JP4342582B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

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Description

この発明は、カードリーダ等において、磁気カードを媒体として、信号の読み取り等を行う磁気ヘッドに関するものであり、特に、不正な方法によるカードデータの読み取り盗難を防止する磁気ヘッドに関するものである。
近年、前記磁気カードから成るクレジットカードの普及により、当該クレジットカードによる商品購入の決済が頻繁に行われている。具体的には、各店舗の店頭にあるクレジットカード認証端末機のカード挿入口に、クレジットカードを挿入し、このクレジットカード認証端末機に設けられたカードリーダで客のクレジットカードのカードデータを読み取り、その後、当該クレジットカードの所有者が暗唱番号を入力して、照会、本人確認、決済が行われている。
この様なクレジットカード認証端末機において、前記カードリーダでのカードデータの読み取りに当たっては、図10に示すような磁気ヘッドBが用いられている。この様な磁気ヘッドBは、突き合わせてギャップ26を形成した二つの磁性材からなる磁気コア23をシールドケース22内に入れ、当該シールドケース22の磁気記録媒体摺動面に設けた開口部に前記ギャップ26を形成した磁気コア23の先端部を臨ませ、この先端部にクレジットカードを摺動させて読み取りを行っている。
そして、これらの各磁気コア23の他端は、シールドケース22内に設けたボビン25の両側に挿入され、ホルダー24によってシールドケース22内に支持固定されている。さらに、当該シールドケース22内の中空部にエポキシ樹脂が充填され、当該シールドケース22の下面から前記ボビン25の巻き線に接続された端子ピン27を外部接続用の端子として下方に突出させている。通常、これらの2本の端子ピン27には、信号線の一端が取り付けられて、読出、書込制御回路へと繋がっている。これと同構成のものが特許文献1に記載されている。
特開2002−157702号公報
一方、近年、クレジットカードによる商取引の現場に設置するクレジットカード認証端末機において、悪意を持つ第三者が他人のクレジットカードのカードデータである個人情報を不正に取得し、当該取得したカードデータにより偽造したクレジットカードを用いての商取引や当該カードデータを用いてのインターネットによる電子取引などにより、クレジットカードの正規所持人に利用代金を支払わせる犯罪が続発し、社会問題となっている。
不正行為によるカードデータの取得は、前記クレジットカード認証端末機を開封し、当該クレジットカード認証端末機内の磁気ヘッドの下面に突出した外部接続用端子である端子ピンに、別途設けたデータ取得装置の端子を半田付けやクリップによって接続して実取引時に往来するカードデータを当該データ取得装置内の記憶部に蓄積させて行われている。当然のことながら、この様な行為は許されるものではない。
そこで、この発明は、これらのことに鑑み、前記クレジットカード認証端末機のカードデータを読み取る磁気ヘッド及び当該磁気ヘッドから導出される信号線からカードデータが不正に取得されない磁気ヘッドを提供して前記課題を解決するものである。
請求項1の発明は、略箱型で、一面が開口したシールドケース内に、電線を巻きまわしたボビンを設け、当該ボビンから一端が突出したコア部材を前記開口部と対向した面に設けた透孔からシールドケース外面に露出させ、前記ボビンの巻き線と接続した外部接続用端子を設け、シールドケース内の中空部に樹脂を充填して形成する磁気ヘッドにおいて、前記外部接続用端子をシールドケースの内部の充填樹脂内に設け、当該外部接続用端子に信号線の一端を接続し、当該信号線の他端を前記開口部から外部に導出し、前記信号線としてフレキシブル配線基板を使用し、当該フレキシブル配線基板は、信号配線層とその上下面を被う保護層とから成り、前記信号配線層は磁気ヘッドの信号を伝達する導線を一端から他端まで設け、前記保護層は短絡検出配線をほぼ全面に張り巡らせた磁気ヘッドとした。
請求項2の発明は、前記信号配線層は、複数積層して成り、複数の各信号配線層に前記導線を分散させて配置した前記請求項1に記載の磁気ヘッドとした。また、請求項3の発明は、前記信号配線層は、複数積層して成り、複数の各信号配線層に前記導線を部分的に設け、複数の各信号配線層の前記導線を、重合する信号配線層間で接続させて、複数積層した信号配線層の一端から他端まで設けた前記請求項1に記載の磁気ヘッドとした。
請求項4の発明は、前記フレキシブル配線基板の信号配線層の任意の前記導線に隣接してダミー線を配設した前記請求項1、2又は3の何れかに記載の磁気ヘッドとした。
請求項5の発明は、略箱型で、一面が開口したシールドケース内に、電線を巻きまわしたボビンを設け、当該ボビンから一端が突出したコア部材を前記開口部と対向した面に設けた透孔からシールドケース外面に露出させ、前記ボビンの巻き線と接続した外部接続用端子を設け、シールドケース内の中空部に樹脂を充填して形成する磁気ヘッドにおいて、前記外部接続用端子をシールドケースの内部の充填樹脂内に設け、当該外部接続用端子に信号線の一端を接続し、当該信号線の他端を前記開口部から外部に導出し、前記シールドケース内に設けたボビンは複数設け、前記信号線として、複数対のツイストペア線を使用し、当該各対のツイストペア線の各一端を、前記シールドケース内に設けた各ボビンの巻き線と接続した前記外部接続用端子の、異なるボビンの外部接続用端子に夫々接続し、さらに、これらのツイストペア線を編み込んだ磁気ヘッドとした。
請求項6の発明は、前記シールドケースの内部の充填樹脂内に設けた前記外部接続用端子を、両側から前記コア部材を突出させたボビンのフランジの、前記開口部と反対側に設け、当該外部接続用端子に信号線の一端を接続し、当該信号線の他端を前記開口部から導出した前記請求項1、2、3、4又は5の何れかに記載の磁気ヘッドとした
請求項1、2、3、4、5及び6の各発明によれば、磁気ヘッドの内側に外部接続用端子を設け、当該箇所で信号線と接続したので、第三者が当該磁気ヘッドからカードデータを盗もうとしても、この磁気ヘッドを分解しなければ、データ取得装置の端子を外部接続用端子に接続することが出来ない。よって、第三者が不正目的でこの磁気ヘッドからカードデータを取得することは極めて困難である。
また、従来の磁気ヘッドでは、棒状端子を外部接続用端子として使用することから、工場内後工程、又は出荷後の取り付け工程において、当該棒状端子に信号線を半田付けする際の鏝熱及び熱伝導により、電線の半田付け部分が溶融し、電気的接触を損なうことや、半田付けの際に生ずる手指の圧力により、当該棒状端子がたわみ、一旦は個縛してあった処理部が引張り力に耐えられず断線することがあった。しかし、当該発明の磁気ヘッドによれば、端子接続部が開口部から離れており、外部接続用端子がシールドケースの内側にあって、樹脂によって固定されているため、前記ストレスが外部接続用端子と電線の接続部に加わることが無いので前記断線は防止される。
請求項1、2、3、4及び6の各発明によれば、前記信号線としてフレキシブル配線基板を使用し、当該フレキシブル配線基板は、信号配線層の上下面を短絡検出配線を設けた保護層で挟持して形成したので、第三者が、前記信号配線層の導線に接続して、クレジットカードのカードデータを取得しようと、当該フレキシブル配線基板を錐先等で傷つけた場合、当該錐先等が、保護層に挟持された信号配線層の導線を断線させ、かつ上下の保護層の各短絡配線に接し、これらの短絡配線間のインピーダンスの変化、又は短絡により、別途設けた短絡検出回路に信号が送られて異常が検知され、カードデータを取得することは極めて困難である。
また、請求項2、3及び6の各発明によれば、前記フレキシブル配線基板の信号配線層を複数積層し、当該複数の信号配線層に導線の全部又は一部を分散させたので、信号配線を平面だけでなく、立体的に配線しているため、また、請求項4及び6の各発明によれば、前記信号配線層の任意の導線に隣接してダミー線を配設したので、配線が複雑と成り、第三者が不正に信号線の導線に接触し難い。
さらに、請求項5及び6の各発明によれば、前記信号線として、複数対のツイストペア線を使用し、当該各対のツイストペア線の各一端を異なるボビンの前記外部接続用端子に夫々接続し、さらに、当該ツイストペア線を編み込んだので、夫々信号配線を複雑にすることが出来、第三者には信号線の正確な配線が容易には分からない。
この発明は、略箱型で、一面が開口したシールドケース内に、電線を巻きまわしたボビンを設け、当該ボビンから一端が突出したコア部材を前記開口部と対向した面に設けた透孔からシールドケース外面に露出させ、前記ボビンの巻き線と接続した外部接続用端子を設け、シールドケース内の中空部に樹脂を充填して形成する磁気ヘッドにおいて、前記外部接続用端子をシールドケースの内部の充填樹脂内に設け、当該外部接続用端子に信号線の一端を接続し、当該信号線の他端を前記開口部から外部に導出し、前記信号線としてフレキシブル配線基板を使用し、当該フレキシブル配線基板は、信号配線層とその上下面を被う保護層とから成り、前記信号配線層は磁気ヘッドの信号を伝達する導線を一端から他端まで設け、前記保護層は短絡検出配線をほぼ全面に張り巡らせた。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の磁気ヘッドの断面側面図である。図2は、この発明の磁気ヘッドの構成を示す分解斜視図である。図3は、この発明の磁気ヘッドの断面正面図である。
この発明の実施例の磁気ヘッドAは、図1、2及び図3に示すように、略直方体形状で下面が開口したシールドケース1内で電線2aを巻きまわしたボビン2を横向きに複数並べて配置し、これらのボビン2の両端のフランジ部2bの上面に外部接続用端子として端子ピン3を夫々対向させて設ける(図1と図2とでは配置したボビン2の数が異なる。)。これらの端子ピン3の位置に合わせ、信号線としてフレキシブル配線基板4を使用し、このフレキシブル配線基板4の一端の接続部4bにも、予め貫通した孔4aを穿っておき、これらの孔4aに前記端子ピン3を夫々嵌め入れ、半田付けして接続する。
そして、このフレキシブル配線基板4の他端を前記並設したボビン2の一側面から垂下させる。この様にして、フレキシブル配線基板4の一端の接続部4bを接続したボビン2の上方であって、相対向する左右の両側から、正面略鈎型のホルダー5に保持された正面略コの字状のコア部材6aを2組(図2参照)、夫々突き合わせてコア6を形成する。さらに、この上から前記シールドケース1を被せ、このシールドケース1の上面に予め並べて穿たれた2つの長方形状の貫通孔1aに、前記コア6のギャップ6b部分を嵌め入れて外部に露出させる。
この後、このシールドケース1の一側に設けた貫通孔1bに、螺着したネジ7を締め付けたり緩めたりしてホルダー5を動かして前記ギャップ6bを最適な位置となるように調節する。さらに、このシールドケース1下面の開口部1cから前記フレキシブル配線基板4の他端を外部へ導出し、このシールドケース1内全域の中空部に樹脂8を充填して、ボビン2、ホルダー5、コア6等を固定する。これにより、フレキシブル配線基板4の一端の接続部4bと接触した前記端子ピン3は、ボビン2とコア6との間に位置し、外部へ露出していない構成となる。
次に、前記フレキシブル配線基板4について説明する。図4は、この発明の実施例の磁気ヘッドのフレキシブル配線基板の分解斜視図である。図5は、前記フレキシブル配線基板と制御基板の回路構成図である。
このフレキシブル配線基板4は、一定幅及び一定形態であって、図4に示すように、当該フレキシブル配線基板4は、磁気ヘッドAからの信号を伝達する導線4gを一端から他端まで設けた信号配線層4cと上下の保護層4dの三層から成る。保護層4dの表面には、前記接続部4bを除いた部分の端縁に沿って脱栓検出配線4eを設けている(この場合は略コ字型に設けている)。この脱栓検出配線4eは、後述する、フレキシブル配線基板4の他端の外部接続用端子4iがコネクタ10から外れたことを検出するためのものであるが、この脱栓検出配線4eは断線検出を兼ねているため、磁気ヘッドAの接続部4bの直近まで設けられている。
この脱栓検出配線4eの内側には編目状に設けた短絡検出配線4fを設けており、前記保護層4dを信号配線層4cの上面と下面に被せている。
また、この上の保護層4dの上面には、さらに、前記脱栓検出配線4e及び短絡検出配線4fを外部から視認し難くするために、配線視認抑止膜4hを被覆している。この配線視認抑止膜4hの材質としては、アルミ箔、銅箔、塗料又は高分子フィルムなどから成る可撓性の有るものとし、この配線視認抑止膜4hの表面には、副次的な用途として、製品等の形式、部番、材質証明、メーカロゴ、ロット管理値などを記載することが出来る。
また、このフレキシブル配線基板4の他端では、前記上の保護層4dの他端が短くなっており、信号配線層4cの他端が露出している。この信号配線層4cの他端には、10個の外部接続用端子4iが設けられている。
このフレキシブル配線基板4の信号配線層4cの10個の外部接続用端子4iのうち、左側の2個の外部接続用端子4i(図4、5における信号配線層4cの左側の4i)では、上の保護層4dと下の保護層4dの脱栓検出配線4eが接続され、前記磁気ヘッドAからの信号を制御する制御基板9におけるコネクタ10に接続される。これにより前記脱栓検出配線4eは、脱栓検出回路11に接続された一つのループを構成し、稼働中電圧をかける。
また、同様に、このフレキシブル配線基板4の信号配線層4cの10個の外部接続用端子4iのうち、右側の2個の外部接続用端子4i(図4、5における信号配線層4cの右側の4i)では、上の保護層4dと下の保護層4dの短絡検出配線4fとが接続され、制御基板9におけるコネクタ10に接続される。これにより短絡検出配線4fは、短絡検出回路12に接続された一つのループを構成し、稼働中電圧をかける。
残りの6個の外部接続用端子4i(図4、5における保護層4dの残り4i)は、前記磁気ヘッドAと接続された信号配線層4cの前記導線4gと接続されており、コネクタ10を介して、前記制御基板9の読出し、書込回路13に接続される。
これらの構成により、悪意の第三者が、磁気ヘッドAの端子ピン3に、データ取得装置(図示省略)の端子を接続しようとすると、この磁気ヘッドAを完全に分解しなければならず、磁気ヘッドAを分解すれば、さらに、磁気ヘッドAを組立てなければならず、極めて手間のかかるものとなる。
また、磁気ヘッドAから延びたフレキシブル配線基板4の信号配線層4cの導線4gに接続しようとすると、この信号配線層4cの上下にある保護層4dの短絡検出配線4fを、例えば、半田鏝や錐先で接触した場合、直ぐに、当該短絡検出配線4fのインピーダンスが変化し、又は短絡して、それらの信号が短絡検出回路12へ伝わり、警報が鳴って、異常を知らせる。
また、同様に、脱栓検出配線4eを破損した場合も、これが脱栓検出回路11に伝わり、直ぐに、フレキシブル配線基板4の異常が検出される。この場合は、フレキシブル配線基板4の脱栓検出配線4eに不正者が接触したのか、又は前記制御基板9のコネクタ10から、フレキシブル配線基板4の外部接続用端子4iが外れたかである。これらにより、当該フレキシブル配線基板4からのカードデータの取得が困難となる。
図6及び図7は、この発明の実施例のフレキシブル配線基板4の他の例を示す分解斜視図である。
図6に示すものは、前記フレキシブル配線基板4の信号配線層4cを複数、ここでは、2層積層して設けている。そして、これらの各層の信号配線層4cに前記導線4gを分散させて設け、一つの信号配線層4cの他端の外部接続用端子4i箇所で、前記各導線4gを接続したものである。
図7に示すものは、各信号配線層4cを複数、ここでは2層積層して設け、各信号配線4cにおいて部分的に導線4gを設け、これらを上下の各信号配線層4cの導線4gで接続するようにしている。従って、信号線たる導線はフレキシブル配線基板4の各信号配線層4cを上に行ったり、下に行ったり、また、同一信号配線層4cでは、長手方向に行ったり、これと直角な方向へ行ったりして、他端の外部接続用端子4iにたどり着くようになっている。
さらに、これらの図6及び図7のものは、各信号配線層4cの任意の導線4gの間にダミー線4jを配設することも出来る(図6参照)。この様にすることにより、信号配線層4cにおける配線が複雑となり、第三者による解読がより困難となり、信号線の不正接続が難しくなる。
さらに、他の例として、前記信号線として、前記フレキシブル配線基板4に代えて、ツイストペア線14を使用する場合を説明する。
図8は、この発明の実施例の磁気ヘッドの接続部にツイストペア線を接続した状態で保護カバーを外した一部平面図である。図9は、この発明の実施例の磁気ヘッドにツイストペア線を接続した状態の平面図である。
この場合、単一同色配線の2本の電線から成るツイストペア線14を3対用意し、これらの各対のツイストペア線14の各一端を、前記各ボビン2の両端のフランジ部2bの上面に対向させて設けた端子ピン3の対向しない別のボビンの端子ピン3で夫々接続する。その後、3対のツイストペア線14を撚る。そして、当該ツイストペア線14の外側を視認抑止チューブ15で被覆する。
また、このツイストペア線14の他端をコネクタ部14aとして樹脂カバー16で被い、当該樹脂カバー16内を樹脂で充填し(図示省略)、固定している。さらに、図9に示すように、コネクタ部14aの一部は、当該樹脂カバー16の端縁から突出しており、この突出部に8個の外部接続用端子14bを設けている。これらの外部接続用端子14bの左側の二つを使って、脱栓検出配線14cを設け、他の外部接続用端子14bは前記磁気ヘッドAからの信号を前記各ツイストペア線14を介して伝達するものである。また、前記脱栓検出配線14cを磁気ヘッドA内の樹脂を充填した箇所まで伸ばし、伸ばした脱栓検出配線14cに断線検出の機能を持たせることも出来る。
前記実施例においては、フレキシブル配線基板4の具体的な構成を記載しているが、フレキシブル配線基板4の構成は、これらに限るものではなく、本願発明の構成要件を満足し、円滑に信号が伝達されるものであれば、他のものでもよい。
さらに、三層構造のフレキシブル配線基板4において、前記上下の保護層4dの脱栓検出配線4e及び短絡検出配線4fを連絡して夫々1つのループ状の回路としているが、これらは、もちろん各層毎に独立した回路としても良く、また、必ずしも両配線を設ける必要は無く、短絡検出配線4fだけでも良い。また、信号配線層4cを2層積層したものにダミー線4jを設けているが、ダミー線4jを設けるのは、2層積層した場合に限らず、他の場合でももちろん良い。
また、短絡検出配線4fを編目状としたが、ストライプなどでもよく、上の保護層4dの上面に配線視認抑止膜4hを被せているが、これは無くてもよい。さらに、ツイストペア線14の外側を視認抑止チューブ15で被覆しているが、無くてもよい。
この発明の実施例の磁気ヘッドの断面側面図である。 この発明の実施例の磁気ヘッドの構成を示す分解斜視図である。 この発明の実施例の磁気ヘッドの断面正面図である。 この発明の実施例の磁気ヘッドのフレキシブル配線基板の分解斜視図である。 この発明の実施例の磁気ヘッドのフレキシブル配線基板と制御基板の回路構成図である。 この発明の実施例の磁気ヘッドのフレキシブル配線基板の他の例の分解斜視図である。 この発明の実施例の磁気ヘッドのフレキシブル配線基板の他の例の分解斜視図である。 この発明の実施例の磁気ヘッドの接続部にツイストペア線を接続した状態で保護カバーを外した一部平面図である。 この発明の実施例の磁気ヘッドにツイストペア線を接続した状態の平面図である。 従来例の磁気ヘッドの断面図である。
符号の説明
A 磁気ヘッド
1 シールドケース 1a 孔
1c 開口部 2 ボビン
2a 電線 3 端子ピン
4 フレキシブル配線基板 4a 孔
4b 接続部 4c 信号配線層
4d 保護層 4e 脱栓検出配線
4f 短絡検出配線 4g 導線
4h 配線視認抑止膜 4i 外部接続用端子
4j ダミー線
5 ホルダー 6 コア
6a コア部材 7 ネジ
8 樹脂 9 制御基板
10 コネクタ 11 脱栓検出回路
12 短絡検出回路 13 読出し、書込回路
14 ツイストペア線 14a コネクタ部
14b 外部接続用端子 15 視認抑止チューブ
16 樹脂カバー

Claims (6)

  1. 略箱型で、一面が開口したシールドケース内に、電線を巻きまわしたボビンを設け、当該ボビンから一端が突出したコア部材を前記開口部と対向した面に設けた透孔からシールドケース外面に露出させ、前記ボビンの巻き線と接続した外部接続用端子を設け、シールドケース内の中空部に樹脂を充填して形成する磁気ヘッドにおいて、
    前記外部接続用端子をシールドケースの内部の充填樹脂内に設け、当該外部接続用端子に信号線の一端を接続し、当該信号線の他端を前記開口部から外部に導出し、
    前記信号線としてフレキシブル配線基板を使用し、当該フレキシブル配線基板は、信号配線層とその上下面を被う保護層とから成り、前記信号配線層は磁気ヘッドの信号を伝達する導線を一端から他端まで設け、前記保護層は短絡検出配線をほぼ全面に張り巡らせたことを特徴とする、磁気ヘッド。
  2. 前記信号配線層は、複数積層して成り、複数の各信号配線層に前記導線を分散させて配置したことを特徴とする、前記請求項1に記載の磁気ヘッド。
  3. 前記信号配線層は、複数積層して成り、複数の各信号配線層に前記導線を部分的に設け、複数の各信号配線層の前記導線を、重合する信号配線層間で接続させて、複数積層した信号配線層の一端から他端まで設けたことを特徴とする、前記請求項1に記載の磁気ヘッド。
  4. 前記フレキシブル配線基板の信号配線層の任意の前記導線に隣接してダミー線を配設したことを特徴とする、前記請求項1、2又は3の何れかに記載の磁気ヘッド。
  5. 略箱型で、一面が開口したシールドケース内に、電線を巻きまわしたボビンを設け、当該ボビンから一端が突出したコア部材を前記開口部と対向した面に設けた透孔からシールドケース外面に露出させ、前記ボビンの巻き線と接続した外部接続用端子を設け、シールドケース内の中空部に樹脂を充填して形成する磁気ヘッドにおいて、
    前記外部接続用端子をシールドケースの内部の充填樹脂内に設け、当該外部接続用端子に信号線の一端を接続し、当該信号線の他端を前記開口部から外部に導出し、
    前記シールドケース内に設けたボビンは複数設け、前記信号線として、複数対のツイストペア線を使用し、当該各対のツイストペア線の各一端を、前記シールドケース内に設けた各ボビンの巻き線と接続した前記外部接続用端子の、異なるボビンの外部接続用端子に夫々接続し、さらに、これらのツイストペア線を編み込んだことを特徴とする、磁気ヘッド。
  6. 前記シールドケースの内部の充填樹脂内に設けた前記外部接続用端子を、両側から前記コア部材を突出させたボビンのフランジの、前記開口部と反対側に設け、当該外部接続用端子に信号線の一端を接続し、当該信号線の他端を前記開口部から導出したことを特徴とする前記請求項1、2、3、4又は5の何れかに記載の磁気ヘッド
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