JP4345838B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置に関する。
記録用紙等の被記録媒体にインク滴を吐出するインクジェットプリンタとしては、搬送機構により搬送された記録用紙にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(CMYK)のインク滴を吐出する4つインクジェットヘッドを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。4つのインクジェットヘッドから適宜インク滴を吐出して被記録媒体上で混色させることにより、被記録媒体上に所望の色のドットを形成することができる。理論的にはシアン、マゼンタ、イエローのインクを混色させることによりブラックを形成することが可能であるが、このような混色による方法では正確なブラックを形成することが難しい。そこで、ブラックが必要な場合は、予め正確に調合されたブラックインクを用いる構成となっている。
特開2006−044113号公報(図1)
上述したインクジェットプリンタによると、明度の低い色を形成するとき、ブラックインクと少量の他色(シアン、マゼンタ、イエロー)のインクとを混色させることになる。しかしながら、ブラックインクは他色のインクより色が濃いため、ブラックインクに他色のインクを少量混色させただけでは、ブラックインクの色は変化しにくい。このため、ブラックインクの比率が高い明度の低い領域では、微妙な色域を表現することが難しい。
そこで、本発明は、明度の低い領域での色域を広くすることができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明のインクジェット記録装置は、互いに異なる少なくともブラック、シアン、マゼンタ及びイエローのいずれかのインク滴を被記録媒体に吐出する複数のインクジェットヘッドを備えている。さらに、インク滴が着弾し得る前記被記録媒体上のドット位置を示すドットパターンにおいて、前記ドットパターンの少なくとも一部に均一に分布しているとともにブラックのインク滴のみが着弾し得るブラックドット位置、及び、前記ブラックドット位置以外のプロセスドット位置を記憶するドット位置記憶手段と、前記被記録媒体に形成すべき画像に関する画像データを、前記ドットパターンの各ドット位置における各色の階調値を含むドットデータの集合として記憶する画像データ記憶手段と、画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づいて、各ブラックドット位置におけるブラックの階調値、及び、各プロセスドット位置におけるシアン、マゼンタ及びイエローの階調値を含む印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データにおける各ドット位置に関連付けられた階調値に対応するインク滴が当該ドット位置に吐出されるように、前記複数のインクジェットヘッドを制御する制御手段とを備えており、前記印刷データ生成手段が、各プロセスドット位置に対応する前記画像データのドットデータが示すブラックの階調値を、シアン、マゼンタ及びイエローのインク滴によって形成されるプロセスブラックの階調値に変換する。
本発明によると、ブラックのインク滴が着弾し得るブラックドット位置と、シアン、マゼンタ及びイエローのインク滴が着弾し得るプロセスドット位置とが分離しているため、プロセスドット位置で表現された色が、ブラックインクにより潰されるのを抑制することができる。このため、プロセスドット位置で色調整することが可能となり、明度が低い領域での色域を広くすることができる。また、通常のブラックをプロセスブラックに置き換えることができるため制御が容易になる。
本発明においては、前記印刷データ生成手段が、各ブラックドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値と生成する前記印刷データに係るブラックの階調値との差分を、当該ブラックドット位置に隣接する前記プロセスドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値にそれぞれ誤差拡散させると共に、誤差拡散された前記差分を含んだ各プロセスドット位置に対応するブラックの階調値を、前記プロセスブラックの階調値に変換し、前記制御手段が、各ブラックドット位置において前記印刷データに係るブラックの階調値に関連付けられたブラックのインク滴が吐出されると共に、各プロセスドット位置において前記プロセスブラックの階調値に関連付けられた前記シアン、マゼンタ及びイエローのインク滴が吐出されるように、前記複数のインクジェットヘッドを制御してもよい。また、本発明においては、前記ブラックドット位置における前記印刷データに係るブラックの階調値は、前記画像データに係るブラックの階調値に対する互いに異なる複数の第1閾値のいずれかに対応しており、前記印刷データ生成手段は、前記ブラックドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値が前記複数の前記第1閾値のうち最も大きい前記第1閾値未満のときに、当該階調値に最も近く、且つ、当該階調値より大きい前記第1閾値を前記ブラックドット位置における印刷データに係るブラックの階調値としてもよい。このとき、前記ブラックドット位置において前記第1閾値となる前記画像データに係るブラックの階調値は、ブラックのインク滴のみで形成されるブラックドットのサイズにそれぞれ対応した階調値であることが好ましい。さらに、本発明においては、前記プロセスドット位置における前記印刷データに係るブラックの階調値は、前記画像データのブラックの階調値に対する互いに異なる複数の第2閾値のいずれかに対応しており、前記印刷データ生成手段は、前記プロセスドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値に最も近く、且つ、当該階調値より小さい前記第2閾値を前記プロセスブラックの階調値とすると共に、前記プロセスドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値と前記プロセスブラックの階調値との差分を、前記プロセスドット位置に隣接する前記ブラックドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値にそれぞれ誤差拡散してもよい。このとき、前記プロセスドット位置において前記第2閾値となる前記画像データに係るブラックの階調値は、シアン、マゼンタ及びイエローのインク滴のみで形成されるプロセスブラックドットのサイズにそれぞれ対応した階調値であることが好ましい。加えて、本発明においては、前記印刷データ生成手段が、各ブラックドット位置に対応する前記画像データの前記ドットデータに含まれるシアン、マゼンタ及びイエローの階調値を、当該ブラックドット位置に隣接する前記プロセスドット位置における階調値に誤差拡散させることが好ましい。これによると、ブラックドット位置とプロセスドット位置とを分離しつつ画像データに近い画像を形成することができる。
また、本発明においては、前記プロセスドット位置における前記印刷データに係るシアン、マゼンタ及びイエローの階調値は、前記画像データに係るブラックの階調値に対する互いに異なる複数の第3閾値のいずれかに対応しており、前記印刷データ生成手段が、誤差拡散された前記ブラックドット位置におけるシアン、マゼンタ及びイエローの階調値を含んだ前記プロセスドット位置における前記画像データに係るシアン、マゼンタ及びイエローの階調値がそれぞれ前記複数の第3閾値のうち最も大きい前記第3閾値より小さいときに、当該階調値に最も近く、且つ、当該階調値より大きい前記第3閾値を前記プロセスドット位置における前記印刷データに係るシアン、マゼンタ及びイエローの階調値としてもよい。
加えて、本発明においては、前記ドット位置が第1方向及び第1方向に直交する第2方向に関してマトリックス状に配置された前記ドットパターンにおいて、前記ブラックドット位置が、前記プロセスドット位置の前記第1及び第2方向に隣接するように配置されていることが好ましい。これによると、ブラックドット位置が、ドットパターン上に正確に均一に分布されるため、明度が低い領域での色域をさらに広くすることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る実施形態であるインクジェットプリンタの全体的な構成を示す概略側面図である。図1に示すように、インクジェットプリンタ101は、4つのインクジェットヘッド1を有するカラーインクジェットプリンタである。また、インクジェットプリンタ101は、インクジェットプリンタ101の動作全体を制御する制御装置16を有している。このインクジェットプリンタ101には、図中左方に給紙部11が、図中右方に排紙部12がそれぞれ構成されている。
インクジェットプリンタ101の内部には、給紙部11から排紙部12に向かって用紙(被記録媒体)Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙部11のすぐ下流側には、用紙を狭持搬送する一対の送りローラ5a、5bが配置されている。一対の送りローラ5a、5bは、用紙Pを給紙部11から図中右方に送り出すためのものである。用紙搬送経路の中間部には、2つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7に巻き回されたエンドレスの搬送ベルト8と、搬送ベルト8によって囲まれた領域内においてインクジェットヘッド1と対向する位置に配置されたプラテン15とを含むベルト搬送機構13が設けられている。プラテン15は、インクジェットヘッド1と対向する領域において搬送ベルト8が下方に撓まないように搬送ベルト8を支持するものである。ベルトローラ7と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙部11から送りローラ5a、5bによって送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付けるものである。
図示しない搬送モータがベルトローラ6を図中矢印A方向に回転させることによって、搬送ベルト8が駆動される。これにより、搬送ベルト8が、ニップローラ4によって外周面8aに押さえ付けられた用紙Pを粘着保持しつつ排紙部12に向けて搬送する。
用紙搬送経路に沿って搬送ベルト8のすぐ下流側には、剥離機構14が設けられている。剥離機構14は、搬送ベルト8の外周面8aに粘着されている用紙Pを外周面8aから剥離して、図中左方の右方の排紙部12に向けて送るように構成されている。
4つのインクジェットヘッド1は、4色のインク(マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック)に対応して、搬送方向に沿って4つ並べて設けられている。つまり、このインクジェットプリンタ101は、ライン式プリンタである。4つのインクジェットヘッド1は、その下端にヘッド本体2をそれぞれ有している。ヘッド本体2は、搬送方向に直交した方向に長尺な細長い直方体形状となっている。また、ヘッド本体2の底面が外周面8aに対向するインク吐出面2aとなっている。搬送ベルト8によって搬送される用紙Pが4つのヘッド本体2のすぐ下方側を順に通過する際に、この用紙Pの上面すなわち印刷面に向けてインク吐出面2aから各色のインク滴が吐出されることで、用紙Pの印刷面に所望のカラー画像を形成できるようになっている。
次に、図2を参照しつつ制御装置16について詳細に説明する。図2は、制御装置16の機能ブロック図である。図2に示すように、制御装置16は、画像データ記憶部(画像データ記憶手段)61と、ドットパターン記憶部(ドット位置記憶手段)62と、印刷データ生成部(印刷データ生成手段)63と、印刷データ記憶部64と、ヘッド制御部(制御手段)65とを有している。画像データ記憶部61は、上位のコンピュータ、例えば、PC(Personal Computer)から転送される印刷すべき画像データを記憶するものである。この画像データは、例えば、CMYKカラーモデルによって表現されたものである。画像データに含まれる各ドットデータは、それぞれが0〜255で表わされるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の階調値を有している。なお、以下の説明においては、画像データのドットデータをA(x)=(Cx、Mx、Yx、Kx)とする。xはドット位置を示しており、Cx、Mx、Yx、Kxはドット位置xにおけるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の階調値を示している。
次に、図3をさらに参照しつつドットパターン記憶部62について説明する。図3は、ドットパターン記憶部62に記憶されたドットパターン70の概念図である。ドットパターン記憶部62は、用紙Pにおいて、ブラック(K)のインク滴のみが着弾し得るブラックドット位置71、及び、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインク滴のみが着弾し得るプロセスドット位置72とを、ドットパターン70として記憶するものである。図3に示すように、ドットパターン70は、印刷データ全体に対応するように、ドット位置が図中上下方向(第1方向)及び図中左右方向(第2方向)に関してマトリックス状(市松模様状)に配置されたものである。そして、ブラックドット位置71が、プロセスドット位置72の上下左右に隣接するように配置されている。そして、本実施形態では、ブラックドット位置71がドットパターン70において50%の比率で均一に分布している。なお、図3においては、簡略的に8×8ドットの範囲のドットパターン70を示している。
図2に戻って、印刷データ生成部63は、ドットパターン記憶部62に記憶されたドットパターン70に基づいて、画像データ記憶部61に記憶された画像データから印刷データを生成するものである。印刷データは、インクジェットヘッド1から用紙Pの各ドット位置に吐出されるインク滴の体積(以下、吐出ドットと称す)を示すドットデータからなり、画像データと同様にCMYKカラーモデルによって表現されている。この印刷データに含まれる各ドットデータは、それぞれが0〜255で表わされるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の階調値を有している。
吐出ドットの体積は、インクの種類毎に「大」及び「小」の2種類ある。つまり、印刷データのドットデータは、シアン(C)については吐出ドットC(大)、C(小)及びC(0)に相当する階調値、吐出ドットマゼンタ(M)についてはM(大)、M(小)及びM(0)に相当する階調値、吐出ドットイエロー(Y)についてはY(大)、Y(小)及びY(0)に相当する階調値、吐出ドットブラック(K)についてはK(大)、K(小)及びK(0)に相当する階調値で表される。
さらに、印刷データ生成部63は、ドットパターン70のブラックドット位置71に対応するドットデータをブラック(K)の階調値のみで生成し、プロセスドット位置72に対応するドットデータをシアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の階調値のみで生成する。このとき画像データのドットデータと印刷データのドットデータとの差分が発生するが、この差分を隣接するドット位置に対応するドットデータに誤差拡散させる。なお、以下の説明においては、印刷データのドットデータをB(x)=(C'x、M'x、Y'x、K'x)とする。xはドット位置を示しており、C'x、M'x、Y'x、K'xはドット位置xにおけるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各成分データを示している。
印刷データ記憶部64は、印刷データ生成部63が生成した印刷データを記憶するものである。ヘッド制御部65は、印刷データ記憶部64に記憶された印刷データの各ドットデータB(x)の階調値に対応するインク滴が、用紙P上の各ドットデータB(x)に対応するドット位置に吐出されるように、4つのインクジェットヘッドを制御するものである。
入力された画像データから印刷データを生成するとき、発生する誤差分を、所定の分配方法にしたがって、隣接するドット位置の階調値に分配する。次に、誤差分を分配していきながら印刷データを生成するときの印刷データ生成部63の動作を説明する。図4は、印刷データを生成するときの印刷データ生成部63の動作を示すフローチャートである。なお、以下の説明においては、ブラック(K)及びイエロー(Y)の処理を中心に説明する。シアン(C)及びマゼンタ(M)の処理は、イエロー(Y)の処理と実質的に同じであるため説明を省略する。
図4に示すように、印刷が開始されると、ステップS101(以下、単にS101と称す、他のステップも同様)に移行し、画像データから各吐出ドットに相当する階調値を決定する。この階調値は、各インクの濃度比及びドットパターン70におけるブラックドット位置71の比率によって決定される。具体的には、吐出ドットY(大)、Y(小)、K(大)、K(小)に相当する階調値を決定する。さらに、上述したように、プロセスドット位置72には、吐出ドットK(大)、K(小)が形成されないため、この代わりにシアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)のインク滴によって合成されるプロセスブラック(CMY)の吐出ドットCMY(大)、CMY(小)を形成することになる。そこで、吐出ドットCMY(大)、CMY(小)の階調値をさらに決定する。なお、吐出ドットCMY(大)、CMY(小)のイエロー(Y)成分は、吐出ドットY(大)、Y(小)とする。本実施形態においては、吐出ドットY(大)=200、吐出ドットY(小)=100、吐出ドットK(大)=111、吐出ドットK(小)=56、吐出ドットCMY(大)=89、吐出ドットCMY(小)=44に決定する。また、吐出ドットC(0)、M(0)、Y(0)、K(0)及びCMY(0)の階調値は全て0である。このように、ブラックドットとプロセスブラックドットとを、それぞれ同サイズで形成したときの階調値は、ブラックドットのKx=100に対してプロセスブラックのKx=約80が相当している。この相対関係は、インクの組成に依存するもので、一例と言える。また、吐出ドットの大小と階調値との相対関係は、インクの吐出量に依存するもので、これも一例である。
次に、S102に移行し、画像データ記憶部61に記憶された画像データのドットデータA(x)=(Cx、Mx、Yx、Kx)を先頭から順に1つ取得し、取得したドット位置xが、ドットパターン記憶部62に記憶されたドットパターン70におけるブラックドット位置71(Kドット位置)か否かを判断する。ドット位置xがブラックドット位置71と判断すれば(S102:YES)、S103に移行し、ドットデータA(x)からブラックドット位置71における印刷データのドットデータB(x)=(C'x、M'x、Y'x、K'x)を生成する。そして、S105に移行する。一方、ドット位置xがブラックドット位置71でない(プロセスドット位置72である)と判断すれば(S102:NO)、S104に移行し、ドットデータA(x)からプロセスドット位置72における印刷データのドットデータB(x)=(C'x、M'x、Y'x、K'x)を生成する。そして、S105に移行する。
S105においては、S103又はS104において生成された印刷データのドットデータB(x)を印刷データ記憶部64に順に記憶させ、S106に移行する。S106においては、画像データの次のドットデータA(x+1)があるか否かを判断する。次のドットデータA(x+1)があると判断すれば(S106:YES)、S107に移行する。S107においては、画像データのドットデータA(x)の各階調値と印刷データのドットデータB(x)の各階調値との差分(A(x)−B(x))を次のドットデータA(x+1)の各階調値に加える(A(x+1)=A(x+1)+(A(x)−B(x)))。これにより、印刷データを生成することにより発生する誤差を拡散することができる(誤差拡散処理)。そして、ドット位置を進めて再びS102に移行し、上述の処理を繰り返す。一方、次のドットデータA(x+1)がないと判断すれば(S106:NO)、印刷データの生成を完了させ、図4のフローチャートを終了する。
次に、図5を参照しつつ図4に示す「Kドット生成」の動作について説明する。図5は、図4に示す「Kドット生成」のフローチャートである。上述したように、「Kドット生成」は、図4のフローチャートのS103において、ブラックドット位置71における印刷データのドットデータB(x)を生成するものであり、ドット位置xがブラックドット位置71と判断されたときに開始される。図5に示すように、「Kドット生成」が開始されると、S201に移行し、ドットデータA(x)=(Cx、Mx、Yx、Kx)のKxの階調値が、吐出ドットK(小)の階調値より大きいか否かを判断する。Kxの階調値が、吐出ドットK(小)の階調値より大きいと判断すれば(S201:YES)、S202に移行し、印刷データのドットデータB(x)=(C'x、M'x、Y'x、K'x)のK'xの階調値を吐出ドットK(大)の階調値に決定する。そして、S206に移行する。
一方、Kxの階調値が、吐出ドットK(小)の階調値より大きくないと判断すれば(S201:NO)、S203に移行し、Kxの階調値が、0より大きいか否かを判断する。Kxの階調値が、0より大きいと判断すれば(S203:YES)、S204に移行し、K'xの階調値を吐出ドットK(小)の階調値に決定する。そして、S206に移行する。一方、Kxの階調値が、0より大きくないと判断すれば(S203:NO)、S205に移行し、K'xの階調値を0に決定する。そして、S206に移行する。
S206においては、S202、S204及びS205のいずれかで決定されたK'xの階調値により、ドットデータB(x)=(0、0、0、K'x)を生成する。そして、図5のフローチャートを終了し、図4のフローチャートのS105に移行する。このように、ブラックドット位置71にはブラック(K)インクの吐出ドットのみが形成可能となっており、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)インクの吐出ドットが形成されることがない。
さらに、図6を参照しつつ図4に示す「CMYドット生成」の動作について説明する。図6は、図4に示す「CMYドット生成」のフローチャートである。上述したように、「CMYドット生成」は、図4のフローチャートのS104において、プロセスドット位置72における印刷データのドットデータB(x)を生成するものであり、ドット位置xがプロセスドット位置72と判断されたときに開始される。図6に示すように、「CMYドット生成」が開始されると、S301に移行し、ドットデータA(x)=(Cx、Mx、Yx、Kx)のKxの階調値が、吐出ドットCMY(大)の階調値より大きいか否かを判断する。Kxの階調値が、吐出ドットCMY(大)の階調値より大きいと判断すれば(S301:YES)、S302に移行し、印刷データのドットデータB(x)=(C'x、M'x、Y'x、K'x)のK'xの階調値を吐出ドットCMY(大)の階調値に決定する。つまり、ブラック(K)の階調値を、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)によって形成されるプロセスブラックの階調値に変換する。そして、S306に移行する。
一方、Kxの階調値が、吐出ドットCMY(大)の階調値より大きくないと判断すれば(S301:NO)、S303に移行し、Kxの階調値が、吐出ドットCMY(小)の階調値より大きいか否かを判断する。Kxの階調値が、吐出ドットCMY(小)の階調値より大きいと判断すれば(S303:YES)、S304に移行し、K'xの階調値を吐出ドットCMY(小)の階調値に決定する。そして、S306に移行する。一方、Kxの階調値が、吐出ドットCMY(小)の階調値より大きくないと判断すれば(S303:NO)、S305に移行し、K'xの階調値を0に決定する。そして、S306に移行する。
以上のように、ブラックドット位置とプロセスドット位置とで、ブラックの成分データに関して、印刷データとしての階調値の決め方に違いがある。ブラックドット位置では、誤差拡散された階調値から、閾値(例えば、0、56及び111)に対して繰り上げ的に階調値が決められる。一方、プロセスドット位置では、閾値(例えば、0、44及び89)に対して繰り下げ的に階調値が決められる。そのため、画像のブラックを表現するとき、ブラックインクからの寄与の方が、合成ブラック(プロセスブラック)からの寄与に比べて優勢となっている。
S306においては、ドットデータA(x)=(Cx、Mx、Yx、Kx)のYxの階調値が、吐出ドットY(小)の階調値より大きいか否かを判断する。Yxの階調値が、吐出ドットY(小)の階調値より大きいと判断すれば(S306:YES)、S307に移行し、印刷データのドットデータB(x)=(C'x、M'x、Y'x、K'x)のY'xの階調値を吐出ドットY(大)の階調値に決定する。そして、S311に移行する。
一方、Yxの階調値が、吐出ドットY(小)の階調値より大きくないと判断すれば(S306:NO)、S308に移行し、Yxの階調値が、0より大きいか否かを判断する。Yxの階調値が、0より大きいと判断すれば(S308:YES)、S309に移行し、Y'xの階調値を吐出ドットY(小)の階調値に決定する。そして、S311に移行する。一方、Yxの階調値が、0より大きくないと判断すれば(S308:NO)、S310に移行し、Y'xの階調値を0に決定する。そして、S311に移行する。
S311においては、S302、S304及びS305のいずれかで決定されたK'xの階調値のイエロー(Y)成分と、S307、S309及びS310のいずれかで決定されたY'xの階調値とを比較して、大きい方の値を、新たにY'xの階調値に決定する。そして、S312に移行する。
S312においては、S311で決定されたY'xの階調値、また、Y'xの階調値と同様の手順で決定されたC'x、M'xの階調値により、ドットデータB(x)=(C'x、M'x、Y'x、0)を生成する。そして、図6のフローチャートを終了し、図4のフローチャートのS105に移行する。このように、プロセスドット位置72にはシアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)インクの吐出ドットのみが形成可能となっており、ブラック(K)インクの吐出ドットが形成されることがない。
次に、図7及び図8を参照しつつ、印刷データ生成部63により画像データから印刷データが生成される様子を、具体例を用いて説明する。図7及び図8は、印刷データ生成部63により画像データから印刷データが生成される様子を示した図である。なお、図7及び図8において、ドットデータB(1)、B(3)及びB(5)がブラックドット位置71に対応し、ドットデータB(2)、B(4)及びB(6)がプロセスドット位置72に対応している。また、上述したように、各吐出ドットの階調値が、吐出ドットY(大)=200、吐出ドットY(小)=100、吐出ドットK(大)=111、吐出ドットK(小)=56、吐出ドットCMY(大)=89、吐出ドットCMY(小)=44に決定されている。
まず、図7に示すように、ドットデータA(1)〜A(6)の階調値が、K1〜K6=50及びY1〜Y6=50となっている場合について説明する。ドットデータA(1)に着目すると、ドットデータA(1)がブラックドット位置71に対応しており、K1=50が、吐出ドットK(小)=56より小さく0より大きいため、B(1)の階調値であるK'1=吐出ドットK(小)=56となる(図5参照)。このとき、A(1)の階調値とB(1)の階調値との差分A(1)−B(1)がA(2)の階調値に加えられる(図4:S107参照)、つまり、ドットデータA(1)のブラック(K)及びイエロー(Y)(シアン(C)、マゼンタ(M)も同様)の階調値を、ドットデータA(2)のブラック(K)及びイエロー(Y)の階調値に誤差拡散させる。これにより、ドットデータA(2)の階調値が、K2=44(=50+50−56)、Y2=100(=50+50)となる。
さらに、誤差拡散されたドットデータA(2)に着目すると、ドットデータA(2)がプロセスドット位置72に対応しており、K2=44が、吐出ドットCMY(小)=44より大きくないため、B(2)の階調値であるK'2=0となる(図6:S301〜S305参照)。さらに、Y2=100が、吐出ドットY(小)=100より大きくなく、0よりも大きいため、B(2)の階調値であるY'2=吐出ドットY(小)=100となる(図6:S306〜S310参照)。その結果、Y'2=100に決定される(図6:S311参照)。このとき、A(2)の階調値とB(2)の階調値との差分A(2)−B(2)がA(3)の階調値に加えられる。これにより、ドットデータA(3)の階調値が、K3=94(=50+44)、Y3=50(50+100−100)となる。
同様に、誤差拡散されたドットデータA(3)に着目すると、ドットデータA(3)がブラックドット位置71に対応しており、K3=94が、吐出ドットK(小)=56より大きいため、B(3)の階調値であるK'3=吐出ドットK(大)=111となる。このとき、A(3)の階調値とB(3)の階調値との差分A(3)−B(3)がA(4)の階調値に加えられる。これにより、ドットデータA(4)の階調値が、K4=33(=50+94−111)、Y4=100(=50+50)となる。
さらに、誤差拡散されたドットデータA(4)に着目すると、ドットデータA(4)がプロセスドット位置72に対応しており、K4=33が、吐出ドットCMY(小)=44より大きくないため、B(4)の階調値であるK'4=0となる。さらに、Y4=100が、吐出ドットY(小)=100より大きくなく、0よりも大きいため、B(4)の階調値であるY'4=吐出ドットY(小)=100となる。その結果、Y'4=100に決定される。このとき、A(4)の階調値とB(4)の階調値との差分A(4)−B(4)がA(5)の階調値に加えられる。これにより、ドットデータA(5)の階調値が、K5=83(=50+33)、Y5=50(=50+100−100)となる。
また、誤差拡散されたドットデータA(5)に着目すると、ドットデータA(5)がブラックドット位置71に対応しており、K5=83が、吐出ドットK(小)=56より大きいため、B(5)の階調値であるK'5=吐出ドットK(大)=111となる。このとき、A(5)の階調値とB(5)の階調値との差分A(5)−B(5)がA(6)の階調値に加えられる。これにより、ドットデータA(6)の階調値が、K6=22(=50+83−111)、Y6=100(=50+50)となる。
最後に、誤差拡散されたドットデータA(6)に着目すると、ドットデータA(6)がプロセスドット位置72に対応しており、K6=22が、吐出ドットCMY(小)=44より大きくないため、B(6)の階調値であるK'6=0となる。さらに、Y6=100が、吐出ドットY(小)=100より大きくなく、0よりも大きいため、B(6)の階調値であるY'6=吐出ドットY(小)=100となる。その結果、Y'6=100に決定される。なお、次のドットデータがないため、誤差拡散は行われず、印刷データの生成が完了する。
次に、図8に示すように、ドットデータA(1)〜A(6)の階調値が、K1〜K6=70及びY1〜Y6=70となっている場合について説明する。なお、図8において、ドットデータA(4)からドットデータB(4)を生成する過程以外の過程は、図7の場合と実質的に同じであるため説明を省略する。そして、誤差拡散されたドットデータA(4)に着目すると、ドットデータA(4)がプロセスドット位置72に対応しており、K4=58が、吐出ドットCMY(大)=89より大きくなく、吐出ドットCMY(小)=44より大きいいため、B(4)の階調値であるK'4=吐出ドットCMY(小)=44となる。吐出ドットCMY(小)は、前述のように、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)のインク滴によって合成されるドットであって、このドットには吐出ドットY(小)が1成分として含まれている。したがって、K'4のイエロー(Y)が、吐出ドットY(小)=100となる。さらに、カラー成分として、Y4=80が、吐出ドットY(小)=100より大きくなく、0よりも大きいため、B(4)の階調値であるY'2=吐出ドットY(小)=100となる。本実施形態では、イエロー(Y)の階調値:吐出ドット(Y)=100とK'4のイエロー(Y)の階調値:吐出ドット(小)=100とが比較され、前者の値が後者の値より大きいときだけ、カラー成分のためのインク吐出が優先される。この場合は、両者が同じ階調値として算出されているので、最終的には、B(4)=吐出ドットCMY(小)となる。
ただし、プロセスドット位置72におけるカラー成分については、その誤差値:−20=(80−100)が周囲に拡散処理される。そのため、ブラックドット位置71に対応するドットデータA(5)は、K5=82(=70+58−44>56)及びY5=50(=70−20)と修正される。その結果、このブラックドット位置71では、B(5)の階調値としてK'5=吐出ドットK(大)=111となる。
なお、仮に、先のプロセスドット位置72において、決定されたイエロー(Y)の階調値が吐出ドット(大)=200であって、K'4のイエロー(Y)の階調値より大きいときには、吐出ドットCMY(小)=100に加えて吐出ドットY(小)=100が形成される。実際には、カラーのイエロー(Y)の階調値:吐出ドット(大)=200、マゼンタ(M)の階調値:吐出ドット(小)=100及びシアン(C)の階調値:吐出ドット(小)=100として印刷される。さらに、ブラック成分及びカラー成分について、その誤差値が周囲に拡散処理されることになる。
次に、図9を参照しつつ、本実施形態において表現可能な色域の範囲について説明する。図9は、ドットパターン70に対応する領域の画像の例を示したものであり、図9(a)は、最も明度の高く、且つ、イエロー(Y)の濃度が高い画像を示しており、図9(b)は、最も明度の低い画像を示している。図9(a)に示すように、最も明度の高く、且つ、イエロー(Y)の濃度が高い画像を形成する場合には、ブラックドット位置71にはドットを形成せず、プロセスドット位置72には吐出ドットY(大)のドットを形成することになる。また、図9(b)に示すように、最も明度の低い画像を形成する場合には、ブラックドット位置71には吐出ドットK(大)のドットを形成し、プロセスドット位置72には吐出ドットC(大)、吐出ドットM(大)及び吐出ドットY(大)によって吐出ドットCMY(大)のドットを形成することになる。このように、用紙P上の各ドット位置において、ブラック(K)インクと、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)のインクとが重なりあることがない。
以上、説明した本実施形態によると、ブラックドット位置71と、プロセスドット位置72とが分離しているため、プロセスドット位置72で表現された色が、ブラック(K)インクにより潰されることがない。したがって、プロセスドット位置72において、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)により所望のプロセスカラーを形成することで、明度が低い領域での色域を広くすることができる。
また、本実施形態によると、印刷データを生成するときに、ブラックドット位置71に対応するドットデータA(x)のシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の階調値を、プロセスドット位置72に対応するドットデータA(x+1)のシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の階調値に誤差拡散させるため、ブラックドット位置71とプロセスドット位置72とを分離しつつ画像データに近い画像を形成することができる。
さらに、本実施形態によると、プロセスドット位置72における印刷データ生成時において、ブラック(K)の階調値を、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)によって形成されるプロセスブラックの階調値に変換するため、制御が容易になる。
加えて、本実施形態によると、ドット位置がマトリックス状に配置されたドットパターン70において、ブラックドット位置71が、プロセスドット位置72の上下左右に隣接するように配置されている。これにより、ブラックドット位置71が、ドットパターン70上に正確に均一に分布され、微妙な色合いを正確に表現することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述した実施形態においては、階調値の分配によって印刷データを生成するときに、ブラックドット位置71に対応するドットデータA(x)のシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の階調値を、プロセスドット位置72に対応するドットデータA(x+1)のシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の階調値に誤差拡散させる構成となっているが、隣接する全てのドット位置に対応するドットデータに誤差拡散するなど、他の手法で誤差拡散する構成であってもよいし、差分を切り捨てて誤差拡散しない構成であってもよい。
また、上述の実施形態においては、プロセスドット位置72における印刷データ生成時において、ブラック(K)の階調値を、プロセスブラックの階調値に変換する構成となっているが、ブラック(K)の階調値を、プロセスブラックの階調値に変換しない構成であってもよい。例えば、ブラック(K)の階調値を、予めシアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の階調値に分散させた画像データから印刷データを生成する構成であってもよい。
さらに、上述の実施形態においては、ドットパターン70が、印刷データ全体に対応するように構成されているが、ドットパターンは、印刷データの一部に対応するように構成されたものであってもよい。例えば、人物像の頭髪や物体の陰のように、ブラック(K)の階調値が所定値より高く、これが所定の範囲で連続するような部分に対応したデータである。この場合、トッドパターンの範囲外においては、通常印刷が行われることが好ましい。
加えて、上述の実施形態においては、1つのドットパターン70を用いる構成であるが、複数のドットパターンを用いる構成であってもよい。
また、上述の実施形態においては、ドットパターン70においては、ドット位置がマトリックス状に配置されており、ドットパターン70に対応する印刷データの領域が矩形となっているが、ドットパターンに対応する領域の形状は任意のものであってよい。
加えて、上述の実施形態においては、ブラックドット位置71が、プロセスドット位置72の上下左右に隣接するように配置されており、ブラックドット位置71がドットパターン70において50%の比率で均一に分布している構成であるが、ブラックドット位置とプロセスドット位置との位置関係は任意のものであってもよいし、ブラックドット位置がドットパターンにおいて50%以外の比率で均一に分布している構成であってもよい。
さらに、上述の実施形態においては、インクジェットプリンタが4つのインクジェットヘッド1を備える構成であるが、ブラック(K)インクを用いる構成であれば、5色以上のインクジェットヘッドを備える構成であってもよい。
本発明の実施形態に係るインクジェットヘッドの外観側面図である。 図1に示す制御装置の機能ブロック図である。 図2に示すドットパターン記憶部に記憶されたドットパターンの概念図である。 図2に示す印刷データ生成部の動作を示すフローチャートである。 図4に示す「Kドット生成」のフローチャートである。 図4に示す「CMYドット生成」のフローチャートである。 図2に示す印刷データ生成部により画像データから印刷データが生成される様子を示した図である。 図2に示す印刷データ生成部により画像データから印刷データが生成される様子を示した図である。 図3に示すドットパターン70に対応する領域の画像の例を示したものであり
1 インクジェットヘッド
16 制御装置
61 画像データ記憶部
62 ドットパターン記憶部
63 印刷データ生成部
64 印刷データ記憶部
65 ヘッド制御部
70 ドットパターン
71 ブラックドット位置
72 プロセスドット位置
101 インクジェットプリンタ
P 用紙

Claims (9)

  1. 互いに異なる少なくともブラック、シアン、マゼンタ及びイエローのいずれかのインク滴を被記録媒体に吐出する複数のインクジェットヘッドと、
    インク滴が着弾し得る前記被記録媒体上のドット位置を示すドットパターンにおいて、前記ドットパターンの少なくとも一部に均一に分布しているとともにブラックのインク滴のみが着弾し得るブラックドット位置、及び、前記ブラックドット位置以外のプロセスドット位置を記憶するドット位置記憶手段と、
    前記被記録媒体に形成すべき画像に関する画像データを、前記ドットパターンの各ドット位置における各色の階調値を含むドットデータの集合として記憶する画像データ記憶手段と、
    画像データ記憶手段に記憶された前記画像データに基づいて、各ブラックドット位置におけるブラックの階調値、及び、各プロセスドット位置におけるシアン、マゼンタ及びイエローの階調値を含む印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    前記印刷データにおける各ドット位置に関連付けられた階調値に対応するインク滴が当該ドット位置に吐出されるように、前記複数のインクジェットヘッドを制御する制御手段とを備えており、
    前記印刷データ生成手段が、各プロセスドット位置に対応する前記画像データのドットデータが示すブラックの階調値を、シアン、マゼンタ及びイエローのインク滴によって形成されるプロセスブラックの階調値に変換することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記印刷データ生成手段が、各ブラックドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値と生成する前記印刷データに係るブラックの階調値との差分を、当該ブラックドット位置に隣接する前記プロセスドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値にそれぞれ誤差拡散させると共に、誤差拡散された前記差分を含んだ各プロセスドット位置に対応するブラックの階調値を、前記プロセスブラックの階調値に変換し、
    前記制御手段が、各ブラックドット位置において前記印刷データに係るブラックの階調値に関連付けられたブラックのインク滴が吐出されると共に、各プロセスドット位置において前記プロセスブラックの階調値に関連付けられた前記シアン、マゼンタ及びイエローのインク滴が吐出されるように、前記複数のインクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ブラックドット位置における前記印刷データに係るブラックの階調値は、前記画像データに係るブラックの階調値に対する互いに異なる複数の第1閾値のいずれかに対応しており、
    前記印刷データ生成手段は、前記ブラックドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値が前記複数の前記第1閾値のうち最も大きい前記第1閾値未満のときに、当該階調値に最も近く、且つ、当該階調値より大きい前記第1閾値を前記ブラックドット位置における印刷データに係るブラックの階調値とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ブラックドット位置において前記第1閾値となる前記画像データに係るブラックの階調値は、ブラックのインク滴のみで形成されるブラックドットのサイズにそれぞれ対応した階調値であることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記プロセスドット位置における前記印刷データに係るブラックの階調値は、前記画像データのブラックの階調値に対する互いに異なる複数の第2閾値のいずれかに対応しており、
    前記印刷データ生成手段は、前記プロセスドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値に最も近く、且つ、当該階調値より小さい前記第2閾値を前記プロセスブラックの階調値とすると共に、前記プロセスドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値と前記プロセスブラックの階調値との差分を、前記プロセスドット位置に隣接する前記ブラックドット位置における前記画像データに係るブラックの階調値にそれぞれ誤差拡散することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記プロセスドット位置において前記第2閾値となる前記画像データに係るブラックの階調値は、シアン、マゼンタ及びイエローのインク滴のみで形成されるプロセスブラックドットのサイズにそれぞれ対応した階調値であることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記印刷データ生成手段が、各ブラックドット位置に対応する前記画像データの前記ドットデータに含まれるシアン、マゼンタ及びイエローの階調値を、当該ブラックドット位置に隣接する前記プロセスドット位置における階調値に誤差拡散させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記プロセスドット位置における前記印刷データに係るシアン、マゼンタ及びイエローの階調値は、前記画像データに係るブラックの階調値に対する互いに異なる複数の第3閾値のいずれかに対応しており、
    前記印刷データ生成手段が、誤差拡散された前記ブラックドット位置におけるシアン、マゼンタ及びイエローの階調値を含んだ前記プロセスドット位置における前記画像データに係るシアン、マゼンタ及びイエローの階調値がそれぞれ前記複数の第3閾値のうち最も大きい前記第3閾値より小さいときに、当該階調値に最も近く、且つ、当該階調値より大きい前記第3閾値を前記プロセスドット位置における前記印刷データに係るシアン、マゼンタ及びイエローの階調値とすることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記ドット位置が第1方向及び第1方向に直交する第2方向に関してマトリックス状に配置された前記ドットパターンにおいて、前記ブラックドット位置が、前記プロセスドット位置の前記第1及び第2方向に隣接するように配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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