JP7010144B2 - 連続波状体の切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、連続波状体の切断装置に関する。
従来、連続波状体を個別の波状部材に切断する連続波状体の切断装置が知られている。例えば、特許文献1には、連続波状体を上下方向から挟むことが可能なよう設けられる上下の切断刃、上下の切断刃のそれぞれに当接し上下の切断刃を上下方向に往復移動可能な二つの回転カム、及び、下の切断刃が突出可能な開口を有し連続波状体を回転方向に送ることが可能なアウタギアを備える連続波状体の切断装置が記載されている。
特開平2-36091号公報
しかしながら、特許文献1に記載の連続波状体の切断装置では、二つの回転カムのそれぞれは、異なるモータによって駆動されている。このため、連続波状体を比較的高速で切断するとき、二つの回転カムの回転が急激な加減速によってずれるおそれがある。二つの回転カムの回転がずれると、同じタイミングで上下の切断刃が連続波状体に当接できなくなるため、連続波状体を所望の位置で切断することができない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、連続波状体を高速かつ高精度に所望の長さに切断可能な連続波状体の切断装置を提供することにある。
本発明は、連続波状体(8)を切断可能な連続波状体の切断装置であって、第一切断刃(20)、第一切断刃支持部(25)、アウタギア(30)、アウタ拘束ギア(40)、第二切断刃(45)、第二切断刃支持部(50)、回転カム(55)、及び、支持部用駆動力発生部(60)を備える。
第一切断刃は、連続波状体の第一面(81)に当接可能に設けられる。
第一切断刃支持部は、連続波状体を切断可能な切断方向に第一切断刃が往復移動可能なよう第一切断刃を支持しつつ回転可能である。
アウタギアは、第一切断刃支持部の径外方向に回転可能に設けられている。アウタギアは、連続波状体を送ることが可能なよう外壁面に形成されている外歯、及び、第一切断刃が連続波状体に当接するとき第一切断刃が突出可能なよう外壁面に形成されている開口を有する。
アウタ拘束ギアは、第一切断刃支持部と一体に回転可能に設けられ、アウタギアに係合可能に設けられる。
第二切断刃は、連続波状体の第一面とは反対側の第二面(82)に当接可能に設けられる。第二切断刃は、第一切断刃とともに連続波状体に当接することによって連続波状体を切断可能である。
第二切断刃支持部は、切断方向に第二切断刃が往復移動可能なよう第二切断刃を支持しつつ、第一切断刃支持部と同期して回転可能である。
回転カムは、第二切断刃に当接可能に設けられ、第二切断刃を切断方向に沿って連続波状体に向けて押し出すことが可能である。
支持部用駆動力発生部は、第一切断刃支持部及び第二切断刃支持部に連結し、第一切断刃支持部及び第二切断刃支持部を回転可能な回転力を発生する。
本発明の連続波状体の切断装置では、アウタ拘束ギアは、第一切断刃が開口から突出するときアウタギアに係合する。
本発明の連続波状体の切断装置では、アウタギアに係合可能なアウタ拘束ギアは、第一切断刃支持部及び第二切断刃支持部の回転と同期して回転する。ここで、「同期して回転する」とは、同じ角速度で回転していることを意味する。また、アウタ拘束ギアは、第一切断刃がアウタギアの開口から突出するときアウタギアに係合する。これにより、第一切断刃と第二切断刃とによって連続波状体を切断するとき、アウタ拘束ギアがアウタギアの回転を拘束し、第一切断刃支持部に支持されている第一切断刃の位置と開口の位置とを同じにする。開口の位置と同じ位置となった第一切断刃が開口から突出すると第二切断刃とともに連続波状体を切断する。
このように、本発明の連続波状体の切断装置では、別々に回転するアウタギアの回転とアウタ拘束ギアの回転とがずれていても連続波状体を切断するときアウタ拘束ギアによってアウタギアの回転を拘束し、第一切断刃の位置と開口の位置とを同じにする。これにより、第一切断刃が確実に開口から突出するため、第二切断刃とともに連続波状体を確実に切断することができる。したがって、本発明の連続波状体の切断装置では、アウタギアが比較的高速で回転しても、第一切断刃と第二切断刃とによって連続波状体を切断するとき、第一切断刃の位置と開口の位置とを同じにすることができるため、連続波状体を高速かつ高精度に所望の長さに切断することができる。
一実施形態による連続波状体の切断装置が適用される波状部材の製造システムの模式図である。 一実施形態による連続波状体の切断装置において切断された波状部材の斜視図である。 一実施形態による連続波状体の切断装置の断面図である。 一実施形態による連続波状体の切断装置の作用を説明する模式図である。 一実施形態による連続波状体の切断装置の第一切断刃側の作用を説明する模式図である。 一実施形態による連続波状体の切断装置の第一切断刃側の作用を説明する模式図であって、図5の次の状態を説明する模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
一実施形態による連続波状体の切断装置について、図1~6を参照して説明する。一実施形態による「連続波状体の切断装置」としての切断装置1は、連続波状体8から所定の長さのコルゲートフィン5を製造するコルゲートフィン製造システム2に適用される。
最初に、コルゲートフィン製造システム2において製造されるコルゲートフィン5の形状を図2を参照して説明する。コルゲートフィン5は、図3に示すように、波状に形成され、複数の折り目6を有する部材である。コルゲートフィン5は、例えば、車両のラジエータに適用される。
次に、コルゲートフィン製造システム2の構成についてコルゲートフィン製造システム2の模式図である図1を参照して説明する。コルゲートフィン製造システム2は、成形装置10、切断装置1、搬送装置15などを有する。図1では、コルゲートフィン製造システム2に対して紙面右側から連続波状体8を形成可能な帯状部材9が送られ、紙面左側から成形された複数のコルゲートフィン5が排出される。なお、図1では、紙面下側を地方向とし、紙面上側を天方向とする。
成形装置10は、図2においてコルゲートフィン製造システム2の紙面右側に位置している。成形装置10は、成形用上歯車11、成形用下歯車12、及び、図示しない成形用モータを有する。連続波状体8を形成可能な帯状部材9は、成形用上歯車11と成形用下歯車12との間に送られる(図1の白抜き矢印F11)。帯状部材9は、成形用モータによって駆動する成形用上歯車11と成形用下歯車12とによってプレスされ、複数の折り目6を有する連続波状体8となる。
切断装置1は、コルゲートフィン製造システム2に送られる帯状部材9から見て成形装置10の下流側に位置する。切断装置1は、ガイド歯車13を経由して成形装置10から送られる連続波状体8を所望の長さに切断し、コルゲートフィン5を成形する。切断装置1の構成の詳細は、後述する。
搬送装置15は、コルゲートフィン製造システム2に送られる帯状部材9から見て切断装置1の下流側に位置する。搬送装置15は、搬送用上歯車16、搬送用下歯車17、シュート18、及び、図示しない搬送用モータを有する。搬送装置15は、ガイド歯車19を経由して切断装置1から送られるコルゲートフィン5をシュート18に搬送する。シュート18に搬送されたコルゲートフィン5は、コルゲートフィン製造システム2から排出される(図1の白抜き矢印F12)。
次に、切断装置1の詳細な構成について、図3~6を参照して説明する。切断装置1は、第一切断刃20、第一切断刃支持部25、アウタギア30、アウタギア用モータ35、アウタ拘束ギア40、第二切断刃45、第二切断刃支持部50、回転カム55、「支持部用駆動力発生部」としての切断刃用モータ60、及び、回転カム用モータ65を備える。なお、図3、4では、連続波状体8に対して第一切断刃20が位置する方向を地方向とし、第二切断刃45が位置する方向を天方向とする。
第一切断刃20は、図3,4の紙面において、連続波状体8の地側に設けられる。第一切断刃20は、刃部21、接続部22、及び、係合部23を有する。第一切断刃20は、連続波状体8を切断可能な「切断方向」としての天地方向に往復移動可能である。
刃部21は、連続波状体8の「第一面」としての下面81に当接可能に設けられる。刃部21は、第二切断刃45とともに連続波状体8を挟み込むことによって、連続波状体8を切断可能である。
接続部22は、刃部21の第二切断刃45とは反対側に刃部21から地方向に延びるよう設けられる。本実施形態では、接続部22は、間隔を有しつつ三個設けられている。
係合部23は、接続部22の刃部21と反対側に設けられる。係合部23は、第一切断刃支持部25に係合可能である。
第一切断刃支持部25は、シャフト26、回転体27、ベース28、及び、ばね29を有する。第一切断刃支持部25は、第一切断刃20を支持しつつ、図4の紙面上では反時計回り(図4の白抜き矢印F25参照)に回転可能に設けられている。
シャフト26は、図3,4に示す回転軸RA25を回転中心として回転可能に設けられている。
回転体27は、シャフト26と一体に回転可能に設けられている略柱状の部材である。回転体27は、ベース28を設けることが可能な溝271が径方向外側に形成されている。
ベース28は、第一切断刃20の刃部21が回転体27の径外方向に向かうよう第一切断刃20を支持する。ベース28には、第一切断刃20の係合部23が係合している。ベース28は、第一切断刃20の回転体27の径外方向への移動可能な位置が、連続波状体8を切断可能な位置までとなるよう第一切断刃20の移動を規制する。ベース28は、複数のボルト281によって回転体27に固定されている。
ばね29は、ベース28と第一切断刃20の刃部21との間において、隣り合う二つの接続部22の間に設けられている。ばね29は、ベース28と刃部21とに当接し、第一切断刃20を回転体27の径外方向に付勢する。
アウタギア30は、回転体27の径外方向に設けられる略筒状の部材である。アウタギア30は、回転軸RA25とは異なる回転軸RA30を回転中心として図4の紙面上では反時計回り(図4の白抜き矢印F30参照)に回転可能である。アウタギア30は、径方向外側の外壁面301に設けられる複数の外歯31、及び、径方向内側に設けられる複数の内歯32を有する。
外歯31は、連続波状体8またはコルゲートフィン5に噛み合い可能に形成されている。連続波状体8またはコルゲートフィン5は、回転するアウタギア30の外歯31と噛み合うことによってアウタギア30に案内されつつ、アウタギア30の回転によって、図4の紙面左の方向に送られる。
内歯32は、後述するアウタ拘束ギア40に噛み合い可能に形成されている。
アウタギア30は、図4に示すように、径方向外側の壁体302に、アウタギア30を径方向に貫通する複数の開口300を有する。開口300は、第一切断刃20が突出可能なよう形成されている。本実施形態では、開口300は、九個形成されている。九個の開口300は、図4に示すように、等間隔に配置されている。
アウタギア用モータ35は、アウタギア30に連結している。アウタギア用モータ35は、図示しない制御部の指令に応じてアウタギア30を回転可能な回転力を発生する。
アウタ拘束ギア40は、アウタギア30内に設けられている略円環状の部材である。アウタ拘束ギア40は、シャフト26の径方向外側に設けられ、シャフト26及び回転体27と一体に回転軸RA25を回転中心として回転可能である。アウタ拘束ギア40は、第一切断刃支持部25及び後述する第二切断刃支持部50の回転と同期して回転する。アウタ拘束ギア40は、径方向外側の外壁面に、アウタギア30の内歯32と噛み合い可能な拘束用外歯41を有する。本実施形態では、アウタ拘束ギア40は、二本の拘束用外歯41を有する。
第二切断刃45は、図3,4の紙面において、連続波状体8の天側に設けられる。第二切断刃45は、刃部46、接続部47、当接部48、及び、カムフォロア49を有する。第二切断刃45は、上地方向に移動可能である。
刃部46は、連続波状体8の「第二面」としての上面82に当接可能に設けられる。刃部46は、第一切断刃20とともに連続波状体8を挟み込むことによって、連続波状体8を切断可能である。
接続部47は、刃部46の第一切断刃20とは反対側に設けられる。本実施形態では、接続部47は、刃部46の略中央に一個設けられている。
当接部48は、接続部47の刃部46とは反対側に設けられる。当接部48は、刃部46の刃先に略平行な方向の長さが接続部47の長さに比べ長くなるよう形成されている。
カムフォロア49は、当接部48の接続部47とは反対側に設けられる。カムフォロア49は、当接部48と回転カム55とに当接しつつ回転軸RA49を回転中心として回転可能である。
第二切断刃支持部50は、回転ドラム51、支持部52、及び、ばね53を有する。第二切断刃支持部50は、第二切断刃45を天地方向に往復移動可能に支持しつつ、回転軸RA25、RA30とは異なる回転軸RA50を回転中心として回転可能である。
回転ドラム51は、回転軸RA50を回転中心として回転可能に設けられている筒状の部材である。回転ドラム51は、図4の紙面上では、時計回り(図4の白抜き矢印F50参照)に回転する。回転ドラム51は、径方向外側に開口510を有する。開口510には、第二切断刃45が位置する。
支持部52は、回転ドラム51の開口510を形成する内面511から回転軸RA50に沿う方向に延びるよう形成されている。本実施形態では、支持部52は、開口510の向かい合う二つの内面511のそれぞれから互いに向かい合う方向に延びるよう形成されている。二つの支持部52は、第二切断刃45の接続部47を挟みつつ刃部46と当接部48との間に位置する。
ばね53は、支持部52と当接部48との間に設けられる。ばね53は、天方向に第二切断刃45を付勢する。
回転カム55は、回転ドラム51内に収容されている。回転カム55は、カムシャフト56、カム本体57、及び、カム山58を有する。カム本体57とカム山58とは、一体に形成されている。回転カム55は、回転軸RA50を回転中心としつつ回転ドラム51とは別に回転可能に設けられている。
カムシャフト56は、回転軸RA50を回転中心として回転可能に設けられている。カムシャフト56は、図4の紙面上では、時計回り(図4の白抜き矢印F55参照)に回転可能である。
カム本体57は、カムシャフト56の径方向外側に設けられる断面が円環状の筒状の部位である。カム本体57は、カムシャフト56と一体に回転可能である。
カム山58は、カム本体57の径方向外側に設けられている。カム山58は、回転軸RA50から見てカム本体57の径外方向に突出するよう形成されている。本実施形態では、カム山571は、一個設けられている。カム本体57の径方向外側の外壁面及びカム山571の外壁面は、カムフォロア49に当接している。
切断刃用モータ60は、第一切断刃支持部25のシャフト26及び第二切断刃支持部50の回転ドラム51に連結している。切断刃用モータ60は、図示しない制御部の指令に応じて、第一切断刃20と第二切断刃45とによって連続波状体8を切断可能なようシャフト26及び回転ドラム51を回転可能な回転力を発生する。このとき、第一切断刃20と第二切断刃45とが連続波状体8に略同時に当接するよう、シャフト26の回転と回転ドラム51の回転とは同期している。
回転カム用モータ65は、カムシャフト56に連結している。回転カム用モータ65は、図示しない制御部の指令に応じてカムシャフト56を回転可能な回転力を発生する。
次に、切断装置1の作用について説明する。図4には、連続波状体8を切断するときの切断装置1の概念的な模式図を示す。図4~6では、便宜的に、第一切断刃支持部25の第一切断刃20を支持する構成を簡略化している。また、図5、6には、切断装置1における第一切断刃20側の時間的な変化を示しており、例えば、図5(a-1)と図5(a-2)とは、同じ時間での状態を示し、図5(b-1)、(b-2)は、図5(a-1)、(a-2)の次の時間での状態を示す。また、図5(c-1)、(c-2)と図6(a-1)、(a-2)とは同じ時間での状態を示す。なお、図5,6では、互いの部材の関係を分かりやすくするため、各部材の縮尺及び回転軸の位置関係を図4に示す状態から変更している。
図5(a-1)、(a-2)に示す状態は、切断装置1において、連続波状体8の所望の切断位置は、第一切断刃20と第二切断刃45との間に来ていない。このとき、アウタギア30とアウタ拘束ギア40とは、図5(a-1)に示すように、アウタギア30の内歯32とアウタ拘束ギア40の拘束用外歯41とが噛み合うことなく個別に回転している。また、図5(b-1)に示すように、アウタギア30と第一切断刃支持部25とは、第一切断刃支持部25に支持されている第一切断刃20がアウタギア30内に収容されたまま回転している。
図5(a-1)、(a-2)に示す状態からアウタギア30、アウタ拘束ギア40、及び、第一切断刃支持部25が回転すると、図5(b-1)に示すように、アウタ拘束ギア40の拘束用外歯41とアウタギア30の内歯32が噛み合い始める。このとき、図5(b-2)に示すように、第一切断刃支持部25に支持されている第一切断刃20の位置が、アウタギア30の開口300から突出可能な位置となるよう、アウタギア30の回転と第一切断刃支持部25の回転とが同期する。図5(b-2)における第一切断刃20の回転角度を同期開始角度Ps20とする。
図5(b-1)、(b-2)に示す状態からアウタギア30、アウタ拘束ギア40、及び、第一切断刃支持部25が回転すると、図5(c-1)に示すように、アウタ拘束ギア40の拘束用外歯41とアウタギア30の内歯32が完全に噛み合う。これにより、アウタ拘束ギア40の回転とアウタギア30の回転とが同期する。このとき、図5(c-2)に示すように、第一切断刃支持部25に支持されている第一切断刃20が、アウタギア30の開口300から突出する。
第一切断刃20がアウタギア30の開口300から突出するとき、第二切断刃45側では、図4に示すように、回転カム55のカム山571の頂点がカムフォロア49に当接している。これにより、第二切断刃45は、回転ドラム51の開口510から突出する。
アウタギア30の開口300から突出する第一切断刃20と回転ドラム51の開口510から突出する第二切断刃45とが連続波状体8の所望の位置に当接すると、連続波状体8は、所望の長さに切断されコルゲートフィン5となる。すなわち、第一切断刃20側が図5(c-1)、(c-2)に示す状態となると、連続波状体8は切断される。
図5(c-1)、(c-2)と同じ図6(a-1)、(a-2)に示す状態から、アウタギア30、アウタ拘束ギア40、及び、第一切断刃支持部25が回転すると、図6(b-1)に示すように、アウタ拘束ギア40の拘束用外歯41とアウタギア30の内歯32との噛み合いが解除し始める。このとき、図6(b-2)に示すように、第一切断刃支持部25に支持されている第一切断刃20は、アウタギア30内に収容されている。図6(b-2)における第一切断刃20の回転角度を同期終了角度Pe20とする。
図6(b-1)、(b-2)に示す状態からアウタギア30、アウタ拘束ギア40、及び、第一切断刃支持部25が回転すると、図6(b-1)に示すように、アウタ拘束ギア40の拘束用外歯41とアウタギア30の内歯32との噛み合いは、完全に解除される。すなわち、アウタ拘束ギア40の回転とアウタギア30の回転とが全く関係のないフリーの状態となる。このとき、図6(c-2)に示すように、第一切断刃支持部25に支持されている第一切断刃20は、アウタギア30内に完全に収容される。
一実施形態による切断装置1では、アウタギア30に係合可能なアウタ拘束ギア40は、第一切断刃支持部25及び第二切断刃支持部50の回転と同期して回転する。また、アウタ拘束ギア40は、第一切断刃20がアウタギア30の開口300から突出するときのみアウタギア30に係合する。これにより、第一切断刃20と第二切断刃45とによって連続波状体8を切断するとき、アウタ拘束ギア40がアウタギア30の回転を拘束し、第一切断刃支持部25に支持されている第一切断刃20の位置と開口300の位置とを同じにする。開口300の位置と同じ位置となった第一切断刃20が開口300から突出すると第二切断刃45とともに連続波状体8を切断する。具体的には、図5(b-2)における同期開始角度Ps20から図6(b-2)における同期終了角度Pe20までの間の同期区間Sa20に角度範囲においてアウタ拘束ギア40はアウタギア30の回転を拘束するため、第一切断刃20を開口300から突出させることが可能となる。
このように、一実施形態による切断装置1では、別々に回転するアウタギア30の回転とアウタ拘束ギア40の回転とがずれていても連続波状体8を切断するときアウタ拘束ギア40によってアウタギア30の回転を拘束し、第一切断刃20の位置と開口300の位置とを同じにする。これにより、第一切断刃20が確実に開口300から突出するため、第二切断刃45とともに連続波状体8を確実に切断することができる。したがって、一実施形態による切断装置1では、アウタギア30が比較的高速で回転しても、第一切断刃20と第二切断刃45とによって連続波状体8を切断するとき、第一切断刃20の位置と開口300の位置とを同じにすることができるため、連続波状体8を高速かつ高精度に所望の長さに切断することができる。
一実施形態による切断装置1では、アウタ拘束ギア40は、第一切断刃20が開口300から突出するときのみアウタギア30の内歯42に噛み合う拘束用外歯41を有する。これにより、内歯42と拘束用外歯41とが噛み合うとき、アウタ拘束ギア40と一体に回転する第一切断刃支持部25の回転とアウタギア30の回転とを確実に同期させることができる。したがって、一実施形態は、連続波状体8を確実に所望の長さに切断することができる。
一実施形態による切断装置1では、アウタ拘束ギア40は、第一切断刃支持部25を回転可能に支持するシャフト26に設けられている。これにより、アウタ拘束ギア40と第一切断刃支持部25の回転とが同じになるため、内歯42と拘束用外歯41とが噛み合うときアウタギア30の回転と第一切断刃支持部25の回転とを確実に同期させることができる。したがって、一実施形態は、連続波状体8を確実に所望の長さに切断することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、第一切断刃は、刃部、接続部、及び、係合部を有するとした。また、第二切断刃は、刃部、接続部、当接部、及び、カムフォロアを有するとした。しかしながら、第一切断刃及び第二切断刃の構成はこれに限定されない。第一切断刃は、連続波状体に当接可能に設けられればよい。第二切断刃は、連続波状体の第一面とは反対側の第二面に当接可能に設けられ、第一切断刃とともに連続波状体に当接することによって連続波状体を切断可能であればよい。
上述の実施形態では、アウタギアは、九個の開口を有するとした。しかしながら、開口の数はこれに限定されない。開口の数は、連続波状体から切り出すコルゲートフィンの長さに応じて設定される。したがって、開口の数は一個でもよく、アウタギアとアウタ拘束ギアとが噛み合うとき、当該一個の開口から第一切断刃が突出可能であればよい。
上述の実施形態では、アウタ拘束ギアは、アウタギアの内歯と噛み合い可能な拘束用外歯を有するとした。しかしながら、拘束用外歯と噛み合い可能なアウタギア側の歯は、内歯には限定されない。
上述の実施形態では、アウタ拘束ギアは、回転体の径方向外側に設けられ、シャフト及び回転体と一体に回転可能であるとした。しかしながら、アウタ拘束ギアが設けられる位置はこれに限定されない。第一切断刃支持部の回転と同期して回転可能であればよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1・・・切断装置
20・・・第一切断刃
25・・・第一切断刃支持部
30・・・アウタギア
35・・・アウタギア用モータ(アウタギア用駆動力発生部)
40・・・アウタ拘束ギア
45・・・第二切断刃
50・・・第二切断刃支持部
55・・・回転カム
60・・・切断刃用モータ(支持部用駆動力発生部)

Claims (3)

  1. 連続波状体(8)を切断可能な連続波状体の切断装置であって、
    前記連続波状体の第一面(81)に当接可能に設けられる第一切断刃(20)と、
    前記連続波状体を切断可能な切断方向に前記第一切断刃が往復移動可能なよう前記第一切断刃を支持しつつ回転可能な第一切断刃支持部(25)と、
    第一切断刃支持部の径外方向に回転可能に設けられ、前記連続波状体を送ることが可能なよう外壁面(301)に形成されている外歯(31)、及び、前記第一切断刃が前記連続波状体に当接するとき前記第一切断刃が突出可能なよう前記外壁面に形成されている開口(300)を有するアウタギア(30)と、
    前記第一切断刃支持部と一体に回転可能に設けられ、前記アウタギアに係合可能に設けられるアウタ拘束ギア(40)と、
    前記連続波状体の前記第一面とは反対側の第二面(82)に当接可能に設けられ、前記第一切断刃とともに前記連続波状体に当接することによって前記連続波状体を切断可能な第二切断刃(45)と、
    前記切断方向に前記第二切断刃が往復移動可能なよう前記第二切断刃を支持しつつ前記第一切断刃支持部と同期して回転可能な第二切断刃支持部(50)と、
    前記第二切断刃に当接可能に設けられ、前記第二切断刃を前記切断方向に沿って前記連続波状体に向けて押し出すことが可能な回転カム(55)と、
    前記第一切断刃支持部及び前記第二切断刃支持部に連結し、前記第一切断刃支持部及び前記第二切断刃支持部を回転可能な回転力を発生する支持部用駆動力発生部(60)と、
    を備え、
    前記アウタ拘束ギアは、前記第一切断刃が前記開口から突出するとき前記アウタギアに係合する連続波状体の切断装置。
  2. 前記アウタギアは、径方向内側に内歯(32)を有し、
    前記アウタ拘束ギアは、前記アウタギア内に収容され、前記第一切断刃が前記開口から突出するとき前記内歯に噛み合う拘束用外歯(41)を有する請求項1に記載の連続波状体の切断装置。
  3. 前記アウタ拘束ギアは、前記第一切断刃支持部を回転可能に支持するシャフト(26)と一体に回転可能に設けられている請求項2に記載の連続波状体の切断装置。
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