JP4342418B2 - リフト装置のマストに嵌合するリフトローラ - Google Patents

リフト装置のマストに嵌合するリフトローラ Download PDF

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Description

本発明は、荷台に荷物を載せて運搬するフォークリフト装置、若しくは荷物または作業台を高位置に昇降させるハンドリフタ等、のリフト装置に設けるマスト及びマストに嵌合するリフトローラの構造に関する。
従来から、図1に示すように、ハンドリフト10等の台車フレーム13の前後中央部の左右両側や、図2に示すように、フォークリフトトラック20等の機体フレーム23の前方の左右両側に、2本のマストが設けて、該マストに上下摺動自在にリフトローラを介して荷台14・24を配置して、該荷台と共に該リフトローラを該マストに沿って昇降、駆動するフォークリフト装置20やハンドリフタ10の技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。前記フォークリフト装置20やハンドリフタ10においては、荷台14・24を取り付けるリフトブラケット5にリフトローラが回転自在に設けられ、該リフトローラがマストに形成した凹部内を転動して容易に昇降できるようにしている。該マストの断面形状としては、図7に示すような断面視「コ」字状のマスト41や、図8に示すような断面Cチャネル型のマスト51や、図9に示すような断面視略「コ」字状として奥内面に傾斜を生成したマスト61等が知られている。
このようなマスト41・51・61は開放側が左右内方向に向けられ、リフトブラケット5に回転自在に支持したリフトローラ42・52・62はマスト41・51・61の前後内面が転動面としている。更にマスト41・51・61とリフトローラ42・52・62との間には、上下昇降がスムースにできるように隙間が設けられている。このため、荷台14・24を昇降する際や荷物を載せて移動する際等に、マスト41・51・61やリフトローラ42・52・62に振動が発生したり偏荷重がかかることがあった。
また、このようなマスト41・51・61内を昇降するリフトローラ42・52・62の左右方向のガタツキを防止するために、図8に示すような左右のリフトローラ52・52それぞれの左右方向の両側(荷台14・24の内側方向と外側方向)に案内板(マストの側壁)を設けた構造にする技術が公知となっているが、そのような構成においては、リフトローラ52・52が昇降する際にリフトローラ52・52の左右両面とマスト51・51との間で摩擦が生じてしまっていた。
そのため、特にマスト41・51・61の内面とリフトローラ42・52・62の側面との間に多大な荷重がかかることが無いように、また、リフトローラとマストの間の摩擦を減少させるために、図10及び図11に示すように、マスト71・81の内側において、リフトローラとマスト71・81が接する箇所にサイドローラ73やライナ84を配設することにより、該サイドローラ73やライナ84を介してマスト71・81とリフトローラの間の摩擦が小さく、リフトローラがマスト71・81内を容易に摺動できるように構成し、リフトローラの昇降時のガタツキを小さくする技術等も公知となっている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3227604号公報 特開2000−1296号公報
しかし、マスト内にサイドローラ73やライナ84を配設する構成の場合は、マストの製造に手間がかかって製造コストが高くなってしまう。つまり、サイドローラ73やライナ84を配設するために部品点数が増加し、組み立て工数も増加し、サイドローラ73やライナ84とマスト71・81内面との隙間調整が必要となり、これらを収納するためマスト自体も側方に太い大型のものとなってしまう。また、製造後の使用時にも、フォークリフト装置20やハンドリフタ10の使用者が、頻繁にマスト71・81内のサイドローラ73やライナ84の潤滑化等のメンテナンスを行う必要があった。つまり、サイドローラ73やライナ84によってガタツキをなくす構成では、マストの製造コストの低廉化や構造の簡略化や横方向のコンパクト化等を図り得ないという問題が解消しないのである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、左右に立設したマスト(1)の間に荷物を載せて昇降する荷台(14)を配置し、該荷台(14)の昇降をガイドする凹部(1a)を左右内面に形成したリフト装置のマスト(1)において、前記マスト(1)の凹部(1a)内の前部と後部に、断面視略「V」字状の溝部(1b・1b)を上下方向に形成し、前記溝部(1b・1b)は、左右の斜面(1f・1g)よりなり、該左右の斜面(1f・1g)の左右方向に対する傾斜角度(θ)は略同じ角度とし、斜面(1f)と斜面(1g)との境界部分(1h)は円弧状に構成し、前記マスト(1)に形成した断面視略「V」字状の溝部(1b・1b)の凹部(1a)に嵌合するリフトローラ(2)を、断面視略菱形に形成し、該リフトローラ(2)の接触する外周面を、軸心方向に傾斜する斜面(2a・2b)に形成し、前記斜面(2a・2b)は前記溝部(1b・1b)の左右の斜面(1f・1g)と略同じ傾斜角度(θ)とし、斜面(2a)と斜面(2b)の境界部分も、前記溝部(1b・1b)の境界部分(1h)の円弧形状に合わせた形状としたものである。
請求項2においては、請求項1記載のリフト装置のマストに嵌合するリフトローラにおいて、前記溝部(1b・1b)の内側の斜面(1g)と、凹部(1a)の底面(1i)との境界部分(1j)も円弧状に構成したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、左右に立設したマスト(1)の間に荷物を載せて昇降する荷台(14)を配置し、該荷台(14)の昇降をガイドする凹部(1a)を左右内面に形成したリフト装置のマスト(1)において、前記マスト(1)の凹部(1a)内の前部と後部に、断面視略「V」字状の溝部(1b・1b)を上下方向に形成し、前記溝部(1b・1b)は、左右の斜面(1f・1g)よりなり、該左右の斜面(1f・1g)の左右方向に対する傾斜角度(θ)は略同じ角度とし、斜面(1f)と斜面(1g)との境界部分(1h)は円弧状に構成し、前記マスト(1)に形成した断面視略「V」字状の溝部(1b・1b)の凹部(1a)に嵌合するリフトローラ(2)を、断面視略菱形に形成し、該リフトローラ(2)の接触する外周面を、軸心方向に傾斜する斜面(2a・2b)に形成し、前記斜面(2a・2b)は前記溝部(1b・1b)の左右の斜面(1f・1g)と略同じ傾斜角度(θ)とし、斜面(2a)と斜面(2b)の境界部分も、前記溝部(1b・1b)の境界部分(1h)の円弧形状に合わせた形状としたので、リフトローラが溝に沿うようになるので、従来リフトローラを垂直方向に案内して、昇降時のガタツキを防止するために必要であったサイドローラやライナが不要となる。特に横方向のガタツキを抑える事が可能となる。また、荷台側のマストの案内板無しで、リフトローラの昇降を案内できるので、昇降時に生じるマストとリフトローラ間の摩擦も減少させることが出来る。また、サイドローラやライナが不要となることによって、製造コストの低廉化並びに製作の簡略化を容易に図り得るようになる。そして、使用者がサイドローラやライナを潤滑することも不要となり、マスト内のメンテナンスの回数を減らすことができる。
また、荷台に偏荷重がかかった場合も駆動するリフトローラが溝に沿って移動するため、サイドローラやライナを配設する必要がなくなる。
加えて、荷台に荷重がかかればかかるほど、駆動しているリフトローラが溝に押さえつけられるので、ガタツキが減少して荷台の昇降の安定性が増す。
マストの構造が非常に単純であるため、押し出し成形等によってマストを製造することが可能となり、より製造コストを低減できる。
また、斜面1fと斜面1gとの境界部分1hは円弧状に構成し、荷台14が左右に傾いた場合等でリフトローラ2の角で溝部1b内面が傷つかないようにすることが出来たのである。
請求項2においては、請求項1記載のリフト装置のマストに嵌合するリフトローラにおいて、前記溝部(1b・1b)の内側の斜面(1g)と、凹部(1a)の底面(1i)との境界部分(1j)も円弧状に構成したので、内側の斜面1gと凹部1aの底面1iとの境界部分1jも円弧状に構成することにより、荷台14が左右に傾いた場合等でリフトローラ2の側面の隅部で傷つくことを防止することが出来たのである。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のマスト1を具備するハンドリフト10の全体側面図、図2は本発明のマスト1を具備するフォークリフト装置20の全体側面図である。
図3は本発明のマスト1とリフトローラ2を示す平面断面図、図4は本発明のマスト1を示す平面断面図、図5は本発明のリフトローラ2の斜視図である。
図6はマスト1とリフトローラ2の実施例を示す平面断面図、図7は第1の従来のマスト41とリフトローラ42を示す平面断面図、図8は第2の従来のマスト51とリフトローラ52を示す平面断面図である。
図9は第3の従来のマスト61とリフトローラ62を示す平面断面図、図10は第4の従来のマスト71とサイドローラ73を示す平面断面図、図11は第5の従来のマスト81とライナ84を示す平面断面図である。
まず、図1を参照しながら、本発明のマスト1を具備するリフト装置としてハンドリフト10を実施例としてその全体構成について説明する。ハンドリフト10は、後輪12・12を設ける台車フレーム13に、図示しないリフト用油圧シリンダやマスト1を立設してなるものである。台車フレーム13の前面の左右両端には、前方に向かって左右対称に脚フレーム15・15が突出して固設されており、それぞれの脚フレーム15・15の前下部に前輪11・11が配設されている。脚フレーム15・15は中空パイプ等によって形成されている。マスト1・1の間には、後述するように荷台14が昇降自在に取り付けられており、左右のマスト1・1間に配設されるリフト用油圧シリンダによって後述するリフトローラ2・2と共に該荷台14を昇降させ、荷台14に載せる荷物を高位置まで昇降させることができるように構成されている。
前記マスト1・1は鉄等によって、後述するように単純な構成に形成されるものであるため、押出し成形等によって容易に形成することができるものである。左右のマスト1・1間には図示しない桟フレームが左右水平方向に固設されており、台車フレーム13上に立設された2本のマスト1・1が倒れたり曲がったりしないように、マスト1・1の剛性を高めている。そして、マスト1・1のそれぞれの後部には、鉄やアルミ等で形成した丸パイプを略コ字状に折り曲げた左右一対の取っ手ハンドル16・16が固設されており、作業者は該取っ手ハンドル16・16を握持して前記ハンドリフト10を前後左右に移動させることができるようになっている。
前記リフト用油圧シリンダはマスト1・1の間に配設されており、摺動方向が垂直方向となるように配設される。そして、該リフト用油圧シリンダのピストン上端には図示しないプーリ台を介してプーリが配設される。該プーリには、後述するリフトブラケット5・5間に固設される荷台14に一端を固定するロードワイヤの中間が掛回されている。このように構成することにより、前記ピストンの出入りによってプーリを上下動させ、荷台14及びリフトローラ2・2を昇降させられるようにしている。
そして、作業者は、ポンピングハンドル17の足踏み操作によって、タンクの油をプランジャポンプから前記リフト用油圧シリンダへ圧送し、該リフト用油圧シリンダのピストンを上昇させて、もって荷台14を上昇させることができるのである。逆に、荷台14を下降させたいときには、荷台下降レバー18を回転させて荷台14を下降させる。該荷台下降レバー18が、前記プランジャポンプとリフト用油圧シリンダ間の油路ベースに設けられた荷台下降用圧抜きバルブと連動されているため、前述のように該荷台下降レバー18を回転させることにより、荷台14を下降させることができるのである。
次に、ハンドリフト10前部に固設されるマスト1・1の構成について説明する。図3に示すように、マスト1には、内側に昇降駆動可能にリフトローラ2が配設されている。リフトローラ2には、内側にベアリング3を介して水平方向に支持軸4が配設されており、該支持軸4の他端が左右方向にリフトブラケット5に固設されている。ハンドリフト10には、このようなマスト1・1が左右対称に2つ配設されており、該マスト1・1には、左右2つのリフトブラケット5・5に設けたリフトローラ2・2・2・2が嵌合される。つまり、それぞれのリフトブラケット5の上下にリフトローラ2・2が配置され、2本のマスト2・2には合計4つのリフトローラ2・2・・・が配設されることになる。そして左右のリフトブラケット5・5によって、荷台14が支持されている。
次に、本発明の要部であるマスト1とリフトローラ2について説明する。図3、図4に示すように、マスト1は水平方向断面視略「コ」字状に構成され、凹部1aが上下方向に左右内側を開放するように溝状に形成されている。該凹部1a内は内前面と内後面が略「V」字状の溝部1b・1bとして形成され、マスト1外側の前壁1cと後壁1dと凹部の反対側の外側面1eは平面で構成されている。
前記溝部1bは左右の斜面1f・1gよりなり、該斜面1f・1gの左右方向に対する角度θは略同じ角度としている。この角度θはリフト装置によって荷物を運ぶときに、左右方向にかかる荷重が大きい程角度を大きく設定する。通常の作業では殆どが前後方向に荷重がかかるので、45度以下が望ましい。
また、斜面1fと斜面1gとの境界部分1hは円弧状に構成し、荷台14が左右に傾いた場合等でリフトローラ2の角で溝部1b内面が傷つかないようにしている。また、内側の斜面1gと凹部1aの底面1iとの境界部分1jも円弧状に構成し、荷台14が左右に傾いた場合等でリフトローラ2の側面の隅部で傷つくことを防止している。
一方、図5に示すように、リフトローラ2はそろばんの玉の如く断面視略菱形状に形成されて、接触する外周面を軸心方向に傾斜する斜面2a・2bを形成して、軸心部分ベアリング3と支持軸4を挿入するための軸孔2cを左右方向に貫通して開口している。前記斜面2a・2bは前記溝部1bの斜面1f・1gと略同じ傾斜角度して形成され、斜面2aと斜面2bの境界部分も前記境界部分1hの円弧形状に合わせた形状としている。さらに、斜面2a・2bの他側の側面との境界部分も円弧状に構成して、荷台が側傾斜したとき凹部1a内面を傷つけないようにしている。
このようにマスト1の内側面に形成した凹部内の前後に、溝部1bを略「V」字状に構成することにより、荷物を荷台14に載せて移動する時に、左右方向に偏荷重がかかった場合でも、荷重は斜面1fまたは斜面1gで受けるようになり、従来のようにリフトローラの角部がマスト内面に当たって傷つけるようなことがなく、サイドローラ等も設ける必要がないのである。また、前後方向に荷重がかかっている場合でも、斜面1f・1gと斜面2a・2bが当接しているため、従来の直線的に当接しているよりも接触面積が大きくなり、安定して荷物を支えることができるようになったのである。また、マスト1は、凹部1aと前壁1cと後壁1dと一方の側壁1e(荷台14と反対側の側壁)のみから構成されており、前壁1cと後壁1dの内側に溝部1b・1bが形成されているだけなので、押し出し成形等で製造することができ、製造コストを低廉化することができる。
本実施例では、マスト1の前壁1c及び後壁1dに「V」字状の溝部1b・1bを形成し、リフトローラ2の外周に斜面2a・2bを形成したものであるが、このような谷型と山型の形成を逆にしても良い。換言すれば、マスト1の前壁1c及び後壁1dに斜面、つまり山型を形成し、リフトローラ2の外周に「V」字状の溝部、つまり谷型を形成したものであっても良く、限定するものではない。
また、本実施例では、マスト1の凹部1aに略「V」字状の溝部1b・1bを形成し、リフトローラ2の外周には斜面2a・2bを形成したが、このような谷型や山型だけに限定するものではない。例えば、図6に示すように、マスト1の凹部1a内の内前面または内後面の断面形状を半円形(または半楕円形)の溝部6を上下方向に延設する構成としても良い。そして、溝部6に嵌合するリフトローラ7は前記溝部6と接触する外周面を同じく平面断面視において半円形(または半楕円形)、つまり球(またはラグビーボール)状に形成して、軸心に軸孔を貫通して開口する。こうして、該凹部にリフトローラ7を嵌合することで、前後方向だけでなく横(左右)方向に対する負荷が掛かっても、安定して支持することができ、昇降時もガタツクことなるスムースに昇降できるようになるのである。そして、接触部分略均一に当接することから昇降時や荷物を載置して移動するときにも安定して支持することができるのである。
なお、本発明のマスト1・1はフォークリフト装置20等に適用することも可能である。該フォークリフト装置20は、図2に示すように、前下部に前輪21・21が設けられ、後下部に後輪22・12が設けられた台車フレーム23に、図示しないリフト用油圧シリンダやマスト1・1を立設してなるものである。マスト1・1には荷台24が昇降自在に取り付けられており、マスト1・1内に配設されるリフト用油圧シリンダによって前述のリフトローラ2・2やリフトブラケット5・5を介して該荷台24を昇降させ、荷台24に載せる荷物を高位置まで昇降させることができるように構成されている。
台車フレーム23上方には、運転席25や運転席前方の床面26が配設されており、該運転席25の上方にはルーフ27が配設されている。前輪21・21の間には図示しないフロントアクスルや電動モータが配設されており、前記運転席25の下方には該電動モータに駆動電力を供給するバッテリ28が配設されている。
このように、左右に立設したマスト1・1の間に荷物を載せて昇降する荷台14・24を配置し、該荷台14・24の昇降をガイドする凹部1aを左右内面に形成したリフト装置10・20のマスト1において、前記マスト1の凹部1a内の前部1cと後部1dに断面視略「V」字状の溝部1b・1bを上下方向に形成したので、マスト1・1の構造が非常に単純であるため、押し出し成形等によってマスト1・1を構成することが可能となり、より製造コストを低減できる。
また、左右に立設したマスト1・1の間に荷物を載せて昇降する荷台14・24を配置し、該荷台14・24の昇降をガイドする凹部1aを左右内面に形成したリフト装置10・20のリフトローラ2において、前記マスト1に形成した凹部1aに嵌合するリフトローラ2を、断面視略菱形に形成したので、リフトローラ2・2が溝に沿うようになるので、従来リフトローラを案内して横方向のガタツキを防止するために必要であったサイドローラ73やライナ84が不要となり、特に横方向のリフトローラ2・2のガタツキを抑える事が可能となる。また、荷台14・24側のマスト1・1の案内板無しで、リフトローラ2・2の昇降を案内できるので、昇降時に生じるマスト1・1とリフトローラ2・2間の摩擦も減少させることが出来る。また、サイドローラ73やライナ84が不要となることによって、製造コストの低減並びに製作の簡略化を容易に図り得るようになる。そして、使用者がサイドローラ73やライナ84を潤滑する等の、マスト1内のメンテナンスが不要となる。また、荷台14・24に偏荷重がかかった場合も駆動するリフトローラ2・2が溝に沿って移動するため、サイドローラ73やライナ84を配設する必要がなくなる。加えて、荷台14・24に荷重がかかればかかるほど、駆動しているリフトローラ2・2が溝部1b・1bに押さえつけられるので、ガタツキが減少して荷台14・24の昇降の安定性が増す。
左右に立設したマスト1・1の間に荷物を載せて昇降する荷台14・24を配置し、該荷台14・24の昇降をガイドする凹部1aを左右内面に形成したリフト装置10・20のマストにおいて、前記マスト1・1の凹部1a内の前部1cと後部1dに断面視略半円状の溝部6・6を上下方向に形成したので、マスト1・1の構造が非常に単純であるため、押し出し成形等によってマスト1・1を構成することが可能となり、より製造コストを低減できる。
左右に立設したマスト1・1の間に荷物を載せて昇降する荷台14・24を配置し、該荷台14・24の昇降をガイドする凹部1aを左右内面に形成したリフト装置10・20のリフトローラ2において、前記マスト1に形成した凹部1aに嵌合するリフトローラ2を、断面視略円形に形成したので、リフトローラ2・2が溝に沿うようになるので、従来リフトローラを案内して横方向のガタツキを防止するために必要であったサイドローラ73やライナ84が不要となり、特に横方向のリフトローラ2・2のガタツキを抑える事が可能となる。また、荷台14・24側のマスト1・1の案内板無しで、リフトローラ2・2の昇降を案内できるので、昇降時に生じるマスト1・1とリフトローラ2・2間の摩擦も減少させることが出来る。また、サイドローラ73やライナ84が不要となることによって、製造コストの低減並びに製作の簡略化を容易に図り得るようになる。そして、使用者がサイドローラ73やライナ84を潤滑する等の、マスト1内のメンテナンスが不要となる。また、荷台14・24に偏荷重がかかった場合も駆動するリフトローラ2・2が溝に沿って移動するため、サイドローラ73やライナ84を配設する必要がなくなる。加えて、荷台14・24に荷重がかかればかかるほど、駆動しているリフトローラ2・2が溝部1b・1bに押さえつけられるので、ガタツキが減少して荷台14・24の昇降の安定性が増す。
本発明のマスト1を具備するハンドリフト10の全体側面図。 本発明のマスト1を具備するフォークリフト装置20の全体側面図。 本発明のマスト1とリフトローラ2を示す平面断面図。 本発明のマスト1を示す平面断面図。 本発明のリフトローラ2の斜視図。 マスト1とリフトローラ2の実施例を示す平面断面図。 第1の従来のマスト41とリフトローラ42を示す平面断面図。 第2の従来のマスト51とリフトローラ52を示す平面断面図。 第3の従来のマスト61とリフトローラ62を示す平面断面図。 第4の従来のマスト71とサイドローラ73を示す平面断面図。 第5の従来のマスト81とライナ84を示す平面断面図。
1 マスト
2 リフトローラ
3 ベアリング
4 連結部材
5 リフトブラケット
10 ハンドリフト
14・24 荷台
20 フォークリフト装置
73 サイドローラ
84 ライナ

Claims (2)

  1. 左右に立設したマスト(1)の間に荷物を載せて昇降する荷台(14)を配置し、該荷台(14)の昇降をガイドする凹部(1a)を左右内面に形成したリフト装置のマスト(1)において、前記マスト(1)の凹部(1a)内の前部と後部に、断面視略「V」字状の溝部(1b・1b)を上下方向に形成し、前記溝部(1b・1b)は、左右の斜面(1f・1g)よりなり、該左右の斜面(1f・1g)の左右方向に対する傾斜角度(θ)は略同じ角度とし、斜面(1f)と斜面(1g)との境界部分(1h)は円弧状に構成し、前記マスト(1)に形成した断面視略「V」字状の溝部(1b・1b)の凹部(1a)に嵌合するリフトローラ(2)を、断面視略菱形に形成し、該リフトローラ(2)の接触する外周面を、軸心方向に傾斜する斜面(2a・2b)に形成し、前記斜面(2a・2b)は前記溝部(1b・1b)の左右の斜面(1f・1g)と略同じ傾斜角度(θ)とし、斜面(2a)と斜面(2b)の境界部分も、前記溝部(1b・1b)の境界部分(1h)の円弧形状に合わせた形状としたことを特徴とするリフト装置のマストに嵌合するリフトローラ。
  2. 請求項1記載のリフト装置のマストに嵌合するリフトローラにおいて、前記溝部(1b・1b)の内側の斜面(1g)と、凹部(1a)の底面(1i)との境界部分(1j)も円弧状に構成したことを特徴とするリフト装置のマストに嵌合するリフトローラ。
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