JP4346487B2 - 紙料供給装置 - Google Patents
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Description
そうした古紙や損紙などの紙料について資源サイクルを行うために紙料スラリを造るパルパーは、これまで容器内に水と薬剤を混合した溶液と紙料を投入し、一定期間混合撹拌して離解が完了した後、排出口を開放して紙料スラリを全量取り出す、いわゆるバッチ式のものが実用化されていた。しかし、バッチ式のパルパーはロスタイムが多く操業性が良くないため、最近では紙料スラリを連続して取り出せる連続式のパルパーが要求され、種々提案されている。
そうした連続式パルパーへの紙料の供給は、例えば紙料スラリが所定量吐出される毎に行われ、また供給する紙料の種類によって離解に要する時間が異なるので、紙料スラリの排出量を適宜調整する必要があるが、その際にはスクリューフィーダの回転数が適宜調整される。
しかし、圧縮梱包されたベールを破砕する破砕機はベールが回転刃に噛み込んだままで運転を停止させてしまうと、再度運転する場合に非常に大きな動力が必要になる。従って、運転を再開する際には電力消費が大きくなったり、最悪の場合には噛み込みが強くて回転刃が回らなくなってしまうおそれがある。そのため従来は、破砕機は連続的に運転しなければならないが、そうすると適時に適量の破砕済紙料を縦型円筒容器内に供給するのが難しかった。
また、本発明に係る紙料供給装置は、前記制御装置が、前記液面レベルセンサからの計測信号に基づいて液面高さを検出し、その液面高さが上限値に近づくに従って前記破砕機の回転刃の回転速度を徐々に落とし、液面高さが下限値に近づくに従って前記破砕機の回転刃の回転速度を上げるようにしたものであることを特徴とする。
更に、本発明に係る紙料供給装置は、前記破砕機がその回転刃をインバータモータによって回転させるものであることを特徴とする。
例えば、縦型円筒容器内の液面高さについて上限値と下限値とを設定し、液面が上限値であることを検出した場合には、回転刃の回転速度を落として破砕機から放出される破砕済紙料の単位時間当たりの量を減らし、コンベアによって連続式パルパーへ供給する破砕済紙料の量を減少させる。一方、液面が下限値であることを検出した場合には、回転刃の回転速度を上げて破砕機から放出される破砕済紙料の単位時間当たりの量を増やし、コンベアによって連続式パルパーへ供給する破砕済紙料の量が増加する。
一方、縦型円筒容器10の底部には取出口13へ紙料スラリを取り出すためのスクリューフィーダ19が設けられている。このスクリューフィーダ19は、モータ20の回転速度を制御することによって紙料スラリの吐出量を調整できるようになっている。そして、そのスクリューフィーダ19の先には、縦型円筒容器10から吐出された紙料スラリの異物を除去するためのセパレータ23が設けられている。
そこで、本実施形態の紙料供給装置では、図2に示すように縦型円筒容器10の供給口12の上方に超音波距離計などの液面レベルセンサ45が設置されている。そして、その液面レベルセンサ45は制御装置46に接続され、更にその制御装置46は破砕機30のインバータ装置36に接続されている。
本実施形態の連続式パルパー1は、底部に形成された縦型円筒容器10の取出口13から所定濃度の紙料スラリが連続して吐出される。そして、紙料スラリの吐出によって縦型円筒容器10内部の溶液と破砕済紙料51が減少するため、吐出量に応じて溶液や破砕済紙料51が適宜供給され、縦型円筒容器10内の液面が常に一定の高さ範囲で変動するようにして運転される。すなわち、縦型円筒容器10内の液面の高さが前述したように図2に示すL1とL2との間を上下するようにして紙料スラリが造られていく。
具体的には、縦型円筒容器10内の液面高さに応じて破砕機30の回転刃33,33の回転速度が調整され、破砕機30から放出される破砕済紙料51の単位時間当たりの破砕量が調節される。そのため紙料供給装置では、液面レベルセンサ45が縦型円筒容器10内の液面を計測し、その計測信号が制御装置46へ逐次送られている。そして、液面レベルセンサ45からの計測信号を受け取った制御装置46では、縦型円筒容器10内の液面の変化が確認されている。
そこで、液面レベルセンサ45からの計測信号によって液面がL1まで下がったことが制御装置46で検出されると、制御装置46から電磁弁27,28へ開信号が送られ、縦型円筒容器10内に水に薬剤が加えられた溶液が送り込まれる。そして、溶液の増加に伴い破砕済紙料51の量も増加させるため、制御装置46から破砕機30のインバータ装置36へ高速駆動信号が送られて回転刃33,33の回転速度が上げられる。
本制御でも、縦型円筒容器10内の液面高さに応じて破砕機30の回転刃33,33の回転速度が調整され、破砕機30から放出される破砕済紙料51の単位時間当たりの破砕量が調節される。
その一方、供給量の低下によって逆に液面が徐々に低下していく。そのため、こうして低下する液面高さも逐次確認され、今度は縦型円筒容器10内の液面がL1に近づいたところで、制御装置46から破砕機30に高速駆動信号が送られて回転刃33,33の回転速度が徐々に上げられる。
そして、これを液面レベルセンサ45による計測と、制御装置46による破砕機30の制御とによる簡単な構成によって達成することができた。
また、破砕機30の回転刃33,33を回転させる駆動手段としてインバータモータを使用したことにより、適切な回転速度で回転刃33,33を回転させることで、適量の破砕済紙料51を破砕して連続式パルパー1へ供給することができた。
10 縦型円筒容器
12 供給口
17 パルピングロータ−
18 ロータ−
19 スクリューフィーダ
30 破砕機
33 回転刃
35 電動モータ
36 インバータ装置
40 コンベア
45 液面レベルセンサ
46 制御装置
50 ベール
51 破砕済紙料
Claims (4)
- 縦型円筒容器内で製造した紙料スラリを連続的に吐出する連続式パルパーに対して破砕済紙料を供給するための紙料供給装置において、
一対の回転刃の間に入れられた紙料の塊であるベールを当該回転刃で砕いて破砕済紙料として下方に放出する破砕機と、その破砕機の下から前記連続式パルパーの供給口に前記破砕済紙料を搬送するコンベアと、前記破砕機の駆動を制御する制御装置と、前記縦型円筒容器内の液面高さを計測して前記制御装置へその計測信号を送信する液面レベルセンサとを有し、前記制御装置が縦型円筒容器内の液面高さに応じて前記破砕機の回転刃の回転速度を調整するものであることを特徴とする紙料供給装置。 - 請求項1に記載する紙料供給装置において、
前記制御装置は、前記液面レベルセンサからの計測信号に基づいて液面高さを検出し、上限値を検出した場合には前記破砕機の回転刃の回転速度を落とし、下限値を検出した場合には前記破砕機の回転刃の回転速度を上げるようにしたものであることを特徴とする紙料供給装置。 - 請求項1に記載する紙料供給装置において、
前記制御装置は、前記液面レベルセンサからの計測信号に基づいて液面高さを検出し、その液面高さが上限値に近づくに従って前記破砕機の回転刃の回転速度を徐々に落とし、液面高さが下限値に近づくに従って前記破砕機の回転刃の回転速度を上げるようにしたものであることを特徴とする紙料供給装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する紙料供給装置において、
前記破砕機は、その回転刃をインバータモータによって回転させるものであることを特徴とする紙料供給装置。
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