JP4116581B2 - ルーバーフィンの成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器に用いられる放熱用のルーバーフィンを成形する装置に関し、とくに一方向ルーバーフィンの曲がりを修正する成形装置に関する。
自動車等の車両に搭載されるラジエータや空調装置においては、ヒータコア、コンデンサ、エバポレータ等の熱交換器が用いられている。これらの熱交換器では、波状に成形されたコルゲートフィンを介して冷却風との間で熱交換を行うように構成されている。近年では、放熱性能を向上させることを目的として、フィンの平坦部(屈曲部と屈曲部との間の区間)に斜めに開口した複数のルーバーを形成したルーバー付きコルゲートフィン(以下、ルーバーフィンという)が開発されている。
図10は、一般的なルーバーフィンの外観を示す斜視図である。ルーバーフィン10は、帯状薄板11に屈曲部11aと屈曲部11bとが交互に連続するようにコルゲート状に形成されるとともに、屈曲部11aと11bとの間に位置する平坦部11cに、開口方向が斜めとなる複数のルーバー12が幅方向に形成されている。
このルーバーフィン10は、平坦部11cにおけるルーバー12の配列により、二方向ルーバーフィンと一方向ルーバーフィンに分けられる。二方向ルーバーフィンにおけるルーバー配列を図11に示す。図11は、図10に示す二方向ルーバーフィンを幅方向に切断したときの断面図である。二方向ルーバーフィン10Aでは、1つの平坦部11cに形成されるルーバー12a、12bが、中央部C1を挟んでその両側に開口方向が逆向きになるように相互に対称に形成されている。また、一方向ルーバーフィンにおけるルーバー配列を図12に示す。図12は図示しない一方向ルーバーフィンを幅方向に切断したときの断面図である。一方向ルーバーフィン10Bでは、一つの平坦部11cの全面において、ルーバー12の開口方向がすべて同一方向となるように形成されている。この一方向ルーバーフィンは、二方向ルーバーフィンに比べて放熱性能が高く、また通気抵抗が小さいなどの利点を備えている。しかしながら、この一方向ルーバーフィン10Bは、幅方向に対称面が存在しないため、コルゲート成形時にルーバー12の切り起こし加工により発生するゆがみや応力が釣り合わず、材料の伸び量が左右で等しくならないことから、成形後に図13に示すように曲がってしまい、熱交換器コアへの組み付けを自動化することができないという難点があった。なお曲がりの方向は、成形方向と切り起こし刃の開口方向により異なる。
ちなみに、二方向ルーバーフィン10Aでは、コルゲート成形時に発生するゆがみや応力が中央部C1で釣り合うため、材料の伸び量が左右で等しくなり、成形後にフィンが曲がってしまうことがない。
このような一方向ルーバーフィンにおける成形後の曲がりを防止する従来技術として、帯状金属板の縁部を折り曲げて剛性を高め、成形後にフィンが曲がらないようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2003−83691号公報
上記特開2003−83691号公報に提案されたものでは、折り曲げ分だけフィン幅を広くしなければならないため、材料歩留まりが悪くなる。このような課題に対して、材料歩留まりを悪くすることなしに、コルゲート成形後又はコルゲート成型時のフィン曲がりを修正する技術が求められている。
本発明の目的は、コルゲート成形後のフィン曲がりを確実に修正することができるルーバーフィンの成形装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、コルゲート成形時のフィン曲がりを防止することができるルーバーフィンの成形装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、帯状薄板に第1屈曲部と第2屈曲部と交互に形成され、前記第1屈曲部と第2屈曲部との間に位置する平坦部に前記帯状薄板の長さ方向に沿って切り起こされたルーバーが幅方向に複数形成されたコルゲート形状のルーバーフィンを成形するルーバーフィンの成形装置であって、前記ルーバーフィンの上面側から前記第2屈曲部の内側を押圧する断面略凸形状の先端部が形成された上面側押圧部と、前記ルーバーフィンの下面側から押圧された前記第1屈曲部の外側を支持する断面四角形状の平坦部が形成された上面側支持部とを交互に配置した第1押圧ブロックと、前記ルーバーフィンの下面側から前記第1屈曲部の内側を押圧する断面略凸形状の先端部が形成された下面側押圧部と、前記ルーバーフィンの上面側から押圧された前記第2屈曲部の外側を支持する断面四角形状の平坦部が形成された下面側支持部とを交互に配置した第2押圧ブロックとを備え、前記ルーバーフィンを前記第1押圧ブロックと前記第2押圧ブロックとの間に挟持して、前記第1押圧ブロックの前記上面側押圧部の先端部により前記ルーバーフィンの第2屈曲部の内側を前記第2押圧ブロックの対応する下面支持部の平坦部に押圧するとともに、前記第2押圧ブロックの前記下面側押圧部の先端部により前記ルーバーフィンの第1屈曲部の内側を前記第1押圧ブロックの対応する上面支持部の平坦部に押圧することにより、前記ルーバーフィンの第1屈曲部及び第2屈曲部を、前記ルーバーフィンのコルゲート形状を維持したまま所定長さに引き延ばすことを特徴とするルーバーフィンの成形装置である。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第1押圧ブロックの上面側支持部、及び前記第2押圧ブロックの下面側支持部の少なくとも一方は弾性体で構成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1において、前記第1押圧ブロックの上面側支持部、及び前記第2押圧ブロックの下面側支持部の少なくとも一方は、前記第1又は第2屈曲部と当接する硬質部材と、この硬質部材を一方向に押圧支持する弾性支持体とを備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項において、前記第1押圧ブロックを前記第2押圧ブロック側に並行移動して、前記第1押圧ブロックの前記上面側押圧部により前記ルーバーフィンの第2屈曲部を前記第2押圧ブロックの対応する下面支持部に押圧する第1押圧手段と、前記第2押圧ブロックを前記第1押圧ブロック側に並行移動して、前記第2押圧ブロックの前記下面側押圧部により前記ルーバーフィンの第1屈曲部を前記第1押圧ブロックの対応する上面支持部に押圧する第2押圧手段とを備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4において、前記第1押圧手段を成形方向に往復搬送する第1搬送手段と、前記第1搬送手段と連動して前記第2押圧手段を成形方向に往復搬送する第2搬送手段とを備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、帯状薄板に第1屈曲部と第2屈曲部と交互に形成され、前記第1屈曲部と第2屈曲部との間に位置する平坦部に前記帯状薄板の長さ方向に沿って切り起こされたルーバーが幅方向に複数形成されたコルゲート形状のルーバーフィンを成形するルーバーフィンの成形装置であって、無端移動する第1帯状部材の外面に、前記ルーバーフィンの上面側から前記第2屈曲部の内側を押圧する上面側押圧部と、前記ルーバーフィンの下面側から押圧された前記第1屈曲部の外側を支持する上面側支持部とを交互に配置した第1押圧移動部と、無端移動する第2帯状部材の外面に、前記ルーバーフィンの下面側から前記第1屈曲部の内側を押圧する下面側押圧部と、前記ルーバーフィンの上面側から押圧された前記第2屈曲部の外側を支持する下面側支持部とを交互に配置した第2押圧移動部とを備え、前記第1押圧移動部と第2押圧移動部とを前記ルーバーフィンの前記第1屈曲部側及び前記第2屈曲部側にそれぞれ配置して、前記第1及び第2帯状部材を同期させて無端移動することにより、前記第1押圧移動部の前記上面側押圧部により前記ルーバーフィンの第2屈曲部を前記第2押圧移動部の対応する下面支持部に押圧するとともに、前記第2押圧移動部の前記下面側押圧部により前記ルーバーフィンの前記第1屈曲部を前記第1押圧移動部の対応する上面支持部に押圧して、前記ルーバーフィン第1屈曲部及び第2屈曲部を所定長さに引き延ばすことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6において、前記第1帯状部材は成形方向に沿って配置した2つのロール間に張架されるとともに、前記第2帯状部材は成形方向に沿って配置した2つのロール間に張架され、前記第1押圧移動部と前記第2押圧移動部とをそれぞれ相手側方向に押圧する押さえ部材が前記第1帯状部材と前記第2帯状部材とを間に挟んで対向配置され、前記各ロールを同期駆動することにより前記第1押圧移動部と前記第2押圧移動部とを前記ルーバーフィンに対して無端搬送するとともに、前記第1押圧移動部と前記第2押圧移動部とを前記押さえ部材の間を通過させることにより、前記第1押圧移動部と前記第2押圧移動部とを前記ルーバーフィン方向に押圧することを特徴とする。
請求項8の発明は、円周方向に沿って複数の歯部が形成された一対のカッターからなり、この一対のカッター間に供給された帯状薄板に対して、前記各歯部の頂部及び谷部によって前記帯状薄板に所定間隔で第1屈曲部と第2屈曲部とを交互に形成して連続するコルゲート形状とし、前記第1屈曲部と第2屈曲部との間に位置する平坦部に前記歯部の側面に形成した複数の切り起こし刃によって前記帯状薄板の平坦部に複数のルーバーを切り起こしてルーバーフィンを成形する成形カッターと、前記成形カッターの少なくとも一方のカッターを成形速度に同期させて対向する他方のカッター側に上下動させるカッター駆動部とを備え、前記一対のカッターにそれぞれ形成された前記各歯部の頂部及び谷部によって前記帯状薄板に所定間隔で第1屈曲部と第2屈曲部とを交互に成形するとともに、前記少なくとも一方のカッターを前記カッター駆動部により上下動させて、前記カッターに形成された前記歯部の頂部及び谷部よって前記ルーバーフィンの第1屈曲部及び第2屈曲部を所定長さに引き延ばすことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8において、前記カッター駆動部は、前記成形カッターの少なくとも一方の回転軸と係合して、当該回転軸を所定間隔で上下に駆動する軸駆動部と、前記回転軸を上下方向に移動自在に支承するとともに、前記回転軸を一方向に押圧する軸押圧部とを備えることを特徴とする。
請求項1乃至7の発明によれば、コルゲート成形時に成形方向の左右で材料の延び量が等しくない状態となっても、ルーバーフィンに対して前記押圧ブロック又は押圧移動部により左右に等しい量だけ強制的な引き延ばしが行われるため、材料の延び量は成形方向の左側、右側ともにほぼ均一化して、コルゲート成形後のフィン曲がりを確実に修正することができる。
また請求項8又は9の発明によれば、コルゲート成形時に成形方向の左右で材料の延び量が等しくない状態となっても、ルーバーフィンに対して、少なくとも一方のカッターの上下動により一山ごとに左右に等しい量だけ強制的な引き延ばしが行われるため、材料の延び量は成形方向の左側、右側ともにほぼ均一化して、コルゲート成形時のフィン曲がりを防止することができる。
まず、ルーバーフィンの製造工程について簡単に説明する。図9は、ルーバーフィンの製造工程を示す全体構成図である。ロール20から繰り出される帯状薄板11は、その上下方向に配置された一対のカッター21A、21B(成形カッター21)間を通過して、コルゲート成形による屈曲部11a、11bの形成と平坦部11cへのルーバーの形成が同時に行われる。その後、ピッチ調整ロール22A、22B(ピッチ調整ロール22)によってコルゲート成形された部分の送りに抵抗を与えて長さ方向に縮めつつ、隣接する屈曲部間のピッチを整えた後、次の切断刃23まで送って所定の長さに切断することによって、組み付ける熱交換器コアの寸法に合わせた長さのルーバーフィン10が出来上がる。
以下の実施例では、図9〜図13に図示した部分と同等部分には同一符号を付して説明する。
図1は、第1押圧ブロック100及び第2押圧ブロック200によるルーバーフィン10のプレス成形過程を示す要部側面図。図2は、実施例1に係わるプレス成形装置24の配置を示す側面図である。
図2に示すように、プレス成形装置24は、成形カッター21とピッチ調整ロール22との間に配置されている。成形カッター21でコルゲート成形されたルーバーフィン10は、後述するプレス成形装置24によりフィン曲がりが修正され、ピッチ調整ロール22へ送られる。
図3は、プレス成形装置24の構成を示す側面図である。プレス成形装置24は、ルーバーフィン10の上面に配置された第1プレス成形部24Aと、下面に配置された第2プレス成形部24Bとから構成されている。第1プレス成形部24Aは、後述する複数の上駒と下駒受けとを有する第1押圧ブロック100と、この第1押圧ブロック100をルーバーフィン10下面の第2押圧ブロック200側に並行移動するための第1押圧ブロック移動部110とを備えて構成されている。また第2プレス成形部24Bは、同じく複数の上駒と下駒受けとを有する第2押圧ブロック200と、この第2押圧ブロック200をルーバーフィン10上面の第1押圧ブロック100側に並行移動するための第2押圧ブロック移動部210とを備えて構成されている。
第1押圧ブロック100は、図1に示すように、 複数の上駒101と、下駒受け102とを交互に配置した構造となっている。上駒101は、ルーバーフィン10の上面から屈曲部11bの内側を押圧する上面側押圧部であり、先端部101aは断面略凸形状に形成されている。上駒101は、ルーバーフィン10よりも強度の高い金属材料により構成される。下駒受け102は、ルーバーフィン10の下面側から押圧された屈曲部11aの外側を支持する上面側支持部であり、ルーバーフィン10側に平坦部102aが形成されている。この下駒受け102は、断面略四角形状のウレタンブロックにより構成されている。ただし下駒受け102としては、ウレタンのほか、ゴム、樹脂、硬質発泡体、或いはこれらと同等の機能を備えた弾性体を用いることができる。
第2押圧ブロック200についても同様であり、複数の下駒201と、上駒受け202とを交互に配置した構造となっている。下駒201は、ルーバーフィン10の下面から屈曲部11aの内側を押圧する下面側押圧部であり、先端部201aは断面略凸形状に形成されている。上駒受け202は、ルーバーフィン10の上面側から押圧された屈曲部11bの外側を支持する下面側支持部であり、ルーバーフィン10側に平坦部202aが形成されている。下駒201、上駒受け202を構成する部材は、第1押圧ブロック100の上駒101、下駒受け102と同じである。
第1押圧ブロック100及び第2押圧ブロック200は、平面視において、第1押圧ブロック100の上駒101が第2押圧ブロック200の上駒受け202に、また第2押圧ブロック200の下駒201が第1押圧ブロック100の上駒受け102にそれぞれ一致するように配置されている。なお、第1押圧ブロック100及び第2押圧ブロック200は図示しないハウジングに収納されていてもよいし、内部を貫通するボルト等により固定されている構造であってもよい。
次に、第1押圧ブロック移動部110及び第2押圧ブロック移動部210について説明する。第1押圧ブロック移動部110及び第2押圧ブロック移動部210はほぼ同一構成であるため、以下、一方の第1押圧ブロック移動部110を例として説明する。
図3に示すように、第1押圧ブロック移動部110は、第1押圧ブロック100の両端部を支持するブロック支持シャフト111、112と、このブロック支持シャフト111、112を上下方向に摺動可能な状態で保持する保持プレート113と、保持プレート113の中央部に取り付けられ、第1押圧ブロック100を上下方向に昇降させるアクチュエータ114とを備えて構成されている。
アクチュエータ114は、図示しない内部の駆動モータによりシャフト115を上下方向に動かすことで、第1押圧ブロック100を矢印方向に並行移動するように構成されている。ただし、駆動機構としては電気的に制御されるものに限らず、油圧等により制御されるものであってもよい。
次に、上記のように構成されたプレス成形装置24によるルーバーフィン10の曲がり修正を図1(a)、(b)を用いて説明する。本実施例では、成形カッター21から排出されるルーバーフィン10を一時的に止めてプレス成形する例について説明する。なお、第1押圧ブロック100及び第2押圧ブロック200はルーバーフィン10に対して同時に並行移動するが、ここでは、動作を分かり易くするために、最初に第2押圧ブロック200がルーバーフィン10の下面と当接し、次いで第1押圧ブロック100がルーバーフィン10の上面に当接するものとして説明する。
まず、図1(a)に示すように、ルーバーフィン10の下面に第2押圧ブロック200を移動して、各下駒201の先端部201aとルーバーフィン10の屈曲部11aの内側とをそれぞれ当接させる。ここで、ルーバーフィン10が右から左に向かって成形されるとすると、この例では成形方向の向かって右側(図の向こう側)では材料が延ばされ、左側(図の手前側)では材料が延ばされていないものとする。すなわち、この状態において、ルーバーフィン10は成形方向の右側に曲がっていることになる。したがって、図の手前側は材料が延ばされていないため、屈曲部11bの外側は第2押圧ブロック200の上駒受け202と当接していない(隙間が開いている)。
次に、第1押圧ブロック100を第2押圧ブロック200側に並行移動して、第1押圧ブロック100の各上駒101(先端部101a)とルーバーフィン10の屈曲部11bの内側とをそれぞれ当接させる。そして、さらに並行移動して、図1(b)に示すように、第1押圧ブロック100の各上駒101によりルーバーフィン10の屈曲部11bが第2押圧ブロック200の上駒受け202に達するまで押圧するとともに、第2押圧ブロック200の各下駒201によりルーバーフィン10の屈曲部11aが第1押圧ブロック100の下駒受け102に達するまで押圧する。このとき、上駒101の先端部101aと下駒201の先端部201aとの間隔Cが目標とするフィン高さと同じとなるように各先端部101a、201aの突き出し量を設定する。なお、屈曲部の引き延ばし量はフィンの材質や加工条件により異なるが概ね1%程度とすることが望ましい。
本実施例においては、コルゲート成形において材料の延び量が左右で等しくない状態に対して、第1押圧ブロック100の上駒101と第2押圧ブロック200の下駒201により左右に等しい量だけ強制的な引き延ばし(一軸引っ張り変形)が行われるため、材料の延び量は成形方向の左側、右側ともにほぼ均一化することになる。したがって、コルゲート成形後のフィン曲がりを確実に修正することができる。
図4は、下駒受け及び上駒受けの他の構成を示す要部側面図であり、図1と同等部分に同一符号を付している。以下、一方の第1押圧ブロック100を例として説明する。
第1押圧ブロック100の各下駒受け103は、駒受け部103a、弾性支持部103b、及び押え部103cにより構成されている。駒受け部103aはルーバーフィン10の屈曲部11aと当接する硬質部材であり、金属により構成されている。弾性支持部103bは駒受け部103aを一方向に押圧支持する弾性支持体であり、スプリングにより構成されている。押え部103aは弾性支持部103bの支え部材であり、隣り合う上駒101との間で固定されて弾性支持部103bを支持している。第2押圧ブロック200の各上駒受け203についても同様に構成されている。
なお、駒受け部103aとしては金属のほか、プラスチック、硬質ゴム、或いは同等の所定の表面硬度を有する部材を用いることができる。弾性支持部103bは、スプリングのほか、バネ、ゴム、樹脂、或いはこれらと同等の機能を備えた弾性体を用いることができる。
図4において、ルーバーフィン10の屈曲部11aが下駒201の先端部201aにより駒受け部103aに圧接されると、弾性支持部103bが圧接された分だけ縮むため、屈曲部11aはこの分だけ引き延ばされることになる。
なお、図4に示すような複数の部材で構成された下駒受け103、上駒受け203は、いずれか一方だけでもよく、他方は図1に示すような弾性体で構成したものであってもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、材料歩留まりを悪くすることなしに、コルゲート成形後のフィン曲がりを修正することができる。とくに、本実施例の構成においては、コルゲート成形後に外的な要因により発生したフィン曲がりについても確実に修正することができる。
図5は、プレス成形部を成形方向に往復搬送するための搬送装置を設けた実施例を示す側面図である。図5では図3と同等部分に同一符号を付している。
搬送装置25は、ルーバーフィン10の上面側に配置されて、第1プレス成形部24Aを成形方向に往復搬送する第1搬送部25Aと、下面側に配置されて第2プレス成形部24Bを成形方向に往復搬送する第2搬送部25Bとを備えて構成されている。第1搬送部25Aと第2搬送部25Bは同一構成であるため、以下、一方の第1搬送部25Aを例として説明する。
第1搬送部25Aは、図示しない駆動機構により回転駆動される一対のローラ121、122と、このローラ121、122間に張架されたベルト123と、長手方向に沿って図示しない溝部を有するレール124と、レール124の図示しない溝部と係合するとともに、第1プレス成形部24Aと接合された摺動部125と、摺動部125とベルト123とを接続するベルト接続部126とから構成されている。
上記構成において、図示しない駆動機構により一対のローラ121、122が回転駆動されると、ベルト123とともにベルト接続部126が移動する。このベルト接続部126の移動に伴い摺動部125がレール124の長手方向に沿って移動するため、摺動部125接合された第1プレス成形部24Aが矢印方向に搬送される。第1プレス成形部24Aの搬送方向及び搬送速度は、ローラ121、122の回転方向及び回転速度により制御することができる。したがって、ルーバーフィン10の成形速度に合わせてローラ121、122の回転方向及び回転速度を制御して、第1プレス成形部24A、第2プレス成形部24Bでのプレス成形を行いながらこれらを搬送し、プレス成形後に元の位置まで戻すという動作を繰り返すことにより、ルーバーフィン10のプレス成形による曲がり修正を連続的に行うことができる。
以上説明したように、本実施例によれば、材料歩留まりを悪くすることなしに、コルゲート成形後のフィン曲がりを修正することができる。とくに、本実施例の構成においては、プレス成形による曲がり修正を連続して行うことができる。また、コルゲート成形後に外的な要因により発生したフィン曲がりについても確実に修正することができる。
図6は、プレス成形部をベルト状に構成した場合の実施例を示す側面図である。図6では図1、図3と同等部分に同一符号を付している。
図6に示す移動プレス成形部26は、ルーバーフィン10の上面側に配置された第1移動プレス成形部26Aと、下面側に配置された第2移動プレス成形26Bとを備えて構成されている。第1移動プレス成形部26A第2移動プレス成形部26Bは同一構成であるため、以下、一方の第1移動プレス成形部26Aを例として説明する。
第1移動プレス成形部26Aは、図示しない駆動機構により回転駆動される一対のローラ131、132と、このローラ間に張架されたベルト133と、このベルト133の外面に設けられた第1押圧移動部134とを備えて構成されている。第1押圧移動部134は、図1に示した第1押圧ブロック100と同様に、図示しない複数の上駒101と下駒受け102とを交互に配置した構造となっている。図6では、上駒101と下駒受け102とを模式的に表している。図中に示す連続した三角形状において、山の部分は上駒101を表し、谷の部分は下駒受け102を表している。本実施例では、上駒101と下駒受け102の根本の部分のみがベルト133と接続され、ルーバーフィン10と対峙したときに上駒101と下駒受け102とが密着した状態で並行移動するように構成されている。
他方の第2移動プレス成形部26Bの第2押圧移動部135も同様にベルト136の外面に形成されている。そして、第1押圧移動部134と第2押圧移動部135のそれぞれの山の部分と谷の部分とがルーバーフィン10を挟んで噛み合ったときに、平面視において、第1押圧移動部134の図示しない上駒101が第2押圧移動部135の図示しない上駒受け202に、また第2押圧移動部135の図示しない下駒201が第1押圧移動部134の図示しない上駒受け102にそれぞれ一致するように配置されている。
また、第1押圧移動部134と第2押圧移動部135とが互いに対向して、上記のような山の部分と谷の部分が噛み合う部分には、ベルト133と136との間隔を所定間隔に保持する押圧レール137、138が設けられている。第1押圧移動部134と第2押圧移動部135とがぞれぞれベルト133、136の回転駆動により搬送され、押圧レール137、138の間を通過すると、レールの配置間隔に合わせて第1押圧移動部134と第2押圧移動部135とがそれぞれ相手側方向に圧接されるため、第1押圧移動部134の図示しない各上駒101はルーバーフィン10の屈曲部11bを第2押圧移動部135の図示しない上駒受け202に達するまで押圧するとともに、第2押圧移動部135の図示しない各下駒201はルーバーフィン10の屈曲部11aを第1押圧移動部134の図示しない下駒受け102に達するまで押圧することになる。
したがって、ルーバーフィン10の成形速度に合わせてローラ131、132の回転速度を制御して、第1押圧移動部134、第2押圧移動部135を搬送しながらプレス成形を行うことによって、ルーバーフィン10のプレス成形による曲がり修正を連続して行うことができる。
以上説明したように、本実施例によれば、材料歩留まりを悪くすることなしに、コルゲート成形後のフィン曲がりを修正することができる。とくに、本実施例の構成においては、プレス成形による曲がり修正を連続して行うことができる。また、コルゲート成形後に外的な要因により発生したフィン曲がりについても確実に修正することができる。
図7は、実施例4に係わるプレス成形装置の構造を示す斜視図である。本実施例におけるプレス成形装置27は、成形カッター21と、成形カッター駆動部50とから構成されている。
成形カッター21を構成するカッター21A、21Bは、一方が雄型、他方が雌型として互いに噛み合う構造となっている。カッター21A、21Bは同一構成であるため、以下、一方のカッター21Aを例として説明する。
カッター21A(21B)は、円周方向に沿って複数の歯部30A、30A…(21Bでは30B、30B…)が所定間隔で形成され、これら歯部30Aの頂部31、谷部32によって、図9に示すように、帯状薄板11に所定間隔で屈曲部11aと屈曲部11bとが交互に連続して形成するとともに、各歯部30Aの側面に形成された複数の切り起こし刃34、35…によって、帯状薄板11の平坦部11cに複数のルーバー12を切り起こすように構成されている。
上記のように構成されたカッター21Aと、これと対を成すカッター21Bとは同様の形状となるように形成され、これら2つのカッター21A、21Bを回転駆動しながら帯状薄板11を通過させると、それぞれのカッターに形成された頂部31が相手側のカッターに形成された谷部32と噛み合うことでコルゲート成形がなされ、同時にそれぞれのカッターに形成された切り起こし刃34、35が相手側のカッターに形成された切り起こし刃34、35と噛み合うことでルーバー12が切り起こされる。
ピッチ調整ロール22は、ピッチ調整ロール22A、22Bで構成され、成形カッター21と同様に一方が雄型、他方が雌型として互いに噛み合う構造となっている。ピッチ調整ロール22A、22Bには、それぞれ円周方向に沿って複数の歯部40A、40A…、及び40B、40B…が所定間隔で形成されている。ピッチ調整ロール22では、成形カッター21でコルゲート成形されたルーバーフィン10の送りに抵抗を与えて長さ方向に縮めながら、隣接する屈曲部間のピッチを整えて図示しない切断刃へ送り出している。
上記のように構成された成形カッター21及びピッチ調整ロール22は、図示しない駆動機構により同期回転するように駆動される。
次に、成形カッター駆動部50について説明する。
成形カッター駆動部50は、カッター21Aの軸方向両側に配置されている。ここでは、一方の側に配置された成形カッター駆動部50について説明する。
成形カッター駆動部50は、カッター21Aの回転軸51と、回転軸51に取り付けられた回転ローラ52と、回転ローラ52と係合するカム53と、カム53を回転駆動するモータ54と、回転軸51の一端を回動自在に支承するスライダ55と、スライダ55を下方に押圧するスプリング56とを備えて構成されている。
カッター21Aの回転軸51は、その一端がスライダ55に形成された軸穴55aに回動自在に支承されている。スライダ55には、フレーム57と係合する溝55bが形成され、上下方向に移動自在となるように係合されている。スプリング56はスライダ55を下方に一定の力で押圧しており、回転軸51が上方に持ち上がったときに縮み、また回転軸51が下方に戻ったときに伸びてスライダ55を所定の力で下方に押圧するように強度が設定されている。回転ローラ52は回転軸51上の定位置に回動自在に嵌め合わされ、モータ軸54aに取り付けられたカム53の回転と連動して一定間隔で上下に偏芯駆動される。
本実施例の構成において、カッター21Bには成形カッター駆動部50は併設されておらず、固定配置されているものとする。
上記構成において、カッター21A及び21Bが図示しない駆動機構により回転駆動され、且つモータ54によりカム53が回転駆動されると、カム53の偏芯距離の長い側と回転ローラ52とが係合する範囲では回転軸51が押し上げられ、また偏芯距離の短い側と回転ローラ52とが係合する範囲では回転軸51が押し下げられる。
図8は、カッター21Aと21Bの噛み合い部分を示す側面図であり、(a)は要部側面図、(b)は(a)のB部分の拡大図である。
カム53の形状は、カム53を一回転させたときに、図8(a)の区間P1では偏芯距離の短い範囲が回転ローラ52と係合し、また区間P2では偏芯距離の長い範囲が回転ローラ52と係合するように設定されている。なお、区間P1はカッター21Aと21Bとの噛み合い間隔が最小になる区間を示しており、この区間はルーバーフィン10の屈曲部11a、11bを形成する区間として交互に出現する。
図7に示すように、カッター21A、21Bを回転駆動しながら帯状薄板11を通過させると、一方の成形カッターの頂部31が他方の谷部32と噛み合うことでコルげート成形がなされ、同時に一方の切り起こし刃34、35が他方の切り起こし刃34、35と噛み合うことでルーバー12が切り起こされる。
このとき、カッター21Aと21Bとの噛み合い間隔が最小になる区間では、カム53の偏芯距離の短い範囲が回転ローラ52と係合するため、回転軸51とつながるカッター21Aはスプリング56の押圧により押し下げられ、図8(b)に示すように、ルーバーフィン10の屈曲部11bは歯部30A(カッター21A)の頂部31により歯部30B(カッター21B)の谷部32側に向かってΔhだけ引き延ばされる。屈曲部11aについても、次にカッター21Aと21Bとの噛み合い間隔が最小になる区間において、同様にΔhだけ引き延ばされる。これにより、コルゲート成形時のフィン高さをfhとすると、ルーバーフィン10の各屈曲部11a、11bは成形方向に向かって左右ともに同じ量(Δh)だけ引き延ばされて、フィン高さはfh+Δhとなる。また、上記区間以外では、カム53の偏芯距離の長い範囲が回転ローラ52と係合するため、回転軸51とつながるカッター21Aはスプリング56の押圧に抗して押し上げられ、この区間ではカッター21Aと21Bとの噛み合い間隔は通常の間隔に戻ることになる。
本実施例においては、コルゲート成形時に成形方向の左側又は右側において材料の延び量が等しくない状態に対して、カッター21Aの上下動と連動して一山ごとに左右に等しい量だけ強制的な引き延ばしが行われるため、材料の延び量は成形方向の左側、右側ともにほ均一化することになる。したがって、コルゲート成形時のフィン曲がりを防止することができる。
他の実施例として、カッター21Bに成形カッター駆動部50を設け、カッター21Aを固定配置した構成としてもよい。また、カッター21A、21Bの両方に成形カッター駆動部50を設けた構成としてもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、材料歩留まりを悪くすることなしに、コルゲート成形時のフィン曲がりを防止することができる。
(a)、(b)は第1押圧ブロック及び第2押圧ブロックによるルーバーフィンの成形過程を示す要部側面図。 実施例1に係わるプレス成形装置の配置を示す側面図。 図2に示すプレス成形装置の構成を示す側面図。 実施例1における下駒受け及び上駒受けの他の構成を示す要部側面図。 実施例2においてプレス成形部を成形方向に往復搬送するための搬送装置を設けた場合の構成を示す側面図。 実施例3においてプレス成形部をベルト状に構成した場合の構成を示す側面図。 実施例4に係わるプレス成形装置の構造を示す斜視図。 成形カッターの噛み合い部分を示す側面図。(a)は要部側面図。(b)は(a)のB部分の拡大図。 ルーバーフィンの製造工程を示す全体構成図。 一般的なルーバーフィンの外観を示す斜視図。 二方向ルーバーフィンにおけるルーバー配列を示す断面図。 一方向ルーバーフィンにおけるルーバー配列を示す断面図。 一方向ルーバーフィンの曲がり状態を示す斜視図。
符号の説明
10…ルーバーフィン
11…帯状薄板
21…成形カッター
21A、21B…カッター
22…ピッチ調整ロール
24、27…プレス成形装置
24A…第1プレス成形部
24B…第2プレス成形部
25…搬送装置
25A…第1搬送部
25B…第2搬送部
26…移動プレス成形部
26A…第1移動プレス成形部
26B…第2移動プレス成形部
30A、30B、40A、40B…歯部
31…頂部
32…谷部
34、35…切り起こし刃
50…成形カッター駆動部
100…第1押圧ブロック
200…第2押圧ブロック
110…第1押圧ブロック移動部
210…第2押圧ブロック移動部
134…第1押圧移動部
135…第2押圧移動部

Claims (9)

  1. 帯状薄板(11)に第1屈曲部(11a)と第2屈曲部(11b)と交互に形成され、前記第1屈曲部(11a)と第2屈曲部(11b)との間に位置する平坦部(11c)に前記帯状薄板(11)の長さ方向に沿って切り起こされたルーバー(12)が幅方向に複数形成されたコルゲート形状のルーバーフィン(10)を成形するルーバーフィン(10)の成形装置であって、
    前記ルーバーフィン(10)の上面側から前記第2屈曲部(11b)の内側を押圧する断面略凸形状の先端部(101a)が形成された上面側押圧部(101)と、前記ルーバーフィン(10)の下面側から押圧された前記第1屈曲部(11a)の外側を支持する断面四角形状の平坦部(102a)が形成された上面側支持部(102)とを交互に配置した第1押圧ブロック(100)と、
    前記ルーバーフィン(10)の下面側から前記第1屈曲部(11a)の内側を押圧する断面略凸形状の先端部(201a)が形成された下面側押圧部(201)と、前記ルーバーフィン(10)の上面側から押圧された前記第2屈曲部(11b)の外側を支持する断面四角形状の平坦部(202a)が形成された下面側支持部(202)とを交互に配置した第2押圧ブロック(200)と、
    を備え、前記ルーバーフィン(10)を前記第1押圧ブロック(100)と前記第2押圧ブロック(200)との間に挟持して、前記第1押圧ブロック(100)の前記上面側押圧部(101)の先端部(101a)により前記ルーバーフィン(10)の第2屈曲部(11b)の内側を前記第2押圧ブロック(200)の対応する下面支持部(202)の平坦部(202a)に押圧するとともに、前記第2押圧ブロック(200)の前記下面側押圧部(201)の先端部(201a)により前記ルーバーフィン(10)の第1屈曲部(11a)の内側を前記第1押圧ブロック(100)の対応する上面支持部(102)の平坦部(102a)に押圧して、前記ルーバーフィン(10)の第1屈曲部(11a)及び第2屈曲部(11b)を、前記ルーバーフィン(10)のコルゲート形状を維持したまま所定長さに引き延ばすことを特徴とするルーバーフィン(10)の成形装置。
  2. 前記第1押圧ブロック(100)の上面側支持部(102)、及び前記第2押圧ブロック(200)の下面側支持部(202)の少なくとも一方は弾性体で構成されることを特徴とする請求項1に記載のルーバーフィンの成形装置。
  3. 前記第1押圧ブロック(100)の上面側支持部、及び前記第2押圧ブロック(200)の下面側支持部の少なくとも一方(103、203)は、前記第1(11a)又は第2屈曲部(11b)と当接する硬質部材(103a)と、この硬質部材(103a)を一方向に押圧支持する弾性支持体(103b)とを備えることを特徴とする請求項1に記載のルーバーフィンの成形装置。
  4. 前記第1押圧ブロック(100)を前記第2押圧ブロック(200)側に並行移動して、前記第1押圧ブロック(100)の前記上面側押圧部(101)により前記ルーバーフィン(10)の第2屈曲部(11b)を前記第2押圧ブロック(200)の対応する下面支持部(202)に押圧する第1押圧手段(110)と、
    前記第2押圧ブロック(200)を前記第1押圧ブロック(100)側に並行移動して、前記第2押圧ブロック(200)の前記下面側押圧部(201)により前記ルーバーフィン(10)の第1屈曲部(11a)を前記第1押圧ブロック(100)の対応する上面支持部(102)に押圧する第2押圧手段(210)とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のルーバーフィンの成形装置。
  5. 前記第1押圧手段(110)を成形方向に往復搬送する第1搬送手段(25A)と、前記第1搬送手段(25A)と連動して前記第2押圧手段(210)を成形方向に往復搬送する第2搬送手段(25B)とを備えたことを特徴とする請求項4に記載のルーバーフィンの成形装置。
  6. 帯状薄板(11)に第1屈曲部(11a)と第2屈曲部(11b)と交互に形成され、前記第1屈曲部(11a)と第2屈曲部(11b)との間に位置する平坦部(11c)に前記帯状薄板(11)の長さ方向に沿って切り起こされたルーバー(12)が幅方向に複数形成されたコルゲート形状のルーバーフィン(10)を成形するルーバーフィン(10)の成形装置であって、
    無端移動する第1帯状部材(133)の外面に、前記ルーバーフィン(10)の上面側から前記第2屈曲部(11b)の内側を押圧する上面側押圧部(101)と、前記ルーバーフィン(10)の下面側から押圧された前記第1屈曲部(11a)の外側を支持する上面側支持部(102)とを交互に配置した第1押圧移動部(134)と、
    無端移動する第2帯状部材(136)の外面に、前記ルーバーフィン(10)の下面側から前記第1屈曲部(11a)の内側を押圧する下面側押圧部(201)と、前記ルーバーフィン(10)の上面側から押圧された前記第2屈曲部(11b)の外側を支持する下面側支持部(202)とを交互に配置した第2押圧移動部(135)と、
    を備え、前記第1押圧移動部(134)と第2押圧移動部(135)とを前記ルーバーフィン(10)の前記第1屈曲部(11a)側及び前記第2屈曲部(11b)側にそれぞれ配置して、前記第1及び第2帯状部材(133、136)を同期させて無端移動することにより、前記第1押圧移動部(134)の前記上面側押圧部(101)により前記ルーバーフィン(10)の第2屈曲部(11b)を前記第2押圧移動部(137)の対応する下面支持部(202)に押圧するとともに、前記第2押圧移動部(135)の前記下面側押圧部(201)により前記ルーバーフィン(10)の前記第1屈曲部(11a)を前記第1押圧移動部(134)の対応する上面支持部(102)に押圧して、前記ルーバーフィン(10)の第1屈曲部(11a)及び第2屈曲部(11b)を所定長さに引き延ばすことを特徴とするルーバーフィン(10)の成形装置。
  7. 前記第1帯状部材(133)は成形方向に沿って配置した2つのロール(131、132)間に張架されるとともに、前記第2帯状部材(136)は成形方向に沿って配置した2つのロール(131、132)間に張架され、
    前記第1押圧移動部(134)と前記第2押圧移動部(135)とをそれぞれ相手側方向に押圧する押さえ部材(137、138)が前記第1帯状部材(133)と前記第2帯状部材(136)とを間に挟んで対向配置され、
    前記各ロールを同期駆動することにより前記第1押圧移動部(134)と前記第2押圧移動部(135)とを前記ルーバーフィン(10)に対して無端搬送するとともに、前記第1押圧移動部(134)と前記第2押圧移動部(135)とを前記押さえ部材(137、138)の間を通過させることにより、前記第1押圧移動部(134)と前記第2押圧移動部(135)とを前記ルーバーフィン(10)方向に押圧することを特徴とする請求項6に記載のルーバーフィン(10)の成形装置。
  8. 円周方向に沿って複数の歯部(30A、30B)が形成された一対のカッター(21A、21B)からなり、この一対のカッター(21A、21B)間に供給された帯状薄板(11)に対して、前記各歯部(30A、30B)の頂部(31)及び谷部(32)によって前記帯状薄板(11)に所定間隔で第1屈曲部(11a)と第2屈曲部(11b)とを交互に形成して連続するコルゲート形状とし、前記第1屈曲部(11a)と第2屈曲部(11b)との間に位置する平坦部(11c)に前記歯部(30A、30B)の側面(33)に形成した複数の切り起こし刃(34、35)によって前記帯状薄板(11)の平坦部(11c)に複数のルーバー(12)を切り起こしてルーバーフィン(10)を成形する成形カッター(21)と、
    前記成形カッター(21)の少なくとも一方のカッターを成形速度に同期させて対向する他方のカッター側に上下動させるカッター駆動部(50)と、
    を備え、前記一対のカッター(21A、21B)にそれぞれ形成された前記各歯部(30A、30B)の頂部(31)及び谷部(32)によって前記帯状薄板(11)に所定間隔で第1屈曲部(11a)と第2屈曲部(11b)とを交互に成形するとともに、前記少なくとも一方のカッターを前記カッター駆動部(50)により上下動させて、前記カッターに形成された前記歯部(30A又は30B)の頂部(31)及び谷部(32)よって前記ルーバーフィン(10)の第1屈曲部(11a)及び第2屈曲部(11b)を所定長さに引き延ばすことを特徴とするルーバーフィン(10)の成形装置。
  9. 前記カッター駆動部(50)は、前記成形カッター(21)の少なくとも一方の回転軸(51)と係合して、当該回転軸(51)を所定間隔で上下に駆動する軸駆動部(52、53、54)と、前記回転軸(51)を上下方向に移動自在に支承するとともに、前記回転軸(51)を一方向に押圧する軸押圧部(55、56)とをも備えることを特徴とする請求項8に記載のルーバーフィン(10)の成形装置。
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