JP4346523B2 - 紙料供給装置 - Google Patents

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本発明は、古紙、損紙などの紙料を離解させて所定濃度の紙料スラリを連続して排出する連続式パルパーに対して紙料を投入するものであって、その連続式パルパー内の液面高さに応じて紙料の供給を調節するようにした紙料供給装置に関する。
近年、省資源や地球環境保全の要求が高まり、古紙および損紙のリサイクル率が高くなってきており、これまで脱墨や異物除去が困難であった雑誌の他、ラミネート処理された紙容器なども紙料として用いられるようになってきている。
そうした古紙や損紙などの紙料について資源サイクルを行うために紙料スラリを作るパルパーは、これまで容器内に水と薬剤を混合した溶液と紙料を投入し、一定期間混合撹拌して離解が完了した後、排出口を開放して紙料スラリを全量取り出す、いわゆるバッチ式のものが実用化されていた。しかし、バッチ式のパルパーはロスタイムが多く操業性が良くないため、最近では紙料スラリを連続して取り出せる連続式のパルパーが要求され、種々提案されている。
本出願人も特開2003−193383号公報として開示された出願によって、エネルギ消費が少なくて均質な紙料スラリが連続的に得られ、かつ、異物の微細化が起こりずらいコンパクトな連続式パルパーを提案している。その連続式パルパーでは、縦型円筒容器内に上部から供給された紙料が垂直回転軸に多段に付設した撹拌羽根によって溶液内で撹拌され、順次下方へ移動するに連れて離解する。そして、作られた紙料スラリは、縦型円筒容器の下部に設けられた取出口から吐出される。なお、紙料の種類によって離解に要する時間が異なるので、紙料スラリの排出量を適宜調整する必要があるが、その際にはスクリューフィーダの回転数が適宜調整される。
特開2003−193383号公報(第2−3頁、図1)
こうした従来の連続式パルパーでは、例えば吐出される紙料スラリの濃度を18〜20パーセントになるようにし、その後更に1〜4パーセントにまで薄めてからスクリーンを通して異物などを取り除くようにしている。紙料スラリの濃度を一定の範囲にするには縦型円筒容器内に入れる溶液と破砕済紙料との割合を調整する必要がある。
しかし、圧縮梱包された古紙ベールを従来の一定速度の破砕機で破砕した場合、その破砕処理量が個々の古紙ベールにより大きく異なり、そのため従来は適時に破砕紙料を縦型円筒容器に供給するのが難しかった。
そこで本発明は、かかる課題を解決すべく、適時に適量の破砕済紙料を連続式パルパー内に供給する紙料供給装置を提供することを目的とする。
本発明に係る紙料供給装置は、縦型円筒容器内で製造した紙料スラリを連続的に吐出する連続式パルパーに対して破砕済紙料を供給するためのものであって、一対の回転刃の間に入れられた紙料の塊であるベールを当該回転刃で砕いて破砕済紙料として下方に放出する破砕機と、その破砕機にベールを投入する第1コンベアと、破砕機の下から放出された破砕済紙料を前記連続式パルパーの供給口に搬送する第2コンベアと、前記縦型円筒容器内の液面高さを検出する液面レベル検出器と、前記破砕機の回転刃の回転負荷を検出する負荷検出器と、その液面レベル検出器からの検出信号を受けて液面高さを計測し、前記負荷検出器からの検出信号を受けて負荷を計測して、前記第1、第2コンベアの駆動及び前記破砕機の駆動を制御する制御装置とを有するものであることを特徴とする。
また、本発明に係る紙料供給装置は、前記制御装置が、第1の制御装置と第2の制御装置とからなるものであって、前記第1の制御装置は、前記液面レベル検出器からの検出信号を受けて液面高さを計測し、前記第2コンベアと破砕機の駆動を制御し、前記第2の制御装置は、前記負荷検出器を一体に有するものであって、その負荷検出器からの検出信号を受けて負荷を計測し、前記第1コンベアの駆動を制御するものであることを特徴とする。
また、本発明に係る紙料供給装置は、前記縦型円筒容器内の溶液の液面高さについて上変節点と下変節点とが設定され、前記制御装置は、液面高さが上変節点に近づくにつれて前記第2コンベアと破砕機の回転速度を減速し、上変節点を確認した場合は駆動を停止させ、液面高さが上変節点より一定量下がった場合には前記第2コンベアと破砕機の駆動を開始し、液面高さが下変節点に近づくにつれて、前記第2コンベアと破砕機の回転速度を増速させるようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係る紙料供給装置は、前記縦型円筒容器内の溶液の液面高さについて、上変節点と下変節点との間に目標点が設定され、液面高さが目標点に維持されるように、目標からの乖離に応じて前記第2コンベアと破砕機の駆動、回転数を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る紙料供給装置は、前記破砕機が、投入されたベールを前記回転刃に押し付ける押圧スライダを有することを特徴とする。
本発明に係る紙料供給装置によれば、液面レベル検出器によって紙料スラリが作られる縦型円筒容器内の液面高さが検出され、その液面高さに応じて破砕機の回転刃の回転が制御されて破砕紙料が第2コンベアに排出され、またその液面高さに応じて第2コンベアの駆動が制御されて破砕済紙料が縦型円筒容器へ投入される。そして本発明では、負荷検出器で回転負荷を検出し、検出された負荷の値によって第1コンベアの駆動を制御することにより、第2コンベア上に放出される破砕済紙料の分布をほぼ均一にすることができる。
従って、第1、第2コンベアや破砕機の駆動制御により、適時に適量の破砕済紙料を連続式パルパー内に供給することが可能になる。また、第2コンベアに搭載された破砕済紙料の搭載量の分布をほぼ均一にした状態で連続式パルパーへと破砕済紙料を投入することができ、連続式パルパーへの破砕済紙料の投入量の管理が容易になる。
次に、本発明に係る紙料供給装置について、その一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、連続式パルパーの全体構成を示した図である。連続式パルパー1は、図1に示すように、架台11上に縦型円筒容器10が立設されている。縦型円筒容器10には、その上端に破砕済紙料52が投入される供給口12が形成され、下端の側部には紙料スラリが取り出される取出口13が設けられている。縦型円筒容器10内には、縦方向中心部に垂直回転軸14が回転可能に支持され、その垂直回転軸14には、架台11の下部に設けられたモータ15の駆動力が減速機16を介して伝達されるように構成されている。
縦型円筒容器10内に立設された垂直回転軸14には、螺旋状のパルピングロータ−17が最上部に取り付けられ、その下には複数のロータ−18が上下多段に取り付けられている。パルピングロータ−17は切欠部が形成され、供給口12から入れられた破砕済紙料52がその切欠部を抜けてパルピングロータ−17の下に落ちるようになっている。一方、上下多段に設けられたロータ−18は、その羽根の枚数が、上段部分のものは2枚、中段のものは3枚、そして下段のものは4枚、というように徐々に増えている。羽根の枚数を徐々に増やしているのは、上から下にかけて撹拌力を段階的に増加させるようにするためである。
また、縦型円筒容器10の内壁には、内部を流れる破砕済紙料52の撹拌が促進するように、縦方向には複数の垂直リブ21が突設されるとともに、各段のロータ−18の中間高さに水平リブ22が突設されている。
一方、縦型円筒容器10の底部には取出口13へ紙料スラリを取り出すためのスクリューフィーダ19が設けられている。このスクリューフィーダ19は、モータ20の回転速度を制御することによって紙料スラリの吐出量を調整できるようになっている。そして、そのスクリューフィーダ19の先には、縦型円筒容器10から吐出された紙料スラリの異物を除去するためのセパレータ23が設けられている。
縦型円筒容器10内には紙料を離解させるための薬品など(例えば、NaOH、脱墨剤、Na2SiO3、H2O2、スチーム)が供給されるが、そのための配管が縦型円筒容器10に接続されている。縦型円筒容器10に配管が接続されてできた一のライン25には水が流され、他のライン26にはスチームが流されるようになっている。そのうちライン25は分岐して2方向に分かれ、それぞれの分岐ラインに電磁開閉弁27,28が接続され、他方のライン26には電磁開閉弁29が接続されている。そして、電磁開閉弁27の二次側には例えばNaOH、脱墨剤、Na2SiO3が送り込まれ、電磁開閉弁28の二次側にはH2O2が送り込まれるようになっている。
次に図2は、連続式パルパー1へ破砕済紙料52を供給するための紙料供給装置を示した概念図である。紙料供給装置は、破砕機30の上方にベール片51を投入する第1コンベア41が設けられ、縦型円筒容器10と破砕機30との間には第2コンベア42が配置されている。第1コンベア41には、1m×1m×2mの圧縮梱包されたベール塊50が載せられているが、そのベール塊50には長手方向の数カ所に筋(切り込み)55が入れられている。そのため、第1コンベア41上のベール塊50は、その先頭部分が第1コンベア41から浮いた状態になると、それ自身の重さによって筋55から分離し、破砕機30内に落下するようになっている。一方、第2コンベア42は、破砕機30から放出された破砕済紙料52を搭載し、縦型円筒容器10の供給口12へと連続的に投入するためのものである。
縦型円筒容器10の供給口12の上方には、超音波距離計などの液面レベル検出器47が設置され、第1の制御装置48に接続されている。第1、第2コンベア41,42には、それぞれベルト43,44が掛け渡された一方の回転軸に可変速電動機45,46が設けられ、第1の制御装置48がその可変速電動機46に接続されている。
第1の制御装置48には、液面レベル検出器47の検出信号に基づいて縦型円筒容器10内の液面高さを調節する液面制御プログラムが格納されている。すなわち、縦型円筒容器10内の液面高さを計測し、破砕機30や第2コンベア42の駆動制御などにより、溶液や破砕済紙料52の供給の調整を行うよう。
縦型円筒容器10内の液面調整は、縦型円筒容器10内の溶液と破砕済紙料52との量をある程度確保しながら、連続式パルパー1から排出される紙料スラリの濃度が18〜20パーセントになるように濃度管理を行うためである。従って、液面調整をするには、縦型円筒容器10内の溶液に対して適量の破砕済紙料52を投入する必要がある。
本実施形態では、縦型円筒容器10内にて液面が上限値L1と下限値L2とをそれぞれ超えない範囲で行われる。そのため、その間には上変換点L3と下変換点L4と目標点L5とが設定され、この値を基準に破砕機30と第2コンベア42の駆動制御が行われる。
本実施形態では、第2コンベア42上に搭載される破砕済紙料52の搭載量分布がほぼ均一になるようにしている。そのため、破砕機30から放出される単位時間当たりの破砕済紙料52の放出量が一定になるように、第1コンベア41から破砕機30へ回転刃33の回転数を制御し、また駆動/停止の所定のタイミングでベール片51が供給できるようになっている。すなわち、破砕機30の回転刃33,33を回転させる不図示のモータに負荷検出器を備えた第2の制御装置49が接続され、その第2の制御装置49が第1コンベア41の可変速電動機45に接続されている。従って、回転刃33,33の負荷が第2の制御装置49によって検出され、破砕状況に応じて第1コンベア41からベール片51が破砕機30へと追加投入される。
ところで、破砕機30は、図3に示すように、箱形容器31の底部に2本の回転軸32,32が軸支され、それに回転刃33,33が交互に複数配置され噛み合った状態になっている。そして、回転刃33,33に向かって傾斜した箱形容器31の側面には一方に押圧スライダ38が設けられている。これは立方体形状のベール片51が回転刃33,33の間に入り込まずに、いわゆる浮き上がりの状態を防止して確実に破砕させるためのものである(図2では省略している)。押圧スライダ38は、詳しく図示しないが、側面に沿って形成されたレールをシリンダなどの駆動力によってスライドするように構成されている。
次に、連続式パルパー1および紙料供給装置の作用について説明する。
本実施形態の連続式パルパー1は、底部に形成された縦型円筒容器10の取出口13から所定濃度の紙料スラリが連続して吐出される。そして、紙料スラリの吐出によって縦型円筒容器10内部の溶液と破砕済紙料52が減少するため、吐出量に応じて溶液や破砕済紙料52が適宜供給され、縦型円筒容器10内の液面が常に一定の高さ範囲で変動するようにして運転される。すなわち、縦型円筒容器10内の液面の高さが図2示す上限値L1と下限値L2との間を上下するようにして紙料スラリが作られていく。
供給口12から投入された破砕済紙料52は、縦型円筒容器10内の溶液に溶け込み、パルピングロータ−17によって下方へ誘導される。この段階では破砕済紙料52のままの塊として存在しているものもあるが、パルピングロータ−17には切欠きが形成されて1ピッチ未満になっているため、塊はその切欠部から下方へと落ちていく。一方、縦型円筒容器10の底部では前述したように紙料スラリがスクリューフィーダ19によって取出口13から吐出されるため、上から供給された破砕済紙料52は、順に縦型円筒容器10内を底に向かって沈んでく。そして、下降するに従って刃数の多くなる下段のロータ−18によって破砕済紙料52の離解が徐々に進んでいく。
ロータ−18は回転速度が遅く平面的な撹拌となるため、そのままでは溶液内の紙料がかき回されてできた回転方向の流れに乗ってしまう。しかし、縦型円筒容器10の内側壁に付設された垂直リブ21や水平リブ22によって紙料の流動が阻止されるのでロータ−18との連れ回りが防止される。なお、ロータ−18は刃数が上段では少ないので未離解な状態であっても下方への移動がスムーズであり、その一方で下段のロータ−18では刃数が多くなっているので撹拌力が増加し、均質な紙料スラリが作られることになる。また、下段では撹拌力が大きいので離解繊維に付着しているインク粒子を分離する能力も大きくなる。
供給口12から投入された紙料は、こうして撹拌によって溶液内で離解しながら縦型円筒容器10内を下降し、水分中の濃度が18〜20パーセント程の均質な紙料スラリとなって取出口13から吐出される。なお、紙料によって縦型円筒容器10内に滞留する時間を制御する必要があるときは、スクリューフィーダ19の回転数を落とすことによって単位時間当たりに吐出される紙料スラリの量を減少させることができる。そして、排出された紙料スラリは、その後、更に1〜4パーセントに濃度が薄められ、セパレータ23により異物の除去が行われて後続の処理工程へと搬送される。
次に、本実施形態の紙料供給装置では、こうして連続式パルパー1から吐出される紙料スラリの濃度が18〜20パーセントになるように、破砕機30から第2コンベア42を介して縦型円筒容器10へ供給される破砕済紙料52の投入量が調節される。特に、本実施形態では、第2コンベア42上に搭載された破砕済紙料52を、搭載量がほぼ均一な状態で連続式パルパー1へと供給し、またその供給を一旦停止するようにしている。
第1コンベア41には、1m×1m×2mの圧縮梱包されたベール塊50が載せられる。第1コンベア41は段階的にベルト43が送られ、ベール塊50の先頭部分が浮いた状態になると、自重によって筋55に亀裂が入って一片のベール片51が分離して破砕機30内に落下する。こうした第1コンベア41の段階的な送りによって、破砕機30にはベール片51が一個ずつ落とされて、回転刃33,33によって破砕されていく。その際、破砕機30内では、落下したベール片51が押圧シリンダ38によって回転刃33,33に押し付けられる。従って、破砕機30からは一定量の破砕済紙料52が安定して放出される。
破砕時に回転刃33,33にかかる負荷は第2の制御装置49に備えられた負荷検出器によって検出され、その検出信号に基づいて第2の制御装置49から第1コンベア41に制御信号が送信される。従って、負荷の値が小さくなってくると、1片のベール片51の破砕が終わりに近づいてきていることが分かる。そのため、負荷の値が低くなったことを確認した第2の制御装置49は第1コンベア41を駆動させ、破砕機30へは新たなベール片51が投入される。これにより、破砕機30では、ほぼ同じ負荷で複数のベール片51を連続して破砕することができ、第2コンベア42には破砕済紙料52がほぼ均一な分布で搭載され連続式パルパー1へと搬送される。
こうした本実施形態の紙料供給装置では、具体的には次のように溶液と破砕済紙料52とが供給され、縦型円筒容器10内の液面調節が行われる。
連続式パルパー1では、縦型円筒容器10内に溶液が入れられ、そこに第2コンベア42から破砕済紙料52が投入される。液面レベル検出器47は、縦型円筒容器10内の液面を検出し、その検出信号が第1の制御装置48へ逐次送られている。液面レベル検出器47からの検出信号を受け取った第1の制御装置48では、縦型円筒容器10内の液面高さが計測される。そして、液面が上変換点L3に近づくと、液面が下がるように破砕済紙料52の投入量を減らし、逆に液面が下変換点L4に近づくと破砕紙料52の投入量を増やすようにする。
連続式パルパー1は、前述したようにパルピングロータ−17及びロータ−18の回転によって破砕済紙料52が撹拌され、溶液中に離解して均質な紙料スラリが作られる。従って、時間が経過することにより縦型円筒容器10内の液面は徐々に低下していく。そして、液面レベル検出器47からの検出信号によって液面が上変換点L3から一定量まで下がったことが第1の制御装置48で確認されると、第1の制御装置48から破砕機30、第2コンベア42及び第2の制御装置49を介して第1コンベア41へ駆動信号が送信され、破砕済紙料52の連続式パルパー1への供給が再開される。
すなわち、第2コンベア42が駆動し、その第2コンベア42からはほぼ均一な分布で搭載された破砕済紙料52が連続式パルパー1へと搬送され、投入される。こうして、再び液面が上昇することになる。一方、第1コンベア41から投入されたベール片51は押圧シリンダ38によって回転刃33,33に押し付けられ、破砕機30から一定量ずつの破砕済紙料52が第2コンベア42へ放出される。このとき回転刃33,33にかかる負荷は第2の制御装置49によって検出され、破砕機30へは次のベール片51が所定のタイミングで投入される。これにより、破砕機30では、ほぼ同じ負荷で複数のベール片51が連続して破砕される。
なお、仮に縦型円筒容器10内の液面が上限値L1を越えてしまった場合には、溶液の供給や破砕済紙料52の投入も停止させる。また、縦型円筒容器10内の液面が下限値L2を下回った場合には、連続式パルパー1からの紙料スラリの吐出を停止する。
よって、本実施形態の紙料供給装置によれば、第2コンベア42にほぼ均一な分布で搭載した破砕済紙料52を連続式パルパー1へと投入するようにしたので、縦型円筒容器10への破砕済紙料52の投入量の管理が容易になった。
以上、本発明に係る紙料供給装置の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
連続式パルパーの全体構成を示した図である。 連続式パルパーへ破砕済紙料を供給するための第1実施形態の紙料供給装置を示した概念図である。 破砕機の構造を示した図である。
1 連続式パルパー
10 縦型円筒容器
30 破砕機
33 回転刃
41 第1コンベア
42 第2コンベア
47 液面レベル検出器
48 制御装置
49 負荷検知器
50 ベール塊
51 ベール片
52 破砕済紙料

Claims (5)

  1. 縦型円筒容器内で製造した紙料スラリを連続的に吐出する連続式パルパーに対して破砕済紙料を供給するための紙料供給装置において、
    一対の回転刃の間に入れられた紙料の塊であるベールを当該回転刃で砕いて破砕済紙料として下方に放出する破砕機と、その破砕機にベールを投入する第1コンベアと、破砕機の下から放出された破砕済紙料を前記連続式パルパーの供給口に搬送する第2コンベアと、前記縦型円筒容器内の液面高さを検出する液面レベル検出器と、前記破砕機の回転刃の回転負荷を検出する負荷検出器と、その液面レベル検出器からの検出信号を受けて液面高さを計測し、前記負荷検出器からの検出信号を受けて負荷を計測して、前記第1、第2コンベアの駆動及び前記破砕機の駆動を制御する制御装置とを有するものであることを特徴とする紙料供給装置
  2. 請求項1に記載する紙料供給装置において、
    前記制御装置は、第1の制御装置と第2の制御装置とからなるものであって、
    前記第1の制御装置は、前記液面レベル検出器からの検出信号を受けて液面高さを計測し、前記第2コンベアと破砕機の駆動を制御し、前記第2の制御装置は、前記負荷検出器を一体に有するものであって、その負荷検出器からの検出信号を受けて負荷を計測し、前記第1コンベアの駆動を制御するものであることを特徴とする紙料供給装置
  3. 請求項1又は請求項2に記載する紙料供給装置において、
    前記縦型円筒容器内の溶液の液面高さについて上変節点と下変節点とが設定され、前記制御装置は、液面高さが上変節点に近づくにつれて前記第2コンベアと破砕機の回転速度を減速し、上変節点を確認した場合は駆動を停止させ、液面高さが上変節点より一定量下がった場合には前記第2コンベアと破砕機の駆動を開始し、液面高さが下変節点に近づくにつれて、前記第2コンベアと破砕機の回転速度を増速させるようにしたことを特徴とする紙料供給装置
  4. 請求項1又は請求項2に記載する紙料供給装置において、
    前記縦型円筒容器内の溶液の液面高さについて、上変節点と下変節点との間に目標点が設定され、液面高さが目標点に維持されるように、目標からの乖離に応じて前記第2コンベアと破砕機の駆動、回転数を制御することを特徴とする紙料供給装置
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する紙料供給装置において、
    前記破砕機は、投入されたベールを前記回転刃に押し付ける押圧スライダを有することを特徴とする紙料供給装置
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