JP4344892B2 - 複合記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複合記録再生装置に関し、さらに詳しくは、再生装置の第1の情報がチューナの第2の情報に混入するのを阻止するように構成した複合記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下では、複合記録再生装置の一例として、CD(Compact Disc)再生装置及びMD(Mini Disc )録音再生装置及びチューナを具備し、CD再生装置からの第1の情報、すなわち、デジタル音声出力信号が、チューナで受信された第2の情報、すなわち、音声信号に混入し、MD録音再生装置に記録されるのを阻止し得るシステムステレオ装置について説明するが、本発明の複合記録再生装置はこの例に限定されるものではない。
【0003】
図2は一般的なシステムステレオ装置14の概略構成を示したものである。システムステレオ装置14はCD再生装置1、MD録音再生装置2及びチューナ3により構成されており、CD再生装置1はCDマイコン6を制御装置として、MD録音再生装置2はMDマイコン5を制御装置として制御される。
【0004】
システムマイコン4は、システムステレオ装置14の操作部からの信号を認識して、システム全体の制御を行うもので、チューナ3や、双方向共通バスライン8を介して、CDマイコン6やMDマイコン5を制御し、且つ、CD再生装置1、MD録音再生装置2、チューナ3により再生された音声信号を音声信号切換手段10により切り換えて、プリアンプ、イコライザー、ボリュームを含む信号処理ブロック11を制御し、増幅、周波数等化、及び音量調整を行う。信号処理ブロック11からの音声信号はパワーアンプ12により増幅されてスピーカ13より出力される。また、入力ブロック9のその他とは、例えば、テープデッキ等からの音声信号である。
【0005】
CD再生装置1からのデジタル音声出力信号をMD録音再生装置2によりミニディスク15に記録する場合(以下これをCDモードという)は、システムステレオ装置14の操作部(図は省略、以下同様)からの指示がシステムマイコン4で認識され、MDマイコン5により、CD再生装置1のデジタル音声出力信号のみがMD録音再生装置2の入力に接続され、MD録音再生装置2の内部でMDフォーマットに変換されて、ミニディスク15に記録される。
【0006】
チューナ3からの音声信号がMD録音再生装置2に記録される場合は(以下これをチューナモードという)、システムステレオ装置14の操作部からの指示がシステムマイコン4で認識され、チューナ3の音声信号がMD録音再生装置2に接続され、MD録音再生装置2の内部でMDフォーマットに変換されて、ミニディスク15に記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにシステムステレオ装置ではCD再生装置からのデジタル音声出力信号が線材16を介してMD録音再生装置に入力されるので、線材16からのデジタル音声出力信号が輻射により、アンテナに受信され、チューナにより増幅されてしまうという問題がある。
【0008】
このため、従来のシステムステレオ装置においては、チューナモードでは、CD再生装置の電源を切り、上述のCD再生装置からのデジタル音声出力信号の輻射によるチューナへの混入を阻止していた。
【0009】
システムステレオ装置は、チューナモードのとき、チューナの音声信号がMD録音再生装置へ入力されるので、CD再生装置からのデジタル音声出力信号は停止していてよく、CD再生装置の電源は切れていても録音に差し支えはない。
【0010】
ところが、CD再生装置の電源を切ることにより、以下の問題が生ずる。
1)チューナモードから、CDモードに変わったとき、CD再生装置の電源が投入され、CD再生装置が起動し、CDのファイルシステムであるTOC(Table Of Contents)がCDマイコンにより、読み込まれ、曲目を再生するまでに至る時間が長くなる。
2)チューナモードに切り換え、CD再生装置の電源を切るためのスイッチを特別に設ける必要がある。
3)チューナモードのとき、CD再生装置に、今まで入れてあったディスクを別のディスクに取り換えてしまうと、CD再生装置は電源が切れているので、CD再生装置はディスクが取り換えられたことを認識できない。
【0011】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、チューナモード時に再生装置の電源をきることなく、再生装置からの第1の情報の出力信号が輻射により、チューナで受信された第2の情報に混入することのない、複合記録再生装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明においては、
CDからこれに記録されているデジタル音声信号を再生するCD再生装置と、
放送を受信して音声信号を出力するチューナと、
上記デジタル音声信号と、上記音声信号とを、選択的にMDに記録して再生するMD録音再生装置と、
2入力のゲート回路と、
上記CD再生装置の動作を制御する制御回路と
を有し、
上記デジタル音声信号を上記MD録音再生装置により記録をするときと、記録をしないときでレベルが変化するデジタル制御信号を、上記制御回路から取り出し、
上記デジタル音声信号と、上記デジタル制御信号とを上記ゲート回路に供給し、
このゲート回路の出力端を上記MD録音再生装置のデジタル入力端に接続し、
上記デジタル音声信号を上記MD録音再生装置により記録をするときには、上記デジタル音声信号を、上記ゲート回路を通過させて上記MD録音再生装置の上記デジタル入力端に、その記録入力として供給するように、かつ、
上記デジタル音声信号を上記MD録音再生装置により記録をしないときには、上記デジタル音声信号が上記ゲート回路から出力されることを阻止するように、上記ゲート回路の動作を上記デジタル制御信号により制御する
ようにした複合記録再生装置
とするものである。
【0013】
また、本発明の複合記録再生装置の望ましい形態は、ゲート回路を2入力NANDゲート回路及び2入力ANDゲート回路のいずれか一方で構成するものである。
【0014】
前述の手段による作用について以下に記する。
チューナの受信動作中は、再生装置の第1の情報の出力信号が、第1の情報の出力端子において、制御装置からのデジタル制御信号によりゲート回路を通過するのを阻止されるため、再生装置と記録再生装置を接続する線材には第1の情報の出力信号による電流が流れない。このため、線材を介しての第1の情報の出力信号による輻射はアンテナにより受信されないので、チューナの出力には第1の情報は混入しない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の複合記録再生装置の例としてシステムステレオ装置17を図1を参照して説明する。また、従来の技術と同一の構造をなすものは同一の符号を付するものとする。
【0016】
図1において、システムステレオ装置17はCD再生装置1、MD録音再生装置2及びチューナ3により構成されており、CD再生装置1はCDマイコン6を制御装置として、MD録音再生装置2はMDマイコン5を制御装置として、これらにより制御される。
【0017】
システムマイコン4は、システムステレオ装置17の操作部(図は省略、以下同様)からの信号を認識して、システム全体の制御を行うもので、チューナ3や、双方向共通バスライン8を介して、CDマイコン6やMDマイコン5を制御し、且つ、CD再生装置1、MD録音再生装置2、チューナ3により再生された音声信号を音声信号切換手段10により切り換えて、プリアンプ、イコライザー、ボリュームを含む信号処理ブロック11を制御し、増幅、周波数等化、及び音量調整を行う。信号処理ブロック11からの音声信号はパワーアンプ12により増幅されてスピーカ13より出力される。また、入力ブロック9のその他とは、例えば、テープデッキ等からの音声信号である。
【0018】
CDモードでは、システムステレオ装置17の操作部からの指示がシステムマイコン4で認識され、MDマイコン5により、CD再生装置1のデジタル音声出力信号のみがMD録音再生装置2の入力に接続され、MD録音再生装置2の内部でMDフォーマットに変換されて、ミニディスク15に記録される。
【0019】
チューナモードでは、システムステレオ装置17の操作部からの指示がシステムマイコン4で認識され、MDマイコン5により、チューナ3の音声信号出力のみがMD録音再生装置2に接続され、MD録音再生装置2の内部でMDフォーマットに変換されて、ミニディスク15に記録される。
【0020】
図1において、CD再生装置1からのデジタル音声出力信号は、ゲート回路20の一方の端子に接続され、CDマイコン6からのデジタル制御信号が、ゲート回路20の他方の端子に接続される。
【0021】
チューナモードのとき、システムステレオ装置17の操作部からの指示をシステムマイコン4が認識して、システムマイコン4の制御によりCDマイコン6からのデジタル制御信号は、CD再生装置1からのデジタル音声出力信号がゲート回路20を通過するのを阻止する。
【0022】
従ってデジタル音声出力信号は、ゲート回路20の出力端子には現れないので、ゲート回路20の出力とMD録音再生装置2の間を結ぶ線材18から、デジタル音声出力信号の輻射は非常に少なく、アンテナ7により受信されてチューナの音声信号に混入することはない。
【0023】
また、CD再生装置1の電源は切られていないので、チューナモード中に、古いディスクをCD再生装置1から取り出し、新しいディスクを挿入しても、新しいディスクをCD再生装置1が認識できる。
【0024】
システムステレオ装置17の操作部により、モードをチューナモードからCDモードに切り換えると、システムマイコン4が操作部の信号を認識し、MDマイコン5とCDマイコン6にモードが切り換えられたことを通知する。このとき、CDマイコン6からのデジタル制御信号は、ゲート回路20をCD再生装置1からのデジタル音声出力信号が通過するように制御する。また、MDマイコン5はCD再生装置1からの入力を受け付け、チューナ3からの音声信号を阻止する。
【0025】
モードがチューナモードからCDモードに切り換えられた直後においても、前述したTOCを読みこんで曲目のアドレスを認識するという、起動のための手続きを踏む必要がなく、すぐに、曲目をアクセスすることができる。
【0026】
本発明の複合記録再生装置の望ましい形態は、上述のゲート回路として、2入力NANDゲート及び2入力ANDゲートのうち、いずれか一方を用いることである。NANDゲートを用いた場合は、デジタル制御信号が Lowの場合、デジタル音声出力信号が Low、Highいずれでも、NANDゲート出力はHighであり、デジタル音声出力信号の通過が阻止されることになる。ANDゲートを用いた場合はデジタル制御信号が Lowの場合は、デジタル音声出力信号が Low、Highいずれでも、ANDゲート出力は Lowとなり、デジタル音声出力信号の通過を阻止する。
【0027】
【発明の効果】
CD再生装置の電源をチューナモード時でも動作させ、チューナモードからCDモードに変わったときのCD再生装置の再起動を不要とし、チューナモード中もディスクの入れ換えが可能で、且つチューナモード中にCD再生装置のデジタル音声出力信号がチューナ出力に混入することのない、複合記録再生装置が提供できる。なお、本発明の複合記録再生装置は上述したシステムステレオ装置に限るものではなく、特にチューナ、再生装置及び記録再生装置を具備した音響電子機器及び映像電子機器に適用する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシステムステレオ装置の概略構成図である。
【図2】従来のシステムステレオ装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1…CD再生装置、2…MD録音再生装置、3…チューナ、4…システムマイコン、5…MDマイコン、6…CDマイコン、7…アンテナ、8…双方向共通バスライン、9…入力ブロック、10…音声信号切換手段、11…信号処理ブロック、12…パワーアンプ、13…スピーカ、14,17…システムステレオ装置、15…ミニディスク、16,18…線材、20…ゲート回路
Claims (2)
- CDからこれに記録されているデジタル音声信号を再生するCD再生装置と、
放送を受信して音声信号を出力するチューナと、
上記デジタル音声信号と、上記音声信号とを、選択的にMDに記録して再生するMD録音再生装置と、
2入力のゲート回路と、
上記CD再生装置の動作を制御する制御回路と
を有し、
上記デジタル音声信号を上記MD録音再生装置により記録をするときと、記録をしないときでレベルが変化するデジタル制御信号を、上記制御回路から取り出し、
上記デジタル音声信号と、上記デジタル制御信号とを上記ゲート回路に供給し、
このゲート回路の出力端を上記MD録音再生装置のデジタル入力端に接続し、
上記デジタル音声信号を上記MD録音再生装置により記録をするときには、上記デジタル音声信号を、上記ゲート回路を通過させて上記MD録音再生装置の上記デジタル入力端に、その記録入力として供給するように、かつ、
上記デジタル音声信号を上記MD録音再生装置により記録をしないときには、上記デジタル音声信号が上記ゲート回路から出力されることを阻止するように、上記ゲート回路の動作を上記デジタル制御信号により制御する
ようにした複合記録再生装置。 - 請求項1に記載の複合記録再生装置において、
上記ゲート回路がNANDゲート回路およびANDゲート回路のいずれか一方である
ようにした複合記録再生装置。
Priority Applications (1)
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JP27385098A JP4344892B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | 複合記録再生装置 |
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JP2000105988A JP2000105988A (ja) | 2000-04-11 |
JP4344892B2 true JP4344892B2 (ja) | 2009-10-14 |
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ID=17533431
Family Applications (1)
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