JP4342710B2 - 情報入力/表示システムおよび記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の入力や選択をするためにペン等の指示部材や指等である指示手段によって指示された位置座標を検出する座標入力/検出装置を備える情報入力/表示システムおよび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ホワイトボードや書き込みシート等の書き込み面に筆記用具を用いて書き込んだ手書きの情報を、専用のスキャナで読み取り、専用のプリンタで記録紙に出力することが可能な電子黒板装置が知られている。これに対し、近年にあっては、電子黒板の書き込み面に座標入力/検出装置を配置して、書き込み面に手書きで書き込んだ情報をリアルタイムでパーソナルコンピュータ等のコンピュータに入力することを可能にした座標入力/検出システムも提供されている。
【0003】
例えば、マイクロフィールド・グラフィックス社製(Microfield Graphics,Inc.)のソフトボードは、ホワイトボード上に座標入力/検出装置を配設して構成され、ホワイトボード上に書かれた文字や絵等のビジュアルデータをコンピュータにリアルタイムで取り込むことを可能にした装置である。このソフトボードを用いて構成された座標入力/検出システムでは、ソフトボードで取り込んだビジュアルデータをコンピュータに入力してCRT(Cathode Ray Tube)に表示したり、液晶プロジェクターを用いて大型のスクリーンに表示したり、プリンタで記録紙に出力すること等が可能となっている。また、ソフトボードが接続されたコンピュータの画面を液晶プロジェクターでソフトボード上に投影し、ソフトボード上でコンピュータを操作することも可能となっている。
【0004】
また、近年においては、文字および画像を表示するための表示装置と、表示装置の前面に座標入力/検出面(タッチパネル面)を配設した座標入力/検出装置と、座標入力/検出装置からの入力に基づいて表示装置の表示制御を行う制御装置とを備え、表示装置および座標入力/検出装置を用いて電子黒板の表示面および書き込み面を構成した座標入力/検出システムの一種である情報入力/表示システムが提供されている。
【0005】
例えば、スマート・テクノロジィズ社製(SMART Technologies Inc.)のスマート2000では、コンピュータに接続された液晶プロジェクターを用いて文字・絵・図形・グラフィックの画像をパネルに投影した状態で、パネルの投影面(表示面)の前面に配設された座標入力/検出装置(書き込み面)を用いて手書きの情報をコンピュータに取り込む処理を行う。そして、コンピュータ内で手書きの情報と画像情報とを合成し、再度、液晶プロジェクターを介してリアルタイムで表示できるようにしている。
【0006】
このような情報入力/表示システムでは、表示装置によって表示されている画面上の画像に対して、座標入力/検出装置を用いて入力した画像を上書き画像として重ねて表示できるため、会議、プレゼンテーション、教育現場等において既に広く利用されており、その使用効果が高く評価されている。また、このような情報入力/表示システムに音声・画像等の通信機能を組み込み、遠隔地間を通信回線で接続することにより、電子会議システムとしても利用されている。
【0007】
ところで、近年においては、情報入力/表示システムにおいて利用される座標入力/検出装置として入力方式の異なる種々の方式のものが考えられている。しかしながら、前述した情報入力/表示システムに適用するのに適切な方式を検討すると、座標入力/検出面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さなくとも入力が可能になる、例えば光学式のような座標入力/検出装置が有望であると考えられる。このような光学式の座標入力/検出装置としては、例えば、少なくとも2以上の光源から出射される光によって形成される座標入力/検出領域を有し、この座標入力/検出領域に指先やペンを挿入することにより、光を遮ったり、または、光を反射させることにより、文字等を入力するようにしたものがある。このように座標入力/検出面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さない光学式の座標入力/検出装置は、表示装置の表示面に装着して使用した場合であっても視認性に優れると共に、その大型化も比較的容易になっている。
【0008】
ところで、座標入力/検出装置を表示装置の表示面に装着した情報入力/表示システムにおいては、座標入力/検出装置の座標入力/検出面(座標入力/検出領域)と、表示装置の表示面における表示領域との座標の位置合わせが重要になっている。
【0009】
このような座標入力/検出装置の座標入力/検出面(座標入力/検出領域)と、表示装置の表示面における表示領域との座標の位置合わせとしては、例えば、座標入力/検出装置を表示装置に装着し、コンピュータに格納されたキャリブレーションソフトウエアを用い、位置補正を行う位置合わせ方法(以下、キャリブレーション操作という)がある。より詳細には、表示装置の表示領域の左上・右上・右下に3つの基準点を表示し、調整者がそれらの3つの基準点を順にタッチすることにより、座標入力/検出装置における検出位置と表示装置の表示領域上の表示位置とを一致させる補正式を取得し、コンピュータに記憶する。以後は、このコンピュータに記憶された補正式に従って、表示装置の表示領域上の表示位置が自動補正されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなキャリブレーション操作は、その操作手法について不慣れな調整者が行った場合に、以下のような問題が発生することが多い。
【0011】
第一に、調整者が基準点をタッチする際に、基準点から遠く離れた位置を誤ってタッチしてしまった場合には、補正後の基準点の位置座標が座標入力/検出装置の座標入力/検出領域を超えてしまう場合があり、このような場合には再度位置補正を行うことができなくなってしまうという問題がある。特に、光学式の座標入力/検出装置の場合、座標入力/検出面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さず、光学的な座標入力/検出領域が表示装置の表示面から少し離れた位置に設定されているため、座標入力/検出領域面上における指などによる実際の描画動作(文字の筆記等)とその描画座標位置の検出動作との間に空間的なずれ(視差)を生じてしまうことから、基準点とタッチ位置とにずれを生じることが多い。
【0012】
第二に、調整者が基準点をタッチする際に、まず基準点の近傍を指示手段で指示した後に基準点へと徐々に指示手段をスライドさせ、基準点をタッチした場合には、調整者が最初のタッチ位置において基準点をタッチしたものとして判断されることになるので、誤った補正式が取得されることになる。
【0013】
本発明の目的は、表示面に表示される表示内容の位置座標を正しく補正することである。
【0014】
本発明の目的は、補正後の基準点の位置座標を座標入力/検出領域から逸脱させない範囲で基準点の位置座標と検出座標とを一致させる補正式を得ることである。
【0015】
本発明の目的は、指示手段による指示位置に多少ブレが生じた場合であっても、正確な補正式を取得することである。
【0016】
本発明の目的は、光学的な座標入力/検出装置のような視差が生じる座標入力/検出装置を用いた場合であっても、正確な補正式を取得することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報入力/表示システムは、表示面を有する表示装置と、該表示装置を制御して座標情報に応じた画像を前記表示面に表示させる制御装置と、前記表示装置の表示面に座標入力/検出領域を略一致させて配設されて前記座標入力/検出領域内を指示した指示手段の位置座標を検出して前記制御装置に出力する座標入力/検出装置と、を備える情報入力/表示システムにおいて、前記制御装置の制御によって前記表示面上の所定の位置に基準点を表示する基準点表示手段と、前記座標入力/検出領域内を指示した前記指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、前記座標検出手段により検出された位置座標である検出座標と前記基準点の位置座標との差を算出する差算出手段と、前記差算出手段により算出された差が補正の許容範囲内である場合には該差を用い、前記差算出手段により算出された差が前記補正の許容範囲を超えた場合には該差を小さくする非線形関数に基づき、前記基準点の位置座標と前記検出座標とを一致させ、かつ、補正後の前記基準点の位置座標が前記座標入力/検出領域内になる補正式を生成する補正式生成手段と、前記補正式生成手段により生成した前記補正式を用い、前記制御装置によって前記表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正する位置座標補正手段と、を備える構成とするとよい。
【0018】
したがって、調整者が基準点をタッチする際に、基準点から遠く離れた位置を誤ってタッチしてしまった場合であっても、再度位置補正を行う際に補正不可能な値が生成されることはない。
【0019】
本発明の情報入力/表示システムは、また、表示面を有する表示装置と、該表示装置を制御して座標情報に応じた画像を前記表示面に表示させる制御装置と、前記表示装置の表示面に座標入力/検出領域を略一致させて配設されて前記座標入力/検出領域内を指示した指示手段の位置座標を検出して前記制御装置に出力する座標入力/検出装置と、を備える情報入力/表示システムにおいて、前記制御装置の制御によって前記表示面上の所定の位置に基準点を表示する基準点表示手段と、前記座標入力/検出領域内を指示した前記指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、前記座標検出手段により検出された位置座標である検出座標と前記基準点の位置座標との差を算出する差算出手段と、前記差算出手段により算出された差が大きくなるに従って増加量が減少する非線形関数に基づいて、前記基準点の位置座標と前記検出座標とを一致させ、かつ、補正後の前記基準点の位置座標が前記座標入力/検出領域内になる補正式を生成する補正式生成手段と、前記補正式生成手段により生成した前記補正式を用い、前記制御装置によって前記表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正する位置座標補正手段と、を備える構成とするとよい。
【0020】
したがって、調整者が基準点をタッチする際に、基準点から遠く離れた位置を誤ってタッチしてしまった場合であっても、再度位置補正を行う際に補正不可能な値が生成されることはない。
【0029】
本発明の記憶媒体は、表示面を有する表示装置と、該表示装置を制御して座標情報に応じた画像を前記表示面に表示させる制御装置と、前記表示装置の表示面に座標入力/検出領域を略一致させて配設されて前記座標入力/検出領域内を指示した指示手段の位置座標を検出して前記制御装置に出力する座標入力/検出装置と、を備える情報入力/表示システムに用いられるコンピュータに読み取り可能なプログラムを記憶している記憶媒体であって、前記プログラムは、前記制御装置の制御によって前記表示面上の所定の位置に基準点を表示する基準点表示機能と、前記座標入力/検出領域内を指示した前記指示手段の位置座標を検出する座標検出機能と、検出された位置座標である検出座標と前記基準点の位置座標との差を算出する差算出機能と、前記差算出手段により算出された差が補正の許容範囲内である場合には該差を用い、前記差算出手段により算出された差が前記補正の許容範囲を超えた場合には該差を小さくする非線形関数に基づき、前記基準点の位置座標と前記検出座標とを一致させ、かつ、補正後の前記基準点の位置座標が前記座標入力/検出領域内になる補正式を生成する補正式生成機能と、生成した前記補正式を用い、前記制御装置によって前記表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正する位置座標補正機能と、を前記コンピュータに実行させる。
【0030】
したがって、調整者が基準点をタッチする際に、基準点から遠く離れた位置を誤ってタッチしてしまった場合であっても、再度位置補正を行う際に補正不可能な値が生成されることはない。
【0031】
本発明の記憶媒体は、また、表示面を有する表示装置と、該表示装置を制御して座標情報に応じた画像を前記表示面に表示させる制御装置と、前記表示装置の表示面に座標入力/検出領域を略一致させて配設されて前記座標入力/検出領域内を指示した指示手段の位置座標を検出して前記制御装置に出力する座標入力/検出装置と、を備える情報入力/表示システムに用いられるコンピュータに読み取り可能なプログラムを記憶している記憶媒体であって、前記プログラムは、前記制御装置の制御によって前記表示面上の所定の位置に基準点を表示する基準点表示機能と、前記座標入力/検出領域内を指示した前記指示手段の位置座標を検出する座標検出機能と、検出された位置座標である検出座標と前記基準点の位置座標との差を算出する差算出機能と、前記差算出手段により算出された差が大きくなるに従って増加量が減少する非線形関数に基づいて、前記基準点の位置座標と前記検出座標とを一致させ、かつ、補正後の前記基準点の位置座標が前記座標入力/検出領域内になる補正式を生成する補正式生成機能と、生成した前記補正式を用い、前記制御装置によって前記表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正する位置座標補正機能と、を前記コンピュータに実行させる。
【0032】
したがって、調整者が基準点をタッチする際に、基準点から遠く離れた位置を誤ってタッチしてしまった場合であっても、再度位置補正を行う際に補正不可能な値が生成されることはない。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図7に基づいて説明する。ここで、図1は情報入力/表示システム1を概略的に示す外観斜視図である。図1に示すように、情報入力/表示システム1は、表示装置であるプラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)2及び座標入力/検出装置3で構成されるパネル部4と、制御装置であるパーソナルコンピュータ等のコンピュータ5,原稿の画像を読み取るためのスキャナ6,画像データを記録紙に出力するプリンタ7,ビデオプレイヤー8(いずれも図3参照)を収納する機器収納部9とを主体に構成されている。
【0034】
PDP2及び座標入力/検出装置3は、PDP2の表示面2a側に座標入力/検出装置3が位置するようにして一体化され、PDP2の表示面2aに座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3aが位置するようにしてパネル部4に収納されている。このように、パネル部4はPDP2及び座標入力/検出装置3を収納して、情報入力/表示システム1の表示面(PDP2の表示面2a)及び書き込み面(座標入力/検出領域3a)を構成している。
【0035】
座標入力/検出装置3には、少なくとも2以上の光源(図示せず)から放射状または扇形状に投光される光束膜によって形成される座標入力/検出面である座標入力/検出領域3aを有し、この座標入力/検出領域3aに指先やペン等の指示手段(図示せず)を挿入することで座標入力/検出領域3a内の光束を遮ることにより、CCD(Charge Coupled Device)等の受光素子(図示せず)における受光位置に基づく三角測量の手法によってその指示位置を検出し、文字等の入力を可能にする光学遮蔽式の座標入力/検出装置が適用されている。このような光学遮蔽式の座標入力/検出装置3は、座標入力/検出面(タッチパネル面)のような物理的な面を有さないので、座標入力/検出装置3をPDP2の表示面2aに装着して使用した場合には視認性に優れる情報入力/表示システムを提供することができ、また、特殊な材料・機構を必要としないので、安価な情報入力/表示システムを提供することができる。
【0036】
なお、PDP2としては、電子黒板として利用可能な40インチや50インチ等の大画面タイプのものが用いられている。また、図示することは省略するが、PDP2にはビデオ入力端子やスピーカーが設けられており、ビデオプレイヤー8をはじめ、その他レーザディスクプレイヤー、DVDプレイヤー、ビデオカメラ等の各種情報機器やAV機器を接続し、PDP2を大画面モニタとして利用することが可能な構成になっている。
【0037】
次に、情報入力/表示システム1に内蔵される各部の電気的接続について図2を参照して説明する。図2に示すように、情報入力/表示システム1は、コンピュータ5にPDP2、スキャナ6、プリンタ7、ビデオプレイヤー8をそれぞれ接続し、コンピュータ5によってシステム全体を制御するようにしている。また、コンピュータ5には、指先やペンである指示物体で指示された座標入力/検出領域3a内の座標位置の演算等を行う座標入力/検出装置3用のコントローラ10が接続されており、このコントローラ10を介して座標入力/検出装置3もコンピュータ5に接続されている。また、コンピュータ5を介して情報入力/表示システム1をネットワーク11に接続することができ、ネットワーク11上に接続された他のコンピュータで作成したデータをPDP2に表示したり、情報入力/表示システム1で作成したデータを他のコンピュータに転送することも可能になっている。また、コントローラ10には、特に図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等が設けられている。
【0038】
次に、コンピュータ5について説明する。ここで、図3はコンピュータ5に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。図3に示すように、コンピュータ5は、システム全体を制御するCPU12と、起動プログラム等を記憶したROM13と、CPU12のワークエリアとして使用されるRAM14と、時間を計時するタイマTと、文字・数値・各種指示等の入力を行うためのキーボード15と、カーソルの移動や範囲選択等を行うためのマウス16と、ハードディスク17と、PDP2に接続されておりそのPDP2に対する画像の表示を制御するグラフィックス・ボード18と、ネットワーク11に接続するためのネットワーク・カード(またはモデムでも良い。)19と、コントローラ10・スキャナ6・プリンタ7等を接続するためのインタフェース(I/F)20と、上記各部を接続するためのバス21とを備えている。
【0039】
また、ハードディスク17には、オペレーティング・システム(OS:Operating System)22、コントローラ10を介してコンピュータ5上で座標入力/検出装置3を動作させるためのデバイスドライバ23、描画ソフト・ワードプロセッサソフト・表計算ソフト・プレゼンテーションソフト・キャリブレーションソフトウエア等の各種アプリケーションプログラム24等が格納されている。
【0040】
また、コンピュータ5には、OS22、デバイスドライバ23や各種アプリケーションプログラム24等の各種のプログラムコード(制御プログラム)を記憶した記憶媒体26、すなわち、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−R/W,DVD−ROM,DVD−RAMなど)、光磁気ディスク(MO)、メモリカードなどに記憶されているプログラムコードを読み取る装置であるフロッピーディスクドライブ装置、CD−ROMドライブ装置、MOドライブ装置等のプログラム読取装置25が搭載されている。
【0041】
各種アプリケーションプログラム24は、コンピュータ5への電源の投入に応じて起動するOS22による制御の下、CPU12によって実行される。例えば、キーボード15やマウス16の所定の操作によって描画ソフトを起動した場合には、PDP2にグラフィックス・ボード18を介して描画ソフトに基づく所定の画像が表示される。また、デバイスドライバ23もOS22とともに起動され、コントローラ10を介した座標入力/検出装置3からのデータ入力が可能な状態になる。このように描画ソフトを起動した状態で座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3aにユーザが指示物体を挿入して文字や図形を描いた場合、座標情報が指示物体の記述に基づく画像データとしてコンピュータ5に入力され、例えばPDP2に表示されている画面上の画像に対して上書き画像として重ねて表示される。より詳細には、コンピュータ5のCPU12は、入力された画像データに基づいて線や文字を描画するための描画情報を生成し、入力された座標情報に基づく位置座標に合わせてグラフィックス・ボード18に設けられるビデオメモリ(図示せず)に書き込んでいく。その後、グラフィックス・ボード18が、ビデオメモリに書き込まれた描画情報を画像信号としてPDP2に送信することにより、ユーザが書いた文字と同一の文字が、PDP2に表示されることになる。つまり、コンピュータ5は座標入力/検出装置3をマウス16のようなポインティングデバイスとして認識しているため、コンピュータ5では、描画ソフト上でマウス16を用いて文字を書いた場合と同様な処理が行われることになる。
【0042】
このような情報入力/表示システム1では、例えば工場から出荷する際において、座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が実施される。この座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正は、例えば座標入力/検出装置3をPDP2に組み付けた後、座標入力/検出装置3とPDP2とを駆動するとともに、コンピュータ5に格納されたキャリブレーションソフトウエアを起動することにより実行される。
【0043】
次に、本実施の形態におけるキャリブレーション処理について説明する。ここで、図4はキャリブレーション処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図4に示すように、キャリブレーション処理は、まずステップS1において、カウンタを“N=1(N:基準点の順番)”に初期化した後、N番目の基準点をPDP2の表示面2aの所定の位置(基準点の順番Nにより位置が異なる)に表示する(ステップS2)。図5は、1番目(N=1)の基準点P1がPDP2の表示面2aの所定の位置に表示された状態を示す説明図である。図5に示すように、PDP2の表示面2aの所定の位置には、1番目の基準点P1が表示されており、続くステップS3においては、この基準点P1を調整者が指やペン等の指示手段で指示することによる座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3a内の光束の遮断(タッチ)に待機する。ここに、基準点表示手段の機能が実行される。
【0044】
指やペン等の指示手段が挿入されて座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3a内の光束が遮断(タッチ)されたと判断した場合には(ステップS3のY)、その調整者が指示した位置をタッチ座標としてRAM14に記憶する(ステップS4)。
【0045】
このようにして調整者が指示した位置をタッチ座標としてRAM14に記憶した後、まだ調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)にあるか否かを判断する(ステップS5)。デタッチでないと判断した場合には(ステップS5のN)、現時点で調整者が指示している位置座標を検出し(ステップS6)、RAM14に記憶されているタッチ座標に代えてその検出した位置座標をタッチ座標としてRAM14に記憶する(ステップS7)。したがって、ステップS6〜S7の処理は、調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)になるまで繰り返されることになる。
【0046】
一方、デタッチであると判断した場合には(ステップS5のY)、RAM14に記憶されているタッチ座標(デタッチ直前に検出されたタッチ座標)を検出座標(X,Y)として取得する(ステップS8)。ここに、座標検出手段の機能が実行される。つまり、本実施の形態においては、調整者が基準点P1を指示した状態(調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して挿入状態)から調整者が基準点P1の指示をやめた状態(調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態)になる直前に検出された座標が、調整者が基準点P1を指示した際の検出座標(X,Y)として取得されることになる。したがって、調整者が基準点P1をタッチする際に、まず基準点P1の近傍を指示手段で指示した後に基準点P1へと徐々に指示手段をスライドさせて基準点をタッチした場合であっても、指示手段による座標入力/検出領域3a内への指示が解除される直前に検出された位置座標が検出座標とされることから、調整者が基準点P1において指示手段による座標入力/検出領域3a内への指示を解除しさえすれば、正確な補正式を取得することが可能になる。
【0047】
続くステップS9においては、ステップS8で取得した検出座標とPDP2に表示されている基準点P1の座標(表示座標)との差に基づいて座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正に用いられる補正式であるXY座標のそれぞれのずれ量(ΔX,ΔY)を算出し、RAM14に記憶する。ここに、差算出手段の機能と補正式生成手段の機能とが実行される。
【0048】
図6に示すように、調整者が基準点P1をタッチする際に、例えば基準点P1から遠く離れた位置Oを誤ってタッチしてしまった場合には、検出座標と表示座標との差(Δx,Δy)が生じることになる。ずれ量(ΔX,ΔY)としてはこの検出座標と表示座標との差(Δx,Δy)をそのまま用いることも可能であるが、検出座標と表示座標との差(Δx,Δy)が大きい場合には補正後の基準点の位置座標が座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3aを超えてしまう場合があることから、本実施の形態においては、検出座標と表示座標との差(Δx,Δy)に基づいて座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正に用いられる補正式であるずれ量(ΔX,ΔY)を算出するようにしている。
【0049】
上述したようなずれ量(ΔX,ΔY)の算出は、本実施の形態においては、図7に例示するような非線形変換により行われる。図7(a)は、検出座標と表示座標との差が既定値a(例えば、補正の許容範囲)以内である場合にはその差をそのままずれ量として用い、検出座標と表示座標との差が既定値aを超えた場合には、検出座標と表示座標との差よりもずれ量を小さくするようにしてずれ量を算出した例である。また、図7(b)は、検出座標と表示座標との差が大きくなるに従って増加量が減少するような非線形関数(ここでは、ずれ量が、検出座標と表示座標との差の絶対値の平方根である)の例である。つまり、上述した例によれば、調整者が誤って基準点P1から遠く離れた位置Oをタッチしてしまった場合であっても、補正式であるずれ量(ΔX,ΔY)が補正後の基準点の位置座標を座標入力/検出領域3aから逸脱しないものとされている。
【0050】
そして、ステップS10においては、算出したずれ量(ΔX,ΔY)に従って基準点P1の表示位置を変更する。ここに、位置座標補正手段の機能が実行される。なお、これ以後においてPDP2に表示される表示内容の位置座標は、算出したずれ量(ΔX,ΔY)に従って補正されることになる。
【0051】
その後、調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)になっていることを確認した後(ステップS11のY)、全ての基準点での座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われたか否かが判断される(ステップS12)。ここでは、“N=3”であるか否かによって全ての基準点での座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われたか否かを判断している。これは、本実施の形態においては、3つの基準点を順にするようにしているためである。
【0052】
“N=3”でない場合には(ステップS12のN)、全ての基準点についての座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われていないことから、Nを“1”だけインクリメントし(ステップS13)、RAM14に記憶されているタッチ座標をクリアした後(ステップS14)、再びステップS2に進み、N番目の基準点をPDP2の表示面2aの所定の位置に表示する。
【0053】
一方、“N=3”である場合には(ステップS12のY)、全ての基準点についての座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われていることから、処理を終了する。
【0054】
なお、上述したようにPDP2の表示面2aのそれぞれ異なる位置に表示される3つの基準点に基づいて表示内容の位置座標を補正することにより、情報入力/表示精度の高い情報入力/表示システム1を提供することが可能になる。
【0055】
次に、本発明の第二の実施の形態を図8に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態において説明した部分と同一部分については同一符号を用い、説明も省略する。本実施の形態は、第一の実施の形態とはキャリブレーション処理の流れが異なるものである。
【0056】
ここで、図8は本実施の形態のキャリブレーション処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図8に示すように、本実施の形態のキャリブレーション処理は、まずステップS21において、カウンタを“N=1(N:基準点の順番)”に初期化した後、N番目の基準点をPDP2の表示面2aの所定の位置に表示し(ステップS22)、この表示された基準点を調整者が指やペン等の指示手段で指示することによる座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3a内の光束の遮断(タッチ)に待機する(ステップS23)。ここに、基準点表示手段の機能が実行される。
【0057】
指やペン等の指示手段が挿入されて座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3a内の光束が遮断(タッチ)されたと判断した場合には(ステップS23のY)、その調整者が指示した位置をタッチ座標としてRAM14に記憶し(ステップS24)、タイマTによる計測をスタートする(ステップS25)。
【0058】
その後、まだ調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)にあるか否かを判断する(ステップS26)。デタッチでないと判断した場合には(ステップS26のN)、現時点で調整者が指示している位置座標をタッチ座標として検出し(ステップS27)、RAM14に記憶されているタッチ座標にその検出したタッチ座標を加算する(ステップS28)。
【0059】
続くステップS29においては、タイマTによる計測が所定時間“β”になったか否かを判断する。なお、本実施の形態における“β”は、0.5秒とされている。タイマTによる計測が所定時間“β”を経過していないと判断した場合には(ステップS29のN)、ステップS26に戻り、まだ調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)にあるか否かを判断する。したがって、ステップS26〜S28の処理は、調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)になるまで(ステップS26のY)、または、タイマTによる計測が所定時間“β”を経過したと判断するまで(ステップS29のY)、繰り返されることになる。
【0060】
タイマTによる計測が所定時間“β”を経過する前に調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)になった場合には(ステップS26のY)、RAM14に記憶されているタッチ加算座標やタイマTによる計測をクリアし(ステップS30)、再びステップS23に進み、表示された基準点を調整者が指やペン等の指示手段で指示することによる座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3a内の光束の遮断(タッチ)に待機する。
【0061】
また、タイマTによる計測が所定時間“β”を経過した場合には(ステップS29のY)、ステップS31に進み、RAM14に記憶されている加算されたタッチ座標の座標値をサンプル数で割って平均値を求め、検出座標(X,Y)として取得する。ここに、座標検出手段の機能が実行される。つまり、本実施の形態においては、タッチが発生した後に一定時間(本実施の形態においては0.5秒)そのタッチが継続している場合に検出された座標の平均値が、調整者が基準点P1を指示した際の検出座標(X,Y)として取得されることになる。したがって、調整者が基準点P1をタッチする際に、まず基準点P1の近傍を指示手段で指示した後に基準点P1へと徐々に指示手段をスライドさせて基準点P1をタッチした場合であっても、指示手段による座標入力/検出領域3a内への指示が一定時間継続した場合に検出された位置座標の平均値が検出座標とされることから、指示手段による指示位置に多少ブレが生じた場合であっても、正確な補正式を取得することが可能になる。
【0062】
続くステップS32においては、ステップS31で取得した検出座標とPDP2に表示されている基準点P1の座標(表示座標)との差に基づいて座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正に用いられる補正式であるXY座標のそれぞれのずれ量(ΔX,ΔY)を算出し、RAM14に記憶する。ここに、差算出手段の機能と補正式生成手段の機能とが実行される。なお、ずれ量(ΔX,ΔY)の算出については、前述した第一の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0063】
そして、ステップS33においては、算出したずれ量(ΔX,ΔY)に従って基準点P1の表示位置を変更する。ここに、位置座標補正手段の機能が実行される。
【0064】
その後、調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)になっていることを確認した後(ステップS34のY)、全ての基準点での座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われたか否かが判断される(ステップS35)。ここでは、“N=3”であるか否かによって全ての基準点での座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われたか否かを判断している。これは、本実施の形態においては、3つの基準点を順にするようにしているためである。
【0065】
“N=3”でない場合には(ステップS35のN)、全ての基準点についての座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われていないことから、Nを“1”だけインクリメントし(ステップS36)、RAM14に記憶されているタッチ加算座標やタイマTによる計測をクリアした後(ステップS37)、再びステップS22に進み、N番目の基準点をPDP2の表示面2aの所定の位置に表示する。
【0066】
一方、“N=3”である場合には(ステップS35のY)、全ての基準点についての座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われていることから、処理を終了する。
【0067】
次に、本発明の第三の実施の形態を図9に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態において説明した部分と同一部分については同一符号を用い、説明も省略する。本実施の形態は、第一の実施の形態とはキャリブレーション処理の流れが異なるものである。
【0068】
ここで、図9は本実施の形態のキャリブレーション処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図9に示すように、本実施の形態のキャリブレーション処理は、まずステップS41において、カウンタを“N=1(N:基準点の順番)”に初期化した後、N番目の基準点をPDP2の表示面2aの所定の位置に表示し(ステップS42)、この表示された基準点を調整者が指やペン等の指示手段で指示することによる座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3a内の光束の遮断(タッチ)に待機する(ステップS43)。ここに、基準点表示手段の機能が実行される。
【0069】
指やペン等の指示手段が挿入されて座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3a内の光束が遮断(タッチ)されたと判断した場合には(ステップS43のY)、その調整者が指示した位置(タッチ座標)を仮原点としてRAM14に記憶し(ステップS44)、タイマTによる計測をスタートする(ステップS45)。
【0070】
その後、まだ調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)にあるか否かを判断する(ステップS46)。デタッチでないと判断した場合には(ステップS46のN)、現時点で調整者が指示している位置座標をタッチ座標として検出した後(ステップS47)、その検出したタッチ座標が仮原点から“α”以内の距離にあるか否かを判断する(ステップS48)。なお、本実施の形態における“α”は、5ドットとされている。検出したタッチ座標が仮原点から“α”以内の距離にあると判断した場合には(ステップS48のY)、RAM14に記憶されているタッチ座標にその検出したタッチ座標を加算する(ステップS49)。
【0071】
続くステップS50においては、タイマTによる計測が所定時間“β”になったか否かが判断される。なお、本実施の形態における“β”は、0.5秒とされている。タイマTによる計測が所定時間“β”を経過していないと判断した場合には(ステップS50のN)、ステップS46に戻り、まだ調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)にあるか否かを判断する。したがって、ステップS47およびステップS49の処理は、検出したタッチ座標が仮原点から“α”以内の距離にあることを条件として、調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)になるまで(ステップS46のY)、または、タイマTによる計測が所定時間“β”を経過したと判断するまで(ステップS50のY)、繰り返されることになる。
【0072】
タイマTによる計測が所定時間“β”を経過する前に調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)になった場合(ステップS26のY)、または、検出したタッチ座標の仮原点からの距離が“α”を超えた場合には(ステップS48のY)、RAM14に記憶されているタッチ加算座標や仮原点、タイマTによる計測をクリアし(ステップS51)、再びステップS43に進み、表示された基準点を調整者が指やペン等の指示手段で指示することによる座標入力/検出装置3の座標入力/検出領域3a内の光束の遮断(タッチ)に待機する。
【0073】
また、タイマTによる計測が所定時間“β”を経過した場合には(ステップS50のY)、ステップS52に進み、RAM14に記憶されている加算されたタッチ座標の座標値をサンプル数で割って平均値を求め、検出座標(X,Y)として取得する。ここに、座標検出手段の機能が実行される。つまり、本実施の形態においては、タッチが発生した後の変化量が既定値(本実施の形態においては5ドット)以内であって、タッチが発生した後に一定時間(本実施の形態においては0.5秒)そのタッチが継続している場合に検出された座標の平均値が、調整者が基準点P1を指示した際の検出座標(X,Y)として取得されることになる。したがって、調整者が基準点P1をタッチする際に、まず基準点P1の近傍を指示手段で指示した後に基準点P1へと徐々に指示手段をスライドさせて基準点P1をタッチした場合であっても、指示手段による座標入力/検出領域3a内への指示が一定時間継続した場合に検出された位置座標の平均値であって、指示手段による座標入力/検出領域3a内への指示の一定時間における位置座標の変化量が既定値以内であったものが検出座標とされることから、光学的な座標入力/検出装置3のような視差が生じる座標入力/検出装置を用いた場合であっても、正確な補正式を取得することが可能になる。
【0074】
続くステップS53においては、ステップS52で取得した検出座標とPDP2に表示されている基準点P1の座標(表示座標)との差に基づいて座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正に用いられる補正式であるXY座標のそれぞれのずれ量(ΔX,ΔY)を算出し、RAM14に記憶する。ここに、差算出手段の機能と補正式生成手段の機能とが実行される。なお、ずれ量(ΔX,ΔY)の算出については、前述した第一の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0075】
そして、ステップS54においては、算出したずれ量(ΔX,ΔY)に従って基準点P1の表示位置を変更する。ここに、位置座標補正手段の機能が実行される。
【0076】
その後、調整者の指示状態が座標入力/検出領域3aに対して非挿入状態(デタッチ)になっていることを確認した後(ステップS55のY)、全ての基準点での座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われたか否かが判断される(ステップS56)。ここでは、“N=3”であるか否かによって全ての基準点での座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われたか否かを判断している。これは、本実施の形態においては、3つの基準点を順にするようにしているためである。
【0077】
“N=3”でない場合には(ステップS56のN)、全ての基準点についての座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われていないことから、Nを“1”だけインクリメントし(ステップS57)、RAM14に記憶されているタッチ加算座標や仮原点、タイマTによる計測をクリアした後(ステップS58)、再びステップS42に進み、N番目の基準点をPDP2の表示面2aの所定の位置に表示する。
【0078】
一方、“N=3”である場合には(ステップS56のY)、全ての基準点についての座標入力/検出装置3とPDP2との位置合わせ補正が行われていることから、処理を終了する。
【0079】
なお、各実施の形態においては、座標入力/検出装置3として光学遮蔽式の座標入力/検出装置を適用したが、これに限るものではなく、座標入力/検出領域内の光束を反射させてその反射光を受光することにより指示位置を検出して文字等の入力を可能にする光学反射式、LEDアレイ方式、撮像方式等の光学式の座標入力/検出装置であれば、視認性に優れた電子黒板システムを得ることができる。また、光学式の座標入力/検出装置に限らず、例えばアナログ容量結合方式、感圧方式、超音波表面弾性波方式等のタッチパネルを座標入力/検出装置として用いても良い。
【0080】
また、各実施の形態においては、表示装置としてプラズマディスプレイパネル2を適用したが、これに限るものではなく、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、前面投影型プロジェクター、背面投影型プロジェクター等を表示装置として適用しても良い。
【0081】
さらに、各実施の形態においては、コントローラ10をコンピュータ5とは別体で設けたが、これに限るものではなく、コントローラ10をコンピュータ5に組み込んで、コンピュータ5をコントローラ10として機能させるようにしても良い。
【0082】
さらにまた、各実施の形態においては、各種のプログラムコード(制御プログラム)を記憶した記憶媒体26としてフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−R/W,DVD−ROM,DVD−RAMなど)、光磁気ディスク(MO)、メモリカード等を適用したが、これに限るものではなく、記憶媒体には、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0083】
本実施形態の情報入力/表示システムによれば、表示面を有する表示装置と、この表示装置を制御して座標情報に応じた画像を前記表示面に表示させる制御装置と、前記表示装置の表示面に座標入力/検出領域を略一致させて配設されて前記座標入力/検出領域内を指示した指示手段の位置座標を検出して前記制御装置に出力する座標入力/検出装置と、を備える情報入力/表示システムにおいて、前記制御装置の制御によって前記表示面上の所定の位置に基準点を表示する基準点表示手段と、前記座標入力/検出領域内を指示した前記指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、この座標検出手段により検出された位置座標と前記基準点の位置座標との差を算出する差算出手段と、この差算出手段により算出された前記差に基づいて、補正後の前記基準点の位置座標を前記座標入力/検出領域から逸脱させない範囲で前記基準点の位置座標と前記検出座標とを一致させる補正式を生成する補正式生成手段と、この補正式生成手段により生成した前記補正式を用い、前記制御装置によって前記表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正する位置座標補正手段と、を備えることにより、補正後の基準点の位置座標を座標入力/検出領域から逸脱させない範囲で基準点の位置座標と検出座標とを一致させる補正式を用いて制御装置によって表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正するようにしたことで、調整者が基準点をタッチする際に、基準点から遠く離れた位置を誤ってタッチしてしまった場合であっても、再度位置補正を行う際に補正不可能な値が生成されることを防止することができるので、再度位置補正を行えば、表示面に表示される表示内容の位置座標を正しく補正することができる。
【0084】
本実施形態の情報入力/表示システムにおいて、前記補正式生成手段は、前記差算出手段により算出された前記差が既定値以内である場合にはその差をそのまま用い、前記差算出手段により算出された前記差が既定値を超えた場合にはその差を小さくするような非線形関数に基づいて前記補正式を生成するものであることにより、補正後の基準点の位置座標を座標入力/検出領域から逸脱させない範囲で基準点の位置座標と検出座標とを一致させる補正式を得ることができる。
【0085】
本実施形態の情報入力/表示システムにおいて、前記補正式生成手段は、前記差算出手段により算出された前記差が大きくなるに従って増加量が減少するような非線形関数に基づいて前記補正式を生成するものであることにより、補正後の基準点の位置座標を座標入力/検出領域から逸脱させない範囲で基準点の位置座標と検出座標とを一致させる補正式を得ることができる。
【0086】
本実施形態の情報入力/表示システムにおいて、前記座標検出手段は、前記指示手段による前記座標入力/検出領域内への指示が解除される直前に検出された位置座標を前記検出座標とすることにより、調整者が基準点をタッチする際に、まず基準点の近傍を指示手段で指示した後に基準点へと徐々に指示手段をスライドさせて基準点をタッチした場合であっても、指示手段による座標入力/検出領域内への指示が解除される直前に検出された位置座標が検出座標とされることから、調整者が基準点において指示手段による座標入力/検出領域内への指示を解除しさえすれば、正確な補正式を取得することができる。
【0087】
本実施形態の情報入力/表示システムにおいて、前記座標検出手段は、前記指示手段による前記座標入力/検出領域内への指示が一定時間継続した場合に検出された位置座標の平均値を前記検出座標とすることにより、調整者が基準点をタッチする際に、まず基準点の近傍を指示手段で指示した後に基準点へと徐々に指示手段をスライドさせて基準点をタッチした場合であっても、指示手段による座標入力/検出領域内への指示が一定時間継続した場合に検出された位置座標の平均値が検出座標とされることから、指示手段による指示位置に多少ブレが生じた場合であっても、正確な補正式を取得することができる。
【0088】
本実施形態の情報入力/表示システムにおいて、前記指示手段による前記座標入力/検出領域内への指示の一定時間における位置座標の変化量が既定値以内であったものを前記検出座標とすることにより、指示手段による座標入力/検出領域内への指示の一定時間における位置座標の変化量が既定値以内であったものが検出座標とされることから、光学的な座標入力/検出装置のような視差が生じる座標入力/検出装置を用いた場合であっても、正確な補正式を取得することができる。
【0089】
本実施形態の情報入力/表示システムにおいて、前記基準点表示手段は、前記指示手段による前記座標入力/検出領域内への指示が解除される毎に前記表示面上のそれぞれ異なる所定の位置に前記基準点を順次表示することにより、表示面のそれぞれ異なる位置に表示される複数の基準点に基づいて表示内容の位置座標を補正することができるので、情報入力/表示精度の高い情報入力/表示システムを提供することができる。
【0090】
本実施形態の記憶媒体によれば、表示面を有する表示装置と、この表示装置を制御して座標情報に応じた画像を前記表示面に表示させる制御装置と、前記表示装置の表示面に座標入力/検出領域を略一致させて配設されて前記座標入力/検出領域内を指示した指示手段の位置座標を検出して前記制御装置に出力する座標入力/検出装置と、を備える情報入力/表示システムに用いられるコンピュータに読み取り可能なプログラムを記憶している記憶媒体であって、前記プログラムは、前記制御装置の制御によって前記表示面上の所定の位置に基準点を表示する基準点表示機能と、前記座標入力/検出領域内を指示した前記指示手段の位置座標を検出する座標検出機能と、検出された位置座標と前記基準点の位置座標との差を算出する差算出機能と、算出された前記差に基づいて、補正後の前記基準点の位置座標を前記座標入力/検出領域から逸脱させない範囲で前記基準点の位置座標と前記検出座標とを一致させる補正式を生成する補正式生成機能と、生成した前記補正式を用い、前記制御装置によって前記表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正する位置座標補正機能と、を前記コンピュータに実行させることにより、補正後の基準点の位置座標を座標入力/検出領域から逸脱させない範囲で基準点の位置座標と検出座標とを一致させる補正式を用いて制御装置によって表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正するようにしたことで、調整者が基準点をタッチする際に、基準点から遠く離れた位置を誤ってタッチしてしまった場合であっても、再度位置補正を行う際に補正不可能な値が生成されることを防止することができるので、再度位置補正を行えば、表示面に表示される表示内容の位置座標を正しく補正することができる。
【発明の効果】
調整者が基準点をタッチする際に、基準点から遠く離れた位置を誤ってタッチしてしまった場合であっても、再度位置補正を行う際に補正不可能な値が生成されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の情報入力/表示システムを概略的に示す外観斜視図である。
【図2】情報入力/表示システムに内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図3】コンピュータに内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図4】キャリブレーション処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図5】基準点がPDPの表示面の所定の位置に表示された状態を示す説明図である。
【図6】基準点から離れた位置を誤って指示してしまった状態を示す説明図である。
【図7】非線形変換を例示的に示すグラフである。
【図8】本発明の第二の実施の形態のキャリブレーション処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図9】本発明の第三の実施の形態のキャリブレーション処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報入力/表示システム
2 表示装置
2a 表示面
3 座標入力/検出装置
3a 座標入力/検出領域
5 制御装置
Claims (8)
- 表示面を有する表示装置と、
該表示装置を制御して座標情報に応じた画像を前記表示面に表示させる制御装置と、
前記表示装置の表示面に座標入力/検出領域を略一致させて配設されて前記座標入力/検出領域内を指示した指示手段の位置座標を検出して前記制御装置に出力する座標入力/検出装置と、を備える情報入力/表示システムにおいて、
前記制御装置の制御によって前記表示面上の所定の位置に基準点を表示する基準点表示手段と、
前記座標入力/検出領域内を指示した前記指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、
前記座標検出手段により検出された位置座標である検出座標と前記基準点の位置座標との差を算出する差算出手段と、
前記差算出手段により算出された差が補正の許容範囲内である場合には該差を用い、前記差算出手段により算出された差が前記補正の許容範囲を超えた場合には該差を小さくする非線形関数に基づき、前記基準点の位置座標と前記検出座標とを一致させ、かつ、補正後の前記基準点の位置座標が前記座標入力/検出領域内になる補正式を生成する補正式生成手段と、
前記補正式生成手段により生成した前記補正式を用い、前記制御装置によって前記表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正する位置座標補正手段と、
を備えることを特徴とする情報入力/表示システム。 - 表示面を有する表示装置と、
該表示装置を制御して座標情報に応じた画像を前記表示面に表示させる制御装置と、
前記表示装置の表示面に座標入力/検出領域を略一致させて配設されて前記座標入力/検出領域内を指示した指示手段の位置座標を検出して前記制御装置に出力する座標入力/検出装置と、を備える情報入力/表示システムにおいて、
前記制御装置の制御によって前記表示面上の所定の位置に基準点を表示する基準点表示手段と、
前記座標入力/検出領域内を指示した前記指示手段の位置座標を検出する座標検出手段と、
前記座標検出手段により検出された位置座標である検出座標と前記基準点の位置座標との差を算出する差算出手段と、
前記差算出手段により算出された差が大きくなるに従って増加量が減少する非線形関数に基づいて、前記基準点の位置座標と前記検出座標とを一致させ、かつ、補正後の前記基準点の位置座標が前記座標入力/検出領域内になる補正式を生成する補正式生成手段と、
前記補正式生成手段により生成した前記補正式を用い、前記制御装置によって前記表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正する位置座標補正手段と、
を備えることを特徴とする情報入力/表示システム。 - 前記座標検出手段は、前記指示手段による前記座標入力/検出領域内への指示が解除される直前に検出された位置座標を前記検出座標とすることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか一記載の情報入力/表示システム。
- 前記座標検出手段は、前記指示手段による前記座標入力/検出領域内への指示が一定時間継続した場合に検出された位置座標の平均値を前記検出座標とすることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか一記載の情報入力/表示システム。
- 前記指示手段による前記座標入力/検出領域内への指示の一定時間における位置座標の変化量が既定値以内であったものを前記検出座標とすることを特徴とする請求項4記載の情報入力/表示システム。
- 前記基準点表示手段は、前記指示手段による前記座標入力/検出領域内への指示が解除される毎に前記表示面上のそれぞれ異なる所定の位置に前記基準点を順次表示することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の情報入力/表示システム。
- 表示面を有する表示装置と、該表示装置を制御して座標情報に応じた画像を前記表示面に表示させる制御装置と、前記表示装置の表示面に座標入力/検出領域を略一致させて配設されて前記座標入力/検出領域内を指示した指示手段の位置座標を検出して前記制御装置に出力する座標入力/検出装置と、を備える情報入力/表示システムに用いられるコンピュータに読み取り可能なプログラムを記憶している記憶媒体であって、
前記プログラムは、
前記制御装置の制御によって前記表示面上の所定の位置に基準点を表示する基準点表示機能と、
前記座標入力/検出領域内を指示した前記指示手段の位置座標を検出する座標検出機能と、
検出された位置座標である検出座標と前記基準点の位置座標との差を算出する差算出機能と、
前記差算出手段により算出された差が補正の許容範囲内である場合には該差を用い、前記差算出手段により算出された差が前記補正の許容範囲を超えた場合には該差を小さくする非線形関数に基づき、前記基準点の位置座標と前記検出座標とを一致させ、かつ、補正後の前記基準点の位置座標が前記座標入力/検出領域内になる補正式を生成する補正式生成機能と、
生成した前記補正式を用い、前記制御装置によって前記表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正する位置座標補正機能と、
を前記コンピュータに実行させる記憶媒体。 - 表示面を有する表示装置と、該表示装置を制御して座標情報に応じた画像を前記表示面に表示させる制御装置と、前記表示装置の表示面に座標入力/検出領域を略一致させて配設されて前記座標入力/検出領域内を指示した指示手段の位置座標を検出して前記制御装置に出力する座標入力/検出装置と、を備える情報入力/表示システムに用いられるコンピュータに読み取り可能なプログラムを記憶している記憶媒体であって、
前記プログラムは、
前記制御装置の制御によって前記表示面上の所定の位置に基準点を表示する基準点表示機能と、
前記座標入力/検出領域内を指示した前記指示手段の位置座標を検出する座標検出機能と、
検出された位置座標である検出座標と前記基準点の位置座標との差を算出する差算出機能と、
前記差算出手段により算出された差が大きくなるに従って増加量が減少する非線形関数に基づいて、前記基準点の位置座標と前記検出座標とを一致させ、かつ、補正後の前記基準点の位置座標が前記座標入力/検出領域内になる補正式を生成する補正式生成機能と、
生成した前記補正式を用い、前記制御装置によって前記表示面に表示させる座標情報の位置座標を補正する位置座標補正機能と、
を前記コンピュータに実行させる記憶媒体。
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