JP4342835B2 - 自動排水弁 - Google Patents

自動排水弁 Download PDF

Info

Publication number
JP4342835B2
JP4342835B2 JP2003144351A JP2003144351A JP4342835B2 JP 4342835 B2 JP4342835 B2 JP 4342835B2 JP 2003144351 A JP2003144351 A JP 2003144351A JP 2003144351 A JP2003144351 A JP 2003144351A JP 4342835 B2 JP4342835 B2 JP 4342835B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
foreign matter
automatic drain
opening
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003144351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004347019A (ja
Inventor
宏之 中西
尚 伊藤
均 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP2003144351A priority Critical patent/JP4342835B2/ja
Publication of JP2004347019A publication Critical patent/JP2004347019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4342835B2 publication Critical patent/JP4342835B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプリンクラー配管などの末端に取付けられて、ポンプの運転停止時に配管内の異物を排出する機能をもつ自動排水弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
積雪地帯に敷設された線路には、図6に示すように線路の消雪を行うためのスプリンクラー配管が設置されている。このスプリンクラー配管は、スプリンクラー1に接続される管路2の一端部に、止め弁3と不凍結型減圧弁4を介してポンプ(不図示)が接続され、管路2の他端部(末端)には自動排水弁5aが接続され、その上流側には異物排出弁5bが接続されている。従来の自動排水弁5a及び異物排出弁5bを図7及び図8により説明する。図7は自動排水弁5aが閉弁した状態で、図8は自動排水弁5aが開弁した状態を示す。異物排出弁5bは、入口51aと出口51bと排出口51cが設けられた弁箱51と、端面にディスク52aが装着された弁体52と、弁体52を駆動する弁棒53と、弁棒53を回転させるハンドル54を有する。排出口51cには、ディスク52aが着座する弁座51dが設けられている。弁棒53は、弁箱51に固定されたふた53aと、ふた53aに固定されたパッキン押え53b及びスリーブ53cなどに支持されている。自動排水弁5aは、異物排出弁5bの出口51b側に設けられ、連通孔54bを有するカバー54aと排水口54dを有するカバー54cとで囲まれた排水部54と、その内部に配設された、排水動作を行う排水部材55とを有する。排水部材55は、カバー54aに固設されたベース55aと軸55bの周囲に支持された略L字形状のアーム55cとその一端部に固定された椀状の閉止栓55dを有する。軸55bにはバネ55eが巻回され、その一端部はカバー54aに押圧され、他端部はピン55fに当接することにより、閉止栓55dは矢印X方向に付勢されている。アーム55cの他端部には、固定軸55gが突設され、そこにペダル55iを有するバランサー55hが固定されている。また上記の自動排水弁及び異物排出弁に関連して、特許文献1には、弁箱の排出口を上下動可能な弁体により閉止する開閉装置を設けることにより、寒冷地における配管内の凍結を防止し、かつ配管系への接続作業を短時間で行えるようにした排出弁が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−208223号公報(第2−3頁、図1)
【0004】
図6に示すスプリンクラー配管によれば、降雪が感知されるとポンプ(不図示)が作動して0.08MPa〜0.2MPa程度に加圧された水が止め弁3と不凍結型減圧弁4を介して管路2に流入し、スプリンクラー1により線路に散水され、残りの水は異物排出弁5bを経て自動排水弁5aに流入する。自動排水弁5aにおいては、図7に示すように水圧により閉止栓55dは矢印X方向に押し付けられ、排出孔54bが塞がれるので、水は排水部54に流入せず、閉弁動作が行われる。一方ポンプが停止している場合は、閉止栓55dは水圧から解放されるので、バランサー55hの自重により矢印Y方向に移動し、排出孔54bが開口して、排水口54dから排水される。これにより、管路1内の凍結が防止される。また管路1内を流れる水には異物(錆、砂、小石など)が混入しているので、長期に亘って排水作業を行うと排出孔54bが異物で塞がれ、自動排水弁5aの作動不良が生じてしまう。そこで、図7において規制手段(不図示)を作動させてペダル55iを踏み込むことにより、閉止栓55dを矢印Y方向にさらに移動させて、排出孔54bの開口面積を拡げ、異物を排出する。また年間に数回程度は、図8に示すように異物排出弁5bのハンドル54を手動で操作して開弁することにより異物排出作業が行われる。すなわち通常は閉弁状態に位置する弁体52を図示の位置まで上昇させ、排出口51cを開口することにより、粗大な異物も排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のスプリンクラー配管は、線路が敷設された限られた敷地内に設置されるため、上記の自動排水弁5aと異物排出弁5bを設置するスペースがないことがある。従って、末端に自動排水弁5aのみを設けた配管設備でポンプの運転を行うと、例えば数ヶ月で自動排水弁5a内に異物が滞留し、閉止栓55dの作動を阻害するという問題がある。
【0006】
従って本発明の目的は上記の問題点を解消して、異物の排出機能を備えた自動排水弁を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の自動排水弁は、入口と出口との間に異物を落下させる排出口を設けた弁箱と、前記排出口を開閉する弁体と、前記出口に装着されかつ一部に排水を行いかつ異物を排出させる開孔を有する閉止部材と、前記開孔を開閉する栓部材と、前記栓部材を一端側で保持し、前記閉止部材に回動可能に支持されたアーム部材とを有し、前記アーム部材は前記栓部材を前記開孔から離間する方向に付勢する弾性体を有すると共に、前記アーム部材の他端側には、前記栓部材の位置を切換える操作手段が設けられていることを基本構造とするものである。
【0008】
本発明において、前記栓部材は、前記アームの一端に摺動可能に装着された軸部材に固定され、前記軸部材に圧縮コイルバネが装着されることにより、前記栓部材を前記開孔から離間する方向に付勢される
【0009】
本発明において、前記操作手段は、前記アーム部材の他端側にその長手方向に移動可能に嵌装されるレバー部材を含み、前記レバー部材は、前記閉止部材に係止される突起部材を有し、前記レバー部材を押し下げたときに、前記突起部材と前記閉止部材との係合が解除されて、前記レバー部材の回動により、前記栓部材は水圧から解放された位置よりも前記開孔から遠ざかる位置に移動するように構成される
【0010】
本発明によれば、アーム部材の一端側に開孔を開閉する栓部材を設けてその栓部材を弾性体により開孔から離間する方向に付勢すると共に、栓部材が水圧から解放されて開孔から離間するとアーム部材の他端側に設けたレバー部材を操作することにより、栓部材をその位置からさらに開孔から遠ざけるので、コンパクトな構造で、自動排水機能を有すると共に異物排出機能を付与することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の詳細を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係わる自動排水弁の断面図、図2は自動運転時の図1の要部を拡大した断面図、図3はポンプ停止時の自動排水弁の断面図、図4は図3の要部を拡大した断面図、図5は手動操作時の自動排水弁の断面図である。
【0012】
図1に示す自動排水弁10は、異物排出部10bに隣接して排水部10aが形成されている。異物排出部10bは、入口11aと出口11bと排出口11cを有する弁箱11と、端面にディスク12aを有する弁体12と、弁体12を駆動する弁棒13と、弁棒13を回転させるハンドル14を有する。排出口11cには、ディスク12aが着座する弁座11dが設けられている。弁棒13は、弁箱11に固定されたふた15と、ふた15に固定されたパッキン押え16及びスリーブ17などにより回転可能に支持されている。異物排出部10bの出口11b側に設けられた排水部10aは、排出孔18bを有する閉止板18aと、その端面に装着された排水動作を行う排水部材20と、排水部材20を覆う、排水口19aを有するカバー19とで形成されている。排水部材20は、閉止板18aに固設されたベース21とそこに取着された軸22の周囲に回動可能に支承されたアーム23とその一端部に支持された椀状の閉止栓24を有する。閉止栓24は、アーム23の一端部に固定されたバネ座25に遊嵌された軸26に固定され、軸26に装着された圧縮コイルバネ27により、矢印S方向に付勢されている。アーム23の他端側には、レバー28が嵌装され、レバー28はアーム21に装着された圧縮コイルバネ29により上向きに付勢されている。レバー28には、支持部材30が固着され、その一端部に突設されたストッパーピン31は閉止板18aの上端部に設けられたスリーブ32に嵌入されている。上記自動排水弁10は、異物排出部10bに隣接する排水部10aの長さが従来の排水弁(図7参照)の半分以下になるので、狭い配管スペース内にも設置することが可能となる。
【0013】
上記自動排水弁10の動作は次の通りである。降雪時は、次のようにして自動排水弁10の自動運転が行われる。すなわち、ポンプを運転すると、図1及び図2に示すように入口11aから弁箱11内に水が流入し、その水圧により、閉止栓24が圧縮コイルバネ27を矢印T方向に圧縮して閉止板18aの排出孔18bを塞ぐので、スプリンクラー(図6参照)から散水される。一方、ポンプを停止した場合は、閉止栓24は水圧から解放されるので、図3及び図4に示すように圧縮コイルバネ27の復元力により、閉止栓24は矢印S方向に移動する。次いで図5に示すようにレバー28を下げてストッパーピン31をスリーブ32から外した後レバー28を時計方向に回動させる。これらの操作により、排出孔18bが開口し、しかも弁体12は水圧から解放された位置からさらに排出孔18bから遠ざかる位置に移動するので、排出孔18bから強制的に排水が行われ、異物も排水口19aから配管外に排出される。従って配管内の凍結防止と排水弁の正常な作動が可能となる。またハンドル14を回転させて、弁体12を上昇させる(開弁する)ことにより、排出口11cから異物が流出するので、自動排水弁の作動不良を確実に防止することが可能となる。すなわち上記自動排水弁10は、コンパクトな構造であることに加えて、自動排水機能と異物排出機能を共に具備するものである。
【0014】
【発明の効果】
以上に記述の如く本発明によれば、異物排出部に隣接する排水部は、排水口を閉止する閉止栓が回動可能なアームの先端に弾性体を介して移動可能に支持された構造を有するので、限られたスペース内に設置することが可能な、コンパクトな自動排水弁を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる自動排水弁の断面図である。
【図2】図1の要部を拡大した断面図である。
【図3】ポンプ停止時の自動排水弁の断面図である。
【図4】図3の要部を拡大した断面図である。
【図5】手動操作時の自動排水弁の断面図である。
【図6】従来のスプリンクラー配管の一例を示す模式図である。
【図7】従来の自動排水弁及び異物排出弁の断面図である。
【図8】従来の自動排水弁及び異物排出弁の断面図である。
【符号の説明】
1:スプリンクラー、2:管路、3:止め弁、4:減圧弁、5a:自動排水弁、5b:異物排出弁
10:自動排水弁、10a:排水部、10b:異物排出部
11:弁箱、11a:入口、11b:出口、11c:排出口
12:弁体、12a:ディスク
13:弁棒
14:ハンドル
15:ふた、16:パッキン押え、17:スリーブ
18:閉止板、18a:排出孔、18b:係止孔
19:カバー、19a:排水口
20:排水部材
21:ベース
22、26:軸
23:アーム
24:閉止栓
25:バネ座
27、29:圧縮コイルバネ
28:レバー
30:支持部材
31:ストッパーピン
32:スリーブ

Claims (1)

  1. スプリンクラー配管の末端に取付けられ、入口と出口との間に異物を落下させる排出口を設けた弁箱と、前記排出口を開閉する弁体と、前記出口に装着されかつ一部に排水を行いかつ異物を排出させる開孔を有する閉止部材と、前記開孔を開閉する栓部材と、前記栓部材を一端側で保持し、前記閉止部材に回動可能に支持されたアーム部材とを有し、前記アーム部材は前記栓部材を前記開孔から離間する方向に付勢する弾性体を有すると共に、前記アーム部材の他端側には、前記栓部材の位置を切換える操作手段が設けられ、前記操作手段は、前記アーム部材にその長手方向に移動可能に嵌装されるレバー部材を含み、前記レバー部材は、前記閉止部材に係止される突起部材を有し、前記レバー部材を押し下げたときに、前記突起部材と前記閉止部材との係合が解除されて、前記レバー部材の回動により前記栓部材は水圧から解放された位置よりも前記開孔から遠ざかる位置に移動することを特徴とする自動排水弁。
JP2003144351A 2003-05-22 2003-05-22 自動排水弁 Expired - Fee Related JP4342835B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003144351A JP4342835B2 (ja) 2003-05-22 2003-05-22 自動排水弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003144351A JP4342835B2 (ja) 2003-05-22 2003-05-22 自動排水弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004347019A JP2004347019A (ja) 2004-12-09
JP4342835B2 true JP4342835B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=33531814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003144351A Expired - Fee Related JP4342835B2 (ja) 2003-05-22 2003-05-22 自動排水弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4342835B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4906471B2 (ja) * 2006-10-19 2012-03-28 ホーチキ株式会社 自動弁装置及び自動排水弁
CN112066061B (zh) * 2020-09-09 2022-03-22 安徽省白湖阀门厂有限责任公司 一种具有止流功能的流量调控阀门
CN115161059B (zh) * 2022-07-18 2023-10-27 山东昱铭环保工程有限公司 一种油气回收装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004347019A (ja) 2004-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4889166A (en) Vortex valves
US9962638B1 (en) Removable dewatering device
CA2165099C (en) Sanitary yard hydrant
US20090008588A1 (en) Shut-Off Device for a Waste-Water Inspection Chamber
JP4342835B2 (ja) 自動排水弁
US6170514B1 (en) City water flushing and sludge prevention control apparatus
KR20110067232A (ko) 악취 역류 방지장치
JP4815393B2 (ja) マンホールの蓋装置
EP2561152B1 (en) Gulley
CA2513358C (en) Fluid hydrant with sleeve
KR100712707B1 (ko) 배출수 내부 저장형 부동 급수주
US2266930A (en) Automatic shut-off valve device
KR20180112397A (ko) 우수토실의 유량제어용 게이트밸브
JP3731880B2 (ja) 水抜栓
KR20000020351U (ko) 스팀트랩내의 응축수 배출이 용이한 드레인 트랩
US3070121A (en) Backwater valve
US2234635A (en) Flush type fire hydrant
KR200171293Y1 (ko) 토사 유입 방지장치
JP3567532B2 (ja) ボールタップ給水栓
JP4458823B2 (ja) 逆止弁
KR101068592B1 (ko) 하수 및 악취 차단장치
JP2686734B2 (ja) 寒冷地用逆流防止付屋内止水栓
KR200392299Y1 (ko) 배출수 내부 저장형 부동 급수주
JP2007309418A (ja) 止水栓
JP3086918B2 (ja) ボールタップのピストン弁構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090708

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150717

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees