JP4349609B2 - クランプ式の鎖錠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器収納用箱などの扉に取付けられるクランプ式の鎖錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平8−2531号公報
【特許文献2】
特開2001−234658号公報
【0003】
電気機器収納用箱などの扉の鎖錠装置としては、特許文献1に示されるような取手回転型の平面ハンドルと呼ばれる装置が広く用いられている。この形式の鎖錠装置においては、取手は扉に取付けられる本体に対して回転するだけであるから、取手の回転軸と本体との間にリング状のパッキンを設けることにより、確実に防水・防塵効果を発揮することができる。
【0004】
しかし特許文献2に示されるようなクランプ式の鎖錠装置は、本体下部に軸支した取手を扉面に対して垂直方向に開閉することにより、リンクを介して開放動作及び締付け動作を行わせる形式であるため、取手を開閉する際には本体に対して取手がスライドする。よって従来のようにパッキンを設けることはできなかった。このため、特許文献2に示されるように箱のパッキン部より外側に配設せざるを得ず、左右扉のように箱のパッキン部より内側に鎖錠装置を設けるタイプの電気機器収納用箱では、クランプ式の鎖錠装置は使用できなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来の問題点を解決し、確実な防水・防塵性能を維持することができるクランプ式の鎖錠装置を提供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明のクランプ式の鎖錠装置は、取手を挿入できる開口部が形成されるとともに下部にフックを備えた本体と、腕部の下端が本体に軸支され開閉操作によってフックに箱本体側の金具をクランプする締付け動作を行わせる取手とを備えたクランプ式の鎖錠装置であって、取手はその先端部に本体の内側に向かって延びる腕部を備えたものであり、取手の下面には本体の開口部の周囲をシールする枠状部と、取手の腕部の周囲を保持することにより取手を開閉した際にも枠状パッキンの位置がずれることを防止する筒状のストッパとを備えた枠状パッキンを設けたことを特徴とするものである。さらにストッパを四角筒状とすることが好ましく、また枠状パッキンが腕部の下端を本体に軸支する取手の軸を挿入するための貫通孔を備えたものであることが好ましい。
【0007】
本発明のクランプ式の鎖錠装置は、本体と取手との間に本体の開口部の周囲をシールする枠状部と、取手の腕部の周囲を保持することにより取手を開閉した際にも枠状パッキンの位置がずれることを防止する筒状のストッパとを備えた枠状パッキンを配置したものであるので、取手を開閉させても枠状パッキンがずれることがなく、取手を閉じた状態では本体に形成されたハンドル動作用の開口部を全周にわたり確実にシールすることができ、常に安定した防水・防塵性能を発揮することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態を示す斜視図、図2は取手を開いた状態を示す正面図、図3は分解斜視図、図4は取手を閉じた状態の断面図、図5は取手を開いた状態の断面図である。
【0009】
これらの図において1は中空の本体であり、その中央部には取手7のための開口部13が形成されている。図2に示すように、この本体1は電気機器収納用箱などの扉2の外面に取付けられるものである。扉2の内側に位置する本体1の下部には、2個の軸受3、4が突設されている。先端側の軸受3には、L型のフック5が軸6により軸支されている。取手7は開口部13に収納されるもので、その先端部には下方に延びる腕部8が突設されており、この腕部8の下端が本体1の中央側の軸受4に軸9により軸支されている。図4の状態ではフック5は図示しない箱本体側の金具をクランプし、扉を開けないように鎖錠する。また、図5はフック5が開かれた状態を示している。
【0010】
取手7の腕部8の軸9よりも更に先端側には、軸10によりリンク11の一端が軸支されており、このリンク11の他端はフック5の屈曲部に軸12により軸支されている。これにより、軸6と軸9を固定連結点とし、軸10と軸12を可動連結点とする4バーリンク機構が構成される。このリンク機構は、図5のように取手7を開けばフック5の先端を下方に開き、図4のように取手7を閉じるとフック5の先端を上方に移動させてフック5に締付け動作を行わせる。以上の構造は従来のクランプ式の鎖錠装置と同様である。
【0011】
前記したように、本体1の上面には取手7を挿入できる開口部13が形成されており、その周囲には図6のB―B断面図及びC―C断面図に示されるように、取手7の側面と密着できる垂直平面部14が形成されている。従ってこの本体1の開口部13の周囲を取手7によりシールすることにより、防水・防塵効果が得られることとなる。
【0012】
そこで本発明では、図7に示すようなシール用突状20を備えた枠状パッキン15を装着して本体1の開口部13の周囲をシールする。この枠状パッキン15は四角形の枠状部16と、取手7の腕部8の周囲を保持することにより取手を開閉した際にも枠状パッキン15の位置がずれることを防止する四角筒状のストッパ17とを、ゴムにより一体成形したものである。枠状部16の先端18は袋状となって図4に示すように取手7の先端が嵌め込まれている。また枠状部16の後端19は肉厚に成形し、その下面にシール用突状20が突設されている。
【0013】
ストッパ17の下部には、取手7の腕部8を本体1に軸支している軸9を挿入するための貫通孔21が形成されている。また四角筒状のストッパ17の外側面には、シール用突状22がV字状に形成されている。このシール用突状22は取手7を閉じたときに変形して枠状パッキン15のシール効果を高めるものであるが、本体1と面ではなく線で接触するので、取手7の開閉動作を軽くすることができる。
【0014】
この枠状パッキン15は、図4,図5に示されるように取手7の腕部8に下側から嵌め込まれ、貫通孔21に軸9を挿入して組み立てることにより、取手7と一体化されている。このため、図5のように取手7を持ち上げても枠状パッキン15は常に取手7と一緒に動き、その位置がずれることはない。そこで図4のように取手7を閉じれば、取手7の下面により枠状パッキン15の枠状部16は本体1に向かって押圧され、図6に示したように本体1の開口部13の周囲は確実にシールされる。
【0015】
このように構成された本発明のクランプ式の鎖錠装置は、取手7を開閉することによりリンク機構を介してフック5に締付け動作を行わせ、扉を鎖錠することは従来と同様である。しかし本体1と取手7との間に、ストッパ17付きの枠状パッキン15を設けたので、従来のように取手7の開閉操作によってパッキンがずれることもなく、取手7を閉じた状態では本体1の開口部13の周囲を確実にシールし、完全な防水・防塵効果を得ることができる。
【0016】
なお、この実施形態ではストッパ17を環状で長方形状のものとしたが、取手7を閉じるときに枠状パッキン15の位置決めができるものであれば、ストッパ17の断面形状は任意であり、例えば断面がコの字状のものとしてもよい。また、この実施形態ではストッパ17の外側面にシール用突状22を形成し、本体1の開口部13の内側面と接触させて補助的なシールを行わせている。しかし、ストッパ17の内側面に位置ずれ防止用の突状を形成するとともに、取手7の腕部8の対応する部分に溝を形成して突状を嵌め込めば、ストッパ17と腕部8との位置ずれをより確実に防止することができる。
【0017】
また、上記の実施形態ではストッパ17付きの枠状パッキン15を取手7側に取付けたが、ストッパの構造を変えて四角筒状のストッパ17の内側面にシール用突状20を設けて、枠状パッキン15を本体1側に固定してもよく、さらにストッパ17の外側面に位置ずれ防止用の突状を設けて、本体1の開口部13の内側面の対応する部分に溝を形成して嵌め込めば、ストッパ17と本体1との位置ずれをより確実に防止することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のクランプ式の鎖錠装置は本体と取手との間に枠状パッキンを設けたものであるから、取手を閉じた状態において本体の開口部を確実にシールすることができる。またストッパ付きの枠状パッキンを用いたので、取手を開閉した際にも枠状パッキンの位置がずれることがなく、組み立てが簡単なうえに取手と枠状パッキンとの一体化を図ることができ、確実な位置決め効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の鎖錠装置を示す斜視図である。
【図2】取手を開いた状態を示す正面図である。
【図3】本発明の実施形態の鎖錠装置を示す分解斜視図である。
【図4】取手を閉じた状態の断面図である。
【図5】取手を開いた状態の断面図である。
【図6】取手を閉じた状態の各部の断面図である。
【図7】ストッパ付きの枠状パッキンを示す斜視図であり、(A)は上側から見た斜視図、(B)は下側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 本体
2 扉
3 軸受
4 軸受
5 フック
6 軸
7 取手
8 腕部
9 軸
10 軸
11 リンク
12 軸
13 開口部
14 垂直平面部
15 枠状パッキン
16 枠状部
17 ストッパ
18 枠状部の先端
19 枠状部の後端
20 シール用突状
21 貫通孔
22 シール用突状

Claims (3)

  1. 取手を挿入できる開口部が形成されるとともに下部にフックを備えた本体と、腕部の下端が本体に軸支され開閉操作によってフックに箱本体側の金具をクランプする締付け動作を行わせる取手とを備えたクランプ式の鎖錠装置であって、取手はその先端部に本体の内側に向かって延びる腕部を備えたものであり、取手の下面には本体の開口部の周囲をシールする枠状部と、取手の腕部の周囲を保持することにより取手を開閉した際にも枠状パッキンの位置がずれることを防止する筒状のストッパとを備えた枠状パッキンを設けたことを特徴とするクランプ式の鎖錠装置。
  2. ストッパを、四角筒状としたことを特徴とする請求項1に記載のクランプ式の鎖錠装置。
  3. 枠状パッキンが、腕部の下端を本体に軸支する取手の軸を挿入するための貫通孔を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載のクランプ式の鎖錠装置。
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