JP4343255B1 - 画像伸張装置及び画像伸張方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 補間対象画素の画素値の誤補間を抑制し得る画像伸張装置及び画像伸張方法を提供する。
【解決手段】 画像伸張装置は、ブロック相関演算部6、ブロック相関演算部7及び斜め補間部5を備えている。ブロック相関演算部6(7)は、補間対象画素に対して互いに反対側に位置し、且つ補間対象画素から略等距離に位置する1対の実画素のそれぞれを含む3行3列(1行3列)の画素ブロック間の相関度を演算して、その相関度が最も高くなる画素ブロックのそれぞれに含まれる1対の実画素を基画素として検出する。斜め補間部5は、ブロック相関演算部6によって検出された基画素の画素値に基づいて補間対象画素の画素値を演算し、ブロック相関演算部6によって検出された基画素が垂直方向に位置する場合に限り、ブロック相関演算部7によって検出された基画素の画素値に基づいて補間対象画素の画素値を演算する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画素値を補間して画像を伸張する画像伸張装置及び画像伸張方法に関する。
例えばデジタルテレビ装置の内部において、デジタル画像を拡大する画像伸張装置が用いられている。このような画像伸張装置では、既にある画素ラインの間に新たな画素ラインを生成することで、デジタル画像を拡大する。新たな画素ラインを生成する際に、画像伸張装置は、既にある画素の画素値を利用して、新たに生成する画素の画素値を補間する。
このような画像伸張装置の一例として、特許文献1には、複数の入力画素が含まれる入力画像を基に、対象位置に補間画素を生成する補間画素生成装置が開示されている。より具体的には、この補間画素生成装置は、入力画像を基に、対象位置から見た複数の方向のそれぞれについて、対象位置を含む範囲の自己相関値を算出して、自己相関値が最大である方向を検出し、入力画像を基に、自己相関値が最大である方向に対応した補間フィルタを用いて補間画素を生成する。
特開2007−60104号公報
新たに生成する画素の画素値を、その画素の斜め方向にある画素の画素値で補間する場合には、画素値の誤補間が発生してしまうことがある。特に、画像中においてエッジ線が斜めに延びており、そのエッジ線の傾角が大きい場合には、エッジ線にギザギザ(いわゆるジャギー)が発生してしまうことがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、補間対象画素の画素値の誤補間を抑制することができる画像伸張装置及び画像伸張方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像伸張装置は、補間対象画素の両側に延在する1対の実画素ライン上において、補間対象画素に対して互いに反対側に位置し、且つ補間対象画素から略等距離に位置する1対の実画素のそれぞれを含む第1の画素ブロック間の第1の相関度を演算して、第1の相関度が最も高くなる第1の画素ブロックのそれぞれに含まれる1対の実画素を第1の基画素として検出する第1の相関演算手段と、1対の実画素のそれぞれを含む第2の画素ブロック間の第2の相関度を演算して、第2の相関度が最も高くなる第2の画素ブロックのそれぞれに含まれる1対の実画素を第2の基画素として検出する第2の相関演算手段と、第1の相関演算手段によって検出された第1の基画素の画素値、又は第2の相関演算手段によって検出された第2の基画素の画素値に基づいて、補間対象画素の画素値を演算する補間演算手段とを備え、実画素ラインに平行な方向を行方向とし、実画素ラインに垂直な方向を列方向とすると、第1の画素ブロックは、複数行、且つ複数列の画素群であり、第2の画素ブロックは、第1の画素ブロックよりも少ない数の行、且つ複数列の画素群であり、補間演算手段は、第1の相関演算手段によって検出された第1の基画素が実画素ラインに垂直な方向に位置する場合には、第2の相関演算手段によって検出された第2の基画素の画素値に基づいて、補間対象画素の画素値を演算する画像伸張装置である。
また、本発明に係る画像伸張方法は、補間対象画素の両側に延在する1対の実画素ライン上において、補間対象画素に対して互いに反対側に位置し、且つ補間対象画素から略等距離に位置する1対の実画素のそれぞれを含む第1の画素ブロック間の第1の相関度を演算して、第1の相関度が最も高くなる第1の画素ブロックのそれぞれに含まれる1対の実画素を第1の基画素として検出し、1対の実画素のそれぞれを含む第2の画素ブロック間の第2の相関度を演算して、第2の相関度が最も高くなる第2の画素ブロックのそれぞれに含まれる1対の実画素を第2の基画素として検出し、第1の基画素の画素値、又は第2の基画素の画素値に基づいて、補間対象画素の画素値を演算し、実画素ラインに平行な方向を行方向とし、実画素ラインに垂直な方向を列方向とすると、第1の画素ブロックは、複数行、且つ複数列の画素群であり、第2の画素ブロックは、第1の画素ブロックよりも少ない数の行、且つ複数列の画素群であり、第1の基画素が実画素ラインに垂直な方向に位置する場合には、第2の基画素の画素値に基づいて、補間対象画素の画素値を演算する画像伸張方法である。
本発明によれば、補間対象画素の画素値の誤補間を抑制することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[画像伸張装置の構成]
図1は、本発明に係る画像伸張装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、画像伸張装置1は、入力画像を取り込んで、入力画像を水平方向及び垂直方向に伸張してから、伸張された画像を出力画像として出力する。画像伸張装置1は、入力画像を水平方向に2倍に伸張する水平2倍スケーリング部2、及び入力画像を垂直方向に2倍に伸張する垂直2倍スケーリング部3を備えている。
図2は、図1の画像伸張装置の垂直2倍スケーリング部の構成を示すブロック図である。垂直2倍スケーリング部3は、上下補間部4、斜め補間部(補間演算手段)5、3×3ブロック相関演算部(第1の相関演算部)6、3×1ブロック相関演算部(第2の相関演算部)7、画素選択部8及びライン選択部9を有している。
例えば、図3に示される入力画像100が画像伸張装置1に入力されると、水平2倍スケーリング部2は、既にある垂直画素ラインの間に新たな垂直画素ラインを生成する。水平2倍スケーリング部2により変換された入力画像は、図4に示される通りである。次に、垂直2倍スケーリング部3は、実線で示される既存の水平画素ライン(実画素ライン)Laの間に、破線で示される新たな水平画素ライン(補間ライン)Liを生成する。
本実施形態では、垂直2倍スケーリング部3は、補間対象画素110の上下方向にある少なくとも1つの画素(実画素)の画素値(輝度値)に基づいて補間対象画素110の画素値を補間する上下方向補間と、補間対象画素110の斜め方向にある少なくとも1つの画素(実画素)の画素値に基づいて補間対象画素110の画素値を補間する斜め方向補間と、を併用している。なお、本実施形態では、各画素の画素値は輝度値であるが、各画素の画素値は色値であってもよい。
[上下補間処理]
図5〜図7を参照して、垂直2倍スケーリング部3により実行される上下補間処理について説明する。上下補間処理は、垂直2倍スケーリング部3の上下補間部4により実行される。
図5に示されるように、上下補間処理では、補間対象画素110の輝度値が、その上側の画素の輝度値Pu及びその下側の画素の輝度値Pdを用いて補間される。具体的には、補間対象画素110の輝度値は、その上側の画素の輝度値Pu及びその下側の画素の輝度値Pdに基づいて、線形補間や3次畳込み補間などの補間方法により求められる。
図4に示される入力画像は、理想的には図6に示されるように補間されて、高輝度領域と低輝度領域との間のエッジ線が明瞭となることが好ましい。しかし、上述した上下補間のみを行った場合には、図7に示されるように、補間対象画素110の輝度値は中間的な輝度値となり、高輝度領域と低輝度領域との間のエッジ線がギザギザな画像となってしまう。ちなみに、このギザギザのエッジ線は、ジャギーと呼ばれている。このようなジャギーを抑制してより理想的に補間するために、本実施形態では、上下補間及び斜め補間が併用されている。
[斜め補間処理1]
図8〜図13を参照して、垂直2倍スケーリング部3により実行される斜め補間処理1について説明する。斜め補間処理1は、垂直2倍スケーリング部3の斜め補間部5及び3×3ブロック相関演算部6により実行される。
斜め補間処理1では、図8に示されるように、補間対象画素110の上側に並ぶ11画素の輝度値Pu1〜Pu11、及び補間対象画素110の下側に並ぶ11画素の輝度値Pd1〜Pd11が利用されて、補間対象画素110の輝度値が補間される。
ブロック相関演算部6は、相関度が最大となる2つの画素ブロックを11方向において探索する。すなわち、図9に示されるように、ブロック相関演算部6は、補間対象画素110から見て左斜め上側の画素ブロック(第1の画素ブロック)120と、補間対象画素110から見て右斜め下側の画素ブロック(第1の画素ブロック)130とを設定する。そして、図10に示されるように、ブロック相関演算部6は、画素ブロック120を、破線で示される画素ブロック120の位置まで水平方向にシフトさせると共に、画素ブロック130を、破線で示される画素ブロック130の位置まで水平方向にシフトさせる。
画素ブロック120及び画素ブロック130をシフトさせる際に、画素ブロック120及び画素ブロック130は、11方向において、補間対象画素110を基準として互いに反対方向にあり、且つ、補間対象画素110から等距離にある関係を維持している。ブロック相関演算部6は、シフトされた11方向の各位置において、画素ブロック120及び画素ブロック130の相関度を算出し、画素ブロック120及び画素ブロック130の相関度が最大となる位置を探索する。この結果、図11に示されるように、ブロック相関演算部6は、画素ブロック120及び画素ブロック130の相関度が最大となる位置を決定する。ブロック相関演算部6は、決定された画素ブロック120及び画素ブロック130の方向の情報を、相関ベクトルとして斜め補間部5に出力する。
なお、ブロック相関演算部6は、画素ブロック120及び画素ブロック130において対応する位置関係にある2つの画素(例えば、上段中央に位置する画素同士、中段右側に位置する画素同士、或いは下段左側に位置する画素同士等)の輝度値の差分を、画素ブロック120及び画素ブロック130の全て画素について算出し、算出された全ての差分の絶対値を加算する。そして、この差分の絶対値の総和が最小となる場合が、画素ブロック120,130間の相関度が最も高くなる場合である。
斜め補間部5は、ブロック相関演算部6により演算された相関ベクトルを利用して、画素ブロック120及び画素ブロック130の位置を特定する。そして、斜め補間部5は、相関度が最大となる画素ブロック120及び画素ブロック130の輝度値を利用して、補間対象画素110の輝度値を補間する。具体的には、図12に示されるように、斜め補間部5は、画素ブロック120の中心の画素の輝度値Pu7及び画素ブロック130の中心の画素の輝度値Pd7の平均値を、補間対象画素110の輝度値として算出する。なお、図13に示されるように、エッジ線の傾角が小さい場合にも、相関度を演算する水平方向の範囲を広くすることで、補間対象画素110の輝度値を補間することができる。
以上説明したように、3×3ブロック相関演算部6は、補間対象画素110の両側に延在する1対の水平画素ラインLa上において、補間対象画素110に対して互いに反対側に位置し、且つ補間対象画素110から略等距離に位置する1対の実画素のそれぞれを含む画素ブロック120,130間の相関度を11方向において演算して、その相関度が最も高くなる画素ブロック120,130のそれぞれに含まれる1対の実画素(上述した例では、輝度値Pu7を有する画素及び輝度値Pd7を有する画素)を基画素として検出する。そして、斜め補間部5は、3×3ブロック相関演算部6によって検出された基画素の輝度値(上述した例では、輝度値Pu7及び輝度値Pd7)に基づいて、補間対象画素110の輝度値を演算する。
なお、画素ブロック120,130は、水平方向を行方向とし、垂直方向を列方向とすると、3行3列の画素群であり、補間対象画素110の両側に延在する1対の水平画素ラインLaに含まれる各実画素を中心とする矩形状の画素群である。
[斜め補間処理2]
図14〜図21を参照して、垂直2倍スケーリング部3により実行される斜め補間処理2について説明する。斜め補間処理2は、垂直2倍スケーリング部3の斜め補間部5及び3×1ブロック相関演算部7により実行される。
例えば、図14に示されるように、入力画像において斜めに延びたエッジ線の傾角が大きい場合には、上述した斜め補間処理1ではエッジ線にジャギーが発生してしまうことがある。図15は、図14の画像を水平2倍伸張した画像である。そして、図15の画像について、斜め補間処理1で斜め方向及び垂直方向の相関度を検出した結果が、図16の画像及び図17の画像である。
図16の画像と図17の画像とを比較すると、垂直方向の相関度が最も高くなっている。そのため、図15の画像を斜め補間処理1で垂直2倍伸張すると、図18の画像となる。図18の画像では、斜め補間が良好に行われておらず、ジャギーが発生している。このように斜め補間が良好に行われないのは、3行3列の画素群である画素ブロック120,130による相関度の検出(すなわち、斜め補間処理1)が、エッジ線の傾角が大きい場合には適切でないからである。
そこで、画像伸張装置1では、図2に示されるように、最初に3×3ブロック相関演算部6による相関ベクトルの検出である斜め補間処理1を実行し、斜め補間処理1で検出された相関ベクトルが垂直方向となった場合に限り、3×1ブロック相関演算部7による相関ベクトルの検出である斜め補間処理2を改めて実行する。
斜め補間処理2では、補間対象画素110の上側に並ぶ3画素の輝度値(図8では、Pu5〜Pu7)、及び補間対象画素110の下側に並ぶ3画素の輝度値(図8では、Pd5〜Pd7)が利用されて、補間対象画素110の輝度値が補間される。
ブロック相関演算部7は、図19に示されるように、画素ブロック(第2の画素ブロック)220,230を設定して、相関度が最大となる2つの画素ブロック220,230を3方向において探索する。画素ブロック220,230は、水平方向を行方向とし、垂直方向を列方向とすると、1行3列の画素群であり、補間対象画素110の両側に延在する1対の水平画素ラインLaに含まれる各実画素を中心とする矩形状の画素群である。
画素ブロック220及び画素ブロック230をシフトさせる際に、画素ブロック220及び画素ブロック230は、3方向において、補間対象画素110を基準として互いに反対方向にあり、且つ、補間対象画素110から等距離にある関係を維持している。ブロック相関演算部7は、シフトされた3方向の各位置において、画素ブロック220及び画素ブロック230の相関度を算出し、画素ブロック220及び画素ブロック230の相関度が最大となる位置を探索する。この結果、図20に示されるように、ブロック相関演算部7は、画素ブロック220及び画素ブロック230の相関度が最大となる位置を決定する。ブロック相関演算部7は、決定された画素ブロック220及び画素ブロック230の方向の情報を、相関ベクトルとして斜め補間部5に出力する。
斜め補間部5は、ブロック相関演算部7により演算された相関ベクトルを利用して、画素ブロック220及び画素ブロック230の位置を特定する。そして、斜め補間部5は、相関度が最大となる画素ブロック220及び画素ブロック230の輝度値を利用して、補間対象画素110の輝度値を補間する。具体的には、図20に示されるように、斜め補間部5は、画素ブロック220の中心の画素の輝度値Pu7及び画素ブロック230の中心の画素の輝度値Pd7の平均値を、補間対象画素110の輝度値として算出する。その結果、図15の画像を垂直2倍伸張した画像は、図21に示される通りとなり、図18の画像と図21の画像とを比較すると、図21の画像ではジャギーが抑えられている。
以上説明したように、3×1ブロック相関演算部7は、補間対象画素110の両側に延在する1対の水平画素ラインLa上において、補間対象画素110に対して互いに反対側に位置し、且つ補間対象画素110から略等距離に位置する1対の実画素のそれぞれを含む画素ブロック220,230間の相関度を3方向において演算して、その相関度が最も高くなる画素ブロック220,230のそれぞれに含まれる1対の実画素(上述した例では、輝度値Pu7及び輝度値Pd7)を基画素として検出する。そして、斜め補間部3は、3×3ブロック相関演算部6によって検出された基画素が垂直方向に位置する場合(すなわち、相関ベクトルが垂直方向となった場合)にのみ、3×1ブロック相関演算部7によって検出された基画素の輝度値(上述した例では、輝度値Pu7及び輝度値Pd7)に基づいて、補間対象画素110の輝度値を演算する。
[ライン選択処理]
図2に示されるように、画素選択部8は、上下補間部4によって補間された輝度値を有する補間対象画素110、又は斜め補間部5によって補間された輝度値を有する補間対象画素110を選択して補間ラインを生成する。ライン選択部9は、水平2倍スケーリング部2から出力された水平画素ライン、又は画素選択部8から出力された水平画素ラインを選択して出力画像を出力する。
以上のように構成された画像伸張装置1においては、斜め補間部3は、3行3列の画素ブロック120,130間の相関度を演算する3×3ブロック相関演算部6によって検出された基画素の輝度値に基づいて補間対象画素110の輝度値を演算し、3×3ブロック相関演算部6によって検出された基画素が垂直方向に位置する場合に限り、1行3列の画素ブロック220,230間の相関度を演算する3×1ブロック相関演算部7によって検出された基画素の輝度値に基づいて補間対象画素110の輝度値を演算する。このように、3行3列の画素ブロック120,130間の相関度の演算(斜め補間処理1)に続いて、1行3列の画素ブロック220,230間の相関度の演算(斜め補間処理2)を実行することで、入力画像において斜めに延びたエッジ線の傾角が大きい場合であっても、エッジ線の斜め方向を精度良く検出して、エッジ線にジャギーが発生するのを防止することができる。従って、画像伸張装置1によれば、補間対象画素の画素値の誤補間を抑制することが可能となる。
また、画素ブロック120,130は、3行3列の画素群であり、補間対象画素110の両側に延在する1対の水平画素ラインLaに含まれる各実画素を中心とする矩形状の画素群である。同様に、画素ブロック220,230は、1行3列の画素群であり、補間対象画素110の両側に延在する1対の水平画素ラインLaに含まれる各実画素を中心とする矩形状の画素群である。このように画像ブロックを設定することで、処理の簡便化を図ることができる。
なお、1行3列の画素ブロック220,230による相関度の演算(斜め補間処理2)を初めから実行すると、画像ブロックのサイズが小さいため、斜め方向の相関度の検出精度が低下するおそれがある。一方、3行3列の画素ブロック120,130による相関度の演算(斜め補間処理1)のみでは、上述したように垂直に近い斜め線で斜め方向の相関度の検出精度が低下する。そこで、3行3列の画素ブロック120,130による相関度の演算(斜め補間処理1)と、1行3列の画素ブロック220,230による相関度の演算(斜め補間処理2)とを組み合わせることで、より精度の良い相関度の検出が実現される。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、画素ブロック120,130は3行3列の画素群に限定されず、同様に、画素ブロック220,230は1行3列の画素群に限定されない。画素ブロック120,130は、複数行、且つ複数列の画素群であればよく、このとき、画素ブロック220,230は、画素ブロック120,130よりも少ない数の行、且つ複数列の画素群であればよい。そして、画素ブロック120,130及び画素ブロック220,230は、必ずしも、補間対象画素110の両側に延在する1対の水平画素ラインLaに含まれる各実画素を中心とする矩形状の画素群でなくてもよい。
また、画素ブロック120,130をシフトさせる方向は11方向に限定されず、同様に、画素ブロック220,230をシフトさせる方向は3方向に限定されない。画素ブロック120,130及び画素ブロック220,230をシフトさせる方向は、画像のサイズ等に応じて適宜選択すればよい。
更に、画像伸張装置1は、水平方向及び垂直方向に伸張された画像を表示する表示パネルを備えていてもよい。以下、表示パネルを備える画像伸張装置1について説明する。
図22は、図1の画像伸張装置を備えるテレビジョン装置の構成を示すブロック図である。図22に示されるように、テレビジョン装置40は、アンテナ素子から放送信号を供給されこれを復調して映像音声信号を出力するチューナ41、この映像音声信号が供給され外部入力とのスイッチングを行うAVスイッチ(SW)部43、及び映像信号が供給されると所定の映像信号処理を施してY信号と色差信号とに変換して出力する映像信号変換部45を有している。更に、テレビジョン装置40は、映像音声信号から音声信号を分離する音声抽出部53、及びここからの音声信号を適宜増幅してスピーカ57に供給するアンプ部55を有している。
ここで、映像信号変換部45から映像信号を供給される映像信号処理部47には、上述した画像伸張装置1が適用される。ノンインターレース化された映像信号は、RGBプロセッサ49によりRGB信号に分離され、CRTドライブ51により適宜電力増幅されてCRT(表示パネル)52により映像として表示される。
本発明に係る画像伸張装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 図1の画像伸張装置の垂直2倍スケーリング部の構成を示すブロック図である。 画像伸張装置に入力される入力画像を示す模式図である。 変換された入力画像を示す模式図である。 上下補間を説明するための模式図である。 理想的な補間状態を示す模式図である。 上下補間による補間状態を示す模式図である。 斜め補間を説明するための第1の模式図である。 斜め補間を説明するための第2の模式図である。 斜め補間を説明するための第3の模式図である。 斜め補間を説明するための第4の模式図である。 斜め補間を説明するための第5の模式図である。 斜め補間を説明するための第6の模式図である。 斜め補間を説明するための第7の模式図である。 斜め補間を説明するための第8の模式図である。 斜め補間を説明するための第9の模式図である。 斜め補間を説明するための第10の模式図である。 斜め補間を説明するための第11の模式図である。 斜め補間を説明するための第12の模式図である。 斜め補間を説明するための第13の模式図である。 斜め補間を説明するための第14の模式図である。 図1の画像伸張装置を備えるテレビジョン装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…画像伸張装置、5…斜め補間部(補間演算手段)、6…3×3ブロック相関演算部(第1の相関演算手段)、7…3×1ブロック相関演算部(第2の相関演算手段)、52…CRT(表示パネル)、110…補間対象画素、120,130…画素ブロック(第1の画素ブロック)、220,230…画素ブロック(第2の画素ブロック)、La…水平画素ライン(実画素ライン)。

Claims (5)

  1. 補間対象画素の両側に延在する1対の実画素ライン上において、前記補間対象画素に対して互いに反対側に位置し、且つ前記補間対象画素から略等距離に位置する1対の実画素のそれぞれを含む第1の画素ブロック間の第1の相関度を演算して、前記第1の相関度が最も高くなる前記第1の画素ブロックのそれぞれに含まれる1対の前記実画素を第1の基画素として検出する第1の相関演算手段と、
    1対の前記実画素のそれぞれを含む第2の画素ブロック間の第2の相関度を演算して、前記第2の相関度が最も高くなる前記第2の画素ブロックのそれぞれに含まれる1対の前記実画素を第2の基画素として検出する第2の相関演算手段と、
    前記第1の相関演算手段によって検出された前記第1の基画素の画素値、又は前記第2の相関演算手段によって検出された前記第2の基画素の画素値に基づいて、前記補間対象画素の画素値を演算する補間演算手段とを備え、
    前記実画素ラインに平行な方向を行方向とし、前記実画素ラインに垂直な方向を列方向とすると、前記第1の画素ブロックは、複数行、且つ複数列の画素群であり、前記第2の画素ブロックは、前記第1の画素ブロックよりも少ない数の行、且つ複数列の画素群であり、
    前記補間演算手段は、前記第1の相関演算手段によって検出された前記第1の基画素が前記実画素ラインに垂直な方向に位置する場合には、前記第2の相関演算手段によって検出された前記第2の基画素の画素値に基づいて、前記補間対象画素の画素値を演算する画像伸張装置。
  2. 前記第2の画素ブロックは、1行、且つ複数列の画素群である請求項1記載の画像伸張装置。
  3. 前記第1及び前記第2の画素ブロックは、1対の前記実画素のそれぞれを中心とする矩形状の画素群である請求項1又は2記載の画像伸張装置。
  4. 前記補間演算手段によって演算された画素値を有する前記補間対象画素を含んで構成された画像を表示する表示パネルを備える請求項1〜3のいずれか一項記載の画像伸張装置。
  5. 補間対象画素の両側に延在する1対の実画素ライン上において、前記補間対象画素に対して互いに反対側に位置し、且つ前記補間対象画素から略等距離に位置する1対の実画素のそれぞれを含む第1の画素ブロック間の第1の相関度を演算して、前記第1の相関度が最も高くなる前記第1の画素ブロックのそれぞれに含まれる1対の前記実画素を第1の基画素として検出し、
    1対の前記実画素のそれぞれを含む第2の画素ブロック間の第2の相関度を演算して、前記第2の相関度が最も高くなる前記第2の画素ブロックのそれぞれに含まれる1対の前記実画素を第2の基画素として検出し、
    前記第1の基画素の画素値、又は前記第2の基画素の画素値に基づいて、前記補間対象画素の画素値を演算し、
    前記実画素ラインに平行な方向を行方向とし、前記実画素ラインに垂直な方向を列方向とすると、前記第1の画素ブロックは、複数行、且つ複数列の画素群であり、前記第2の画素ブロックは、前記第1の画素ブロックよりも少ない数の行、且つ複数列の画素群であり、
    前記第1の基画素が前記実画素ラインに垂直な方向に位置する場合には、前記第2の基画素の画素値に基づいて、前記補間対象画素の画素値を演算する画像伸張方法。
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