JP4342811B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシンやパチンコ機などの遊技機に関し、特に、効果音を発生するためのスピーカの取付構造に係わる。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スロットマシンやパチンコ機などの遊技機は、効果音を発生するためのスピーカを備えている。このスピーカとしては、近年、遊技機の前に座っている遊技者への音響効果を高めるために、例えば特許文献1及び2に開示されるように、大型のものを使用し、かつ遊技機の前面部(スロットマシンの場合前扉、パチンコ機の場合前面枠など)の上部に左右一対設けることが行われている。また、スピーカの取付構造は、通常、例えば図9に示すように、遊技機の前面部aの裏面側にスピーカ本体bを取付部材cを介して取り付けるとともに、遊技機の前面部aのスピーカ本体bに対向する部位にスピーカ音を前方に向って放出する複数の小さな孔よりなる放音口dを設ける構成になっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−29543号公報(第3頁、図1)
【特許文献2】
特開2000−176086号公報(第2−3頁、図1−図5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、遊技機の前面部の上部は、スロットマシンの場合配当表などを印刷した上部パネル及び遊技演出用の表示装置を配置する個所であり、パチンコ機の場合装飾ランプを配置する個所であるため、この個所に大型のスピーカを左右一対設けると、これら表示用又は装飾用の所定物の配置スペースを確保することができず、所定物の大きさが制約されるという問題があった。
【0005】
また、上記放音口dからスピーカ本体bまでが直線的に配置されているため、針金などを差し込んでスピーカ本体bのコーン膜を破るなどの悪戯をされたり、不正な遊技の手段に利用されたりする虞がある。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、スピーカの取付構造を改良して、表示用又は装飾用の所定物の配置スペースを確保しつつ大型のスピーカの使用を可能にし、またスピーカの放音口が悪戯や不正な遊技の手段に利用されるのを防止し得る遊技機を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、遊技機前面部に表示用又は装飾用の所定物を設け、この所定物の裏面側にスピーカ本体を配置するとともに、上記遊技機前面部の所定物周辺にスピーカ音を前方に向って放出する放音口を設け、この放音口と上記スピーカ本体の音出力部とを連通させる音響通路を所定物の裏面側に形成する構成とする。
【0008】
この構成では、遊技機前面部に表示用又は装飾用の所定物を設けた上、この所定物の裏面側にスピーカ本体を配置することにより、表示用又は装飾用の所定物の配置スペースを確保しながら、大型のスピーカ本体の配置ひいては大型スピーカの使用を可能にすることができる。しかも、スピーカ本体の音出力部から発せられるスピーカ音は、所定物の裏面側に形成した音響通路を通って、遊技機前面部の所定物周辺に設けた放音口から前方に向って放出されるため、スピーカとしての機能を損なうことはない。また、放音口とスピーカ本体とは、従来の如く直線的な配置関係にないため、針金などを放音口から差し込んでスピーカ本体の音出力部のコーン膜を破るなどの悪戯をされたり、不正な遊技の手段に利用されたりすることもない。
【0009】
請求項1に係る発明は、上述した構成に加えて、上部所定物を、遊技機前面部の上部に左右一対設けるとともに、上記スピーカ本体、放音口及び音響通路を、この一対の所定物に対応して左右に一組ずつ設ける構成とする。この構成では、遊技機前面部の上部に設けた左右一対の放音口からそれぞれスピーカ音が前方の遊技者の耳近くに向って放出されるため、音響効果が高くなる。
【0010】
また、請求項1に係る発明は、上記各所定物の裏面側に垂直面状の仕切壁を設ける一方、上記各スピーカ本体を、その音出力部が仕切壁と所定の間隙をあけて対向した状態に配置する構成とする。この構成では、スピーカ本体の音出力部から発せられるスピーカ音は、最初に仕切壁に当たって確実に音響通路に導かれ、また、スピーカ本体の音出力部のコーンフレーム裏側の逆相音は、遊技機前面部の後方に回って前方に出難くなるので、音質が向上することになる。
【0011】
さらに、請求項1に係る発明は、一つの具体的な形態を提示するものである。すなわち、上記各所定物は、表示パネル部とこの表示パネル部を裏側から照明する照明手段とを有するものであり、上記各仕切壁を、この照明手段の裏側に対向して設ける構成とする。
【0012】
ここで、上記スピーカ本体の音出力部と仕切壁とが平行に対向し、かつその間隙が狭いと密閉空気圧のために音が籠もる虞がある。これに対処するため、請求項1に係る発明は、更に、上記各仕切壁に音響通路と所定物の内部空間とを連通する貫通孔を設ける構成とする。この構成では、仕切壁に設けた貫通孔により、音響通路の、特にスピーカ本体の音出力部と仕切壁との間の間隙部における出力音による密閉空気圧の負荷が軽減されることになり、良好な音響出力が確保される。
【0013】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の遊技機において、上記照明手段を、仕切壁に所定の隙間を隔てて支持された照明具を実装する実装基板を有する構成とし、かつこの実装基板の支持強度を、貫通孔に対向する部位では低く設定する構成とする。この構成では、仕切壁の貫通孔を通して音響通路側から照明手段の内部空間である実装基板収納空間内に入った音は実装基板に当たることになるが、この実装基板は、その貫通孔に対向する部位での支持強度が低く、特に低音域の音の振幅を増幅させる増幅板の作用を発揮するため、音響がより良好なものになる。
【0014】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の遊技機において、上記仕切壁に、実装基板に対向する部位にスピーカ本体の側方を通ってスピーカ本体の後方に抜ける逃がし孔を設ける構成とする。この構成では、実装基板収納空間内の実装基板に跳ね返った音の一部が仕切壁に設けた逃がし孔からスピーカ本体の側方を通ってスピーカ本体の後方に抜けるようになっているため、その分仕切壁の貫通孔を通して音響通路側から実装基板収納空間内への音の進入及び実装基板収納空間内から音響通路側への音の跳ね返りが促進されることになり、低音域の音響をより一層良好なものにすることができる。
【0015】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技機において、上記各放音口を、斜め下向きに開口して形成する構成とする。この構成では、遊技機前面部の上部に設けた左右一対の放音口が、斜め下向きにつまり遊技者の耳に向いて開口しているため、音響効果がより高くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る遊技機としてのスロットマシンAの外観を示す。このスロットマシンAの前面部を構成する前扉1は、リール装置やメダル払出装置などの装置類を収納する筐体(図示せず)の前側に開閉可能に取り付けられている。
【0017】
上記前扉1の上部は、図2にも示すように、前扉1の他の部位から取り外し可能な上部パネル部1aからなり、この上部パネル部1aの表面側には上部中間ランプ3、上部パネル4、上部演出表示装置5及び左右一対の上部端ランプ6,6などが設けられている。
【0018】
また、上記前扉1の中央部には中央パネル7及び中央操作部8が設けられている。中央パネル7は、アクリル板のような透明な合成樹脂板や強化ガラス板などの裏面にシルクスクリーン印刷により絵柄や模様などを施してなり、この中央パネル7には、シルクスクリーン印刷を施さず透明なままの部分である矩形状のリール表示窓9が形成されているとともに、このリール表示窓9の左側に5つの有効化表示ランプ10a,10b,10c,10d,10eが、リール表示窓9の下側にクレジット枚数表示器11、役物当選回数表示器12及び獲得枚数表示器13がそれぞれ設けられている。中央操作部8上にはメダル投入口15、始動スイッチ16、3つの停止スイッチ17a,17b,17c、マックスベットスイッチ18及び精算スイッチ19などが設けられている。中央操作部8よりも下側の前扉1の下部には装飾用の下部パネル21、メダル払出口22及びメダル受け皿23が設けられている。
【0019】
上記リール表示窓9からは筐体側のリール装置の3つの回転リール25a,25b,25cが横並びで見えるようになっている。各回転リール25a〜25cの外周面にはそれぞれ複数の図柄(図示せず)が円周方向に所定間隔毎に一列に描かれており、リール停止時には回転リール25a〜25c毎に3つずつの図柄がリール表示窓9を通して前方つまり遊技者側に見えるようになっている。
【0020】
上記5つの有効化表示ランプ10a〜10eはメダル投入口15に投入されたメダルの枚数に応じて点灯するものであり、投入メダルが1枚のときには中央の1つの有効化表示ランプ10cのみが点灯しかつその表示ランプ10cから横に延びる入賞ラインL1が有効化される。投入メダルが2枚のときには中央寄りの3つの有効化表示ランプ10b,10c,10dが点灯しかつこれらの表示ランプ10b〜10dから横に延びる3本の入賞ラインL1,L2,L3が有効化され、投入メダルが3枚のときには5つの有効化表示ランプ10a〜10e全てが点灯しかつ横に延びる3本の入賞ラインL1〜L3と斜めに延びる2本の入賞ラインL4,L5とが有効化される。
【0021】
上記始動スイッチ16は3つの回転リール25a〜25cを一斉に又は順次に回転始動させるものであり、上記各停止ボタン17a〜17cはそれぞれ対応する回転リール25a〜25cの回転を個別に停止させるものである。そして、上述の如くメダルの投入枚数に応じて有効化された入賞ラインL1〜L5上に所定の図柄の組み合わせが揃うとその組み合わせに応じた獲得枚数が獲得枚数表示器13に表示され、その枚数のメダルがメダル払出口22からメダル受け皿23に払い出されるようになっている。
【0022】
また、スロットマシンAは、複数枚のメダルを予めメダル投入口15から投入して預けておき、この預けメダルを消費しつつゲームを行うことができるいわゆるクレジット形式のものであり、クレジット枚数表示器11には預けメダルの枚数が表示される。そして、始動スイッチ16の操作に先立ってマックスベットスイッチ18を押すと3枚のメダルが投入された場合と同様に入賞ラインL1〜L5が有効化される。精算スイッチ19は、預けメダルを精算してメダル払出口22からメダル受け皿23に払い出すためのものである。
【0023】
一方、上記上部パネル部1a側の上部パネル4は、アクリル板のような透明な合成樹脂板の裏面にシルクスクリーン印刷により配当表などの説明事項を施したものであり、上部演出表示装置5は、遊技演出やメッセージなどを表示するためのもので、本実施形態の場合ドットマトリックス表示器からなる。また、左右2つの上部端ランプ6,6は、図3に示すように、それぞれ表示パネル部としてのランプカバー30と、このランプカバー30の内側(裏側)に配置されランプカバー30の内側から照明する照明手段としての複数の発光ダイオード(LED)31,31,…を有する実装基板32とを備え、内部抽選でボーナスフラグが成立したとき発光ダイオード31,31,…が点滅してフラグ告知を行うようになっている。この上部端ランプ6は、本発明にいう表示用又は装飾用の所定物に相当するものであり、上部端ランプ6の実装基板32が取り付けられる上部パネル部1aの取付箇所は、上部端ランプ6の裏面側に相当し、本実施形態の場合垂直面状の仕切壁1bに形成されている。
【0024】
そして、上記上部パネル部1aの仕切壁1bにはスピーカ本体33が取り付けられているとともに、上部パネル部1aの上部端ランプ6(詳しくはランプカバー30)の下端近傍にはスピーカ音を前方に向って放出する多数の小さな孔を有する放音口34が設けられている。スピーカ本体33は、その音出力部(スピーカコーン部)33aが仕切壁1bと所定の間隙35をあけて対向した状態で取り付けられており、このスピーカ本体33の音出力部33aと放音口34とを連通させる音響通路36が仕切壁1bに沿って略L字状に屈曲して形成されている。ここで、スピーカ本体33、放音口34及び音響通路36は、一対の上部端ランプ6,6に対応して左右に一組ずつ設けられている。
【0025】
従って、上記スロットマシンAにおいては、前扉1の上部に左右一対の上部端ランプ6,6を設け、この各上部端ランプ6の裏面側にスピーカ本体33を配置したことにより、前扉1の上部における上部端ランプ6,6の配置スペースを確保しながら、大型のスピーカ本体33の配置スペースをも確保することができ、スピーカの大型化を図ることができる。しかも、スピーカ本体33の音出力部33aから発せられるスピーカ音は、屈曲形状の音響通路36を通して上部端ランプ6の裏面側を迂回し、前扉1の上部端ランプ6の下端近傍に設けた放音口34から前方に向って放出されるため、スピーカとしての機能を損なうことはない。また、放音口34とスピーカ本体33とは、従来の如く直線的な配置関係にないため、針金などを放音口34から差し込んでスピーカ本体33の音出力部33aのコーン膜を破るなどの悪戯をされたり、不正な遊技の手段に利用されたりするのを防止することができる。
【0026】
特に、本実施形態では、上部端ランプ6の裏面側に仕切壁1bを設ける一方、スピーカ本体33を、その音出力部33aが仕切壁1bと所定の間隙35をあけて対向した状態に配置したため、スピーカ本体33の音出力部33aから発せられるスピーカ音は、最初に仕切壁1bに当たって確実に音響通路36に導かれ、また、スピーカ本体33の音出力部33aのコーンフレーム裏側の逆相音は、前扉1の後方つまり筐体内に回って前方に出難くなるので、音質の向上を図ることができる。さらに、スピーカ本体33、放音口34及び音響通路36は、前扉1の上部に左右に一組ずつ設けられているため、遊技者への音響効果をより高めることができる。
【0027】
尚、上記第1の実施形態では、上部端ランプ6の裏面側にスピーカ本体33を配置するに当たり、スピーカ本体33の音出力部33aが仕切壁1bと所定の間隔35をあけて対向した状態に配置したが、場合によっては、図4に示すように、スピーカ本体33の音出力部33aが仕切壁1bと略直交する下向き状態に配置するようにしてもよい。また、放音口34は、上部端ランプ6よりも下側の中間パネル7に設けるようにしてもよい。
【0028】
(第2の実施形態)
図5は本発明の第2の実施形態に係る遊技機としてのパチンコ機Bを示し、40はパチンコ機Bの前面部を構成する前面枠であって、この前面枠40の中央部にはガラス窓41を通して遊技面42が前方つまり遊技者側に見えるようになっている。
【0029】
上記遊技面42には、その中央に中央入賞装置43が設けられているとともに、複数の入賞口及び障害釘(いずれも図示せず)などが適宜配置されている。また、前面枠40のガラス枠41より下側の下部には球受け上皿46、球受け下皿47及び球打ち出し操作ハンドル48が設けられているとともに、前面枠40のガラス枠41より斜め上側の左右の隅角部にはそれぞれ表示用又は装飾用の所定物としてのランプ装置50,50が設けられている。
【0030】
上記各ランプ装置50は、図6に詳示するように、前面枠40に設けたランプ取付開口部51の表面側に装着された表示パネル部としてのランプカバー54と、上記ランプ取付開口部51の裏面側に装着されランプカバー54を裏側から照明する照明手段としての複数の発光ダイオード52,52,…を有するランプ実装基板53とを備えている。上記ランプ実装基板53の裏面側にはスピーカ本体56がその音出力部56aをランプ実装基板53と所定の間隙57をあけた状態で配置され、このスピーカ本体56は、取付部材58を介して前面枠40に固定されている。また、前面枠40のランプ装置50の下側近傍にはスピーカ音を前方に向って放出する多数の小さな孔を有する放音口59が設けられており、この放音口59及びランプ装置50のランプカバー54は、前面枠40の隅角部に対応して全体で略直角三角形状に形成されている。放音口59とスピーカ本体56の音出力部56aとは、上記取付部材58によってランプ装置50の裏面側を迂回するように形成された音響通路60を通して連通されている。ここで、スピーカ本体56、放音口59及び音響通路60は、一対のランプ装置50,50に対応して左右に一組ずつ設けられている。
【0031】
そして、上記パチンコ機Bにおいても、第1の実施形態に係るスロットマシンAの場合と同様に、前面枠40のガラス枠41より斜め上側の左右の隅角部にそれぞれランプ装置50,50を設け、この各ランプ装置50の裏面側にスピーカ本体56を配置したことにより、前面枠40のガラス枠41より斜め上側にランプ装置50,50の配置スペースを確保しながら、大型のスピーカ本体56の配置スペースをも確保することができ、しかも、針金などを放音口59から差し込んでスピーカ本体56の音出力部56aのコーン膜を破るなどの悪戯をされたり、不正な遊技の手段に利用されたりするのを防止できるなどの効果を奏するのは勿論である。
【0032】
(第3の実施形態)
図7及び図8は本発明の第3の実施形態として、第1の実施形態に係るスロットマシンAの上部端ランプ6の裏面側に装備されるスピーカ取付構造の変形例を示す。
【0033】
上部端ランプ6は、第1の実施形態の場合のそれと同じく、表示パネル部としてのランプカバー70と、このランプカバー70の内側(裏側)に配置されランプカバー70の内側から照明する照明手段としての複数の発光ダイオード71,71,…を有する実装基板72とを備えており、この実装基板72は、上部パネル部1aの垂直面状の仕切壁1bに対し柱状の支持部73を介在して所定の間隔を隔てて支持されている。
【0034】
上記仕切壁1bの後方には、第1の実施形態の場合と同じく、スピーカ本体74が配置されているとともに、上部パネル部1aの上部端ランプ6の下端近傍にはスピーカ音を前方に向って放出する多数の小さな孔を有する放音口75が設けられている。スピーカ本体74は、その音出力部74aが仕切壁1bと所定の間隙76をあけて対向した状態で仕切壁1bに取り付けられており、このスピーカ本体74の音出力部74aと放音口75とを連通させる音響通路77が仕切壁1bに沿って略L字状に屈曲して形成されている。
【0035】
そして、第3の実施形態の特異点として、上記上部パネル部1a及び上部端ランプ6のランプカバー70は、上部端ランプ6の下端部が最も前方に位置し、その位置から上方又は下方に行くに従って後方に傾斜する傾斜面を有してなり、上記放音口75は、この上部パネル部1aの後方下向き傾斜面に位置し、前方下向きに開口して形成されている。また、上記仕切壁1bには、正面視でスピーカ本体74の音出力部74aに対向する領域内で音響通路77と上部端ランプ6の内部空間である実装基板収納空間78とを連通する複数(図で4つ)の円形状の貫通孔79,79,…が設けられているとともに、この貫通孔79よりも上側又は右側で実装基板72に対向する部位にそれぞれスピーカ本体74の側方を通ってスピーカ本体74の後方に抜ける2つの逃がし孔80,80が設けられている。さらに、実装基板74は、仕切壁1bに対し3箇所で各々支持部73を介して支持されているが、貫通孔79に対向する付近では支持されておらず、その支持強度が他の部位よりも低く設定されている。
【0036】
そして、上記第3の実施形態においては、第1の実施形態の場合と同様な効果を奏することができる上、下記のような効果をも有する。
【0037】
第1に、仕切壁1bに設けた貫通孔79により、音響通路77の、特にスピーカ本体74の音出力部74aと仕切壁1bとの間の間隙部76における出力音による密閉空気圧の負荷を軽減することができ、良好な音響出力を確保することができる。特に、本実施形態の場合、仕切壁1bの、正面視でスピーカ本体74の音出力部74aに対向する領域内に、スピーカ本体74の音出力部74aに相当する大きさの1つの貫通孔を設ける代わりに、これよりも小さい複数の貫通孔79,79,…を設けることにより、仕切壁1bの強度をも確保することができる。
【0038】
第2に、仕切壁1bの貫通孔79を通して音響通路77側から上部端ランプ6の内部空間である実装基板収納空間78内に入った音は実装基板72に当たることになるが、この実装基板72は、その貫通孔79に対向する部位での支持強度が低くなっているため、特に低音域の音の振幅を増幅させる増幅板の作用を発揮することになり、音響をより良好なものにすることができる。
【0039】
第3に、実装基板収納空間78内の実装基板72に跳ね返った音の一部は仕切壁1bに設けた逃がし孔80からスピーカ本体74の側方を通ってスピーカ本体74の後方に抜けるようになっているため、その分仕切壁1bの貫通孔79を通して音響通路77側から実装基板収納空間78内への音の進入及び実装基板収納空間78内から音響通路77側への音の跳ね返りが促進されることになり、低音域の音響をより一層良好なものにすることができる。
【0040】
第4に、前扉1の上部に設けた左右一対の放音口75,75は、斜め下向きにつまり遊技者の耳に向いて開口しているため、音響効果をより高めることができる。
【0041】
(その他の実施形態)
尚、上記第1ないし第3の実施形態では、いずれも遊技機の前面部(前扉1又は前面枠40)の上部に左右一対の表示用又は装飾用の所定物(上部端ランプ6又はランプ装置50)を設け、この各所定物の裏面側にそれぞれスピーカ本体33,56又は74を配置するように構成したが、本発明は、遊技機の前面部の他の部位に1つ又は複数の表示用又は装飾用の所定物を設け、この所定物の裏面側にスピーカ本体を配置するようにしてもよい。例えば、図1に示すスロットマシンAでは、前扉1の下部に装飾用の下部パネル21を設けているが、この下部パネル21の裏面側にスピーカ本体を配置する場合には、下部パネル21の周辺に放音口を設け、この放音口とスピーカ本体とを連通させる音響通路を、下部パネル21の裏側にこれを迂回するように形成すればよい。
【0042】
また、上記各実施形態では、表示用又は装飾用の所定物としての上部端ランプ6又はランプ装置50は、いずれも表示パネル部としてのランプカバー30,54又は70と、このランプカバー30,54又は70を裏側から照明する照明手段としての複数の発光ダイオード31,52又は71を有する実装基板32,53又は72とを備えてなる場合について述べたが、本発明は、発光ダイオードの代わりに、ミニ蛍光灯や豆ランプなどを用いて照明手段を構成してもよく、また表示パネル部として液晶ディスプレイを用い、この液晶ディスプレイを裏側からバックライトにより照らすように構成してもよい。
【0043】
さらに、上記第1の実施形態では、外周面にそれぞれ複数の図柄が描かれた3つの回転リール25a〜25cを備えたスロットマシンAについて述べたが、本発明は、このような回転リールの代わりに、外周面に複数の図柄が描かれたベルトや液晶ディスプレイなどの図柄可変表示部を備えたスロットマシンにも適用することができるのは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明の遊技機によれば、遊技機前面部に表示用又は装飾用の所定物を設け、この所定物の裏面側にスピーカ本体を配置することにより、表示用又は装飾用の所定物の配置スペースを確保しながら、大型のスピーカを使用することができる。しかも、放音口から針金などを差し込んでスピーカ本体の音出力部のコーン膜を破るなどの悪戯をされたり、不正な遊技の手段に利用されたりするのを防止することができ、実施化を図る上で非常に有効なものである。
【0045】
また、遊技機前面部の上部に設けた左右一対の放音口からそれぞれスピーカ音が遊技者の耳近くに向って放出されるため、音響効果を高くすることができる。
【0046】
さらに、スピーカ本体の音出力部から発せられるスピーカ音を仕切壁に当てて確実に音響通路ひいては放音口に導くことができる上、スピーカ本体の音出力部のコーンフレーム裏側の逆相音が遊技機前面部の後方に回って前方に出難くなるので、音質の向上を図ることができる。
【0047】
加えて、仕切壁に設けた貫通孔によってスピーカ本体の音出力部と仕切壁との間の間隙部における出力音による密閉空気圧の負荷を軽減することができるので、良好な音響出力を確保することができる。
【0048】
特に、請求項2に係る発明では、照明手段の実装基板が、特に低音域の音の振幅を増幅させる増幅板の作用を発揮するため、音響をより良好なものとすることができるという効果をも有する。
【0049】
請求項3に係る発明では、実装基板収納空間内の実装基板に跳ね返った音の一部が仕切壁に設けた逃がし孔からスピーカ本体の側方を通ってスピーカ本体の後方に抜けるようになっているため、その分仕切壁の貫通孔を通して音響通路側から実装基板収納空間内への音の進入及び実装基板収納空間内から音響通路側への音の跳ね返りを促進することができ、低音域の音響効果をより一層良好なものにすることができる。
【0050】
さらに、請求項4に係る発明では、遊技機前面部の上部に設けた左右一対の放音口が、遊技者の耳に向いて斜め下向きに開口しているため、遊技者に対する音響効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。
【図2】 上記スロットマシンの前扉の上部パネル部の背面図である。
【図3】 図2のX−X線における拡大断面図である。
【図4】 第1の実施形態の変形を示す図3相当図である。
【図5】 第2の実施形態に係るパチンコ機の外観を概略的に示す正面図である。
【図6】 図5のY−Y線における拡大断面図である。
【図7】 第3の実施形態に係るスロットマシンの上部端ランプ付近のランプカバーを取り外した状態の正面図である。
【図8】 図7のZ−Z線における断面図である。
【図9】 従来のスピーカ取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
A スロットマシン(遊技機)
B パチンコ機(遊技機)
1 前扉(遊技機前面部)
1a 上部パネル部
1b 仕切壁
6 上部端ランプ(所定物)
30,54,70 ランプカバー(表示パネル部)
31,52,71 発光ダイオード(照明手段)
32,53,72 実装基板(照明手段)
33,56,74 スピーカ本体
33a,56a,74a 音出力部
34,59,75 放音口
35,57,76 間隙
36,60,77 音響通路
40 前面枠(遊技機前面部)
50 ランプ装置(所定物)
78 実装基板収納空間(内部空間)
79 貫通孔
80 逃がし孔
Claims (4)
- 遊技機前面部に表示用又は装飾用の所定物が設けられ、この所定物の裏面側にはスピーカ本体が配置されているとともに、上記遊技機前面部の所定物周辺にはスピーカ音を前方に向って放出する放音口が設けられ、この放音口と上記スピーカ本体の音出力部とを連通させる音響通路が所定物の裏側に形成されており、
上記所定物は、遊技機前面部の上部に左右一対設けられており、上記スピーカ本体、放音口及び音響通路は、この一対の所定物に対応して左右に一組ずつ設けられており、
上記各所定物の裏面側には垂直面状の仕切壁が設けられており、上記各スピーカ本体は、その音出力部が仕切壁と所定の間隙をあけて対向した状態に配置されており、
また上記各所定物は、表示パネル部とこの表示パネル部を裏側から照明する照明手段とを有するものであり、上記各仕切壁は、この照明手段の裏側に対向して設けられており、この各仕切壁には音響通路と所定物の内部空間とを連通する貫通孔が設けられていることを特徴とする遊技機。 - 上記照明手段は、仕切壁に所定の隙間を隔てて支持された照明具を実装する実装基板を有してなり、この実装基板の支持強度は、上記貫通孔に対向する部位では低く設定されている請求項1記載の遊技機。
- 上記仕切壁には実装基板に対向する部位にスピーカ本体の側方を通ってスピーカ本体の後方に抜ける逃がし孔が設けられている請求項1又は2記載の遊技機。
- 上記各放音口は、斜め下向きに開口して形成されている請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技機。
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