ブロック101と圧下ロール101との間に段差gの隙間を設けることにより、板材を完全に切断することなく、必要最小限の肉厚を残して材料を圧下することができる。
圧下ブロック101により形成される薄肉部6bの肉厚は0.01mm〜0.03mmとすることが望ましく、元の板厚に対する薄肉部6bの肉厚の割合としては、およそ10〜50%とすることが望ましい(ただし、同じ板厚でも使用する材料により異なる)。この様な肉厚とすることにより、後段のピッチ詰め工程(4A,4B)においてフィンを確実に破断させることができる。
次に、上記のように構成されたコルゲートフィン圧下装置10の動作について説明する。
図3において、圧下ブロック保持ロール11を反時計回りに、また圧下ロール12を時計回りにそれぞれ回転駆動しながら、成形ロール3A,3B(図6)でコルゲート成形されたコルゲートフィン6を、圧下ブロック保持ロール11と圧下ロール12との間に搬送する。
コルゲートフィン6の各頂部6aは、圧下ロール12の山部121と係合しながら、圧下ロール12の回転とともに矢印方向の下流側に搬送される。一方、圧下ブロック保持ロール11の保持ロール102,103が回転すると、圧下ブロック101の回転駒116は溝104aに沿って溝カム104内を回動する。そして、圧下ブロック101が溝104aの凸部104bに達すると、回転駒116は溝104aの凸部104bにより下方に押され、この回転駒116と連動する圧下ブロック101は圧下ロール12側に押し出される。これによって、圧下位置Aでは、圧下ブロック101の底面113がコルゲートフィン6を挟んで圧下ロール12の山部121と互いに圧接されることになる。そして、圧下ロール12の山部121と係合したコルゲートフィン6の頂部6aは、圧下位置Aにおいて図4に示した段差gの隙間と同じ肉厚となるまで圧縮され、頂部6aには段差gと同じ肉厚の薄肉部が形成される。図5は、コルゲートフィン6の側面図である。圧下ブロック101により圧下された頂部6aの裏側には、断面略V字形状の薄肉部6bが形成されている。
さらに、薄肉部6bが形成されたコルゲートフィン6がピッチ詰めロール5(図6)に達すると、コルゲートフィン6は長さ方向に圧縮されるため、薄肉部6bの部分が破断して、コルゲートフィン6は切断されることになる。
以上説明したように、本実施例に係わるコルゲートフィン圧下装置10によれば、コルゲートフィン6の所定箇所に薄肉部6aを形成し、ピッチ詰め工程において薄肉部6aを破断させるようにしたので、切断刃を備えた切断装置を用いることなしにコルゲートフィン6を切断することが可能となる。
また、本実施例のコルゲートフィン圧下装置10では、切断刃を往復動させるため機構やウォームを回転させるための機構が不要となるために装置構造が簡単であり、コルゲートフィンを2列以上の多列成型するような場合でも、ラインから大きくはみ出すような設置スペースは不要となる。さらに、コルゲートフィンは送り出しロール4A,4Bの位置で自然に切断されるため、成形ラインの流れを止めることなく切断するための複雑な機構も不要となる。以上のことから、設備の簡素化を図ることができる。
次に、各ロールの回転数とコルゲートフィンの切断山数について説明する。
図3において、圧下ロール12の歯数をn山、コルゲートフィン6の切断山数をm山とすると、圧下ロール12が(m/n)×360°(度)回転したときにコルゲートフィン6はm山送り出される。よって、圧下ロール12が(m/n)×360°回転する間に圧下ブロック101が360°回転すれば、コルゲートフィン6のn山目に薄肉部6bを形成することができる。
圧下ロール12の回転角度1度あたりの圧下ブロック101の回転角度θは、
θ=360/(m/n)×360 …(1)
で求められる。上記式(1)に切断山数m及び圧下ロール12の歯数nの値を代入することにより、圧下ロール12の回転角度1度あたりの圧下ブロック101の回転角度を算出することができるため、コルゲートフィンの切断山数mと圧下ロール12の歯数nに応じて圧下ロール12と圧下ブロック101の回転数の比率を変化させることにより、さまざまな山数のコルゲートフィンに対応させることができる。
例えば、圧下ロール12の歯数を36山、コルゲートフィン6の切断山数を136山とすると、この場合は圧下ロールが1360°回転したときにコルゲートフィン6は136山送り出されるため、圧下ロール12が1360°回転する間に圧下ブロック101を1周(360°)させれば、コルゲートフィン6の136山目に薄肉部6bを形成することができる。
実施例に係わるコルゲートフィン圧下装置の全体構成図。 駆動部を含めたコルゲートフィン圧下装置の側面図。 図2のA−A断面図。 図3の矢視Bに対応する圧下位置Aの部分拡大図。 薄肉部が形成されたコルゲートフィンの側面図。 一般的なコルゲートフィンの製造工程を示す全体構成図。
符号の説明
3A,3B…成形ロール
4A,4B…送り出しロール
5…ピッチ詰めロール
6…コルゲートフィン
6a…頂部
6b…薄肉部
10…コルゲートフィン圧下装置
11…圧下ブロック保持ロール
12…圧下ロール
101…圧下ブロック
102,103…保持ロール
102a,103a…長孔
104…溝カム
104a…溝
104b…凸部
113…底面
113a…底面両側部
113b…底面中央部
116…回転駒
121…山部
122,123…突き当てロール

Claims (6)

  1. 直径方向に移動自在に支持された圧下ブロック(101)を有する圧下ブロック保持ロール(11)と、この圧下ブロック保持ロール(11)と対向配置された圧下ロール(12)とを備え、前記圧下ブロック保持ロール(11)と圧下ロール(12)との間を通過するコルゲートフィン(6)に薄肉部(6b)を形成するコルゲートフィンの圧下装置(10)であって、
    前記圧下ブロック保持ロール(11)は、
    前記圧下ブロック(101)を直径方向に移動自在に支持する保持ロール(102,103)と、前記圧下ブロック(101)と係合するカム状の溝(104a)が形成されて前記圧下ブロック(101)を前記圧下ロール(12)側に押し出す溝カム(104)と、前記圧下ブロック保持ロール(11)及び前記溝カム(104)を同軸で支持する保持ロール駆動軸(105)とを備え、
    前記圧下ロール(12)は、前記コルゲートフィン(6)の各頂部(6a)と係合する複数の山部(121)が円周方向に沿って形成されるとともに、この山部(121)を挟んで両側に形成された一対の突き当てロール(122,123)を備え、
    前記保持ロール(102,103)に支持された前記圧下ブロック(101)を前記溝カム(104)により前記圧下ロール(12)側に押し出すことにより、前記圧下ブロック(101)と前記圧下ロール(12)の山部(121)とを前記コルゲートフィン(6)を挟んで互いに圧接して、前記圧下ロール(12)の山部(121)と係合した前記コルゲートフィン(6)の頂部(6a)に薄肉部(6b)を形成し、前記圧下ロール(12)に形成された前記山部(121)の上面(121a)と前記突き当てロール(122,123)との間に前記上面(121a)が低くなるように段差(g)を設け、所定の圧下位置(A)において前記溝カム(104)の凸部(104b)により前記圧下ブロック(101)が前記圧下ロール(12)側に押し出されたときに、前記圧下ブロック(101)の底面両側部(113a)と前記圧下ロール(12)の突き当てロール(122,123)とが当接し、前記圧下ブロック(101)の底面中央部(113b)と前記圧下ロール(12)の山部(121)との間に前記段差(g)分の隙間が形成されることを特徴とするコルゲートフィンの圧下装置。
  2. 前記保持ロール(102,103)を回転駆動することにより、前記圧下ブロック(101)を前記溝カム(104)の溝(104a)に沿って回動させ、所定の圧下位置(A)において前記溝カム(104)に形成された凸部(104b)により前記圧下ブロック(101)を前記圧下ロール(12)側に押し出して、前記圧下ブロック(101)と前記圧下ロール(12)の山部(121)とを前記コルゲートフィン(6)を挟んで互いに圧接することを特徴とする請求項1に記載のコルゲートフィンの圧下装置。
  3. 前記圧下ブロック(101)の底面中央部(113b)と前記圧下ロール(12)の山部(121)とを前記コルゲートフィン(6)を挟んで互いに圧接したときに、前記段差(g)の隙間が前記コルゲートフィン(6)の頂部(6a)に形成する薄肉部(6b)の肉厚となることを特徴とする請求項1に記載のコルゲートフィンの圧下装置。
  4. 前記段差(g)の隙間を前記コルゲートフィン(6)の肉厚に対し10〜50%の範囲とすることを特徴とする請求項1又は3のいずれか一項に記載のコルゲートフィンの圧下装置。
  5. 前記段差(g)の隙間を0.01mm〜0.03mmとすることを特徴とする請求項1又は3のいずれか一項に記載のコルゲートフィンの圧下装置。
  6. 前記圧下ロール(12)に形成された歯数をn山、前記コルゲートフィン(6)の切断山数をm山としたときに、前記圧下ロール(12)が(m/n)×360°回転する間に前記圧下ブロック(101)を360°回転させることにより、前記コルゲートフィン(6)のn山目に前記薄肉部(6b)を形成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコルゲートフィンの圧下装置。
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