JP4347077B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
定着装置としては、内部に熱源を有し回転駆動される加熱ローラと、この加熱ローラに圧接され加熱ローラに従動回転する加圧ローラとを有し、両ローラによって形成されるニップ部に、両ローラの回転によってシート状の記録媒体を通過させ、加熱加圧してトナー像を定着するローラ対タイプの定着装置や、トナーを定着されるシート状媒体を搬送するための無端の定着ベルト、定着ベルトを巻き掛けられた加熱ローラ及び定着ローラ、定着ベルトを介して定着ローラに対向して配置される加圧ローラ等を構成要素とするタイプのいわゆるベルトタイプの定着装置が知られている。
ヒータを複数備えている定着装置においては、画像形成装置の電源投入時など、定着装置のウォームアップを急ぐときには、全てのヒータを点灯するなど、ヒータへの供給電力を増加させることで、発熱量を確保する一方、ウォームアップ終了後は、種々のモータの回転等に電力を供給しなければならないため、一部のヒータのみを点灯することでヒータへの供給電力を減少させ、必要最低限の発熱量で定着を行う必要がある。
たとえば、複数のヒータが、中央部が発熱する中央ヒータと、端部が発熱する端部ヒータとによって構成されている場合には、縦方向に搬送されるA4サイズ、B5サイズ以下の記録媒体などの小サイズの記録媒体に対する連続定着を想定し、かかる連続定着の場合にも中央ヒータのみで発熱量を確保し、定着性を維持するべく、ヒータ全体に配分された供給電力は、中央ヒータへの供給電力に優先的に割り振られ、残りが端部ヒータに割り振られる。このため、上述のように電力投入時に全てのヒータを点灯しても、電源投入時には加熱ローラの温度は低く、特に加熱ローラの両端部における放熱量が大きいため、ウォームアップ時間が長くなってしまうという問題や、端部の定着性が確保できないことがあるという問題がある。
このように、加熱ローラ61と加圧ローラ62とは、それぞれ低熱容量化によるウォームアップタイムすなわち電源投入時の立ち上がり時間または省エネモード下の待機状態から復帰までの時間の短縮化が図られている。
図3に示すように、ヒータ63、64は、幅方向において、加熱ローラ61の幅より長く、加熱ローラ61を貫く態様で配設されている。支持板60は、幅方向において加熱ローラ61が延在している領域の、加熱ローラ61のそれぞれの端部の外側に配設されており、この位置でヒータ63、64の各端部を支持している。ヒータ63、64は上下方向に並んだ状態で配設され、ヒータ63は上側、ヒータ64は下側に位置する。したがって、ヒータ64は、ヒータ64よりも、シート材2の通過位置であるニップ部81に近い位置に配設されている。
なお、長さaは、本形態では370mmであるが、360mm以上410mm以下の範囲とすることが可能である。また、軸方向における加圧ローラ62の長さは、本形態では320mmであるが、310mm以上320mm以下の範囲とすることが可能である。
第1の温度検知手段は領域b、第2の温度検知手段は領域cにそれぞれ対応した領域の加熱ローラ61の温度を検知するよう配設されている。第1の温度検知手段、第2の温度検知手段の何れも、領域bと領域cとが重複する領域を避けて配設されている。
たとえば、一般に、画像形成装置のウォームアップタイムは、10〜12秒程度であることを求められているが、画像形成装置のウォームアップタイムを短縮する手段として、ヒータへの供給電力を非常に大きくすることが考えられる。
一方、従来より、ヒータとしては、透明な石英のガラス管に不活性ガスであるハロゲンガスを封入したハロゲンヒータがよく用いられているが、かかるハロゲンガスの成分は、一般にアルゴンであった。アルゴンは、安価ではあるが、熱伝導性が高いため、発生した熱量がアルゴンガスを封入したガラス管を暖めることに使用されてしまい、ヒータの発熱により昇温される加熱ローラ等の温度上昇勾配、言い換えると昇温速度が低下してしまうという問題があった。
キセノンは、アルゴンよりも熱伝導性が低く、キセノンガスを封入したガラス管を暖めることに使用される熱量がアルゴンよりも少なく、ヒータの発熱により昇温される加熱ローラの温度上昇勾配、言い換えると昇温速度が、図7に示すように、アルゴンよりも大きい。
そのため、キセノンを用いたヒータ64を備えた定着装置38は、供給電力を増加させることなく、立ち上がりが早くなっている。
たとえば、複数のヒータが、中央部が発熱する中央ヒータと、端部が発熱する端部ヒータとによって構成されている場合には、その短辺を幅方向に向けて搬送されるA4サイズ、B5サイズ以下の記録媒体などの小サイズの記録媒体に対する連続定着を想定し、かかる連続定着の場合にも中央ヒータのみで発熱量を確保し、定着性を維持するべく、ヒータ全体に配分された供給電力は、中央ヒータへの供給電力に優先的に割り振られ、残りが端部ヒータに割り振られる。ヒータ全体に配分される供給電力が1150Wである場合、上述のように連続定着を想定して中央ヒータへの供給電力を550Wとする必要がある場合には、まず中央ヒータへの供給電力が550Wとされ、その残りの600Wが端部ヒータへの供給電力とされる。
さらに、ヒータ64は、ヒータ64よりも、ニップ部81に近い位置に配設されているため、加熱ローラ61の端部においてより良好な加熱が行われ、ウォームアップまでの時間が短く、またかかる端部における定着性がさらに向上している。
このように、ヒータ63は、中央部が主に発熱する中央発熱手段として機能する。ヒータ63は、その短辺を幅方向に向けて搬送されるA4サイズ、B5サイズ以下のシート材2に対する連続定着時にも加熱ローラ61を定着に適した温度に十分に保てる供給電力が配分されている。よって、ヒータ63には、不活性ガスとして、キセノンに比べて熱伝導性の高いアルゴンを用いても、ヒータ63はその機能を十分に発揮しており、またアルゴンを用いることで、コストの上昇を防止している。
なお図5に示した符合であって、図3または図4に示した符合と同じ符号は、その符号を用いて図3または図4に示したものと同じものであるので説明を省略する。
画像形成装置30の最大消費電力に余裕があり、ヒータ64への供給電力を増加させられる場合には、不活性ガスとしてアルゴンガスを用いるとともに、アルゴンガスを用いることで発生する昇温速度の低下を、ヒータ64への供給電力を増加させることで補うことも考えられるが、このようにすると、連続定着中、ヒータ64の発熱量が多いため、温度リップルが大きくなり、ホットオフセットの懸念が生じることとなる。
なお図6に示した符合であって、図3または図4に示した符合と同じ符号は、その符号を用いて図3または図4に示したものと同じものであるので説明を省略する。
この構成により、加熱ローラ61の温度が、中央部、端部ともにバランスよく維持され、温度ムラが生じることなく、良好な定着性が得られる。
たとえば、第1の発熱手段、第2の発熱手段は、それぞれ、1つに限らず、2つ以上備えられていても良い。
また、第1の発熱手段としての中央発熱手段は、中央部が主に発熱するに限らず、少なくとも中央部が発熱するものであっても良く、第2の発熱手段としての端部発熱手段は、端部が主に発熱するに限らず、少なくとも端部が発熱するものであっても良い。
38 定着装置
61 加熱ローラ
63 第1の発熱手段、中央発熱手段
64 第2の発熱手段、端部発熱手段
81 記録媒体の通過位置
94 定着装置
Claims (8)
- 主成分がアルゴンである気体を用いた第1の発熱手段と、主成分がキセノンである気体を用いた第2の発熱手段とを有する定着装置。
- 請求項1記載の定着装置において、第1の発熱手段が、少なくとも中央部が発熱する中央発熱手段であり、第2の発熱手段が、少なくとも端部が発熱する端部発熱手段であることを特徴とする定着装置。
- 請求項2記載の定着装置において、上記中央発熱手段は、中央部が主に発熱し、上記端部発熱手段は、端部が主に発熱することを特徴とする定着装置。
- 請求項3記載の定着装置において、上記端部発熱手段の、端部の発熱量に対する中央部の発熱量の比率が、上記中央発熱手段の、中央部の発熱量に対する端部の発熱量の比率よりも小さいことを特徴とする定着装置。
- 請求項4記載の定着装置において、上記端部発熱手段の、端部の発熱量を100%としたとき、中央部の発熱量の比率が10〜30%であり、上記中央発熱手段の、中央部の発熱量を100%としたとき、端部の発熱量の比率が20〜50%であることを特徴とする定着装置。
- 請求項3ないし5の何れか1つに記載の定着装置において、上記端部発熱手段を、上記中央発熱手段よりも、記録媒体の通過位置に近い位置に配設したことを特徴とする定着装置。
- 請求項1ないし6の何れか1つに記載の定着装置において、記録媒体を加熱するための加熱ローラを有し、第1の発熱手段と第2の発熱手段とが、上記加熱ローラの内部に配設されていることを特徴とする定着装置。
- 請求項1ないし7の何れか1つに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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