JP4349790B2 - 自動レイアウト方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動レイアウト方法に関し、特にLSI回路(Large Scale Integrated Circuit)の設計時にLSI内部に形成される回路や配線などを自動配置配線する自動レイアウト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のLSIの大規模化に伴い、回路情報(ネットリスト)をレイアウトする際に、自動配置配線ツールを使用することが多くなっている。ネットリストには、端子情報のほか、通常はインバータ、NAND、NORなどの基本的な論理回路を指すユニットセル、およびこのようなユニットセルの接続情報などが含まれている。
【0003】
LSIを自動レイアウトする場合には、まず、このネットリストに記述されているユニットセルを自動配置し、次いで、ユニットセル間をネットリストに従って自動配線する、という手順になる。(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
アナログ回路・デジタル回路混載LSIをこのような手順で行おうとする場合には、アナログ回路がどのような構成でも、このアナログ回路を1個の大きなユニットセルとして扱い、自動配置配線させることが多い。これは、一般的にアナログモジュール間結線を自動配線に任せると、要求特性が満足されない場合が多いためである。その原因としては、第1に、自動配線が最小線幅で配線されるため、太い線幅では配線できない点が挙げられる。そして、第2に、特定の結線についての寄生抵抗、容量を減らすために配線の優先度をつけることができない点が挙げられる。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−085114号公報(段落番号[0005]〜[008],図12)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ネットリストに基づいてユニットセルを自動配置配線する場合には、以下に示すような問題点があった。
【0007】
図6は自動配置配線でのユニットセルの表現方法を説明する図である。
自動配置配線において、ユニットセルは、自動配置する際の計算量を減らすために、四角形の対角2点101,102の座標で表現される。一般的には、この図6に示した方法でユニットセルを表現すれば問題はない。しかし、アナログ回路を含む大きなユニットセルを表現するときには、例えば次のような問題が生じる場合がある。
【0008】
図7は自動配置配線でアナログ回路を含むユニットセルを表現する場合の従来の表現方法を説明する図である。
例えば、アナログ回路が、結線済みの大きさの異なる2つのアナログマクロ201,202で構成されている場合を想定する。これらのアナログマクロ201,202を1つのユニットセル203にまとめると、このユニットセル203は、対角2点の座標で特定される1つの長方形で表現されるため、何も配置されていない未使用領域204が発生する。
【0009】
このような状況は、上記のように、ユニットセルを四角形でしか表現することができないので、回避することができない。しかし、このような未使用領域204には他のユニットセルを配置することができなくなるため、未使用領域204の存在は、LSIのチップサイズの小型化を妨げる原因となる。
【0010】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、自動レイアウト処理に伴う計算量を大きく増加させることなく、LSIチップ上の未使用領域を減らすことのできる自動レイアウト方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、LSIのユニットセルを自動配置配線する自動レイアウト方法において、回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱い、前記外枠に内接する複数の前記擬似ユニットセルを連結して作成する際には、対角2点の座標で表された四角形の前記擬似ユニットセルを連結して作成する自動レイアウト方法が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
LSI設計における自動レイアウト処理は、コンピュータによってその処理が実行される。自動レイアウト処理を実行するプログラムは、例えばコンピュータが有する記憶装置に格納され、コンピュータはその記憶装置からプログラムを読み出し、このプログラムに従った処理を実行する。
【0014】
また、このコンピュータは、ネットリストを例えば自己の記憶装置に記憶しておけるようになっている。すなわち、端子情報や、あらかじめ用意された複数のユニットセルおよびその接続情報などを記憶しておけるようになっている。
【0015】
このようなコンピュータを用いた自動レイアウト処理について、まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態に係る自動レイアウト方法を説明するための図である。
【0016】
この第1の実施の形態では、図中破線で示すように、アナログ回路が、大きさの異なる2つのアナログマクロ10a,10bで構成されている場合について述べる。ここで、アナログマクロ10a,10b同士は、図示しないが、既に結線された状態になっており、また、各アナログマクロ10a,10bには、それぞれその縁部あるいは内側に、配線用の端子が形成されるものとする。
【0017】
自動レイアウト処理においては、まず、このように全体として四角形(長方形または正方形)ではない多角形のアナログ回路に対し、その周囲を取り囲む外枠11が作成される。この外枠11は、アナログマクロ10a,10b間の図示しない配線、およびアナログマクロ10a,10b間並びにアナログマクロ10a,10b縁部の端子がすべて外枠11内に含まれるように作成される。さらに、外枠11は、その各辺L1,L2,L3,L4,L5,L6が直線であって各頂点P1,P2,P3,P4,P5,P6の角度がそれぞれ90度(°)になるように作成される。
【0018】
そして、この外枠11に、連結した複数の擬似ユニットセル12a,12b,12c,12d,12e,12fが内接して作成される。擬似ユニットセル12a〜12fは、ここでは、長方形でかつ外枠11の各辺L1〜L6に沿って作成される。擬似ユニットセル12a〜12fは、順に連結して作成され、外枠11内に、擬似ユニットセル12a〜12fの閉回路が形成されるようになる。これら長方形の各擬似ユニットセル12a〜12fは、従来同様、その形状が、それぞれ対角2点の座標で表現される。
【0019】
そして、アナログマクロ10a,10bで構成されているアナログ回路は、擬似ユニットセル12a〜12fの集合で表現された1つのユニットセルとして扱われ、このユニットセルについて端子情報が作成される。以後の全体回路のレイアウト情報の作成や自動配置配線の際には、このユニットセルの表現データ、すなわち擬似ユニットセル12a〜12fの対角2点の座標の集合が用いられるようになる。その際、各擬似ユニットセル12a〜12f内の領域および連結して形成された閉回路の内部領域が、このユニットセルの配置スペースとなる。
【0020】
このように、全体として四角形でない多角形のアナログ回路を、その形状に応じた複数の擬似ユニットセル12a〜12fの集合で表現することにより、未使用領域の発生を抑えて自動レイアウトすることが可能になる。ここで、アナログ回路の形状を表現する場合においては、各擬似ユニットセル12a〜12fについて四角形の対角2点の座標で表現するという制約は従来と変わりがなく、さらに、元のネットリストの内容は変更しないので、データの増加を抑えた自動レイアウト処理が可能である。
【0021】
このような自動レイアウト処理の流れについて説明する。
図2は第1の実施の形態に係る自動レイアウト処理の流れ図である。
まず、ネットリストから、図1に示した結線済みのアナログマクロ10a,10bからなるアナログ回路のように、従来の方法では未使用領域が発生してしまうようなアナログ回路を抽出する(ステップS1)。
【0022】
ステップS1における抽出後、アナログ回路の外側に、その周囲を取り囲む外枠11を作成する(ステップS2)。この外枠11は、前述のように、アナログマクロ10a,10b間の配線および端子がすべて外枠11内部に含まれるように、かつ、外枠11の各辺L1〜L6が直線で各頂点P1〜P6の角度が90度になるように、作成する。
【0023】
次いで、外枠11の内側に、各辺L1〜L6に沿って各擬似ユニットセル12a〜12fを作成する(ステップS3)。各擬似ユニットセル12a〜12fの形状は長方形で、その対角2点の座標で表現される。各擬似ユニットセル12a〜12fは、外枠11の各頂点P1〜P6のうち1つを起点として、例えばそこから反時計回りに、各辺L1〜L6に沿って順に作成していく。その際、擬似ユニットセル12a〜12fは、隙間なく、連結して作成する。
【0024】
例えば、図1では、外枠11の頂点P1を起点とし、まず、辺L1に沿った長方形であって辺L2上に対角の点Q1が存在する擬似ユニットセル12aを作成する。次いで、辺L2に沿った長方形であって点Q1の対角の点Q2が辺L3上に存在する擬似ユニットセル12b、点Q2の対角の点Q3が辺L4上にある擬似ユニットセル12cを作成する。さらに、点Q3の対角の点Q4が辺L5の延長線上にある擬似ユニットセル12d、点Q4の対角の点Q5が辺L6上にある擬似ユニットセル12e、点Q5の対角の点Q6が擬似ユニットセル12a上にある擬似ユニットセル12fを作成する。
【0025】
擬似ユニットセル12a〜12fの作成後は、このアナログマクロ10a,10bで構成されているアナログ回路を、擬似ユニットセル12a〜12fの集合で表現された1つのユニットセルとして扱う(ステップS4)。そして、これにより、アナログ回路の形状を、各擬似ユニットセル12a〜12fの長方形の対角2点の座標によって表現する。ただし、このアナログ回路の形状の表現データは、長方形の対角2点の座標の集合であって、多角形の外枠11の各頂点の座標によってその形状を表現するものではない。
【0026】
次いで、ネットリストの端子情報に記述してある端子だけを、1つのユニットセルとして扱われることとなるこのユニットセルの端子として設定し(ステップS5)、このユニットセルと他のユニットセルとの間の自動配線ができるようにする。
【0027】
その他の同様なアナログ回路についても、必要に応じてステップS1からステップS5の処理を行い、そのアナログ回路を擬似ユニットセルの集合で表現された1つのユニットセルとして扱うようにする。また、デジタル回路についても、必要に応じて本自動レイアウト処理を行うようにしてもよい。
【0028】
以降は、ネットリストを用い、このように擬似ユニットセル12a〜12fの座標の集合によって表現されたアナログ回路の表現データと共に、すべてのユニットセルの表現データを用いてユニットセルを配置して全体回路のシミュレーションを行い、レイアウト情報を作成する(ステップS6)。そして、このレイアウト情報に基づき、自動配置配線を行う(ステップS7)。
【0029】
上記の自動レイアウト方法によれば、アナログ回路が、大きさの異なる2つのアナログマクロ10a,10bから構成されている場合であっても、未使用領域の発生を抑えることができる。さらに、アナログ回路の形状を、擬似ユニットセル12a〜12fの長方形の対角2点の座標の集合で表現するため、自動配置のために必要となるデータ量が著しく増大することがない。
【0030】
次に、第2の実施の形態について説明する。
図3は第2の実施の形態に係る自動レイアウト方法を説明するための図である。なお、図3では、図1に示した要素と同一要素については同一符号を付し、説明の詳細は省略する。
【0031】
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様、大きさの異なる2つのアナログマクロ10a,10bからなるアナログ回路について述べ、縁部などに端子が形成されたアナログマクロ10a,10b間は既に結線済みとする。
【0032】
第2の実施の形態では、このようなアナログ回路について、まず、外枠11が作成され、この外枠11に内接して、2つの擬似ユニットセル20a,20bが、隙間なく、連結して作成される。擬似ユニットセル20aは主にアナログマクロ10a部分に作成され、擬似ユニットセル20bは主にアナログマクロ10b部分に作成されている。
【0033】
そして、アナログマクロ10a,10bで構成されているアナログ回路は、これらの擬似ユニットセル20a,20bの集合で表現された1つのユニットセルとして扱われ、このユニットセルについて端子情報が作成される。このアナログ回路の形状は、擬似ユニットセル20a,20bの対角2点の座標の集合で表現される。
【0034】
この第2の実施の形態における自動レイアウト処理の流れについて説明する。
図4は第2の実施の形態に係る自動レイアウト処理の流れ図である。
まず、ネットリストから、結線済みの2つのアナログマクロ10a,10bで構成されたアナログ回路を抽出し(ステップS10)、このアナログ回路に外枠11を作成する(ステップS11)。次いで、この外枠11に内接する2つの擬似ユニットセル20a,20bを作成する(ステップS12)。この擬似ユニットセル20a,20bは、それぞれ四角形の対角2点の座標で表現し、また、互いに隙間なく、連結して作成する。
【0035】
擬似ユニットセル20a,20bの作成後は、このアナログマクロ10a,10bで構成されているアナログ回路を、擬似ユニットセル20a,20bの集合で表現された1つのユニットセルとして扱う(ステップS13)。ただし、このユニットセルの形状の表現データが、四角形の対角2点の座標の集合であるのは第1の実施の形態と同じである。
【0036】
次いで、ネットリストの端子情報に記述してある端子だけを、1つのユニットセルとして扱われるこのユニットセルの端子として設定する(ステップS14)。最後に、このユニットセルと共に、ネットリストを用いてすべてのユニットセルについてのレイアウト情報を作成し(ステップS15)、そのレイアウト情報に基づいて自動配置配線を行う(ステップS16)。
【0037】
この第2の実施の形態に示した自動レイアウト方法によっても、未使用領域の発生を防ぐことができる。さらに、このユニットセルの形状を、2つの擬似ユニットセル20a,20bの座標の集合で表現するため、その形状の表現データ量をより少なくすることができる。
【0038】
また、もともと四角形以外の多角形であるアナログマクロの自動レイアウトも同様に行うことができる。
図5はもともと四角形でないアナログマクロについての自動レイアウト方法を説明するための図である。なお、図5では、図3に示した要素と同一要素については同一符号を付し、説明の詳細は省略する。
【0039】
この図5の例の場合には、縁部などに端子が形成された1つのアナログマクロ30を取り囲む外枠11が作成され、この外枠11に内接して、2つの擬似ユニットセル20a,20bが、隙間なく、連結して作成される。そして、アナログマクロ30は、擬似ユニットセル20a,20bの集合で表現された1つのユニットセルとして扱われ、その形状は、擬似ユニットセル20a,20bの対角2点の座標の集合で表現される。
【0040】
この場合、自動レイアウト処理の流れは、図4に示した流れと同様である。すなわち、まず、ネットリストからアナログマクロ30を抽出し(ステップS10)、外枠11を作成する(ステップS11)。次いで、外枠11に内接する2つの擬似ユニットセル20a,20bを作成し(ステップS12)、アナログマクロ30を、擬似ユニットセル20a,20bの集合で表現される1つのユニットセルとして扱う(ステップS13)。その後は、このユニットセルについて端子を設定し(ステップS14)、レイアウト情報を作成する(ステップS15)。そして、そのレイアウト情報に基づいて自動配置配線を行う(ステップS16)。
【0041】
このように、もともと四角形以外の多角形であるアナログマクロ30についても、未使用領域の発生を抑えるとともに、データ量の増加を抑えることができる。
【0042】
以上説明したように、アナログ回路を、その外枠に内接する複数の連結した擬似ユニットセルの集合で表現される1つのユニットセルとして扱い、その形状を各擬似ユニットセルの座標の集合によって表現し、レイアウト情報の作成や自動配置配線を行う。これにより、未使用領域の発生を抑えることができるので、LSIのチップサイズの小型化が図られるようになる。
【0043】
さらに、擬似ユニットセルの作成においては、四角形の対角2点の座標で表すという従来の制約を変更しない。そのため、未使用領域の発生を抑制するようなアナログ回路の形状を表現するにあたり、データ量が著しく増加することがなく、自動レイアウトに要する計算量の増大が抑えられる。
【0044】
なお、本発明の自動レイアウト方法が適用可能な回路の形状は、勿論、上記アナログ回路のような略L字形状のものに限定されるものではなく、回路を構成するマクロの数も上記の例に限定されるものではない。この自動レイアウト方法は、略凹形状や略S字形状など、種々の形状の回路に対して適用可能であり、外枠およびこれに内接する擬似ユニットセルを作成して、上記の第1,第2の実施の形態と同様に自動レイアウトが可能である。
【0045】
また、擬似ユニットセルの作成においては、複数の連結した擬似ユニットセルをタイル状に配置することによって外枠内を埋めるようにすることもできる。
また、前述したように、上記の自動レイアウト処理は、コンピュータによって実現される。その場合、その処理に応じたプログラムをコンピュータで実行することで、その処理がコンピュータ上で実現される。このようなプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
【0046】
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0047】
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、回路の形状に応じた形状で外枠を作成し、この外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、その回路を、擬似ユニットセルの集合で表現される1つのユニットセルとして扱う。これにより、自動レイアウトにおける未使用領域の発生を抑えることができ、LSIチップサイズの小型化を図ることができる。
【0049】
さらに、回路の形状を、各擬似ユニットセルを長方形の対角2点の座標で表すことで表現するので、データ量の著しい増加、それに伴う計算量の増大を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る自動レイアウト方法を説明するための図である。
【図2】第1の実施の形態に係る自動レイアウト処理の流れ図である。
【図3】第2の実施の形態に係る自動レイアウト方法を説明するための図である。
【図4】第2の実施の形態に係る自動レイアウト処理の流れ図である。
【図5】もともと四角形でないアナログマクロについての自動レイアウト方法を説明するための図である。
【図6】自動配置配線でのユニットセルの表現方法を説明する図である。
【図7】自動配置配線でアナログ回路を含むユニットセルを表現する場合の従来の表現方法を説明する図である。
【符号の説明】
10a,10b,30 アナログマクロ
11 外枠
12a,12b,12c,12d,12e,12f,20a,20b 擬似ユニットセル
L1,L2,L3,L4,L5,L6 辺
P1,P2,P3,P4,P5,P6 頂点
Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6 点
Claims (12)
- LSIのユニットセルを自動配置配線する自動レイアウト方法において、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱い、
前記外枠に内接する複数の前記擬似ユニットセルを連結して作成する際には、対角2点の座標で表された四角形の前記擬似ユニットセルを連結して作成することを特徴とする自動レイアウト方法。 - LSIのユニットセルを自動配置配線する自動レイアウト方法において、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱い、
前記回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む前記外枠を作成する際には、前記外枠の各辺が直線でかつ各頂点の角度が90度となるように、前記回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む前記外枠を作成することを特徴とする自動レイアウト方法。 - LSIのユニットセルを自動配置配線する自動レイアウト方法において、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱い、
前記外枠に内接する複数の前記擬似ユニットセルを連結して作成する際には、前記外枠の各辺に沿って前記擬似ユニットセルを連結して前記外枠の形状に応じた閉回路を構成するように作成することを特徴とする自動レイアウト方法。 - LSIのユニットセルを自動配置配線する自動レイアウト方法において、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱い、
前記外枠に内接する複数の前記擬似ユニットセルを連結して作成する際には、前記外枠内を埋めるように前記擬似ユニットセルを連結して作成することを特徴とする自動レイアウト方法。 - LSIのユニットセルを自動配置配線するためのプログラムにおいて、
コンピュータに、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱う処理を実行させ、
前記外枠に内接する複数の前記擬似ユニットセルを連結して作成する際には、対角2点の座標で表された四角形の前記擬似ユニットセルを連結して作成することを特徴とするプログラム。 - LSIのユニットセルを自動配置配線するためのプログラムにおいて、
コンピュータに、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱う処理を実行させ、
前記回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む前記外枠を作成する際には、前記外枠の各辺が直線でかつ各頂点の角度が90度となるように、前記回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む前記外枠を作成することを特徴とするプログラム。 - LSIのユニットセルを自動配置配線するためのプログラムにおいて、
コンピュータに、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱う処理を実行させ、
前記外枠に内接する複数の前記擬似ユニットセルを連結して作成する際には、前記外枠の各辺に沿って前記擬似ユニットセルを連結して前記外枠の形状に応じた閉回路を構成するように作成することを特徴とするプログラム。 - LSIのユニットセルを自動配置配線するためのプログラムにおいて、
コンピュータに、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱う処理を実行させ、
前記外枠に内接する複数の前記擬似ユニットセルを連結して作成する際には、前記外枠内を埋めるように前記擬似ユニットセルを連結して作成することを特徴とするプログラム。 - LSIのユニットセルを自動配置配線するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
コンピュータに、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱う処理を実行させ、
前記外枠に内接する複数の前記擬似ユニットセルを連結して作成する際には、対角2点の座標で表された四角形の前記擬似ユニットセルを連結して作成することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。 - LSIのユニットセルを自動配置配線するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
コンピュータに、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱う処理を実行させ、
前記回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む前記外枠を作成する際には、前記外枠の各辺が直線でかつ各頂点の角度が90度となるように、前記回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む前記外枠を作成することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。 - LSIのユニットセルを自動配置配線するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
コンピュータに、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱う処理を実行させ、
前記外枠に内接する複数の前記擬似ユニットセルを連結して作成する際には、前記外枠の各辺に沿って前記擬似ユニットセルを連結して前記外枠の形状に応じた閉回路を構成するように作成することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。 - LSIのユニットセルを自動配置配線するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
コンピュータに、
回路の形状に応じた形状で前記回路を取り囲む外枠を作成し、
前記外枠に内接する複数の擬似ユニットセルを連結して作成し、
前記回路を前記擬似ユニットセルの集合で表現された一のユニットセルとして扱う処理を実行させ、
前記外枠に内接する複数の前記擬似ユニットセルを連結して作成する際には、前記外枠内を埋めるように前記擬似ユニットセルを連結して作成することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
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