JP4344948B2 - Dds回路 - Google Patents

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本発明は、DDS(Direct Digital Synthesizer:ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)回路に関し、詳しくは、合成出力される信号に含まれるスプリアスを低減させることができる純度改善に関するものである。
無線通信機器や無線通信測定器の分野では、高周波信号発生手段として、DDS回路が広く用いられている。
図5は従来のDDS回路の一例を示すブロック図である。図5において、位相アキュムレータ10は、周波数データ設定手段20により設定されるワード長Lビットの周波数設定デ−タkを累算する。そして、この累算結果の上位Mビット(M≦L)を位相データΘとし、メモリ30にアドレスとして出力する。
メモリ30には、正弦波の振幅デ−タが格納されている。これにより、メモリ30からD/A変換回路40に、位相データΘに対応したワード長Nビットの正弦波の振幅デ−タsin(2πΘ)が変換出力される。
D/A変換回路40は、メモリ30から入力される正弦波の振幅デ−タを周波数fdのアナログ波形信号に変換し、ローパスフィルタ50に出力する。
これら一連のデジタル演算は、基準クロック源60から出力される出力周波数fckの基準クロックに同期して実行される。
このように構成されるDDS回路から出力されるアナログ波形信号の出力周波数fckは、式(1)で表すことができる。
d=k・fck/2L ・・・式(1)
式(1)から明らかなように、図5のDDS回路によれば、周波数設定データkのワード長を多ビット化することにより、他の特性の劣化をきたすことなく、容易に高周波数分解能が得られる。また、デジタル演算により出力波を生成することから、高速に所望周波数に切り替えることができる。
このようなDDS回路のメモリ30の容量Sは次の式(2)で与えられる。ただし、Mは位相データΘのワード長、Nは正弦波の振幅デ−タのワード長である。
S=2M・N(bits) ・・・式(2)
例えば、M=14ビット、N=12ビットとすると、S≒197kbitになる。この結果、DDS回路のチップサイズに対しメモリ30が支配的となる。ここで、チップサイズを縮小してコストを低減するためには、メモリ30の容量Sを縮小する必要がある。
そこで、このようなメモリ30の容量Sを縮小するために、一般的には、
(位相データΘのワード長M)<(周波数設定データkのワード長L)
とすることが行われている。
特開平11−031924
その結果、特許文献1の図16(a)に示されるような位相データΘの打ち切り誤差が生じ、特許文献1の図16(b)に示されるような打ち切り誤差に起因するスプリアスが生じる。特許文献1の図17に位相データΘのワード長Mに対するスプリアスレベルとメモリの容量との関係が示されている。
これらスプリアスレベルとメモリの容量とは、特許文献1の図17に示されるように相反する関係があり、これらを考慮して位相データΘのワード長Mが決定される。
これらから明らかなように、スプリアスを減少させる方法として位相データのワード長を大きくすることが考えられるが、スプリアスを-100dBc以下にするためにはワード長として17ビット以上が必要であり、各種のメモリ量削減手段を用いたとしても必要なメモリ量が相当大きくなるという問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目したものであり、その目的は、メモリ量を増大させずにスプリアスを低減させることができるDDS回路を提供することにある。
このような課題を達成するために、請求項1の発明は、
入力される周波数設定データを累算し位相データとして出力する位相アキュムレータと、
位相アキュムレータの出力データを量子化するΔΣ変調器と、
ΔΣ変調器の出力データをアドレスとして正弦波振幅データを出力するメモリと、
メモリから出力される正弦波振幅データをアナログ信号に変換するD/A変換回路と、
D/A変換回路から出力されるアナログ信号の高域周波数成分の通過を阻止するローパスフィルタ、
とで構成されたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のDDS回路において、
前記ΔΣ変調器は、一次の構成であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のDDS回路において、
前記ΔΣ変調器は、高次の構成であることを特徴とする。
これらにより、メモリ量を増大させることなくスプリアスを低減させることができるDDS回路が実現できる。
以下、本発明について、図1を用いて説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、図5と共通する部分には同一符号を付けている。
図1と図5の異なる点は、図1では位相アキュムレータ10とメモリ30の間にΔΣ変調器70を設けていることである。ΔΣ変調器70は、入力のMビット長の位相データΘをNビットに丸め、位相データΘ'をメモリ30にアドレスとして出力する。
図2はΔΣ変調器70の具体例を示すブロック図である。図2において、加算器71はMビットの入力データΘと遅延された出力データの差を計算して積分器72に出力する。積分器72は、加算器71の出力を積分して量子化器73に出力する。量子化器73は、積分器72の出力をNビットに丸めて位相データΘ'とし、メモリ30にアドレスとして出力するとともに遅延回路74に出力する。遅延回路74は、出力Θ'を1クロック遅らせて加算器71に出力する。
すなわち、図1の回路構成では、位相アキュムレータ10の出力ΘをΔΣ変調してワード長を減らしてから、メモリ30にアドレスとして出力することにより、メモリ30に格納されている正弦波の振幅デ−タを参照している。
位相アキュムレータ10の出力ΘをΔΣ変調することにより、位相データΘ'の打切り誤差は、周波数の高い方向にシフトする。このシフトした誤差成分はローパスフィルタ50により除去され、DDS回路としての出力周波数付近のスプリアスを低減させることができる。
このような本発明によるスプリアス低減効果について、位相アキュムレータ10のワード長LとΔΣ変調器の入力のワード長Mを30ビット、メモリ30の入力のワード長Nを14ビットとしたときの例を説明する。
図3は、ΔΣ変調器を用いない図5の従来構成において、位相アキュムレータ10の上位14ビットをメモリ30のアドレス入力としたときの、DDS回路から出力される信号のスペクトル例である。出力周波数の近傍に-85dBc程度のスプリアスが出ている。
図4は、ΔΣ変調器70を用いた図1の回路構成における出力信号のスペクトル例である。鋭いピークを持ったスプリアスが消え、出力周波数近傍のC/Nはおよそ-105dBcである。
なお、ΔΣ変調器70の効果により、周波数の高い領域でスプリアスレベルが上昇しているが、D/A変換回路40の後段に接続するローパスフィルタ50により、周波数の高い領域におけるスプリアスは除去されるため、問題にはならない。
また上記実施例では、ΔΣ変調器70を最も簡単な一次の構成としたが、二次以上の高次のΔΣ変調器を用いることもできる。高次のΔΣ変調器を用いた場合、周波数の高い領域でのスプリアスが上昇するが、DDS回路の出力周波数が基準クロックに比べて十分小さい場合には出力周波数近傍のスプリアスを一次の場合よりも減らすことができる。また前述のように、周波数の高い領域におけるスプリアスはローパスフィルタで除去できるので実用上の問題はない。
以上説明したように、本発明によれば、メモリ量を増大させずにスプリアスを低減させることができるDDS回路を実現することができ、無線通信機器や無線通信測定器の分野における高周波信号発生手段として好適である。
本発明の一実施例を示すブロック図である。 図1で用いるΔΣ変調器の具体例を示すブロック図である。 図5のDDS回路の出力信号におけるスプリアス説明図である。 図1のDDS回路の出力信号におけるスプリアス説明図である。 従来のDDS回路の一例を示すブロック図である。
符号の説明
10 位相アキュムレータ
20 周波数データ設定手段
30 メモリ
40 D/A変換回路
50 ローパスフィルタ
60 基準クロック源
70 ΔΣ変調器

Claims (3)

  1. 入力される周波数設定データを累算し位相データとして出力する位相アキュムレータと、
    位相アキュムレータの出力データを量子化するΔΣ変調器と、
    ΔΣ変調器の出力データをアドレスとして正弦波振幅データを出力するメモリと、
    メモリから出力される正弦波振幅データをアナログ信号に変換するD/A変換回路と、
    D/A変換回路から出力されるアナログ信号の高域周波数成分の通過を阻止するローパスフィルタ、
    とで構成されたことを特徴とするDDS回路。
  2. 前記ΔΣ変調器は、一次の構成であることを特徴とする請求項1記載のDDS回路。
  3. 前記ΔΣ変調器は、高次の構成であることを特徴とする請求項1記載のDDS回路。
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