JP4347083B2 - 伝送路特性推定装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
これにより、前述の伝送路特性推定装置がコンピュータを利用して実現できるようになる。
図1は、本発明の一実施形態に係る伝送路推定器23(伝送路特性推定装置)を備えた受信器2を具備する無線通信システムの概略構成を示すブロック図である。図1において、送信機1は上記図13の従来の構成と同様である。送信機1では、CP挿入器11aが送信データの先頭にCPを挿入し、また、CP挿入器11bが送信パイロット信号の先頭にCPを挿入する。次いで、時間多重器12がそれらCP挿入後の送信データ及び送信パイロット信号を時間多重し、この時間多重された信号はアンテナ13から無線送信される。このCP付きの送信信号の伝送フレームの構成は、例えば上記した図14の構成である。また、パイロット信号は受信機側との間で予め整合された既知の信号である。
受信機2では、CP除去器22aがアンテナ21により受信された信号の受信データからCPを除去し、また、CP除去器22bがアンテナ21により受信された信号の受信パイロット信号からCPを除去する。次いで、伝送路推定器23が、CP除去後の受信パイロット信号から伝送路特性推定値及び雑音電力推定値を求める。MMSE周波数等化器24は、それら伝送路特性推定値及び雑音電力推定値を使用して、上記(1)式によりCP除去後の受信データを周波数領域で等化し出力する。
図2において、伝送路推定部23には、CPが除去された系列長Npの受信パイロット信号pra(n)が入力される。この受信パイロット信号pra(n)は、上記図13の従来の伝送路推定部310に入力される受信パイロット信号pr(n)とは異なり、受信フィルタ部のアンダーサンプリングが行われていないサンプル時間単位の信号である。
本実施形態では、上記受信パイロット信号pra(n)を使用して伝送路特性推定値を算出する。この理由は、アンダーサンプリングされる前の信号を用いた方が、チップ間に存在するパス位置をより正確に推定することができるからである。
このイタレーション動作では、第一段階の伝送路推定値記憶器233aに保持された伝送路特性推定値ha(n)の遅延プロファイルの中から、一つずつ有効パスを検出し、有効パスの総和を求める作業を有効パスが無くなるまで繰り返す。また、有効パス検出の都度、該検出した有効パスに対してベースバンドフィルタの時間応答広がりを付加した成分を伝送路特性推定値ha(n)から減算し、この減算結果の中から次の有効パスを検出する。このイタレーション動作中には、図2のスイッチSW1が第二段階の伝送路推定値記憶器233b及び送信フィルタ237aの側を選択し、スイッチSW2が開放する。
これにより、ベースバンドフィルタの時間応答広がり部分のパス成分を含み、且つ雑音成分が適切に除去された伝送路特性推定値Ha’(f)を得ることができる。そして、この伝送路特性推定値Ha’(f)が図1のMMSE周波数等化器24に入力されて、上記(1)式における周波数領域の伝送路特性推定値Ha(f)として使用される。これにより周波数領域等化精度が向上する。
上記(16)式における雑音電力推定範囲が図12に示されている。パス成分はそのピーク値を中心に、ベースバンドフィルタのタップ数Ntap分だけ時間応答が両側に広がる。図12に示されるように、本実施形態の雑音電力推定範囲は、パス検索範囲及びこのパス検索範囲の末端から該時間応答の広がり部分の範囲が除外される。これにより、パス検索範囲の末端にパスが存在していたとしても、ベースバンドフィルタによる時間応答分のパス成分が含まれない範囲の成分のみを使用して雑音電力を推定することができる。この結果、雑音電力推定値の精度が向上する。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
例えば、上述した実施形態では、等化処理量削減の観点から、アンダーサンプルしてチップ時間単位の伝送路特性推定値を出力し、等化処理するようにしたが、アンダーサンプルを行わずにサンプル時間単位の伝送路特性推定値を出力し、等化処理するようにしてもよい。
Claims (12)
- 既知信号を送信機から受信機へ送信する無線通信システムにおける伝送路特性を推定する伝送路特性推定装置において、
前記既知信号と前記受信機により受信された受信既知信号とに基づいて第一段階の伝送路特性推定値を算出する伝送路特性推定値演算手段と、
前記第一段階の伝送路特性推定値から有効パスを検索するパス検出手段と、
前記検出された有効パスの総和を算出して第二段階の伝送路特性推定値を求めるパス和算出手段と、
前記検出された有効パスに対して、前記受信既知信号が前記送信機から送信されるときに通過したベースバンドフィルタ(送信フィルタ)の時間応答広がりを付加してから、さらに、前記受信既知信号が前記受信機で受信されるときに通過したベースバンドフィルタ(受信フィルタ)の時間応答広がりを付加する第一のフィルタと、
前記第一のフィルタの出力を前記第一段階の伝送路特性推定値から減算するパス検索対象算出手段と、を備え、
前記パス検出手段は、前記パス検索対象算出手段により得られたパス検索対象から次の有効パスを検索することを特徴とする伝送路特性推定装置。 - 前記パス検出手段は、パスの電力を閾値判定して有効パスを検出することを特徴とする請求項1に記載の伝送路特性推定装置。
- 前記閾値は、過去の雑音電力推定情報、又は前記第一段階の伝送路特性推定値の最大電力に基づいて算出されることを特徴とする請求項2に記載の伝送路特性推定装置。
- 前記第二段階の伝送路特性推定値に対して、前記送信フィルタの時間応答広がりを付加してから、さらに、前記受信フィルタの時間応答広がりを付加する第二のフィルタを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の伝送路特性推定装置。
- 前記検出された有効パスの全てに係る成分が取り除かれたときの前記パス検索対象、又は前記第一段階の伝送路特性推定値を用い、伝送路の最大遅延時間に応じたパス存在範囲及びこのパス存在範囲の末端から、前記送信フィルタの時間応答広がりに加えて前記受信フィルタの時間応答広がりの部分の範囲を除外して雑音電力を推定する雑音電力推定手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の伝送路特性推定装置。
- 前記受信既知信号は、前記受信機によりアンダーサンプリングされる前の信号であることを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記載の伝送路特性推定装置。
- 既知信号を送信機から受信機へ送信する無線通信システムにおける伝送路特性を推定する伝送路特性推定処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
前記既知信号と前記受信機により受信された受信既知信号とに基づいて第一段階の伝送路特性推定値を算出する機能と、
前記第一段階の伝送路特性推定値から有効パスを検索する機能と、
前記検出された有効パスの総和を算出して第二段階の伝送路特性推定値を求める機能と、
前記検出された有効パスに対して、前記受信既知信号が前記送信機から送信されるときに通過したベースバンドフィルタ(送信フィルタ)の時間応答広がりを付加してから、さらに、前記受信既知信号が前記受信機で受信されるときに通過したベースバンドフィルタ(受信フィルタ)の時間応答広がりを付加する第一のフィルタ機能と、
前記第一のフィルタ機能の出力を前記第一段階の伝送路特性推定値から減算してパス検索対象を算出する機能と、
前記算出されたパス検索対象を次の有効パスの検索に用いる機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記パス検索の際に、パスの電力を閾値判定して有効パスを検出する機能をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする請求項7に記載のコンピュータプログラム。
- 前記閾値には、過去の雑音電力推定情報、又は前記第一段階の伝送路特性推定値の最大電力に基づいて算出されたものを使用することを特徴とする請求項8に記載のコンピュータプログラム。
- 前記第二段階の伝送路特性推定値に対して、前記送信フィルタの時間応答広がりを付加してから、さらに、前記受信フィルタの時間応答広がりを付加する第二のフィルタ機能をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする請求項7から9のいずれかの項に記載のコンピュータプログラム。
- 前記検出された有効パスの全てに係る成分が取り除かれたときの前記パス検索対象、又は前記第一段階の伝送路特性推定値を用い、伝送路の最大遅延時間に応じたパス存在範囲及びこのパス存在範囲の末端から、前記送信フィルタの時間応答広がりに加えて前記受信フィルタの時間応答広がりの部分の範囲を除外して雑音電力を推定する機能をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする請求項7から10のいずれかの項に記載のコンピュータプログラム。
- 前記受信既知信号には、前記受信機によりアンダーサンプリングされる前の信号を使用することを特徴とする請求項7から11のいずれかの項に記載のコンピュータプログラム。
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